JP2000102698A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2000102698A
JP2000102698A JP10275102A JP27510298A JP2000102698A JP 2000102698 A JP2000102698 A JP 2000102698A JP 10275102 A JP10275102 A JP 10275102A JP 27510298 A JP27510298 A JP 27510298A JP 2000102698 A JP2000102698 A JP 2000102698A
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heater
course
warm
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temperature
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Koichi Hasegawa
弘一 長谷川
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾いた衣類を適度に暖めることを可能とし、
その際の使い勝手を良好とする。 【解決手段】 通常の乾燥運転コースの他に、乾いた衣
類を暖めるための「あたためコース」を設ける。「あた
ためコース」が選択されると(S1;Y)、標準的な運
転時間10分が設定される(S3)。この設定時間を、
使用者のアップダウンキーの操作より変更可能とする
(S4,S5)。スタートキーがオンされると(S6;
Y)、モータ及びヒータがオンされてあたためコースが
開始される(S7)。この「あたためコース」では、温
度センサの温風温度検出に基づいて、温風温度が30℃
前後を維持するようにヒータがオン,オフ制御される
(S8)。設定時間が経過すると(S9;Y)、モータ
及びヒータがオフされ(S10)、ブザーによる終了報
知が行われる(S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類が収容された
回転ドラム内に温風を供給して衣類を乾燥させる衣類乾
燥機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の衣類乾燥機
は、衣類を収容した回転ドラムを回転させながら、ヒー
タ及びファン装置により例えば70℃程度の高温の温風
を生成してその回転ドラム内に循環供給する乾燥運転
を、例えば120分程度実行することにより、洗濯後の
湿った衣類を乾燥させるものであった。従来の衣類乾燥
機にあっては、標準的なコースの他に、念入りコース、
毛布を乾燥させるコース、夜間に静音状態で運転するコ
ース等を設けたものがあるが、いずれのコースも、湿っ
た衣類を乾燥させるためのものであり、湿った衣類を乾
燥させるという目的に応じた設計がなされていた。
【0003】ところで、例えば冬季の寒い朝や夜に人が
着替えを行う場合、着るべき衣類を暖めておきたいと思
うことがある。そこで、上記した衣類乾燥機は、衣類を
温風により暖める機能を有するものであるから、これを
用いて、着替え用の乾いている衣類を暖めることが考え
られる。この場合、暖めるべき衣類を、回転ドラム内に
収容し、短時間の乾燥運転を行えば良いと考えられる。
【0004】しかしながら、上記した従来の衣類乾燥機
では、湿った衣類を乾燥させる目的で設計されているた
め、いずれの運転コースを選んでも長時間の乾燥運転が
なされることになる。そのため、衣類が適度に暖まった
状態で運転を停止させるためには、使用者が時間を見計
らって手動で運転を停止させなければならず、使い勝手
が悪く、また、使用者による運転停止が遅れると、無駄
な電力消費を招いてしまうことになる。さらには、温風
の温度が比較的高いため、衣類が熱くなり過ぎて、すぐ
着るに適さないものとなる不具合もあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、乾いた衣類を適度に暖めることを可能
とし、しかもその際の使い勝手に優れる衣類乾燥機を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の衣類乾燥機は、
通常の乾燥運転コースよりも低い温風温度にて所定時間
の運転を行うあたためコースの実行が可能とされている
ところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0007】これによれば、例えば寒い時の着替えのた
めに使用者が乾いた衣類を暖めたい場合に、あたためコ
ースを実行させることにより衣類を暖めることができ
