JP2000106352A - レーザー溶断方式半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

レーザー溶断方式半導体装置の製造方法および半導体装置

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JP2000106352A JP10275390A JP27539098A JP2000106352A JP 2000106352 A JP2000106352 A JP 2000106352A JP 10275390 A JP10275390 A JP 10275390A JP 27539098 A JP27539098 A JP 27539098A JP 2000106352 A JP2000106352 A JP 2000106352A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のレーザー溶断方式半導体装置製造方法
では、連結用金属層の上端が半導体基板の表面と同一平
面上にあるため、ワイヤボンディングの際にワイヤと連
結用金属層との短絡が起こりやすく、また連結用金属層
のつば状の突出部が半導体チップのハンドリング時に変
形し易いという問題があった。 【解決手段】 本発明のレーザー溶断方式半導体装置製
造方法は、表側分離溝形成工程と裏側分離溝形成工程の
少なくとも一方を2回以上の別々のエッチングにより行
うことにより、表側分離溝を覆う連結用金属層20の上
端を半導体基板1の表面から下方に離してワイヤ13と
の短絡発生を防止し、つば状の突出部11の長さのばら
つきを抑制して、その変形発生を抑制することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裏面に放熱用金属
層を備えた半導体装置に関し、特に、レーザ溶断により
素子分離を行う該半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体デバイスのうち、マイクロ
波通信等に使用される高出力FETのような熱抵抗低減を
必要とするデバイスでは、半導体ウエハの厚みを50μ
m以下に薄板化する必要がある。また、薄板化によるハ
ンドリング時のウエハ破損防止と、放熱効率の向上のた
め、裏面に放熱用金属層の厚膜を形成する必要がある。
【0003】かかる放熱用金属層を備えた半導体ウエハ
を半導体チップに分離する際、通常の半導体ウエハに用
いるダイシング法を適用すると、ダイサーの刃に放熱用
金属層が付着して、目詰まりを起こす。ダイシング法に
代えてウエットエッチング法による分離も可能である
が、ウエットエッチング法においては、分離の最終工程
において分離された半導体チップは溶媒中にばらばらに
散在することとなるため、分離後のチップの回収に時間
がかかる上、回収時にチップが破損する問題があった。
【0004】これらの問題を解決する分離法として、エ
ッチングとレーザー溶融を用いて半導体ウエハを半導体
チップに分離する方法が、PCT出願番号JP/96/
02758に開示されている。以下、その製造方法につ
いて図面を参照して説明する。
【0005】図8及び図9は、放熱用金属層を備える半
導体装置の製造方法の工程断面図である。まず、予め半
導体素子を形成したGaAs基板1の表面にレジストパ
ターン2をマスクとしたエッチングにより表側分離溝3
を形成し(図8(a))、続いてメッキ法等により表側
分離溝3内に第1の連結用金属層4を形成する(図8
(b))。
【0006】次に、GaAs基板1の表面にワックス5
を塗布し、ガラス板やサファイヤ板等の支持基板6に接
着し、GaAs基板1の膜厚が約20〜30μmとなる
まで、裏面から研磨する(図8(c))。上記表側分離
溝3の深さは、通常、研磨後の基板厚の半分以下であ
る。
【0007】次に、GaAs基板1の裏面において表側
分離溝3の底面3bに対向した位置に開口をもつ、レジ
ストパターン7を形成し、これをマスクとして、GaA
s基板1の裏面を表側分離溝内の連結用金属層4の底面
が露出するまでエッチングし、裏側分離溝8を形成する
(図8(d))。尚、ここで裏側分離溝8の底面8bの
巾よりも、表側分離溝3の底面3bが広くなるようにす
る必要がある。底面8bの方が、底面3bよりも広くな
ると、エッチング量のばらつきのため、底面8bの端部
にエッチングが第1の連結用金属層4に沿って異常進行
した異常エッチング部分8cが発生する恐れがあるから
である(図10)。
【0008】次に、レジストパターン7を除去した後、
GaAs基板1の裏面全面にメッキ給電層を形成し(図
示せず)、裏側分離溝8内に第1の連結用金属層4を補
強するための第2の連結用金属層9をメッキ法により形
成する。続いて表側分離溝3の底面に対向した領域を除
いて放熱用金属層10を電解メッキ法によって形成す
る。(図9(a))。
【0009】次に、支持基板6からGaAs基板1を剥
がし、放熱用金属層10の裏面にエキスパンドフィルム
(図示せず)を貼付け、YAGレーザ等を用いたレーザ
溶断加工により、表側分離溝3側から、該表側分離溝内
の第1及び第2の連結用金属層4、9を溶断して分離を
行い、半導体チップ30を得る(図9(b))。レーザ
ー溶断後の連結用金属層4、9は、レーザー溶融された
先端部27がラウンド形状となっており、つば状突出部
11を有する形状となる。
【0010】得られた半導体チップは、放熱用金属層1
0の裏面の部分で半田接着などによりパッケージ12に
接着された後、GaAs基板1の表面のボンディングパ
ッド部分にワイヤ13がボンディングされ、樹脂により
封止される。
【0011】かかる連結用金属層で接続された半導体素
子をレーザ溶断して各半導体チップに分離する半導体装
置の製造方法では、ダイシング工法のような刃の目詰ま
