JP2000107173A - 3次元用放射線画像形成装置 - Google Patents

3次元用放射線画像形成装置

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JP2000107173A
JP2000107173A JP10286679A JP28667998A JP2000107173A JP 2000107173 A JP2000107173 A JP 2000107173A JP 10286679 A JP10286679 A JP 10286679A JP 28667998 A JP28667998 A JP 28667998A JP 2000107173 A JP2000107173 A JP 2000107173A
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Eiji Ogawa
英二 小川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元用放射線画像形成装置において、3D
画像と共に投影画像や断層画像を同時に出力することが
できるようにする。 【解決手段】 出力用3次元状画像データ生成手段22
が被写体9の3D画像を担持する出力用3次元状画像デ
ータD31を生成する。出力用投影画像データ生成手段
23が、原投影画像データD2に基づいて指定された投
影方向における投影画像を担持する出力用投影画像デー
タD21を生成する。出力用断層画像データ生成手段2
4が、原投影画像データD2に基づいて指定された断面
における断層画像を担持する出力用断層画像データD2
2を生成する。画像出力制御手段25が、所定の出力フ
ォーマットで3D画像,投影画像および断層画像が画像
出力手段40から出力されるように1つの画像データに
合成した後、該画像データを画像出力手段40に入力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体に対して相
異なる投影角で放射線を照射して複数の投影画像を撮影
し、複数の投影画像に基づいて被写体の3次元データ
(ボリュームデータ)を取得し、このボリュームデータ
に基づいて被写体の3次元状の画像をCRT等の画像出
力装置に出力する3次元用放射線画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】今日、医用画像の分野においては、3次
元の放射線画像情報を検出する技術の研究が成されてお
り、例えば、ヘリカルCTやコーンビームCTが提案さ
れている(「コーンビームCT開発の現状とその将来」
映像情報(M);1988年1月P122〜P127、
特開平9−253079号参照)。
【0003】ここで「コーンビームCT」とは、放射線
源と2次元の放射線検出器とを被写体の回りに回転しな
がら放射線を照射し、放射線検出器により検出された各
回転位置における透過放射線画像(投影画像)情報に基
づいて、3次元の放射線画像情報(ボリュームデータ)
を取得するものである。
【0004】また本出願人は、面上に配置された多数の
線源を順次切り替えながら、線源が配置された面の面積
より小さな面積の検出領域を有する放射線検出器(1つ
または複数が配列されたもの何れでもよい)により被写
体の放射線画像情報を検出して、放射線検出器の出力信
号に基づいて線源の所定の回転位置における2次元の放
射線画像情報(投影画像情報)を求め、該投影画像情報
に基づいて被写体のボリュームデータを求めることによ
り、散乱線の影響を受けないボリュームデータを得るこ
とを可能にした放射線画像検出装置を提案している(特
願平10−238737号参照)。
【0005】上記ヘリカルCT,コーンビームCT或い
は特願平10−238737号記載の放射線画像検出装
置等3次元の放射線画像情報を検出する装置(以下纏め
て「3次元用放射線画像形成装置」という)にあって
は、取得したボリュームデータに基づいて、視覚上3次
元的に観察される被写体の3次元状の画像を担持する3
次元状画像データを求め、この3次元状画像データをC
RT等の画像表示装置に入力して、被写体の3次元状画
像を表示させる。このように視覚上3次元的に観察され
る3次元状画像を以下「3D画像」という。
【0006】また上述の3次元用放射線画像形成装置
は、ボリュームデータに基づいて断層画像を生成し、被
写体の3D画像だけでなく、この断層画像や投影画像を
画像表示装置上に表示させることもある。この断層画像
および投影画像は視覚上2次元的に観察される被写体の
2次元状の画像である。このように視覚上2次元的に観
察される2次元状画像を以下「2D画像」という。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
3次元用放射線画像形成装置は、投影画像や断層画像を
画像表示装置上に表示させることができても、被写体の
3D画像と2D画像とを同時に表示するというものでは
なく、使用用途に応じていずれか一方のみを表示してい
るのが現状である。
【0008】したがって、例えば、3D画像は手術計画
やカンファレンス等で用いられる一方、病変部の認識等
の画像診断は投影画像や断層画像を用いて行っているの
