JP2000102955A - 射出成形用金型及び射出成形方法 - Google Patents

射出成形用金型及び射出成形方法

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JP2000102955A
JP2000102955A JP10273126A JP27312698A JP2000102955A JP 2000102955 A JP2000102955 A JP 2000102955A JP 10273126 A JP10273126 A JP 10273126A JP 27312698 A JP27312698 A JP 27312698A JP 2000102955 A JP2000102955 A JP 2000102955A
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ejector pin
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pin
injection
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Takashi Kayama
俊 香山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な比重分布を有する円環状成形品を経済
的に射出成形する射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 本射出成形用金型では、ゲート22近傍
に設けられた少なくとも一本の第1のピン孔46内を進
退する第1のエジェクターピン48は、樹脂のキャビテ
ィ注入時、先端50がピン孔のキャビティ開口端52よ
り後方に後退した位置にある。樹脂注入の終了後に、第
1のエジェクターピンは、後退した位置から前進してピ
ン孔のキャビティ開口端からエジェクターピンの先端ま
でのピン孔部分に滞留している樹脂をキャビティ16内
に押し出す。第2のエジェクターピン62は、樹脂のキ
ャビティ注入時、先端がピン孔のキャビティ開口端に位
置している。キャビティ開口端からエジェクターピンの
先端までのピン孔部分に滞留している樹脂をキャビティ
内に押し出すようにすることにより、均一な比重分布を
有する円環状成形品を射出成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円環状成形品を射
出成形するための射出成形用金型及び円環状成形品の射
出成形方法に関し、更に詳細には、均一な密度分布を有
する円環状成形品を成形できる射出成形用金型及び射出
成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネオジ系のボンド磁石を成形材料として
射出成形してなる、図6に示すような円環状成形品は、
種々の機器の部品として、例えば回転ドラムを回転させ
るドラムモータのロータとして使用されている。ここ
で、円環状成形品とは、図6に示すように、円板の中央
に比較的大きな貫通孔を有する形状の成形品を言う。
尚、用途によって、円板の周辺には、水平方向の小さな
突起、或いは上向き、下向きの突起片等を設ける場合も
あり、円板の上面又は下面に凸部、凹部等を設ける場合
もある。図6(a)〜(c)は、それぞれ、円環状成形
品の斜視図、平面図、及び図2(b)の線I−Iでの断
面図である。
【0003】射出成形方法による円環状成形品の成形で
は、従来、図7に示すような射出成形用金型を使用して
いた。図7は、相互に離間させた状態で、従来の射出成
形用金型の可動側金型及び固定側金型を示した断面図で
ある。射出成形用金型10は、図7に示すように、射出
成形機(図示せず)に固定されている固定側金型12
と、駆動装置(図示せず)により固定側金型12に対し
て自在に進退し、固定側金型12に接してその間にキャ
ビティ16を形成する可動側金型14とを備えている。
【0004】固定側金型12は、可動側金型14との間
でキャビティ16を形成するようにコア面17を一方の
面に備え、コア面とは反対側の面に設けられたバルブ1
8から成形材料である樹脂をランナー部20及びその先
端のゲート22を介してキャビティ16に注入するよう
になっている。
【0005】可動側金型14は、駆動機構取り付け板2
