JP2000105955A - 媒体装着装置及びディスク装置 - Google Patents

媒体装着装置及びディスク装置

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JP2000105955A
JP2000105955A JP10267886A JP26788698A JP2000105955A JP 2000105955 A JP2000105955 A JP 2000105955A JP 10267886 A JP10267886 A JP 10267886A JP 26788698 A JP26788698 A JP 26788698A JP 2000105955 A JP2000105955 A JP 2000105955A
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JP
Japan
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mounting
rotation
medium
disk
rotating
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JP10267886A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Owaki
洋彦 大脇
Masayuki Shiba
正之 志波
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は小型薄型化に適しディスクの自動装
着が可能な媒体装着装置及びディスク装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ディスク1を装着するターンテーブル2
2とスピンドルモータ3とを有しディスク1を回転駆動
する媒体装着装置であって、スピンドルモータ3はシャ
フト11と同方向に往復移動自在に設けられたプランジ
ャ16を有し、ターンテーブル22は固定位置と格納位
置との2つの位置の間を回動可能な複数のクランプ部材
21を軸支してシャフト11に同心円状に配置し、クラ
ンプ部材21をプランジャ16に係合させて往復動作に
より回動させ、ディスク1をターンテーブル22に固定
することを特徴とする媒体装着装置及びディスク装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ディスク記録媒体を回転駆動
して信号を再生するディスク駆動装置であって、特に、
着脱自在にディスクを装着することのできるモータ及び
ディスク装置に関するものである。
【0002】より具体的には、ディスク記録媒体を回転
駆動するに当たり、その回転装置であるモータに取り付
けられたターンテーブル上に同心円盤状媒体を保持する
機構に関するものである。ここで、同心円盤状媒体の例
として、旧EPレコード盤をはじめ、MO、PD、C
D、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−R
OM、DVD−RAM等の記録媒体等を包括する総称と
して単にディスクと表記する。
【0003】
【従来の技術】従来のディスクのクランプ機構について
説明する。従来から採用されているクランプ機構として
次に例示するような3種類が挙げられる。一つめとし
て、例えば特開平9−147479に開示されているよ
うに、ユーザが自らディスクをもち、光ピックアップの
構成部品であるターンテーブルに直接ディスクを取り付
けるディスク自己保持(クランプ方式)があげられる。
このディスク保持の手段として、ターンテーブル内部に
金属製の硬球や樹脂等の部材を有し、その部材によりデ
ィスクをターンテーブル表面に押し付ける機構で、ボー
ルチャック方式と呼ばれる。
【0004】二つめとして、例えば特開平6−8425
5に開示されているように、ローディング機構によっ
て、ディスクをターンテーブルまで搬送しセンターハブ
上に載置した後ディスクの上方向からクランパと呼ばれ
る磁性体を用いた固定部材がその磁気力によりディスク
をターンテーブルに固定する機構である。搬送する場合
にカートリッジを収納するホルダを用いる場合や、ディ
スクを載置するトレイを用いる場合がある。
【0005】三つめとしては、例えば特開昭61−26
4547に開示されているように、ディスクを予めカセ
ットと呼ばれるディスクケースに入れた状態でディスク
装置内部に挿入し、そのカセット上部に設けられたクラ
ンプ部材がターンテーブル内部に設けられた磁石との磁
気回路によりディスクをターンテーブルに固定する方法
が挙げられる。
【0006】以上の各機構では、ディスクは操作者によ
ってターンテーブルやホルダに装着される。従って、操
作しやすい位置までターンテーブルやホルダを移動させ
る必要があった。また、ディスクを装着して中心を合わ
せ、その後クランプ部材が下降して固定する。従ってデ
ィスクケースの表裏に上下動作する機構を必要としてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、ディスク装置は
の小型化、薄型化が進み携帯型のパーソナルコンピュー
タに内蔵される場合が増加している。それに伴い、その
キーデバイスの一つである光ピックアップに更なる小型
化及び薄型化が要求されている。また、コンピュータで
使用するソフトウェアの大容量化や、配布するメディア
に安価なCD−ROMが多く採用されてることに伴い、
ディスク装置のパーソナルコンピュータへの搭載は必然
となっているのが現状である。
【0008】しかしながら、コンピュータ装置は小型軽
量化が進行し、コンピュータ装置の外部記憶装置に使用
されるディスク装置も、小型軽量化、薄型化が要求され
ている。そのため、トレイや上下動作する機構が薄型に
する為の障害になっていた。また、より快適なコンピュ
