JP2000106948A - 手提げ補助具 - Google Patents

手提げ補助具

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JP2000106948A JP10288070A JP28807098A JP2000106948A JP 2000106948 A JP2000106948 A JP 2000106948A JP 10288070 A JP10288070 A JP 10288070A JP 28807098 A JP28807098 A JP 28807098A JP 2000106948 A JP2000106948 A JP 2000106948A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スーパーマーケットやコンビニエンスストア
でサービスとして提供されるビニール製袋の手提げ部に
取り付け、同ビニール製袋の把持が容易となる手提げ補
助具を提供する。 【解決手段】 筒状体1であって、同筒状体1の長さ方
向と平行に筒状体側面に割れ目2を形成し、同割れ目2
を最外として筒状体1を円弧状に湾曲させるとともに、
筒状体1両端にU字状の切欠形状9を形成したことを特
徴とする手提げ補助具。また、筒状体外周面に発泡ウレ
タン11、フェルト、発泡ポリエチレンのいずれか1つを
帖設したことにも特徴を有する手提げ補助具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケッ
トやコンビニエンスストアなどでサービスとして提供さ
れるビニール製の買い物袋において、同袋の手提げ部分
に取り付けて使用する手提げ補助具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどで買い物をした際、購入した品物はその
店で提供されたビニール製の買い物袋に入れて持ち帰る
ことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その際に使用
されるビニール製の買い物袋は、把持部となっている手
提げ部が紐状あるいは帯状となっており、ペットボトル
や紙パックの飲料製品、あるいは、たくさんの品物を購
入した際には非常に重くなっていることから、把持した
手に手提げ部がくい込み、長時間の把持が困難なことが
あった。
【0004】さらに、買い物袋が複数個になった場合に
は、片手で少なくとも2袋以上持つことになり、袋を持
ち替える際に袋の本体部同士が接触し合うことによって
手提げ部がひろがり、持ち替える動作が煩雑となること
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記問題点
を解決するために、筒状体であって、同筒状体の長さ方
向と平行に筒状体側面に割れ目を形成した手提げ補助具
を提供せんとするものである。
【0006】さらに、本発明は以下の点にも特徴を有す
るものである。
【0007】筒状体の正面視形状が割れ目を上辺とし
た逆台形状となるべく、筒状体両端を斜め切り落とし形
状としたこと。
【0008】割れ目端部に位置する筒状体部に導入爪
を延設したこと。
【0009】割れ目を最外として前記筒状体を円弧状
に湾曲させるとともに、筒状体両端にU字状の切欠形状
を形成したこと。
【0010】割れ目端部の割れ目の幅を拡開状とした
こと。
【0011】筒状体外周面に発泡ウレタン、フェル
ト、発泡ポリエチレンのいずれか1つを帖設したこと。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、スーパーマーケットや
コンビニエンスストアなどでサービスとして提供される
ビニール製袋の手提げ部分に取り付けるべく、筒状体で
あって、同筒状体の長手方向と平行に筒状体に割れ目を
形成した手提げ補助具である。
【0013】同手提げ補助具は割れ目を有する筒状体と
なっていることから、同割れ目に沿ってビニール製袋の
手提げ部を押し入れ、筒状体の中空部に同手提げ部を挿
入することによって、ビニール製袋に手提げ補助具を容
易に装着することができる。
【0014】そして、手提げ補助具の割れ目を上に向け
て手提げ補助具を把持することによって、ビニール製袋
の中身が重くても手に食い込むことがなく、また、筒状
体の外周径を所用の大きさとしておくことによって、複
数個のビニール製袋の手提げ部を一つの手提げ補助具に
掛止させることにより、把持部分を一つとすることがで
き、ビニール製袋の取り扱いを容易とすることができ
る。
