JP2000101612A - 子機のアドレス設定方法および装置 - Google Patents

子機のアドレス設定方法および装置

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JP2000101612A
JP2000101612A JP10270062A JP27006298A JP2000101612A JP 2000101612 A JP2000101612 A JP 2000101612A JP 10270062 A JP10270062 A JP 10270062A JP 27006298 A JP27006298 A JP 27006298A JP 2000101612 A JP2000101612 A JP 2000101612A
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Japan
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slave unit
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JP10270062A
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English (en)
Inventor
Shigeki Ishii
重樹 石井
Akira Yamada
山田  晃
Keisuke Sumiyoshi
啓介 住吉
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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  • Small-Scale Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機に接続された子機数の確定が容易であ
り、さらに各子機において個別にアドレス設定操作を行
う必要をなくすこと。 【解決手段】 子機である各リモートコントロール装置
22,23,24において乱数値をそれぞれ発生する乱
数発生ステップと、該乱数発生ステップで各子機が発生
させた各子機ごとの前記乱数値をもとに前記各子機のア
ドレスを、親機である給湯機コントローラ21において
確定する子機アドレス確定ステップとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、共通の通信線を
介して親機と接続された複数の子機のアドレス設定方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の子機のアドレス設定方
法が適用された給湯機コントローラおよびリモートコン
トロール装置からなるシステム構成図である。図10に
おいて、1は親機である給湯機コントローラ、2は子機
である第1のリモートコントロール装置、2aは第1の
リモートコントロール装置2のアドレス設定用スイッ
チ、3は第2のリモートコントロール装置、3aは第2
のリモートコントロール装置3のアドレス設定用スイッ
チ、4は第3のリモートコントロール装置、4aは第3
のリモートコントロール装置4のアドレス設定用スイッ
チ、5は給湯機コントローラ1と第1のリモートコント
ロール装置2、第2のリモートコントロール装置3、第
3のリモートコントロール装置4とを接続する2芯無極
性の通信線である。
【0003】次に、動作について説明する。この給湯機
コントローラ1およびリモートコントロール装置2,
3,4からなるシステムに適用される子機のアドレス設
定方法は、各リモートコントロール装置のアドレス設定
用スイッチを当該各リモートコントロール装置位置にお
いて操作し、各リモートコントロール装置のアドレスを
設定する。
【0004】図11は、特開平5−328446号公報
に開示された他の従来の子機のアドレス設定方法が適用
された給湯機コントローラおよびリモートコントロール
装置からなるシステム構成図である。図11において、
11は親機である給湯機コントローラ、12は子機であ
る第1のリモートコントロール装置、13は同様に第2
のリモートコントロール装置、14は第3のリモートコ
ントロール装置、15は給湯機コントローラ11と第1
のリモートコントロール装置12、第2のリモートコン
トロール装置13、第3のリモートコントロール装置1
4とを接続する2芯無極性の通信線である。
【0005】次に、動作について説明する。この給湯機
コントローラ11および各リモートコントロール装置1