ータの操作性を提供するために操作者による装着操作を
必要としないディスク装置が要求されていた。
【0009】本発明は小型軽量化、薄型化に適した構造
のディスク駆動装置であって、ディスクの自動装着を可
能にした媒体装着装置及びディスク装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたもので、記録媒体を装着する回転
台手段と回転台を回転駆動する回転駆動手段とを有し記
録媒体を回転駆動する媒体装着装置であって、回転駆動
手段は回転の軸と同方向に往復移動自在に設けられた往
復動手段を有し、回転台手段は記録媒体を装着して固定
する固定位置と回転台手段に格納される格納位置との2
つの位置の間を回動可能な複数の回動装着手段を軸支
し、複数の回動装着手段は回転の軸に対して同心円状に
回転台手段に配置し、回動装着手段を往復動手段に係合
させて往復動手段の往復動作により回動装着手段を回動
させ、記録媒体を回転台手段に固定することを特徴とす
る媒体装着装置、及びこの媒体装着装置を用いたディス
ク装置である。
【0011】本発明によれば、小型軽量化、薄型化に適
した構造の媒体装着装置及びディスク装置であって、デ
ィスクの自動装着を可能にするものである。また、本発
明によれば、回転駆動手段と往復動手段との構成部品の
共用化を図り小型化、薄型化に適した構成にすることが
できる。さらに、本発明によれば、ディスク中心孔の厚
みや径に誤差があったりディスクを載置したときの中心
に多少のズレがあっても補正して確実に装着し固定する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1及び請求項2に
記載の発明は、記録媒体を装着する回転台手段と回転台
を回転駆動する回転駆動手段とを有し記録媒体を回転駆
動する媒体装着装置であって、回転駆動手段は回転の軸
と同方向に往復移動自在に設けられた往復動手段を有
し、回転台手段は記録媒体を装着して固定する固定位置
と回転台手段に格納される格納位置との2つの位置の間
を回動可能な複数の回動装着手段を軸支し、複数の回動
装着手段は回転の軸に対して同心円状に回転台手段に配
置し、回動装着手段を往復動手段に係合させて往復動手
段の往復動作により回動装着手段を回動させ、記録媒体
を回転台手段に固定することを特徴とする媒体装着装
置、及びこの媒体装着装置を用いたディスク装置であ
る。
【0013】本発明によれば、小型軽量化、薄型化に適
した構造の媒体装着装置及びディスク装置であって、デ
ィスクの自動装着を可能にするものである。
【0014】本発明の請求項3から請求項9に記載の発
明は、記録媒体を装着する回転台手段と回転台を回転駆
動する回転駆動手段とを有し記録媒体を回転駆動する媒
体装着装置であって、回転駆動手段は回転の軸の外周に
回転の軸と同軸に配置されて回転の軸と同方向に往復移
動自在に設けられた往復動手段と回転の軸の外周に巻回
された励磁手段とを有し、回転台手段は記録媒体を装着
して固定する固定位置と回転台手段に格納される格納位
置との2つの位置の間を回動可能な複数の回動装着手段
を軸支し複数の回動装着手段を回転の軸に対して同心円
状に回転台手段に配置し、回動装着手段の回動を補助す
ると共に固定位置と格納位置とに留まるように付勢する
付勢手段を有し、回動装着手段は記録媒体を装着して固
定する爪部材と付勢手段の付勢力を受けるカム面部とを
有し、回動装着手段を往復動手段に係合させて往復動手
段の往復動作により回動装着手段を回動させ、記録媒体
を回転台手段に固定することを特徴とする媒体装着装置
及びディスク装置である。
【0015】本発明によれば、請求項1及び請求項2に
記載の小型軽量化、薄型化に適した構造に加え、回転駆
動手段と往復動手段との構成部品の共用化を図り小型
化、薄型化に適した構成にすることができる。
【0016】本発明の請求項10から請求項17に記載
の発明は記録媒体を装着する回転台手段と回転台を回転
駆動する回転駆動手段とを有し記録媒体を回転駆動する
媒体装着装置であって、回転駆動手段は回転の軸の外周
に回転の軸と同軸に配置されて回転の軸と同方向に往復
移動自在に設けられた往復動手段と回転の軸の外周に巻
回された励磁手段とを有し、回転台手段は記録媒体を装
着して固定する固定位置と回転台手段に格納される格納
位置との2つの位置の間を回動可能な複数の回動装着手
段を軸支し複数の回動装着手段を回転の軸に対して同心
円状に回転台手段に配置し、回動装着手段の回動を補助
すると共に固定位置と格納位置とに留まるように付勢す
る付勢手段を有し、回動装着手段は記録媒体を装着して
固定する爪部材と付勢手段の付勢力を受けるカム面部と
を有しカム面部は付勢手段の付勢力を受けた時固定位置
へ回動を開始する点と格納位置へ回動を開始する点との
2点の死点を有し、回動装着手段を往復動手段に係合さ
せて往復動手段の往復動作により回動装着手段を回動さ
せ記録媒体を回転台手段に固定することを特徴とする媒
体装着装置及びディスク装置である。
【0017】本発明によれば、請求項1及び請求項2に
記載の小型軽量化、薄型化に適した構造並びに、請求項
3から請求項9に記載の回転駆動手段と往復動手段との
構成部品の共用化を図り小型化、薄型化に適した構成に
加え、ディスク中心孔の厚みや径に誤差があったりディ
スクを載置したときの中心に多少のズレがあっても補正
して確実に装着し固定することができる。
【0018】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について、図を用いて説明する。図1は、本発明の実
施の形態1によるディスク装置のディスクローディング
前の状態を表す断面図である。図1において、本実施の
形態1のディスク装置は、回転台手段としてのターンテ
ーブル22上のディスク1を回転させるスピンドルモー
タ3を有している。このスピンドルモータ3の中心に
