JP2000102875A - バリ取り装置 - Google Patents

バリ取り装置

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JP2000102875A
JP2000102875A JP10273164A JP27316498A JP2000102875A JP 2000102875 A JP2000102875 A JP 2000102875A JP 10273164 A JP10273164 A JP 10273164A JP 27316498 A JP27316498 A JP 27316498A JP 2000102875 A JP2000102875 A JP 2000102875A
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billet
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JP10273164A
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Inventor
Koji Yamashita
浩二 山下
Hiromasa Hayashi
宏優 林
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状体同士の接合によって生ずるバリ取りを
対象とし、さらに2本の棒状体が段違いに接合された場
合にもバリの除去ができ、また接合面の位置が定まらな
い場合にも確実にバリ取りのできるバリ取り装置を得
る。 【解決手段】 溶接部の外周近傍に配置される複数の本
体部15,25と、本体部15,25にそれぞれ設置さ
れると共に前記溶接部の外周形状に沿うように形成され
た複数のバイト11a,11b,21a,21bと、該
バイトの両側に互いに所定間隔離すと共に前記バイトよ
り定量だけ突出して設けられたガイド12a,12b,
22a,22bと、前記本体を前記溶接部に向けて移動
させると共に前記ガイドが前記棒状体に当接したときに
該移動を停止する第1の移動機構16,17,26,2
7と、前記本体部と前記棒状体を該棒状体の軸方向に相
対移動させて前記バイトに前記バリを切削させる第2の
移動手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突合わせ抵抗溶接
等によって生じる溶接バリを除去するバリ取り装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、突合わせ抵抗溶接機として
は、例えば特開昭52−43754号公報,特開昭58
−151971号公報,特開昭61−30287号公報
他に示されたフラッシュ溶接機(又はフラッシュバット
溶接機)などがある。これらに示された抵抗溶接機は、
連続鋳造された複数のビレット等を圧延機入口側で次々
と接続することで生産性を向上させるものである。
【0003】上記のようなフラッシュ溶接機による溶接
では、ビレットの溶接部にフラッシュ及び加圧によって
溶接バリが生じるが、このバリは後段の圧延で材料に支
障を来すため、バリ取り装置等で除去する必要がある。
本発明のバリ取り装置が対象としているのは、機械加工
によって端面に生じるバリではなく、上記のように溶接
によって生じる比較的大きく、高温状態のバリである。
そして、このようなフラッシュ溶接機の溶接で発生した
バリを除去するバリ取り装置では、切削抵抗の小さい溶
接直後の高温状態で切削するために、バリ取り装置を溶
接機本体と移動台車との間に組み込むことが多く、例え
ば、特開昭51−42040号公報、特開昭53−14
7649号公報、特公昭57−11722号公報、特開
平5−104261号公報、特開昭62−124036
号公報等に開示されている。
【0004】特開昭51−42040号公報及び特開昭
53−147649号公報に開示されたものは、いずれ
も鋼板用のバリ取り装置である。また、特公昭57−1
1722号公報のものは、角ビレットをも対象にしてい
おり、具体的には内面側にバイトが設置された囲いの中
央を角ビレットが通過する構成で、この角ビレットの各
表面(4面)に対して垂直方向からバイトが接近してバ
リを除去するというものである。また、特開平5−10
4261号公報のものは、4面をもつ角材のバリ取りを
扱っており、L字型のバイトを点対称に配置して、挟み
込むことで4面を切削するというものである。また、特
開昭62−124036号公報のものは、2つの棒材を
心合わせした状態で相互に端面突き合わせ溶接し、その
後一方の棒材側から他方の棒材側へとダイ孔を貫通して
溶接部を打ち抜くことにより、溶接部の外周面に生成さ
れたばりを取り除くというものである。そして、同公報
では、2本の棒材が芯ずれした状態で溶着されてもバリ
取りが可能で、外周面の損傷も最低限に抑えることがで
きるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭51−4204
0号公報及び特開昭53−147649号公報のものは
いずれも鋼板用のバリ取り装置であり、本願が対象とし
ている例えば角ビレット等の棒状体の周面のバリ取りに
は適用することができない。
【0006】また、特公昭57−11722号公報のも
のは、溶接される角ビレットの溶接部に段差が生じた場
合の解決策については何等も講じられていない。また、
ビレットが小さいと隣り合うバイト同士が干渉してしま
い、逆にビレットが大きいと隣り合うバイト間に間隙が
生じてバリが残るという重大な欠点がある。さらに、囲
いの中央を通過する角ビレットのバリに垂直方向からバ
イトを接近させる構成であり、バリの位置を正確に検出
しなければならないという問題もある。また、地面に固
定された装置であり、ビレットが圧延機の引き込み力に
よって整形装置を通過するため、切削荷重の影響を圧延
機に与えてしまうという問題もある。
【0007】また、特開平5−104261号公報のも
のは、断面積のバラツキや溶接部の段差に対する対策が
なされていない。また、上記特公昭57−11722号
公報のものと同様に、ビレットが小さいと隣り合うバイ
トが干渉し、ビレットが大きいと隣り合うバイト間に隙
間が生じてバリが残るという問題もある。一方、特開昭
62−124036号公報のものは、溶接部の段差につ
いて言及しているが、断面が円形の棒材に特化してい
る。また、バリ取りの前に予備加工を必要とするという
欠点がある。
【0008】以上より課題をまとめると、溶接時に接合
部に段差が生じた場合の対策をどうするか。また、角ビ
レットのような棒状体の接合部のようにバリが全周に亘
って発生するものを対象として、複数のバイトで切削す
る場合に、隣り合うバイト同士の干渉をどのようにして
避けるか。さらに、溶接によって溶出する鋼材の量はそ
の都度変わり、接合面の位置が定まらないが、このよう
な場合にバリを確実に除くにはどのようにすればよい
か。
【0009】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、角ビレット同士の接合のように全周に
亘って接合部が生ずる棒状体同士の接合によって生ずる
バリ取りを対象とし、さらに2本の棒状体が段違いに接
合された場合にもバリの除去ができ、また接合面の位置
が定まらない場合にも確実にバリ取りのできるバリ取り
装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバリ取り装
置は、棒状体どうしの溶接部のバリを除去するものであ
って、前記溶接部の外周近傍に配置される複数の本体部
と、該本体部にそれぞれ設置されると共に前記溶接部の
外周形状に沿うように形成された複数のバイトと、該バ
イトの両側に互いに所定間隔離すと共に前記バイトより
定量だけ突出して設けられたガイドと、前記本体を前記
溶接部に向けて移動させると共に前記ガイドが前記棒状
体に当接したときに該移動を停止する第1の移動機構
と、前記本体部と前記棒状体を該棒状体の軸方向に相対
移動させて前記バイトに前記バリを切削させる第2の移
動手段とを備えたものである。
【0011】また、各本体部に切削方向の異なる複数の
バイトを設けたものである。
【0012】さらに、バイト及びガイドは互いに対向し
て設けられたL字形であることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、互いに対向して設けられた各L字形
のガイドにおける各ガイドの間隔を異なる間隔に設定
し、一方のガイド間に他方のガイド及びバイトが入るよ
うにしたものである。
【0014】さらに、連続圧延の走行溶接機に組み込ん
だものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明によるバリ取
り装置のバイト機構の全体構成の説明図であり、図1〜
図3がビレットを挟んだ状態を示し、図4,図5がビレ
ットを挟まない状態を示している。また、図1及び図4
はバイト機構の全体構成を示す斜視図、図2及び図5は
同機構の正面図、図3は同機構のバイト上部の水平断面
図である。以下、図1〜図5に基づいて本発明の一実施
の形態の構成を説明する。
【0016】図1〜図5において、10は突き合わせ溶
接されたビレット1a,1bの一方の側方に配置された
大型L形バイト機構、20は大型L形バイト機構10に
対向してビレット1a,1bの他方の側方に配置された
小型L形バイト機構である。大型L形バイト機構10と
小型L形バイト機構20は基本的な構成は同じである
が、各バイト機構に設けられた後述の当て金12a,1
2b、22a,22bの間隔が違い、大型L形バイト機
構10の当て金12a,12bの間に小型L形バイト機
構20の当て金22a,22bが入る構成になってい
