JP3299155B2 - 電動機の製造装置 - Google Patents

電動機の製造装置

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JP3299155B2 JP32113897A JP32113897A JP3299155B2 JP 3299155 B2 JP3299155 B2 JP 3299155B2 JP 32113897 A JP32113897 A JP 32113897A JP 32113897 A JP32113897 A JP 32113897A JP 3299155 B2 JP3299155 B2 JP 3299155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティース状に分割
された複数の磁極片が、その内周側を支持リングに保持
された状態で前記磁極片に巻線が施された後、前記磁極
片の外周側にリング状ヨーク部を固着する電動機の製
置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電動機のステータは、ティース状
に分割された複数の磁極片に巻線が施されるとともに、
前記磁極片がヨークと一体的に形成され、あるいは該磁
極片がリング状ヨークに固着されている。例えば、磁極
片とヨークが分割された電動機として、特公平6−50
939号公報に開示された「電動機の固定子製造方法」
が知られている。
【0003】上記の従来技術には、リング状ヨークを複
数枚積層してヨーク部を構成し、複数の磁極片をその先
端側が切り離された状態で磁極片支持リングに接合して
鉄心板を構成し、この鉄心板を積層した歯部鉄心に巻線
を巻回してから前記ヨーク部の内周部に前記磁極片の各
外端を固着し、その後に前記磁極片を保持している前記
磁極片支持リングを分離除去する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、電動機を製造する際に、ヨーク部の内周
部に磁極片を固着する工程と、磁極片支持リングを前記
磁極片から切離する工程とが個別に独立して行われてい
るため、製造作業全体の工程数が増加してしまい、生産
性が低下するという問題が指摘されている。さらに、磁
極片の外周側にヨーク部を圧入する作業と、この磁極片
の内周側から磁極片支持リングを切離する作業とが、そ
れぞれ個別に行われている。これにより、磁極片の外周
側と内周側とに偏った負荷が作用し、前記磁極片の両端
側に変形や歪みが発生し易く、精度低下が惹起されると
いう不具合がある。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、製造作業全体を簡素化して生産性を向上させると
ともに、所望の精度を維持することが可能な電動機の製
造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係る電動機の製造装置では、支持リング
に保持された磁極片に巻線が施された後、前記磁極片か
ら前記支持リングを離脱させる動作と、前記磁極片の外
周側にリング状ヨーク部を固着させる動作とが、同一工
程内で行われる。このため、電動機の製造作業全体の工
程数を有効に削減することができ、前記電動機の生産性
が有効に向上する。
【0007】ここで、離脱治具と固着治具とが進退自在
な着脱治具に一体的に設けられており、製造装置全体の
簡素化が図られる。さらに、同一工程内で支持リングの
離脱動作とリング状ヨーク部の固着動作とが同時に行わ
れている。これにより、磁極片の両端側に偏った負荷が
作用することがなく、前記磁極片の変形や歪みの発生を
確実に阻止して、電動機を高精度に維持することが可能
になる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
電動機の製造装置により製造されるステータ10の斜視
説明図である。ステータ10は、ティース状に分割され
た複数の磁極片12と、それぞれ所定数の前記磁極片1
2に跨って巻き付けられる複数の巻線コイル14と、前
記磁極片12の外周側に固着されるリング状ヨーク部1
6とを備える。
【0009】磁極片12は、鉄系材料でプレス加工によ
り形成された板体を複数枚積層して構成されており、こ
の磁極片12は、内側端部18と外側端部20とを備え
た略T字状に設定される。内側端部18は幅方向に拡開
しており、外側端部20は磁極片12より幅狭でかつ外
方に向かって拡開している。
【0010】ヨーク部16は略円筒状を有しており、そ
