JP2000103240A - ラゲージのヒンジ機構 - Google Patents
ラゲージのヒンジ機構Info
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- JP2000103240A JP2000103240A JP10275478A JP27547898A JP2000103240A JP 2000103240 A JP2000103240 A JP 2000103240A JP 10275478 A JP10275478 A JP 10275478A JP 27547898 A JP27547898 A JP 27547898A JP 2000103240 A JP2000103240 A JP 2000103240A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- luggage
- link
- guide
- vehicle body
- pin
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
- B60J7/20—Vehicle storage compartments for roof parts or for collapsible flexible tops
- B60J7/205—Vehicle storage compartments for roof parts or for collapsible flexible tops where the boot lid opens in rearward direction to receive the roof and in forward direction to receive luggage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラゲージの回転中心の設定位置の自由度を大
きくすると共に、車体後部の意匠の自由度も大きくす
る。 【解決手段】 車体後部に固定されているガイドレール
80のガイド部80Aは側面視において前方へ向けて凸
形状に湾曲した円弧状となっており、ガイド部80Aに
はスライダ78のスライド部78Aが移動可能に取り付
けられている。スライダ78には、ラゲージ42に配設
されたラッチ72に係合可能なストライカ74が固定さ
れている。このため、スライダ78の回転中心、即ちラ
ゲージ42の回転中心は、ガイド部80Aの円弧状の中
心位置Pに設定されており、この中心位置Pはガイドレ
ール80のガイド部80Aの後方となる車体後部90の
外側に設定されている。
きくすると共に、車体後部の意匠の自由度も大きくす
る。 【解決手段】 車体後部に固定されているガイドレール
80のガイド部80Aは側面視において前方へ向けて凸
形状に湾曲した円弧状となっており、ガイド部80Aに
はスライダ78のスライド部78Aが移動可能に取り付
けられている。スライダ78には、ラゲージ42に配設
されたラッチ72に係合可能なストライカ74が固定さ
れている。このため、スライダ78の回転中心、即ちラ
ゲージ42の回転中心は、ガイド部80Aの円弧状の中
心位置Pに設定されており、この中心位置Pはガイドレ
ール80のガイド部80Aの後方となる車体後部90の
外側に設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラゲージのヒンジ機
構に関し、特に、屋根部分と後部窓部とをトランクルー
ム内に格納可能としたコンバーチブル車等の車両に適用
可能なラゲージのヒンジ機構に関する。
構に関し、特に、屋根部分と後部窓部とをトランクルー
ム内に格納可能としたコンバーチブル車等の車両に適用
可能なラゲージのヒンジ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両後部に形成されたトランクル
ーム内に屋根部分と後部窓部とを格納可能としたコンバ
ーチブル車の一例が特許番号第2743263号(特開
平230484号)公報に開示さている。
ーム内に屋根部分と後部窓部とを格納可能としたコンバ
ーチブル車の一例が特許番号第2743263号(特開
平230484号)公報に開示さている。
【0003】図9に示される如く、この車両100は、
屋根部分101とリヤウインド部分(後部窓部)102
とを有する屋根構造部104を持ち、この屋根構造部1
04が車体に固定して支持される強制式制御装置106
を介して、前面ガラス枠の範囲において接触支持され後
部座席範囲108を覆う閉鎖位置から開放位置に車両1
00の後部範囲110に向かって揺動でき、第1ピポッ
ト軸112を介して支持されたラゲージ(テールゲート
ともいう)114の範囲において折り畳み式屋根収納ボ
ックス116の中に沈み込み収納できるようになってい
る。また、ラゲージ114が第1ピポット軸112で補
助枠118にヒンジ結合され、補助枠118がピポット
軸120を介して車両下部範囲122において車体側に
支持されている。
屋根部分101とリヤウインド部分(後部窓部)102
とを有する屋根構造部104を持ち、この屋根構造部1
04が車体に固定して支持される強制式制御装置106
を介して、前面ガラス枠の範囲において接触支持され後
部座席範囲108を覆う閉鎖位置から開放位置に車両1
00の後部範囲110に向かって揺動でき、第1ピポッ
ト軸112を介して支持されたラゲージ(テールゲート
ともいう)114の範囲において折り畳み式屋根収納ボ
ックス116の中に沈み込み収納できるようになってい
る。また、ラゲージ114が第1ピポット軸112で補
助枠118にヒンジ結合され、補助枠118がピポット
軸120を介して車両下部範囲122において車体側に
支持されている。
【0004】また、ラゲージ114は、図10に示され