2,13,14からなるシステムに適用される子機のア
ドレス設定方法は、各リモートコントロール装置におい
て操作が行われた順に、各リモートコントロール装置の
アドレスが設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の子機のアドレス
設定方法および装置は以上のように構成されているの
で、前者の従来技術においては各リモートコントロール
装置位置でアドレス設定用スイッチにより個別にアドレ
スを設定する操作が必要であり、またこのとき他のリモ
ートコントロール装置で設定されたアドレスと重複しな
いようにアドレスを設定する必要があるなど、アドレス
設定操作に手間を要する課題があった。
【0007】また、後者の従来技術においては、リモー
トコントロール装置側で操作が行われるまで給湯機コン
トローラはリモートコントロール装置の数を確定するこ
とが出来ない課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、親機に接続された子機数の確
定が容易であり、さらに各子機において個別にアドレス
設定操作を行う必要がない子機のアドレス設定方法およ
び装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る子機のア
ドレス設定方法は、各子機において乱数値をそれぞれ発
生させる乱数発生ステップと、該乱数発生ステップで各
子機が発生させた前記乱数値をもとに当該各子機のアド
レスを設定するアドレス設定ステップと、該アドレス設
定ステップで設定したアドレスを前記親機と当該各子機
との間において確定する子機アドレス確定ステップとを
備えるようにしたものである。
【0010】この発明に係る子機のアドレス設定方法
は、親機から電源を供給されると動作する各子機が前記
電源の供給されたタイミングをもとに乱数値をそれぞれ
発生させる乱数発生ステップを備えるようにしたもので
ある。
【0011】この発明に係る子機のアドレス設定方法
は、親機から供給された電源をもとに動作する各子機
が、前記電源の供給をもとに計数動作を開始する計数手
段の計数値をもとに乱数値をそれぞれ発生させ乱数発生
ステップを備えるようにしたものである。
【0012】この発明に係る子機のアドレス設定方法
は、親機の電源投入時に当該親機からの通信フレームの
送信回数値が各子機で発生させた乱数値に一致したとき
に、前記一致した乱数値を発生させた子機と前記親機と
の間で通信を行うことにより前記親機と他の子機との通
信タイミングと異ならせ、前記各子機で設定したアドレ
スを前記親機との間で送受し各子機ごとのアドレスを前
記親機と前記各子機との間において確定する子機アドレ
ス確定ステップを備えるようにしたものである。
【0013】この発明に係る子機のアドレス設定装置
は、親機に接続された複数の子機の各子機側において、
当該各子機の乱数値をそれぞれ発生させる乱数発生手段
と、該乱数発生手段により各子機が発生させた前記乱数
値をもとに各子機ごとのアドレスを設定するアドレス設
定手段と、該アドレス設定手段により設定したアドレス
を、前記親機の電源投入時に当該親機と前記各子機が、
前記親機と他の子機との通信タイミングとは異なるタイ
ミングで行う通信により送受し、前記親機と前記各子機
との間において各子機のアドレスを確定する子機アドレ
ス確定手段とを備えるようにしたものである。
【0014】この発明に係る子機のアドレス設定装置
は、親機から電源が供給されると、前記電源が供給され
た子機ごとの特性に従って計数動作を開始し、乱数値を
得るための計数値を生成するカウンタと、該カウンタが
生成した前記計数値をもとに乱数値を演算して生成する
乱数値演算手段とを乱数発生手段が備えるようにしたも
のである。
【0015】この発明に係る子機のアドレス設定装置
は、親機から電源が供給されると、前記電源が供給され
た子機ごとの時定数に従って動作を開始し、外部割込信
号を生成する外部タイマ回路と、該外部タイマ回路が出
力した前記外部割込信号をもとに乱数値を演算して生成
する乱数値演算手段とを乱数発生手段が備えるようにし
たものである。
【0016】この発明に係る子機のアドレス設定装置
は、親機の電源投入時に当該親機から通信フレームを送
出し、該送出した通信フレームの送信回数値が各子機で
発生させた乱数値に一致したときに該一致した乱数値を
発生させた子機と前記親機との間で通信を行い、前記親
機と他の子機との通信タイミングを異ならせ、アドレス
設定手段により各子機ごとに設定したアドレスを前記親
機との間で送受し、各子機ごとのアドレスを前記親機と
各子機との間において確定可能にする通信手段を子機ア