りの問題はない。またレーザーによる分離後も、半導体
チップが散在せず、エキスパンドフィルム上にチップが
配列しているため、ウエットエッチング法のようなチッ
プ回収に伴う問題もない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この製造方法
では、第1の連結用金属層4の上端がGaAs基板1の
表面と同一平面上にある。また、第1の連結用金属層4
の上端は、メッキ法等にり形成されるため、GaAs基
板1の表面より突出する場合もある。このため、ワイヤ
ボンディングの際にワイヤ13と連結用金属層4との短
絡が起こりやすく、半導体装置の製造歩留まりが不安定
という問題があった。さらに、樹脂封止後、樹脂の熱変
形などによりワイヤ13が変形して第1の連結用金属層
と短絡を起こし易く、半導体装置の信頼性が低下する問
題もあった。
【0013】また、第1の連結用金属層4及び第2の連結
用金属層9は、レーザーによる溶断後、つば状の突出部
11を有することとなるが、このつば状の突出部11
は、突出している長さがその厚みに比して長く、また長
さばらつきが大きいため、半導体チップのハンドリング
時に曲がり易く、ワイヤとの接触などにより工程不良が
発生する問題もあった。
【0014】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、ワイヤと連結用金属
層上端部との短絡を防止し、連結用金属層のチップハン
ドリング時の変形の発生を抑制できるレーザー溶断方式
半導体装置製造方法及び該方法で製造された半導体装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレーザー溶断技術対応半導体装置製造方法
は、半導体基板の表面にエッチングにより表側分離溝を
形成する表側分離溝形成工程と、該表側分離溝の表面を
覆う連結用金属層を形成する工程と、該半導体基板を裏
面から薄膜化する工程と、該半導体基板裏面に該表側分
離溝の底面に対向する領域を除いて放熱用金属層を形成
し、該半導体基板裏面に該表側分離溝の底面に対向する
裏側分離溝をエッチングにより形成して上記連結用金属
層を露出させる裏側分離溝形成工程と、該連結用金属層
をレーザーで溶断する工程とを備えた半導体装置の製造
方法であって、上記表側分離溝形成工程と上記裏側分離
溝形成工程の少なくとも一方が2回以上の別々のエッチ
ングから成り、該1回目のエッチングにより形成された
溝の底面を、該2回目以降のエッチングによりさらにエ
ッチングすることを特徴とするものである。
【0016】上記表側分離溝形成工程は、第1の開口巾
を有する第1のレジストパターンをマスクとして第1の
表側分離溝を形成する工程と、上記半導体基板の表面と
上記第1の表側分離溝の側面とを覆いかつ上記第1の表
側分離溝の底面に開口部を有するように形成された第2
のレジストパターンをマスクとして該第1の表側分離溝
の下部に連続して第2の表側分離溝を形成する工程とを
含み、上記第1と第2の表側分離溝からなる表側分離溝
を形成する工程とし、上記表側分離溝の表面を覆う連結
用金属層を形成する工程において、上記第2のレジスト
パターンをマスクとして上記第2の表側分離溝の表面の
みを覆うよう上記連結用金属層を形成することが好まし
い。これにより、上記表側分離溝を覆う連結用金属層の
上端を半導体基板の表面から下方に離した構造の半導体
装置を製造でき、半導体装置製造工程における半導体基
板に接続されたワイヤと連結用金属層の短絡発生が防止
できる。
【0017】また、上記裏側分離溝形成工程は、上記放
熱用金属層をマスクとして上記連結用金属層が露出しな
い深さにエッチングをすることにより第1の裏側分離溝
を形成する工程と、該第1の裏側分離溝のサイドエッチ
ング部を埋めるように上記第1の裏側分離溝の側面を覆
って上記放熱用金属層と表面を連ねて形成されたサイド
ウォール状保護膜及び上記放熱金属層をマスクとして上
記連結用金属層が露出する深さまでエッチングを行うこ
とにより第2の裏側分離溝を形成する工程とを含み、上
記第1と第2の裏側分離溝からなる裏側分離溝を形成す
る工程とすることが好ましい。これにより、裏側分離溝
エッチング時のサイドエッチング量のばらつきを抑制で
き、レーザーによる溶断後に表側分離溝を覆う連結用金
属層が有するつば状の突出部の長さのばらつきを小さく
することができる。
【0018】またさらに、上記表側分離溝が、薄膜化さ
れた上記半導体基板厚の半分以上の深さになるように、
かつ該表側分離溝の底面が上記裏側分離溝の底面よりも
狭くなるように上記表側分離溝の巾と深さ及び薄膜化後
の基板の厚さとをそれぞれ設定することが好ましい。こ
れにより、連結用金属層のレーザー溶断される部分であ
る表側分離溝の底面に接する部分が、半導体基板の表面
からより下方に離れるため、レーザー溶断時の溶断飛沫
の半導体基板表面への付着を防止できる。また、表側分
離溝を深く形成することにより、その底面を裏側分離溝
の底面よりも狭く形成することが可能となり、これによ
り半導体基板上の半導体素子を形成できる有効面積を大
きくすることができる。
【0019】また、本発明は、表面に複数の半導体素子
が形成された半導体基板を分割する部分において、表面
から表側分離溝を形成して該表側分離溝に連結用金属層
を形成し、さらに裏面から裏側分離溝を形成して上記連
結用金属層を裏面から露出させた後に、上記露出させた
連結用金属層をレーザーで溶断することにより形成され
た半導体装置であって、上記表側分離溝と上記裏側分離
溝の少なくとも一方は、2回以上に分けてエッチングさ
れて形成されることにより、上記半導体装置の側面が段
状に形成されていることを特徴とする半導体装置でもあ
る。
【0020】上記表側分離溝は、第1の表側分離溝を形