る。このとき、予めコースとしてあたためコースが設け
られているので、使用者が面倒な操作を行ったり時間を
計ったりすることなく、あたためコースの選択を行うだ
けで、無駄な電力消費を招くことなく、容易に乾いた衣
類の暖めを行わせることができる。また、この際の温風
の温度は、通常の乾燥運転コースよりも低いので、衣類
が熱くなり過ぎることもない。
【0008】この場合、あたためコースにおける温風の
温度は、50℃以下の所定温度とすることが望ましく
(請求項2の発明)、これにより衣類を適度な温度に暖
めることができる。尚、前記所定温度を、30℃前後と
することがより好ましいものとなる。
【0009】ところで、回転ドラム内に、きちんと折り
畳んである衣類を収容させた場合、回転ドラムが回転す
ることにより、折角折り畳んであった衣類にしわが生ず
る虞がある。そこで、回転ドラムとファン装置とを個別
に駆動する機構を備えた構成とすると共に、あたためコ
ースにおいて回転ドラムを停止させるようにすれば(請
求項3の発明)、そのようなしわの発生を未然に防止す
ることができる。
【0010】また、あたためコースにおける所定時間の
運転終了後に、ヒータ及びファン装置を間欠的に運転す
る保温運転を実行する構成としても良く(請求項4の発
明)、これによれば、使用者があたためコースの終了後
に衣類を取出し忘れた場合でも、衣類を暖めた状態を維
持させておくことができる。このとき、保温運転では、
ヒータ及びファン装置が間欠的に運転されるだけである
から、消費電力を抑えることができる。
【0011】そして、ヒータ出力が可変に構成されたも
のにあっては、あたためコースにおいて、通常の乾燥運
転コースよりもヒータ出力を大きくすることができる
(請求項5の発明)。これによれば、大きなヒータ出力
で短時間で衣類をあたためることができるので、着替え
のために衣類を速やかに暖めたいという使用者の要望に
応えることができる。
【0012】さらに、これに加えて、あたためコースに
おいて、温度センサの検出結果によってヒータ出力を変
更するようにしても良く(請求項6の発明)、これによ
れば、ヒータ出力が過剰に大きくなることを防止でき、
無駄な電力消費を抑えることができる。また、ヒータ出
力が可変に構成されたものにあっては、上記保温運転時
にも、温度センサの検出結果によってヒータ出力を変更
する構成とすれば良く(請求項7の発明)、これによ
り、保温運転時の無駄な電力消費も抑えることができ
る。
【0013】ヒータの出力を変更する手段としては、ヒ
ータに対する通電デューティ比を変更したり(請求項8
の発明)、複数個のヒータを設けて通電するヒータの個
数を変更する(請求項9の発明)といった方法があり、
いずれも、比較的簡単な制御によりヒータの出力を変更
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したいくつ
かの実施例について、図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1,2,5に対
応)について、図1ないし図4を参照して述べる。
【0015】図2は、本実施例に係る衣類乾燥機1の構
成を概略的に示している。ここで、衣類乾燥機1の外箱
2は、全体として矩形箱状をなし、その前面には、扉3
により開閉される衣類出入口2aが設けられている。ま
た、外箱2の前面には、図4に示すような操作パネル4
が設けられている。この操作パネル4については後述す
る。尚、図示はしないが、前記扉3部分には、該扉3の
開閉を検知するための扉スイッチが設けられている。
【0016】前記外箱2内には、前記衣類出入口2aに
連通し衣類が収容されるほぼ円筒状の回転ドラム5が配
設されている。この回転ドラム5の背面中央部には通気
口5aが形成されていると共に、その通気口5aを覆う
ようにフィルタ6が着脱可能に取付けられている。ま
た、回転ドラム5の背面側には、前記通気口5aに連通
するファンケーシング7が設けられ、そのファンケーシ
ング7内に除湿器兼用の両翼形のファン装置8が設けら
れている。外箱2の背面部には、外気取入口2b及び排
気口2cが設けられている。
【0017】そして、外箱2内の上部には、両軸形のモ
ータ9が配設され、このモータ9の回転力が、ベルト伝
達機構10を介して前記回転ドラム5に伝達されると共
に、ベルト伝達機構11を介してファン装置8に伝達さ
れるようになっている。また、モータ9部分には、該モ
ータ9の回転速度を検出するための回転センサ12が設
けられている。
【0018】さらに、前記外箱2の内底部には、前記フ
ァンケーシング7の下端部に連通して前方に延びるダク
ト13が設けられ、そのダクト13の先端部が温風吹出
口13aを介して前記回転ドラム5内に連通している。