ドレス確定手段が備えるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1は、この実施の形態1の子機のアド
レス設定方法および装置を給湯機コントローラとリモー
トコントロール装置からなるシステムに適用したときの
システム構成図である。図1において、21は親機であ
る給湯機コントローラ、22は子機である第1のリモー
トコントロール装置、23は同様に第2のリモートコン
トロール装置(子機)、24は第3のリモートコントロ
ール装置(子機)、25は給湯機コントローラ21と第
1のリモートコントロール装置22、第2のリモートコ
ントロール装置23、第3のリモートコントロール装置
24とを接続する2芯無極性の通信線である。
【0018】図2は、給湯機コントローラ21と各リモ
ートコントロール装置との間で通信線25を介して授受
される信号の波形図であり、通信線25のレベルは、給
湯機コントローラ21から各リモートコントロール装置
へ電力供給を行うため常時10Vにバイアスされた状態
にある。そして、前記信号は周期5.856msecで
あり、グランドレベルを“0”、10Vレベルを“1”
とする信号形態になっている。
【0019】図4は、給湯機コントローラ21の構成を
示す回路図であり、図4において21aはリモコン駆動
回路、210は通信線25に接続されるリモコン端子、
211は通信線25とリモコン端子210を介してリモ
ートコントロール装置から送られてきた信号を受信する
とともに、通信線25に接続された各リモートコントロ
ール装置への電力供給を行う受信ドライバ回路、212
はリモコン端子210と通信線25を介して給湯機コン
トローラ21からリモートコントロール装置へ信号を出
力するための送信ドライバ回路、21bはウオッチドッ
グ回路、21cはマイクロコンピュータ(子機アドレス
確定手段,通信手段)である。
【0020】図5は、リモートコントロール装置の構成
を示す回路図であり、図5において31は給湯機コント
ローラ21から通信線25とリモコン端子300を介し
て供給された電力をレギュレータにより安定化して直流
電源を生成する電源生成回路である。なお、この電源生
成回路31は、通信線25にグランドレベルの信号
“0”が乗った場合であっても電力を前記レギュレータ
へ供給できる構成となっている。32は給湯機コントロ
ーラ21から通信線25とリモコン端子300を介して
送られてきた信号を受信する受信ドライバ回路、33は
リモートコントロール装置から給湯機コントローラ21
へ信号を送信するため送信ドライバ回路、34はマイク
ロコンピュータ(子機アドレス確定手段,子機アドレス
設定手段,乱数値演算手段,通信手段)、34aは各リ
モートコントロール装置のアドレスの設定、および各リ
モートコントロール装置における送信要求の発生するタ
イミングが他のリモートコントロール装置と重ならない
ようにするための、各リモートコントロール装置に設け
られた乱数発生手段、34bは乱数発生手段34aの一
部をなす割込用のタイマカウンタINT_C(カウン
タ)、35は発振子、36はマイクロコンピュータ34
のリセット回路、37は操作スイッチ群やLED表示器
を備えた操作・表示部である。
【0021】子機である各リモートコントロール装置に
アドレスが設定済みである場合には、親機である給湯機
コントローラ21はホストとなって各リモートコントロ
ール装置から送信要求がないかを検出しているが、図3
の(a)は、この給湯機コントローラ21による各リモ
ートコントロール装置からの送信要求の検出を行うため
の給湯機コントローラ21とリモートコントロール装置
との間で授受される通信フレームの構成を示す説明図で
ある。図3の(a)において、50aは給湯機コントロ
ーラ21からリモートコントロール装置へ送信される通
信フレーム、50bはリモートコントロール装置から給
湯機コントローラ21へ送信される通信フレームであ
る。51はリモートコントロール装置側のアドレスが格
納されるスロット、52は前記リモートコントロール装
置側へのコマンドが格納されるスロット、53は前記リ
モートコントロール装置側へのデータが格納されるスロ
ット、61はチェックサムである。62は送信要求のあ
るリモートコントロール装置が自リモートコントロール
装置で確定した自アドレスへ送信要求があることを示す
フラグを設定する8ビット構成の割込部スロットであ
り、例えばビット0がアドレス1、ビット1がアドレス
2、ビット2がアドレス3・・・というように決められ
ている。このため、送信要求のあるリモートコントロー
ル装置において自リモートコントロール装置で確定した