成する第1エッチングと該第1の表側分離溝の底面にお
いて第2の表側分離溝を形成する第2エッチングにより
形成され、上記連結用金属層が上記第1の表側分離溝に
対応する上記半導体装置の側面には形成されていないこ
とが好ましい。これにより、半導体基板表面に接続され
たワイヤと該連結用金属層の短絡が防止できる。
【0021】この場合において、上記半導体装置の側面
において上記第1の表側分離溝に対応する上記半導体装
置の側面が、上記第2の表側分離溝に対応する上記半導
体装置の側面より突出しているか、若しくは上記第2の
表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面が、上記第
1の表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面より突
出していることが好ましい。上記第1の表側分離溝に対
応する上記半導体装置の側面が、上記第2の表側分離溝
に対応する上記半導体装置の側面より突出している場合
には、ワイヤと連結用金属層短絡の防止に加えて、連結
用金属層と半導体基板の接合界面をチップ上部より見え
なくすることができる利点がある。
【0022】また、上記裏側分離溝が、第1の裏側分離
溝を形成する第1エッチングと該第1の裏側分離溝の側
面からのサイドエッチングの進行を停止して該第1の裏
側分離溝の底面において第2の裏側分離溝を形成する第
2エッチングとにより形成されることにより、上記半導
体装置の上記裏側分離溝に対応する側面が段状に形成さ
れていることが好ましい。これにより、裏側分離溝エッ
チング時のサイドエッチング量のばらつきを抑制でき
る、レーザーによる溶断後に表側分離溝を覆う連結用金
属層が有するつば状の突出部の長さのばらつきを小さく
することができる。
【0023】またさらに、上記半導体装置の側面におい
て、上記半導体装置の上記表側分離溝に対応する側面
が、上記裏側分離溝の対応する側面より長くかつ突出し
ていることが好ましい。これにより、連結用金属層のレ
ーザー溶断される部分が、半導体基板の表面からより下
方に離れるため、レーザー溶断時の連結用金属層の溶融
飛散物の半導体基板表面への付着を防止できる。また、
その底面を裏側分離溝の底面よりも狭く形成することが
可能となり、半導体基板上の半導体素子を形成できる有
効面積を大きくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図中、図8〜9と同
一符号は、同一または相当個所を示す。
【0025】実施の形態1 本発明の実施の形態1は、表側分離溝を2回の別々のエ
ッチングによって形成することにより、連結用金属層の
上端部とワイヤとの短絡を防止することを目的とするも
のである。実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法
について、図1及び3を参照しながら説明する。本製造
方法では、半導体基板であるGaAs基板1の表面に半
導体素子を形成し、次にGaAs基板1の表面に第1の
レジストパターン14をマスクとしてエッチング(第1
エッチング)を行い、第1の表側分離溝16を形成する
(図1(a))。ここで、第1のレジストパターン14
の開口巾15は任意に設定可能であるが、本実施の形態
においては、開口巾15が最終的な表側分離溝底面(図
中19b)の必要巾よりも広くなるよう形成する。
【0026】次に、第1のレジストパターン14を除去
し、第2のレジストパターン17を、GaAs基板1の
表面と第1の表側分離溝の側面16aとを覆いかつ第1の
表側分離溝の底面16bに開口を有するように形成す
る。該第2のレジストパターン17をマスクに第1の表
側分離溝16の底面16bのエッチングを行い(第2エ
ッチング)、第1の表面分離溝の下部に連続して第2の表
側分離溝19を形成する(図1(b))。ここで、第2
のレジストパターン17の開口巾18は、表側分離溝の
側面16aを覆うことができれば任意に設定可能である
が、本実施の形態においては、第1のレジストパターン
14の開口巾15よりも狭くする。こうして形成した表
側分離溝は、巾の広い第1の表側分離溝16と巾の狭い
第2の表側分離溝19とが上下に積層された構造から成
る。
【0027】次に、第2のレジストパターン17をマス
クに第1の連結用金属層20を形成する(図1(c))。
連結用金属層20の形成には、無電解メッキ法が利用で
きる。無電解メッキによる場合は、レジストパターン1
7に連結用金属層は付着しないため、第2の表側分離溝
19の内面にのみ連結用金属層20がメッキされる。ま
た、第2の表側分離溝のサイドエッチング量が少なく、
第2の表側分離溝19の側面19aとレジストパターン
17の側面との段差が小さい場合は、蒸着またはスパッ
タの手法によって連結用金属層20を形成しても良い。
この場合は、全面に連結用金属層20が付着するが、第
2の表側分離溝の内面以外の領域に付着した金属層はレ
ジストパターン17除去の際に同時に除去される。従っ
て、第1の連結用金属層20を、第2の表側分離溝の内面
にのみ形成することができる。尚、本実施の形態におい
ては、表側分離溝を2回のエッチングにより形成した
が、3回のエッチングに分けて形成しても良い。この場
合、本実施の形態における1回目と2回目のエッチングの
関係を、1回目と2回目のエッチングの間及び2回目と3回
目のエッチングの間にも適用し、3回目のエッチング後
に連結用金属層20を形成する。またさらに、表側分離
溝のエッチングを4回以上に分けた場合も同様である。
【0028】次に、従来方法と同様の工程により、ワッ
クス5によりGaAs基板1の表面を支持基板6に接着
した後に、裏面研磨し、表側分離溝19に対向する裏側
分離溝8を形成して第1の連結用金属層20を露出さ
