JPS62211098A - 乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、被乾燥物の仕上り乾燥度を選択できる機能を
備えた乾燥機に関する。

（従来の技術） 近時、乾燥室内の被乾燥物の乾燥度を検出する乾燥度検
出手段を設け、これにより被乾燥物が所定の乾燥度にな
ったことを検出して乾燥運転を自動的に終了させるよう
にした乾燥機においては、仕」ユリ乾燥度を選択できる
ように複数の乾燥度制御運転コースを設けたものがある
。この場合、乾燥度制御運転コースとしては、仕上り乾
燥度が標準的なものとなる「標準」コース、生乾き状態
でアイロンがけに適した「アイロン」コース、乾燥度が
高く厚物等の乾燥に適した「倉入」コース等があり、こ
れらのコースから一つを選択して乾燥運転を行うように
なっている。

ところが実用上において、上述の乾燥度制御運転コース
の如き予め設定された乾燥運転以外に、使用者がその時
の事情によって乾燥運転を所定時間以内に終わらせたい
ような場合も往々にしである。

そこで、このような使用者の要求を満すためには、乾燥
度制御運転コースの他に、タイマ時限に基き乾燥運転が
制御される時間制御運転コースを設ければよいことが想
到できる。しかし、このような場合においても時間制御
運転コースのタイマ時限が一定であると使用者の任意の
条件に適ったタイマ時限が得られず、実用的であるとは
言い難く、未だ使用者の多様な要求を十分に満しきれな
い。

このような欠点を解消するため、電子レンジ等に一般に
用いられている回転形Ｉｌｌ変１１℃抗器から成る時限
設定装置を設け、これによりタイマ時限を無段階に連続
的に設定し得るように構成することが考えられる。しか
し、乾燥機の場合、電子レンジのような細かな時限設定
は全く不要で、比較的大まかな時限設定で十分事足りる
から、タイマ時限を無段階に連続的に設定する方式は却
って操作が繁雑になる欠点がある。しかもこの場合、タ
イマ装置の回動形可変抵抗器に付随して比較的複雑な電
気回路を設けなければならず、大幅なコストアップを招
く欠点もある。

（発明が解決しようとする問題点） 以上要するに、上記従来のものでは、タイマ時限による
運転を選択できないか、或は選択できてもタイマ時限が
一定であったため、実用的でなく、使用者の多様な要求
を十分に満すことができなかった。かといって、電子レ
ンジ等に一般に用いられている回転形可変抵抗器から成
る時限設定装置を設ける構成とすれば、却って操作が繁
雑になるばかりか、これに付随して比較的１夏雑な電気
回路を設けなければならず、大幅なコストアップを招く
欠点もある。

本発明は上述した欠点を解決するためのもので、従って
その目的は、コース選択やタイマ時限の選択範囲を実用
上十分な範囲にまで広げることができて、使用者の多様
な要求に十分対応でき、しかもコースの選択及びタイマ
時限の設定操作を簡単化できると共に、製造コストの低
減化をも図り得る乾燥機を提供するにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の乾燥機は、複数の乾燥度制御運転コースの他に
、タイマ時限に基き乾燥運転が制御される時間制御運転
コースを設け、これらのコースから一つのコースの選択
を、一つのコース設定スイッチにより行い得るように構
成すると共に、前記時間制御運転コースにあってはその
タイマ時限を１Ｖ数段に選択設定し得るように構成した
ものである。

（作用） 一つのコース設定スイッチの操作によりコースの選択が
なされるから、コースの選択が簡単である。しかも、時
間制御運転コースのタイマ時限をｍ数段に設定可能とす
ることによ≧て、このコースを選択する使用者の便宜を
図ると共に、タイマ時限の設定操作が無段階設定方式の
ものに比して簡単である。その上、タイマ時限は複数種
だけであるから、タイマの電気回路構成が簡単である。