が現状である。つまり立体的な位置関係の把握のために
は3D画像を使用し、画像診断のためには2D画像を使
用している。そのため、3D画像と2D画像との位置関
係を瞬時に把握することが困難であり、例えば2D画像
の病変部が3D画像のどこに対応するかを瞬時に把握す
ることができず、2D画像において認識された病変部の
3D画像中の位置を推測して手術等を行っているのが現
状である。
【0009】このように従来の3次元用放射線画像形成
装置は、立体的な位置関係の把握と画像診断を同時に行
うことができない診断効率のよくない装置となってい
る。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、立体的な位置関係の把握と画像診断を同時に行う
ことができる3次元用放射線画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の3次
元用放射線画像形成装置は、相異なる投影方向から被写
体に放射線を照射して得た夫々の投影画像を担持する複
数の投影画像データに基づいて、被写体の3次元状の画
像を担持する出力用3次元状画像データを求める出力用
3次元状画像データ生成手段と、出力用3次元状画像デ
ータに基づいて、被写体の3次元状の画像を出力する画
像出力手段とを有して成る3次元用放射線画像形成装置
であって、投影画像データに基づいて、画像出力手段に
入力することにより所定の投影方向における投影画像を
出力することができる出力用投影画像データを求める出
力用投影画像データ生成手段と、出力用投影画像データ
を画像出力手段に入力させて、この入力させた出力用投
影画像データが担持する所定の投影方向における投影画
像を被写体の3次元状の画像と同時に画像出力手段に出
力させることのできる第1の画像出力制御手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0012】ここで「被写体の3次元状の画像を担持す
る出力用3次元状画像データ」とは、該出力用3次元状
画像データを画像出力手段に入力することにより、視覚
上3次元的に観察することができる被写体の3D画像を
担持する画像データであり、例えば画像出力手段上に2
次元の被写体画像を表示しながら、遠近感を利用するこ
とにより立体視することが可能な画像データ、或いは今
日研究が盛んなレンチキラーレンズやホログラフィー等
を利用した各種立体視システム用の画像データである
(以下同様)。
【0013】また、本発明においては、投影画像の取得
方法についてはどのような方法を採るものであってもよ
い。例えばヘリカルCT,コーンビームCT或いは特願
平10−238737号記載の装置等、従来の3次元用
放射線画像形成装置における投影画像撮影部を利用する
ことが可能である。
【0014】また、「同時に画像出力手段に出力させ
る」とは、画像出力手段に3D画像と共に投影画像(後
述する第2の3次元用放射線画像形成装置においては投
影画像や断層画像)を表示させることを意味し、例えば
3D画像の横に投影画像や断層画像を並べて表示するが
如くである。
【0015】そのために使用される画像出力手段は、3
D画像と共に投影画像や断層画像を表示させることので
きるものであればどのようなものであってもよく、例え
ばCRT等の画像表示装置であってもよいし、レーザプ
リンタ等のプリンタであってもよい。また1つのCRT
から成り、3D画像の横に2D画像を並べて表示するも
のであってもよいし、CRTが複数並べられたものであ
って、各CRT上に3D画像と2D画像を個別に表示す
るものであってもよい。さらに上記立体視システム用の
表示装置であってもよい。
【0016】本発明による第1の3次元用放射線画像形
成装置は、画像出力手段に出力された投影画像の投影方
向を示す情報を、画像出力手段に出力された3次元状の
画像に対応づけて、画像出力手段に出力させる第1の位
置情報出力制御手段をさらに備えたものとするのが望ま
しい。
【0017】ここで「3次元状の画像に対応づけて、画
像出力手段に出力させる」とは、3次元状の画像に対す
る投影画像の投影方向が判るように対応づけて、その投
影方向を示す情報を画像出力手段に出力させるという意
味であり、例えば同時に表示されている画像中(好まし
くは3D画像が表示されている領域中)に、その投影方
向を示す情報(例えば矢印等)を表示させることであ
る。
【0018】本発明による第1の3次元用放射線画像形
成装置は、画像出力手段に出力される投影画像の投影方
向を指定する第1の位置指定手段をさらに備え、出力用
投影画像データ生成手段が、指定された投影方向におけ
る出力用投影画像データを求めるものとすればより望ま
しい。
【0019】また、本発明による第2の3次元用放射線
画像形成装置は、相異なる投影方向から被写体に放射線
を照射して得た夫々の投影画像を担持する複数の投影画
像データに基づいて、被写体の3次元状の画像を担持す
る出力用3次元状画像データを求める出力用3次元状画
像データ生成手段と、出力用3次元状画像データに基づ
いて、被写体の3次元状の画像を出力する画像出力手段
とを有して成る3次元用放射線画像形成装置であって、
投影画像データに基づいて、画像出力手段に入力するこ
