JP2000105271A - フィンガ―・テスタ―・プロ―ブ - Google Patents
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract
に用いる。 【解決手段】 本発明は、試験中の回路基板の接点に電
気的に接触するためのプローブ素子と、永久に予め磁化
されたコアとソレノイド素子とを含むアクチュエータと
を備えるフィンガー・テスター・プローブに関し、上記
ソレノイド素子が励起された場合にソレノイド素子が、
上記プローブ素子と一緒に運動するように、ソレノイド
素子が、永久に予め磁化されたコアの上に移動できるよ
うに配置され、上記プローブ素子に機械的に接続してい
る。本発明の場合には、移動できる部材は、固定部分に
機械的に接続していないので、試験プローブは、高速で
回路基板の接点にプローブ素子を接触することができ
る。
Description
ター・プローブに関する。
路基板テスターは、基本的に、二つのグループ、すなわ
ち、フィンガー・テスターおよび並列テスターに分類す
ることができる。並列テスターは、アダプタにより試験
中の回路基板の全部または少なくとも大部分の接点に、
同時に接触する試験装置である。フィンガー・テスター
は、二つまたはそれ以上の試験フィンガーで、個々の接
点を順次サンプルするコンポーネントから構成されてい
ない、またはコンポーネントから構成されている回路基
板を試験するための試験装置である。
移動するスライドに固定されていて、上記スライドはガ
イド・レール上を移動する。それ故、スライドは、通
常、長方形をしている試験領域の任意の場所に位置させ
ることができる。試験中の回路基板上の接点に接触する
ために、試験フィンガーは、上または下から回路基板の
接点上に位置することができるように、スライドはクロ
スバー上を垂直に移動することができる。
ー・テスターを開示しているし、EP0 853 24
2 A1がフィンガー・テスターによる回路基板の試験
方法を開示している。
フ・スプリングが、直線状の空洞内を案内されるプロー
ブ素子としての働きをする試験プローブを開示してい
る。試験対象物の表面に接触するために、プローブ素子
はこの直線状の空洞内を下方に移動することができ、そ
れにより、試験対象物の接点パッドに接触するために、
先端部と共に直線状の空洞から延びる。リーフ・スプリ
ングの先端に対向する接点スプリングの端部により、接
点スプリングは回転ディスクに固定され、このディスク
が回転すると、リーフ・スプリングが突出したり、引っ
込んだりして、ディスクの回転によりリーフ・スプリン
グが直線状の空洞内で上下運動をする。
でリーフ・スプリングが弛緩することができ、その結
果、試験対象物の表面上に「接触」した場合に発生する
反動力が吸収される。
物の接点パッドとの間を迅速に接触させるためのもので
あって、一方、試験対象物の表面上に対するプローブ素
子の接触衝撃が、試験対象物の表面に損傷を与えないよ
うに設計されている。
クロチップ・テスター用の試験プローブを開示してい
る。試験プローブは、プローブ先端を垂直に移動させる
ためのアクチュエータを備える。アクチュエータは、水
平方向に配置されている二つのソレノイドと、その側面
に配置されている二つのマグネットからなる。このアク
チュエータは、一方の端部に固定状態で配置されている
二つの弾性レバー・アームを、装着用素子が固定されて
いるその他方の端部に移動させる。この固定用素子上に
は、接点素子が配置されている。この周知の試験プロー
ブの場合、プローブ先端部は、装着用素子と一緒に、弾
性レバー・アームのスプリング力に打ち勝って移動す
る。
めに重要な要因は、試験対象物の接点に接触することが
できる速度である。従来のフィンガー・テスターの場合
には、試験フィンガーを垂直に移動するのに約120ミ
リ秒掛かった。米国特許第5,113,133号は、移