の外周面に90゜間隔ずつ離間して平坦面22が設けら
れる。ヨーク部16の内周面24には、各磁極片12の
外側端部20を圧入するための凹部26がこのヨーク部
16の軸方向(矢印A方向)に延在して形成される。
【0011】図2(a)に示すように、製造工程の途上
において、リング状に配設された複数の磁極片12は、
巻線コイル14が施されるまで、後述する種々のプレス
加工によってその内周側である内側端部18に形成され
た支持リング28によって一体的に保持されている。
【0012】図3は、本発明の実施形態に係る電動機の
製造装置30の概略構成説明図である。製造装置30
は、下型32と上型(駆動手段)34とを備え、この上
型34がガイド36を介して昇降自在に支持される。下
型32上にはプレート38が設けられ、このプレート3
8にスプリング40を介して樹脂モールド治具42が所
定の高さ範囲内で昇降自在に支持される。樹脂モールド
治具42の内方に位置して、受け治具44がプレート3
8上に固着される。
【0013】図3および図4に示すように、受け治具4
4は略リング状に構成されており、その外周部に複数の
突起46が軸方向(矢印A方向)に延在して形成され
る。受け治具44の上端側には、巻線コイル14を受容
するためのリング状凹部48が形成される。受け治具4
4の内周面50には、複数の磁極片12の内側端部18
を連結している支持リング28の形状に対応する溝部5
2が軸方向に延在して形成される。
【0014】上型34には着脱治具54が取り付けられ
ており、この着脱治具54は、磁極片12の外周側にヨ
ーク部16を固着させるための固着治具56と、前記磁
極片12の内周側から支持リング28を離脱させるため
の離脱治具58とを一体的に備えている。
【0015】固着治具56は、上型34の裏面側にネジ
止めされており、その中央部に取付部60が膨出形成さ
れるとともに、この取付部60を周回して巻線コイル1
4を受容するリング状凹部62が形成される。凹部62
の外方には、ヨーク部16の端面を押圧するための押圧
部64が設けられる。離脱治具58は、取付部60にボ
ルト(図示せず)を介して固着されており、この離脱治
具58の外周には、支持リング28の形状に対応する凹
凸部68が形成される(図4参照)。
【0016】このように構成される製造装置30を用い
てステータ10を製造する方法について、以下に説明す
る。
【0017】先ず、図2(a)に示すように、プレス加
工によって所定数の磁極片12が形成されるとともに、
磁極片12の内側端部18に支持リング28が一体的
に設けられる。支持リング28は種々の工程で形成され
ており、例えば、図(a)に示すプレス機80が用い
られる。このプレス機80は、下型82と上型84を備
え、この下型82にはピストンを構成する下側プレス8
6が設けられ、前記上型84には昇降自在な上側プレス
88が設けられる。
【0018】そこで、下型82と上型84の間に素材9
0が配置され、上側プレス88が下方向に付勢されるこ
とにより、磁極片12の内側端部18から支持リング2
8が一旦打ち抜かれる(図5(b)参照)。次に、下側
プレス86が付勢され、支持リング28が磁極片12の
内側端部18と同一面上に戻され(図5(c)参照)、
あるいは、前記支持リング28が前記内側端部18側に
所定の隙間を設けて戻される(図5(d)参照)。これ
により、図2(a)に示すように、各磁極片12は、支
持リング28を介してそれぞれの内側端部18が一体的
に保持される。
【0019】なお、プレス機80に代替して、図6
(a)に示すプレス機80aを用いることができる。プ
レス機80aは、下型82aと上型84aとを備え、こ
の上型84aに上側プレス88aが配設される。そし
て、支持リング28が、上側プレス88aを介して磁極
片12の内側端部18から所定の距離だけ打ち抜かれる
(図6(b)参照)。
【0020】支持リング28に保持された磁極片12
は、図2(b)に示すように、所定数の前記磁極片12
に跨って巻線が施されることにより、巻線コイル14が
形成される。巻線が施された磁極片12は、図3に示す
ように、製造装置30を構成する下型32上の受け治具
44に配置されるとともに、この磁極片12上にヨーク
部16が配設される。
【0021】次いで、上型34がガイド36の案内作用
下に下方向に移動され、着脱治具54を介して磁極片1
2から支持リング28を離脱させる動作と、前記磁極片
12の外側端部20にヨーク部16を固着させる動作と
が、同一工程内で同時に行われる。具体的には、着脱治
具54が上型34と一体的に下降すると、固着治具56
