JP2000104737A - 円すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法 - Google Patents
円すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/54—Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal
- F16C33/542—Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal made from sheet metal
- F16C33/543—Cages for rollers or needles made from wire, strips, or sheet metal made from sheet metal from a single part
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/36—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
- F16C19/364—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複雑な設備を要する事なく短時間で造れる方
法を実現して、円すいころ軸受用プレス型保持器のコス
ト低減を図る。 【解決手段】 金属板である素材が平坦なうちに、ポケ
ット10、10となる素孔24を加工する。そして、こ
の素孔24を形成した部分を円すい筒状に塑性変形させ
て、ポケット10、10を有する保持器8とする。
法を実現して、円すいころ軸受用プレス型保持器のコス
ト低減を図る。 【解決手段】 金属板である素材が平坦なうちに、ポケ
ット10、10となる素孔24を加工する。そして、こ
の素孔24を形成した部分を円すい筒状に塑性変形させ
て、ポケット10、10を有する保持器8とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る円すいころ軸
受用プレス型保持器の製造方法は、各種機械装置の回転
支持部分を構成する円すいころ軸受に組み込み、複数の
円すいころを転動自在に保持する為のプレス型保持器を
造るのに利用する。
受用プレス型保持器の製造方法は、各種機械装置の回転
支持部分を構成する円すいころ軸受に組み込み、複数の
円すいころを転動自在に保持する為のプレス型保持器を
造るのに利用する。
【0002】
【従来の技術】円すい台状の円すいころを組み込んだ円
すいころ軸受は、ラジアル荷重とアキシャル荷重とを支
持する事ができ、しかも耐荷重が大きい為、大きな荷重
が加わる各種回転支持部分に利用されている。この様な
円すいころ軸受は、図6に示す様に、互いに同心に配置
した外輪1及び内輪2と、これら外輪1と内輪2との間
に転動自在に設けた複数の円すいころ3、3とから構成
する。このうち、外輪1の内周面にはテーパ凹面状の外
輪軌道4を形成している。又、上記内輪2の外周面には
テーパ凸面状の内輪軌道5を形成し、この内輪軌道5の
小径側端部に小鍔部6を、大径側端部に大鍔部7を、そ
れぞれ形成している。更に、上記複数の円すいころ3、
3は、保持器8によって上記外輪軌道4と内輪軌道5と
の間に、転動自在に保持案内している。
すいころ軸受は、ラジアル荷重とアキシャル荷重とを支
持する事ができ、しかも耐荷重が大きい為、大きな荷重
が加わる各種回転支持部分に利用されている。この様な
円すいころ軸受は、図6に示す様に、互いに同心に配置
した外輪1及び内輪2と、これら外輪1と内輪2との間
に転動自在に設けた複数の円すいころ3、3とから構成
する。このうち、外輪1の内周面にはテーパ凹面状の外
輪軌道4を形成している。又、上記内輪2の外周面には
テーパ凸面状の内輪軌道5を形成し、この内輪軌道5の
小径側端部に小鍔部6を、大径側端部に大鍔部7を、そ
れぞれ形成している。更に、上記複数の円すいころ3、
3は、保持器8によって上記外輪軌道4と内輪軌道5と
の間に、転動自在に保持案内している。
【0003】この様な円すいころ軸受9は、例えば外輪
1をハウジングに内嵌し、内輪2を回転軸に外嵌する事
により、これらハウジングの内周面と回転軸の外周面と
の間に装着する。この様に円すいころ軸受9を装着した
状態で、回転軸にラジアル方向或はアキシャル方向の荷
重が加わった場合、何れの方向の荷重も円すいころ3が
支承し、回転軸とハウジングとの相対的回転を円滑に行
なわせる。