は、シャフト11が設けられている。シャフト11は高
速回転するために高硬度で、かつ高い面精度を実現でき
る素材(例えばステンレス鋼(SUS420J2)等)が用いら
れる。シャフト11の外周には、軸受け12が配置され
ている。シャフト11は軸受け12に数ミクロンのクリ
アランスで回動可能に軸支される。この軸受け12に
は、コストを考慮して一般的に焼結メタル等が使われ、
特に性能が求められる場合にベアリングが用いられるこ
ともある。軸受け12の外周には軸受けハウジング13
が配置される。軸受け12はこの軸受けハウジング13
に圧入する。軸受けハウジング13は、一般にBsBM
(しんちゅう)を用いるが、本発明では強磁性体の金属
一般、ここでは快削鋼を用いている。スラスト軸受け1
4はシャフト11のスラスト荷重を受ける。スラスト軸
受け14は高強度の樹脂PPS等の高強度で且つ摺動性
の良い金属や樹脂が用いられる。スラスト受け14は軸
受けハウジング13に取り付けられる。さらに、軸受け
ハウジング13はベース15に固定される。ベース15
はたとえばSECEなどの磁性材料を用いる。
【0019】軸受けハウジング13の外周に、クランプ
部材21を回動させる機能を有する往復動手段としての
プランジャ16をシャフト11の方向に往復動自在に設
ける。プランジャ16はフランジ17を有する円筒状に
形成する。プランジャ16は強磁性体の金属一般、たと
えば快削鋼などを用いる。このプランジャ16のディス
ク1の載置面方向(図中に矢印Aと表示する)の端部に
ディスク外周方向に拡がるフランジ17が形成される。
プランジャ16のさらに外周には樹脂製のボビン18を
配置する。ボビン18は両端部にフランジを持つ円筒状
に形成する。フランジの間の円筒部外周に銅線を巻回し
たコイル19を形成する。コイル19は励磁手段に相当
する。巻回する銅線は占積率を向上するために平角銅線
を用いることもある。さらに、ボビン18とプランジャ
16との間には圧縮コイルバネであるプランジャスプリ
ング20が掛け渡される。従って、プランジャ16はプ
ランジャスプリング20により矢印Aの方向に押圧付勢
される。
【0020】ターンテーブル22はプランジャ16のデ
ィスク載置面の側にシャフト11と同軸に取り付けられ
る。このターンテーブル22は、快削鋼(表面メッキ)
をNC旋盤などを用いて約10ミクロンの精度で精度良
く加工され、シャフト11によって回転される。ターン
テーブル22の中央にはセンターハブ23が突出形成さ
れその突出面はテーパーを付けた斜面に形成されてい
る。このセンターハブ23はディスク1の中央に形成さ
れたクランプ孔2に嵌合し、ディスク1をシャフト11
の中心軸に合わせることができる。このセンターハブ2
3の突出量はターンテーブル22上にディスク1を装着
したときのディスク1の厚さ以下に制限する。なお、本
発明において、ディスク1は後述するクランプ部材21
によりターンテーブル22上に位置決めされるので、こ
のセンターハブ23は必須の形状要素ではない。
【0021】ターンテーブル22の裏面内部には複数の
クランプ部材21が回動自在に軸支される。このクラン
プ部材21は、ディスク1のクランプ孔2の縁部に係止
してディスク1を固定する機能を有し、回動装着手段に
相当する。クランプ部材21はクランプ孔2に係止する
爪部と後述する押圧板28に当接するカム面部とを有す
る形状に形成される。後述する図14に例示するよう
に、クランプ部材21はターンテーブル22上にシャフ
ト11と同心状に均等間隔に3個配置する。3個により
中心孔2の中心を確定することができるからである。勿
論3個に限定するものでなく、4個、6個など中心孔2
の径と押圧固定力により適宜設計されるものである。押
圧板28は環状平板に形成され、ターンテーブル22の
内周面に往復動自在に環装される。押圧板28はカム面
部に当接し、この押圧板28は圧縮コイルバネであるク
ランプスプリング29により矢印Aの方向に押圧付勢さ
れる。クランプスプリング29は押圧板28とターンテ
ーブル22の裏面との間に掛け渡される。
【0022】クランプ部材21のカム面部は回動角度に
応じた2位置の死点(dead point /dead centre)(カ
ム面部21aと押圧板28との接触点から押圧板28の
付勢方向に延長した作用線が回動中心21cを通る接触
点を意味する。クランプ部材21に回動モーメントを生
じさせない点。以下同様)を持ち、1つの死点を越えて
押圧板28で押されると、クランプ孔2に係合する方向
に回動し、他の死点を越えて押圧板28で押されると、
クランプ孔2から離反する方向に回動してターンテーブ
ル22内に格納される。即ち、押圧板28とクランプス
プリング29とからなる付勢手段は、プランジャ16が
クランプ部材21を回動させる機能を補助し、クランプ
部材21が係合位置と格納位置とを保つ機能を補助す
る。
【0023】そこで、カム面部の機能について、さらに
詳細に説明する。図2はクランプ部材がターンテーブル
に格納された状態を説明する要部拡大断面図である。図
2において、クランプ部材21のカム面部21aが押圧
板28の平面部28xと接触している。押圧板28はク
ランプスプリング29により常に上方へ押し上げられ、
平面部28xは回動中心21cよりも外周側に位置する
ためにクランプ部材21はD方向の回動力を常に受け
る。従って、クランプ部材21は多少の振動等の外乱が
生じても格納状態を保持することができる。
【0024】次に図3はクランプ部材が係合位置に突出
した状態を説明する要部拡大断面図である。図3におい
て、クランプ部材21がディスク1を保持している状態
を示す図である。ここでは、クランプ部材21のカム面
部21aが押圧板28の斜面部28yと接触している。
押圧板28はクランプスプリング29により常に上方へ
押し上げられ、斜面部28yは回動中心21cよりも内
周側に位置するためにクランプ部材21はC方向の回動
