JP2000102136A - ハーネスプロテクタ - Google Patents
ハーネスプロテクタInfo
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Abstract
干渉を防止し、且つ電線固定板への電線の配索作業性を
向上させる。 【解決手段】 複数本の電線6aを固定するための電線
固定板4を有するハーネスプロテクタ1であって、複数
本の電線6aを支持する電線支持壁8を備え、電線支持
壁の先端8aが電線固定板4と平行に位置し、電線支持
壁8の先端側に電線整列用の空間が構成されている。電
線支持壁8の側部に電線挿入用の空間が設けられ、電線
挿通用の空間が電線整列用の空間に連通している。電線
挿入用の空間がテーパ状に形成されている。電線支持壁
8に、パネルの開孔に係合するロック部20が設けら
れ、電線支持壁の先端8aがロック部よりも高く位置す
る。
Description
ーネスを保護するハーネスプロテクタに係り、ワイヤハ
ーネスをフラットに固定して車両パネル等との干渉の防
止等を図ったものである。
を示すものである。このハーネスプロテクタ30は、図
5の如く、合成樹脂により矩形筒状に構成されるもので
あり、ワイヤハーネス31(図6)を挿通する樋状のプ
ロテクタ本体32と、プロテクタ本体32に覆設される
開閉自在なカバー33と、プロテクタ本体32の底壁3
4から前後方向に突出して設けられた電線固定板35と
を備えたものである。
本体32のロック突起37に係合することで閉止され
る。また、電線固定板35は底壁34にピン38で回動
自在に支持されている。プロテクタ本体32には、電線
固定板35に対する回動逃がし用のスリット39が形成
されている。
クタ本体32内に挿通された状態で電線固定板35にテ
ープ40で巻回固定される。カバー33が閉止され、ワ
イヤハーネス31はハーネスプロテクタ30内で外部と
の干渉等から保護される。
来のハーネスプロテクタ30にあっては、図7の如く、
電線固定板35にワイヤハーネス31をテープ40で固
定した際に、電線固定板35上でワイヤハーネス31の
各電線31aが盛り上がるように集束されるために、電
線固定板35と車両パネル41や電装部品等との間に大
きな隙間をとれない部位においては、ワイヤハーネス3
1が車両パネル41や電装部品等と干渉して傷みやすい
という懸念があった。また、電線31aを電線固定板3
5に固定する際に、電線31aが電線固定板35から滑
り落ちたりして、固定作業性が悪いという問題もあっ
た。
ネスを構成する電線が車両パネル等に干渉することがな
いように、各電線を電線固定板上で盛り上がらないよう
に固定することができ、しかも電線固定板に対する電線
の配索や固定等の作業を容易に且つ確実に行うことので
きるハーネスプロテクタを提供することを目的とする。
に、本発明は、複数本の電線を固定するための電線固定
板を有するハーネスプロテクタにおいて、前記複数本の
電線を支持する電線支持壁を備え、該電線支持壁の先端
が前記電線固定板と平行に位置し、該電線支持壁の先端
側に電線整列用の空間が構成されたことを基本とする
(請求項1)。前記電線支持壁の側部に電線挿入用の空
間が設けられ、該電線挿通用の空間が前記電線整列用の
空間に連通していることも有効である(請求項2)。ま
た、前記電線挿入用の空間がテーパ状に形成されている
ことも有効である(請求項3)。また、前記電線支持壁
に、パネルの開孔に係合するロック部が設けられ、該電
線支持壁の先端が該ロック部よりも高く位置することも
有効である(請求項4)。
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本発
明に係るハーネスプロテクタの一実施例を示すものであ
る。このハーネスプロテクタ1は、図1の如く、合成樹
脂を材料として、キャップ状のプロテクタ本体2と、プ
ロテクタ本体2の天壁3から前方に突出形成された電線
固定板4とを備えたものである。
と同一平面上に延長形成され、先端両側に下向きにテー
プ止め用の突部5を有している。ワイヤハーネス6の各
電線6aは電線固定板4の下面に沿って一列に整列して
フラット状に配索される。
形状の開口(型抜き孔)7が形成されている。開口7の
内側において、本願の特徴である電線支持壁8が垂直に
形成されている。図2(図1の矢視A図)にも示す如
く、電線支持壁8の先端(上端)8aと天壁3との間に
は、電線6aの外径よりもやや大幅な水平方向の電線整