1をハウジングに内嵌し、内輪2を回転軸に外嵌する事
により、これらハウジングの内周面と回転軸の外周面と
の間に装着する。この様に円すいころ軸受9を装着した
状態で、回転軸にラジアル方向或はアキシャル方向の荷
重が加わった場合、何れの方向の荷重も円すいころ3が
支承し、回転軸とハウジングとの相対的回転を円滑に行
なわせる。
【0004】上述の様に構成し使用する円すいころ軸受
9に組み込む保持器8として従来から、鋼板等の金属板
を折り曲げると共に、円周方向複数個所に上記複数の円
すいころ3、3を転動自在に保持自在なポケット10、
10を形成した、所謂プレス型保持器を使用している。
この様な保持器8は、図7(A)〜(F)に示す様な工
程により造る。
9に組み込む保持器8として従来から、鋼板等の金属板
を折り曲げると共に、円周方向複数個所に上記複数の円
すいころ3、3を転動自在に保持自在なポケット10、
10を形成した、所謂プレス型保持器を使用している。
この様な保持器8は、図7(A)〜(F)に示す様な工
程により造る。
【0005】先ず、金属板にプレスによる打ち抜き加工
を施す事により、(A)に示す様な、円板状の第一中間
素材11を形成した後、この第一中間素材11に絞り加
工を施して、(B)に示す様な、有底円すい台状の第二
中間素材12とする。次いで、この第二中間素材11の
底部を、外周寄り部分を除いてプレスにより打ち抜き、
(C)に示す様な第三中間素材13とする。次いで、こ
の第三中間素材13に複数の透孔14、14を、円周方
向に亙り間欠的に形成して、(D)に示す様な第四中間
素材15とする。次に、上記各透孔14、14の周縁部
を、プレスによる面押し加工等により所望の形状及び大
きさに整えて、それぞれの内側に円すいころ3、3(図
6)を転動自在に保持する為のポケット10、10に加
工し、(E)に示す様な第五中間素材16とする。そし
て最後に、この第五中間素材16の大径側端縁部にトリ
ミングを施してこの端縁部の形状及び寸法を整え、
(F)に示す様な保持器8とする。
を施す事により、(A)に示す様な、円板状の第一中間
素材11を形成した後、この第一中間素材11に絞り加
工を施して、(B)に示す様な、有底円すい台状の第二
中間素材12とする。次いで、この第二中間素材11の
底部を、外周寄り部分を除いてプレスにより打ち抜き、
(C)に示す様な第三中間素材13とする。次いで、こ
の第三中間素材13に複数の透孔14、14を、円周方
向に亙り間欠的に形成して、(D)に示す様な第四中間
素材15とする。次に、上記各透孔14、14の周縁部
を、プレスによる面押し加工等により所望の形状及び大
きさに整えて、それぞれの内側に円すいころ3、3(図
6)を転動自在に保持する為のポケット10、10に加
工し、(E)に示す様な第五中間素材16とする。そし
て最後に、この第五中間素材16の大径側端縁部にトリ
ミングを施してこの端縁部の形状及び寸法を整え、
(F)に示す様な保持器8とする。
【0006】この様にして造る保持器8に設けた、上記
各ポケット10、10の大きさは、上記各円すいころ
3、3の母線の大きさよりも少し小さくしている。又、
上記保持器8のうち、上記各ポケット10、10を形成
した、円すい筒状の本体部分17の直径は、上記円すい
ころ軸受9を構成する複数の円すいころ3、3のピッチ
円の直径よりも少し大きくしている。従って、構成各部
材を組み合わせて、図6に示す様な円すいころ軸受9を
組み立てた状態で上記本体部分17は、上記複数の円す
いころ3、3の中心軸よりも、外輪1及び内輪2の直径
方向外方に位置する。そして、上記各円すいころ3、3
が、上記各ポケット10、10を通過して外輪1及び内
輪2の直径方向外方に抜け出る事を防止する。
各ポケット10、10の大きさは、上記各円すいころ
3、3の母線の大きさよりも少し小さくしている。又、
上記保持器8のうち、上記各ポケット10、10を形成
した、円すい筒状の本体部分17の直径は、上記円すい
ころ軸受9を構成する複数の円すいころ3、3のピッチ
円の直径よりも少し大きくしている。従って、構成各部
材を組み合わせて、図6に示す様な円すいころ軸受9を
組み立てた状態で上記本体部分17は、上記複数の円す
いころ3、3の中心軸よりも、外輪1及び内輪2の直径
方向外方に位置する。そして、上記各円すいころ3、3
が、上記各ポケット10、10を通過して外輪1及び内
輪2の直径方向外方に抜け出る事を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6及び図7(F)に
示す様な保持器8を、図7(A)〜(F)に示す様な工