【0015】また、筒状体の正面視形状が割れ目を上辺
とした逆台形状となるべく、筒状体両端を斜め切り落と
し形状とすることによって、同手提げ補助具に複数個の
ビニール製袋を掛止した場合でも、ビニール製袋の手提
げ部が不用意に割れ目部に達することがなく、同手提げ
部が勝手に手提げ補助具から外れることを防止すること
ができる。
【0016】また、割れ目端部に位置する筒状体部に導
入爪を延設したことによって、ビニール製袋の手提げ部
に同導入爪を沿わせるだけで同手提げ部を割れ目に挿入
することができ、手提げ補助具を容易にビニール製袋に
着設することができる。
【0017】また、割れ目を最外として筒状体を円弧状
に湾曲させることによって手提げ補助具の把持を容易と
するとともに、筒状体両端にU字状の切欠形状を形成し
たことによって、手提げ補助具に複数個のビニール製袋
を掛止した場合に、同切れ込みがビニール製袋の手提げ
部の一部を係止することとなり、同手提げ部が勝手に手
提げ補助具から外れることを防止することができる。
【0018】また、割れ目端部の割れ目の幅を拡開状と
し、割れ目端部を略V字状とすることによって、割れ目
への手提げ部の挿入を容易とすることができる。
【0019】さらに、筒状体外周面に発泡ウレタン、フ
ェルト、発泡ポリエチレンのいずれか1つを帖設したこ
とによって、手提げ補助具の手への馴染みをよくすると
ともに、同手提げ補助具を把持している手が滑ることを
防止することができる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。
【0021】<第1実施例>図1は第1実施例の手提げ
補助具Aであり、筒状体1側面に割れ目2を形成したも
のである。
【0022】同手提げ補助具Aが割れ目2を有する筒状
体1となっていることから、同割れ目2よりビニール性
袋Bの手提げ部3を挿入することによって、手提げ補助
具Aをビニール性袋Bの手提げ部3に取り付けることが
でき、また、割れ目2を上方にして手提げ補助具Aを把
持することによって、筒状体1を介して容易にビニール
製袋Bの持ち運びをすることができるべく構成している
(図7参照)。
【0023】筒状体1の外形寸法は手による把持が可能
な大きさであればよく、ビニール製袋Bにペットボトル
や紙パックなどの重量のある製品を入れている場合で
も、手提げ補助具Aを使用することによって手との接触
面積が増え、従来生起されていたビニール製袋の手提げ
部による手へのくい込みを防止することができる。
【0024】また、本発明の手提げ補助具Aはビニール
製袋Bに対する使用に限定するものではなく、紐状ある
いは帯状の手提げ部を有する紙袋や、ラジカセなどの電
気製品を購入した際に梱包箱Cをビニール紐8などで緊
縛して持ち運びのための係止部としたもの(図5参照)
など、紐状や帯状の手提げ部を有するものであればどの
ようなものに使用してもよい。
【0025】筒状体1の形状は、図1に示した円筒形状
に限定するものではなく、図2(a)及び(b)に断面
図で示したように、中空状となった角柱形状や三角柱形
状であってもよく、筒状であればどのような形状であっ
てもよい。
【0026】従って、以下の実施例の説明において筒状
体1は全て円筒形状として説明を行っているが、円筒形
状に限定しているものではない。
【0027】筒状体1の材質は、剛性を有していれば何
であってもよく、金属製あるいは木製であってもよい
が、本実施例では加工性の点からプラスチックを使用し
ている。
【0028】<第2実施例>図3は手提げ補助具Aの第
2実施例であり、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は背面図、(d)は底面図、(e)は側面図を示
している。
【0029】図3(a)の正面図に示すように、割れ目
2を有する筒状体1からなる手提げ補助具Aにおいて、
正面視形状が割れ目2を上辺とした逆台形状となるべ
く、筒状体1両端を斜め切り落とし形状4としている。
【0030】筒状体1両端に斜め切り落とし形状4を形
成することによって、同斜め切り落とし形状4がストッ
パーとして機能し、筒状体1中空部に通したビニール製
袋Bの手提げ部3が割れ目2に達することがなく、勝手
に同手提げ部3が外れることを防止することができる。
【0031】特に、一つの手提げ補助具Aに複数個のビ
ニール製袋Bを掛止させた場合、ビニール製袋Bの本体
部どうしが接触することによって手提げ部3が撓むこと
があるが、そのような場合でも手提げ部3が割れ目2よ
り外れることはない。
【0032】また、図3(b),(c),(d)に示す