る。この両者の関係については後述するが、まず大型・
小型L形バイト機構10,20の基本構成を説明する。
【0017】15,25は一定の幅を有するL形部材か
らなるバイト機構本体、17,27はバイト機構本体1
5,25の一片外側に結合されてバイト機構本体15,
25をビレット軸方向に対して直角水平方向(図2にお
いて示す矢印Aの方向)に移動させる液圧シリンダから
なる水平バイト移動機構、14,24はバイト機構本体
15,25のL形の一片内側に上下方向に設けられた移
動用レール、13,23はバイト機構本体15,25の
内側に移動用レール14,24を介して上下方向(図2
において示す矢印Bの方向)移動可能に設置された一定
の幅を有するL形のバイトホルダ、11a,11b、2
1a,21bはバイトホルダ13,23に一定の間隔を
離して向かい合って取り付けられたL形切削バイトであ
る。これらL形切削バイト11a,21aが切削方向を
同じくし、またL形切削バイト11b、21bが切削方
向を同じくしている。16,26はバイト機構本体1
5,25の他片側に設置されてバイトホルダ13,23
を上下方向に移動させる液圧シリンダからなる上下移動
機構、12a,12b、22c,22dはバイトホル
ダ、12a,12b、22a,22bの両側に設置され
たL形の当て金である。
【0018】当て金12a,12b、22a,22bの
L形における内側端面はL形切削バイト11a,11
b、21a,21bよりも若干だけ突出しており、その
端部はビレット表面を傷つけないように円弧状に形成さ
れている。この当て金12a,12b、22a,22b
はビレット1a,1bに接触しても変形しない剛性をも
った部材からなる。なお、この当て金12a,12b、
22a,22bの内側端部には、後述の図5に示すよう
にローラ12c,12d、22c,22dを設けるよう
にしてもよい。
【0019】大型L形バイト機構10のバイト機構本体
15及びバイトホルダ13は、小型L形バイト機構20
のバイト機構本体25及びバイトホルダ23よりも幅広
に形成されており、これと共に大型L形バイト機構10
のL形切削バイト11a,11bの間隔は小型L形バイ
ト機構20のL形切削バイト21a,21bの間隔より
も大きく設定されている。そして、大型L形バイト機構
10のL形切削バイト11a,11bの間隔は小型L形
バイト機構20の当て金22a,22bの間隔よりも広
く設定されており、L形切削バイト11a,11bの間
に当て金22a,22bが入り込めるようになってい
る。このため、図2に示すように、ビレット1a,1b
の隣り合う面を切削するバイト同士が干渉せず、かつバ
イト同士の隙間も生じないようになっている。
【0020】図6は本発明の一実施の形態の動作を説明
する説明図であり、バイト機構の上部の水平断面を示し
ている。この図6の例では、ビレット1aがビレット1
bより図中で上側に段差を付けた状態で溶接された場合
を示している。大型L形バイト機構10及び小型L形バ
イト機構20は、それぞれL形切削バイト11a,11
b及びL形切削バイト21a,21bの間にバリ2がく
るように、換言すればL形切削バイト11a,11b及
びL形切削バイト21a,21bがバリ2を跨ぐような
位置に、図示しない移動機構によって移動されて、設置
される。
【0021】この状態で、水平バイト移動機構17,2
7及び上下移動機構16,26を駆動して当て金12
a,12b及び22a,22bがビレットa,1bに接
触するまで接近させる。このとき、この例ではビレット
1aがビレット1bより図中で上側になるような段差が
ついているので、当て金12a,22bがそれぞれビレ
ット1a,1bに当接する。この状態で接近動作を停止
する。(図6(a)参照)この状態で、バイト機構をビ
レット軸方向に図示しない移動機構によって移動させる
ことによってバリ2を切削する(図6(b)参照)。な
お、この図示しない移動機構としては、例えば後述のよ
うに本実施の形態のバイト機構をフラッシュバット溶接
機に組み込む場合には、加圧接合するアプセットシリン
ダを流用することが可能である。
【0022】なお、図7に示すように、ビレット1aが
ビレット1bより図中で下側に段差を付けた状態で溶接
された場合には、当て金12a,12b及び22a,2
2bの近接動作の際に、当て金12b,22aがそれぞ
れビレット1b,1aに当接する点が上記図6の場合と
異なるだけで、他の動作は全く同様であり、この場合に
も図6(b)に示すように、バリ2を切削することがで
きる。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、バイ
ト11a,11b、21a,21bおよび当て金12
a,12b、22a,22bが、バリ2を跨ぐようなか
たちで配置されさえすれば、その幅の範囲内にあるバリ
2の切削が可能となるので、従来例のような正確なバリ
の位置検出が不要となる。また、跨いだ2つの当て金1