4と、駆動機構取り付け板24にスペーサ・ブロック2
6を介して固定された背板28と、背板28に取り付け
られ、凹部状のキャビティ形成面29を備えた可動側金
型本体30とを備えている。キャビティ16は、固定側
金型12のコア面17と可動側金型14のキャビティ形
成面29との間に形成される。
【0006】キャビティ16に形成された成形品は、キ
ャビティ16の平面に対して図8に示すように配置され
た複数個(本例では4本)のエジェクターピン32によ
りエジェクトされる。エジェクターピン32は、背板2
8及び可動側金型本体30を貫通する4個のピン孔34
を通って伸び、その基端部で、スペーサ・ブロック26
により形成された内部空間35に設けられたエジェクタ
ーピン駆動板36に連結されている。エジェクターピン
駆動板36は、ロッド孔37を通って自在に進退する駆
動ロッド38に連結されており、駆動ロッド38の進退
に応じて内部空間35を進退し、ピン孔34を通るエジ
ェクターピン32を進退させる。成形品がキャビティ1
6内で成形、硬化した後、エジェクターピン32は、エ
ジェクターピン駆動板36に駆動されて前進し、キャビ
ティ16内に突出して、成形品をエジェクトする。
【0007】ドラムモータを円環状成形品として射出成
形する際には、先ず、可動側金型14を前進させて固定
側金型12に接触させ、キャビティ16を形成する。次
いで、図9に示すように、バルブ18からランナー部2
0及びゲート22を介してキャビティ16に樹脂を注入
する。キャビティ16内で樹脂が硬化した後、可動側金
型14を後退させて固定側金型12から離間させ、図1
0に示すように、駆動ロッド38を前進させてエジェク
ターピン駆動板36、従ってエジェクターピン32を前
進させて成形品Wをキャビティ16から押し出し、所定
の場所に落下させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ネオジ系のボ
ンド磁石を成形材料として、上述した従来の射出成形方
法により成形して得たドラムロータは、サマコバ系のボ
ンド磁石を成形材料にして同様に射出成形して得たドラ
ムロータに比べて、磁性粉が図8に示すゲート22と反
対側の領域の成形品部分に偏り、その領域の密度が高く
なる傾向が顕著であって、均一な密度分布のドラムロー
タを得ることが難しかった。そして、偏重心のドラムロ
ータを回転ヘッドに使用した場合、ドラムロータの偏重
心により振動や騒音が発生するという問題があった。
【0009】そこで、ゲートを多数個設けて成形品の偏
重心を防止すること、例えば図8にゲート22の反対側
に別のゲートを設けてドラムロータの偏重心を防止する
ことも考えられるが、ゲート22の反対側に別のゲート
を設けると、金型上のスプルーやランナーのレイアウト
が複雑になって、一つの金型に多数個のキャビティを設
けて、一回の射出成形で多数個の成形品を得ることが難
しくなる。従って、ゲートの数を増やして偏重心の問題
を解決することは、経済的な面で解決策にならない。
【0010】そこで、本発明の目的は、均一な密度分布
を有する円環状成形品を経済的に射出成形する射出成形
用金型及び射出成形方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る射出成形用金型は、コア面を有する固
定側金型と、固定側金型に対して進退自在であって、固
定側金型に接して、固定側金型のコア面との間で円環状
のキャビティを形成するキャビティ形成面を備えた可動
側金型とを有して、円環状成形品を射出成形する金型で
あって、固定側金型のコア面にはキャビティに樹脂を注
入するゲートが開口し、可動側金型には、可動側金型内
に設けられたピン孔内を自在に進退してキャビティ内に
突出し、キャビティで成形された円環状成形品をエジェ
クトとするエジェクターピンが設けられている射出成形
用金型において、ゲート近傍に設けられた少なくとも一
本のピン孔内を進退する第1のエジェクターピンは、樹
脂のキャビティ注入時、先端がピン孔のキャビティ開口
端より後方に後退した位置にあって、樹脂注入の終了後
に、後退した位置から前進してピン孔のキャビティ開口
端からエジェクターピンの先端までのピン孔部分に滞留
している樹脂をキャビティ内に押し出し、第1のエジェ
クターピン以外の第2のエジェクターピンは、樹脂のキ