アドレスがアドレス1であれば前記割込部スロット62
のビット0にフラグ“1”を設定する。63はリモート
コントロール装置から給湯機コントローラ21へ送られ
る応答信号である。
【0022】また、給湯機コントローラ21は、図3の
(a)に示す前記通信フレーム50bをチェックして前
記割込部スロット62のフラグ“1”が設定されている
ビットを検出し、当該送信要求のあるリモートコントロ
ール装置に対し送信許可して送信を受け付けるが、図3
の(b)は、この送信要求のあるリモートコントロール
装置に対する送信許可および送信受付の際の給湯機コン
トローラ21と前記リモートコントロール装置との間で
授受される通信フレームの構成を示す説明図である。図
3の(b)において、70aは給湯機コントローラ21
から前記リモートコントロール装置へ送信許可を送るた
めの通信フレーム、70bは前記通信フレーム70aに
対し前記リモートコントロール装置から前記給湯機コン
トローラ21へデータを送るための通信フレームであ
る。
【0023】71は送信許可される前記送信要求のある
リモートコントロール装置のアドレスが格納されるスロ
ット、72は前記送信許可を示すコマンドが格納される
スロット、73はチェックサム、81は前記送信要求の
あるリモートコントロール装置のアドレスが格納される
スロット、82は前記送信要求のあるリモートコントロ
ール装置からのコマンドが格納されるスロット、83は
前記リモートコントロール装置から給湯機コントローラ
21へ送るデータ、84はチェックサムである。
【0024】次に、動作について説明する。この実施の
形態1の子機のアドレス設定方法および装置では、子機
である各リモートコントロール装置にアドレスが設定済
みである場合には、親機である給湯機コントローラ21
はホストとなって各リモートコントロール装置から送信
要求がないかを、図3の(a)に示す通信フレーム50
a,50bの送受により検出している。この結果、リモ
ートコントロール装置から送信要求があれば、当該送信
要求のあるリモートコントロール装置に対し図3の
(b)に示す通信フレームの送受を行い、前記リモート
コントロール装置からの送信要求の対象になったデータ
を受け付ける。
【0025】次に、子機である各リモートコントロール
装置のアドレスが確定していない場合について説明す
る。この実施の形態1では、各リモートコントロール装
置には従来技術で説明したようなアドレス設定用スイッ
チは設けられておらず、各リモートコントロール装置に
おいて設定されるアドレスの生成、および各リモートコ
ントロール装置における送信要求の発生するタイミング
が他のリモートコントロール装置と重複するのを避ける
ために、各リモートコントロール装置には乱数発生手段
34aが設けられている。
【0026】図6は、この乱数発生手段34aの一部分
の構成をなすフローチャートである。先ず、マイクロコ
ンピュータ34の動作サイクルを分周し2μsecの時
間経過のタイミングを検出する(ステップST1,ステ
ップST2)。2μsecの時間が経過すると、タイマ
カウンタINT_C34bの内部状態に「1」加算し、
このタイマカウンタINT_C34bの内部状態が24
4つまり488μsec経過した時点でステップST4
からステップST5へ移行し、タイマカウンタINT_
C34bの内部状態を「0」リセットする。そして、割
込フラグを設定し(ステップST6)、ステップST1
へ戻る。この結果、488μsec経過毎に割込要求が
発生する。なお、図6に示す処理は、カウンタやシフト
レジスタなどのマイクロコンピュータ34の内部的なハ
ードウェアにより実現されるものである。また、ステッ
プST1からステップST6までの各ステップは乱数発
生ステップに対応する。
【0027】図7は、前記割込要求が発生してから当該
リモートコントロール装置の乱数Rが確定するまでの前
記乱数発生手段34aの動作を示すフローチャートであ
る。このフローチャートによれば、先ず電源がオンにな
ると、当該リモートコントロール装置のポートの入出力
設定などのマイクロコンピュータのリソースの設定が行
われる(ステップST11)。続くステップST12か
らステップST15までが前記乱数発生手段34aの動
作を示すフローチャートであり、前記電源がオンになる
ことで開始した図6のフローチャートに示す動作により
488μsec経過した時点で割込要求が発生し、タイ
マカウンタINT_C34bの内部状態を「0」リセッ
トするが(ステップST12)、続いて、このリモート
コントロール装置は2secのウェイト動作を実行する