列用の空間(隙間)9が構成されている。電線整列用の
空間9に複数本の電線6aを横一列に並べることができ
るようになっている。電線支持壁8の先端8aは電線固
定板4の下面と平行に位置している。
本体2の一方の角部に位置する湾曲状の壁部10に一体
に続いている。すなわち、湾曲状の壁部10はリブ状の
壁部11に直交し、電線支持壁8は湾曲状の壁部10か
ら後方に一段下がった位置で、一側部8bがリブ状の壁
部11に直交している。湾曲状の壁部10は天壁3から
垂下形成され、プロテクタ本体2の低めの側壁12(図
4)に続いている。電線支持壁8はプロテクタ本体2の
前壁を兼ねている。
ている。すなわち、プロテクタ本体2の他方の角部に位
置する湾曲状の壁部13と電線支持壁8の他側部8cと
の間に垂直方向の電線挿入用の空間(隙間)14が構成
され、電線挿入用の空間14は水平方向の前記電線整列
用の空間9に連通している。
され、電線6aを矢印イの如く電線整列用の空間9に案
内しやすくなっている。すなわち、他方の湾曲状の壁部
13の下端から上向きに傾斜状のガイド面15が形成さ
れ、電線支持壁8の他側部8cの下端から上向きに傾斜
状のガイド面16が形成されて、両ガイド面15,16
の間に逆テーパ状の電線挿入用の空間14が構成されて
いる。電線挿入用の空間14の終端部14aは真直で狭
くなっており、終端部14aの幅は電線6aの外径より
もやや大きく設定され、電線6aが一本スムーズに通過
できるようになっている。
状の壁部11と平行に垂直なリブ17が形成されてい
る。リブ17に対向して他方の湾曲状の壁部13の上部
に、リブ17と平行な垂直方向のリブ状の壁部18が形
成されている。リブ状の壁部18は電線6aに接して電
線6aを電線整列用の空間9に入りやすくする。
の間において電線支持壁8の外面側に、車両パネル(パ
ネル)19(図4)に対する係止用のロックアーム(ロ
ック部)20が上向きに形成されている。ロックアーム
20の先端方には爪部20aが段付きに形成されてい
る。ロックアーム20の先端20bは電線支持壁8の先
端8aよりも低く位置設定されている。
後壁21の両側にかけて周上に外向きの鍔部22が形成
されている。鍔部22は車両パネル19(図4)の上面
に当接する。後壁21には電線支持壁8におけると同様
のロックアーム20′(図4)が形成されている。天壁
3の内面には補強用のリブ23(図4)が形成されてい
る。
電線6aが一本づつ電線挿入用の空間14から電線整列
用の空間9へ挿入される。図3,図4の如く、各電線6
aは電線整列用の空間9に横一列に配列される。電線支
持壁8の先端8aに各電線6aが当接する(電線支持壁
8の先端8aで各電線6aが押される)。各電線6aは
電線支持壁8によって持ち上げられた形となり、天壁3
及び電線固定板4に沿って横一列に整列して配索され
る。それによって、図3の如く複数本の電線6aが電線
固定板4に沿ってフラット状に整列した状態でテープ
(固定手段)24で巻回固定される。電線固定板4の一
側には電線6aの飛び出しを抑えるリブ25(図1)が
形成されている。
態で集束されることがないから、車両パネル19や電装
部品等が電線固定板4の近くに配置されていても、電線
6aの干渉が起こらない。なお、固定手段としてテープ
24以外にバンド等を用いることも可能である。
2の内側において下向きに屈曲配索されて、車両パネル
19の開孔19aから車両パネル19内に導入される。
プロテクタ1は、前後のロックアーム20,20′と周
上の鍔部22との間に車両パネル19の開孔19aの周
縁部19bを挟むようにして固定される。
体部19cよりも一段低く形成されており、ロックアー
ム20の先端20bよりも電線支持壁8の先端8aが上
方に位置し、電線支持壁8で各電線6aが横一列にフラ
ット状に整列して持ち上げられているために、車両パネ
ル19の開孔19aのエッジに電線6aが触れることが
なく、鋭いエッジによる傷付きから保護されている。こ
の効果は、ロックアーム20が電線支持壁8に設けら
れ、ロックアーム20の爪部20aが開孔19aのエッ
ジを隠すことによっても助長されている。
は必ずしも必要なものではないが、電線6aの屈曲部6
bが開口7内に逃がされることで、屈曲部6bのストレ
スが低減するという効果を奏している。電線支持壁8の
先端8aは天壁3の下面に直接対向していてもよく、あ
るいは電線固定板4の下面に対向していてもよい。いず
れの場合においても、電線支持壁8の先端8aが電線固
定板4と平行に位置していることが必要である。