動速度がもっと速く、垂直に移動するのに10ミリ秒し
か掛からない試験プローブを開示している。
簡単で、試験対象物の接点に接触させるために、プロー
ブ素子を高速で移動させることができるフィンガー・テ
スター・プローブを提供することである。
気的に接触するためのプローブ素子と、永久に予め磁化
したコアと、それぞれが相互に移動できる接点素子とを
含むアクチュエータと備え、それにより、二つの部材の
中の一つが固定され、他方が移動することができ、電圧
が加わった場合に、移動できる部材がプローブ素子と一
緒に移動し、移動できる部材が固定部材に対して、自由
に移動できるように配置されているフィンガー・テスタ
ー・プローブにより達成される。<下位請求項記載の利
点>本発明の場合、試験プローブは、永久的に予め磁化
されたコアと相互に移動できる接点素子とを含むアクチ
ュエータを備え、それにより、二つの部材の中の一方が
固定され、他方が移動することができ、移動できる部材
が電圧が掛けられているプローブ素子と一緒に移動する
ように、移動できる部材が、プローブ素子に機械的に接
続している。
きるように配置されている移動できる部材を特徴とす
る。すなわち、移動できる部材と固定部材との間に機械
的接続が存在しないことを特徴とする。固定部材と移動
部材との間には、プローブ素子をテスターに電気的に接
続するための一つの電気導体だけが存在し、この電気導
体は、移動部材と固定部材との間に、力を伝達しない
か、無視できる力を伝達することができるように構成さ
れ、その結果、機械的抵抗に打ち勝たなくても、移動部
材は迅速に移動することができる。
永久に予め磁化したコアが固定され、ソレノイド素子が
プローブ素子に機械的に接続している移動部材を形成す
る。本発明の場合には、コアではなく、ソレノイド素子
が移動するので、移動部材の質量、すなわち、アクチュ
エータの慣性が低く維持され、その結果、プローブが非
常に迅速に移動する。
求項11に記載した通り、励起電流の極性を予め定める
ことにより、それぞれの場合、ソレノイド素子は、ゼロ
位置および接触位置をとる。極性の変化は迅速に行われ
る。それは、ソレノイド素子が、それに従って急速に作
動するからである。さらに、従来のソレノイド作動アク
チュエータとは異なり、ソレノイド素子をゼロ位置に維
持するために、スプリング素子等を必要としない。上記
スプリング素子は、アクチュエータの慣性を増大する。
これが保持電流によるゼロ位置の維持が、応答を改善す
る理由である。
内通路を案内される弾性ワイヤである請求項12は、試
験プローブの特定の有利な実施形態を開示している。経
験により、このような試験プローブを使用すると、接点
にワイヤが加える力は、最初作動距離に比例して増大す
るが、予め定めた作動距離を移動するとそれ以上ほとん
ど増大しないことが分かっている。試験中の回路基板上
に加わる最大の力が制限されるのはこのためである。
る。
に、アクチュエータにより移動した場合、ワイヤの作動
距離に比例し、ワイヤの硬度および空洞の幾何学的形状
により決まる予め定めた力が必要になる。ワイヤが第一
の空洞内で湾曲すると、アクチュエータがさらに作動し
た場合、第二および第三の空洞内でワイヤが湾曲し、そ
れにより、この場合、アクチュエータが加える力は、ま
たは接点の対抗力は、第一の空洞内における必要な力に
対応する。上記力のそれ以上の非常に小さな増大は、ワ
イヤと案内通路との間の追加の摩擦によるものである。
試験プローブがこのような構成になっているので、回路
基板の接点上に、プローブ素子が加える最大の力は、予
め定めた数値に制限される。このように上記最大の力が
制限されるのは、構造によるものであり、これが、従来
のフィンガー・テスターの場合周知のように、接点に接
触するためプローブ素子を作動する場合、送り速度を制
限する必要がない理由である。
る力が、構造的に制限されるという原理が、本発明の利