程で造ると、ポケット10、10の加工が面倒で、コス
トが嵩む事が避けられない。即ち、(D)に示す様に複
数の透孔14、14を形成する作業、並びに(E)に示
す様にこれら各透孔14、14の周縁部に面押し加工を
施す作業は、第三中間素材13或は第四中間素材15を
回転させつつ行なわなければならない。この為、加工時
間が長くなるだけでなく、精密な割り出し作業が必要に
なる為、コストが嵩む。加工時間を短縮する為、複数の
透孔14、14を形成する作業、並びにこれら各透孔1
4、14の周縁部への面押し加工を同時に行なう事も可
能ではあるが、複雑な加工装置が必要になる為、やはり
コストが嵩む原因となる。
示す様な保持器8を、図7(A)〜(F)に示す様な工
程で造ると、ポケット10、10の加工が面倒で、コス
トが嵩む事が避けられない。即ち、(D)に示す様に複
数の透孔14、14を形成する作業、並びに(E)に示
す様にこれら各透孔14、14の周縁部に面押し加工を
施す作業は、第三中間素材13或は第四中間素材15を
回転させつつ行なわなければならない。この為、加工時
間が長くなるだけでなく、精密な割り出し作業が必要に
なる為、コストが嵩む。加工時間を短縮する為、複数の
透孔14、14を形成する作業、並びにこれら各透孔1
4、14の周縁部への面押し加工を同時に行なう事も可
能ではあるが、複雑な加工装置が必要になる為、やはり
コストが嵩む原因となる。
【0008】更に、(A)に示した第一中間素材11を
(B)に示した第二中間素材12に加工する際、素材の
一部を圧縮方向に塑性変形する為、得られた第二中間素
材12の端縁部は波形に変形する。この為、最後にこの
端縁部にトリミング加工を施して形状及び寸法を整える
必要があり、やはりコストが嵩む原因となる。本発明の
円すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法は、この様
な事情に鑑みて、コストを抑えるべく発明したものであ
る。
(B)に示した第二中間素材12に加工する際、素材の
一部を圧縮方向に塑性変形する為、得られた第二中間素
材12の端縁部は波形に変形する。この為、最後にこの
端縁部にトリミング加工を施して形状及び寸法を整える
必要があり、やはりコストが嵩む原因となる。本発明の
円すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法は、この様
な事情に鑑みて、コストを抑えるべく発明したものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の円すいころ軸受
用プレス型保持器の製造方法は、金属板を打ち抜き加工
する事により、円輪状の中間素材を形成し、この中間素
材に複数の透孔を、円周方向に亙って間欠的に形成する
と共に、これら各透孔の周縁部の形状及び寸法を整えて
別の中間素材とした後、この別の中間素材を円すい筒状
に塑性変形させて、上記各透孔に対応する部分を、それ
ぞれの内側に円すいころを転動自在に保持する為のポケ
ットとする。
用プレス型保持器の製造方法は、金属板を打ち抜き加工
する事により、円輪状の中間素材を形成し、この中間素
材に複数の透孔を、円周方向に亙って間欠的に形成する
と共に、これら各透孔の周縁部の形状及び寸法を整えて
別の中間素材とした後、この別の中間素材を円すい筒状
に塑性変形させて、上記各透孔に対応する部分を、それ
ぞれの内側に円すいころを転動自在に保持する為のポケ
ットとする。
【0010】
【作用】上述の様に構成する本発明の円すいころ軸受用
プレス型保持器の製造方法によれば、特に複雑な加工装
置を必要とする事なく、複数のポケットを同時に加工で
きて、円すいころ軸受用プレス型保持器のコスト低減を
図れる。
プレス型保持器の製造方法によれば、特に複雑な加工装
置を必要とする事なく、複数のポケットを同時に加工で
きて、円すいころ軸受用プレス型保持器のコスト低減を
図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜5は、本発明の実施の形態
の1例を示している。本発明の製造方法により円すいこ
ろ軸受用プレス型保持器を造る場合、先ず、素材となる
金属板にプレスによる打ち抜き加工を施す事により、請
求項に記載した中間素材に相当する、図1に示す様な、
円輪状の第一中間素材18を造る。
の1例を示している。本発明の製造方法により円すいこ
ろ軸受用プレス型保持器を造る場合、先ず、素材となる
金属板にプレスによる打ち抜き加工を施す事により、請
