JP2000209821A - 電動機の製造装置 - Google Patents

電動機の製造装置

Info

Publication number
JP2000209821A
JP2000209821A JP11005547A JP554799A JP2000209821A JP 2000209821 A JP2000209821 A JP 2000209821A JP 11005547 A JP11005547 A JP 11005547A JP 554799 A JP554799 A JP 554799A JP 2000209821 A JP2000209821 A JP 2000209821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole piece
jig
ring
support
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11005547A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Suzuki
航介 鈴木
Hideto Muraoka
秀人 村岡
Tetsuo Suzuki
哲男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP11005547A priority Critical patent/JP2000209821A/ja
Publication of JP2000209821A publication Critical patent/JP2000209821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的低荷重で、磁極片の外周側にリング状ヨ
ーク部を高精度に固着することを可能にする。 【解決手段】巻線が施された磁極片12から支持リング
28を離脱させる支持治具32と、ヨーク部16を保持
するとともに、前記支持治具32を所定の高さ位置に配
置する突起部34が設けられた受け治具36と、前記ヨ
ーク部16上に載置されて前記磁極片12の外径部をガ
イドするガイド治具38と、前記磁極片12を前記ヨー
ク部16に嵌着させる押し治具40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティース状に分割
された複数の磁極片がその内周側を支持リングに保持さ
れた状態で、前記磁極片に巻線が施された後、前記磁極
片の外周側にリング状ヨーク部を固着する電動機の製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電動機のステータは、ティース状
に分割された複数の磁極片に巻線が施されるとともに、
前記磁極片がヨークと一体的に形成され、あるいは該磁
極片がリング状ヨークに固着されている。例えば、磁極
片とヨークが分割された電動機として、特公平6−50
939号公報に開示された「電動機の固定子製造方法」
が知られている。
【0003】上記の従来技術には、リング状ヨークを複
数枚積層してヨーク部を構成し、複数の磁極片をその先
端側が切り離された状態で磁極片支持リングに接合して
鉄心板を構成し、この鉄心板を積層した歯部鉄心に巻線
を巻回してから前記ヨーク部の内周部に前記磁極片の各
外端を固着し、その後に前記磁極片を保持している前記
磁極片支持リングを分離除去する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、電動機を製造する際に、ヨーク部の内周
部に磁極片を固着した後、磁極片支持リングを前記磁極
片から切離する作業が行われている。このため、磁極片
の外周側にヨーク部を圧入する際に、この磁極片の外周
側と磁極片支持リングが嵌合している内周側とに偏った
負荷が作用し、前記磁極片の両端側に変形や歪みが発生
し易く、精度低下が惹起されるという不具合が指摘され
ている。さらに、磁極片支持リングを磁極片から切離す
る際に高荷重を付与するため、磁極片の変形が増大する
という問題がある。
【0005】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、比較的低荷重で、磁極片の外周側にリング状ヨーク
部を高精度に固着することが可能な電動機の製造装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動機の製
造装置では、支持リングに保持された磁極片に巻線が施
された後、受け冶具にリング状ヨーク部が保持されると
ともに、前記リング状ヨーク部にガイド冶具が載置され
る。次いで、受け冶具の突起部に支持冶具が配置された
状態で、押し冶具を介して磁極片がリング状ヨーク部側
に押し込まれると、前記支持冶具の作用下に前記磁極片
から支持リングが離脱した後、該磁極片がガイド冶具に
その外径部をガイドされながら前記リング状ヨーク部に
嵌着される。
【0007】これにより、比較的低荷重で、磁極片の外
周側にリング状ヨーク部を固着することができるととも