点である。
な原理は、試験プローブの垂直な位置を調整するための
手段を備えるフィンガー・テスターと、回路基板の接点
に接触するために、試験プローブの垂直位置を調整する
ための手段から独立しているプローブ素子を作動するこ
とができるアクチュエータを備えることである。
手段により、試験中の回路基板に対する試験プローブの
おおまかな設定が行われ、それにより、回路基板と試験
プローブとの間の隙間が調整されるが、好適には、上記
隙間は、例えば、2ミリ以下、または1ミリ以下のよう
な小さな数値であることが好ましい。その結果、アクチ
ュエータは、回路基板と試験プローブの間のこの短い距
離だけプローブ素子を作動すればよくなり、試験フィン
ガーの最初の位置と回路基板との間の、通常の数ミリの
隙間を作動しなければならない場合と比較すると、遥か
に簡単に、迅速に実行することができる。
路基板の試験点を試験しなければならないコンポーネン
トから構成されていない回路基板を試験するのに特に適
しているのは、接点にこのような高速で接触することが
できるからである。しかし、本発明の試験プローブは、
またコンポーネントから構成された回路基板を試験する
のにも適している。
しながら本発明をより詳細に説明するが、これは単に例
示としてのものに過ぎない。
イド2を備えるフィンガー・テスター用の、本発明の試
験プローブ1である。スライド2は、周知であり、垂直
方向移動手段(両端部に矢尻を持つ矢印3の方向)を備
える方法および手段により、試験領域(XおよびY方
向)に平行に移動することができる。
ためのマウント4を備える。試験プローブは、スライド
2のマウント4に、サポート5により取り外することが
できるように固定され、例示としての実施形態の試験プ
ローブは、図に示すように、スライド2にネジ・ファス
ナーにより固定される。
1に示すように、試験プローブ1は、スライド2から下
方に延びる。この装置は、電気的回路基板に上から接触
するために使用されるが、可能な場合には、もちろん、
回路基板に下から接触するために使用される。その場合
には、スライド2および試験プローブ1は倒置して使用
される。回路基板を両側から試験することができるフィ
ンガー・テスターもある。このフィンガー・テスターの
場合には、回路基板の上下両方に試験プローブを備え
る。以下の説明においては、「頂部」および「底部」と
いう用語は、図1の装置に従って使用される。
部7を持つ、側面がほぼL字形の垂直壁部6を備える。
この脚部7は、そこを通してプローブ・ケーブル9が案
内される水平方向の狭い貫通孔部8を内蔵する。垂直壁
部6の底部の縁部には、水平方向の装着プレート10が
設置される。好適には、この装着プレート10は、軟ら
かい磁気材料から作ることが好ましく、それにより、サ
ポート5全体を容易にこの材料と一体にすることがで
き、製造が容易になる。
向の装着プレート10が装着される。プローブ・ハウジ
ング11は、底壁部12、二つの側壁部13、14、お
よび端壁部15、16を備える。側壁部13、14は、
端壁部15、15より高く、そのため、端壁部15、1
6の上部縁部と、装着プレート10の間に、それぞれの
場合、連絡ギャップ18、19が形成される。
鉄心17が設けられるが、この鉄心は、底壁部12およ
び装着プレート10のように、軟らかい磁気材料から作
られる。鉄心17は、二本のネジS1、S2により底壁
部12に固定される。
定された場合、鉄心を後者に対して接触するように押し
つけるために、好適には、鉄心17の上縁部は、側壁部
13、14の上縁部と同じレベルの高さにあることが好
ましい。
される。これら永久磁石は、例えば、そのN極が上を向
くように配置される。二つの磁石13、14は、底部1
2および装着プレート10により鉄心17に磁気的に接
続され、その結果、鉄心17は、永久に磁化される。そ
れは、磁石13、14の磁極配置と対向するような磁極