とにより所定の投影方向における投影画像を出力するこ
とができる出力用投影画像データを求める出力用投影画
像データ生成手段と、投影画像データに基づいて、画像
出力手段に入力することにより被写体の所定の断面にお
ける断層画像を出力することができる出力用断層画像デ
ータを求める出力用断層画像データ生成手段と、出力用
投影画像データおよび出力用断層画像データのうち少な
くとも一方を選択して画像出力手段に入力させて、この
入力させた画像データが担持する所定の投影方向におけ
る投影画像もしくは所定の断面における断層画像を被写
体の3次元状の画像と同時に画像出力手段に出力させる
ことのできる第2の画像出力制御手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0020】ここで「投影画像データに基づいて、画像
出力手段に入力することにより被写体の所定の断面にお
ける断層画像を出力することができる出力用断層画像デ
ータを求める」とあるが、投影画像データに基づいて直
ちに出力用断層画像データを求めるものだけではなく、
投影画像データに基づいて一旦ボリュームデータ等の他
の画像データを生成し、該ボリュームデータ等に基づい
て出力用断層画像データを求めるものも含む。
【0021】本発明による第2の3次元用放射線画像形
成装置は、画像出力手段に出力された投影画像の投影方
向または断層画像の断面を示す情報を、画像出力手段に
出力された3次元状の画像に対応づけて、画像出力手段
に出力させる第2の位置情報出力制御手段をさらに備え
たものとするのが望ましい。
【0022】ここで「3次元状の画像に対応づけて、画
像出力手段に出力させる」とは、3次元状の画像に対す
る投影画像の投影方向や断層画像の断面の位置関係が判
るように対応づけて、その投影方向や位置関係を示す情
報を画像出力手段に出力させるという意味であり、例え
ば同時に表示されている画像中(好ましくは3D画像が
表示されている領域中)に、その投影方向や断面の位置
を示す情報(例えば矢印や格子模様等)を表示させるこ
とである。「断面の位置関係」とは、3次元状の画像に
おける断面を特定するものであって、例えば断面の位置
と向きである。なお、3D画像と同時に投影画像および
断層画像を表示させる場合には、投影方向を示す情報お
よび断面の位置関係を示す情報の両方を常に出力させる
ものに限定されず、投影方向を示す情報および断面の位
置関係を示す情報のいずれか一方のみを出力させるもの
であってもよい。
【0023】本発明による第2の3次元用放射線画像形
成装置は、画像出力手段に出力される投影画像の投影方
向または断層画像の断面を指定する第2の位置指定手段
をさらに備え、出力用投影画像データ生成手段が、指定
された投影方向における出力用投影画像データを求める
ものであり、出力用断層画像データ生成手段が、指定さ
れた断面における出力用断層画像データを求めるものと
すればより望ましい。
【0024】本発明による第1および第2の3次元用放
射線画像形成装置は、画像出力手段に出力される画像の
解像度を個別に設定する解像度設定手段をさらに備え、
夫々の画像データ生成手段が、設定された解像度の各出
力用画像データを求めるものとすれば一層望ましい。
【0025】ここで「夫々の出力用画像データ生成手
段」とは、前述の出力用3次元状画像データ生成手段、
出力用投影画像データ生成手段および出力用断層画像デ
ータ生成手段を意味する。
【0026】
【発明の効果】本発明による第1の3次元用放射線画像
形成装置によれば、被写体の3次元状の画像(3D画
像)を出力すると共に、画像出力手段に入力することに
より投影画像を出力することができる出力用投影画像デ
ータを求め、これを画像出力手段に入力させて投影画像
を被写体の3次元状の画像と同時に画像出力手段に出力
させることができるようにしたので、必要に応じて3D
画像と共に投影画像を出力することができるようにな
る。
【0027】また本発明による第2の3次元用放射線画
像形成装置のように、画像出力手段に入力することによ
り断層画像を出力することができる出力用投影画像デー
タをさらに求め、出力用投影画像データおよび出力用断
層画像データのうち少なくとも一方を選択して画像出力
手段に入力させて、入力された画像データが担持する投
影画像や断層画像を被写体の3次元状の画像と同時に画
像出力手段に出力させることができるようにすれば、必
要に応じて3D画像と共に投影画像や断層画像を出力す
ることができるようになる。
【0028】従って、従来の装置のようにいずれか一方
のみの画像しか表示できなかったのとは異なり、3D画
像と投影画像、或いは3D画像と投影画像と断層画像と
を同時に表示することができるので、画像同志や病変部
等の位置関係を把握しながら画像診断を行うことがで
き、診断効率を向上させることができる。
【0029】また画像出力手段に出力された投影画像の
投影方向や断層画像の断面を示す情報を、画像出力手段
に出力された3D画像に対応づけて画像出力手段に出力
させるようにすれば、3D画像と投影画像や断層画像の
位置関係の把握がより一層容易になる。
【0030】さらに画像出力手段に出力される投影画像
の投影方向や断層画像の断面(スライス面)を指定し、
指定された投影方向における出力用投影画像データや、