る如く、第1ピポット軸112を中心として運動する際
に、後方側が自由に開く後方側開放位置に移動できると
共に、図9に示される如く、第2ピポット軸120を中
心として揺動する際、前方側が自由に開く前方側開放位
置に揺動できるようになっている。
る如く、第1ピポット軸112を中心として運動する際
に、後方側が自由に開く後方側開放位置に移動できると
共に、図9に示される如く、第2ピポット軸120を中
心として揺動する際、前方側が自由に開く前方側開放位
置に揺動できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このラ
ゲージ開閉機構では、図11に示される如く、補助枠1
18が上側の支持脚120から出発して車両下部範囲1
22を略U字形状に延びている支持管126で形成され
ており、車両長手軸線128に対して直角に延び補助枠
118のピポット軸130を規定する基礎脚132が少
なくとも一つのヒンジ継手134を介して車体側で支持
されている。また、ラゲージ114(図11では省略)
は、第1ピポット軸112の範囲において案内棒123
を介して補助枠118に結合されており、液圧シリンダ
140及びガス充填バネ142が共通のサポート144
を介して車体に結合されている。この結果、ラゲージ1
14は、前方側が開く際に、図9に示される如く、ヒン
ジ継手134の連結軸を回転中心Pとして揺動する。こ
のため、ラゲージ114の回転中心Pが車体内側部とな
るので、回転中心Pの設定位置の自由度が小さいと共
に、ラゲージ114の後部と車体後部とが干渉し易くな
るため、車体後部の意匠上の制約が大きくなる。
ゲージ開閉機構では、図11に示される如く、補助枠1
18が上側の支持脚120から出発して車両下部範囲1
22を略U字形状に延びている支持管126で形成され
ており、車両長手軸線128に対して直角に延び補助枠
118のピポット軸130を規定する基礎脚132が少
なくとも一つのヒンジ継手134を介して車体側で支持
されている。また、ラゲージ114(図11では省略)
は、第1ピポット軸112の範囲において案内棒123
を介して補助枠118に結合されており、液圧シリンダ
140及びガス充填バネ142が共通のサポート144
を介して車体に結合されている。この結果、ラゲージ1
14は、前方側が開く際に、図9に示される如く、ヒン
ジ継手134の連結軸を回転中心Pとして揺動する。こ
のため、ラゲージ114の回転中心Pが車体内側部とな
るので、回転中心Pの設定位置の自由度が小さいと共
に、ラゲージ114の後部と車体後部とが干渉し易くな
るため、車体後部の意匠上の制約が大きくなる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、ラゲージの回
転中心の設定位置の自由度を大きくできると共に、車体
後部の意匠の自由度も大きくできるラゲージのヒンジ機
構を提供することが目的である。
転中心の設定位置の自由度を大きくできると共に、車体
後部の意匠の自由度も大きくできるラゲージのヒンジ機
構を提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車体に所定の開閉機構により前方側及び後方側が開
放可能に取付けたラゲージのヒンジ機構であって、前記
車体の後部側に設けられ側面視において前方へ向けて凸
形状に湾曲した円弧状のガイド部を有するガイド手段
と、前記ラゲージの後部側に設けられたラゲージロック
手段と、該ラゲージロック手段に係合可能とされたスト
ライカと、該ストライカが固定され、前記ガイド部によ
り側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲した円弧状
軌跡に沿って上下移動可能とされたスライド手段と、を
備えたことを特徴とする。
は、車体に所定の開閉機構により前方側及び後方側が開
放可能に取付けたラゲージのヒンジ機構であって、前記
車体の後部側に設けられ側面視において前方へ向けて凸
形状に湾曲した円弧状のガイド部を有するガイド手段
と、前記ラゲージの後部側に設けられたラゲージロック
手段と、該ラゲージロック手段に係合可能とされたスト
ライカと、該ストライカが固定され、前記ガイド部によ
り側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲した円弧状
軌跡に沿って上下移動可能とされたスライド手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0008】従って、所定の開閉機構を介して車体に取
付けたラゲージの前方側が開く場合には、開閉機構の作
動によりラゲージとともに、ラゲージの後部側に設けら
れたラゲージロック手段と、このラゲージロック手段に
係合したストライカが揺動し、この揺動によりストライ
カに固定されたスライド手段が揺動する。この際、スラ
イド手段は、ガイド手段のガイド部に沿って移動する
が、ガイド手段が車体の後部側に設けられており、ガイ
ド部が側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲した円
弧状とっているため、スライド手段の回転中心、即ちラ
ゲージの回転中心は、ガイド手段の後方で且つ、ガイド
部の円弧状の中心位置となる。従って、ラゲージの回転
中心を車体後部外側の位置に設定することも可能にな
る。このため、ラゲージの回転中心の設定位置の自由度
を大きくできる。また、ラゲージの後部と車体後部とが
干渉しない車体後部外側の位置にラゲージの回転中心を
設定することで、車体後部の意匠の自由度も大きくでき
る。
付けたラゲージの前方側が開く場合には、開閉機構の作
動によりラゲージとともに、ラゲージの後部側に設けら
れたラゲージロック手段と、このラゲージロック手段に