せ、補強用の第2の連結用金属層21を裏側分離溝8の
内面を覆って形成し、表側分離溝の底面19bに対向す
る領域を除いて放熱用金属層10を形成する。尚、第1
の連結用金属層20が厚く、その強度が十分ある場合
は、補強用の第2の金属層21は省略しても良い。ま
た、放熱用金属層10の形成領域はレーザーによる溶断
の妨げにならない領域とすることが必要であるが、必ず
しも表側分離溝の底面19bに対向する領域を完全に除
外して設定する必要はない。
【0029】次に、従来方法と同様の工程により、Ga
As基板1を支持基板6から取り外し、エキスパンドフ
ィルムに接着し、第1の連結用金属層20及び第2の連結
用金属層21をレーザーにより溶断して、半導体チップ
30を得る。溶断された連結用金属層20、21は、そ
の先端27が溶融してラウンド状になっており、つば状
の突出部11を有する。半導体チップ30を、パッケー
ジ12に放熱用金属層10の裏面で半田接着し、GaA
s基板1の表面にワイヤ13を接続して半導体装置を得
る(図3(a))。
【0030】こうして形成された半導体装置において
は、表側分離溝を形成するエッチングが2回に分けて行
われた結果、半導体装置の側面が段状に形成されてお
り、第2の表側分離溝19に対応する側面19aが、第
1の表側分離溝16に対応する側面16aよりも突出し
ている。また、第1の連結用金属層20は、第2の表側
分離溝に対応する側面19aに形成され、第1の表側分
離溝に対応する側面16aには形成されていない。
【0031】第1の連結用金属層20の上端は、GaA
s基板1の表面より下方に離れた位置にあるため、ワイ
ヤ13が多少変形しても、第1の連結用金属層20と短
絡することはない。従って、ワイヤボンディング工程に
おけるワイヤ13と連結用金属層20の上端との短絡不
良を防止して半導体装置の製造歩留まりを安定させ、熱
ストレスなどによるワイヤ13の変形に伴う短絡発生を
防止して半導体装置の信頼性を高めることができる。
【0032】実施の形態2 本発明の実施の形態2も、表側分離溝を2回の別々のエ
ッチングにより形成することにより、連結用金属層の上
端部とワイヤとの短絡防止を目的とするものである。実
施の形態2について、図2を参照しながら説明する。本
製造方法では、実施の形態1と同様の方法により、Ga
As基板1の表面に第1のレジストパターン14をマス
クとしてエッチングを行い(第1エッチング)、第1の
表側分離溝16を形成する(図2(a))。ここで、第
1のレジストパターン14は、実施の形態1と異なり、
その開口巾15が最終的な表側分離溝底面(図中19
b)の必要巾と同じか狭くなるよう形成する。
【0033】次に、実施の形態1と同様にして、第1の
レジストパターン14を除去し、第2のレジストパター
ン17を、GaAs基板1の表面と第1の表側分離溝の
側面16aを覆いかつ第1の表側分離溝の底面16bに
開口を持つように形成し、該第2のレジストパターン1
7をマスクに底面16bのエッチングを行い(第2エッ
チング)、第2の表側分離溝19を形成する(図2
(b))。ここで、第2のレジストパターンの開口巾1
8は、実施の形態1と異なり、第1のレジストパターン
の開口巾15と同じかやや広く設定する。ただし開口巾
18は、第1の表側分離溝の底面16bよりも広くして
はならない。こうして形成した表側分離溝は、第1の表
側分離溝16の下部に、これと同一か巾広の第2の表側
分離溝19が積層した構造となる。
【0034】次に、第2のレジストパターン17をマス
クに第1の連結用金属層20を形成する(図2
(c))。連結用金属層20の形成には、無電解メッキ
の手法が利用できる。レジストパターン17に連結用金
属層は付着しないため、第1の連結用金属層20を、第2
の表側分離溝の内面にのみ形成できる。尚、本実施の形
態においても、表側分離溝を3回のエッチングに分けて
形成しても良い。この場合、本実施の形態における1回
目と2回目のエッチングの関係を、1回目と2回目のエッ
チングの間及び2回目と3回目のエッチングの間にも適用
し、3回目のエッチング後に連結用金属層20を形成す
る。
【0035】次に、実施の形態1と同様に、支持基板6
に接着してGaAs基板1の裏面研磨した後、裏側分離
溝8を形成し、補強用の第2の連結用金属層21及び放
熱用金属層10を形成し(図2(d))、支持基板6よ
り外して、第1の連結用金属層20及び第2の連結用金属
層21をレーザーにより溶断して、半導体チップ30を
得る。半導体チップ30を、パッケージ12に半田接着
し、ワイヤ13を接続して半導体装置を得る。(図3
(b))。
【0036】こうして形成された半導体装置において
は、実施の形態1と逆に、第1の表側分離溝16に対応
する側面16aが、第2の表側分離溝19に対応する側
面19aよりも突出している。また、第1の連結用金属
層20は、実施の形態1同様、第2の表側分離溝に対応
する側面19aにのみ形成されている。
【0037】第1の連結用金属層20の上端は、実施の
形態1同様、GaAs基板1の表面より下方に離れた位
置にあるためワイヤ13と連結用金属層20の上端との
短絡を防止することができる。従って、半導体装置の製
造歩留まりを安定させ、信頼性を高めることができる。
【0038】また、本実施の形態においては、第1の連
結用金属層20とGaAs基板1との接合界面が半導体
チップ上部より直接見えない構造となっているため、下
記の利点がある。
【0039】連結用金属層20とGaAs基板1の接合
界面は、主に無電解メッキ法で形成されるため、一般に
接合界面を直接観察すると隙間や反応面の跡が見えてし
まう。一方、この接合界面はレーザー溶断後の溶断面2
7と近接した位置にくるが、レーザー溶断面はその外観
形状に異常が無いかチップ上部からの目視検査を行う必
要がある。従って、連結用金属層とGaAs基板の接合
