JP2000102226A - 電動機の製造方法 - Google Patents

電動機の製造方法

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JP2000102226A
JP2000102226A JP10273784A JP27378498A JP2000102226A JP 2000102226 A JP2000102226 A JP 2000102226A JP 10273784 A JP10273784 A JP 10273784A JP 27378498 A JP27378498 A JP 27378498A JP 2000102226 A JP2000102226 A JP 2000102226A
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JP
Japan
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pole piece
jig
ring
support
magnetic pole
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Pending
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JP10273784A
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Inventor
Kosuke Suzuki
航介 鈴木
Hideto Muraoka
秀人 村岡
Tetsuo Suzuki
哲男 鈴木
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的低荷重で、磁極片の外周側にリング状ヨ
ーク部を高精度に固着することを可能にする。 【解決手段】ヨーク部16上に配置されたガイド治具3
8の案内作用下に、巻線が施された磁極片12が押し治
具40によって矢印B方向に押圧される。このため、先
ず、磁極片12の内側端部18に一体的に設けられた支
持リング28および支持治具32が前記磁極片12から
離脱された後、前記磁極片12が、前記ガイド治具38
に案内されて前記ヨーク部16内に圧入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティース状に分割
された複数の磁極片がその内周側を支持リングに保持さ
れた状態で、前記磁極片に巻線が施された後、前記磁極
片の外周側にリング状ヨーク部を固着する電動機の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電動機のステータは、ティース状
に分割された複数の磁極片に巻線が施されるとともに、
前記磁極片がヨークと一体的に形成され、あるいは該磁
極片がリング状ヨークに固着されている。例えば、磁極
片とヨークが分割された電動機として、特公平6−50
939号公報に開示された「電動機の固定子製造方法」
が知られている。
【0003】上記の従来技術には、リング状ヨークを複
数枚積層してヨーク部を構成し、複数の磁極片をその先
端側が切り離された状態で磁極片支持リングに接合して
鉄心板を構成し、この鉄心板を積層した歯部鉄心に巻線
を巻回してから前記ヨーク部の内周部に前記磁極片の各
外端を固着し、その後に前記磁極片を保持している前記
磁極片支持リングを分離除去する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、電動機を製造する際に、ヨーク部の内周
部に磁極片を固着した後、磁極片支持リングを前記磁極
片から切離する作業が行われている。このため、磁極片
の外周側にヨーク部を圧入する際に、この磁極片の外周
側と磁極片支持リングが嵌合している内周側とに偏った
負荷が作用し、前記磁極片の両端側に変形や歪みが発生
し易く、精度低下が惹起されるという不具合が指摘され
ている。さらに、磁極片支持リングを磁極片から切離す
る際に高荷重を付与するため、磁極片の変形が増大する
という問題がある。
【0005】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、比較的低荷重で、磁極片の外周側にリング状ヨーク
部を高精度に固着することが可能な電動機の製造方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動機の製
造方法では、支持リングに保持された磁極片に巻線が施
された後、リング状ヨーク部上にガイド治具が配置され
るとともに、前記磁極片の内周側に支持治具が配置され
る。そこで、磁極片の外径部をガイド治具で案内しなが
らこの磁極片が押圧されることにより、前記磁極片から
支持リングおよび支持治具が一体的に離脱される。次い
で、支持治具が磁極片から離脱した後、ガイド治具の案
内作用下に前記磁極片がリング状ヨーク部に嵌着され
る。
【0007】これにより、比較的低荷重で、磁極片の外
周側にリング状ヨーク部を固着することができるととも
に、この磁極片の両端側に偏った負荷が作用することが
なく、前記磁極片および前記リング状ヨーク部の変形を
有効に阻止することが可能になる。従って、高精度な電
動機の製造作業が効率的に遂行できる。
【0008】また、リング状ヨーク部が受け治具に載置
されるとともに、支持治具が前記受け治具に設けられた