前記ダクト13内には、前部側に位置してPTCヒータ
からなるヒータ14が配設されている。また、このと
き、前記通気口5aの近傍には、温風の温度を検出する
ためのサーミスタからなる温度センサ15が設けられて
いる。
【0019】これにて、前記モータ9が回転駆動される
と、ベルト伝達機構10を介して回転ドラム5が回転す
ると共に、ベルト伝達機構11を介してファン装置8が
回転される。このファン装置8の回転により、図2に矢
印Aで示すように、回転ドラム5内の空気が、通気口5
aを通ってファンケーシング7内に吸込まれ、ダクト1
3内を送られ、ヒータ14により加熱されて再び回転ド
ラム5内に供給される循環が行われる。
【0020】また、これと共に、ファン装置8の後面側
にて、矢印Bで示すように、外気が外気取入口2bから
吸込まれて排気口2cから排出されるという風の流れが
生じ、それにより、ファン装置8の前面側の循環温風が
冷却されて除湿されるようになっている。尚、前記外箱
2内には、回転ドラム5内の衣類の乾燥率を検知するた
めの一対の電極16が設けられ、また、運転制御手段た
るマイクロコンピュータ17(図3参照)等を備える制
御ユニット18が設けられている。
【0021】図3は、衣類乾燥機1の前記マイクロコン
ピュータ17を中心とした電気的構成を概略的に示して
いる。このマイクロコンピュータ17には、前記温度セ
ンサ15及び回転センサ12の検出信号が入力されるよ
うになっていると共に、前記操作パネル4のキースイッ
チ19,20,21からの信号が入力されるようになっ
ている。そして、マイクロコンピュータ17は、駆動回
路24を介して、前記モータ9、ヒータ14、操作パネ
ル4のLED22,23、並びにブザー25(図3にの
み図示)を制御するようになっている。
【0022】ここで、図4に示すように、操作パネル4
には、コースを選択するためのコース選択キー19、時
間設定用のアップダウンキー20、運転開始及び停止を
指示するためのスタートキー21からなるキースイッチ
が設けられている。また、操作パネル4には、選択され
たコースを点灯で知らせるLED22や、時間表示用の
数字LED23が設けられている。本実施例では、使用
者は、コース選択キー19の操作により、洗濯後の湿っ
た衣類を乾燥するための「標準」あるいは「念入り」の
いずれかの乾燥運転コース、及び、乾いた衣類を適度に
暖めるための「あたためコース」のいずれかを選択でき
るようになっている。
【0023】さて、前記マイクロコンピュータ17は、
上記した各種の入力に基づき、予め記憶された制御プロ
グラムに従って、前記モータ9やヒータ14等を制御し
て、乾燥運転及びあたため運転を実行するようになって
いる。乾燥運転においては、モータ9を所定の回転数
(例えば1200rpm )で回転駆動すると共に、ヒータ
14に通電することにより、回転ドラム5内への例えば
70℃の温風の供給を120分程度実行して、洗濯後の
湿った衣類を乾燥するようになっている。尚、「念入
り」の乾燥運転コースが選択された場合には、「標準」
の場合よりも高温(75℃以上)の温風を供給するよう
になっている。
【0024】そして、後のフローチャート説明にて述べ
るように、マイクロコンピュータ17は、「あたためコ
ース」が選択されたときには、通常の乾燥運転コースよ
りも低い温風温度にて所定時間のあたため運転(ファン
装置8(モータ9)及びヒータ14の運転)を実行する
ようになっている。この場合、温風の温度が50℃以下
の所定温度(30℃前後)となるようにヒータ14が制
御されるようになっている。
【0025】また、このとき、本実施例では、「あたた
めコース」の標準時間は10分間に設定されると共に、
使用者のアップダウンキー20の操作により、時間を自
在に設定することができるようになっている。さらに、
本実施例では、図5に示すように、モータ9の回転数
を、「標準」の乾燥運転コースよりも高い1300rpm
で駆動することにより、ヒータ14の出力(発熱量)を
乾燥運転コース(1100W)よりも高い1200Wと
するようになっている。これはPTCヒータの特性を利
用し、ヒータ14を通す風量を上げることによって、消
費電力(発熱量)を上げるようにしたものである。
【0026】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。図1のフローチャートは、「あたためコ
ース」が選択されたときの、マイクロコンピュータが実
行する制御の手順を示している。ここで、使用者が、洗
濯後の衣類を乾燥させたい場合には、回転ドラム5内に
その湿った衣類を収容し、操作パネル4のコース選択キ
ー19を操作して「標準」あるいは「念入り」の乾燥運
転コースを選択する。一方、使用者が、例えば寒い時の