係合したストライカが揺動し、この揺動によりストライ
カに固定されたスライド手段が揺動する。この際、スラ
イド手段は、ガイド手段のガイド部に沿って移動する
が、ガイド手段が車体の後部側に設けられており、ガイ
ド部が側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲した円
弧状とっているため、スライド手段の回転中心、即ちラ
ゲージの回転中心は、ガイド手段の後方で且つ、ガイド
部の円弧状の中心位置となる。従って、ラゲージの回転
中心を車体後部外側の位置に設定することも可能にな
る。このため、ラゲージの回転中心の設定位置の自由度
を大きくできる。また、ラゲージの後部と車体後部とが
干渉しない車体後部外側の位置にラゲージの回転中心を
設定することで、車体後部の意匠の自由度も大きくでき
る。
【0009】一方、ラゲージの後部側に設けられたラゲ
ージロック手段と、車体側に設けられたストライカとの
係合を解除することで、ラゲージの後方側を開くことが
可能になる。
ージロック手段と、車体側に設けられたストライカとの
係合を解除することで、ラゲージの後方側を開くことが
可能になる。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
ラゲージのヒンジ機構において、前記スライド手段と前
記開閉機構とを連結し、前記開閉機構の作動により前記
スライド手段を前記ガイド部に沿って移動させる連結部
材を有することを特徴とする。
ラゲージのヒンジ機構において、前記スライド手段と前
記開閉機構とを連結し、前記開閉機構の作動により前記
スライド手段を前記ガイド部に沿って移動させる連結部
材を有することを特徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の内容に加えて、ラ
ゲージの前方側を開く場合には、開閉機構の作動により
連結部材を介してスライド手段がガイド部に沿って移動
する。この結果、ラゲージの前方側を開く操作が容易に
なる。
ゲージの前方側を開く場合には、開閉機構の作動により
連結部材を介してスライド手段がガイド部に沿って移動
する。この結果、ラゲージの前方側を開く操作が容易に
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るラゲージのヒンジ機
構の一実施形態を図1〜図8を用いて説明する。
構の一実施形態を図1〜図8を用いて説明する。
【0013】なお、図中矢印UPは車両上方方向を示
し、図中矢印FRは車両前方方向を示している。
し、図中矢印FRは車両前方方向を示している。
【0014】図7に示される如く、本実施形態では、駆
動手段の一例としての左右一対のモータ10が、車体後
部に車幅方向に沿って配設されたクロスメンバ12の車
幅方向両端部近傍にブラケット14を介してそれぞれ固
定されており、モータ10の出力軸は、ギヤボックス1
6、伝達ギヤ18を介して駆動ギヤ20に駆動力を伝達
できるようになっている。
動手段の一例としての左右一対のモータ10が、車体後
部に車幅方向に沿って配設されたクロスメンバ12の車
幅方向両端部近傍にブラケット14を介してそれぞれ固
定されており、モータ10の出力軸は、ギヤボックス1
6、伝達ギヤ18を介して駆動ギヤ20に駆動力を伝達
できるようになっている。
【0015】駆動ギヤ20はカム22に固定されてお
り、カム22はブラケット14に立設された軸24に揺
動可能に軸支されている。従って、モータ10の正転に
よって、カム22は軸24を中心に、図7に示される停
止位置から図7の時計回転方向(図7の矢印A方向)へ
回転可能になっていると共に、モータ10の逆転によっ
て、図7の反時計回転方向(図7の矢印B方向)へ回転
し、図7に示される停止位置へ戻るようになっている。
カム22の前部22Aには、略L字状のカム孔26が形
成されており、このカム孔26内にはピン28がカム孔
26に沿って移動可能に挿入されている。
り、カム22はブラケット14に立設された軸24に揺
動可能に軸支されている。従って、モータ10の正転に
よって、カム22は軸24を中心に、図7に示される停
止位置から図7の時計回転方向(図7の矢印A方向)へ
回転可能になっていると共に、モータ10の逆転によっ
て、図7の反時計回転方向(図7の矢印B方向)へ回転
し、図7に示される停止位置へ戻るようになっている。
カム22の前部22Aには、略L字状のカム孔26が形
成されており、このカム孔26内にはピン28がカム孔
26に沿って移動可能に挿入されている。
【0016】ピン28はリンク機構を構成する第1リン
ク30の前端部に立設されており、第1リンク30の後
端部は、ブラケット14に立設された軸32に揺動可能
に軸支されている。従って、カム22が図7の矢印A方
向へ回転し、ピン28がカム孔26の下部26A内を移
動している間は、第1リンク30は揺動せず、ピン28
がカム孔26の上部26B内を移動する際に、第1リン
ク30は軸32を中心に図7の時計回転方向(図7の矢
印C方向)へ回転可能になっている。一方、カム22が
図7の矢印B方向へ回転すると、ピン28がカム孔26
の上部26Bから下部26Aに移動し、図7に示す位置
へ戻るようになっている。
ク30の前端部に立設されており、第1リンク30の後
端部は、ブラケット14に立設された軸32に揺動可能
に軸支されている。従って、カム22が図7の矢印A方
向へ回転し、ピン28がカム孔26の下部26A内を移
動している間は、第1リンク30は揺動せず、ピン28
がカム孔26の上部26B内を移動する際に、第1リン
ク30は軸32を中心に図7の時計回転方向(図7の矢
印C方向)へ回転可能になっている。一方、カム22が
図7の矢印B方向へ回転すると、ピン28がカム孔26
の上部26Bから下部26Aに移動し、図7に示す位置
へ戻るようになっている。