配置に配置される。図1の例示としての実施形態の場合
には、鉄心は、その上部縁部内に南極Sを持ち、その下
部縁部に北極Nを持つ。
5、16、および二つの側壁部13、14との間に、そ
れぞれの場合に、スペースが形成されるように、壁部1
2−16により形成される空洞内部にほぼ中心を持つよ
うに配置される。
間の空洞内には、ソレノイド素子20が挿入される。こ
のソレノイド素子20は、鉄心17上に自由に動けるよ
うに位置している。すなわち、鉄心17とソレノイド素
子20との間には、機械的接続は全然ない。ソレノイド
素子20は、その周囲にソレノイドが巻かれている、管
状支持本体からなる。管状支持本体はプロファイルが低
いので、狭い隙間を間に介在させて鉄心を囲んでいる。
支持本体は、それぞれが、対応する連絡ギャップ18、
19内に突出している舌状体21、22を持つその上部
縁部のところの側面の領域内に形成される。支持本体
は、アルミニウムの薄いシートから作られているので、
軽量であり、ソレノイドが発生する磁界に対してほとん
ど影響を与えない。
固定される孔部が、二つの各舌状体内に形成される。案
内ピン23、24は、ハウジング11の端壁部15、1
6に形成される垂直な案内孔部に挿入され、そのため、
ソレノイド素子20は垂直に案内される。
ーブルK1、K2が配置され、これらのケーブルは、ソ
レノイドを選択手段により信号が供給される電源に接続
している。ケーブルK1、K2は、ソレノイド素子20
からハウジングの外部に、ギャップ18を通して案内さ
れる。
素子の舌状体21、22のストップを形成し、試験プロ
ーブが作動した場合(図1)、すなわち、ソレノイド素
子が、対応する電極の電流により励起された場合、舌状
体はストップと接触する。図1に示すこの位置は、プロ
ーブ素子26が、試験中の回路基板37の接点と接触す
る接点位置と呼ばれる。
反対の電極の電流で励起することにより、プローブ素子
27が、試験中の回路基板の接点の中の一つと接触しな
いゼロ位置をとるように、ソレノイド素子20は、装着
プレート10に対して上に移動する。
は、ソレノイド素子20の最大ストロークを決定する。
イドの電気的ケーブルが、連絡ギャップ18を通してハ
ウジング11から引き出される。対向舌状体22は、テ
ーパ状に形成され、上面に接点パッド25を持つ。案内
ピン24が、接点パッド25を通して延びる。案内ピン
24、接点パッド25および舌状体22は、相互に半田
付けされる。貫通孔部8から半田点へ曲線を描いて案内
されたプローブ・ケーブル9が、接点パッド25および
案内ピン24にそれぞれ機械的および電気的に接続され
るのは、この半田点においてである。
に、すなわち、ハウジングから遠ざかる方向に突出す
る。ハウジング11から遠い縁部において、接点パッド
25は、固定手段26を備え、この固定手段のところ
で、ワイヤ25は正しい場所に交換できるように固定さ
れる。ワイヤ27は、一方の端部により接点パッド25
に固定され、接点パッド25から案内通路28を通して
下方に延びる。
よび二つのセラミック・パッド30、31により形成さ
れる。
面を持ち、一方の平らな側面によりハウジング11の端
壁部16に固定され、上記端壁部16から遠いプラスチ
ック本体29は、狭い案内平面32を形成する。
が鋭角で交わるように、例えば、ネジ・ファスナーによ
り、案内平面32に隣接するプラスチック本体29の、
二つの側面領域に固定される。これらは、例えば、その
端縁部34により、ワイヤ27の太さより細いギャップ
33を形成する。セラミック・パッドは、その自由端縁
部34の方向にテーパ状になっている。
中心スペース上に配置されている空洞35を含むように
側面に波形に形成される。その機能については後で説明
する。
パッド30、31は、ハウジング11の端壁部16の上
部縁部と同じ高さのレベルに、プローブ・ヘッド36を
形成し、一部がハウジングの底壁部12の外表面領域を