求項に記載した中間素材に相当する、図1に示す様な、
円輪状の第一中間素材18を造る。
【0012】次いで、この第一中間素材18に、やはり
プレスによる塑性加工を施す事により、図2に示す様な
第二中間素材19とする。即ち、上記第一中間素材18
を1対の型同士の間で挟持する事により、この第一中間
素材18の内周縁部を曲げ起こし、円すい筒状のフラン
ジ素20とする。
プレスによる塑性加工を施す事により、図2に示す様な
第二中間素材19とする。即ち、上記第一中間素材18
を1対の型同士の間で挟持する事により、この第一中間
素材18の内周縁部を曲げ起こし、円すい筒状のフラン
ジ素20とする。
【0013】次いで、上記第二中間素材19の一部で上
記フランジ素20の周囲部分に、複数の透孔21、21
を、円周方向に亙り間欠的に形成して、図3に示す様な
第三中間素材22とする。これら各透孔21、21の形
成作業は、プレスによる打ち抜き加工により行ない、総
ての透孔21、21を同時に打ち抜くか、少なくとも複
数の透孔21、21を同時に打ち抜く事により、打ち抜
き回数をこれら透孔21、21の数よりも十分に少なく
する。
記フランジ素20の周囲部分に、複数の透孔21、21
を、円周方向に亙り間欠的に形成して、図3に示す様な
第三中間素材22とする。これら各透孔21、21の形
成作業は、プレスによる打ち抜き加工により行ない、総
ての透孔21、21を同時に打ち抜くか、少なくとも複
数の透孔21、21を同時に打ち抜く事により、打ち抜
き回数をこれら透孔21、21の数よりも十分に少なく
する。
【0014】次いで、上記各透孔21、21の周縁部
を、プレスによる面押し加工により所望の形状及び大き
さに整えて、それぞれの内側に円すいころ3、3(図
6)を転動自在に保持する為のポケット10、10とな
る素孔24、24に加工し、請求項に記載した別の中間
素材に相当する、図4に示す様な第四中間素材23とす
る。この様に、上記各透孔21、21を素孔24、24
にする、面押し加工も、総ての透孔21、21で同時に
行うか、或は複数の透孔21、21を同時に面押しする
事により、面押しの回数をこれら透孔21、21の数よ
りも十分に少なくする。
を、プレスによる面押し加工により所望の形状及び大き
さに整えて、それぞれの内側に円すいころ3、3(図
6)を転動自在に保持する為のポケット10、10とな
る素孔24、24に加工し、請求項に記載した別の中間
素材に相当する、図4に示す様な第四中間素材23とす
る。この様に、上記各透孔21、21を素孔24、24
にする、面押し加工も、総ての透孔21、21で同時に
行うか、或は複数の透孔21、21を同時に面押しする
事により、面押しの回数をこれら透孔21、21の数よ
りも十分に少なくする。
【0015】そして、最後に、上記第四中間素材23
を、1対の型同士の間で挟持する事により、図5の鎖線
状態から実線状態にまで、上記フランジ素20を形成し
た内径側を伸ばす方向に塑性変形させる。そして、上記
各素孔24、24を形成した本体部分17を円すい筒状
に、上記フランジ素20を円輪状のフランジ部25に、
それぞれ形成して、図5に実線で示した保持器8とす
る。この様に第四中間素材23を塑性変形させて保持器
8とする際には、素材の各部は伸長方向に塑性変形する
のみで、縮み方向に塑性変形する事はない。従って、塑
性変形後に得られる保持器8は、そのまま使用可能な形
状及び寸法となり、従来方法の場合に必要としたトリミ
ングを省略できる。尚、上記第四中間素材23に形成し
た素孔24、24は、上記素材各部の伸長方向への塑性
変形に基づいて拡がり、上記各ポケット10、10とな
る。従って、上記各素孔24、24は、上記塑性変形に
基づく拡大分を見込んで、ポケット10、10よりも少
し小さめにしておく。
を、1対の型同士の間で挟持する事により、図5の鎖線
状態から実線状態にまで、上記フランジ素20を形成し
た内径側を伸ばす方向に塑性変形させる。そして、上記
各素孔24、24を形成した本体部分17を円すい筒状
に、上記フランジ素20を円輪状のフランジ部25に、
それぞれ形成して、図5に実線で示した保持器8とす
る。この様に第四中間素材23を塑性変形させて保持器
8とする際には、素材の各部は伸長方向に塑性変形する
のみで、縮み方向に塑性変形する事はない。従って、塑
性変形後に得られる保持器8は、そのまま使用可能な形
状及び寸法となり、従来方法の場合に必要としたトリミ
ングを省略できる。尚、上記第四中間素材23に形成し
た素孔24、24は、上記素材各部の伸長方向への塑性
変形に基づいて拡がり、上記各ポケット10、10とな