指定された断面における出力用断層画像データを求める
ようにすれば、3D画像と投影画像や断層画像の位置関
係を把握しつつ投影方向やスライス面を切り替えて画像
診断を行うことができるので、診断効率を著しく向上さ
せることができる。
【0031】さらにまた画像出力手段に出力される3D
画像や2D画像の解像度を個別に設定し、設定された解
像度の各出力用画像データを求めるようにすれば、各画
像を夫々に応じた適正画質で出力することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明による
3次元用放射線画像形成装置の一実施の形態を示す概略
構成図である。
【0033】図1に示すように、この3次元用放射線画
像形成装置は、複数の投影方向の夫々における2次元の
透過放射線画像(投影画像)を担持する原投影画像デー
タD2を生成する画像撮影部10と、原投影画像データ
D2に基づいてボリュームデータD3を生成し、或いは
3次元状の画像(3D画像)や投影画像や断層画像とい
った2次元状の画像(2D画像)を担持する出力用画像
データを生成し出力する画像処理部20と、原投影画像
データD2や原投影画像データD2に基づいて生成され
た各種データD3,D21,D22,D31を記憶する
記憶部30と、出力用画像データD21,D22,D3
1に基づいて3D画像や2D画像を出力する画像出力部
40と、画像出力部に出力される投影画像の投影方向ま
たは断層画像の断面を指定する位置指定手段50と、画
像出力手段に出力される3D画像や2D画像の解像度を
個別に設定する解像度設定手段60とを備えている。な
お、以下「原投影画像データD2」というときには、特
に断らない限り、相異なる投影方向から被写体9に放射
線を照射して得た夫々の投影画像を担持する複数の投影
画像データを意味する。
【0034】画像撮影部10は、特願平10−2387
37号記載の放射線画像検出装置と同じものを使用して
おり、放射線源11と、放射線源11の偏向ヨーク12
を制御しつつ電子ビームの発生を制御するX線源制御手
段13と、被写体9を透過した放射線を検出する放射線
検出器14と、放射線検出器14の出力信号Sをデジタ
ル化するA/D変換器15と、出力信号Sに基づいて投
影画像を担持する原投影画像データD2を求める原投影
画像データ生成手段16と、当該装置の動作を統括する
システムコントローラ17とを有している。なお、この
画像撮影部10には、放射線源11および放射線検出器
14を被写体9の回りに相対的に回転させる不図示の回
転手段が備えられている。
【0035】偏向ヨーク12は電子ビームの向きを変え
て放射線源11のターゲット・コリメータ部11aのタ
ーゲット面を走査するものである。X線源制御手段13
により偏向ヨーク12を制御することにより放射線源1
1の電子銃部11bから発せられた電子ビームでターゲ
ット・コリメータ部11aのターゲット面を走査して、
電子ビームが照射されたターゲット面からX線を順次発
生させる(SPIEVOL.2708 P140〜P149;特にP142参
照)。ターゲット・コリメータ部11aのターゲット面
のX線が順次発せられる各面が夫々線源に対応する。
【0036】放射線検出器14は、ターゲット面のX線
が順次発生する各面の面積より小さな面積の検出領域を
有し、ターゲット面の所定の面から発せられ被写体9を
透過した放射線を検出するものである。放射線検出器1
4としては、検出器1つから構成されたものであっても
よいし、多数の放射線検出器をアレイ状に配列したもの
であってもよい(SPIE VOL.2708 P140〜P149;特
にP142参照)。
【0037】なお、この画像撮影部10は、面上に配置
された多数の線源を順次切り替えながら、線源が配置さ
れた面の面積より小さな面積の検出領域を有する放射線
検出器により被写体の放射線画像情報を検出して、放射
線検出器の出力に基づいて投影画像を生成するものであ
るが、本発明に使用される画像撮影部はこのようなもの
に限定されるものではなく、ヘリカルCTやコーンビー
ムCT等、従来の3次元用放射線画像形成装置における
投影画像撮影部を利用することが可能である。
【0038】画像処理部20は、ボリュームデータ生成
手段21と、出力用3次元状画像データ生成手段22
と、出力用投影画像データ生成手段23と、出力用断層
画像データ生成手段24と、画像出力制御手段25と、
位置情報出力制御手段26とを有している。以下、出力
用の各画像データ生成手段22,23,24を纏めてい
うときには「出力用画像データ生成手段22,23,2
4」と称する。
【0039】ボリュームデータ生成手段21は、原投影
画像データD2に基づいて、被写体9のボリュームデー
タD3を生成するものである。
【0040】出力用3次元状画像データ生成手段22
は、ボリュームデータD3に基づいて、画像出力手段4
0に入力することにより被写体9の3D画像を出力する
ことができる、被写体9の3D画像を担持する出力用3
次元状画像データD31を生成するものである。
【0041】出力用投影画像データ生成手段23は、原
投影画像データD2に基づいて、複数の投影画像を夫々
担持する、画像出力手段40に入力することにより投影