越えて下方に突出する。硬質のセラミック・パッド3
0、31は、回路基板から上に突出している半田パッド
等と衝突しないように、プローブ・ヘッドをしっかりと
保護する。その他に、セラミック・パッド30、31
が、プローブ・ヘッドの領域に間違って接触するのを防
止するために、これらセラミック・パッドは絶縁され
る。
ー・テスターを例にとって説明する。
保持電流により励起され、その結果、ソレノイド素子2
0は、特定の高さhだけ上昇し、そのため、ワイヤ27
は案内通路28内に引っ込む。ソレノイド素子の垂直運
動のための隙間の全長は、例えば、1ミリである。
ド素子は、舌状体21、22が端壁部15、16の上縁
部と接触するまで、鉄心17の磁界による下向きの力が
ソレノイド素子に急激に加わるように、保持電流の極性
とは反対に偏向された電流を受け取る。
ッド、案内ピン、およびワイヤ)は低く、その上、ゼロ
位置から接点位置に移動する時に、例えば、スプリング
の力等のような、機械的な力に打ち勝って運動しなくて
もすむ。何故なら、ソレノイド素子20が自由に運動す
ることができるからである。これが、5ミリ秒の間に
0.5ミリの作動ストロークを行うことができる理由で
ある。移動させる全質量が3グラム以下である場合に
は、作動ストロークは2ミリ秒以内で行うことができ
る。
スターに挿入した後で、スライド2を移動させることに
より、回路基板に対して試験プローブ1を垂直方向に向
け、プローブ・ヘッド26と回路基板37との間のスペ
ースは、例えば、0.5ミリまたはそれ以下に設定され
る。
路基板の表面に平行に移動し、接点およびプローブ素子
に到着した時点で、試験プローブが作動し、ワイヤ27
が接点と電気的接触するために垂直に移動する。
は、通常、約50ミリ秒の移動で行われる。本発明の試
験プローブの場合には、垂直方向の移動は5ミリ秒以下
ですむので、垂直移動するのに、全体の移動に必要な時
間の中のほんの短い時間、すなわち、10%以下の時間
で垂直運動を行うことができる。従来のフィンガー・テ
スターは、垂直運動に約120ミリ秒を必要とする。
試験中の回路基板の面に接触するまで、上記ワイヤが案
内通路28内を前進する。ソレノイド素子20は、その
舌状体が、ハウジングの端壁部15、16の上縁部に押
しつけられるまで、回路基板の方向に引続き移動する。
その結果、ワイヤ27は案内通路28内にさらに押し込
まれる。ワイヤは最初第一の空洞35内に押し込まれて
湾曲する。ワイヤを湾曲させるには、湾曲中の作動距離
にほぼ比例する力を必要とする。第一の空洞35内に押
し込まれて湾曲した後で、ワイヤ27は、第二の空洞内
で湾曲することができ、必要な場合には、第三の空洞内
で湾曲することができる。ソレノイド素子がこの目的の
ために加える力は、ほぼ同じであり、案内通路28とワ
イヤ27との間の摩擦力の増大により少しだけ増大す
る。
に接触しているので、この力はワイヤを空洞の中の一つ
内に湾曲させるための力に制限される。図1の例示とし
ての実施形態の場合には、太さが40μmのばね鋼また
は、例えば、CuBe2のような銅/ベリリウム合金が
使用される。試験中の回路基板上にワイヤ27が加える
最大の力は、約12〜15グラム(0.12N〜0.1
5N)の質量にほぼ対応する。この力の大きさは、空洞
35の形を変化させることにより、すなわち、空洞35
の垂直方向の長さを長くすることにより、設定すること
ができる。その結果、ワイヤ27を湾曲させるのに必要
な力が小さくなり、そのため、力の制限を小さくするこ
とができる。
の接点の損傷をしっかりと防止してくれるのは、回路基
板37上のワイヤ27による力に対するこの制限であ
る。従来のフィンガー・テスターの場合には、制限を受
けるのは、接点の方向へ試験フィンガーが前進する速度
であった。それ故、前進時間が、例えば、約120ミリ
秒のように長く掛かった。