ように、割れ目2の端部に位置する筒状体1に導入爪5
を延設しておくことによって、同導入爪5をビニール製
袋Bの手提げ部3に沿わせることによって、容易に同手
提げ部2を筒状体1内に挿入することができる。
【0033】さらに、図4に示すように、第2実施例の
手提げ補助具Aの両端に係止板6,6を延設し、同係止
板6,6にそれぞれ係止溝7を配設しておくことによっ
て、図5に示すように、ラジカセなどの電気製品を購入
した際に、梱包箱Cの持ち運びを容易とするためになさ
れるビニール紐8などを用いた緊縛に対して使用するこ
ともできる。
【0034】ここで、係止板6は係止溝7を形成するた
めに設けたものであり、係止溝7を設け、同係止溝7に
図5に示すビニール紐8を通しておくことによって、同
ビニール紐8と係止板6との摩擦により、手提げ補助具
Aによる掛止位置のずれを防止することができる。
【0035】<第3実施例>図6及び図7は手提げ補助
具Aの第3実施例を示しており、図6(a)は正面図、
図6(b)は平面図、図6(c)は側面図であり、図7
は使用状態を示している。
【0036】手提げ補助具Aは、図6(a),(c)及
び図7に示したように、割れ目2を最外として筒状体1
を円弧状に湾曲させている。
【0037】筒状体1を湾曲させたことによって、例え
ば、同手提げ補助具Aをビニール製袋Bの手提げ部3に
取り付けた際、同手提げ部3が手提げ補助具Aの筒状体
1の内壁を滑ることによって、ビニール製袋Bの重心と
手提げ補助具Aが常に同一鉛直線上に位置することにな
り、不要な力を必要とせず、最小の力でビニール製袋B
を持ち運ぶことができる。
【0038】また、湾曲した筒状体1両端にU字状の切
欠形状9を形成したことによって、第2実施例の斜め切
り落とし形状4と同様に、同切欠形状9がストッパーと
して機能し(図7参照)、筒状体1中空部に通したビニ
ール製袋Bの手提げ部3が割れ目2に達することがな
く、勝手に同手提げ部3が外れることを防止することが
できる。
【0039】さらに、図6(b),(c)及び図7に示
すように、割れ目端部10の割れ目2の幅をV字状に拡
開状とすることによって、ビニール製袋Bの手提げ部3
を割れ目2に送入容易とすることができるとともに、逆
に、手提げ部3の取り外しも容易とすることができる。
【0040】図8に示す手提げ補助具Aは、筒状体1の
外周面に発泡ウレタン11を帖設したものである。
【0041】発泡ウレタン11の代わりに、フェルトま
たは発泡ポリエチレンを用いてもよく、これらは弾力性
を有しているので、これらを所用の厚みで手提げ補助具
Aの外周面に帖設しておくことによって、把持する手へ
の馴染みを向上させ、手との接触面積を増加させること
により、さらに把持を容易とすることができるととも
に、汗によって手提げ補助具Aを把持した手が滑ること
を防止することができる。
【0042】発泡ウレタン11、フェルトまたは発泡ポ
リエチレンの帖設は、第3実施例の手提げ補助具Aに限
定するものではなく、第1実施例及び第2実施例の手提
げ補助具Aに対して帖設してもよく、さらに、発泡ウレ
タン11、フェルトまたは発泡ポリエチレンだけでな
く、それ以外の弾力性を有する材料を用いて同様の機能
を生じさせてもよい。
【0043】また、図9の正面図に示すように、筒状体
1の外周形状を、把持が行いやすいように指の位置に合
わせて凹凸を設けたり、あるいは、図示しないが筒状体
1外周面に複数の溝を刻設して滑り止めとしてもよい。
【0044】さらに、図10に示すように、端部にキー
ホルダーへの取着を可能とする補助金具12を取り付け
ておいてもよいし、図示しないが、手提げ補助具A自体
をキーホルダーとしても使用すべく、接続用金具を取り
付けておいてもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、手提げ
補助具を、筒状体であって、同筒状体の長さ方向と平行
に筒状体側面に割れ目を形成したことによって、同割れ
目に沿ってビニール製袋の手提げ部を筒状体の中空部に
挿入することにより、ビニール製袋に手提げ補助具を取
付可能とすることができ、ビニール製袋の持ち運びを容
易とすることができる。
【0046】特に、紙パックやペットボトルなどの重量
のある品物をビニール製袋に入れて持ち運ぶ際に、ビニ
ール製袋の手提げ部が手にくい込むことがなく、また、
所用の大きさを有する筒状体となっているので、把持す
る手に力を加えやすく、把持を容易とすることができ
る。
【0047】また、一つの手提げ補助具に複数のビニー
ル製袋を掛止することができ、そのうえ、ビニール製袋