（実施例） 以下、本発明をドラム式乾燥機に適用した一実施例につ
いて第１図乃至第６図を参照して説明する。まず全体の
縦断側面図を示す第３図において、１はドラム式乾燥機
の外箱で、その前面に扉２により開閉される彼乾燥物出
入口３を形成している。４は外箱１内に配設した回転ド
ラムで、その前面側の円形開口部５を外箱１前而側に固
定された環状支持体６に回転自在に支持させると共に、
後端面中央に取着した軸７を外箱１背面側に固定された
横枠８に回転自在に支持させている。９は回転ドラム４
の後方部に配置したファンケーシングで、その内部に両
翼形のファン１０゛を配設している。このファン１０及
び回転ドラム４は外箱１の上部に配設したモータ１１に
より回転駆動される。この場合、ファン１０が回転する
と、回転ドラム４内の空気が回転ドラム４後而部のリン
トフィルタ１２、排気孔１３及びファンケーシング９前
面の通気孔１４を順に介してファンケーシング９内の前
側部分に吸入され、連通ダクト１５を通してヒータ１６
により加熱されつつ再び回転ドラム４内に戻される。こ
れと同時に、外箱１外の空気が外箱１背面中央部分の吸
気孔１７からファンケーシング９内の後側部分に吸入さ
れ、前述のようにしてファン１０の前面側を流れる回転
ドラム４側の空気と熱交換した後、外箱１背面外周部分
の排気孔１８から排出される。一方、１９はファンケー
シング９の通気孔１４部分に配置された例えばサーミス
タから成る排気温度センサで、これによって回転ドラム
４の排気温＋ｆｔを検出することにより、回転ドラム４
内の彼乾燥物の乾燥度を検出する。２０及び２１は環状
支持体６の内面側の下部と上部に夫々配設した下部検知
電極と」二部検知電極で、これら両者の検出値を比較す
ることによって彼乾燥物の回転による撹拌状態（以下「
布回り状態」と称す）が後述するようにして検出される
。そして、排気温度センサ１９及び両検知電極２０．２
１の出力信号はマイクロコンピュータ２２（第４図参照
）に入力される。このマイクロコンピュータ２２には、
仕上り乾燥度が異なる現数の乾燥度制御運転コースの他
に、タイマ時限に基き乾燥運転が制御される時間制御運
転コースを実行するための制御プログラムが記憶され、
更に、前記時間制御運転コースのタイマ時限を複数段に
選択設定し得るようにしている。この場合、乾燥度制御
運転コースとしては、仕上り乾燥度が標準的なものとな
る「標準」コース、生乾き状態でアイロンかけをするに
適した「アイロン」コース、「標準」コースよりも乾燥
度が高く例えば厚物の乾燥に適した「含入」コースの３
つのコースが設けられ、また、時間制御運転コースのタ
イマ時限としては、「３０分」、ｒ６０分」及び「９０
分」の３段階のものが設定されている。

一方、第２図に示すように外箱１の前向部には扉２の側
方に位置して縦長形状の操作パネル２３が設けられてお
り、以下この操作パネル２３の構成について第１図を参
照して説明する。２４は電源スィッチ、２５は乾燥運転
を開始及び停止１−させるためのスタート・ストップス
イッチ、２６はヒータ強弱切換スイッチで、これによっ
てヒータ１６を発熱量が大なる強ヒータ１６ａ又は発熱
量が小なる弱ヒータ１６ｂに選択的に切換える。このヒ
ータ強弱切換スイッチ２６の側方には、ヒータ１６の発
熱口の「強」、「弱」を表示するための例えば発光ダイ
オード等の発光索子２７．２８が設けられている。而し
て、２９はコース設定スイッチで、これの操作部は一つ
の抑圧形操作子から成り、これの抑圧操作の回数によっ
て前述した「標準」、「アイロン」、「含入」の各乾燥
度制御運転コース及び時間制御運転コースのうちから一
つのコースを選択すると共に、時間制御運転コースのタ
イマ時限を「３０分Ｊ、ｒ６０分」。

「９０分」のうちから一つを選択する。このコース設定
スイッチ２９の側方には、「アイロン」コース、「標準
」コース、「含入」コース及ヒ時ｌｕｌ制御運転コース
（マーク表示「タイマＪ　）　ヲ５Ｑ光するための例え
ば発光ダイオード等の発光素子３０乃至３３がマーク表
示と共に縦一列に配列されている。３４は例えば７セグ
メント形の３個の発光ダイオード表示素子を横一列に配
列して成る表示器で、これによって乾燥運転の残り所要
時間の予測値等を表示する。この場合、電源スィッチ２
４をオンすると、運転コースが自動的に「アイロン」コ
ースに設定され、これに対応する発光素子３０が点灯さ
れる。この状態で、コース設定スイッチ２９を１回押圧
すると、「標準」コースが選択されて当該発光索子３１
が点灯される。以後同様に、コース設定スイッチ２９の
抑圧回数に応じて、「含入」コース、時間制御運転コー
スの「３０分」、「６０分」、「９０分」の各タイマ時
限が順次選択される。その際、ｒ９０分」が選択されて
いるときにコース設定スイッチ２９を押圧すると、再度
「アイロン」コースから順次選択が繰返される。この場
合、時間制御運転コースが選択されたときには、マーク
表示「タイマ」に対応する発光索子３３が点灯されると
同時に、表示器３４にその時のタイマ時限を表示させる
。尚第４図において、３５は警報用のブザーである。