【0017】ピン28には、リンク機構を構成する第2
リンク34の前端部34Aが揺動可能に軸支されてお
り、第2リンク34の後端部34Bには、リンク機構を
構成する第3リンク36の後端部36Aがピン38によ
って揺動可能に軸支されている。第3リンク36の前端
部36Bはピン40によって、ラゲージ42に固定され
たブラケット44の後部44Aに揺動可能に軸支されて
いる。また、ピン40には、リンク機構を構成する第4
リンク46の後端部46Aが揺動可能に軸支されてい
る。
リンク34の前端部34Aが揺動可能に軸支されてお
り、第2リンク34の後端部34Bには、リンク機構を
構成する第3リンク36の後端部36Aがピン38によ
って揺動可能に軸支されている。第3リンク36の前端
部36Bはピン40によって、ラゲージ42に固定され
たブラケット44の後部44Aに揺動可能に軸支されて
いる。また、ピン40には、リンク機構を構成する第4
リンク46の後端部46Aが揺動可能に軸支されてい
る。
【0018】第4リンク46の前端部46Bにはピン4
8が立設されており、ピン48は、ラゲージ42に固定
されたブラケット44の前部44Bに配設されたフック
52に脱離可能に係合されている。フック52はブラケ
ット44に対して後方(図7の矢印D方向)及び前方
(図7の矢印E方向)へ移動可能とされており、コイル
バネ等の付勢手段54によって、前方、即ちピン48と
係合する方向へ付勢されている。また、フック52の後
端部は、ワイヤ58によって、カム22の後部22Bに
連結されており、カム22が軸24を中心に図7の矢印
A方向へ回転すると、ワイヤ58が図7の矢印D方向へ
移動し、フック52がピン48から離脱するようになっ
ている。
8が立設されており、ピン48は、ラゲージ42に固定
されたブラケット44の前部44Bに配設されたフック
52に脱離可能に係合されている。フック52はブラケ
ット44に対して後方(図7の矢印D方向)及び前方
(図7の矢印E方向)へ移動可能とされており、コイル
バネ等の付勢手段54によって、前方、即ちピン48と
係合する方向へ付勢されている。また、フック52の後
端部は、ワイヤ58によって、カム22の後部22Bに
連結されており、カム22が軸24を中心に図7の矢印
A方向へ回転すると、ワイヤ58が図7の矢印D方向へ
移動し、フック52がピン48から離脱するようになっ
ている。
【0019】ピン48には、開閉機構としてのリンク機
構を構成する第5リンク60の前端部60Aが揺動可能
に軸支されており、第5リンク60の後端部60Bには
ピン62が立設されている。ピン62には、リンク機構
を構成する第6リンク64の後端部64Aが揺動可能に
軸支されており、第6リンク64の前端部64Bは軸3
2に揺動可能に軸支されている。なお、第5リンク60
の中間部60Cと第2リンク34の中間部34Cは、ピ
ン66によって揺動可能に連結されている。
構を構成する第5リンク60の前端部60Aが揺動可能
に軸支されており、第5リンク60の後端部60Bには
ピン62が立設されている。ピン62には、リンク機構
を構成する第6リンク64の後端部64Aが揺動可能に
軸支されており、第6リンク64の前端部64Bは軸3
2に揺動可能に軸支されている。なお、第5リンク60
の中間部60Cと第2リンク34の中間部34Cは、ピ
ン66によって揺動可能に連結されている。
【0020】従って、図6に示される如く、ラゲージ4
2の後部42Aを手動にて上方へ移動すると、第2リン
ク34がピン28を中心に上方へ揺動すると共に、第6
リンク64が軸32を中心に上方へ揺動する。この結
果、第3リンク36がピン38及びピン40に対して相
対的に揺動し、第5リンク60がピン66を中心にピン
48及びピン62に対して相対的に揺動するため、ラゲ
ージ42は図6に二点鎖線で示す後方側開放状態へ移動
可能になっている。
2の後部42Aを手動にて上方へ移動すると、第2リン
ク34がピン28を中心に上方へ揺動すると共に、第6
リンク64が軸32を中心に上方へ揺動する。この結
果、第3リンク36がピン38及びピン40に対して相
対的に揺動し、第5リンク60がピン66を中心にピン
48及びピン62に対して相対的に揺動するため、ラゲ
ージ42は図6に二点鎖線で示す後方側開放状態へ移動
可能になっている。
【0021】一方、モータ10を正転させ、カム22が
軸24を中心に図5に実線で示す停止位置から図5に二
点鎖線で示す位置方向へ揺動すると、カム22の揺動初
期において、ピン28がカム孔26の下部26A内を移
動するため、ワイヤ58が図5の矢印D方向へ移動し、
フック52がピン48から離脱する。更に、カム22が
軸24を中心に揺動すると、ピン28がカム孔26の上
部26B内を移動するため、第2リンク34の前端部3
4Aがピン28とともに後方へ移動すると共に、第1リ
ンク30が軸32を中心に図5に実線で示す停止位置か
ら図5に二点鎖線で示す位置方向へ揺動する。この結
果、第1リンク30及び第2リンク34を介して、第3
リンク36、第4リンク46、第5リンク60、第6リ
ンク64がそれぞれ揺動するため、ラゲージ42は図5
に二点鎖線で示す前方側開放状態へ移動するようになっ
ている。
軸24を中心に図5に実線で示す停止位置から図5に二
点鎖線で示す位置方向へ揺動すると、カム22の揺動初
期において、ピン28がカム孔26の下部26A内を移
動するため、ワイヤ58が図5の矢印D方向へ移動し、
フック52がピン48から離脱する。更に、カム22が
軸24を中心に揺動すると、ピン28がカム孔26の上
部26B内を移動するため、第2リンク34の前端部3
4Aがピン28とともに後方へ移動すると共に、第1リ
ンク30が軸32を中心に図5に実線で示す停止位置か
ら図5に二点鎖線で示す位置方向へ揺動する。この結
果、第1リンク30及び第2リンク34を介して、第3