力を常に受ける。従って、クランプ部材21は多少の振
動等の外乱が生じても格納状態を保持することができ
る。
【0025】以上詳細に説明した回動機構について、次
のような特筆すべき効果が生まれる。即ち、クランプ部
材21のカム面に設けられた2つの死点を通過する期間
だけプランジャ16はクランプ部材21に押し上げ力ま
たは押し下げ力を加えればよく、クランプ部材21の位
置変更のトリガであればよい。従って、トリガに必要な
期間だけプランジャ16に通電すればよく、大幅な省エ
ネルギーを実現することができる。
【0026】再び図1において、ターンテーブル22の
裏面(ディスク搭載面と反対側)の外周部は、スピンド
ルモータ3が形成される。スピンドルモータ3は面対向
DCブラシレスモータの構造を有する。ターンテーブル
22の外周部にはロータマグネット24が取り付けられ
ている。このロータマグネット24は、約0.5〜2m
m程度の厚さで複数(例えば8あるいは12)のN/S
極に分割されている。ロータマグネット24と所定の間
隔を隔ててあけて基板25が配置される。エッチングに
より積層されたプリントコイルが基板25に複数個形成
され、アーマチュアコイル(ステータコイル)として機
能する。この基板25は、薄型モータを実現するため
に、約1mm以下の厚さとなっている。さらに、基板2
5と所定の間隔をあけて、下ロータ26が配置されてい
る。下ロータ26は強磁性体で形成され、ロータマグネ
ット24とともに基板25のアーマチュアコイルを挟ん
で、スピンドルモータ3に電磁駆動力を発生させる。
【0027】なお、このようにターンテーブル22がモ
ータとして磁気回路を構成するロータマグネット24と
一体化されており、装置の薄型化および部品点数の削減
が図られている。
【0028】以上の構成によるプランジャ16とクラン
プ部材21とのディスク装着動作を説明する。コイル1
9が通電されるとシャフト11の軸スラスト方向に電磁
気力が発生し、電磁気力により磁性材料のプランジャ1
6が吸引されてシャフト11の回転軸と平行にベース1
5の方向(図中矢印B方向)に移動する。クランプ部材
21はフランジ17によって矢印D方向に回動される。
即ち、移動の初期はクランプ部材21のカム面部が矢印
Bの方向に押し下げられ、クランプ部材21は矢印D方
向に回動する。クランプ部材21がカム面部の死点を越
えて回動すると押圧板28で押されてクランプ部材21
はさらにD方向に回動し、ターンテーブル22内に格納
される。この時、ディスク1はターンテーブル22から
離脱可能な状態になる。
【0029】他方、通電されていないときは、プランジ
ャスプリング20のバネ力により、プランジャ16が押
し出されて矢印Aの方向に移動する。クランプ部材21
はフランジ17によって矢印C方向に回動される。即
ち、移動の初期はクランプ部材21の爪部が矢印Aの方
向に押し上げられ、クランプ部材21は矢印C方向に回
動する。クランプ部材21がカム面部の死点を越えて回
動すると押圧板28で押し出されてクランプ部材21は
さらにC方向に回動し、ターンテーブル22から突出し
てディスク1のクランプ孔2の縁部に縁部に係止してデ
ィスク1を固定する。
【0030】このように、本実施の形態1のディスク装
置によれば、ディスク1をターンテーブル22に装着し
たり離脱する際にターンテーブル22からの出っ張りが
なくなる。その結果、シャフト11の方向の厚みの薄い
ディスク装置を得ることが可能になる。
【0031】また、プランジャ16はシャフト11に対
して断面同心円状の同軸状に構成されており、軸受けハ
ウジング13の外周部をシャフト11の軸方向に摺動す
る。従って、モータ構成部品とソレノイド構成部品とを
共有化して、クランプ機構の小型化を図ることができ
る。加えて、ソレノイドの構成部品であるプランジャ1
6、ボビン18、コイル19をシャフト11の周囲に一
体的に配置したので、クランプ機構の薄型化、小型化を
図ることができる。さらに、プランジャ16が移動した
ときには、このプランジャ16はベース15に当接しス
トッパとなる。これによってもモータ構成部品とソレノ
イド構成部品とが共有化されてクランプ機構が薄型化、
小型化されている。
【0032】次に、以上のように構成されたクランプ機
構を用いたディスク装置の動作を説明する。図4は図1
のディスク装置にディスクが載置された状態を表す断面
図である。まず、前述の図1において、(1)ユーザが
ディスク1を自分の指で装置のディスク挿入口に入れ
る。すると、このディスク1はターンテーブル22の側
方(図1中右側の矢印X)から導入される。(2)次
に、ディスク1が中心孔を越えて半分程度挿入される
と、このディスク1は装置内部の搬送手段(例えばベル
トコンベアー等であるが、本発明の主題ではないので説
明と図示を省略する)によりターンテーブル22の中心
に搬送されてセンターハブ23に載置される。図4はこ
の時のディスクの状態を表すものである。以上の期間中
はコイル19に通電をして、クランプ部材21をターン
テーブル22内部に格納しておく。(3)次にディスク
が載置されると、コイル19の通電を遮断する。する
と、前述のように、クランプ部材21はプランジャ16
の上昇によりC方向に回動し、ターンテーブル22から
突出する。(4)クランプスプリング29の押圧付勢力
によりさらにC方向に回動を続け、ターンテーブル22
から突出してディスク1のクランプ孔2の縁部に縁部に
係止してディスク1を固定する。この時、クランプ部材
21のクランプ力は、クランプスプリング21のバネ力
で調整することができる。図5は図1のディスク装置が
ディスクを固定した状態を表す断面図である。以上のよ
うにして、ディスク1の固定を終了する。
【0033】ここで、ディスク1の厚みは1.2mmの
規格である。しかし、規格を満足しないディスクが使用
されることもある。例えば、薄いディスク(1mm程
度)をクランプした場合を図6に、厚いディスク(1.