型にできている。すなわち、上記試験プローブは、長さ
約2.5センチ、深さ0.8センチである。試験プロー
ブがこのように小型であるので、例えば、3センチの長
さの縦方向の中央のスペース、および例えば、1センチ
の横方向の中央のスペース上のマトリックスに、複数の
試験プローブを配置することができ、それにより、各試
験プローブを個々の作動することができる。ほぼ試験領
域の大きさの上記マトリックスは、回路基板上の任意の
接点を接触させるために、縦方向に3センチ程度、横方
向に1センチ程度移動させる必要がある。それ故、水平
方向の移動に必要な時間を徹底的に短縮し、試験に必要
な時間をさらに短縮することができる。
移動できるいくつかの部分に分割することができ、その
結果、試験中の回路基板のサブマトリックスの、パター
ンに配置されていない接点にも接触することができる。
された二つの長方形のサブマトリックスに分割すること
もでき、それにより、両方のサブマトリックス、または
片方のサブ・マトリックスが、試験中の回路基板上で移
動できるように配置される。ある好適な実施形態の場合
には、サブマトリックスは、チェッカー盤のパターンの
ように入れ子状にすることができ、その後で、一つのマ
トリックスの試験点が白い部分に配置され、他のマトリ
ックスの試験点がチェッカー盤のパターンの黒い部分上
に配置される。それぞれの場合、隣接する試験点の間に
自由なスペースが形成され、二つのマトリックスを相互
に移動させることができる。
くつかのプローブ素子も、一つのアクチュエータで作動
することができ、図4a−図4cは、複数の作動を行う
ための上記一つのアクチュエータの他の実施形態を示
す。
上部および下部案内チューブ部分40a、40bを案内
される。案内チューブ部分40a、40bは一列に配置
されていて、相互の間にスペースがあり、ワイヤ17は
中間の部分を越えて延びる。ワイヤは、上部案内チュー
ブ部分40aの上縁部に固定される。
イヤ17を湾曲するために、作動ピストン42が、案内
チューブ部分40a、40bの間の中間部分に前進する
ことができるように、ワイヤ17に隣接するその作動ピ
ストンと一緒に配置される(図4b)。ワイヤ17がこ
のように湾曲されるので、その下部リップは、下部案内
チューブ部分40bに引っ込み、そのため、試験中の回
路基板37から引っ込む。作動ピストン42が、案内チ
ューブ部分40a、40bの間の中間部分から引っ込む
と、その結果、ワイヤ17は、再びその延びた状態に並
進し(図4a)、そのため、試験中の回路基板37は、
ワイヤ17により引っ込む。
のワイヤ17を同時に作動させるために、いくつかの作
動ピストン42が、この作動ピストン42に隣接して配
置されている、ワイヤ17を湾曲させ、再度延ばすため
に、両端に矢尻を持つ矢印44の方向に、一つのアクチ
ュエータ(図示せず)により作動されるロッド43に固
定される。上記アクチュエータにより、マトリックス・
アレーの全部の列を同時に作動させることができ、それ
により、時間を大幅に短縮し、機構を簡単にすることが
できる。
クチュエータを供給することは、基本的には、可能であ
る。
してきたが、本発明はこのような具体的な実施形態に制
限されるものではなく、本発明の範囲から逸脱すること
なしに、固定用手段26の代わりに、挿入素子および対
応する対の相手方の挿入素子を使用することができるが
できることを理解することができるだろう。さらに、ハ
ウジング11の磁気部材12、13、14、17をもう
一つの薄い壁の保護ハウジング内に収容することもでき
る。
記試験プローブが固定されるフィンガー・テスターのス
ライドの一部の断面図である。
図1の試験プローブの断面図である。
る。
ローブを作動するための他の実施形態の略図である。
ローブを作動するための他の実施形態の略図である。
ローブを作動するための他の実施形態の略図である。
Claims (24)