着替えのために乾いた衣類を暖めたい場合には、回転ド
ラム5内にその乾いた衣類を収容し、コース選択キー1
9の操作により「あたためコース」を選択する。
【0027】ステップS1では、操作パネル4のコース
選択キー19の操作により「あたためコース」が選択さ
れたかどうかが判断される。乾燥運転コースが選択され
た場合には(ステップS1にてNo)、乾燥運転が実行
される(ステップS2)。詳しい説明は省略するが、こ
の乾燥運転は、モータ9及びヒータ14への通電によ
り、回転ドラム5内に70℃程度の高温の温風を供給す
ることにより行われ、所定の乾燥度を得るまでの例えば
120分程度の運転が行われる。図5に示すように、
「標準」の乾燥運転コースでは、モータ9の回転数が1
200rpm に制御され、ヒータ14の出力(消費電力)
が1100Wとされる。
【0028】これに対し、「あたためコース」が選択さ
れた場合には(ステップS1にてYes)、まず、「あ
たためコース」の標準的な運転時間である10分間が自
動的に設定され、操作パネル4の数字LED23にその
設定時間10分が表示される(ステップS3)。ここ
で、使用者が、運転時間を変更したい場合には、操作パ
ネル4のアップダウンキー20を操作する(ステップS
4にてYes)。
【0029】すると、そのキー操作に応じて設定時間が
変更されるのであるが(ステップS5)、この場合、例
えば1回のアップ操作により1分ずつ設定時間が増加
し、1回のダウン操作により1分ずつ設定時間が減少す
るようになっており、また、それに応じて数字LED2
3に表示される時間も変化されるようになる。尚、設定
時間に上限(例えば20分)及び下限(例えば5分)を
設けて、それを越える時間設定をできなくするようにし
ても良い。
【0030】そして、スタートキー21がオン操作され
ると(ステップS6にてYes)、その設定時間が確定
され、モータ9及びヒータ14に通電が行われて運転が
開始される(ステップS7)。この場合、図5に示すよ
うに、この「あたためコース」では、モータ9の回転数
が1300rpm に制御され、ヒータ14の出力(消費電
力)が乾燥運転コースより大きな1200Wとさる。
【0031】この「あたためコース」では、温度センサ
15による温風の温度検出に基づいて、温風温度が例え
ば30℃前後を維持するようにヒータ14がオン,オフ
制御されるようになっている(ステップS8)。この
「あたためコース」は、上記した設定時間だけ運転が行
われ、設定時間が経過すると(ステップS9にてYe
s)、モータ9及びヒータ14がオフされる(ステップ
S10)と共に、ブザー25による終了報知が行われる
(ステップS11)。
【0032】これにて、回転ドラム5内の衣類が、ほぼ
30℃の温風により所定時間(例えば10分間)暖めら
れて、適度な温度とされるようになるのである。この場
合、温風温度が比較的低く且つ短時間の運転により衣類
を暖めるようにしているので、衣類が熱くなり過ぎてし
まうことなく、使用者は快適に着替えを行うことができ
るようになるのである。
【0033】このように本実施例によれば、湿った衣類
を乾燥させるための乾燥運転コースに加えて、乾いた衣
類を暖めることを目的とした「あたためコース」を設け
るようにしたので、この「あたためコース」を実行させ
ることにより、乾いた衣類を適度に暖めることができ
る。この場合、予め乾いた衣類の暖めを行う専用のコー
スとして設けたので、使用者が時間を計らって手動で運
転を停止させるといった必要はなく、「あたためコー
ス」を選択するだけの簡単な操作を行うだけで済み、使
い勝手に優れたものとなると共に、無駄な電力消費を招
くこともなく済ませることができるものである。
【0034】また、特に本実施例では、使用者が「あた
ためコース」の運転時間を設定できるようにしたので、
使用者の好みの時間で運転を実行させることが可能とな
るといったメリットを得ることができる。さらに本実施
例では、「あたためコース」において乾燥運転コースよ
りもヒータ14の出力を大きくしたので、短時間で衣類
をあたためることができ、着替えのために衣類を速やか
に暖めたいという使用者の要望に応えることができるも
のである。
【0035】(2)第2の実施例 次に、図6を参照して本発明の第2の実施例(請求項3
に対応)について述べる。尚、以下に述べる各実施例
は、上記第1の実施例の変形例ともいえるものであり、
説明の重複を避けるため、上記第1の実施例と共通する
部分については、符号を共通して使用すると共に、新た
な図示及び詳しい説明を省略し、以下異なる点について
のみ説明することとする。
【0036】この実施例が上記第1の実施例と異なる点
は、回転ドラム5とファン装置8とを個別に駆動する機