突起部に保持されて所定の高さ位置に配置される。これ
により、磁極片とリング状ヨーク部との嵌着作業が、簡
単かつ確実に行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
電動機の製造方法により製造されるステータ10の斜視
説明図である。ステータ10は、ティース状に分割され
た複数の磁極片12と、それぞれ所定数の前記磁極片1
2に跨って巻き付けられる複数の巻線コイル14と、前
記磁極片12の外周側に固着されるリング状ヨーク部1
6とを備える。
【0010】磁極片12は、鉄系材料でプレス加工によ
り形成された板体を複数枚積層して構成されており、こ
の磁極片12は、内側端部18と外側端部20とを備え
た略T字状に設定される。内側端部18は幅方向に拡開
しており、外側端部20は磁極片12より幅狭でかつ外
方に向かって拡開している。
【0011】ヨーク部16は、略円板状の板体を複数枚
積層して略円筒状を有しており、その外周面に90゜間
隔ずつ離間して平坦面22が設けられる。ヨーク部16
の内周面24には、各磁極片12の外側端部20を圧入
するための凹部26がこのヨーク部16の軸方向(矢印
A方向)に延在して形成される。
【0012】図2Aおよび図2Bに示すように、製造工
程の途上において、リング状に配設された複数の磁極片
12は、巻線コイル14が施されるまで、種々のプレス
加工によってその内周側である内側端部18に形成され
た支持リング28によって一体的に保持されている。
【0013】図3は、本発明の実施形態に係る電動機の
製造方法を実施する製造装置30の概略構成説明図であ
り、図4は、前記製造装置30の分解斜視説明図であ
る。
【0014】製造装置30は、巻線コイル14が施され
た磁極片12から支持リング28を離脱させる支持治具
32と、ヨーク部16を保持するとともに、前記支持治
具32を所定の高さ位置に配置する突起部34が設けら
れた受け治具36と、前記ヨーク部16上に載置されて
前記磁極片12の外径部をガイドするガイド治具38
と、前記磁極片12に施された巻線コイル14を保護し
ながら前記磁極片12を前記ヨーク部16に嵌着させる
押し治具40とを備える。
【0015】受け治具36は、有底略円筒状に構成され
ており、その開口側端面に段部を介してリング状のヨー
ク用配置部42が形成される。この受け治具36の底面
中央から円柱状突起部34が所定の長さだけ突出して一
体的に設けられる。ガイド治具38は、ヨーク部16に
対応した形状に設定されており、各磁極片12の外径部
を案内するための内周面44には、前記磁極片12の外
側端部20を通過させるための凹部46がこのガイド治
具38の軸方向(矢印A方向)に延在して形成される。
ガイド治具38の内径部上端には、磁極片12を案内す
るためのテーパ面47が形成されている。
【0016】支持治具32の中央部には、受け治具36
の突起部34が嵌合する穴部48が所定の深さまで形成
される。この支持治具32の外周には、支持リング28
の形状に対応する凸部50が設けられる。押し治具40
は、外周に磁極片12の外側端部20に対応して複数の
膨出部52が形成される。この押し治具40は、磁極片
12に施された巻線コイル14を保護するための開口部
54を有するとともに、その内周面56には、支持リン
グ28を通過させるための凹部58が形成される。
【0017】このように構成される製造装置30を用い
てステータ10を製造する方法について、以下に説明す
る。
【0018】先ず、図2Aに示すように、プレス加工に
よって所定数の磁極片12が形成されるとともに、各磁
極片12の内側端部18に支持リング28が一体的に設
けられる。各磁極片12は、支持リング28を介してそ
れぞれの内側端部18が一体的に保持される。
【0019】支持リング28に保持された磁極片12
は、図2Bに示すように、所定数の前記磁極片12に跨
って巻線が施されることにより、巻線コイル14が形成
される。図3に示すように、受け治具36の配置部42
にヨーク部16が配置されるとともに、このヨーク部1
6上にガイド治具38がそれぞれの凹部26、46を一
致させた姿勢で配置されている。一方、受け治具36の
突起部34には、支持治具32がその穴部48に前記突
起部34の先端を嵌合して所定の高さ位置に保持されて
いる。
【0020】そこで、巻線が施された磁極片12は、外
径部をガイド治具38の内周面44に挿入するととも
に、その内径部に支持治具32を嵌合させてセットされ
る(図3参照)。次いで、磁極片12上に押し治具40
が配置され、この押し治具40が図示しないプレス手段
を介して下方向に押圧される。その際、磁極片12に施
された巻線コイル14は、押し治具40の開口部54に
収容されている。
【0021】押し治具40が磁極片12を、図3中、矢
印B方向(鉛直下方向)に押圧すると、前記磁極片12
の内側端部18に一体的に設けられている支持リング2
8に支持治具32の凸部50が当接する。この支持治具
32は、受け治具36の突起部34を介して所定の高さ
位置に保持されており、磁極片12が矢印B方向に押圧
されると、先ず、支持リング28が前記磁極片12から
離脱する。押し治具40が、さらに矢印B方向に移動す
ると、磁極片12がガイド治具38の案内作用下に矢印
B方向に移動し、この磁極片12から支持治具32全体
が離脱する(図5参照)。
【0022】各磁極片12は、外側端部20がガイド治
具38の凹部46に挿入されてガイドされており、この