リンク36、第4リンク46、第5リンク60、第6リ
ンク64がそれぞれ揺動するため、ラゲージ42は図5
に二点鎖線で示す前方側開放状態へ移動するようになっ
ている。
【0022】図8に示される如く、ラゲージ42の後部
42Aの車体内側部には、ラゲージロック手段としての
ラゲージロック70が配設されている。
42Aの車体内側部には、ラゲージロック手段としての
ラゲージロック70が配設されている。
【0023】図4に示される如く、ラゲージロック70
は周知の機構とされており、ラッチ72を備えている。
このラッチ72は、車体側のストライカ74に係合可能
とされている。
は周知の機構とされており、ラッチ72を備えている。
このラッチ72は、車体側のストライカ74に係合可能
とされている。
【0024】図1に示される如く、ストライカ74はス
ライドヒンジ76におけるスライド手段としてのスライ
ダ78に固定されている。このスライダ78のスライド
部78Aは、側面視において略車両前方へ膨出した円弧
状とされている。
ライドヒンジ76におけるスライド手段としてのスライ
ダ78に固定されている。このスライダ78のスライド
部78Aは、側面視において略車両前方へ膨出した円弧
状とされている。
【0025】また、車体後部を構成する骨格部材79に
は、ブラケット81を介してガイド手段としてのガイド
レール80が固定されており、ガイドレール80のガイ
ド部80Aは側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲
した円弧状となっている。
は、ブラケット81を介してガイド手段としてのガイド
レール80が固定されており、ガイドレール80のガイ
ド部80Aは側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲
した円弧状となっている。
【0026】図3に示される如く、スライダ78のスラ
イド部78Aは、ガイドレール80のガイド部80Aに
スラストベアリング83を介して摺動可能に取付けられ
ており、スライダ78は、ガイドレール80のガイド部
80Aに沿って図1の時計回転方向(図1の矢印E方
向)及び図1の反時計回転方向(図1の矢印F方向)へ
移動可能となっている。なお、スライダ78の回転中
心、即ちラゲージ42の回転中心は、ガイド部80Aの
円弧状の中心位置Pに設定されており、この中心位置P
はガイドレール80のガイド部80Aの後方となる車体
後部90の外側に設定されている。
イド部78Aは、ガイドレール80のガイド部80Aに
スラストベアリング83を介して摺動可能に取付けられ
ており、スライダ78は、ガイドレール80のガイド部
80Aに沿って図1の時計回転方向(図1の矢印E方
向)及び図1の反時計回転方向(図1の矢印F方向)へ
移動可能となっている。なお、スライダ78の回転中
心、即ちラゲージ42の回転中心は、ガイド部80Aの
円弧状の中心位置Pに設定されており、この中心位置P
はガイドレール80のガイド部80Aの後方となる車体
後部90の外側に設定されている。
【0027】従って、ラゲージ42を図2に示すように
前方側開放状態とする場合には、ラッチ72及びストラ
イカ74がスライダ78とともに、ガイドレール80の
ガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ移動するよ
うになっている。
前方側開放状態とする場合には、ラッチ72及びストラ
イカ74がスライダ78とともに、ガイドレール80の
ガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ移動するよ
うになっている。
【0028】図1に示される如く、ストライカ74の下
部には、ピン82によって、連結部材としてのワイヤ8
4の一方の端部84Aが連結されている。このワイヤ8
4の図示を省略した他方の端部は、図5に示される第1
リンク30に接続されており、第1リンク30が軸32
を中心に後方へ揺動するのに従って、上方(図2の矢印
G方向)へ移動し、この移動によって、ストライカ74
及びラッチ72がスライダ78とともに、ガイドレール
80のガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ移動
するようになっている。
部には、ピン82によって、連結部材としてのワイヤ8
4の一方の端部84Aが連結されている。このワイヤ8
4の図示を省略した他方の端部は、図5に示される第1
リンク30に接続されており、第1リンク30が軸32
を中心に後方へ揺動するのに従って、上方(図2の矢印
G方向)へ移動し、この移動によって、ストライカ74
及びラッチ72がスライダ78とともに、ガイドレール
80のガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ移動
するようになっている。
【0029】また、ラゲージロック70には、廻り止め
86が固定されている。この廻り止め86はスライダ7
8の上部に当接しており、ラゲージ42がラッチ72と
ストライカ74との噛合部(連結部)を中心に回転する
のを防止している。
86が固定されている。この廻り止め86はスライダ7
8の上部に当接しており、ラゲージ42がラッチ72と
ストライカ74との噛合部(連結部)を中心に回転する
のを防止している。
【0030】一方、ラゲージ42を後方側開放状態とす
る場合には、ラッチ72とストライカ74との係合を解
除した状態で行うようになっている。
る場合には、ラッチ72とストライカ74との係合を解
除した状態で行うようになっている。
【0031】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0032】本実施形態では、ラゲージ42の前方側を