構を設け、「あたためコース」においては、前記回転ド
ラム5が停止状態とするようにしたところにある。具体
的には、ファン装置8を駆動するためのファン用モータ
31と、回転ドラム5を駆動するためのドラム用モータ
32との2個のモータを設け、それらをマイクロコンピ
ュータ17により個別に制御できるようにしている。
【0037】この場合、マイクロコンピュータ17は、
乾燥運転を実行するときには、ファン用モータ31及び
ドラム用モータ32の双方を駆動するようになってお
り、「あたためコース」を実行する際には、ドラム用モ
ータ32を停止状態としてファン用モータ31のみを駆
動するようになっている。これにより、「あたためコー
ス」実行時には、回転ドラム5が回転されることがな
く、内部に収容された衣類が収容時そのままの状態で暖
められるようになるのである。
【0038】従って、この実施例によれば、回転ドラム
5内に収容させた衣類にしわを生じさせることなく暖め
ることができるものである。尚、回転ドラム5とファン
装置8とを個別に駆動する機構としては2つのモータ3
1,32を用いるものに限らず、1個のモータであって
も、例えばクラッチ機構を設けて、「あたためコース」
実行時にはモータと回転ドラムとを切離すようにするな
ど、種々の変形が可能である。
【0039】(3)第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例(請求項4に対応)を示
している。この実施例は、「あたためコース」における
所定時間(例えば10分)の運転終了後に、回転ドラム
5内の衣類が取出されたと判断されるまで、ヒータ14
及びファン装置8(モータ9あるいはモータ31)を間
欠的に駆動する保温運転を実行するようにしたものであ
る。
【0040】この保温運転は、図7に示すように、例え
ば5分間に1度、15秒間だけヒータ14及びファン装
置8を駆動することにより、「あたためコース」の終了
後も回転ドラム5内の衣類を間欠的に暖めるようにした
ものである。尚、この保温運転は、扉3の開閉を検知す
る扉スイッチが扉3の開放を検知した時点で、回転ドラ
ム5内の衣類が取出されたと判断して終了される。ま
た、この保温運転は、例えば最大で2時間行われるよう
になっている。
【0041】従って、この実施例によれば、「あたため
コース」の所定時間の運転が終了した後に、使用者が回
転ドラム5内の衣類をすぐに取出さなかった(取出すの
を忘れた)場合でも、衣類を暖めた状態を維持させてお
くことができ、使用者は快適に着替えを行うことができ
るようになる。またこのとき、保温運転では、ヒータ1
4及びファン装置8が間欠的に運転されるだけであるか
ら、無駄な電力を消費することもなく済ませることがで
きる。
【0042】(4)第4の実施例 図8は、本発明の第4の実施例(請求項6に対応)を示
している。この実施例では、「あたためコース」の実行
時において、温度センサ15の検出結果によってヒータ
14の出力を変更するようにしている。即ち、図8に示
すように、温度センサ15の検出温度が、しきい値SL
(例えば30℃)以下のときには、ヒータ14の出力が
1200Wとされ、検出温度がしきい値SLを越えたとき
には、ヒータ14の出力が1100Wとされるようにな
っている。この場合、上記第1の実施例で述べたよう
に、ヒータ14の出力(発熱量)の制御は、ファン装置
8の風量(モータの回転数)によって行うようにしてい
る。
【0043】この実施例によれば、「あたためコース」
の運転開始初期には、ヒータ14の出力が大きくなって
温風の温度を短時間でこの場合30度まで上げることが
でき、それ以降は、ヒータ14出力が過剰に大きくなる
ことを防止でき、無駄な電力消費を抑えることができる
ものである。
【0044】(5)第5の実施例 図9は、本発明の第5の実施例(請求項6,7に対応)
を示している。この実施例では、上記第4の実施例と同
様に、「あたためコース」の実行時において、温度セン
サ15の検出結果によってヒータ14の出力を変更し、
これと共にその後に実行される保温運転においても、温
度センサ15の検出結果によってヒータ14の出力を変
更するようにしている。
【0045】即ち、保温運転は、上記第3の実施例と同
様に、「あたためコース」終了後例えば5分間に1度、
15秒間だけヒータ14及びファン装置8を駆動するこ
とにより行われるのであるが、温度センサ15の検出温
度が、図9に実線aで示すように、しきい値SL(例えば
30℃)を越えていれば、ヒータ14の出力が1100
Wとされ、図9に破線bで示すように、しきい値SL以下
の場合には、ヒータ14の出力が1200Wとされるよ
うになっている。
【0046】この実施例によれば、保温運転時にあっ
て、温度センサ15の検出温度が低いときには、ヒータ
