JP4607355B2 - 発電・電動機のステータ組立装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インシュレータをステータコアの外形に倣って折り曲げ、ステータコアにリング状のヨークを嵌め込む発電・電動機のステータ組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インシュレータをステータコアの外形に倣って折り曲げ、ステータコアにリング状のヨークを嵌め込む発電・電動機のステータとして、 例えば、特許第2850450号公報「電動機の固定子製造方法」が知られる。ここで、インシュレータとは発電・電動機のステータコアにコイルを巻くときに、コイルとステータコアとを絶縁する絶縁部材を言う。
上記技術は、第1図によれば、磁極部22(符号は公報の符号を流用した)を構成する複数の歯11に合成樹脂等のモールドで一体的に形成した絶縁部66(インシュレータ)を被せ、磁極部22(ステータコア)に巻線77(コイル)を巻回し、この巻線77を絶縁部66の折曲部分55を覆い、複数の歯11の外周にリング状の継鉄部33を嵌合するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、巻線77を絶縁部66の折曲部分55で覆い、複数の歯11の外周にリング状の継鉄部33を嵌合する場合に、折曲部分55は折曲げ後、もとに戻ろうという性質があり、即ち折曲部分55の径外方向への戻り防止のため、接着等の固定処理が必要になる。
しかし、折曲部分55を折曲げ後、接着してから複数の歯11の外周にリング状の継鉄部33を嵌合するのでは、作業性は落ちる。
そこで、インシュレータをステータコアの外形に倣って折り曲げ、接着等の作業をすることなく、ステータコアにリング状のヨークを嵌め込むことのできる発電・電動機のステータ組立装置が望まれる。
【0004】
すなわち、本発明の目的は、インシュレータをステータコアの外形に倣って折り曲げ、接着等の作業をすることなく、ステータコアにリング状のヨークを嵌め込むことのできる技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、磁極片を所定のピッチで放射状に配列してステータコアを構成し、このステータコアにコイルとの絶縁をするためのインシュレータを被せ、このインシュレータからコイルとステータコアを囲むリング状のヨークとの絶縁をする延長部を径外方に延ばし、この延長部をステータコアに倣って折り曲げ、ステータコアにヨークを嵌め込む発電・電動機のステータ組立装置において、ステータコアを支持する支持台と、この支持台に対して昇降可能に取付けた筒状のハウジングと、このハウジングがステータコアの外形に近づくにつれて延長部をステータコアの外形に倣って折り曲げるためにハウジング内に設けた延長部と同数の螺旋状の羽根と、ハウジングを下降させるとともにハウジングの上部に載置したヨークをステータコアに押込む押込み手段とからステータ組立装置を構成し、インシュレータの延長部をステータコアの外形に倣って折り曲げつつステータコアにヨークを嵌め込むようにしたことを特徴とする。
【0006】
インシュレータを介してコイルを巻いたステータコアを支持台にセットし、押込み手段でハウジングを下降させ、ハウジング内に設けた螺旋状の羽根でインシュレータの延長部を折曲げ、ハウジングの上部に載置したヨークを同時に押込み手段でステータコアに押込み、このステータコアにヨークを嵌合させる。
【0007】
インシュレータの延長部をステータコアの外形に倣って折り曲げつつステータコアにリング状のヨークを嵌め込む装置があれば、折曲げた延長部を、例えば接着剤等で止める必要はなく、組立作業の作業性の向上及び組立時間の短縮を図る上で好都合である。そこで、支持台、ハウジング、螺旋状の羽根及び押込む押込み手段とから発電・電動機のステータ組立装置を構成することで、組立作業の作業性の向上及び組立時間の短縮を図る。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図9で本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置のワークとなるステータの組立手順の一例を示す。
【0009】
図1は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その1)である。
珪素鋼板などの板材を打抜いた複数枚のピース23・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)をかしめることで磁極片22を作り、この磁極片22を中子11に矢印a1の如く圧入する。複数の磁極片22・・・を中子11の外周にリング状に並べステータコア21を形成する。22aは磁極片22のかしめ部を示す。