7mm程度)をクランプした場合を図7に示す。図6、
7の両図に示すように、クランプ部材21はクランプス
プリング29のバネ力によりクランプ孔2を固定するの
で、ディスクの厚みが異なっていても(たとえば1mm
から1.7mm程度の範囲)、これを確実に固定するこ
とが可能である。
【0034】さらに、本発明のディスク装置はクランプ
孔2の縁部を固定するので、ディスクの外径がたとえば
8cmおよび12cmと異なるディスクであっても、当
然に固定することができる。さらに、外形が円盤でない
ディスクであっても、これを確実にクランプすることが
できる。
【0035】また、スピンドルモータ3とディスククラ
ンプ機構とを同心円状に一体化しその厚みを11.5m
m以下(図5参照、ベース15外形から計測してクラン
プ時のクランプ部材21の先端部までの厚み)に構成し
たので、ディスク1の搬送空間を含めたディスク装置全
体の厚みを12.7mm以下に構成することができる。
その結果、小型薄型を要求されるノートブック型のコン
ピュータにもディスク装置を搭載することが可能とな
り、操作者に利便性の高いディスク装置を提供すること
ができる。
【0036】なお、本実施の形態1では通電で解放、非
通電で保持とした。これは、ディスクを装着すると、ス
ピンドルモータ3を駆動するなどの消費電力が増加する
ので、ディスク解放時にコイル19に通電することによ
って、消費電力の平準化を図ることができる。しかし、
本発明のクランプ機構はこのような使用形態に限定する
ものではなく、プランジャ16、コイル19の巻回極
正、プランジャスプリング20、およびクランプスプリ
ング29を他の組み合わせに応用することにより、通電
で保持、非通電で解放の組み合わせにすることができ
る。これらの組み合わせは本発明から導かれ、自明であ
るから説明の重複を省略する。
【0037】なお、以上に詳細に説明した構造に加え、
次に説明する構造にすることによりさらに有利な利便性
が増す。その一例に図8を示す。図8は図1のディスク
装置のクランプ機構部とその要部拡大断面図である。図
において、クランプ部材21に突起部21bを形成した
ものである。形成する位置は、クランプ部材21がクラ
ンプ孔2の縁部に当接する部分である。
【0038】クランプ部材21は、プランジャ16のト
リガにより回動してクランプ孔2に当接する。そして、
このときクランプ孔2の周縁には、斜め上方向から常に
回転応力(トルク)がかかる。そこで、クランプ部材2
1に突起部21bを形成すれば、このような回転応力に
代えてクランプ孔2を中心に倣わせる力に代えることが
できディスク1を容易にセンタリングすることができ
る。
【0039】次に、他の例を示す。図9は図1のディス
ク装置がカートリッジに収納されたディスクを装着した
状態を表す図である。ディスク媒体はカートリッジ27
に収納され、中心孔2とディスクにアクセスする半径部
分とを保護シャッタで開閉する構造のディスク媒体(例
えばMD,PD,DVD−RAMなど)も存在する。そ
こで、本発明のディスク装置によれば、既に説明したよ
うに、ターンテーブル22からディスク装着面への出っ
張りが存在しない。しかもクランプ部材21はターンテ
ーブル22の内部にその回動機構を格納した。従って、
裸のディスク1を装着したり離脱する場合に限らず、カ
ートリッジ27に収納されたディスク1を装着したり離
脱する場合でも容易に自動装着をすることができる。
【0040】以上のように、本発明によれば、コイル1
9に通電するか否かでディスク1の固定と解放を制御で
きるからディスクの自動装着を可能にしたディスク装置
を提供することができる。さらに加えて、本実施の形態
1はプランジャ16が移動するソレノイド型を構成し、
可動部品点数を削減した小型堅牢なディスク装置を提供
することができる。
【0041】(実施の形態2)本実施の形態2では往復
動手段にソレノイド型に代えてリニアモータなどで利用
されるボイスコイルモータ(VCM)を用いたものであ
る。以下、図に従って説明する。図10は本発明の実施
の形態2によるディスク装置の断面図、図11は図10
のボイスコイルモータ部分の拡大断面図である。図1
0、11において、3はスピンドルモータ、11はシャ
フト、12は軸受け、13は軸受けハウジング、14は
スラスト受け、15はベース、19はコイル、21はク
ランプ部材、22はターンテーブル、23はセンターハ
ブ、24はロータマグネット、25は基板、26は下ロ
ータ、27はカートリッジ、28は押圧板、29はクラ
ンプスプリングである。これらの構成部材は実施の形態
1で説明したものと同様の材質、形状であるから説明の
重複を省略する。
【0042】実施の形態1との主要な相違点はボイスコ
イルモータの構成にある。31はスライダであって、軸
受けハウジング13の外周面をシャフト11の軸方向に
摺動移動する。その材質はアルミ等の軽量である程度の
剛性を持つ材料で形成される。30はスライダスプリン
グである。スライダスプリング30は軸受けハウジング
13とスライダ31との間に掛け渡され、スライダ31
をディスク1の載置面方向(実施の形態1と同様に図中
に矢印Aと表示する。以下の矢印表示も同様)の押圧付
勢する。スライダスプリング30は円錐形状に巻回形成
