JP2000002247A - ころ軸受用保持器の製造方法 - Google Patents
ころ軸受用保持器の製造方法Info
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Abstract
12と、大径側鍔部8の内周縁に形成した舌片13aの
先端部との掛かり代δを適正値にする。 【解決手段】 上記舌片13aを造る為の舌片素片の容
積を、舌片13aの容積に比べて過剰にする。舌片素片
を塑性加工して舌片13aとする際に、余剰分をバリ2
2として逃がす。このバリ22は、球面ころ3と反対側
に突出させる。
Description
の製造方法は、例えば自動調心ころ軸受用保持器に組み
込んで複数個の球面ころを転動自在に保持する保持器を
製造する際に利用し、上記各球面ころと保持器との分離
防止を確実に図れる保持器を安定して得られる様にす
る。
に回転自在に支承する為従来から、保持器付自動調心こ
ろ軸受が使用されている。又、この様な保持器付自動調
心ころ軸受に組み込んで、保持器と球面ころとの分離防
止を有効に図れる構造が、特開平5−157116号公
報に記載されている。以下、この公報に記載された従来
構造に就いて説明する。保持器付自動調心ころ軸受は、
図5に示す様に、互いに同心に組み合わされた外輪1と
内輪2との間に、複数の球面ころ3、3を転動自在に配
列すると共に、金属板をプレス成形して成る保持器(プ
レス保持器)4、4により、上記複数の球面ころ3、3
の分離防止を図る事で構成している。
心を有する球状凹面である外輪軌道5を形成している。
又、内輪2の外周面には、それぞれの幅方向(図5の左
右方向)に、それぞれが上記外輪軌道5と対向する、1
対の内輪軌道6、6を形成している。又、上記複数の球
面ころ3、3は、その最大径部が各球面ころ3、3の軸
方向長さの中央部にある対称形で、上記外輪軌道5と上
記1対の内輪軌道6、6との間に、2列に亙って転動自
在に配列している。
に、円すい筒状の主部7と、この主部7の大径側端縁部
から直径方向外側に延びた外向フランジ状の大径側鍔部
8と、小径側端縁部から直径方向内側に延びた内向フラ
ンジ状の小径側鍔部9とを有する。上記主部7には複数
のポケット10、10を、円周方向に亙り間欠的に形成
し、これら各ポケット10、10内にそれぞれ1個ずつ
の球面ころ3、3を、回転自在に保持している。尚、上
記主部7は、上記複数の球面ころ3、3のピッチ円(複
数の球面ころ3、3の中心軸同士を結ぶ円)よりも直径
方向内側に位置させる事により、各球面ころ3、3が各
ポケット10、10を通じて、上記主部7の直径方向内
側に抜け出る事を防止している。
8、8の外周縁を、それぞれ案内リング11の内周面に
摺接させる事により案内している。この案内リング11
は、軸方向に関して2列に亙りそれぞれ複数個ずつ設け
た、上記各球面ころ3、3の間に、回転自在に設けてい
る。又、上記小径側鍔部9、9の内周縁を、上記内輪2
の端部外周面に摺接させる事により案内している。
うち、少なくとも上記大径側鍔部8に対向する部分に
は、円形若しくは円輪状の凹部12を形成している。
又、上記大径側鍔部8の内周縁で、上記各ポケット1
0、10の円周方向中間部位置には、それぞれ舌片13
を形成している。これら各舌片13は、上記大径側鍔部
8の内周縁から直径方向内側に突出すると共に上記大径
側鍔部8から上記各ポケット10側、上記球面ころ3の
一端面に向け折れ曲がった状態で形成している。これら
各舌片13の先端部は、上記球面ころ3をポケット10
の内側に組み込んだ場合に、図7に示した掛かり代δに
より、この球面ころ3の端面に形成した上記凹部12と
係合し、上記ポケット10の内側から球面ころ3が脱落
する事を防止する。この結果、各ポケット10、10内
に回転自在に保持された球面ころ3は、外輪1の内周面
と内輪2の外周面との間への組み付け以前でも、各ポケ
ット10、10の内側から、直径方向の内外何れの方向
にも、抜け出る事がなくなる。
ろ軸受により、ハウジングの内側に回転軸を支承する場
合、外輪1をハウジングに内嵌固定し、内輪2を回転軸