中子11は、外周にピース23・・・を積層するための突起12・・・を形成し、後述するように、中子11を位置決めする位置決め孔13,14及びセンタ孔15を形成したものである。
【0010】
図2(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その2)である。
(a)はステータコア21の部分平面図を示し、中子11にピース23・・・を積層した状態を示す。図中、Aは磁極片22の幅を示す。
(b)はステータコア21の正面断面図を示し、中子11に磁極片22の仮組みしたステータコア21を示す。
【0011】
図3(a)〜(d)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その3)である。
(a)において、ステータコア21の下から一方のインシュレータ25を矢印a1の如く被せ、スータコア21の上から金属製の筒状部材27を矢印a2の如く被せ、この筒状部材27をステータコア21に溶接し、筒状部材27の上から他方のインシュレータ26を矢印a3の如く被せる。
【0012】
インシュレータ25は、円筒部25aに複数の底片25b・・・を周方向に延ばし、一つの底片25b端から一対の脚片25c,25dを延ばすことでコ字断面に形成し、一方の脚片25cから径外方に延長部25eを形成したものである。
なお、25fは、インシュレータ25の開口を示す。
インシュレータ26は、インシュレータ25と略同一構成の部材であり、26aは円筒部、26bは底片、26c,26dは脚片、26eは延長部、26fは開口を示す。
【0013】
(b)は、(a)のb−b断面図であり、磁極片22を覆うインシュレータ26の断面を示し、コ字形であることを示す。また、(c)は、(a)のc−c断面図であり、磁極片22を覆うインシュレータ25の断面を示し、同様にコ字形であることを示す。
(d)は、ステータコア21にインシュレータ25,26(一方の25は不図示)及び筒状部材27を取付けた組立状態を示す。
【0014】
図4(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その4)である。
(a)において、インシュレータ25,26及び筒状部材27を取付け済みにステータコア21に矢印a1の如くコミュテータ28を取付ける。
(b)は、コミュテータ28を取付け済みの平面を示す。
【0015】
図5(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その5)である。
(a)において、コミュテータ28を取付け済みにステータコア21にコイル29・・・を巻く。
(b)ステータコア21にコイル29・・・を巻線済みの平面を示す。
【0016】
図6(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その6)である。
(a)において、コイル29・・・を巻線済みのステータコア21にコイル29・・・の端部29a・・・をコミュテータ28に配線する。
(b)コミュテータ28にコイル29・・・の端部29a・・・を配線済みのステータコア21の平面を示す。
【0017】
図7(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その7)である。
(a)において、コミュテータ28にコイル29・・・の端部29a・・・を配線済みのステータコア21に、コイル29・・・の絶縁のためインシュレータ25,26(25は不図示)の延長部25e・・・,26e・・・(一方の25e・・・は不図示)をコイル29・・・側に矢印a1・・・の如く折曲げる。
(b)延長部25e・・・,26e・・・(一方の25e・・・は不図示)を折曲げ済みのステータコア21の平面を示す。
【0018】
図8(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その8)である。
(a)において、延長部25e,26e(図3参照)を折曲げ済みのステータコア21に矢印a1,a1の如くヨーク31を押込み、ステータコア21にヨーク31を嵌合させる。
(b)ステータコア21にヨーク31を嵌合済みのステータ20の平面を示す。
なお、本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置は、図3に示す延長部25e,26eの折曲げと、図8に示すヨーク31の嵌合を同一工程で加工・組立する装置である。
【0019】
図9は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その9)であり、ステータコア21から矢印a1の如く中子11を抜き、ステータ20の組立を終了する。
なお、必要に応じてコイル29・・・を樹脂で固めるようにしてもよい。
【0020】
以上に述べたステータの組立時に使用する装置であって、本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置を説明する。