に、この磁極片の両端側に偏った負荷が作用することが
なく、前記磁極片および前記リング状ヨーク部の変形を
有効に阻止することが可能になる。従って、高精度な電
動機の製造作業を効率的に遂行することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
電動機の製造装置30により製造されるステータ10の
斜視説明図である。ステータ10は、ティース状に分割
された複数の磁極片12と、それぞれ所定数の前記磁極
片12に跨って巻き付けられる複数の巻線コイル14
と、前記磁極片12の外周側に固着されるリング状ヨー
ク部16とを備える。
【0009】磁極片12は、鉄系材料でプレス加工によ
り形成された板体を複数枚積層して構成されており、こ
の磁極片12は、内側端部18と外側端部20とを備え
た略T字状に設定される。内側端部18は幅方向に拡開
しており、外側端部20は磁極片12より幅狭でかつ外
方に向かって拡開している。
【0010】ヨーク部16は、略円板状の板体が複数枚
積層された略円筒状を有しており、その外周面に90゜
間隔ずつ離間して平坦面22が設けられる。ヨーク部1
6の内周面24には、各磁極片12の外側端部20を圧
入するための凹部26がこのヨーク部16の軸方向(矢
印A方向)に延在して形成される。
【0011】図2Aおよび図2Bに示すように、製造工
程の途上において、リング状に配設された複数の磁極片
12は、巻線コイル14が施されるまで、種々のプレス
加工によってその内周側である内側端部18に形成され
た支持リング28によって一体的に保持されている。
【0012】図3は、本発明の実施形態に係る電動機の
製造装置30の概略構成説明図であり、図4は、前記製
造装置30の分解斜視説明図である。
【0013】製造装置30は、巻線コイル14が施され
た磁極片12から支持リング28を離脱させる支持治具
32と、ヨーク部16を保持するとともに、前記支持冶
具32を所定の高さ位置に配置する突起部34が設けら
れた受け冶具36と、前記ヨーク部16上に載置されて
前記磁極片12の外径部をガイドするガイド冶具38
と、前記磁極片12に施された巻線コイル14を保護し
ながら前記磁極片12を前記ヨーク部16に嵌着させる
押し治具40とを備える。
【0014】受け治具36は、有底略円筒状に構成され
ており、その開口側端面に段部を介してリング状のヨー
ク用配置部42が形成される。この受け冶具36の底面
中央から円柱状突起部34が所定の長さだけ突出して一
体的に設けられる。ガイド冶具38は、ヨーク部16に
対応した形状に設定されており、各磁極片12の外径部
を案内するための内周面44には、前記磁極片12の外
側端部20を通過させるための凹部46がこのガイド冶
具38の軸方向(矢印A方向)に延在して形成される。
ガイド治具38の内径部上端には、磁極片12を案内す
るためのテーパ面47が形成されている。
【0015】支持治具32の中央部には、受け冶具36
の突起部34が嵌合する穴部48が所定の深さまで形成
される。この支持冶具32の外周には、支持リング28
の形状に対応する凸部50が設けられる。押し冶具40
は、外周に磁極片12の外側端部20に対応して複数の
膨出部52が形成される。この押し冶具40は、磁極片
12に施された巻線コイル14を保護するための開口部
54を有するとともに、その内周面56には、支持リン
グ28を通過させるための凹部58が形成される。
【0016】このように構成される製造装置30を用い
てステータ10を製造する方法について、以下に説明す
る。
【0017】先ず、図2Aに示すように、プレス加工に
よって所定数の極板片12が形成されるとともに、各極
板片12の内側端部18に支持リング28が一体的に設
けられる。各磁極片12は、支持リング28を介してそ
れぞれの内側端部18が一体的に保持される。
【0018】支持リング28に保持された磁極片12
は、図2Bに示すように、所定数の前記磁極片12に跨
って巻線が施されることにより、巻線コイル14が形成
される。図3に示すように、受け治具36の配置部42
にヨーク部16が配置されるとともに、このヨーク部1
6上にガイド治具38がそれぞれの凹部26、46を一
致させた姿勢で配置されている。一方、受け治具36の
突起部34には、支持部32がその穴部48に前記突起
部34の先端を嵌合して所定の高さ位置に保持されてい
る。
【0019】そこで、巻線が施された磁極片12は、外
径部をガイド治具38の内周面44に挿入するととも
に、その内径部に支持治具32を嵌合させてセットされ
る(図3参照)。次いで、磁極片12上に押し治具40
が配置され、この押し治具40が図示しないプレス手段
を介して下方向に押圧される。その際、磁極片12に施
された巻線コイル14は、押し治具40の開口部54に
収容されている。
【0020】押し治具40が磁極片12を、図3中、矢
印B方向(鉛直下方向)に押圧すると、前記磁極片12
の内側端部18に一体的に設けられている支持リング2
8に支持治具32の凸部50が当接する。この支持治具
32には、受け治具36の突起部34を介して所定の高