(ステップST13,乱数発生ステップ)。このウェイ
ト動作は、例えばシステムクロックを計数することによ
るソフトウェアタイマにより実現される。また、前記ウ
ェイト動作中であっても図6に示す動作は継続して実行
されており、前記2secのウェイト動作により、2s
ecのウェイト時間が経過した時点で各リモートコント
ロール装置のタイマカウンタINT_C34bの内部状
態にはバラツキが発生する。このバラツキは、各リモー
トコントロール装置毎の前記カウンタやシフトレジスタ
などのマイクロコンピュータ34の内部的なハードウェ
アの特性上のバラツキによる。
【0028】次に、2sec経過して前記ウェイト動作
が解除された時点のタイマカウンタINT_C34bの
内部状態つまり計数値をAとすると、この時点で前記計
数値Aを取り込み(ステップST14,乱数発生ステッ
プ)、A2 /255の演算処理を行い、このときの余り
を当該リモートコントロール装置のアドレスを生成する
ための乱数Rとして確定し(ステップST15,乱数発
生ステップ)、続いてメイン処理(アドレス設定ステッ
プ)へ戻る。
【0029】図8は、各リモートコントロール装置にお
いて確定した前記乱数Rをもとに当該各リモートコント
ロール装置において生成し、設定したアドレスを、給湯
機コントローラ21との間で確定する際の前記リモート
コントロール装置側の動作を示すフローチャートであ
る。このフローチャートによれば、先ず、給湯機コント
ローラ21からリモートコントロール装置へ送信された
図3の(a)に示す通信フレーム50aの有無を判定す
る(ステップST21)。この場合、乱数発生手段34
aにより各リモートコントロール装置側は、自リモート
コントロール装置のアドレスである乱数Rは確定済みで
ある。この乱数Rは、前述したように他のリモートコン
トロール装置で確定した乱数とは異なっており、同一の
ものは存在しない。
【0030】次に、各リモートコントロール装置は、自
リモートコントロール装置のアドレスが給湯機コントロ
ーラ21との間で確定されているかを判定する(ステッ
プST22)。この給湯機コントローラ21との間で自
リモートコントロール装置のアドレスが確定しているか
についての判断は、前記給湯機コントローラ21から送
られてきた通信フレーム50aのスロット51に自リモ
ートコントロール装置のアドレスが格納されているかを
判定することで可能である。
【0031】この結果、自リモートコントロール装置の
アドレスが確定されていないと判断したときには、各リ
モートコントロール装置は給湯機コントローラ21から
送られてきた通信フレーム50aの数を計数する通信フ
レームのカウンタFLM_Cにより、前記送られてきた
通信フレーム50aの数を計数する(ステップST2
3,子機アドレス確定ステップ)。そして、通信フレー
ムのカウンタFLM_Cの計数値と自リモートコントロ
ール装置で確定した乱数Rの値との一致について、通信
フレーム50aが給湯機コントローラ21から送られて
くるたびに判定する(ステップST24,子機アドレス
確定ステップ)。この結果、一致する場合には、当該リ
モートコントロール装置は、給湯機コントローラ21か
らの図3の(a)に示す通信フレーム50aの送信タイ
ミングに続けて、通信フレーム50bを給湯機コントロ
ーラ21へ送信する(ステップST25,子機アドレス
確定ステップ)。この場合、給湯機コントローラ21
は、通信フレーム50bの割込部スロット62のフラグ
“1”が設定されているビットを検出し、当該送信要求
のあるリモートコントロール装置のアドレスを確定する
ことが可能である。以後、このアドレスの確定したリモ
ートコントロール装置に対し図3の(b)の通信フレー
ムの送受を実行して送信許可を行い送信を受け付ける。
【0032】従って、図1のシステム構成において、例
えば、第1のリモートコントロール装置22側で確定し
た乱数Rが2(アドレスが2)、第2のリモートコント
ロール装置23側で確定した乱数Rが5(アドレスが
5)、第3のリモートコントロール装置24側で確定し
た乱数Rが6(アドレスが6)であったとすると、給湯
機コントローラ21から通信フレーム50aが2回送ら
れた時点で、第1のリモートコントロール装置22は通
信フレーム50bを給湯機コントローラ21へ送り返
す。このとき、他のリモートコントロール装置から給湯
機コントローラ21へは通信フレーム50bが送り返さ
れることはない。従って、この時点で給湯機コントロー
ラ21は第1のリモートコントロール装置22のアドレ
スを確定する。
【0033】同様に、給湯機コントローラ21は、通信
フレーム50aを5回送信した時点で第2のリモートコ