- 【請求項1】 フィンガー・テスター・プローブであっ
て、試験中の回路基板の接点に電気的に接触するための
プローブ素子と、それぞれが相互に運動することができ
る、永久に予め磁化されたコアとソレノイド素子とを含
むアクチュエータとを備え、前記二つの部材の一方が固
定され、他方の部材が移動でき、励起された場合に、前
記移動できる部材が、前記プローブ素子と一緒に運動す
るように、前記の移動できる部材が機械的にプローブ素
子に接続していて、前記移動できる部材が前記固定部材
に対して自由に移動できるように配置されているテスタ
ー・プローブ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の試験プローブにおい
て、前記永久に予め磁化したコアが固定され、前記ソレ
ノイド素子が移動することができる前記プローブ素子に
機械的に接続している試験プローブ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の試験プ
ローブにおいて、前記ソレノイド素子および前記プロー
ブ素子が、前記試験プローブの移動できるユニットのコ
ンポーネントであり、その質量が10グラムより軽く、
好適には、5グラムより軽いことが好ましい試験プロー
ブ。 - 【請求項4】 請求項1−請求項3の何れかに記載の試
験プローブにおいて、前記ソレノイド素子が、前記コア
上に垂直方向に移動できるように配置されている試験プ
ローブ。 - 【請求項5】 請求項1−請求項4の何れかに記載の試
験プローブにおいて、前記コアが永久磁石である試験プ
ローブ。 - 【請求項6】 請求項1−請求項4の何れかに記載の試
験プローブにおいて、前記コアが軟らかい磁気材料から
形成されていて、前記コアが永久に予め磁化されるよう
に、前記コアに磁気的に接続している少なくとも一つの
磁石を備える試験プローブ。 - 【請求項7】 請求項6に記載の試験プローブにおい
て、前記コアが二つのプレート状の永久磁石の間に配置
されていて、前記コアおよび前記永久磁石が、ヨークを
通してその上部および下部縁部のところで相互に磁気的
に接続している試験プローブ。 - 【請求項8】 請求項7に記載の試験プローブにおい
て、前記プレート状永久磁石が側壁部および前記二つの
ヨークの一方を形成し、ハウジングの底壁部と他方のヨ
ークが、スライドに固定できるサポートの水平方向の装
着プレートを形成する試験プローブ。 - 【請求項9】 請求項1−請求項8の何れかに記載の試
験プローブにおいて、アルミニウムの薄いしートからで
きている前記ソレノイド素子と、前記支持本体の周囲に
巻かれたソレノイドを備える試験プローブ。 - 【請求項10】 請求項1−請求項9の何れかに記載の
試験プローブにおいて、前記プローブ素子を試験中の回
路基板の接点と接触させるために、前記ソレノイド素子
が移動した場合に、前記ソレノイド素子がストップに対
して移動するように、前記ソレノイド素子の移動距離を
制限するために、ストップが設置されている試験プロー
ブ。 - 【請求項11】 ストップにより形成された前記ソレノ
イド素子の接点位置に対して、予め定めたストロークだ
け前記ソレノイド素子が移動するように、ゼロ位置にお
いて前記ソレノイド素子に一定の保持電流を供給するス
テップと、前記ソレノイド素子が、回路基板の接点に接
触するために前記ストップに対して移動するように、前
記保持電流の極性とは反対の電流を供給するステップと
を備える、請求項1−請求項10の何れかに記載のよう
に形成された試験プローブを作動するための方法。 - 【請求項12】 請求項1−請求項10の何れかに記載
の試験プローブにおいて、前記プローブ素子が案内通路
を案内される弾性ワイヤであって、前記案内通路が導入
された時、前記ワイヤが湾曲することができる少なくと
も一つの空洞を備える試験プローブ。 - 【請求項13】 請求項12に記載の試験プローブにお