開く場合には、モータ10を正転させる。これによっ
て、図5に示される如く、カム22が軸24を中心に図
5に実線で示す停止位置から図5に二点鎖線で示す位置
方向へ揺動する。この際、カム22の揺動初期におい
て、ピン28がカム孔26の下部26A内を移動するた
め、ワイヤ58が図5の矢印D方向へ移動し、フック5
2がピン48から離脱する。更に、カム22が軸24を
中心に揺動すると、ピン28がカム孔26の上部26B
内を移動するため、第2リンク34の前端部34Aがピ
ン28とともに後方へ移動すると共に、第1リンク30
が、軸32を中心に図5に実線で示す停止位置から図5
に二点鎖線で示す位置方向へ揺動する。この結果、第5
リンク30及び第2リンク34を介して、第3リンク3
6、第4リンク46、第5リンク60、第6リンク64
がそれぞれ揺動するため、ラゲージ42は図5に二点鎖
線で示す前方側開放状態となる。
開く場合には、モータ10を正転させる。これによっ
て、図5に示される如く、カム22が軸24を中心に図
5に実線で示す停止位置から図5に二点鎖線で示す位置
方向へ揺動する。この際、カム22の揺動初期におい
て、ピン28がカム孔26の下部26A内を移動するた
め、ワイヤ58が図5の矢印D方向へ移動し、フック5
2がピン48から離脱する。更に、カム22が軸24を
中心に揺動すると、ピン28がカム孔26の上部26B
内を移動するため、第2リンク34の前端部34Aがピ
ン28とともに後方へ移動すると共に、第1リンク30
が、軸32を中心に図5に実線で示す停止位置から図5
に二点鎖線で示す位置方向へ揺動する。この結果、第5
リンク30及び第2リンク34を介して、第3リンク3
6、第4リンク46、第5リンク60、第6リンク64
がそれぞれ揺動するため、ラゲージ42は図5に二点鎖
線で示す前方側開放状態となる。
【0033】この際、モータ10の正転により、第1リ
ンク30が軸32を中心に後方へ揺動するのに従って、
図2に示すワイヤ84が上方(図2の矢印G方向)へ移
動するため、ワイヤ84の押圧力によって、ストライカ
74及びラッチ72がスライダ78とともに、ガイドレ
ール80のガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ
移動する。この結果、ラゲージ42は円滑に移動し前方
側開放状態となる。
ンク30が軸32を中心に後方へ揺動するのに従って、
図2に示すワイヤ84が上方(図2の矢印G方向)へ移
動するため、ワイヤ84の押圧力によって、ストライカ
74及びラッチ72がスライダ78とともに、ガイドレ
ール80のガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ
移動する。この結果、ラゲージ42は円滑に移動し前方
側開放状態となる。
【0034】この時、スライダ78の回転中心、即ちラ
ゲージ42の回転中心が、ガイド部80Aの円弧状の中
心位置Pに設定されており、この中心位置Pはガイドレ
ール80のガイド部80Aの後方となる車体後部90の
外側に設定されているため、ラゲージの回転中心が車体
内側部となる従来構造に比べて、ラゲージ42の回転中
心Pの設定位置の自由度を大きくできると共に、ラゲー
ジ42の後部42Aと車体後部90とが干渉しない車体
後部外側の位置にラゲージの回転中心Pを設定すること
で、車体後部の意匠の自由度も大きくできる。
ゲージ42の回転中心が、ガイド部80Aの円弧状の中
心位置Pに設定されており、この中心位置Pはガイドレ
ール80のガイド部80Aの後方となる車体後部90の
外側に設定されているため、ラゲージの回転中心が車体
内側部となる従来構造に比べて、ラゲージ42の回転中
心Pの設定位置の自由度を大きくできると共に、ラゲー
ジ42の後部42Aと車体後部90とが干渉しない車体
後部外側の位置にラゲージの回転中心Pを設定すること
で、車体後部の意匠の自由度も大きくできる。
【0035】なお、ラゲージ42を前方側開放状態から
閉状態に戻す場合には、モータ10を逆転させること
で、各リンクが前記開放時と逆方向へ動くと共に、ワイ
ヤ84の張力によって、ストライカ74及びラッチ72
がスライダ78とともに、ガイドレール80のガイド部
80Aに沿って図2の矢印F方向へ移動する。また、ラ
ゲージ42が閉状態となった後、ワイヤ58が図5の矢
印D方向と反対方向へ移動し、フック52がピン48に
係合する。
閉状態に戻す場合には、モータ10を逆転させること
で、各リンクが前記開放時と逆方向へ動くと共に、ワイ
ヤ84の張力によって、ストライカ74及びラッチ72
がスライダ78とともに、ガイドレール80のガイド部
80Aに沿って図2の矢印F方向へ移動する。また、ラ
ゲージ42が閉状態となった後、ワイヤ58が図5の矢
印D方向と反対方向へ移動し、フック52がピン48に
係合する。
【0036】一方、ラゲージ42の後方側を開く場合に
は、ラッチ72とストライカ74との係合を解除し、ラ
ゲージ42の後部42Aを手動にて上方へ移動する。こ
の時、フック52がピン48に係合しており、第4リン
ク46は、ブラケット44の前部44B及び後部44A
を介してラゲージ42に固定された状態になっている。
また、カム22も停止しているため、第1リンク30
は、カム22及びブラケット14を介して車体に固定さ
れた状態になっている。この結果、第2リンク34がピ
ン28を中心に上方へ揺動すると共に、第6リンク64
が軸32を中心に上方へ揺動する。このため、第3リン
ク36がピン38及びピン40に対して相対的に揺動
し、第5リンク60がピン66を中心にピン48及びピ
ン62に対して相対的に揺動するため、ラゲージ42は
図6に二点鎖線で示す後方側開放状態となる。
は、ラッチ72とストライカ74との係合を解除し、ラ
ゲージ42の後部42Aを手動にて上方へ移動する。こ