図10は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の正面図である。
発電・電動機のステータ組立装置40(以下、「ステータ組立装置40」と略記する)は、C型フレーム41の下部に設けた支持台42と、C型フレーム41の下部から立てたガイドポスト43,43と、これらのガイドポスト43,43に昇降可能に取付けた昇降テーブル44と、この昇降テーブル44に取付けた筒状の折曲げ治具45と、昇降テーブル44をC型フレーム41の上方に付勢するスプリング46,46と、C型フレーム41の上部に設けた押込み手段47とからなる。
【0021】
昇降テーブル44は、テーブル本体51と、このテーブル本体51に取付けたガイド52,52と、テーブル本体51に取付けることで折曲げ治具45をセットするセット孔53とからなる。
【0022】
押込み手段47は、図示せぬ油圧シリンダと、この油圧シリンダで駆動するガイドポスト56、このガイドポスト56を案内するガイド57と、ガイドポスト56の先端に取付けた工具取付け板58と、この工具取付け板58にボルト59,59を介して取付けたヨーク押圧工具61と、このヨーク押圧工具61に取付けた中子押圧ピン62とからなる。
【0023】
図11は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の支持台の正面断面図である。
支持台42は、ベース板71と、ベース板71に取付けた外台72と、この外台72に取付けた外アタッチメント73と、外台72に昇降可能に取付けた内台74と、この内台74に取付けた内アタッチメント75と、内アタッチメント75を押上げるスプリング76と、このスプリング76を受ける受け板77とからなる。
72aは外台72に形成した案内溝、74aは内台74に取付けたピンであり、ピン74aを案内溝72aに嵌合させることで、内台74を外台72に対して回転することなく昇降できるようにしたものである。また、75aは中子11の位置決め孔13に嵌合させる位置決めピンである。
【0024】
すなわち、支持台42は、ステータコア21に矢印a,aの如くヨーク31を嵌め込みした後に、矢印bの如く中子11を押して内台74を下降できるようにすることで、ステータコア21にヨーク31を嵌合させるとともにステータコア21から中子11を抜くことを可能にした台である。
【0025】
図12は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の折曲げ治具の斜視図である。
折曲げ治具45は、筒状のハウジング81と、このハウジング81の上面に一体的に形成することでヨーク31(図10参照)を載置する載置台82と、ハウジング81の内側に取付けた複数の羽根83とからなる。
ハウジング81は、羽根83・・・を取付けるために外周から貫通させた取付け孔81a・・・を形成し、羽根83・・・を位置決めする凹部81b・・・を内周に形成したものであり、84・・・は羽根83・・・をそれぞれ取付けるボルトを示す。
載置台82は、ヨーク31を位置決めする位置決めピン82a・・・を形成し、昇降テーブル44(図10参照)に取付けるためのボルト孔82b・・・を形成したものである。
【0026】
図13(a)〜(d)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置における折曲げ治具の羽根形状の説明図である。
(a)は、羽根83の正面図であり、基部86から螺旋形に曲げた折曲げ部87を延ばし、この折曲げ部87の根元にハウジング81(図12参照)に止めるためのめねじ88を形成し、基部86にハウジング81に嵌合させる取付け部89を形成したものである。
(b)は、(a)のb矢視図であり、基部86の平面形状を示す。
【0027】
(e)は、(a)のe−e断面図であり、折曲げ部87は折曲げ前のインシュレータ25,26の延長部25e,26eに対してθ1傾斜させたものである。
(d)は、(a)のd−d断面図であり、折曲げ部87は折曲げ前のインシュレータ25,26の延長部25e,26eに対してθ2傾斜させたものであり、(d)は(e)に比べ傾斜を徐々に大きくしたものである(θ1<θ2)。
(c)は(a)のc−c断面図であり、折曲げ部87は折曲げ前のインシュレータ25,26の延長部25e,26eに対してθ3(ほぼ直角に)傾斜させたものである。
【0028】
すなわち、羽根83は、(e)において、放射状にせり出した延長部25e,26eを矢印e1の如くに曲げ、(d)において、羽根83を下降させるに連れて、矢印d1の如く曲げを強くし、(c)において、矢印c1の如く取付け面にほぼ水平まで曲げることのできるようにした螺旋状の羽根であって、図7(a),(b)に示すように、インシュレータ25,26の延長部25e,26eをコイル29側に曲げる役割を果たすものである。