に外嵌固定する。回転軸と共に内輪2が回転する場合に
は、複数の球面ころ3、3が転動して、この回転を許容
する。ハウジングの軸心と回転軸の軸心とが不一致の場
合、外輪1の内側で内輪2が調心する事により、この不
一致を補償する。外輪軌道5は単一球面状に形成されて
いる為、上記複数の球面ころ3、3の転動は、不一致補
償後に於いても、円滑に行なわれる。
付自動調心ころ軸受に組み込む保持器4の製造方法に就
いて、図10により説明する。先ず、ステンレス鋼板や
圧延珪素鋼板等の第一素材(図示せず)にプレス加工等
の塑性加工を施す事により、図10(A)に示す様な、
鉢状の第二素材14を形成する。この第二素材14は、
円すい筒部15と、この円すい筒部15の小径側端部を
塞ぐ底板部16とから成る。次いで、同図(B)に示す
様に、上記底板部16の中央部を打ち抜き、この底板部
16の外周寄り部分に小径側鍔部9を形成して、第三素
材17とする。次いで、同図(C)に示す様に、上記円
すい筒部15にポケット10を、打ち抜き用のパンチ
(図示せず)を同図の鎖線α方向に突き通す事により形
成して、第四素材18とする。この第四素材18を形成
する際、上記円すい筒部15の大径側に位置する各ポケ
ット10の軸方向一端縁{図10(C)の上端縁}の円
周方向中央部に、舌片素片19を形成しておく。次い
で、同図(D)に示す様に、上記円すい筒部15の大径
側端部を直径方向外方に折り曲げる事により大径側鍔部
8を形成して、第五素材20とする。更に、同図
(E)、(F)に示す様に、上記大径側鍔部8の側面で
上記各ポケット10に対向する側に、それぞれ凸部2
1、21を形成すると共に、上記舌片素材19にプレス
による塑性加工を施して所望形状とし、上記各ポケット
10の内側に向け折れ曲がった舌片13とする。尚、上
記各凸部21、21は、上記各ポケット10内に保持し
た球面ころ3(図5〜7)の端面で凹部12から外れた
部分に対向して、この球面ころ3を案内する。
れ、前述の様に構成する保持器4により、組み付け作業
を容易にしたまま、各ポケット10内に保持した球面こ
ろ3のばれ止め(各ポケット10からの脱落)を有効に
図る為には、保持器4側に設けた各舌片13の先端部
と、球面ころ3側に設けた凹部12との掛かり代δ(図
7)を規定値通り正確に仕上げる必要がある。この掛か
り代δが小さ過ぎると、上記各ポケット10から上記各
球面ころ3が脱落し易くなる。反対に、上記掛かり代δ
が大き過ぎると、上記各ポケット10内に上記各球面こ
ろ3を組み込む作業が面倒になる(組み込み時に舌片1
3を弾性変形させなければならない量が過大になる)。
ポケット10を打ち抜き加工する際に形成した舌片素材
19に塑性加工を施す事により造る。この際、舌片素材
19の容積が常に適正値であれば特に問題を生じない
が、この容積を常に適正値に維持する事は非常に難し
い。即ち、第一素材であるステンレス鋼板等の金属板の
板厚は、完全に均一とは言えず、微小な寸法誤差が存在
する事は避けられない。又、この第一素材に塑性加工を
施す際に上記金属板の一部が延伸されるが、延伸の程度
が加工毎に微妙に異なる場合もある。これらにより、上
記舌片素材19の容積は微妙に異なる。
ず、この舌片素材19に塑性加工を施して上記舌片13
を形成すると、最適な舌片13の容積に合わせた成形用
金型の容積に比べて上記舌片素材19の容積が過剰であ
る場合や、反対に不足する場合が生じる。過剰である場
合には、上記成形用金型により上記舌片素材19を十分
に抑え込む事ができず、得られた舌片13の形状が不正
規になるだけでなく、塑性加工後のスプリングバックの
量が多くなり、上記掛かり代δを確保できなくなる。反
対に、不足する場合には、得られた舌片13に欠肉が発
生し、やはり上記掛かり代δを確保できなくなる。
上記ポケット10側への上記舌片13の折り曲げ量を多
くすれば良いが、この様な構造を採用した場合には、舌
片素材19の容積が適正値であった場合に上記掛かり代
δが過大になり、上記各ポケット10内に上記各球面こ
ろ3を組み込む作業が面倒になる。本発明のころ軸受用
保持器の製造方法は、この様な不都合を何れも解消すべ