ャビティ注入時、先端がピン孔のキャビティ開口端に位
置していることを特徴としている。
【0012】尚、第1のピン孔の本数は、任意であっ
て、1本である必要はなくキャビティの大きさに応じて
複数本備えても良い。第1のエジェクターピンは、第1
のピン孔の本数に対応して設けてある。
【0013】本発明では、第1のエジェクターピンが、
樹脂注入の終了後に、後退した位置からキャビティ開口
端まで前進して、ピン孔の開口端からエジェクターピン
の先端までのピン孔部分に滞留している樹脂をキャビテ
ィ内に押し出し、ゲート近傍のキャビティに樹脂を充填
する。これにより、ゲート近傍の成形品部分の密度が増
大し、円環状成形品の偏重心を矯正することができる。
また、第1のエジェクターピンがキャビティ開口端から
後退する位置を定めるに当たっては、樹脂注入の終了後
に、第1のエジェクターピンが後退した位置からキャビ
ティ開口端に前進して、キャビティ開口端からエジェク
ターピンの先端までのピン孔部分に滞留している樹脂を
キャビティ内に押し出しことにより、円環状成形品の偏
重心を矯正できるように、第1のエジェクターピンの後
退位置を定める。本発明の射出成形用金型で射出成形す
る際の成形材料には制約はないが、偏重心を嫌う円環状
成形品、例えば、ネオジ系のボンド磁石を成形材料とし
た、ドラムロータの成形に最適である。
【0014】本発明の好適な実施態様では、射出成形用
金型が、第1のエジェクターピンを後退した位置からキ
ャビティ開口端まで駆動する第1の駆動機構と、第1の
エジェクターピン及び第2のエジェクターピンを同時に
駆動してキャビティ内に突出し、キャビティで成形され
た成形品をエジェクトさせる第2の駆動機構とを備えて
いる。
【0015】本発明に係る円環状成形品の射出成形方法
は、上述の射出成形用金型を使って、円環状成形品を射
出成形する方法であって、樹脂のキャビティ注入時、第
1のエジェクターピンをピン孔内でキャビティ開口端か
ら所定位置まで後退させ、樹脂注入の終了後に、第1の
エジェクターピンをキャビティ開口端に前進させて、ピ
ン孔のキャビティ開口端から第1のエジェクターピンの
先端までのピン孔部分に滞留している樹脂をキャビティ
内に押し出し、キャビティでの成形品の成形後、第1の
エジェクターピン及び第2のエジェクターピンをキャビ
ティに突出させ、キャビティで成形された成形品をエジ
ェクトするようにしたことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明
する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る射出成形用金型の実施形
態の一例であって、図1は本実施形態例の射出成形用金
型の断面図である。図1に示す部品のうち図7と同じも
のには同じ符号を付して、その説明を省略する。本実施
形態例の射出成形用金型40は、図1に示すように、エ
ジェクターピン、ピン孔、エジェクターピンの駆動機構
を除いて、図7に示す従来の射出成形用金型10と同じ
構成を備えている。上述のように、本実施形態例の射出
成形用金型40は、図7に示す従来の射出成形用金型1
0の固定側金型12と同じ構成の固定側金型12と、従
来の射出成形用金型10の可動側金型14に設けられた
背板及び可動側金型本体と同じ構成の背板28と、可動
側金型本体30とを備えている。可動側金型14の背板
28は、従来の駆動機構取り付け板24より厚さの厚い
駆動機構取り付け板42に、同じく厚さの厚いスペーサ
・ブロック44を介して固定されている。
【0017】ゲート22の近傍に設けられた一本の第1
のピン孔46を進退する第1のエジェクターピン48
は、図1及び図2に示すように、樹脂のキャビティ注入
時、先端50が第1のピン孔46のキャビティ開口端5
2より後方に後退した位置にあるように構成されてい
る。第1のエジェクターピン48は、第1のピン孔4
6、スペーサ・ブロック44の内部空間54、及び、後
述する第2のエジェクターピン駆動板64に設けられた
ピン孔47を通って、その基端が、内部空間54内で自
在に進退する第1のエジェクターピン駆動板56に連結
されている。
【0018】第1のエジェクターピン駆動板56は、駆
動機構取り付け板42内に設けられた2個の油圧式アク
チュエータ58により駆動されて自在に進退する。第1