界面が、チップ上部から直接観察されると、接合界面の
隙間や反応面の跡と、レーザー溶断面の外観形状の異常
とが目視において判別し難く、レーザー溶断面27の外
観検査工程に支障をきたす。本実施の形態においては、
上記接合界面がチップ上部から直接見えないため、こう
した外観検査工程における問題がない。
【0040】実施の形態3 本発明の実施の形態3は、裏側分離溝を2回の別々のエ
ッチングにより形成することにより、裏側分離溝形成時
のサイドエッチング量のばらつきを抑制し、連結用金属
層の有するつば状突出部の長さのばらつきを減少するこ
とを目的とするものである。ここで、実施形態3の工程
の説明に先立って、裏側分離溝形成時のサイドエッチン
グ量とつば状突出部の長さの関係について従来の製造方
法である図8及び9を参照して説明する。
【0041】つば状突出部11の長さは、表側分離溝3
の底面3bと裏側分離溝8の底面8bのいずれか短い方
の巾により決定される(図9(a),(b))。前述の
通り、通常は表側分離溝3の底面3bは裏側分離溝8の
底面8bよりも広いため、つば状突出部11の長さは、
裏側分離溝8の底面8bの巾により決定されることとな
る。一方、裏側分離溝の底面8bの巾は、裏側分離溝の
エッチング形成のマスクであるレジストパターン7の開
口巾及び該エッチング時のサイドエッチング量により決
定される(図8(d))。従って、底面8bの巾のばら
つきの主原因は、裏側分離溝エッチングの際のサイドエ
ッチング量のばらつきにあり、これを抑制することによ
り、つば状突出部の長さ11のばらつきを抑制すること
ができる。
【0042】次に、実施の形態3の製造工程について図
4を参照して説明する。本実施の形態においては、まず
従来と同様の方法により、半導体基板であるGaAs基
板1の上に表側分離溝3を形成し、これを覆うように第
1の連結用金属層4を形成した後、GaAs基板1の表
面をワックス5により支持基板6に接着し、基板1を裏
面より研磨して薄板化する(図4(a))。
【0043】次に、表側分離溝3の底面に対向する部分
を除いて放熱用金属層10を形成する。次に、放熱用金
属層10をマスクとして第1の連結用金属層4が露出し
ない深さに、好ましくは連結用金属層4が露出する深さ
の約半分の深さにエッチングを行い、第1の裏側分離溝
22を形成する。
【0044】次に第1の裏側分離溝22の内部を充填す
るようにポジ型レジスト23を塗布し、放熱用金属層1
0の裏面より露光する。第1の裏側分離溝の側面22a
に接する部分は、放熱用金属層10の陰になるため露光
されない。この後ポジ型レジスト23を現像することに
より、第1の裏側分離溝22のサイドエッチング部を埋
めるように第1の裏側分離溝の側面22aを覆って放熱
用金属層10と表面の連なった形状のサイドウォール状
保護膜25を形成することができる(図4(d))。
尚、サイドウォール状保護膜25は、上記手法に代えて
エッチバックの手法を用いて形成しても良い。
【0045】次に、サイドウォール状保護膜25及び放
熱用金属層10をマスクとして連結用金属層4が露出す
るまでエッチングを行い、第2の裏側分離溝24を形成
する(図5(a))。
【0046】次に、サイドウォール状保護膜25を除去
し、放熱用金属層10と第1の裏側分離溝22及び第2
の裏側分離溝24を覆って、第2の連結用金属層26を
形成する(図5(b))。その後、従来と同様の方法に
より、レーザー溶断を行い、半導体チップ30に分離
し、パッケージ12に接着後、ワイヤ13を接続して半
導体装置を得る(図7(a))。
【0047】こうして得られた半導体装置は、裏側分離
溝に対応する側面28が段状に形成されている。また、
半導体装置側面には、連結用金属層4、26がレーザー
によって溶断されて形成されたつば状の突出部11を有
する。
【0048】前述したようにつば状の突出部11の長さ
ばらつきは、裏側分離溝の底面巾のばらつきに依存し、
裏側分離溝の底面巾のばらつきは、これをエッチングす
る際のサイドエッチング量のばらつきに依存する。一
方、このサイドエッチング量のばらつきは裏側分離溝の
エッチング深さに比例する。即ち裏側分離溝8が深いほ
ど、サイドエッチング量のばらつきが相対的に大きくな
り、裏側分離溝底面の巾がばらつくこととなる。本実施
の形態においては、裏側分離溝のエッチングを約半分ま
で行い第1の裏側分離溝22を形成後、第1の裏側分離
溝側面22aからのサイドエッチングが進行しないよう
サイドウォール状保護膜25を形成し、これをマスクと
して第2の裏側分離溝を形成するエッチングを行う。従
って、本実施の形態における裏側分離溝の最終的な底面
の巾24bの長さばらつきは、後から行う第2の裏側分
離溝形成時のサイドエッチング量のばらつきのみに依存
し、従来の方法に比較して約半分のばらつきとなる。
【0049】従って、裏側分離溝底面24bの巾のばら
つきを抑制することにより、レーザー溶断後のつば状突
出部11の長さばらつきを小さくし、半導体チップハン
ドリング時のつば状突出部11の曲がり発生を抑制する
ことができる。
【0050】また、表側分離溝の底面巾は、通常、前述
の通り裏側分離溝の底面巾よりも広くしなければならな
いため、裏側分離溝底面の巾にそのばらつきをマージン
として加えた巾に設計される。本実施の形態において
は、裏側分離溝底面の巾のばらつきを抑制することによ
り、表側分離溝の巾をその分狭く設計することができ
る。従ってこれによりGaAs基板1上の半導体素子を
形成できない非有効領域を減らして、1ウエハーあたり
のチップ取れ数を増やすことができる利点もある。
【0051】尚、本実施の形態においては、従来の技術
と異なり、放熱用金属層10を裏側分離溝形成用のマス
クとして使用する。放熱用金属層を分離溝形成のマスク
として使用する方法(特願平10−070248号)