画像を出力することができる、所定の投影角における投
影画像を担持する出力用投影画像データを生成するもの
である。
【0042】出力用断層画像データ生成手段24は、ボ
リュームデータD3に基づいて、画像出力手段40に入
力することにより被写体9の所定の断面における断層画
像を出力することができる、被写体9の所定の断面にお
ける断層画像を担持する出力用断層画像データを生成す
るものである。
【0043】画像処理部20には画像出力手段40に出
力される3D画像や2D画像の解像度を個別に設定する
解像度設定手段60が接続されており、出力用画像デー
タ生成手段22,23,24は夫々設定された解像度と
なるように夫々の出力用画像データを生成する。解像度
設定手段60は解像度を設定することができるものであ
ればどのようなものであってもよく、例えばマウスやキ
ーボード等により解像度を入力するものなどとすればよ
い。
【0044】出力用画像データ生成手段22,23,2
4は、システムコントローラ17からの出力指令を受け
てから夫々の出力用画像データを求めるものであっても
よいし、複数の投影方向夫々の出力用投影画像データ或
いは複数の断面夫々の出力用断層画像データ等必要な出
力用画像データを予め求めておくものであってもよい。
予め求めてそれを記憶部30に記憶しておくことによ
り、出力指令があれば直ちに所望の画像を画像出力手段
40に出力することができる。
【0045】画像出力制御手段25は、所定の投影方向
における投影画像および被写体9の所定の断面における
断層画像のうち少なくとも一方を選択し、選択した2D
画像と被写体9の3D画像を所定の出力フォーマットに
従って同時に画像出力手段40に出力させるものであ
る。なお、断層画像を出力させる必要がない場合には投
影画像および断層画像のうち少なくとも一方を選択する
という処理が不要になるので、この場合には、画像出力
制御手段25としては、所定の投影方向における投影画
像と被写体の3D画像を所定の出力フォーマットに従っ
て同時に画像出力手段40に出力させるものとすること
ができる。
【0046】なおこの画像出力制御手段25を画像出力
手段40側に配置することも可能である。そうすれば、
画像出力手段40側で出力画像を指定することができ
る。
【0047】位置情報出力制御手段26は、画像出力手
段40に出力された投影画像の投影方向または断層画像
の断面を示す情報(纏めて「位置情報」という)を、画
像出力手段40に出力された3D画像に対応づけて、画
像出力手段40に出力させるものであり、本例では位置
情報を出力用3次元状画像データ生成手段22に入力
し、3D画像とこの位置情報を合成することにより、3
D画像と位置情報を対応づけるようにしている。位置指
定手段50が画像表示手段41および位置情報出力制御
手段26と接続されており、位置情報出力制御手段26
は位置指定手段50からの指定があるときにはその指定
された位置情報を、それがなければシステムコントロー
ラ17により指定された初期設定の位置情報を、夫々出
力用画像データ生成手段22,23,24に入力する。
【0048】画像出力手段40としては、CRT等の画
像表示手段41とレーザプリンタ等のプリンタ42が備
えられている。
【0049】3D画像と投影画像と断層画像とを組み合
わせて画像出力手段40に出力させる場合の出力フォー
マットの例を図2に示す。この図2に示す例では、図中
左側に3D画像が比較的大きく出力され、右上側に投影
画像が、右下側に断層画像が、夫々3D画像よりも小さ
いサイズで出力されるようにしている。
【0050】以下上記3次元用放射線画像形成装置の作
用について説明する。
【0051】X線源制御手段13からの指令を受けた放
射線源11は、電子銃部11bから電子ビームを発生す
るとともに、該電子ビームでターゲット・コリメータ部
11aのターゲット面を走査する。この電子ビームの走
査により、ターゲット面の電子ビームの照射を受けた部
分からX線が発生する。このX線は、ターゲット・コリ
メータ部11aのコリメータホールにより放射線検出器
14の方向に向かうビーム状のX線(X線ビーム)に形
成され、被写体9を照射する。被写体9を透過した被写
体画像情報を担持するX線が放射線検出器14に入射す
る。放射線検出器14は、該被写体画像情報を担持する
X線を検出し、検出信号Sを出力する。
【0052】上述のように、放射線源11はX線源制御
手段13からの指令を受けて電子ビームを走査してい
る。これによりコリメータホールが順次切り替えられ、
被写体9の異なる位置を透過したX線が放射線検出器1
4に順次入射する。したがって、放射線検出器14に入
射するX線は被写体9の相異なる位置(画素点)での被
写体画像情報を担持しており、放射線検出器14からの
各出力信号Sは、各画素点における被写体画像情報を表
す信号となる。
【0053】放射線検出器14からの各出力信号SはA
/D変換器15によりデジタル化された後、原投影画像
データ生成手段16に入力される。
【0054】原投影画像データ生成手段16には、X線
源制御手段13による電子ビームの走査信号C1と同期
が取られた同期信号C2が入力されており、コリメータ
ホールの切り替えと画像データD1との同期が取られ
る。原投影画像データ生成手段16は、この同期をとり