のエジェクターピン48は、樹脂注入の終了後に、図5
に示すように、先端50が後退した位置から第1のピン
孔46のキャビティ開口端52に前進して、キャビティ
開口端52から第1のエジェクターピン48の先端50
までのピン孔部分に滞留している樹脂をキャビティ内に
押し出す。
【0019】第1のエジェクターピン以外の第2のエジ
ェクターピン60は、従来のエジェクターピン32と同
様に、第2のピン孔62を通って、その基端がスペーサ
・ブロック44の内部空間54に設けられた第2のエジ
ェクターピン駆動板64に連結されている。第1のエジ
ェクターピン60及びその駆動機構は、従来の射出成形
用金型10と同様な構成である。第2のエジェクターピ
ン60は、樹脂注入時、従来の射出成形用金型10のエ
ジェクターピン32と同様に、第2のピン孔62のキャ
ビティ開口端に位置している。第2のエジェクターピン
駆動板64は、図5に示すように、駆動ロッド38の前
進により第1のエジェクターピン駆動板56と一体的に
前進して第2のエジェクターピン60をキャビティ16
内に突出させる。
【0020】以下に、図2から図5を参照して、本実施
形態例の射出成形用金型40を使って、円環状成形品を
射出成形法により成形する手順を説明する。先ず、図2
に示すように、可動側金型14を前進させて固定側金型
12に接触させ、キャビティ16を形成する。次に、図
3に示すように、バルブ18からランナー部20及びゲ
ート22を介してキャビティ16に樹脂を注入する。樹
脂のキャビティ注入時には、第1のエジェクターピン4
8は、先端50が第1のピン孔46のキャビティ開口端
52より後方に後退した位置にあって、第1のピン孔4
6のキャビティ開口端52から第1のエジェクターピン
48の先端50まで樹脂が充満している。また、樹脂注
入時には、第1のエジェクターピン駆動板56は、第2
のエジェクターピン駆動板64から離間し、後方に後退
した位置にある。
【0021】続いて、図4に示すように、油圧式アクチ
ュエータ58を起動して第1のエジェクターピン駆動板
56を前進させて第2のエジェクターピン駆動板64に
接触させる。それにより、第1のエジェクターピン52
は、後退した位置から第1のピン孔46のキャビティ開
口端52まで前進して、キャビティ開口端52から第1
のエジェクターピン52の先端50までのピン孔部分に
滞留している樹脂をキャビティ16内に押し出す。
【0022】次いで、キャビティ16内で樹脂が硬化し
た後、図5に示すように、可動側金型14を後退させて
固定側金型12から離間させる。続いて、駆動ロッド3
8を前進させて第1のエジェクターピン駆動板56及び
第2のエジェクターピン駆動板64を同時に前進させ、
第1のエジェクターピン48及び第2のエジェクターピ
ン60をキャビティ16内に突出させ、成形品Wをキャ
ビティ16から押し出し、所定の場所に落下させる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート近傍に設けられ
た少なくとも一本のピン孔内を進退する第1のエジェク
ターピンが、樹脂のキャビティ注入時、先端がピン孔の
キャビティ開口端より後方に後退した位置にあって、樹
脂注入の終了後に、後退した位置から前進してピン孔の
キャビティ開口端からエジェクターピンの先端までのピ
ン孔部分に滞留している樹脂をキャビティ内に押し出す
ことにより、均一な密度分布を有する円環状成形品を射
出成形することができる。また、本発明方法は、本発明
に係る射出成形用金型を使って円環状成形品を射出成形
する方法を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の射出成形用金型の断面図である。
【図2】キャビティ形成時の射出成形用金型の断面図で
ある。
【図3】樹脂注入時の射出成形用金型の断面図である。
【図4】第1のエジェクターピンによる樹脂押し出し時
の射出成形用金型の断面図である。
【図5】成形品をエジェクトする時の射出成形用金型の
断面図である。
【図6】図6(a)〜(c)は、それぞれ、円環状成形
品の斜視図、平面図、及び図6(b)の線I−Iでの断
面図である。
【図7】従来の射出成形用金型の断面図である。
【図8】従来の射出成形用金型のエジェクターピンとゲ
ートの配置図である。
【図9】樹脂注入時の従来の射出成形用金型の断面図で