く発明したものである。
器の製造方法は、金属板製で筒状の主部と、この主部に
円周方向に亙り間欠的に形成されて内側にころを転動自
在に保持自在な複数のポケットと、上記主部の軸方向一
端縁から直径方向に折れ曲がったフランジ状の鍔部と、
この鍔部の周縁部で上記各ポケットの円周方向中央部
に、上記周縁部から直径方向に突出すると共に上記鍔部
から上記ポケット側に折れ曲がった状態で形成され、当
該ポケットに保持された上記ころの端面に形成された凹
部と係合してこのころが当該ポケットから抜け出るのを
防止する、所望の形状及び容積を有する舌片とを備えた
ころ軸受用保持器を製造する為に使用する。
法に於いては、上記舌片を形成する際に、必要とする舌
片の容積に比べて過剰な容積を有する舌片素片を上記鍔
部の周縁部に形成した後、この舌片素片を1対の金型同
士の間で押圧して、上記所望の形状及び容積を有する舌
片とすると共に、過剰容積分を、上記ポケットと反対側
に突出するバリとして、上記舌片を加工する為の空間外
に逃がす。
の製造方法によれば、舌片の形状及び容積を所望値に規
制し、この舌片の先端部と、ころの端面に形成された凹
部との掛かり代を適正値に規制して、組み付け作業を容
易にしたまま、各ポケット内に保持したころのばれ止め
を有効に図れる。即ち、舌片素片の容積を舌片の容積に
比べ過剰にしている為、得られた舌片に欠肉が発生する
事がない。又、過剰容積分はバリとして舌片を加工する
為の空間外に逃がす為、上記舌片素片の大部分で、この
空間内に留まった部分は、この空間を構成する1対の金
型同士の間で正規に押圧される。この結果、舌片の形状
が不正規になったり、或は塑性加工後のスプリングバッ
クの量が多くなる事を防止できる。
の1例を示している。先ず、図1〜3により、本発明の
製造方法により造られるころ軸受用保持器の構成に就い
て説明する。尚、図示の例は、本発明の製造方法により
造った、自動調心ころ軸受用の保持器を示している。但
し、本発明の製造方法は、自動調心ころ軸受用の保持器
に限らず、円筒ころ軸受用の保持器や円錐ころ軸受用の
保持器の製造に適用する事もできる。
aは、前述の図5〜9に示した従来の保持器4と同様
に、円すい筒状の主部7と、この主部7の大径側端縁部
から直径方向外側に延びた外向フランジ状の大径側鍔部
8と、小径側端縁部から直径方向内側に延びた内向フラ
ンジ状の小径側鍔部9とを有する。上記主部7には複数
のポケット10、10を、円周方向に亙り間欠的に形成
して、各ポケット10、10にそれぞれ1個ずつの球面
ころ3を、回転自在に保持している。又、上記主部7
は、上記複数の球面ころ3のピッチ円よりも直径方向内
側に位置させる事により、各球面ころ3が各ポケット1
0、10を通じて、上記主部7の直径方向内側に抜け出
る事を防止している。
ケット10、10の円周方向中間部位置には、それぞれ
舌片13aを形成している。これら各舌片13aは、上
記大径側鍔部8の内周縁から直径方向内側に突出すると
共に、上記大径側鍔部8から上記各ポケット10側に、
上記球面ころ3の一端面に向け折れ曲がった状態で形成
している。これら各舌片13aの先端部は、上記球面こ
ろ3をポケット10の内側に組み込んだ場合に、図2に
示した掛かり代δにより、この球面ころ3の端面に形成
した凹部12と係合し、上記ポケット10の内側から球
面ころ3が脱落する事を防止する。
器4aの場合には、上記各舌片13aの先端部に、上記
各ポケット10と反対側に突出するバリ22を形成して
いる。この様なバリ22は、上記各舌片13aを造る
為、第四素材18に形成した舌片素片19{図10
(C)}の容積を、上記舌片13の容積に比べて少しだ
け過剰にしておく事により形成する。即ち、上記ばり2
2は、上記舌片素材19の過剰容積分を、上記舌片13
aを形成する為の空間外に逃がす事により形成する。そ
して、本発明のころ軸受用保持器の製造方法を実施する
場合には、このバリ22が、上記ポケット10と反対側
に突出する様に、且つ、上記ばり22を除いた部分が所
望の形状及び容積となる様に、上記舌片素片19を上記
舌片13aに加工する工程を工夫している。