ントロール装置23のアドレスを確定する。同様にま
た、給湯機コントローラ21は、通信フレーム50aを
6回送信した時点で第3のリモートコントロール装置2
4のアドレスを確定し、この結果、給湯機コントローラ
21は電源をオンにした初期状態において、所定の時間
間隔で通信フレーム50aを複数回、通信線25を介し
て送信することで、給湯機コントローラ21に接続され
ている各リモートコントロール装置のアドレスを自動的
に確定することができ、また通信線25を介して接続さ
れているリモートコントロール装置の数も把握すること
が可能となる。
【0034】実施の形態2.なお、前記実施の形態1の
子機のアドレス設定方法および装置では、図6に示す割
込要求を発生させる処理において、カウンタやシフトレ
ジスタなどのマイクロコンピュータ34の内部的なハー
ドウェアを用いるものとして説明したが、マイクロコン
ピュータ34外部に構成された外部タイマ回路により実
現するようにしてもよい。
【0035】図9は、この実施の形態2の子機のアドレ
ス設定方法および装置におけるリモートコントロール装
置の構成を示す回路図であり、図9において41は前記
外部タイマ回路であり、リモートコントロール装置の電
源がオンされると、この外部タイマ回路41の回路構成
素子の特性により決定される立ち上がり時間で所定の状
態に移行するが、この状態に移行するまでの時間は前記
回路構成素子の特性により各外部タイマ回路毎にバラツ
キが生じる。このバラツキは、外部タイマ回路から出力
されるトリガ信号の出力タイミングなどにも影響するた
め、このトリガ信号をマイクロコンピュータ34の外部
割込端子へ供給する割込信号にする。そして、前記割込
信号により、前記実施の形態1で説明したように、例え
ばカウンタの値を検出してステップST15の演算処理
を行い、各リモートコントロール装置のアドレスとして
の乱数Rを発生させるようにする。以上のように構成し
た場合でも前記実施の形態1と同様な効果が得られる。
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各子
機において乱数値をそれぞれ発生させ、前記乱数値をも
とに各子機のアドレスを設定し、該設定した各子機ごと
のアドレスを前記親機と当該各子機との間において確定
するように構成したので、各子機側では独自に発生させ
た乱数をもとに当該各子機のアドレスが設定され、各子
機でのアドレス設定操作が不要になり、また、親機に接
続された子機数の確定が容易になる効果がある。
【0037】この発明によれば、親機から電源が供給さ
れたタイミングをもとに各子機が乱数値をそれぞれ発生
させるように構成したので、各子機において発生した乱
数値は、前記親機からの電源の供給開始のタイミングや
各子機の電気的な特性の違いにより異なり、各子機で発
生した乱数値が他の子機で発生した乱数値と一致する可
能性を極めて小さくできる効果がある。
【0038】この発明によれば、親機から供給された電
源をもとに動作する各子機が、前記電源の供給をもとに
計数動作を開始する計数手段の計数値をもとに乱数値を
それぞれ発生させるように構成したので、各子機におけ
る乱数値の発生動作の起動タイミングは、前記親機から
の電源の供給開始のタイミングや各子機の前記計数手段
の電気的な特性の違いにより差が生じ、各子機で発生し
た乱数値が他の子機で発生した乱数値と一致する可能性
を極めて小さくできる効果がある。
【0039】この発明によれば、親機の電源投入時に当
該親機からの通信フレームの送信回数値が各子機で発生
させた乱数値に一致したときに、前記一致した乱数値を
発生させた子機と前記親機との間で通信を行うことによ
り前記親機と他の子機との通信タイミングと異ならせ、
各子機で設定されたアドレスを前記親機との間で送受し
各子機ごとのアドレスを前記親機において確定するよう
に構成したので、他の子機で発生した乱数値と一致する
可能性を極めて小さくした乱数値を用いて前記各子機の
アドレスを設定でき、またこの設定されたアドレスを通
信タイミングが重複することなく親機側で確定すること
ができ、このため親機に接続された子機数の確定が容易
であり、また各子機において個別にアドレス設定操作を
行う必要がなくなる効果がある。
【0040】この発明によれば、乱数発生手段により各
子機が発生させた乱数値をもとに各子機で設定されたア
ドレスを、親機の電源投入時に当該親機と前記各子機
が、前記親機と他の子機との通信タイミングとは異なる
タイミングで行う通信により送受し、前記親機側と前記
各子機との間において各子機のアドレスを確定する子機