は複数であっても把持部分は一つとすることができるの
で、ビニール製袋の取り扱いを容易とすることができ
る。
【0048】請求項2記載の本発明によれば、筒状体の
正面視形状が割れ目を上辺とした逆台形状となるべく、
筒状体両端を斜め切り落とし形状としたことによって、
同切り落とし形状部分がストッパーとして機能し、複数
個のビニール製袋を掛止して持ち運ぶ際に、ビニール製
袋の手提げ部が手提げ補助具から外れることを防止する
ことができる。
【0049】請求項3記載の本発明によれば、割れ目端
部に位置する筒状体部に導入爪を延設したことによっ
て、同導入爪にビニール製袋の手提げ部を沿わせて、同
手提げ部を割れ目に挿入することができ、手提げ補助具
のビニール製袋への装着を容易に行うことができる。
【0050】請求項4記載の本発明によれば、割れ目を
最外として前記筒状体を円弧状に湾曲させることによっ
て、把持の容易な手提げ補助具の形状とすることができ
るとともに、ビニール製袋の手提げ部が同手提げ補助具
の内周面を滑ることによって、ビニール製袋の重心と手
提げ補助具が常に同一鉛直線上に位置することになり、
ビニール製袋を持ち運ぶ際に、最小限の力だけで持ち運
びすることができる。
【0051】また、筒状体両端にU字状の切欠形状を形
成したことによって、同切欠形状がストッパーとなっ
て、複数個のビニール製袋を掛止して持ち運ぶ際に、ビ
ニール製袋の手提げ部が手提げ補助具から外れることを
防止することができる。
【0052】請求項5記載の本発明によれば、割れ目端
部の割れ目の幅を拡開状としたことによって、割れ目端
部がV字状に広がっていることから、ビニール製袋の手
提げ部を手提げ補助具に着脱容易とすることがる。
【0053】請求項6記載の本発明によれば、筒状体外
周面に発泡ウレタン、フェルト、発泡ポリエチレンのい
ずれか1つを帖設したことによって、手提げ補助具を手
に馴染みやすくすることができるとともに、同手提げ補
助具を把持する手が滑ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手提げ補助具(第1実施例)の斜
視図である。
【図2】他の実施例における手提げ補助具の断面図であ
る。
【図3】第2実施例の手提げ補助具の説明図である。
【図4】他の実施例における手提げ補助具の斜視図であ
る。
【図5】手提げ補助具の使用状態を示す斜視図である。
【図6】第3実施例の手提げ補助具の説明図である。
【図7】手提げ補助具の使用状態を示す斜視図である。
【図8】発泡ウレタンを帖設した手提げ補助具の斜視図
である。
【図9】他の実施例における手提げ補助具の斜視図であ
る。
【図10】他の実施例における手提げ補助具の斜視図で
ある。
【符号の説明】
A 手提げ補助具 B ビニール性袋 1 筒状体 2 割れ目 3 手提げ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月30日(1999.9.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 手提げ補助具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケッ
トやコンビニエンスストアなどでサービスとして提供さ
れるビニール製の買い物袋において、同袋の手提げ部分
に取り付けて使用する手提げ補助具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどで買い物をした際、購入した品物はその
店で提供されたビニール製の買い物袋に入れて持ち帰る
ことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その際に使用
されるビニール製の買い物袋は、把持部となっている手
提げ部が紐状あるいは帯状となっており、ペットボトル
や紙パックの飲料製品、あるいは、たくさんの品物を購
入した際には非常に重くなっていることから、把持した
手に手提げ部がくい込み、長時間の把持が困難なことが
あった。
【0004】さらに、買い物袋が複数個になった場合に
は、片手で少なくとも2袋以上持つことになり、袋を持
ち替える際に袋の本体部同士が接触し合うことによって
手提げ部がひろがり、持ち替える動作が煩雑となること
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記問題点
を解決するために、筒状体であって、同筒状体の長さ方
向と平行に筒状体側面に割れ目を形成し、同割れ目を最