された圧縮コイルバネである。スライダスプリング30
を最も圧縮した時にそのコイル径の累積によりスライダ
31のボトム位置を妨げないように形成されている(図
11参照)。32はストッパであって、スライダ31の
上昇位置を規制する。同時に、ディスク1をチャッキン
グした時、スライダ31がクランプ部材21に接触する
のを防止する。33はリニアマグネットであって、強磁
性体を円筒状に形成しコイル18及びスライダ31の外
周をシャフト11と同軸状に配置される。リニアマグネ
ット33はシャフト11の軸中心線に対して直角な面
(即ちスピンドルモータ3の半径方向)に磁極が着磁さ
れている。34はバックヨークであって、軸受けハウジ
ング13とリニアマグネット33との間の磁束を効率よ
く発生させる機能を有する。以上の構成により、コイル
19に通電するとコイル電流は磁束を横切るから、スラ
イダ31が軸受けハウジング13の外周面を上下方向に
移動する。
【0043】以上のように構成された本発明の実施の形
態2において、スライダ31がコイル19を伴って移動
することからムービングコイル型を構成する。そして、
ムービングコイル型であることを除いて、ディスク1が
ターンテーブル22に載置されてからクランプ部材21
による固定が終了するまでの間、実施の形態1と動作が
変わるところはない。従って、実施の形態2の動作を重
ねて説明することを省略する。なお、実施の形態1のソ
レノイド型はプランジャ16の位置によって電磁力(プ
ランジャの吸着力)が変化する。他方、ボイスコイルモ
ータ型は電流と磁束によって駆動力が決まるから、コイ
ル電流を制御することにより滑らかにクランプ部材21
を動作させることができる。
【0044】次に、リニアマグネット33の着磁につい
て説明する。図12はリニアマグネットの着磁を説明す
る図である。リニアマグネット33は図11に示すよう
に円筒形状である。着磁の原理は周知のように、磁界中
に保磁力の高い材質を置いて行う。従って、円筒形状を
着磁するには図12(a)の原理図に示すように同極の
磁極を対向して配置する必要があり着磁の均一性(磁束
の均一性)を期待し難い。そこで、図12(b)に示す
ように、リニアマグネット33を周方向に4分割し、各
分割片を均一磁界中で着磁する。そして、この4分割片
を円筒形に組み合わせると、均一で高い磁束を発生する
リニアマグネット33を構成することができる。
【0045】なお、図11の構成と逆に、スライダ31
とコイル19とを固定してリニアマグネット33を往復
動可能に構成するとムービングマグネット型を構成す
る。この場合の動作並びにリニアマグネット33の着磁
については、前述のムービングコイル型の説明と同様で
あるから説明の重複を省略する。
【0046】次に、ディスク1を強制排出する場合のク
ランプ部材21の動作に関して説明を行う。ディスク装
置(実施の形態1、2共通)が、ディスク1を固定した
状態で停電等が発生した場合を想定する。操作者は、デ
ィスク1を機械的に強制排出操作をすることになる。そ
こで、強制排出操作(一般にイジェクトボタン等によ
る。図示省略)により、ディスク1は図5または図10
に示す固定位置から図13に示す搬送位置まで持ち上げ
られる。図13はディスクの強制排出位置を表す図であ
る。クランプ部材21の動作説明で解説したように、ク
ランプ部材21は固定位置を保持するから、クランプ部
材21はディスク1の搬送位置に重なることとなる。
【0047】次に、ディスク1を排出する方向へ移動さ
せると、3個のクランプ部材21のうち一つあるいは二
つのクランプ部材21がディスクの内周部分に押され
る。すると、押されたクランプ部材21は格納方向に回
動する。ディスク1の移動が続くと、カム面部21aが
死点を越えて回動する。さらにクランプ部材21は押さ
れて回動し、クランプ部材21の背面がプランジャ16
またはスライダ31を押し下げる。すると、残りの一つ
もしくは二つのクランプ部材21はプランジャ16また
はスライダ31によってカム面部21aを押されて回動
を開始する。ついにカム面部21aは他の死点も越えて
回動し、プランジャスプリング20、スライダスプリン
グ30、及びクランプスプリング29のバランスはクラ
ンプ部材21の格納位置に保たれる。こうして、すべて
のクランプ部材21がターンテーブル22内部に格納さ
れ、ディスク1の排出が可能となる。
【0048】また、他の異常事態について検証する。図
4に説明したようにディスク1はセンターハブ23上に
載置される。ところが、様々な誤差を要因として、ディ
スク1を載置したとき必ずしも中心が一致しているとは
限らない。図14はディスクが中心不一致で載置された
場合を表す図である。
【0049】しかしながら、クランプ部材21の動作を
詳しく説明したように、ディスク1を固定するときクラ
ンプ部材21の先端部はターンテーブル22の内周位置
から外周位置へ移動する軌跡を描く。従って、中心がず
れていてもディスク1の位置を補正しながら固定するこ
とができる。同じ理由により、ディスクの内径および厚
さの変化に対してもディスク1の位置を補正しながら固
定することができる。即ち、ディスクを挿入口からター
ンテーブルまで搬送する機構に何ら特別な精度を必要と
