JP3465783B2 - ハーネスプロテクタ - Google Patents

ハーネスプロテクタ

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JP3465783B2 JP26761798A JP26761798A JP3465783B2 JP 3465783 B2 JP3465783 B2 JP 3465783B2 JP 26761798 A JP26761798 A JP 26761798A JP 26761798 A JP26761798 A JP 26761798A JP 3465783 B2 JP3465783 B2 JP 3465783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のワイヤハ
ーネスを保護するハーネスプロテクタに係り、ワイヤハ
ーネスをフラットに固定して車両パネル等との干渉の防
止等を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7は従来のハーネスプロテクタ
を示すものである。このハーネスプロテクタ30は、図
5の如く、合成樹脂により矩形筒状に構成されるもので
あり、ワイヤハーネス31(図6)を挿通する樋状のプ
ロテクタ本体32と、プロテクタ本体32に覆設される
開閉自在なカバー33と、プロテクタ本体32の底壁3
4から前後方向に突出して設けられた電線固定板35と
を備えたものである。
【0003】カバー33は、ロック孔36をプロテクタ
本体32のロック突起37に係合することで閉止され
る。また、電線固定板35は底壁34にピン38で回動
自在に支持されている。プロテクタ本体32には、電線
固定板35に対する回動逃がし用のスリット39が形成
されている。
【0004】図6の如く、ワイヤハーネス31はプロテ
クタ本体32内に挿通された状態で電線固定板35にテ
ープ40で巻回固定される。カバー33が閉止され、ワ
イヤハーネス31はハーネスプロテクタ30内で外部と
の干渉等から保護される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のハーネスプロテクタ30にあっては、図7の如く、
電線固定板35にワイヤハーネス31をテープ40で固
定した際に、電線固定板35上でワイヤハーネス31の
各電線31aが盛り上がるように集束されるために、電
線固定板35と車両パネル41や電装部品等との間に大
きな隙間をとれない部位においては、ワイヤハーネス3
1が車両パネル41や電装部品等と干渉して傷みやすい
という懸念があった。また、電線31aを電線固定板3
5に固定する際に、電線31aが電線固定板35から滑
り落ちたりして、固定作業性が悪いという問題もあっ
た。
【0006】本発明は、上記した点に鑑み、ワイヤハー
ネスを構成する電線が車両パネル等に干渉することがな
いように、各電線を電線固定板上で盛り上がらないよう
に固定することができ、しかも電線固定板に対する電線
の配索や固定等の作業を容易に且つ確実に行うことので
きるハーネスプロテクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、取付側のパネルの開孔に挿入される周壁
と、該周壁に続き、該開孔を塞ぐ天壁と、該天壁から延
長され、複数本の電線を並列に固定する電線固定板とを
備え、該電線固定板側で該周壁の一部が該複数本の電線
を並列に支持する電線支持壁として構成され、該天壁側
該電線支持壁の先端が電線固定板と平行に位置し、
該電線支持壁の先端に沿って電線整列用の空間が構成さ
、該電線整列用の空間は該周壁の内側に連通し、該電
線整列用の空間に交差連通して該電線支持壁の側端に沿
う電線挿入用の空間が設けられたことを特徴とする(請
求項1)。前記電線挿入用の空間がテーパ状に形成され
ていることも有効である(請求項2)。また、前記電線
支持壁に、前記パネルの開孔に係合するロック部が設け
られ、該電線支持壁の先端が該ロック部よりも高く位置
することも有効である(請求項3)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図4は、本発
明に係るハーネスプロテクタの一実施例を示すものであ
る。このハーネスプロテクタ1は、図1の如く、合成樹
脂を材料として、キャップ状のプロテクタ本体2と、プ
ロテクタ本体2の天壁3から前方に突出形成された電線
固定板4とを備えたものである。
【0009】電線固定板4はプロテクタ本体2の天壁3
と同一平面上に延長形成され、先端両側に下向きにテー
プ止め用の突部5を有している。ワイヤハーネス6の各