つつ、デジタル化された各画像データD1すなわち各画
素点における被写体9の放射線透過画像情報を表す信号
に基づいて、被写体9の投影画像を担持する原投影画像
データD2を生成する。
【0055】ここで、この放射線画像検出装置は、上述
のようにX線ビームを被写体9に照射するようにしてい
るので、放射線検出器14には被写体9を透過したX線
ビームのみが入射し散乱線は殆ど入射しないので、各画
素点における被写体画像情報を表す信号には散乱線によ
る信号成分が含まれず、散乱線の情報を含まない原投影
画像データD2を求めることができる。
【0056】このようにして、放射線源11および放射
線検出器14の所定の投影方向における原投影画像デー
タD2が求められたら、放射線源11および放射線検出
器14を被写体9の回りに所定の角度だけ回転させて、
上述と同様にその回転位置(投影方向)における原投影
画像データD2を求める。このような処理を、被写体9
の全周に亘る複数の原投影画像データD2が求められる
まで繰り返す。
【0057】このようにして求められた各投影方向にお
ける原投影画像データD2は、画像処理部20に入力さ
れる。入力された各投影方向における原投影画像データ
D2は、一旦記憶部30に蓄積される。
【0058】ボリュームデータ生成手段21が、記憶部
30から読み出した原投影画像データD2に基づいて、
被写体9のボリュームデータD3を生成し出力用3次元
状画像データ生成手段22に入力するとともに、記憶部
30に記憶させる。このボリュームデータD3の生成に
際しては、フェルドカンプアルゴリズム(Feldkamp LA,
Davis LC,Kress JW,Practical cone-beam algoritm. J
Opt Soc Am A 1984;1:P612〜P619)等,周知の3次元デ
ータを再構成する計算方法を使用することができる。こ
こでは、このボリュームデータD3の求め方についての
説明は省略する。
【0059】出力用3次元状画像データ生成手段22
が、ボリュームデータD3に基づいて、画像出力手段4
0に入力することにより被写体9の3D画像を出力する
ことができる、被写体9の3D画像を担持する出力用3
次元状画像データD31を生成し、生成した出力用3次
元状画像データD31を画像出力制御手段25に入力す
る。
【0060】出力用投影画像データ生成手段23が、原
投影画像データD2に基づいて、指定された投影方向に
おける投影画像を夫々担持する出力用投影画像データD
21を生成し、生成した出力用投影画像データD21を
画像出力制御手段25に入力する。
【0061】出力用断層画像データ生成手段24が、ボ
リュームデータD3に基づいて、指定された断面におけ
る、矢状断層像(正中断層像)やレンダリング画像等の
被写体9の断層画像を担持する出力用断層画像データD
22を生成し、生成した出力用断層画像データD22を
画像出力制御手段25に入力する。
【0062】なお、上述のように原投影画像データD2
は散乱線の情報を含んでいないので、ボリュームデータ
D3にも散乱線の情報が含まれず、各画像データ生成手
段22,23,24は夫々散乱線の影響を受けない出力
用3次元状画像データD31,出力用投影画像データD
21,出力用断層画像データD22を生成することがで
きる。
【0063】画像処理部20には解像度設定手段60が
接続されており、各出力用画像データ生成手段22,2
3,24は、夫々設定された解像度となるように各出力
用画像データD31,D21,D22を生成する。解像
度設定手段60では、例えば3D画像は主に立体的な位
置関係を把握するために使用されるものであるので粗い
解像度で表示されるように設定し、一方投影画像や断層
画像は主に画像診断のために使用されるのものであるの
で診断に適するように高解像度で表示されるように設定
することができる。この設定は例えばマウスやキーボー
ド等により解像度を入力することにより行う。
【0064】出力用3次元状画像データ生成手段22に
は位置情報出力制御手段26が接続されており、投影画
像の投影方向または断層画像の断面を示す位置情報が位
置情報出力制御手段26から出力用3次元状画像データ
生成手段22に入力される。出力用3次元状画像データ
生成手段22は、この投影方向や位置情報と3D画像と
を合成することにより、位置情報等を画像出力手段40
に出力された3D画像に対応づけて画像出力手段40に
より出力されるようにする。例えば図2に示すように、
画像出力手段40の右上側に出力された投影画像の投影
方向を示す矢印等の記号を左側の3D画像と共に表示さ
せたり、右下側に出力された断層画像の断面(スライス
面)を示す斜め格子等の図形を左側の3D画像と共に表
示させることにより、投影方向やスライス面を瞬時に把
握することができるようになる。
【0065】位置情報の指定は、システムコントローラ
17による初期設定としてもよいし、位置指定手段50
により指定してもよい。例えば位置指定手段50により
指定する場合には、CRT等のインタラクティブな表示
デバイスを画像表示手段41として使用し、3D画像上
でマウスやキーボード等のポインティングデバイスで方
向や位置を決めることにより投影方向や断面の位置関係