2a,12b(同様に22a,22b)のどちらか先に
当たった位置でバイトの近接動作を停止して切削するよ
うにしているので、2つのビレット1a,1bに段差が
生じてしまった場合でも、バイトが段差に食い込むこと
がない。
【0024】なお、上記の例では互いに切削方向の異な
るバイトを各バイトホルダ13,23に2個設置したの
で、バイトをどちらの方向に移動しても切削が可能であ
る。ただ、バイトの移動方向が片方である場合には各バ
イトホルダ13,23に設置するバイトは一個でよい。
また、上記の例では水平移動機構17,27及び上下移
動機構16,26の例として液圧シリンダを示したが、
この他にも電動タイプのものでもよい。
【0025】また、上記の例ではガイド及びバイトをL
字形にして対向配置する例を示したが、バイトの数、形
状は被加工対象である棒状体の周面形状に合わせて任意
な設定が可能であり、例えば丸ビレットならば、4対の
円弧状のバイトを配置すればよい。
【0026】図8,図9は本発明のバイト機構をフラッ
シュ溶接機に組み込んだ状態を示す説明図であり、図8
がビレットを挟まない状態を示し、図9がビレットを挟
んだ状態を示している。図において、30は連続圧延ラ
インにおける走行ビレットに同期して走行可能なフラッ
シュ溶接機、41はフラッシュ溶接機30の固定台車、
42は固定台車41に対して移動可能に設置された移動
台車、32a,32bはそれぞれ固定台車41、移動台
車42に設置されてビレットをクランプするクランプシ
リンダ、33a,33bはクランプ兼電極、44は移動
台車42の移動をガイドするガイドレール、43は移動
台車42の走行用のレールである。10、20はフラッ
シュ溶接機30に組み込まれた大型・小型L形バイト機
構であり、これら大型・小型L形バイト機構10,20
はフラッシュ溶接機30の固定台車41と移動台車42
の間に配置され、保持板45a,45bによって移動台
車42側に固定されている。
【0027】図10〜図13は本発明のバイト機構を組
み込んだフラッシュ溶接機30によるバリ取り動作を説
明する説明図である。以下、図10〜図13に基づいて
動作を説明する。図10に示すように、フラッシュ溶接
機30は、先行ビレット1aと後行ビレット1bの接合
部に同期して走行しながら、クランプシリンダ32a,
32b及びクランプ兼電極33a,33bでビレット1
a、1bをクランプする。そして、図11に示すよう
に、移動台車42ごとアプセットシリンダ31によって
ビレット1bをビレット1aにアプセットする。このと
き、接合部にバリ2が発生する。
【0028】溶接後、図12に示すように、移動台車4
2側のクランプシリンダ32aのクランプを解放し、各
バイト機構10、20のバイト間にバリ2がくるように
移動台車42ごとアプセットシリンダ31でバイト機構
10、20を移動させ、その後、水平バイト移動機構1
7,27により溶接部へバイトを送り込み、さらに各バ
イト機構10、20の当て金12,22がビレット1
a,1bに接触するまでバイト上下移動機構16,26
により移動する。
【0029】その後、図13に示すように、アプセット
シリンダ31を使用して、移動台車42をビレット走行
方向と逆方向に移動させることにより、バイト機構1
0、20をビレット1a,1bに対して相対移動させバ
リ2を切削する。
【0030】なお、上記の説明では、溶接した後に各バ
イト機構10、20のバイト間にバリ2がくるように移
動台車42ごとアプセットシリンダ31でバイト機構1
0、20を移動させるようにしたが、バイト機構10,
20の設置位置を予め溶接部を跨ぐ位置に設置しておく
ことでこの工程を省略することができる。
【0031】また、上記の説明では、図13に示したよ
うに、アプセットシリンダ31を使用して、移動台車4
2ごとバイト機構10,20を移動させることでバリ2
を切削するようにしたが、バリ2自体があまり大きな力
を必要とせずに切削できるような場合には、バリ取り装
置の当て金12,22がビレット1a,1bに接触する
まで移動した後、固定台車41側のクランプシリンダ3
2bのクラプも解放して、この状態でフラッシュ溶接機
30を停止あるいはビレット1a,1bの走行方向と逆
方向に移動させるようにしてもよい。このようにすれ
ば、ビレットが下流側に圧延機により引っ張られる力で
バリの切削ができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に示すような効果を奏する。
【0033】バイトの両側に互いに所定間隔離すと共に
前記バイトより定量だけ突出するガイドを設け、バイト
を被加工対象の棒状体に近接移動される際に、前記バイ
トが棒状体に当接したときに該移動を停止するようにし
たので、溶接される棒状体の溶接部に段差が生じた場
合、または棒状体のビレットのサイズが多少ずれた場合
でも、表面の高い側を基準に切削が可能となり、段差に