外として筒状体を円弧状に湾曲させるとともに、筒状体
両端にU字状の切欠形状を形成したことを特徴とする手
提げ補助具を提供せんとするものである。
【0006】また、筒状体外周面に発泡ウレタン、フェ
ルト、発泡ポリエチレンのいずれか1つを帖設したこと
にも特徴を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、スーパーマーケットや
コンビニエンスストアなどでサービスとして提供される
ビニール製袋の手提げ部分に取り付けるべく、筒状体で
あって、同筒状体の長手方向と平行に筒状体に割れ目を
形成した手提げ補助具である。
【0008】同手提げ補助具は割れ目を有する筒状体と
なっていることから、同割れ目に沿ってビニール製袋の
手提げ部を押し入れ、筒状体の中空部に同手提げ部を挿
入することによって、ビニール製袋に手提げ補助具を容
易に装着することができる。
【0009】そして、手提げ補助具の割れ目を上に向け
て手提げ補助具を把持することによって、ビニール製袋
の中身が重くても手に食い込むことがなく、また、筒状
体の外周径を所用の大きさとしておくことによって、複
数個のビニール製袋の手提げ部を一つの手提げ補助具に
掛止させることにより、把持部分を一つとすることがで
き、ビニール製袋の取り扱いを容易とすることができ
る。
【0010】また、割れ目を最外として筒状体を円弧状
に湾曲させることによって手提げ補助具の把持を容易と
するとともに、筒状体両端にU字状の切欠形状を形成し
たことによって、手提げ補助具に複数個のビニール製袋
を掛止した場合に、同切れ込みがビニール製袋の手提げ
部の一部を係止することとなり、同手提げ部が勝手に手
提げ補助具から外れることを防止することができる。
【0011】また、割れ目端部の割れ目の幅を拡開状と
し、割れ目端部を略V字状とすることによって、割れ目
への手提げ部の挿入を容易とすることができる。
【0012】さらに、筒状体外周面に発泡ウレタン、フ
ェルト、発泡ポリエチレンのいずれか1つを帖設したこ
とによって、手提げ補助具の手への馴染みをよくすると
ともに、同手提げ補助具を把持している手が滑ることを
防止することができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。
【0014】図1(a)は手提げ補助具Aの正面図、図
1(b)は同平面図、図1(c)は同側面図であり、図
2は使用状態を示している。
【0015】手提げ補助具Aは、図1(a),(c)及
び図2に示したように、割れ目2を最外として筒状体1
を円弧状に湾曲させている。筒状体1は、図1に示した
円筒形状に限定するものではなく、図3(a)及び
(b)に断面図で示したように、中空状となった角柱形
状や三角柱形状であってもよく、筒状であればどのよう
な形状であってもよい。
【0016】筒状体1を湾曲させたことによって、例え
ば、同手提げ補助具Aをビニール製袋Bの手提げ部3に
取り付けた際、同手提げ部3が手提げ補助具Aの筒状体
1の内壁を滑ることによって、ビニール製袋Bの重心と
手提げ補助具Aが常に同一鉛直線上に位置することにな
り、不要な力を必要とせず、最小の力でビニール製袋B
を持ち運ぶことができる。
【0017】また、湾曲した筒状体1両端にU字状の切
欠形状9を形成したことによって、同切欠形状9がスト
ッパーとして機能し(図2参照)、筒状体1中空部に通
したビニール製袋Bの手提げ部3が割れ目2に達するこ
とがなく、勝手に同手提げ部3が外れることを防止する
ことができる。
【0018】さらに、図1(b),(c)及び図2に示
すように、割れ目端部10の割れ目2の幅をV字状に拡開
状とすることによって、ビニール製袋Bの手提げ部3を
割れ目2に送入容易とすることができるとともに、逆
に、手提げ部3の取り外しも容易とすることができる。
【0019】図4に示す手提げ補助具Aは、筒状体1の
外周面に発泡ウレタン11を帖設したものである。
【0020】発泡ウレタン11の代わりに、フェルトまた
は発泡ポリエチレンを用いてもよく、これらは弾力性を
有しているので、これらを所用の厚みで手提げ補助具A
の外周面に帖設しておくことによって、把持する手への
馴染みを向上させ、手との接触面積を増加させることに
より、さらに把持を容易とすることができるとともに、
汗によって手提げ補助具Aを把持した手が滑ることを防
止することができる。
【0021】さらに、発泡ウレタン11、フェルトまたは
発泡ポリエチレンだけでなく、それ以外の弾力性を有す
る材料を用いて同様の機能を生じさせてもよい。
【0022】また、図5の正面図に示すように、筒状体