磁極片12から支持治具32全体が離脱された後、ヨー
ク部16への圧入が開始される。ここで、ガイド治具3
8の凹部46とヨーク部16の凹部26とが一致して配
置されており、各磁極片12の外側端部20は、前記ガ
イド治具38の凹部46から前記ヨーク16の凹部26
に円滑かつ確実に移送され、前記磁極片12の外周側に
前記ヨーク部16が固着される(図6参照)。
【0023】この場合、本実施形態では、受け治具36
に設けられた突起部34で支持治具32が保持された状
態で、ヨーク部16上に配置されたガイド治具38の案
内作用下に、巻線が施された磁極片12が押し治具40
によって矢印B方向に押圧される。このため、先ず、磁
極片12の内側端部18に一体的に設けられた支持リン
グ28が支持治具32を介して磁極片12から離脱され
た後、この支持治具32全体が前記磁極片12から離脱
される。次いで、磁極片12は、ガイド治具38により
ヨーク部16内に案内されてこのヨーク部16内に圧入
される。
【0024】このように、磁極片12は、支持治具32
およびガイド治具38を介して内周面および外周面をガ
イドされるため、支持リング28の離脱時およびヨーク
部16への圧入時に、前記磁極片12や前記ヨーク部1
6に変形が発生することを確実に阻止することができ
る。特に、磁極片12から支持リング28および支持治
具32を離脱させた後、この磁極片12をヨーク部16
に圧入するため、押し治具40を介して高荷重を付与す
る必要がなく、前記磁極片12および前記ヨーク部16
の変形を有効に阻止して高精度なステータ10を効率的
に得ることが可能になるという効果がある。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る電動機の製造方法では、磁
極片から支持リングおよび支持治具が離脱した後、この
磁極片がリング状ヨーク部に圧入されるため、比較的低
荷重で、前記磁極片の外周部に前記リング状ヨークを固
着することができる。これにより、磁極片およびリング
状ヨーク部に変形が発生することがなく、高精度な電動
機を効率的に得ることができ、生産性の向上を図ること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動機の製造方法によ
り製造されるステータの斜視説明図である。
【図2】図2Aは、磁極片と支持リングの平面説明図で
あり、図2Bは、前記磁極片に巻線が施された状態の平
面説明図であり、図2Cは、前記磁極片がヨーク部に圧
入された状態の平面説明図である。
【図3】前記製造方法を実施する製造装置の概略構成説
明図である。
【図4】前記製造装置の分解斜視説明図である。
【図5】前記製造装置により前記磁極片から支持リング
および支持治具が離脱した状態の動作説明図である。
【図6】前記製造装置により前記極板片がヨーク部に圧
入された状態の動作説明図である。
【符号の説明】
10…ステータ 12…磁極片 14…巻線コイル 16…ヨーク部 18…内側端部 20…外側端部 28…支持リング 30…製造装置 32…支持治具 34…突起部 36…受け治具 40…押し治具 42…配置部 46、58…凹部 50…凸部 52…膨出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 哲男 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP07 PP10 PP13 QQ02 QQ19 SS03 SS05 SS10 SS19 TT13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ティース状に分割された複数の磁極片がそ
    の内周側を支持リングに保持された状態で、前記磁極片
    に巻線が施された後、前記磁極片の外周側にリング状ヨ
    ーク部を固着する電動機の製造方法であって、 前記リング状ヨーク部上にガイド治具を配置するととも
    に、前記巻線が施された前記磁極片の内周側に支持治具
    を配置する工程と、 前記磁極片の外径部を前記ガイド治具で案内しながら該
    磁極片を押圧することにより、前記磁極片から前記支持
    リングおよび前記支持治具を一体的に離脱させる工程
    と、 前記支持治具が前記磁極片から離脱した後、前記ガイド
    治具の案内作用下に該磁極片を前記リング状ヨーク部に
    嵌着させる工程と、 を有することを特徴とする電動機の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製造方法において、前記リ
    ング状ヨーク部が受け治具に載置されるとともに、 前記支持治具が前記受け治具に設けられた突起部に保持
    されて所定の高さ位置に配置されることを特徴とする電
    動機の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002262525A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Honda Motor Co Ltd 発電・電動機のステータ組立装置
JP2019068541A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 日本電産株式会社 ステータ製造装置およびステータの製造方法

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