いて、前記ワイヤの太さが50ミクロン以下である試験
プローブ。 - 【請求項14】 請求項12または請求項13に記載の
試験プローブにおいて、前記案内通路が、一定の中心間
隔で配置されている、少なくとも三つの空洞を内蔵する
試験プローブ。 - 【請求項15】 請求項12−請求項14の何れかに記
載の試験プローブにおいて、前記案内通路がプローブ・
ヘッドに形成され、前記プローブ・ヘッドが、プラスチ
ック本体および二つのセラミック・パッドを備える試験
プローブ。 - 【請求項16】 請求項15に記載の試験プローブにお
いて、前記プラスチック本体が、上から見た場合、ほぼ
三角形の断面を持ち、前記プラスチック本体の一方の垂
直方向を向いている縁部が、狭い案内平面を形成し、前
記セラミック・パッドが前記案内平面に隣接し、そこか
ら突出している側面に固定されていて、それらが、前記
案内平面および前記セラミック・パッドが前記案内通路
を形成するように相互に鋭角で交わっている試験プロー
ブ。 - 【請求項17】 請求項16に記載の試験プローブにお
いて、前記案内通路が前記空洞を備えるように、前記案
内平面の側面が波形に形成される試験プローブ。 - 【請求項18】 フィンガー・テスター・プローブであ
って、 試験中の回路基板の接点に電気的に接触するためのプロ
ーブ素子と、 前記ワイヤが前記作動ピストンにより湾曲し、前記回路
基板に接触するために延びるように、前記プローブ素子
を作動させる作動ピストンが割り当てられる前記プロー
ブ素子としてのワイヤとを備えるテスター・プローブ。 - 【請求項19】 請求項18に記載の試験プローブにお
いて、前記ワイヤが上部および下部案内チューブ部分を
案内され、前記案内チューブ部分が、一列にまた相互間
に間隔を置いて配置され、前記ワイヤが、前記作動ピス
トンが前記ワイヤを湾曲させるために往復運動をする、
前記中央部分上を延びる試験プローブ。 - 【請求項20】 回路基板を試験するためのフィンガー
・テスターであって、 請求項1−請求項19の何れかに記載のように、さらに
詳細に説明した試験プローブと、 試験領域上を、水平方向に移動することができる少なく
とも二つのスライドと、 各スライドに固定できる試験プローブと、 前記試験プローブの垂直位置を調整するための手段とを
含み、 前記試験プローブが、回路基板の接点に接触するため
に、前記試験プローブの垂直位置を、垂直方向に調整す
るための前記手段とは独立して、プローブ素子を作動す
ることができるアクチュエータを備えるフィンガー・テ
スター。 - 【請求項21】 請求項20に記載のフィンガー・テス
ターにおいて、接点に接触するための前記アクチュエー
タの作動ストロークが、2ミリ以下、好適には、1ミリ
以下であるフィンガー・テスター。 - 【請求項22】 請求項20または請求項21により詳
細に記載したフィンガー・テスターにおいて、複数の試
験プローブがマトリックス・アレーに設置され、前記完
全なマトリックス・アレーが、試験中の回路基板上を水
平方向に移動し、各試験プローブが、垂直方向に一つの
プローブ素子をそれぞれ作動するために、アクチュエー
タにより作動することができ、前記試験プローブが相互
に独立して作動することができる、請求項1−請求項1
9の何れかに記載のように形成される試験プローブ。 - 【請求項23】 請求項20に記載のフィンガー・テス
ターにおいて、前記マトリックス・アレーがいくつかの
サブマトリックスに分割され、前記サブマトリックスが
相互に移動できるように形成されるフィンガー・テスタ
ー。 - 【請求項24】 請求項20−請求項22に記載のフィ
ンガー・テスターにおいて、いくつかのプローブ素子を
一つのアクチュエータにより作動することができるフィ
ンガー・テスター。
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