電線6aは電線固定板4の下面に沿って一列に整列して
フラット状に配索される。
【0010】電線固定板4の付根側において天壁3に矩
形状の開口(型抜き孔)7が形成されている。開口7の
内側において、本願の特徴である電線支持壁8が垂直に
形成されている。図2(図1の矢視A図)にも示す如
く、電線支持壁8の先端(上端)8aと天壁3との間に
は、電線6aの外径よりもやや大幅な水平方向の電線整
列用の空間(隙間)9が構成されている。電線整列用の
空間9に複数本の電線6aを横一列に並べることができ
るようになっている。電線支持壁8の先端8aは電線固
定板4の下面と平行に位置している。
【0011】電線支持壁8の一側部8bは、プロテクタ
本体2の一方の角部に位置する湾曲状の壁部10に一体
に続いている。すなわち、湾曲状の壁部10はリブ状の
壁部11に直交し、電線支持壁8は湾曲状の壁部10か
ら後方に一段下がった位置で、一側部8bがリブ状の壁
部11に直交している。湾曲状の壁部10は天壁3から
垂下形成され、プロテクタ本体2の低めの側壁12(図
4)に続いている。電線支持壁8はプロテクタ本体2の
前壁を兼ねている。前壁と湾曲状の壁部10と側壁12
と後壁21(図4)とで周壁が構成されている。
【0012】電線支持壁8の他側部8cは自由端になっ
ている。すなわち、プロテクタ本体2の他方の角部に位
置する湾曲状の壁部13と電線支持壁8の他側部8cと
の間に垂直方向の電線挿入用の空間(隙間)14が構成
され、電線挿入用の空間14は水平方向の前記電線整列
用の空間9に連通している。
【0013】電線挿入用の空間14は逆テーパ状に形成
され、電線6aを矢印イの如く電線整列用の空間9に案
内しやすくなっている。すなわち、他方の湾曲状の壁部
13の下端から上向きに傾斜状のガイド面15が形成さ
れ、電線支持壁8の他側部8cの下端から上向きに傾斜
状のガイド面16が形成されて、両ガイド面15,16
の間に逆テーパ状の電線挿入用の空間14が構成されて
いる。電線挿入用の空間14の終端部14aは真直で狭
くなっており、終端部14aの幅は電線6aの外径より
もやや大きく設定され、電線6aが一本スムーズに通過
できるようになっている。
【0014】電線支持壁8の他側部8c方には前記リブ
状の壁部11と平行に垂直なリブ17が形成されてい
る。リブ17に対向して他方の湾曲状の壁部13の上部
に、リブ17と平行な垂直方向のリブ状の壁部18が形
成されている。リブ状の壁部18は電線6aに接して電
線6aを電線整列用の空間9に入りやすくする。
【0015】また、前記リブ状の壁部11とリブ17と
の間において電線支持壁8の外面側に、車両パネル(パ
ネル)19(図4)に対する係止用のロックアーム(ロ
ック部)20が上向きに形成されている。ロックアーム
20の先端方には爪部20aが段付きに形成されてい
る。ロックアーム20の先端20bは電線支持壁8の先
端8aよりも低く位置設定されている。
【0016】プロテクタ本体2の側壁12(図4)から
後壁21の両側にかけて周上に外向きの鍔部22が形成
されている。鍔部22は車両パネル19(図4)の上面
に当接する。後壁21には電線支持壁8におけると同様
のロックアーム20′(図4)が形成されている。天壁
3の内面には補強用のリブ23(図4)が形成されてい
る。
【0017】図2においてワイヤハーネス6(図1)の
電線6aが一本づつ電線挿入用の空間14から電線整列
用の空間9へ挿入される。図3,図4の如く、各電線6
aは電線整列用の空間9に横一列に配列される。電線支
持壁8の先端8aに各電線6aが当接する(電線支持壁
8の先端8aで各電線6aが押される)。各電線6aは
電線支持壁8によって持ち上げられた形となり、天壁3
及び電線固定板4に沿って横一列に整列して配索され
る。それによって、図3の如く複数本の電線6aが電線
固定板4に沿ってフラット状に整列した状態でテープ
(固定手段)24で巻回固定される。電線固定板4の一
側には電線6aの飛び出しを抑えるリブ25(図1)が
形成されている。
【0018】各電線6aが従来のように盛り上がった状
態で集束されることがないから、車両パネル19や電装
部品等が電線固定板4の近くに配置されていても、電線
6aの干渉が起こらない。なお、固定手段としてテープ
24以外にバンド等を用いることも可能である。
【0019】図4の如く、各電線6aはプロテクタ本体
2の内側において下向きに屈曲配索されて、車両パネル
19の開孔19aから車両パネル19内に導入される。
プロテクタ1は、前後のロックアーム20,20′と周
上の鍔部22との間に車両パネル19の開孔19aの周
縁部19bを挟むようにして固定される。