ある。
【図10】成形品をエジェクトする時の従来の射出成形
用金型の断面図である。
【符号の説明】
10……従来の射出成形用金型、12……固定側金型、
14……可動側金型、16……キャビティ、17……コ
ア面、18……バルブ、20……ランナー部、22……
ゲート、24……駆動機構取り付け板、26……スペー
サ・ブロック、28……背板、29……キャビティ形成
面、30……可動側金型本体、32……エジェクターピ
ン、34……ピン孔、35……内部空間、36……エジ
ェクターピン駆動板、37……ロッド孔、38……駆動
ロッド、40……実施形態例の射出成形用金型、42…
…駆動機構取り付け板、44……スペーサ・ブロック、
46……第1のピン孔、48……第1のエジェクターピ
ン、50……第1のエジェクターピンの先端、52……
ピン孔のキャビティ開口端、54……スペーサ・ブロッ
クの内部空間、47……ピン孔、56……第1のエジェ
クターピン駆動板、58……油圧式アクチュエータ、6
0……第2のエジェクターピン、62……第2のピン
孔、64……第2のエジェクターピン駆動板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア面を有する固定側金型と、固定側金
    型に対して進退自在であって、固定側金型に接して、固
    定側金型のコア面との間で円環状のキャビティを形成す
    るキャビティ形成面を備えた可動側金型とを有して、円
    環状成形品を射出成形する金型であって、固定側金型の
    コア面にはキャビティに樹脂を注入するゲートが開口
    し、可動側金型には、可動側金型内に設けられたピン孔
    内を自在に進退してキャビティ内に突出し、キャビティ
    で成形された円環状成形品をエジェクトとするエジェク
    ターピンが設けられている射出成形用金型において、 ゲート近傍に設けられた少なくとも一本のピン孔内を進
    退する第1のエジェクターピンは、樹脂のキャビティ注
    入時、先端がピン孔のキャビティ開口端より後方に後退
    した位置にあって、樹脂注入の終了後に、後退した位置
    から前進してピン孔のキャビティ開口端からエジェクタ
    ーピンの先端までのピン孔部分に滞留している樹脂をキ
    ャビティ内に押し出し、 第1のエジェクターピン以外の第2のエジェクターピン
    は、樹脂のキャビティ注入時、先端がピン孔のキャビテ
    ィ開口端に位置していることを特徴とする射出成形用金
    型。
  2. 【請求項2】 第1のエジェクターピンを後退した位置
    からキャビティ開口端まで駆動する第1の駆動機構と、
    第1のエジェクターピン及び第2のエジェクターピンを
    同時に駆動してキャビティ内に突出させ、キャビティで
    成形された成形品をエジェクトさせる第2の駆動機構と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の射出成
    形用金型。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の射出成形用金型
    を使って、円環状成形品を射出成形する方法であって、 樹脂のキャビティ注入時、第1のエジェクターピンをピ
    ン孔内でキャビティ開口端から所定位置まで後退させ、 樹脂注入の終了後に、第1のエジェクターピンをキャビ
    ティ開口端に前進させて、ピン孔のキャビティ開口端か
    ら第1のエジェクターピンの先端までのピン孔部分に滞
    留している樹脂をキャビティ内に押し出し、 キャビティでの成形品の成形後、第1のエジェクターピ
    ン及び第2のエジェクターピンをキャビティに突出さ
    せ、キャビティで成形された成形品をエジェクトするよ
    うにしたことを特徴とする円環状成形品の射出成形方
    法。
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CN113828753A (zh) * 2021-09-03 2021-12-24 精诚工科汽车零部件(扬中)有限公司 一种利于抽芯的发动机缸体加工用稳定型模具结构

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