れば、電線支持壁の先端で複数本の電線が並列に支持さ
れて電線固定板に沿って並列に整列して配索されるか
ら、電線固定板に複数本の電線をフラット状に固定させ
ることができる。それにより、たとえ車両パネル等と電
線固定板との間が狭い場合でも、車両パネル等と電線と
の干渉が起こらず、電線の傷付きが防止される。また、
複数本の電線が電線支持板により整列されることで、電
線固定板への電線の配索を容易且つ確実に行うことがで
き、電線の配索作業性が向上する。
を電線挿入用の空間を経て電線整列用の空間にスムーズ
に挿入することができ、電線の配列作業性が向上する。
また、請求項3記載の発明によれば、電線をテーパに沿
って一層スムーズ且つ確実に電線整列用の空間に導入さ
せることができ、電線の配列作業性が一層向上する。ま
た、請求項4記載の発明によれば、ロック部に係合する
パネルの開孔のエッジよりも、電線が電線支持壁で持ち
上げられて離間して位置するから、エッジによる電線の
傷付が起こらない。
示す斜視図である。
正面図である。
た状態を示す図1の矢視A正面図である。
ている)。
る。
装着した状態を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数本の電線を固定するための電線固定
板を有するハーネスプロテクタにおいて、前記複数本の
電線を支持する電線支持壁を備え、該電線支持壁の先端
が前記電線固定板と平行に位置し、該電線支持壁の先端
側に電線整列用の空間が構成されたことを特徴とするハ
ーネスプロテクタ。 - 【請求項2】 前記電線支持壁の側部に電線挿入用の空
間が設けられ、該電線挿通用の空間が前記電線整列用の
空間に連通していることを特徴とする請求項1記載のハ
ーネスプロテクタ。 - 【請求項3】 前記電線挿入用の空間がテーパ状に形成
されていることを特徴とする請求項2記載のハーネスプ
ロテクタ。 - 【請求項4】 前記電線支持壁に、パネルの開孔に係合
するロック部が設けられ、該電線支持壁の先端が該ロッ
ク部よりも高く位置することを特徴とする請求項1〜3
の何れかに記載のハーネスプロテクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26761798A JP3465783B2 (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | ハーネスプロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26761798A JP3465783B2 (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | ハーネスプロテクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000102136A true JP2000102136A (ja) | 2000-04-07 |
JP3465783B2 JP3465783B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=17447199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26761798A Expired - Fee Related JP3465783B2 (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | ハーネスプロテクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3465783B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003304618A (ja) * | 2002-04-05 | 2003-10-24 | Yazaki Corp | プロテクタ |
JP2008109730A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Tokai Rika Co Ltd | 電装品カバー |
-
1998
- 1998-09-22 JP JP26761798A patent/JP3465783B2/ja not_active Expired - Fee Related
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