の押圧部64がヨーク部16に当接してこのヨーク部1
6を下方向に押圧する一方、離脱治具58が支持リング
28に当接し、この支持リング28を下方向に押圧す
る。
【0022】ヨーク部16は、凹部26を各磁極片12
の外側端部20に一致させた状態で下降し、この凹部2
6に前記外側端部20を圧入することにより、前記磁極
片12の外周側に前記ヨーク部16が固着される。離脱
治具58には凹凸部68が支持リング28の形状に対応
して配置されており、この離脱治具58が下降すること
によって前記支持リング28のみが下方向に押圧され、
該支持リング28が磁極片12の内側端部18から離脱
する(図7参照)。なお、樹脂モールド治具42は、ス
プリング40を介して昇降し、図示しないインシュレー
タを折り曲げるためのガイドとして機能する。
【0023】この場合、本実施形態では、着脱治具54
を下降させるだけで、固着治具56を介して磁極片12
の外周側にヨーク部16を固着させる動作と、離脱治具
58を介して前記磁極片12から支持リング28を離脱
させる動作とを、同一工程内で行うことができる。これ
により、ヨーク部16の固着動作と支持リング28の離
脱動作とを独立して行うものに比べ、工程数が有効に削
減されてステータ10の製造作業全体が効率的かつ迅速
に遂行されるという効果が得られる。
【0024】さらに、磁極片12が受け治具44上に載
置された状態で、この磁極片12の内周側から支持リン
グ28を離脱する動作と、前記磁極片12の外周側にヨ
ーク部16を圧入する作業とが同時に行われている。従
って、磁極片12の両端側に偏った負荷が作用すること
がなく、前記磁極片12の変形や歪みを可及的に阻止す
ることができ、所望の精度を確実に維持することが可能
になる。
【0025】なお、本実施形態では、支持リング28の
離脱動作とヨーク部16の圧入動作とを同時に行ってい
るが、同一工程内において、前記支持リング28の離脱
を先行させ、あるいは、前記ヨーク部16の圧入を先行
させてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電動機の製
造装置では、巻線が施された磁極片から支持リングを離
脱させる動作と、この磁極片の外周側にリング状ヨーク
部を固着させる動作とが、同一工程内で行われるため、
製造工程全体が有効に簡素化かつ迅速化され、生産性の
向上が容易に図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動機の製造装置によ
り製造されるステータの斜視説明図である。
【図2】前記製造装置を用いてステータを製造する説明
図である。
【図3】前記製造装置の概略構成説明図である。
【図4】前記製造装置の分解斜視説明図である。
【図5】支持リングの製造工程説明図である。
【図6】前記支持リングの他の製造工程説明図である。
【図7】前記製造装置の動作説明図である。
【符号の説明】
10…ステータ 12…磁極片 14…巻線コイル 16…ヨーク部 18…内側端部 20…外側端部 28…支持リング 30…製造装置 32…下型 34…上型 44…受け治具 54…着脱治具 56…固着治具 58…離脱治具
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/02 H02K 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ティース状に分割された複数の磁極片の
    周側を支持リングに保持た状態で前記磁極片に巻線
    た後、前記磁極片の外周側にリング状ヨーク部を固
    着する電動機の製造装置であって、 前記巻線が施された前記磁極片から前記支持リングを離
    脱させる離脱治具と、前記離脱治具に一体的に設けられ
    前記磁極片の外周側に前記リング状ヨーク部を圧入固着
    させる固着治具と、前記巻線が施された前記磁極片に指向して 前記離脱治具
    前記固着治具変位させる駆動手段と、前記巻線が施された前記磁極片を介して、前記離脱治具
    と前記固着治具とに対向配置され前記磁極片を受ける受
    け治具と、 を備え、前記受け治具は、前記磁極片に施された前記巻
    線を受容するリング状凹部を有し、前記受け治具の内周
    部で前記磁極片の内周側を支持するとともに、前記受け
    治具の外周部で前記磁極片の外周側を支持することを特
    徴とする電動機の製造装置。
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