アドレス確定手段を備えるように構成したので、前記親
機の電源投入時に、前記各子機側で独自に設定した自己
のアドレスを通信状態が衝突することなく親機側との間
で確定することができ、親機に接続された子機数の確定
が容易になり、また各子機において個別にアドレス設定
操作を行う必要がなくなる効果がある。
【0041】この発明によれば、親機から電源が供給さ
れると、前記電源が供給された子機ごとの特性に従って
計数動作を開始し、乱数値を発生させるための計数値を
生成するカウンタと、該カウンタが生成した前記計数値
をもとに乱数値を演算して生成する乱数値演算手段とを
備えるように構成したので、他の子機で発生した乱数値
と一致する可能性を極めて小さくした乱数値を用いて前
記子機側で独自に自己のアドレスを設定でき、アドレス
設定操作が不要になる効果がある。
【0042】この発明によれば、親機から電源が供給さ
れると、前記電源が供給された子機ごとの時定数に従っ
て動作を開始し、外部割込信号を生成する外部タイマ回
路と、該外部タイマ回路が出力した前記外部割込信号を
もとに乱数値を演算して生成する乱数値演算手段とを備
えるように構成したので、他の子機で発生した乱数値と
一致する可能性を極めて小さくした乱数値を用いて前記
子機側で独自に自己のアドレスを確定でき、アドレス設
定操作が不要になる効果がある。
【0043】この発明によれば、親機の電源投入時に当
該親機から通信フレームを送出し、該送出した通信フレ
ームの送信回数値が各子機で発生させた乱数値に一致し
たときに該一致した乱数値を発生させた子機と前記親機
との間で通信を行い、前記親機と他の子機との通信タイ
ミングを異ならせ、アドレス設定手段により各子機で設
定されたアドレスを送受し、前記親機と前記各子機との
間で当該各子機のアドレスを確定可能にする通信手段を
備えるように構成したので、他の子機で発生した乱数値
と一致する可能性を極めて小さくした乱数値を用いて前
記子機側で独自に設定した自己のアドレスを通信状態が
衝突することなく前記親機との間で送受し親機との間で
各子機のアドレスを確定することができ、親機に接続さ
れた子機数の確定が容易になり、また各子機において個
別にアドレス設定操作を行う必要がなくなる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の子機のアドレス設定
方法および装置を給湯機コントローラとリモートコント
ロール装置からなるシステムに適用したときのシステム
構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1の給湯機コントローラ
と各リモートコントロール装置との間で通信線を介して
授受される信号の波形図である。
【図3】この発明の実施の形態1の給湯機コントローラ
とリモートコントロール装置との間で授受される通信フ
レームの構成を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態1の給湯機コントローラ
の構成を示す回路図である。
【図5】この発明の実施の形態1のリモートコントロー
ル装置の構成を示す回路図である。
【図6】この発明の実施の形態1の乱数発生手段の一部
分であるフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態1による乱数発生手段の
動作を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態1による各リモートコン
トロール装置において確定したアドレスを給湯機コント
ローラ側で確定する際の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】この発明の実施の形態2の子機のアドレス設定
方法および装置におけるリモートコントロール装置の構
成を示す回路図である。
【図10】従来の子機のアドレス設定方法が適用された
給湯機コントローラおよびリモートコントロール装置か
らなるシステム構成図である。
【図11】従来の他の子機のアドレス設定方法が適用さ
れた給湯機コントローラおよびリモートコントロール装
置からなるシステム構成図である。
【符号の説明】
21 給湯機コントローラ(親機) 21c マイクロコンピュータ(子機アドレス確定手
段,通信手段) 22 第1のリモートコントロール装置(子機) 23 第2のリモートコントロール装置(子機) 24 第3のリモートコントロール装置(子機) 34 マイクロコンピュータ(子機アドレス確定手段,
子機アドレス設定手段,乱数値演算手段,通信手段) 34a 乱数発生手段 34b タイマカウンタINT_C(カウンタ) 41 外部タイマ回路 ステップST1〜ステップST6,ステップST13,