しない。従って、搬送機構を簡単で安価なものとするこ
とができ、ディスク装置を安価にすることができる。
【0050】また、実施の形態1と同様に、スピンドル
モータとディスククランプ機構とを同心円状に一体化し
その厚みを11.5mm以下(図10参照、ベース15
外形から計測してクランプ時のクランプ部材21の先端
部までの厚み)に構成したので、ディスク1の搬送空間
を含めたディスク装置全体の厚みを12.7mm以下に
構成することができる。その結果、小型薄型を要求され
るノートブック型のコンピュータにもディスク装置を搭
載することが可能となり、操作者に利便性の高いディス
ク装置を提供することができる。
【0051】以上のように構成された往復動手段として
のボイスコイルモータは、磁気回路の一部にバックヨー
クに代えて軸受けハウジング13を兼用することができ
る。従って、クランプ機構の薄型及び小型化を実現する
ことができる。
【0052】以上のように構成された本実施の形態2の
特徴は、実施の形態1に加えて、往復移動する機構要素
が比較的軽い材質で構成することができるから往復動作
を少ない電磁エネルギーで実現することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、小型軽量化、薄型化に適した構造のディスク駆動
装置であって、操作者による装着操作を必要とせずディ
スクの自動装着を可能にした媒体装着装置及びディスク
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるディスク装置のデ
ィスクローディング前の状態を表す断面図
【図2】クランプ部材がターンテーブルに格納された状
態を説明する要部拡大断面図
【図3】クランプ部材が係合位置に突出した状態を説明
する要部拡大断面図
【図4】図1のディスク装置にディスクが載置された状
態を表す断面図
【図5】図1のディスク装置がディスクを固定した状態
を表す断面図
【図6】薄いディスクをクランプした場合を表す断面図
【図7】厚いディスクをクランプした場合を表す断面図
【図8】図1のディスク装置のクランプ機構部とその要
部拡大断面図
【図9】図1のディスク装置がカートリッジに収納され
たディスクを装着した状態を表す図
【図10】本発明の実施の形態2によるディスク装置の
断面図
【図11】図10のボイスコイルモータ部分の拡大断面
【図12】リニアマグネットの着磁を説明する図
【図13】ディスクの強制排出位置を表す図
【図14】ディスクが中心不一致で載置された場合を表
す図
【符号の説明】
1 ディスク 2 クランプ孔 3 スピンドルモータ 11 シャフト 12 軸受け 13 軸受けハウジング 14 スラスト受け 15 ベース 16 プランジャ 17 フランジ 18 ボビン 19 コイル 20 プランジャスプリング 21 クランプ部材 21a カム面部 21b 突起部 21c 回動中心 22 ターンテーブル 23 センターハブ 24 ロータマグネット 25 基板 26 下ロータ 27 カートリッジ 28 押圧板 28x 平面部 28y 斜面部 29 クランプスプリング 30 スライダスプリング 31 スライダ 32 ストッパ 33 リニアマグネット 34 バックヨーク

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を装着する回転台手段と前記回転
    台を回転駆動する回転駆動手段とを有し記録媒体を回転
    駆動する媒体装着装置であって、 前記回転駆動手段は回転の軸と同方向に往復移動自在に
    設けられた往復動手段を有し、 前記回転台手段は、前記記録媒体を装着して固定する固
    定位置と前記回転台手段に格納される格納位置との2つ
    の位置の間を回動可能な複数の回動装着手段を軸支し、
    複数の前記回動装着手段は前記回転の軸に対して同心円
    状に前記回転台手段に配置し、 前記回動装着手段を前記往復動手段に係合させて前記往
    復動手段の往復動作により前記回動装着手段を回動さ
    せ、記録媒体を前記回転台手段に固定することを特徴と
    する媒体装着装置。
  2. 【請求項2】記録媒体を装着し回転駆動させて記録情報
    を再生するディスク装置であって、請求項1に記載した
    媒体装着装置を有することを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】記録媒体を装着する回転台手段と前記回転
    台を回転駆動する回転駆動手段とを有し記録媒体を回転
    駆動する媒体装着装置であって、 前記回転駆動手段は、前記回転の軸の外周に前記回転の
    軸と同軸に配置されて前記回転の軸と同方向に往復移動
    自在に設けられた往復動手段と、前記回転の軸の外周に
    巻回された励磁手段とを有し、 前記回転台手段は、前記記録媒体を装着して固定する固
    定位置と前記回転台手段に格納される格納位置との2つ
    の位置の間を回動可能な複数の回動装着手段を軸支し、
    複数の前記回動装着手段を前記回転の軸に対して同心円
    状に前記回転台手段に配置し、 前記回動装着手段の回動を補助すると共に前記固定位置