1の外周形状を、把持が行いやすいように指の位置に合
わせて凹凸を設けたり、あるいは、図示しないが筒状体
1外周面に複数の溝を刻設して滑り止めとしてもよい。
【0023】さらに、図6に示すように、端部にキーホ
ルダーへの取着を可能とする補助金具12を取り付けて
おいてもよいし、図示しないが、手提げ補助具A自体を
キーホルダーとしても使用すべく、接続用金具を取り付
けておいてもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、筒状体
であって、同筒状体の長さ方向と平行に筒状体側面に割
れ目を形成し、同割れ目を最外として筒状体を円弧状に
湾曲させるとともに、筒状体両端にU字状の切欠形状を
形成したことよって、同割れ目に沿ってビニール製袋の
手提げ部を筒状体の中空部に挿入することにより、ビニ
ール製袋に手提げ補助具を取付可能とすることができ、
ビニール製袋の持ち運びを容易とすることができる。
【0025】特に、紙パックやペットボトルなどの重量
のある品物をビニール製袋に入れて持ち運ぶ際に、ビニ
ール製袋の手提げ部が手にくい込むことがなく、また、
所用の大きさを有する筒状体となっているので、把持す
る手に力を加えやすく、把持を容易とすることができ
る。
【0026】また、一つの手提げ補助具に複数のビニー
ル製袋を掛止することができ、そのうえ、ビニール製袋
は複数であっても把持部分は一つとすることができるの
で、ビニール製袋の取り扱いを容易とすることができ
る。
【0027】さらに、割れ目を最外として前記筒状体を
円弧状に湾曲させることによって、把持の容易な手提げ
補助具の形状とすることができるとともに、ビニール製
袋の手提げ部が同手提げ補助具の内周面を滑ることによ
って、ビニール製袋の重心と手提げ補助具が常に同一鉛
直線上に位置することになり、ビニール製袋を持ち運ぶ
際に、最小限の力だけで持ち運びすることができる。
【0028】また、筒状体両端にU字状の切欠形状を形
成したことによって、同切欠形状がストッパーとなっ
て、複数個のビニール製袋を掛止して持ち運ぶ際に、ビ
ニール製袋の手提げ部が手提げ補助具から外れることを
防止することができる。
【0029】請求項2記載の本発明によれば、筒状体外
周面に発泡ウレタン、フェルト、発泡ポリエチレンのい
ずれか1つを帖設したことによって、手提げ補助具を手
に馴染みやすくすることができるとともに、同手提げ補
助具を把持する手が滑ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手提げ補助具の説明図である。
【図2】手提げ補助具の使用状態を示す斜視図である。
【図2】他の実施例における手提げ補助具の断面図であ
る。
【図4】発泡ウレタンを帖設した手提げ補助具の斜視図
である。
【図5】他の実施例における手提げ補助具の斜視図であ
る。
【図6】他の実施例における手提げ補助具の斜視図であ
る。
【符号の説明】 A 手提げ補助具 B ビニール性袋 1 筒状体 2 割れ目 3 手提げ部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状体であって、同筒状体の長さ方向と
    平行に筒状体側面に割れ目を形成した手提げ補助具。
  2. 【請求項2】 前記筒状体の正面視形状が割れ目を上辺
    とした逆台形状となるべく、筒状体両端を斜め切り落と
    し形状としたことを特徴とする請求項1記載の手提げ補
    助具。
  3. 【請求項3】 前記割れ目端部に位置する筒状体部に導
    入爪を延設したことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の手提げ補助具。
  4. 【請求項4】 前記割れ目を最外として前記筒状体を円
    弧状に湾曲させるとともに、筒状体両端にU字状の切欠
    形状を形成したことを特徴とする請求項1記載の手提げ
    補助具。
  5. 【請求項5】 前記割れ目端部の割れ目の幅を拡開状と
    したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の手提げ補助具。
  6. 【請求項6】 前記筒状体外周面に発泡ウレタン、フェ
    ルト、発泡ポリエチレンのいずれか1つを帖設したこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の手提
    げ補助具。
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