バイトが食い込むことがない。また、バイトの両側にガ
イドを設け、該ガイド間にバリがくるようにすれば、そ
の後はバイトを棒状体の軸方向に移動させればよいの
で、従来例のような正確なバリの位置検出が不要とな
る。
【0034】また、各本体部に切削方向の異なる複数の
バイトを設けたので、バイトの移動方向の自由度が増
し、本装置の適用範囲が広くなる。
【0035】また、バイト及びガイドを互いに対向して
設けられたL字形にすると共に、各L字形のガイドにお
ける各ガイドの間隔を異なる間隔に設定し、一方のガイ
ド間に他方のガイド及びバイトが入るようにしたので、
隣接する面を切削するバイト同士が干渉せず、同時、同
位置で切削可能なため、短サイクル化、コンパクト化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるバリ取り装置のバイト機構の全
体構成を示す斜視図である(ビレットを挟んだ状態)。
【図2】 図1に示したバイト機構の正面図である。
【図3】 図1に示したバイト機構のバイト部上部の水
平断面図である。
【図4】 本発明によるバリ取り装置のバイト機構の全
体構成を示す斜視図である(ビレットを挟まない状
態)。
【図5】 図4に示したバイト機構の正面図である。
【図6】 本発明の一実施の形態の動作を説明する説明
図である。
【図7】 本発明の一実施の形態の動作を説明する説明
図である。
【図8】 本発明のバイト機構をフラッシュ溶接機に組
み込んだ状態を示す説明図である(ビレットを挟まない
状態)。
【図9】 本発明のバイト機構をフラッシュ溶接機に組
み込んだ状態を示す説明図である(ビレットを挟んだ状
態)。
【図10】 本発明のバイト機構を組み込んだフラッシ
ュ溶接機によるバリ取り動作を説明する説明図である。
【図11】 本発明のバイト機構を組み込んだフラッシ
ュ溶接機によるバリ取り動作を説明する説明図である。
【図12】 本発明のバイト機構を組み込んだフラッシ
ュ溶接機によるバリ取り動作を説明する説明図である。
【図13】 本発明のバイト機構を組み込んだフラッシ
ュ溶接機によるバリ取り動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1a 角ビレット(先行ビレット) 1b 角ビレット(後行ビレット) 2 溶接バリ 10 L形バイト機構(大型) 11a,11b L形バイト 12a,12b L形当て金 12c,12d 当て金用ローラ 13 バイトホルダ 15 バイト機構本体(大型) 16 上下移動機構 17 水平バイト移動機構 20 L形バイト機構(小型) 21a,21b L形バイト 22a,22b L形当て金 22c,22d 当て金用ローラ 23 バイトホルダ 25 バイト機構本体(小型) 26 上下移動機構 27 水平バイト移動機構 30 フラッシュ溶接機 31a,31b アプセットシリンダ 41 固定台車 42 移動台車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状体どうしの溶接部のバリを除去する
    バリ取り装置であって、 前記溶接部の外周近傍に配置される複数の本体部と、該
    本体部にそれぞれ設置されると共に前記溶接部の外周形
    状に沿うように形成された複数のバイトと、該バイトの
    両側に互いに所定間隔離すと共に前記バイトより定量だ
    け突出して設けられたガイドと、前記本体を前記溶接部
    に向けて移動させると共に前記ガイドが前記棒状体に当
    接したときに該移動を停止する第1の移動機構と、前記
    本体部と前記棒状体を該棒状体の軸方向に相対移動させ
    て前記バイトに前記バリを切削させる第2の移動手段と
    を備えたことを特徴とするバリ取り装置。
  2. 【請求項2】 前記各本体部に切削方向の異なる複数の
    バイトを設けたことを特徴とする請求項1に記載のバリ
    取り装置。
  3. 【請求項3】 前記バイト及び前記ガイドは互いに対向
    して設けられたL字形であることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のバリ取り装置。
  4. 【請求項4】 前記互いに対向して設けられた各L字形
    のガイドにおける各ガイドの間隔を異なる間隔に設定
    し、一方のガイド間に他方のガイド及びバイトが入るよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載のバリ取り装
    置。
  5. 【請求項5】 連続圧延の走行溶接機に組み込んだこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のバリ取り
    装置。
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