14が高出力とされるので、温風温度(回転ドラム5内
の雰囲気温度)に応じた適切な保温が行われ、これと共
に、温度が高いときにはヒータ14が低出力とされるの
で、保温運転時の無駄な電力消費を抑えることができる
ものである。
【0047】(6)第6〜第8の実施例 図10及び図11は、夫々本発明の第6の実施例及び第
7の実施例(共に請求項7,8に対応)を示している。
これら第6及び第7の実施例では、「あたためコース」
の実行時においては、ヒータ14の出力は一定(例えば
1100W)とされ、その後に実行される保温運転にお
いて、温度センサ15の検出結果によってヒータ14の
出力を変更するのであるが、このとき、ヒータ14の通
電デューティ比の変更により、ヒータ14の出力を変更
するようにしている。
【0048】即ち、図10に示す第6の実施例では、保
温運転における温度センサ15の検出温度が、実線aで
示すように、しきい値SL(例えば30℃)を越えていれ
ば、ヒータ14(及びファン装置14)を例えば5分間
に1度、15秒間だけ駆動するようになっており、破線
bで示すように、検出温度がしきい値SL以下の場合に
は、ヒータ14(及びファン装置14)を例えば5分間
に1度、30秒間駆動するようになっている。
【0049】一方、図11に示す第7の実施例では、保
温運転における温度センサ15の検出温度が、実線aで
示すように、しきい値SL(例えば30℃)を越えていれ
ば、ヒータ14(及びファン装置14)を例えば5分間
に1度、15秒間だけ駆動するようになっており、破線
bで示すように、検出温度がしきい値SL以下の場合に
は、ヒータ14(及びファン装置14)を例えば4分間
に1度、15秒間駆動するようになっている。
【0050】これら第6,第7の実施例によれば、保温
運転時にあって、温度センサ15の検出温度が低いとき
には、ヒータ14の通電デューティ比が大きくされるの
で、温度に応じた適切な保温が行われ、これと共に、温
度が高いときにはヒータ14通電デューティ比が小さく
されるので、保温運転時の無駄な電力消費を抑えること
ができる。また、比較的簡単な制御によりヒータ14の
出力を変更することができるものである。
【0051】最後に、図12は、本発明の第8の実施例
(請求項7,9に対応)を示している。この実施例で
は、複数個この場合2個のヒータ33,34を備え、通
電するヒータの個数の変更により出力(発熱量)を変更
するようになっている。このとき、ヒータ33,34の
出力(消費電力)は共に550Wとされている。
【0052】この場合、詳しく図示はしないが、保温運
転における温度センサ15の検出温度がしきい値SL(例
えば30℃)を越えていれば、一方のヒータ33のみを
間欠的に駆動するようになっており、検出温度がしきい
値SL以下の場合には、双方のヒータ33,34を間欠的
に駆動するようになっている。
【0053】これによれば、保温運転時にあって、温度
センサ15の検出温度が低いときには、2個のヒータ3
3,34により高出力とされるので、温風温度(回転ド
ラム5内の雰囲気温度)に応じた適切な保温が行われ、
これと共に、温度が高いときには1個のヒータ33によ
り低出力とされるので、保温運転時の無駄な電力消費を
抑えることができるものである。また、比較的簡単な制
御によりヒータ14の出力を変更することができるもの
である。
【0054】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えばヒータとしてはPTCヒータに
限らず各種ヒータを採用することができ、「あたためコ
ース」の時間設定を、キースイッチでなくダイヤル式つ
まみにより行う構成としても良く、また、一定時間(例
えば10分間)に固定するようにしても良い。さらに
は、保温運転時の間欠運転の時限や、「あたためコー
ス」の温風温度、しきい値SL等についても一例を示した
に過ぎず、またしきい値ひいてはヒータ出力を複数段階
に設定するようにしても良い等、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得るものである。
【0055】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の衣類乾燥機によれば、通常の乾燥運転コースよりも低
い温風温度にて所定時間の運転を行うあたためコースの
実行を可能に構成したので、例えば例えば寒い朝の着替
えのために、乾いた衣類を適度に暖めることを可能と
し、しかもその際の使い勝手に優れるという実用的効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、「あたた
めコース」実行時の制御手順を示すフローチャート
【図2】衣類乾燥機の構成を示す縦断側面図