は、GaAs基板1を薄板化した後のパターニング工程
の回数を減らし、パターニング工程における基板の欠け
等を防止できる利点がある。また、本実施の形態におい
ては、裏側分離溝を2回のエッチングにより形成した
が、3回のエッチングにより形成しても良い。この場
合、本実施の形態における1回目と2回目のエッチングの
関係を、1回目と2回目のエッチングの間及び2回目と3回
目のエッチングの間にも適用し、2回目のエッチングは
連結用金属層4が露出しない深さに行い、3回目のエッ
チングにおいて連結用金属層4を露出させる。またさら
に、裏側分離溝のエッチングを4回以上に分けた場合も
同様である。
【0052】実施の形態4 本発明の実施の形態4は、実施の形態1においてさら
に、表側分離溝が薄膜化された半導体基板厚の半分以上
の深さになるように、かつ表側分離溝の底面が裏側分離
溝の底面よりも狭くなるように表側分離溝の巾と深さ及
び薄膜化後の基板厚をそれぞれ設定することにより、連
結用金属層の上端部とワイヤとの短絡防止の目的を達成
すると同時に、レーザー溶断時に発生する連結用金属層
の溶融飛散物のGaAs基板表面への付着を防止し、さ
らに表側分離溝の巾を狭くしてGaAs基板1上の半導
体素子を形成できる面積を広げ、1ウエハーあたりのチ
ップ取れ数を増やすことを目的とするものである。
【0053】まず、実施の形態1と同様の方法により、
GaAs基板1上に第1の表側分離溝16を形成し、続
いてレジストパターン17をマスクに第2の表側分離溝
19及び第1の連結用金属層20を形成する。次に、G
aAs基板1を支持基板6にワックス5で接着した後、
GaAs基板1の裏面を研磨して薄板化し、レジストパ
ターン7をマスクとしてエッチングを行い、裏側の分離
溝8を形成する。
【0054】ここで、第1及び第2の表側分離溝を、実
施の形態1よりも深く形成し、第1の表側分離溝16及
び第2の表側分離溝19の深さの合計がGaAs基板1
の薄板化後の基板厚の半分以上、好ましくは基板厚マイ
ナス数μmとなるように表側分離溝の深さ及び基板厚を
設定する。
【0055】また実施の形態1と異なり、第2の表側分
離溝の底面19bの巾を、裏側分離溝の底面8bよりも
狭く設定する。前述の通り、通常はエッチング量のばら
つきによる裏側分離溝底面の異常エッチングの発生を避
けるため、表側分離溝底面19bは、裏側分離溝の底面
8bよりも広く設定する。しかし、上記裏側分離溝底面
の異常エッチングの発生はエッチング量のばらつきによ
るものであるため、この異常エッチングの発生率は、裏
側分離溝のエッチング深さに比例する。裏側分離溝8の
エッチング深さは、通常15〜20μm程度であるが、
本実施の形態においては通常よりも浅く、好ましくは数
μm以下であるため、上記異常エッチングの発生が問題
とならない。従って、表側分離溝の底面19bの巾を、
裏側分離溝の底面8bの巾よりも狭く設定することが可
能である。
【0056】次に、従来と同様の方法により、第2の連
結用金属層21及び放熱用金属層10を形成し(図6
(d))、レーザー溶断を行って半導体チップ30に分
離し、パッケージ12への接着、ワイヤ13の接続を行
って半導体装置を得る(図7(b))。
【0057】こうして得られた半導体装置は、実施の形
態1と異なり、表側分離溝に対応する側面16aと19
aの合計長さが、上記裏側分離溝の対応する側面8aよ
り長い。かつ表側分離溝に対応する側面19aが裏側分
離溝に対応する側面8aよりも突出している。
【0058】本実施の形態においては、第1の連結用金
属層の上端をGaAs基板1の表面よりも下方にしてワ
イヤ13との短絡を防止できる利点に加えて、第1の連
結用金属層20のレーザー溶断する部分である第2の表
側分離溝の底面19bに接する部分を、GaAs基板1
の表面から大きく下方に離すことができるため、レーザ
ー溶断時における連結用金属層20の溶融飛散物のGa
As基板表面への付着を防止することができる。またさ
らに、第2の表側分離溝の底面19bを狭くできるた
め、第1の表側分離溝16の巾を相対的に狭く設計し、
GaAs基板1上の半導体素子を形成できる面積を広げ
ることにより、1ウエハーあたりのチップ取れ数を増や
すことができる。
【0059】尚、本実施の形態においては、実施の形態
1において表側分離溝の巾と深さ及び薄膜化後の基板厚
を限定したが、実施の形態2または実施の形態3につい
て同様の限定を行っても上述の効果を得ることができ
る。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0061】本発明のレーザー溶断技術対応半導体装置
製造方法においては、表側分離溝形成工程と上記裏側分
離溝形成工程の少なくとも一方が2回以上の別々のエッ
チングから成り、該1回目のエッチングにより形成され
た溝の底面を、該2回目以降のエッチングによりさらに
エッチングすることにより、ワイヤと連結用金属層上端
部との短絡を防止し、または連結用金属層の工程中にお
ける変形の発生を抑制し、安定して高い製造歩留まりで
半導体装置を製造できる。
【0062】上記表側分離溝形成工程において、第1の
表側分離溝を形成後、上記第1の表側分離溝の側面とを
覆いかつ上記第1の表側分離溝の底面に開口部を有する
ように形成された第2のレジストパターンをマスクとし
て第2の表側分離溝を形成し、連結用金属層を形成する
工程において、上記第2のレジストパターンをマスクと
して連結用金属層を形成することにより、上記表側分離
溝を覆う連結用金属層の上端を半導体基板の表面から下
方に離した構造の半導体装置を簡便に製造でき、半導体
装置製造工程における半導体基板に接続されたワイヤと
連結用金属層の短絡発生が防止できる。
【0063】また、上記裏側分離溝形成工程において、
放熱用金属層をマスクとして第1の裏側分離溝を形成