    と前記格納位置とに留まるように付勢する付勢手段を有
    し、 前記回動装着手段は前記記録媒体を装着して固定する爪
    部材と、前記付勢手段の付勢力を受けるカム面部とを有
    し、 前記回動装着手段を前記往復動手段に係合させて前記往
    復動手段の往復動作により前記回動装着手段を回動さ
    せ、記録媒体を前記回転台手段に固定することを特徴と
    する媒体装着装置。
  4. 【請求項4】前記往復動手段は強磁性体で形成し、前記
    励磁手段による磁気吸引力によって往復移動することを
    特徴とする請求項3記載の媒体装着装置。
  5. 【請求項5】前記往復動手段は前記励磁手段と一体に構
    成し、強磁性体で略円筒状に形成して前記回転の軸に対
    して直交する方向に着磁した直交磁性体を、前記往復動
    手段の外周に前記回転の軸と同軸に配置したことを特徴
    とする請求項3記載の媒体装着装置。
  6. 【請求項6】前記往復動手段は強磁性体で略円筒状に形
    成して前記回転の軸に対して直交する方向に着磁した直
    交磁性体で構成し、前記往復動手段の外周に前記回転の
    軸と同軸に巻回形成した前記励磁手段を配置したことを
    特徴とする請求項3記載の媒体装着装置。
  7. 【請求項7】記録媒体を装着し回転駆動させて記録情報
    を再生するディスク装置であって、請求項3に記載した
    媒体装着装置を有することを特徴とするディスク装置。
  8. 【請求項8】前記媒体装着装置は前記回転の軸を含む面
    の断面の厚みが11.5mm以下に構成されていること
    を特徴とする請求項7記載のディスク装置。
  9. 【請求項9】前記媒体装着装置は前記回転の軸を含む面
    の断面の厚みが11.5mm以下に構成されディスク装
    置全体の厚みが12.7mm以下に構成されていること
    を特徴とする請求項7記載のディスク装置。
  10. 【請求項10】記録媒体を装着する回転台手段と前記回
    転台を回転駆動する回転駆動手段とを有し記録媒体を回
    転駆動する媒体装着装置であって、 前記回転駆動手段は、前記回転の軸の外周に前記回転の
    軸と同軸に配置されて前記回転の軸と同方向に往復移動
    自在に設けられた往復動手段と、前記回転の軸の外周に
    巻回された励磁手段とを有し、 前記回転台手段は、前記記録媒体を装着して固定する固
    定位置と前記回転台手段に格納される格納位置との2つ
    の位置の間を回動可能な複数の回動装着手段を軸支し、
    複数の前記回動装着手段を前記回転の軸に対して同心円
    状に前記回転台手段に配置し、 前記回動装着手段の回動を補助すると共に前記固定位置
    と前記格納位置とに留まるように付勢する付勢手段を有
    し、 前記回動装着手段は前記記録媒体を装着して固定する爪
    部材と、前記付勢手段の付勢力を受けるカム面部とを有
    し、前記カム面部は前記付勢手段の付勢力を受けた時前
    記固定位置へ回動を開始する点と前記格納位置へ回動を
    開始する点との2点の死点を有し、 前記回動装着手段を前記往復動手段に係合させて前記往
    復動手段の往復動作により前記回動装着手段を回動さ
    せ、記録媒体を前記回転台手段に固定することを特徴と
    する媒体装着装置。
  11. 【請求項11】前記爪部材は記録媒体の中心孔に当接す
    る突起部を有することを特徴とする請求項10記載の媒
    体装着装置。
  12. 【請求項12】前記往復動手段は強磁性体で形成し、前
    記励磁手段による磁気吸引力によって往復移動すること
    を特徴とする請求項10記載の媒体装着装置。
  13. 【請求項13】前記往復動手段は前記励磁手段と一体に
    構成し、強磁性体で略円筒状に形成して前記回転の軸に
    対して直交する方向に着磁した直交磁性体を、前記往復
    動手段の外周に前記回転の軸と同軸に配置したことを特
    徴とする請求項10記載の媒体装着装置。
  14. 【請求項14】前記往復動手段は強磁性体で略円筒状に
    形成して前記回転の軸に対して直交する方向に着磁した
    直交磁性体で構成し、前記往復動手段の外周に前記回転
    の軸と同軸に巻回形成した前記励磁手段を配置したこと
    を特徴とする請求項10記載の媒体装着装置。
  15. 【請求項15】記録媒体を装着し回転駆動させて記録情
    報を再生するディスク装置であって、請求項10に記載
    した媒体装着装置を有することを特徴とするディスク装
    置。
  16. 【請求項16】前記媒体装着装置は前記回転の軸を含む
    面の断面の厚みが11.5mm以下に構成されているこ
    とを特徴とする請求項15記載のディスク装置。
  17. 【請求項17】前記媒体装着装置は前記回転の軸を含む
    面の断面の厚みが11.5mm以下に構成されディスク
    装置全体の厚みが12.7mm以下に構成されているこ
    とを特徴とする請求項15記載のディスク装置。
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