【0029】
図14は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の側面図である。
ステータ組立装置40は、磁極片22(図3参照)を所定のピッチで放射状に配列してステータコア21を構成し、このステータコア21にコイル29・・・(図9参照)との絶縁をするためのインシュレータ25,26(図13参照)を被せ、これらのインシュレータ25,26からコイル29・・・とステータコア21を囲むリング状のヨーク31との絶縁をする延長部25e,26e(図13参照)を径外方に延ばし、これらの延長部25e,26eをステータコア21に倣って折り曲げ、ステータコア21にヨーク31を嵌め込む発電・電動機のステータ組立装置において、ステータコア31を支持する支持台42と、この支持台42に対して昇降可能に取付けた筒状のハウジング81と、このハウジング81がステータコア21の外形に近づくにつれて延長部25e,26eをステータコア21の外形に倣って折り曲げるためにハウジング81内に設けた延長部25e,26eと同数の螺旋状の羽根83・・・(図12参照)と、ハウジング81を下降させるとともにハウジング81の上部に載置したヨーク31をステータコア21に押込む押込み手段とからステータ組立装置40を構成し、インシュレータ25,26の延長部25e,26eをステータコア21の外形に倣って折り曲げつつステータコア21にヨーク31を嵌め込むようにしたものであると言える。
【0030】
すなわち、インシュレータ25,26(図13参照)を介してコイル29・・・(図9参照)を巻いたステータコア21を支持台42にセットし、押込み手段47でハウジング81を下降させ、ハウジング81内に設けた螺旋状の羽根83・・・でインシュレータの延長部を折曲げ、ハウジングの上部に載置したヨークを同時に押込み手段でステータコアに押込み、このステータコアにヨークを嵌合させようにしたものである。
【0031】
インシュレータ25,26の延長部25e,26e(図13参照)をステータコア21の外形に倣って折り曲げつつステータコア21にリング状のヨーク31を嵌め込む装置があれば、折曲げた延長部25e,26eを、例えば接着剤等で止める必要はなく、組立作業の作業性の向上及び組立時間の短縮を図る上で好都合である。
【0032】
そこで、ステータコア21を支持する支持台42と、この支持台42に対して昇降可能に取付けた筒状のハウジング81と、このハウジング81がステータコア21の外形に近づくにつれて図3に示す延長部25e,26eをステータコア21の外形に倣って折り曲げるためにハウジング81内に設けた延長部25e,26eと同数の螺旋状の羽根83・・・(図12参照)と、ハウジング81を下降させるとともにハウジング81の上部に載置したヨーク31をステータコア21に押込む押込み手段47とからステータ組立装置40を構成したので、インシュレータ25,26の折曲げ及びヨーク31の嵌め込みを同時に行なうことができ、組立作業の作業性の向上及び組立時間の短縮を図ることができる。
この結果、ステータ20(図9参照)の組立コストの低減を図ることができる。
【0033】
以上に述べたステータ組立装置40の作用を次に説明する。
図15(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の作用説明図(その1)である。
(a)において、支持台42にステータコア21をセットし、折曲げ治具45の載置台82にヨーク31をセットする。
(b)において、押込み手段47でヨーク押圧治具61及び中子押圧ピン62を矢印▲1▼の如く下降させ、ヨーク31にヨーク押圧治具61を当てる。
【0034】
図16(a),(b)は本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の作用説明図(その2)である。
(a)において、ヨーク押圧治具61でヨーク31を押圧することで、昇降テーブル44及び折曲げ治具45を連れて矢印▲2▼の如く下降させる。
(b)において、押込み手段47でヨーク押圧治具61及び中子押圧ピン62を矢印▲3▼の如く下降させる。
ヨーク押圧治具61でヨーク31を押圧することで、図3及び図13で説明したように、延長部25e,26eを折曲げつつ、ステータコア21にヨーク31を押込み、嵌合させるとともに、中子押圧ピン62で中子11を押圧することで、ステータコア21から中子を抜く。
【0035】
尚、実施の形態で説明したステータ組立装置40は、図3に示すインシュレータ25,26の延長部25e,26eをステータコア21の外形に倣って折り曲げつつステータコア21にリング状のヨーク31(図11参照)を嵌め込み、且つステータコア21から中子11を抜く装置でもある。すなわち、同一工程で中子11をも抜くことのできる装置とすることで、さらなるステータの組立性の向上を図ることができる。