次に、上記構成の作用について説明する。乾燥運転を行
うに際しては、まず回転ドラム４内に衣類等の彼乾燥物
を投入し、電源スィッチ２４をオン操作する。この電源
スィッチ２４のオンにより、運転コースが自動的に乾燥
度制御運転コースのうちの「アイロン」コースに設定さ
れて当該発光素子３０が点灯される。「アイロン」コー
スで運転する場合にはこのままスタート・ストップスイ
ッチ２５をオン操作して乾燥運転を開始すれば良いが、
ここでは「標準」コース又は「含入」コースを選択する
ものとする。この場合には、コース設定スイッチ２９を
１回又は２回押圧する。これにより、所望のコースが選
択されると同時に、そのコースに対応した発光索子３１
又は３２が点灯される。この後、スタート・ストップス
イッチ２５をオン操作して乾燥運転を開始すると、その
後・ν１くして表示器３４に乾燥運転の残り所要時間の
ｐ測値が表示される。その後、この残り所要時間の予ｆ
ｉｐｌ値は時間の経過とともに順次減っていき、被乾燥
物の乾燥度が所定値になったところで、モータ１１及び
ヒータ１６が断電されて乾燥運転が終了する。

−方、例えば「アイロン」コースから時間制御運転コー
スに切換える場合には、コース設定スイッチ２９を３回
押圧する。これにより、「標準」、「倉入」を順に経て
時間制御運転コースに切換えられ且つタイマ時限が「３
０分」に設定される。

このとき、マーク表示「タイマ」に対応する発光索子３
３が点灯して時間制御運転コースが選択されていること
を表示すると共に、表示器３４に「３０」と表示されて
タイマ時限が３０分であることを示す。３０分の乾燥運
転を行う場合にはこめままスター！・・ストップスイッ
チ２５をオン操作して乾燥運転を開始すれば良い。一方
、タイマ時限を６０分又は９０分とする場合にはコース
設定スイッチ２９を更に１回又は２回抑圧操作した」二
でスタート・ストップスイッチ２５をオン操作する。こ
の場合、表示器３４にはその時のタイマ時限が表示され
る。そして乾燥運転開始後、時間の経過とともに表示器
３４の時間表示値が順次減っていき、その時間表示値が
０になった時点でモータ１１及びヒータ１６が断電され
て乾燥運転が終了する。

ところで、乾燥運転時に布回り状態が悪くなると、回転
ドラム４の回転による被乾燥物の撹拌効果が低下して、
乾燥効率の低下ひいては運転時間の長時間化を招く。そ
こで、本実施例では布回り状態が異常になった場合には
これを表示器３４に以下のように表示させるようにして
いる。

布回り状態が異常になるときの態様としては、（１）被
乾燥物が回転ドラム４の下部領域のみでだんご状の塊と
なって転がり運動する状態と、（２）被乾燥物が回転ド
ラム４の内周面にへばり付いて回転ドラム４と一体に回
転する状態の二種類がある。而して乾燥運転時には、下
部検知電極２０と上部検知電極２１に接触する被乾燥物
の接触頻度を両検知電極２０．２１により夫々検出し、
両検知電極２０．２１の出力を比較する。その結果、上
部検知電極２１側の接触頻度が下部検知電極２０側の接
触頻度の５０％〜７０％の範囲内である場合には布回り
状態が正常であると判断されるが、これが５０％以下に
なると、布回り状態が前述した（１）の異常状態になっ
たものと判断され、これを表示器３４に数字以外の表示
をさせることによって使用者に知らしめるものである。

このときの表示態様は、具体的には第５図に示すように
表示器３４の各発光ダイオード表示素子のセグメントの
うち下半分に存するものを矢印で示す順に繰返し発光さ
せるものである。一方、上部検知電極２１側の接触頻度
が下部検知電極２０側の接触頻度の７０％以上になると
、布回り状態が前述した（２）の異常状態になったもの
と判１υｉされ、この場合には第６図に示すように表示
器３４の各発光ダイオード表示素子のセグメントのうち
外周部に存するものを矢印で示す順に繰返し発光させる
ことによって使用者に知らしめるものである。