を指定することができる。
【0066】位置指定手段50により投影方向が指定さ
れると、出力用投影画像データ生成手段23は、記憶部
30より原投影画像データD2を読み出して、該原投影
画像データD2と指定された投影方向とに基づいて、出
力用投影画像データD21を生成し直し、画像出力制御
手段25に入力する。
【0067】同様に、位置指定手段50により断面の位
置関係が指定されると、出力用断層画像データ生成手段
24が、記憶部30よりボリュームデータD3を読み出
して、該ボリュームデータD3と指定された断面の位置
関係とに基づいて、出力用断層画像データD22を生成
し直し、画像出力制御手段25に入力する。
【0068】これにより、操作者が指定した投影方向に
対応する投影画像や、指定した断面に対応する断層画像
を画像表示手段41の右側に表示させることができるよ
うになり、3D画像と投影画像や断層画像の位置関係を
把握しながら投影方向やスライス面を切り替えて画像診
断を行うことができるので、診断効率を著しく向上させ
ることができる。
【0069】システムコントローラ17により画像出力
制御手段25に指令を送り、3D画像と組み合わせて出
力される画像の種類を指定する。例えば3D画像と投影
画像,3D画像と断層画像,3D画像と投影画像と断層
画像といった組合せを指定する。勿論3D画像,投影画
像および断層画像を夫々個別に表示するように指定する
こともできるし、投影画像と断層画像の組合せとするこ
ともできる。
【0070】画像出力制御手段25は、指定された画像
が所定の出力フォーマットで画像出力手段40から出力
されるように、指定された出力用画像データを出力フォ
ーマットに対応するように1つの画像データに合成した
後、該画像データを画像出力手段40に入力する。図2
は3D画像と投影画像と断層画像を組み合わせて出力さ
せる場合の出力フォーマットの例を示したものであり、
図中左側に3D画像が比較的大きく出力され、右上側に
投影画像が、右下側に断層画像が、夫々3D画像よりも
小さいサイズで出力されるようにしている。なお、この
出力フォーマットは図2に示した例に限定されるもので
はなく、システムコントローラ17により画像出力制御
手段25に指令を送ることにより、出力フォーマットを
適宜変更することができる。
【0071】図1に示すように、画像出力制御手段25
から出力された所定の出力フォーマットの画像データは
画像表示手段41およびプリンタ42に入力され、夫々
から図2に示す出力フォーマットにしたがった3D画像
と2D画像が同時に出力される。
【0072】なお、この画像出力は、画像表示手段41
およびプリンタ42に同時に行なわしめてもよいし、夫
々別個に行わしめてもよい。さらに画像表示手段41に
表示され所定の処理や確認がされた後にプリンタ42か
ら出力させるようにしてもよい。
【0073】上記説明は画像出力制御手段25により3
D画像と2D画像とを所定の表示フォーマットにしたが
って同時に表示させるようにしたものについて説明した
ものであるが、本発明による3次元用放射線画像形成装
置は、必ずしもこのような態様のものに限定されるもの
ではない。すなわち、投影画像を画像出力手段に出力す
ることができる出力用投影画像データや、断層画像を画
像出力手段に出力することができる出力用断層画像デー
タを求め、これらを3D画像を担持する出力用3次元状
画像データとともに出力することができるようにしたも
のであればどのようなものであってもよい。
【0074】例えば、上述のように3D画像と2D画像
とを所定の表示フォーマットにしたがった1つの画像デ
ータとして合成するのではなく、複数の画像表示手段を
並べて配置するとともに、生成した各出力用画像データ
を夫々別個の画像表示手段に入力して別々の表示手段に
より各画像を表示させるようにしたり、或いは1つの画
像表示手段の異なる入力端子に各出力用画像データを入
力し、画像表示手段の入力切換機能を使用して好みの画
像を表示させるようにしてもよい。後者の場合には、3
D画像と2D画像とが同時に表示されるとは言えない
が、従来の装置では3D画像と2D画像を別個に出力す
るものであり、3D画像と2D画像を切り換えると次の
画像表示に時間がかかるのに対して、本発明によれば表
示用の両画像データが既に準備されているので、切替え
後直ちに表示させることができるから、従来の装置より
も3D画像と2D画像の表示の同時性が担保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による3次元用放射線画像形成装置の一
実施の形態を示す概略構成図
【図2】出力フォーマットの例を示す図
【符号の説明】
9 被写体 10 画像撮影部 11 放射線源 14 放射線検出器 16 原投影画像データ生成手段 20 画像処理部 21 ボリュームデータ生成手段 22 出力用3次元状画像データ生成手段 23 出力用投影画像データ生成手段 24 出力用断層画像データ生成手段 25 画像出力制御手段 26 位置情報出力制御手段 30 記憶部 40 画像出力手段 50 位置指定手段 60 解像度設定手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相異なる投影方向から被写体に放射線を