しかし、本発明は、インシュレータの折曲げ、ヨークの嵌め込み及び中子の取外しの作業を同時に行なう装置に限定するものではなく、インシュレータの折曲げ及びヨークの嵌め込みを同時に行なうことのできる装置であればよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
インシュレータの延長部をステータコアの外形に倣って折り曲げつつステータコアにリング状のヨークを嵌め込む装置があれば、折曲げた延長部を、例えば接着剤等で止める必要はなく、組立作業の作業性の向上及び組立時間の短縮を図る上で好都合である。
そこで、本発明では、ステータコアを支持する支持台と、この支持台に対して昇降可能に取付けた筒状のハウジングと、このハウジングがステータコアの外形に近づくにつれて延長部をステータコアの外形に倣って折り曲げるためにハウジング内に設けた延長部と同数の螺旋状の羽根と、ハウジングを下降させるとともにハウジングの上部に載置したヨークをステータコアに押込む押込み手段とからステータ組立装置を構成したので、インシュレータの折曲げ及びヨークの嵌め込みを同時に行なうことができ、組立作業の作業性の向上及び組立時間の短縮を図ることができる。
この結果、ステータの組立コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その1)
【図2】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その2)
【図3】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その3)
【図4】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その4)
【図5】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その5)
【図6】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その6)
【図7】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その7)
【図8】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その8)
【図9】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置で組立るステータの説明図(その9)
【図10】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の正面図
【図11】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の支持台
【図12】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の折曲げ治具
【図13】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置における折曲げ治具の羽根形状の説明図
【図14】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の側面図
【図15】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の作用説明図(その1)
【図16】本発明に係る発電・電動機のステータ組立装置の作用説明図(その2)
【符号の説明】
20…ステータ、21…ステータコア、22…磁極片、25,26…インシレータ、25e,26e…延長部、29…コイル、40…ステータ組立装置、42…支持台、47…押込み手段、81…ハウジング、83…羽根。
Claims (1)
- 磁極片を所定のピッチで放射状に配列してステータコアを構成し、このステータコアにコイルとの絶縁をするためのインシュレータを被せ、このインシュレータから前記コイルとステータコアを囲むリング状のヨークとの絶縁をする延長部を径外方に延ばし、この延長部を前記ステータコアに倣って折り曲げ、前記ステータコアに前記ヨークを嵌め込む発電・電動機のステータ組立装置において、
前記ステータコアを支持する支持台と、この支持台に対して昇降可能に取付けた筒状のハウジングと、このハウジングがステータコアの外形に近づくにつれて前記延長部をステータコアの外形に倣って折り曲げるために前記ハウジング内に設けた前記延長部と同数の螺旋状の羽根と、前記ハウジングを下降させるとともに前記ハウジングの上部に載置した前記ヨークをステータコアに押込む押込み手段とからなり、
前記インシュレータの延長部を前記ステータコアの外形に倣って折り曲げつつ前記ステータコアに前記ヨークを嵌め込むようにしたことを特徴とする発電・電動機のステータ組立装置。
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