【0020】開孔19aの周縁部19b付近はパネル主
体部19cよりも一段低く形成されており、ロックアー
ム20の先端20bよりも電線支持壁8の先端8aが上
方に位置し、電線支持壁8で各電線6aが横一列にフラ
ット状に整列して持ち上げられているために、車両パネ
ル19の開孔19aのエッジに電線6aが触れることが
なく、鋭いエッジによる傷付きから保護されている。こ
の効果は、ロックアーム20が電線支持壁8に設けら
れ、ロックアーム20の爪部20aが開孔19aのエッ
ジを隠すことによっても助長されている。
【0021】なお、上記実施例において天壁3の開口7
は必ずしも必要なものではないが、電線6aの屈曲部6
bが開口7内に逃がされることで、屈曲部6bのストレ
スが低減するという効果を奏している。電線支持壁8の
先端8aは天壁3の下面に直接対向していてもよく、あ
るいは電線固定板4の下面に対向していてもよい。いず
れの場合においても、電線支持壁8の先端8aが電線固
定板4と平行に位置していることが必要である。
【0022】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1記載の発明によ
れば、電線支持壁の先端で複数本の電線が並列に支持さ
れて電線固定板に沿って並列に整列して配索されるか
ら、電線固定板に複数本の電線をフラット状に固定させ
ることができる。それにより、たとえ車両パネル等と電
線固定板との間が狭い場合でも、車両パネル等と電線と
の干渉が起こらず、電線の傷付きが防止される。また、
複数本の電線が電線支持板により整列されることで、電
線固定板への電線の配索を容易且つ確実に行うことがで
き、電線の配索作業性が向上する。
【0023】また、請求項記載の発明によれば、電線
を電線挿入用の空間を経て電線整列用の空間にスムーズ
に挿入することができ、電線の配列作業性が向上する。
また、請求項記載の発明によれば、電線をテーパに沿
って一層スムーズ且つ確実に電線整列用の空間に導入さ
せることができ、電線の配列作業性が一層向上する。ま
た、請求項記載の発明によれば、ロック部に係合する
パネルの開孔のエッジよりも、電線が電線支持壁で持ち
上げられて離間して位置するから、エッジによる電線の
傷付が起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハーネスプロテクタの一実施例を
示す斜視図である。
【図2】同じくハーネスプロテクタを示す図1の矢視A
正面図である。
【図3】ハーネスプロテクタにワイヤハーネスを装着し
た状態を示す図1の矢視A正面図である。
【図4】図1のB−B断面図である(電線は鎖線で示し
ている)。
【図5】従来のハーネスプロテクタを示す斜視図であ
る。
【図6】同じくハーネスプロテクタにワイヤハーネスを
装着した状態を示す斜視図である。
【図7】従来の一問題点を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 ハーネスプロテクタ 4 電線固定板 6a 電線 8 電線支持壁 9 電線整列用の空間 14 電線挿入用の空間 19 車両パネル(パネル) 19a 開孔 20 ロックアーム(ロック部)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付側のパネルの開孔に挿入される周壁
    と、該周壁に続き、該開孔を塞ぐ天壁と、該天壁から延
    長され、複数本の電線を並列に固定する電線固定板とを
    備え、 該電線固定板側で該周壁の一部が該複数本の電線を並列
    に支持する電線支持壁として構成され、該天壁側で 該電
    線支持壁の先端が電線固定板と平行に位置し、該電線
    支持壁の先端に沿って電線整列用の空間が構成され、該
    電線整列用の空間は該周壁の内側に連通し、該電線整列
    用の空間に交差連通して該電線支持壁の側端に沿う電線
    挿入用の空間が設けられたことを特徴とするハーネスプ
    ロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記電線挿入用の空間がテーパ状に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のハーネスプ
    ロテクタ。
  3. 【請求項3】 前記電線支持壁に、前記パネルの開孔に
    係合するロック部が設けられ、該電線支持壁の先端が該
    ロック部よりも高く位置することを特徴とする請求項
    又は2記載のハーネスプロテクタ。
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