ステップST14,ステップST15 乱数発生ステッ
プ ステップST23,ステップST24,ステップST2
5 子機アドレス確定ステップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機に信号線を介して接続された複数の
    子機の各アドレスを設定し確定する子機のアドレス設定
    方法において、 前記各子機において乱数値をそれぞれ発生させる乱数発
    生ステップと、 該乱数発生ステップで各子機が発生させた前記乱数値を
    もとに当該各子機のアドレスを設定するアドレス設定ス
    テップと、 該アドレス設定ステップで設定したアドレスを、前記親
    機と当該各子機との間で確定する子機アドレス確定ステ
    ップとを備えていることを特徴とする子機のアドレス設
    定方法。
  2. 【請求項2】 乱数発生ステップでは、 親機から電源を供給されると動作する各子機が前記電源
    の供給されたタイミングをもとに乱数値をそれぞれ発生
    させることを特徴とする請求項1記載の子機のアドレス
    設定方法。
  3. 【請求項3】 乱数発生ステップでは、 親機から供給された電源をもとに動作する各子機が、前
    記電源の供給をもとに計数動作を開始する計数手段の計
    数値をもとに乱数値をそれぞれ発生させることを特徴と
    する請求項2記載の子機のアドレス設定方法。
  4. 【請求項4】 子機アドレス確定ステップでは、 親機の電源投入時に当該親機からの通信フレームの送信
    回数値が各子機で発生させた乱数値に一致したときに、
    前記一致した乱数値を発生させた子機と前記親機との間
    で通信を行うことにより前記親機と他の子機との通信タ
    イミングと異ならせ、アドレス設定ステップで各子機毎
    に設定したアドレスを前記親機との間で送受し、前記親
    機と前記各子機との間において前記各子機のアドレスを
    確定することを特徴とする請求項1から請求項3のうち
    のいずれか1項記載の子機のアドレス設定方法。
  5. 【請求項5】 親機に接続された複数の子機の各子機側
    において乱数値をそれぞれ発生させる乱数発生手段と、 該乱数発生手段で発生させた乱数値をもとに当該各子機
    のアドレスを設定するアドレス設定手段と、 該アドレス設定手段により各子機で設定したアドレス
    を、前記親機の電源投入時に当該親機と前記各子機が、
    前記親機と他の子機との通信タイミングとは異なるタイ
    ミングで行う通信により送受し、前記親機と前記各子機
    との間において前記各子機のアドレスを確定する子機ア
    ドレス確定手段とを備えていることを特徴とする子機の
    アドレス設定装置。
  6. 【請求項6】 乱数発生手段は、 親機から電源が供給されると、前記電源が供給された子
    機ごとの特性に従って計数動作を開始し、乱数値を得る
    ための計数値を生成するカウンタと、 該カウンタが生成した前記計数値をもとに乱数値を演算
    して生成する乱数値演算手段とを備えていることを特徴
    とする請求項5記載の子機のアドレス設定装置。
  7. 【請求項7】 乱数発生手段は、 親機から電源が供給されると、前記電源が供給された子
    機ごとの時定数に従って動作を開始し、外部割込信号を
    生成する外部タイマ回路と、 該外部タイマ回路が出力した前記外部割込信号をもとに
    乱数値を演算して生成する乱数値演算手段とを備えてい
    ることを特徴とする請求項5記載の子機のアドレス設定
    装置。
  8. 【請求項8】 子機アドレス確定手段は、 親機の電源投入時に当該親機から通信フレームを送出
    し、該送出した通信フレームの送信回数値が各子機で発
    生させた乱数値に一致したときに該一致した乱数値を発
    生させた子機と前記親機との間で通信を行い、前記親機
    と他の子機との通信タイミングを異ならせ、アドレス設
    定手段により各子機毎に設定したアドレスを前記親機と
    の間で送受し各子機ごとのアドレスを前記親機と前記各
    子機との間において確定可能にする通信手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項5から請求項7のうちのいず
    れか1項記載の子機のアドレス設定装置。
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