さ位置に保持されており、磁極片12が矢印B方向に押
圧されると、支持リング28が前記磁極片12から離脱
する(図5参照)。
【0021】各磁極片12は、外側端部20がガイド治
具38の凹部46に挿入されてガイドされており、支持
リング28が離脱された後、ヨーク部16への圧入が開
始される。ここで、ガイド治具38の凹部46とヨーク
部16の凹部26とが一致して配置されており、各磁極
片12の外側端部20は、前記ガイド治具38の凹部4
6から前記ヨーク部16の凹部26に円滑かつ確実に移
送され、前記磁極片12の外周側に前記ヨーク部16が
固着される(図6参照)。
【0022】この場合、本実施形態では、受け治具36
に設けられた突起部34で支持治具32が保持された状
態で、ヨーク部16上に配置されたガイド治具38の案
内作用下に、巻線が施された磁極片12が押し治具40
によって矢印B方向に押圧される。このため、先ず、磁
極片12の内側端部18に一体的に設けられた支持リン
グ28が、支持治具32を介して磁極片12から離脱さ
れる。次いで、磁極片12は、ガイド治具38によりヨ
ーク部16内に案内されてこのヨーク部16内に圧入さ
れている。
【0023】このように、磁極片12は、支持治具32
およびガイド治具38を介して内周面および外周面をガ
イドされるため、支持リング28の離脱時およびヨーク
部16への圧入時に、前記磁極片12や前記ヨーク部1
6に変形が発生することを確実に阻止することができ
る。特に、磁極片12から支持リング28を離脱させた
後、この磁極片12をヨーク部16に圧入するため、押
し治具40を介して高荷重を付与する必要がなく、前記
磁極片12および前記ヨーク部16の変形を有効に阻止
して高精度なステータ10を効率的に得ることが可能に
なるという効果がある。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る電動機の製造装置では、磁
極片から支持リングが離脱した後、この磁極片がリング
状ヨーク部に圧入されるため、比較的低荷重で、前記磁
極片の外周部に前記リング状ヨーク部を固着することが
できる。これにより、磁極片およびリング状ヨーク部に
変形が発生することがなく、高精度な電動機を効率的に
得ることができ、生産性の向上を図ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動機の製造装置によ
り製造されるステータの斜視説明図である。
【図2】図2Aは、磁極片と支持リングの平面説明図で
あり、図2Bは、前記磁極片に巻線が施された状態の平
面説明図であり、図2Cは、前記磁極片がヨーク部に圧
入された状態の平面説明図である。
【図3】前記製造装置の概略構成説明図である。
【図4】前記製造装置の分解斜視説明図である。
【図5】前記製造装置により前記磁極片から支持リング
が離脱した状態の動作説明図である。
【図6】前記製造装置により前記極板片がヨーク部に圧
入された状態の動作説明図である。
【符号の説明】
10…ステータ 12…磁極片 14…巻線コイル 16…ヨーク部 18…内側端部 20…外側端部 28…支持リング 30…製造装置 32…支持治具 34…突起部 36…受け治具 40…押し治具 42…配置部 46、58…凹部 50…凸部 52…膨出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 哲男 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AB04 AB06 AC06 AD04 AE06 AE07 5H615 AA01 BB01 BB14 BB16 PP01 PP07 PP08 PP11 PP13 QQ05 QQ11 QQ27 SS03 SS19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ティース状に分割された複数の磁極片がそ
    の内周側を支持リングに保持された状態で、前記磁極片
    に巻線が施された後、前記磁極片の外周側にリング状ヨ
    ーク部を固着する電動機の製造装置であって、 前記巻線が施された前記磁極片から前記支持リングを離
    脱させる支持治具と、 前記リング状ヨーク部を保持するとともに、前記支持冶
    具を所定の高さ位置に配置する突起部が設けられた受け
    冶具と、 前記リング状ヨーク部上に載置されて前記磁極片の外径
    部をガイドするガイド冶具と、 前記磁極片に施された巻線を保護しながら前記磁極片を
    押圧し、前記支持治具との共働作用下に前記磁極片から
    前記支持リングを離脱させた後、該磁極片を前記リング
    状ヨーク部に嵌着させる押し治具と、 を備えることを特徴とする電動機の製造装置。