aに加工する際に使用する金型装置の要部を示してい
る。この金型装置は、1対の金型23a、23bを有
し、これら両金型23a、23b同士の間で、上記第四
素材18に形成した大径側鍔部8及び舌片素片19を軸
方向{図10(D)の上下方向、同図(F)の表裏方
向}両側から強く挟持する事により、上記舌片素片19
を塑性変形させて、上記舌片13aとする。この為に、
上記1対の金型23a、23b同士の間に形成される加
工空間24の一端部(図4の下端部)には、舌片加工用
空間部25を設けている。この舌片加工用空間部25の
内面形状は、加工すべき舌片13aの外面形状に一致す
る。又、上記舌片加工用空間部25の先端部(図4の下
端部)からこの舌片加工用空間部25の外方(図4の下
方)に向けて、先端縁に向かう程厚さが小さくなるくさ
び状の逃げ空間26を形成している。
金型23a、23bの間で上記大径側鍔部8及び舌片素
片19を軸方向両側から強く挟持し、上記舌片加工用空
間部25内で上記舌片素片19に圧縮方向の強い力を加
え、この舌片素片19を塑性変形させて、上記所望の形
状及び容積を有する舌片13aとする。この際、この舌
片13aの容積に対する上記舌片素片19の容積の余剰
分は、上記逃げ空間26内に押し出されて、前記ばり2
2となる。
持器の製造方法によれば、上記舌片13aの形状及び容
積を所望値に規制して、この舌片13aの先端部と、球
面ころ3の端面に形成された凹部12との掛かり代δを
適正値に規制できる。この為、前記ポケット10内に上
記球面ころ3を押し込む際に必要な、上記舌片13aの
弾性変形量を過大にせず、前記保持器4aへの球面ころ
3の組み付け作業を容易にしたまま、各ポケット10内
に保持した球面ころ3のばれ止めを有効に図れる。
aの容積に比べて過剰にしている為、得られた舌片13
aに欠肉が発生する事がない。又、過剰容積分はバリ2
2として舌片13の本体部分を加工する為の舌片加工用
空間部25外に連続する逃げ空間26に逃がす為、上記
舌片素片19の大部分で、上記舌片加工用空間部25内
に留まった部分は、この舌片加工用空間部25を構成す
る1対の金型23a、23b同士の間で正規に押圧され
る。この結果、上記舌片13aの形状が不正規になった
り、或は塑性加工後のスプリングバックの量が多くなる
事を防止できる。尚、上記ばり22は、上記ポケット1
0と反対側に突出する為、このバリ22が球面ころ3の
一部と干渉する等して、自動調心ころ軸受の機能を損な
う事はない。
は、以上に述べた通り構成され作用するので、組み付け
作業を容易にしたまま、各ポケット内に保持したころの
ばれ止めを確実に図る事ができて、取り扱いが容易でし
かも安価なころ軸受の実現に寄与できる。
視図。
に相当する図。
面図。
図。
面図。
図。
(A)〜(D)は断面図、(E)は大径側鍔部を外周側
から見た図、(F)は(E)の下方から見た図。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板製で筒状の主部と、この主部に円
周方向に亙り間欠的に形成されてそれぞれの内側にころ
を転動自在に保持自在な複数のポケットと、上記主部の
軸方向一端縁から直径方向に折れ曲がったフランジ状の
鍔部と、この鍔部の周縁部で上記各ポケットの円周方向
中央部に、上記周縁部から直径方向に突出すると共に上
記鍔部から上記ポケット側に折れ曲がった状態で形成さ
れ、当該ポケットに保持された上記ころの端面に形成さ
れた凹部と係合してこのころが当該ポケットから抜け出
るのを防止する、所望の形状及び容積を有する舌片とを
備えたころ軸受用保持器の製造方法に於いて、上記舌片
を形成する際に、必要とする舌片の容積に比べて過剰な
容積を有する舌片素片を上記鍔部の周縁部に形成した
後、この舌片素片を1対の金型同士の間で押圧して、上
記所望の形状及び容積を有する舌片とすると共に、過剰
容積分を、上記ポケットと反対側に突出するバリとし
て、上記舌片を加工する為の空間外に逃がす事を特徴と
するころ軸受用保持器の製造方法。
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