後、上記第1の裏側分離溝の側面を覆って形成されたサ
イドウォール状保護膜及び上記放熱金属層をマスクとし
てエッチングを行うことによって裏側分離溝を形成する
ことにより、裏側分離溝エッチング時のサイドエッチン
グ量のばらつきを抑制でき、これによりレーザーによる
溶断後に表側分離溝を覆う連結用金属層が有するつば状
の突出部の長さのばらつきを小さくし、その工程中の変
形発生を抑制することができる。
【0064】またさらに、上記表側分離溝が、薄膜化さ
れた上記半導体基板厚の半分以上の深さになりかつ該表
側分離溝の底面が上記裏側分離溝の底面よりも狭くなる
ように上記表側分離溝の巾と深さ及び薄膜化後の基板の
厚さとをそれぞれ設定することにより、レーザー溶断工
程における連結用金属層の溶融飛散物の半導体基板表面
への付着を防止できる。また、表側分離溝を深く形成す
ることにより、その底面を裏側分離溝の底面よりも狭く
形成することが可能となり、これにより半導体基板上の
半導体素子を形成できる有効面積を大きくすることがで
きる。
【0065】本発明の半導体装置は、表側分離溝と裏側
分離溝の少なくとも一方が、2回に分けたエッチングに
よって形成され、それにより上記半導体装置の側面が段
状に形成されていることにより、ワイヤと連結用金属層
上端部との短絡が起こりにくく、または連結用金属層の
つば状突出部の変形が発生しにくく、安定生産可能で、
高い信頼性を持つ。
【0066】上記表側分離溝を、第1の表側分離溝を形
成する第1エッチングと該第1の表側分離溝の底面にお
いて第2の表側分離溝を形成する第2エッチングにより
形成された構造とし、上記連結用金属層が上記第1の表
側分離溝に対応する上記半導体装置の側面には形成され
ていない構造とすることより、半導体装置の側面の連結
用金属層が半導体基板表面に接続されたワイヤから離れ
た構造となり、ワイヤと連結用金属層の短絡が起きにい
半導体装置となる。
【0067】上記半導体装置において、上記第2の表側
分離溝に対応する上記半導体装置の側面が、上記第1の
表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面より突出し
ている構造とすることにより、ワイヤと連結用金属層短
絡が起きにくいことに加えて、ワイヤと半導体基板自身
との接触も起きにくい半導体装置となる。
【0068】また上記半導体装置において、上記第1の
表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面が、上記第
2の表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面より突
出している構造とすることによりワイヤと連結用金属層
短絡が起きにくいことに加えて、連結用金属層と半導体
基板の接合界面をチップ上部より見えず、レーザー溶断
面の検査が容易な半導体装置となる。
【0069】また、上記裏側分離溝を、第1の裏側分離
溝を形成後、該第1の裏側分離溝の側面からのサイドエ
ッチングの進行を停止して第2の裏側分離溝を形成する
ことにより形成された構造とし、上記半導体装置の上記
裏側分離溝に対応する側面が段状形状を有した構造とす
ることにより、半導体装置側面の連結用金属層が有する
つば状の突出部の長さのばらつきを小さくし、突出部の
変形を起こりにくい半導体装置とすることができる。
【0070】またさらに、上記半導体装置の側面におい
て、上記半導体装置の上記表側分離溝に対応する側面
を、上記裏側分離溝の対応する側面より長くかつ突出し
ている構造とすることより、半導体基板上の半導体素子
を形成できる有効面積の広い半導体装置とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造工程図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製
造工程図である。
【図3】 (a)本発明の実施の形態1に係る半導体装
置の概略断面図、(b)本発明の実施の形態2に係る半
導体装置の概略断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製
造工程図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製
造工程図である。
【図6】 本発明の実施の形態4に係る半導体装置の製
造工程図である。
【図7】 (a)本発明の実施の形態3に係る半導体装
置の概略断面図、(b)本発明の実施の形態4に係る半
導体装置の概略断面図である。
【図8】 従来の半導体装置の製造工程図である。
【図9】 従来の半導体装置の製造工程図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造工程の一部を説明
する概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2、7及び14 レジストパターン、
3 表側分離溝、16第1の表側分離溝、 19 第2
の表側分離溝、4及び20 第1の連結用金属層、5
ワックス、6 支持基板、8 裏側分離溝、22 第1
の裏側分離溝、24 第2の裏側分離溝、9及び21
第2の連結用金属層、10 放熱用金属層、11 つば
状突出部、12 パッケージ、13 ワイヤ、25 サ
イドウォール状保護膜、30 半導体チップ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面にエッチングにより表
    側分離溝を形成する表側分離溝形成工程と、該表側分離
    溝の表面を覆う連結用金属層を形成する工程と、該半導
    体基板を裏面から薄膜化する工程と、該半導体基板裏面
    に該表側分離溝の底面に対向する領域を除いて放熱用金