    照射して得た夫々の投影画像を担持する複数の投影画像
    データに基づいて、前記被写体の3次元状の画像を担持
    する出力用3次元状画像データを求める出力用3次元状
    画像データ生成手段と、前記出力用3次元状画像データ
    に基づいて、前記被写体の3次元状の画像を出力する画
    像出力手段とを有して成る3次元用放射線画像形成装置
    において、 前記投影画像データに基づいて、前記画像出力手段に入
    力することにより所定の投影方向における投影画像を出
    力することができる出力用投影画像データを求める出力
    用投影画像データ生成手段と、前記出力用投影画像デー
    タを前記画像出力手段に入力させて、この入力させた出
    力用投影画像データが担持する所定の投影方向における
    前記投影画像を前記被写体の3次元状の画像と同時に前
    記画像出力手段に出力させることのできる第1の画像出
    力制御手段とを備えたことを特徴とする3次元用放射線
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像出力手段に出力された前記投影
    画像の投影方向を示す情報を、前記画像出力手段に出力
    された3次元状の画像に対応づけて、前記画像出力手段
    に出力させる第1の位置情報出力制御手段をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1記載の3次元用放射線画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像出力手段に出力される前記投影
    画像の投影方向を指定する第1の位置指定手段をさらに
    備え、 前記出力用投影画像データ生成手段が、指定された投影
    方向における出力用投影画像データを求めるものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の3次元用放射
    線画像形成装置。
  4. 【請求項4】 相異なる投影方向から被写体に放射線を
    照射して得た夫々の投影画像を担持する複数の投影画像
    データに基づいて、前記被写体の3次元状の画像を担持
    する出力用3次元状画像データを求める出力用3次元状
    画像データ生成手段と、前記出力用3次元状画像データ
    に基づいて、前記被写体の3次元状の画像を出力する画
    像出力手段とを有して成る3次元用放射線画像形成装置
    において、 前記投影画像データに基づいて、前記画像出力手段に入
    力することにより所定の投影方向における投影画像を出
    力することができる出力用投影画像データを求める出力
    用投影画像データ生成手段と、 前記投影画像データに基づいて、前記画像出力手段に入
    力することにより前記被写体の所定の断面における断層
    画像を出力することができる出力用断層画像データを求
    める出力用断層画像データ生成手段と、 前記出力用投影画像データおよび前記出力用断層画像デ
    ータのうち少なくとも一方を選択して前記画像出力手段
    に入力させて、この入力させた画像データが担持する所
    定の投影方向における前記投影画像もしくは所定の断面
    における前記断層画像を前記被写体の3次元状の画像と
    同時に前記画像出力手段に出力させることのできる第2
    の画像出力制御手段とを備えたことを特徴とする3次元
    用放射線画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像出力手段に出力された前記投影
    画像の投影方向または前記断層画像の断面を示す情報
    を、前記画像出力手段に出力された3次元状の画像に対
    応づけて、前記画像出力手段に出力させる第2の位置情
    報出力制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    4記載の3次元用放射線画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像出力手段に出力される前記投影
    画像の投影方向または前記断層画像の断面を指定する第
    2の位置指定手段をさらに備え、 前記出力用投影画像データ生成手段が、指定された投影
    方向における出力用投影画像データを求めるものであ
    り、 前記出力用断層画像データ生成手段が、指定された断面
    における出力用断層画像データを求めるものであること
    を特徴とする請求項4または5記載の3次元用放射線画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像出力手段に出力される画像の解
    像度を個別に設定する解像度設定手段をさらに備え、 夫々の前記画像データ生成手段が、設定された解像度の
    各出力用画像データを求めるものであることを特徴とす
    る請求項1から6いずれか1項記載の3次元用放射線画
    像形成装置。
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