以上のようにして表示器３４に布回り状態の異常が表示
された場合には、使用者は乾燥運転を中断して回転ドラ
ム４内の被乾燥物を適宜はぐし１１せば良い。

本実施例によれば、複数の乾燥度制御運転コースの他に
タイマ時限による時間制御運転コースを設け、更にこの
時間制御運転コースのタイマ時限を複数段に設定可能に
したから、コース選択やタイマ時限の選択範囲を実用上
十分な範囲にまで広げることができて、使用者の多様な
要求に十分対応できる。しかも、これらのコースから一
つのコースの選択を、一つのコース設定スイッチ２９に
より行い得るから、コースの選択が簡単である。

更に、時間制御運転コースのタイマ時限の設定は■数の
うちからから一つを選択するものであるから、タイマ時
限の設定操作が無段階設定方式のものに比して簡単であ
る。乾燥機の場合、電子レンジのような細かな時限設定
は全く不要であるから、タイマ時限を複数段設けるだけ
で十分に実用的で　。

ある。また、タイマ時限は複数段だけであるから、タイ
マの電気回路構成が簡単になって、製造コストの低減化
にも寄与できる。

尚、本実施例ではタイマ時限の設定操作もコース設定ス
イッチ２９により行い得るようにしたから、コース選択
からタイマ時限設定までの操作が一層簡ｔドになる利点
がある。しかし、本発明は必ずしもこのように構成する
必要はなく、例えば第１図に二点鎖線で示すようにタイ
マ時限設定用の時限設定スイッチ３６をコース設定スイ
ッチ２９とは別に設け、タイマ時限による乾燥運転を行
う場合には、コース設定スイッチ２９により時間制御運
転コースを選択した上で、時限設定スイッチ３６の抑圧
操作により所望のタイマ時限に設定する構成としても良
い。このように構成しても、本発明の所期のＬ１的を確
実に達成できる。

また、本実施例ではタイマ時限の設定内容を残り運転時
間表示用の表示器３゛４に表示させるように構成したた
め、表示構造を簡単化できる利点がある。しかし、本発
明は必ずしもこのように構成する必要はなく、タイマ時
限の設定内容を表示する表示手段を表示器３４とは別に
設ける構成としても良い。具体的には、第７図に示す池
の実施例のように操作パネル２３に「タイマ類」、「タ
イマ中」、「タイマ長」のマーク表示を縦一列に付すと
共に、各マーク表示に側方に発光ダイオード等の発光素
子３７．３８．３９を設け、例えばタイマ時限が「３０
分」の場合には「タイマ類」の発光索子３７が発光する
構成としても良い。

その他、本発明は乾燥度制御運転コースの種類やタイマ
時限の複数を夫々２つ又は４つ以上としても良く、また
ドラム式乾燥機以外の乾燥機にも適用して実施できる等
、要旨を逸脱しない範囲内で種々変形１１能である。

［発明の効果］ 本発明は以上の説明から明らかなように、複数の乾燥度
制御運転コースの他に複数段にタイマ時限が選択可能な
時間制御運転コースを設けたから、コース選択やタイマ
時限の選択範囲を実用上十分な範囲にまで広げることが
できて、使用者の多様な要求に十分対応できる。しかも
、これらのコースから一つのコースの選択を、一つのコ
ース設定スイッチにより行い得るから、コースの選択が
簡単である。その上、時間制御運転コースのタイマ時限
の設定は複数のうちからから一つを選択するものである
から、タイマ時限の設定操作が簡単である。更に、タイ
マ時限は複数段だけであるから、タイマの電気回路構成
が簡単になって、製造コストの低減化にも寄与できると
いう優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明をドラム式乾燥機に適用した
一実施例を示したもので、第１図は操作パネル部分の正
面図、第２図は全体の斜視図、第３図は全体の縦断側面
図、第４図はブロック図、第５図及び第６図は布回り状
態の異常を表示するときの表示態様を示す表示器部分の
正面図であり、゛そして第７図は本発明の他の実施例を
示す操作パネルの部分正面図である。 図面中、１９は排気温度センサ、２９はコース設定スイ
ッチ、３０乃至３３は発光素子、３４は表示器、３６は
時限設定スイッチ、３７乃至３９は発光素子である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、仕上り乾燥度が異なる複数の乾燥度制御運転コース
   の他に、タイマ時限に基き乾燥運転が制御される時間制
   御運転コースを設け、これらのコースから一つのコース
   の選択を、一つのコース設定スイッチにより行い得るよ
   うに構成すると共に、前記時間制御運転コースにあって
   はそのタイマ時限を複数段に選択設定し得るように構成
   したことを特徴とする乾燥機。