の時、フック52がピン48に係合しており、第4リン
ク46は、ブラケット44の前部44B及び後部44A
を介してラゲージ42に固定された状態になっている。
また、カム22も停止しているため、第1リンク30
は、カム22及びブラケット14を介して車体に固定さ
れた状態になっている。この結果、第2リンク34がピ
ン28を中心に上方へ揺動すると共に、第6リンク64
が軸32を中心に上方へ揺動する。このため、第3リン
ク36がピン38及びピン40に対して相対的に揺動
し、第5リンク60がピン66を中心にピン48及びピ
ン62に対して相対的に揺動するため、ラゲージ42は
図6に二点鎖線で示す後方側開放状態となる。
【0037】また、本実施形態では、ラゲージ42のヒ
ンジ機構が小型化できるため、ラゲージの有効スペース
が広くとれる。
ンジ機構が小型化できるため、ラゲージの有効スペース
が広くとれる。
【0038】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、ラゲージ42の回転中
心、即ちガイド部80Aの円弧状の中心位置を車体後部
90の外側の点Pに設定したが、これに代えて、図1に
示される如く、ガイド部80Aの円弧状の中心位置を車
体後部90の内側の点P1に設定しても良い。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、ラゲージ42の回転中
心、即ちガイド部80Aの円弧状の中心位置を車体後部
90の外側の点Pに設定したが、これに代えて、図1に
示される如く、ガイド部80Aの円弧状の中心位置を車
体後部90の内側の点P1に設定しても良い。
【0039】また、本実施形態では、第1リンク30が
軸32を中心に後方へ揺動するのに従って、連結部材と
してのワイヤ84の端部84Aが上方(図2の矢印G方
向)へ移動し、この移動によって、ストライカ74及び
ラッチ72がスライダ78とともに、ガイドレール80
のガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ移動する
構成としたが、これに代えて、リンク等を使用しても良
く、また、ストライカ74及びラッチ72をスライダ7
8とともに、ガイドレール80のガイド部80Aに沿っ
て図2の矢印E方向へ移動するための駆動モータと減速
ギヤを使用し、この駆動モータをラゲージ前方側開き用
の駆動モータ10に電気信号で連動させる構成としても
良い。
軸32を中心に後方へ揺動するのに従って、連結部材と
してのワイヤ84の端部84Aが上方(図2の矢印G方
向)へ移動し、この移動によって、ストライカ74及び
ラッチ72がスライダ78とともに、ガイドレール80
のガイド部80Aに沿って図2の矢印E方向へ移動する
構成としたが、これに代えて、リンク等を使用しても良
く、また、ストライカ74及びラッチ72をスライダ7
8とともに、ガイドレール80のガイド部80Aに沿っ
て図2の矢印E方向へ移動するための駆動モータと減速
ギヤを使用し、この駆動モータをラゲージ前方側開き用
の駆動モータ10に電気信号で連動させる構成としても
良い。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車体に所定の
開閉機構により前方側及び後方側が開放可能に取付けた
ラゲージのヒンジ機構であって、車体の後部側に設けら
れ側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲した円弧状
のガイド部有するガイド手段と、ラゲージの後部側に設
けられたラゲージロック手段と、ラゲージロック手段に
係合可能とされたストライカと、ストライカが固定さ
れ、ガイド部により側面視において前方へ向けて凸形状
に湾曲した円弧状軌跡に沿って上下移動可能とされたス
ライド手段と、を備えたため、ラゲージの回転中心の設
定位置の自由度を大きくできると共に、車体後部の意匠
の自由度も大きくできるという優れた効果を有する。。
開閉機構により前方側及び後方側が開放可能に取付けた
ラゲージのヒンジ機構であって、車体の後部側に設けら
れ側面視において前方へ向けて凸形状に湾曲した円弧状
のガイド部有するガイド手段と、ラゲージの後部側に設
けられたラゲージロック手段と、ラゲージロック手段に
係合可能とされたストライカと、ストライカが固定さ
れ、ガイド部により側面視において前方へ向けて凸形状
に湾曲した円弧状軌跡に沿って上下移動可能とされたス
ライド手段と、を備えたため、ラゲージの回転中心の設
定位置の自由度を大きくできると共に、車体後部の意匠
の自由度も大きくできるという優れた効果を有する。。
【0041】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
ラゲージのヒンジ機構において、スライド手段と開閉機
構とを連結し、開閉機構の作動によりスライド手段をガ
イド部に沿って移動させる連結部材を有するため、請求
項1記載の効果に加えて、ラゲージの前方側を開く操作
が容易になるという優れた効果を有する。
ラゲージのヒンジ機構において、スライド手段と開閉機
構とを連結し、開閉機構の作動によりスライド手段をガ
イド部に沿って移動させる連結部材を有するため、請求
項1記載の効果に加えて、ラゲージの前方側を開く操作
が容易になるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施形態に係るラゲージのヒンジ機
構を示すラゲージを閉じた場合の側断面図である。
構を示すラゲージを閉じた場合の側断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るラゲージのヒンジ機
構を示すラゲージの前方側を開いた場合の側断面図であ
る。
構を示すラゲージの前方側を開いた場合の側断面図であ
る。