る。従って、上記各素孔24、24は、上記塑性変形に
基づく拡大分を見込んで、ポケット10、10よりも少
し小さめにしておく。
【0016】
【発明の効果】本発明の円すいころ軸受用プレス型保持
器の製造方法は、以上に述べた通り構成する為、面倒な
加工装置を要する事なく加工時間を短縮できる。又、ト
リミングをなくせる分、材料の歩留を向上させる事も可
能になる。これらにより、円すいころ軸受用プレス型保
持器の低廉化を図れる。
器の製造方法は、以上に述べた通り構成する為、面倒な
加工装置を要する事なく加工時間を短縮できる。又、ト
リミングをなくせる分、材料の歩留を向上させる事も可
能になる。これらにより、円すいころ軸受用プレス型保
持器の低廉化を図れる。
【図1】本発明の製造方法を実施する途中で得られる第
一中間素材を示しており、(A)は半部平面図、(B)
は断面図。
一中間素材を示しており、(A)は半部平面図、(B)
は断面図。
【図2】同じく第二中間素材を示しており、(A)は半
部平面図、(B)は断面図。
部平面図、(B)は断面図。
【図3】同じく第三中間素材を示しており、(A)は半
部平面図、(B)は断面図。
部平面図、(B)は断面図。
【図4】同じく第四素材を示しており、(A)は半部平
面図、(B)は断面図。
面図、(B)は断面図。
【図5】同じく第四中間素材と完成した保持器との関係
を示す断面図。
を示す断面図。
【図6】本発明の対象となる円すいころ軸受用プレス型
保持器を組み込んだ円すいころ軸受の1例を示す一部切
断斜視図。
保持器を組み込んだ円すいころ軸受の1例を示す一部切
断斜視図。
【図7】従来の円すいころ軸受用プレス型保持器の製造
方法を工程順に示しており、(A)は第一中間素材の平
面図、(B)〜(F)は第二〜第五中間素材及び完成し
た保持器の断面図。
方法を工程順に示しており、(A)は第一中間素材の平
面図、(B)〜(F)は第二〜第五中間素材及び完成し
た保持器の断面図。
1 外輪 2 内輪 3 円すいころ 4 外輪軌道 5 内輪軌道 6 小鍔部 7 大鍔部 8 保持器 9 円すいころ軸受 10 ポケット 11 第一中間素材 12 第二中間素材 13 第三中間素材 14 透孔 15 第四中間素材 16 第五中間素材 17 本体部分 18 第一中間素材 19 第二中間素材 20 フランジ素 21 透孔 22 第三中間素材 23 第四中間素材 24 素孔 25 フランジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板を打ち抜き加工する事により、円
輪状の中間素材を形成し、この中間素材に複数の透孔
を、円周方向に亙って間欠的に形成すると共に、これら
各透孔の周縁部の形状及び寸法を整えて別の中間素材と
した後、この別の中間素材を円すい筒状に塑性変形させ
て、上記各透孔に対応する部分を、それぞれの内側に円
すいころを転動自在に保持する為のポケットとする、円
すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277688A JP2000104737A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 円すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277688A JP2000104737A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 円すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000104737A true JP2000104737A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17586926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10277688A Pending JP2000104737A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 円すいころ軸受用プレス型保持器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000104737A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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