    属層を形成し、該半導体基板裏面に該表側分離溝の底面
    に対向する裏側分離溝をエッチングにより形成して上記
    連結用金属層を露出させる裏側分離溝形成工程と、該連
    結用金属層をレーザーで溶断する工程とを備えた半導体
    装置の製造方法であって、 上記表側分離溝形成工程と上記裏側分離溝形成工程の少
    なくとも一方が2回以上の別々のエッチングから成り、
    該1回目のエッチングにより形成された溝の底面を、該
    2回目以降のエッチングによりさらにエッチングするこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記表側分離溝形成工程が、第1の開口
    巾を有する第1のレジストパターンをマスクとして第1
    の表側分離溝を形成する工程と、上記半導体基板の表面
    と上記第1の表側分離溝の側面とを覆いかつ上記第1の
    表側分離溝の底面に開口部を有するように形成された第
    2のレジストパターンをマスクとして該第1の表側分離
    溝の下部に連続して第2の表側分離溝を形成する工程と
    を含み、上記第1と第2の表側分離溝からなる表側分離
    溝を形成する工程であって、 上記表側分離溝の表面を覆う連結用金属層を形成する工
    程において、上記第2のレジストパターンをマスクとし
    て上記第2の表側分離溝の表面のみを覆うよう上記連結
    用金属層を形成することを特徴とする請求項1記載の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 上記裏側分離溝形成工程が、上記放熱用
    金属層をマスクとして上記連結用金属層が露出しない深
    さにエッチングをすることにより第1の裏側分離溝を形
    成する工程と、該第1の裏側分離溝のサイドエッチング
    部を埋めるように上記第1の裏側分離溝の側面を覆って
    上記放熱用金属層と表面を連ねて形成されたサイドウォ
    ール状保護膜及び上記放熱用金属層をマスクとして上記
    連結用金属層が露出する深さまでエッチングを行うこと
    により第2の裏側分離溝を形成する工程とを含み、上記
    第1と第2の裏側分離溝からなる裏側分離溝を形成する
    工程であることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記表側分離溝が、薄膜化された上記半
    導体基板厚の半分以上の深さになるように、かつ該表側
    分離溝の底面が上記裏側分離溝の底面よりも狭くなるよ
    うに上記表側分離溝の巾と深さ及び薄膜化後の基板の厚
    さとをそれぞれ設定したことを特徴とする請求項1記載
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 表面に複数の半導体素子が形成された半
    導体基板を分割する部分において、表面から表側分離溝
    を形成して該表側分離溝に連結用金属層を形成し、さら
    に裏面から裏側分離溝を形成して上記連結用金属層を裏
    面から露出させた後に、上記露出させた連結用金属層を
    レーザーで溶断することにより形成された半導体装置で
    あって、 上記表側分離溝と上記裏側分離溝の少なくとも一方は、
    2回以上に分けてエッチングされて形成されることによ
    り、上記半導体装置の側面が段状に形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 上記表側分離溝が、第1の表側分離溝を
    形成する第1エッチングと該第1の表側分離溝の底面に
    おいて第2の表側分離溝を形成する第2エッチングによ
    り形成され、上記連結用金属層が上記第1の表側分離溝
    に対応する上記半導体装置の側面には形成されていない
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 上記半導体装置の側面において、上記第
    1の表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面が、上
    記第2の表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面よ
    り突出している請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 上記半導体装置の側面において、上記第
    2の表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面が、上
    記第1の表側分離溝に対応する上記半導体装置の側面よ
    り突出している請求項6記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 上記裏側分離溝が、第1の裏側分離溝を
    形成する第1エッチングと該第1の裏側分離溝の側面か
    らのサイドエッチングの進行を停止して該第1の裏側分
    離溝の底面において第2の裏側分離溝を形成する第2エ
    ッチングとにより形成されることにより、上記半導体装
    置の上記裏側分離溝に対応する側面が段状に形成されて
    いることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 上記半導体装置の側面において、上記
    半導体装置の上記表側分離溝に対応する側面が、上記裏
    側分離溝の対応する側面より長くかつ突出していること
    を特徴とする請求項5記載の半導体装置。
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