【図3】図1の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るラゲージのヒンジ機
構におけるラゲージロックを示す背面図である。
構におけるラゲージロックを示す背面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るラゲージのヒンジ機
構を適用したラゲージの前方側を開く場合を示す概略側
面図である。
構を適用したラゲージの前方側を開く場合を示す概略側
面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るラゲージのヒンジ機
構を適用したラゲージの後方側を開く場合を示す概略側
面図である。
構を適用したラゲージの後方側を開く場合を示す概略側
面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るラゲージのヒンジ機
構を適用したラゲージの後方側を開く場合のリンク機構
を示す拡大側面図である。
構を適用したラゲージの後方側を開く場合のリンク機構
を示す拡大側面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るラゲージのヒンジ機
構が適用された車体後部を示す概略側面図である。
構が適用された車体後部を示す概略側面図である。
【図9】従来の実施形態に係るラゲージのヒンジ機構を
示すラゲージの前方側を開いた場合の概略側面図であ
る。
示すラゲージの前方側を開いた場合の概略側面図であ
る。
【図10】従来の実施形態に係るラゲージのヒンジ機構
を示すラゲージの後方側を開いた場合の概略側面図であ
る。
を示すラゲージの後方側を開いた場合の概略側面図であ
る。
【図11】従来の実施形態に係るラゲージのヒンジ機構
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
42 ラゲージ 42A ラゲージの後部 70 ラゲージロック(ラゲージロック手段) 72 ラッチ 74 ストライカ 76 スライドヒンジ 78 スライダ(スライド手段) 80 ガイドレール(ガイド手段) 80A ガイドレールのガイド部 84 ワイヤ(連結部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 順一 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 林 健一郎 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に所定の開閉機構により前方側及び
後方側が開放可能に取付けたラゲージのヒンジ機構であ
って、 前記車体の後部側に設けられ側面視において前方へ向け
て凸形状に湾曲した円弧状のガイド部を有するガイド手
段と、 前記ラゲージの後部側に設けられたラゲージロック手段
と、 該ラゲージロック手段に係合可能とされたストライカ
と、 該ストライカが固定され、前記ガイド部により側面視に
おいて前方へ向けて凸形状に湾曲した円弧状軌跡に沿っ
て上下移動可能とされたスライド手段と、 を備えたことを特徴とするラゲージのヒンジ機構。 - 【請求項2】 前記スライド手段と前記開閉機構とを連
結し、前記開閉機構の作動により前記スライド手段を前
記ガイド部に沿って移動させる連結部材を有することを
特徴とする請求項1記載のラゲージのヒンジ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275478A JP2000103240A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | ラゲージのヒンジ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275478A JP2000103240A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | ラゲージのヒンジ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000103240A true JP2000103240A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17556095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10275478A Pending JP2000103240A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | ラゲージのヒンジ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000103240A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104062A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Takada Kogyo Kk | 車両用後部扉の開閉装置 |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP10275478A patent/JP2000103240A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104062A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Takada Kogyo Kk | 車両用後部扉の開閉装置 |
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