JP11005547A 1999-01-12 1999-01-12 電動機の製造装置 Pending JP2000209821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11005547A JP2000209821A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 電動機の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11005547A JP2000209821A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 電動機の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000209821A true JP2000209821A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11614227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11005547A Pending JP2000209821A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 電動機の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000209821A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021124487A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 三菱電機株式会社 インナーロータ型電動機、送風装置及びインナーロータ型電動機の製造方法
WO2021124486A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 三菱電機株式会社 インナーロータ型電動機、送風装置及びインナーロータ型電動機の製造方法
CN113708584A (zh) * 2021-09-16 2021-11-26 杭州合慧智能装备有限公司 一种电机定子针绕机定子夹紧机构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021124487A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 三菱電機株式会社 インナーロータ型電動機、送風装置及びインナーロータ型電動機の製造方法
WO2021124486A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 三菱電機株式会社 インナーロータ型電動機、送風装置及びインナーロータ型電動機の製造方法
CN113708584A (zh) * 2021-09-16 2021-11-26 杭州合慧智能装备有限公司 一种电机定子针绕机定子夹紧机构
CN113708584B (zh) * 2021-09-16 2022-09-06 杭州合慧智能装备有限公司 一种电机定子针绕机定子夹紧机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009278814A (ja) 電動機および同電動機の製造方法
JP2001286107A (ja) 永久磁石ロータの製造装置
JP2017147814A (ja) 積層鉄心の製造方法及び積層鉄心の製造装置
JP4650999B2 (ja) 電気的な機械、特に自動車のためのオルタネータおよびその製造法
JP3821851B2 (ja) 特に電気機械の界磁極と磁極ケーシングとの間に接合継手を製作する方法並びに該方法によって製作された電気機械
JP3309243B2 (ja) ステータコアの組立方法及び装置
JP2007104879A (ja) 回転電機用分割コアおよびその分割コアを用いたステータ
JP2000209821A (ja) 電動機の製造装置
JP3056738B1 (ja) コンデンサ電動機固定子の製造方法
WO2017104403A1 (ja) コアシート、分割積層コアおよび固定子並びに分割積層コアの製造方法
JP2000102226A (ja) 電動機の製造方法
JP3306645B2 (ja) ステータコア
JP2569221B2 (ja) モータの製造方法
JPH11308820A (ja) モータ用ステータの組立方法および装置
JP3298616B2 (ja) 電動機用ステータの巻線方法
JP2003143781A (ja) 回転機のステータコア
JP3299155B2 (ja) 電動機の製造装置
JP4181910B2 (ja) アキシャル型回転電機およびその製造方法
KR100260397B1 (ko) 모우터 코어의 제조방법
WO2020066179A1 (ja) ステータおよびモータ
JP3673330B2 (ja) 電動機用ステータの製造方法
JPH04295256A (ja) 電動機の固定子及び電動機の固定子の製造方法
JP2592368B2 (ja) 電動機の固定子用積層鉄心の積層金型装置
JP2001045724A (ja) ダイカストロータの製造方法
JP3298615B2 (ja) 電動機用ステータの巻線方法