【図3】衣類乾燥機の電気的構成を概略的に示すブロッ
ク図
【図4】操作パネルの構成を示す正面図
【図5】乾燥運転コースとあたためコースにおけるモー
タ回転数及びヒータ出力の関係を示す図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図3相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示すもので、「あたた
めコース」実行時のモータ及びヒータへの通電タイミン
グを示すタイムチャート
【図8】本発明の第4の実施例を示すもので、時間経過
に伴う温風の温度とヒータ出力との関係を示す図
【図9】本発明の第5の実施例を示す図8相当図
【図10】本発明の第6の実施例を示す図8相当図
【図11】本発明の第7の実施例を示す図8相当図
【図12】本発明の第8の実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
図面中、1は衣類乾燥機、2は外箱、4は操作パネル、
5は回転ドラム、8はファン装置、9はモータ、14,
33,34はヒータ、15は温度センサ、17はマイク
ロコンピュータ(運転制御手段)、19はコース選択キ
ー、20はアップダウンキー、21はスタートキー、2
3は数字LED、25はブザー、31はファン用モー
タ、32はドラム用モータを示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類が収容される回転ドラムと、温風生
    成用のヒータと、前記回転ドラム内に温風を供給するフ
    ァン装置と、前記温風の温度を検出する温度センサと、
    前記回転ドラム,ヒータ及びファン装置を制御して乾燥
    運転を実行する運転制御手段とを備えるものであって、 通常の乾燥運転コースよりも低い温風温度にて所定時間
    の運転を行うあたためコースの実行が可能とされている
    ことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 あたためコースにおいては、温風の温度
    が50℃以下の所定温度となるように制御されることを
    特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 回転ドラムとファン装置とを個別に駆動
    する機構を備え、あたためコースにおいては、前記回転
    ドラムが停止状態とされることを特徴とする請求項1又
    は2記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 あたためコースにおける所定時間の運転
    終了後に、ヒータ及びファン装置を間欠的に運転する保
    温運転が実行されることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 ヒータ出力が可変に構成され、あたため
    コースにおいては、通常の乾燥運転コースよりもヒータ
    出力が大きくされることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 あたためコースにおいては、温度センサ
    の検出結果によってヒータ出力が変更されることを特徴
    とする請求項5記載の衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 ヒータ出力が可変に構成され、保温運転
    時には、温度センサの検出結果によってヒータ出力が変
    更されることを特徴とする請求項4記載の衣類乾燥機。
  8. 【請求項8】 ヒータに対する通電デューティ比の変更
    により、ヒータ出力が変更されることを特徴とする請求
    項5ないし7のいずれかに記載の衣類乾燥機。
  9. 【請求項9】 複数個のヒータを備え、通電するヒータ
    の個数の変更によりヒータ出力が変更されることを特徴
    とする請求項5ないし7のいずれかに記載の衣類乾燥
    機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008246219A (ja) * 2001-10-25 2008-10-16 Lg Electronics Inc 乾燥機およびそのための乾燥制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008246219A (ja) * 2001-10-25 2008-10-16 Lg Electronics Inc 乾燥機およびそのための乾燥制御方法

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