JP2000100122A - 追記型光ディスクへの情報印字方法および印字装置 - Google Patents

追記型光ディスクへの情報印字方法および印字装置

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JP2000100122A
JP2000100122A JP10266453A JP26645398A JP2000100122A JP 2000100122 A JP2000100122 A JP 2000100122A JP 10266453 A JP10266453 A JP 10266453A JP 26645398 A JP26645398 A JP 26645398A JP 2000100122 A JP2000100122 A JP 2000100122A
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JP
Japan
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printing
ink
write
once optical
fixing agent
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Application number
JP10266453A
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English (en)
Inventor
Shinichi Aoki
伸一 青木
Hidekazu Takahashi
英一 高橋
Satoru Suda
覚 須田
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追記型光ディスクのレーベル面に安定的な情
報印字を行うための方法、及びそれに使用する印字装置
を提供する。 【解決手段】 追記型光ディスクのレーベル面にインク
ジェットプリンタで印字した後、印字インクの定着剤
(例えば透明ラッカー)を塗布することを特徴とする方
法であり、印字装置としては、印字インクを噴出する印
字ヘッドに加えて、印字インクの定着剤を噴出する印字
ヘッドをも具備してなるものであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追記型光ディスク
のレーベル面に情報を印字するための方法およびそのた
めの印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−R,DVD−R等の追記型光ディ
スク(以下光ディスクと略)は、その情報記録容量が大
きいこと、記録された情報を誤って消去してしまう危険
性がないこと等の特徴から、コンピュータの外部記録メ
ディアとして大量に使用されている。
【0003】上記光ディスクに情報を記録した際、その
内容を記録後に記録者または第3者が認識できる必要が
ある。勿論、上記記録ディスクを読み取り機(再生機)
にかければ内容を認識することができるが、通常は記録
されている情報に関するタイトル、見出し、抄録、記録
日等を光ディスクのレーベル面に表示しておくのが一般
的である。
【0004】更に、読み出し専用コンパクトディスク
(CD−ROM)のレーベル面に見られるように、レー
ベル面には、任意に選ばれるデザイン(会社のロゴマー
ク等)を印刷する場合も多く、特に追記型光ディスクを
情報の販売の媒体として使用する際には上記デザインを
含む見た目も重要性が高い。
【0005】レーベル面に表示をする方法としては、
1).フェルトペン等の筆記具でレーベル面に印字する
方法、2).紙製の粘着シールに筆記具で印字し、印字
したシールをレーベル面に貼付する方法、3).印刷の
ための版を作製し、専用のスクリーン印刷機、オフセッ
ト印刷機によってレーベル面に印刷する方法、4).プ
リンタブルディスクと呼ばれるプリンタインク受容組成
物をレーベル面にコーティングしたディスクを使用し、
専用のインクジェットプリンタで上記コーティング面に
印字する方法等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記1)の方法は簡便
な方法で一般によく行われている有効な方法であるが、
手書きとなるため見栄えが悪く、記録した情報を第三者
に販売する媒体として追記型光ディスクを使う場合等で
は問題がある。上記2−4の方法は印字の見栄えは問題
ないが、2)のシールを貼付した場合、追記型光ディス
クの重量にアンバランスが生じ、記録情報の再生時に再
生不良を起こす可能性が否定できない。3)の方法は上
記の問題のない方法であるが、タイトル印字が1枚毎に
異なる場合にはそれぞれの版を作製する必要があり、そ
のコストと手間を考えれば現実的ではない。4)の方法
は再生不良の危険も少なく、印字の見栄えも良好なた
め、近年、追記型光ディスクへの情報印字方法としてし
ばしば使用されるが、一般にこの種のプリンタに使用さ
れている印字インクは親水性のインクであり、それを印
字する上記プリンタブルディスクの表面も親水性である
ことから、空気中の水分を吸収し、結果として印字の滲
み、流れが生じるという欠点があった。
【0007】本発明は、追記型光ディスクが本来持つ機
能を損なうことなく、そのレーベル面に安定的に情報の
印字を行うための方法およびそのたに使用する装置を提
供することを目的をするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に鑑み、鋭意検討を行なった結果、 1)インクジェットプリンタの印字インクを受容するイ
ンク組成物を印刷した追記型光ディスクのレーベル面に
該インクジェットプリンタで情報を印字したのち/また
は同時に該インクジェットプリンタより、印字部分また
はレーベル面全体に印字インクの定着剤を塗布すること
を特徴とする追記型光ディスクへの情報印字方法、 2)印字インクの定着剤として透明ラッカーおよび/ま
たはフッ素含有化合物を使用することを特徴とする上記
1)記載の追記型光ディスクへの情報印字方法、 3)インクジェットプリンタの印字インクを受容するイ
ンク組成物を印刷した追記型光ディスクのレーベル面に
印字を行うインクジェットプリンタであり、印字インク
を噴出する印字ヘッドに加えて、印字インクの定着剤を
噴出する印字ヘッドを具備することを特徴とする追記型
光ディスクへの情報印字装置、 4)印字インクの定着剤として透明ラッカーおよび/ま
たはフッ素含有化合物を使用することを特徴とする上記
3)記載の追記型光ディスクへの情報印字装置、が上記
問題を解決するのに有効であることを見いだし、本発明
を完成した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に使用する追記型光ディスク
を模式的に示したものである。本発明における追記型光
ディスクとはCD−Rおよび/またはDVD−Rと呼ば
れる、透明基板、記録層、金属反射層、保護層からなる
光ディスクである。
【0011】本発明に使用される追記型光ディスクでは
上記保護層の上にインクジェットプリンタの印字インク
を受容するインク組成物を印刷した部分が形成される。
【0012】インクジェットプリンタの印字インクを受
容するインク組成物とは、その組成物を印刷および/ま
たは乾燥および/または硬化させた際に形成される印刷
層がインクジェットプリンタのインクを吸収または/お
よび定着させる性質を有するものであれば特に限定され
るものではなく、一般にプリンタブルインクとして市販
されているものが使用でき、また、特願平8−1764
28号公報に開示されているインク受理層用組成物等も
好適に使用できる。
【0013】本発明においてインクジェットプリンタの
印字インクを受容するインク組成物が印刷される範囲は
特に限定されるものではなく、使用者がインクジェット
プリンタで印字する内容、範囲に応じて適宜選択するこ
とができるが、印字する内容が任意に選択できるという
点において、保護層の上全面に印刷することが望まし
い。
【0014】本発明において印字インクを受容するイン
ク組成物が印刷された追記型光ディスクのレーベル面に
は本発明による追記型光ディスク用インクジェットプリ
ンタにより任意に選ばれるデザインが印刷される。任意
のデザインとは追記型光ディスクの使用者、製造者が任
意に選択できるデザインであり、会社のロゴマーク、デ
ィスクに記録された情報の一般的タイトル等がその一例
としてあげられる。
【0015】更に、本発明においては上記任意デザイン
が印刷されたあとに/または印刷と同時に、同じく本発
明による追記型光ディスク用インクジェットプリンタよ
り印字インクの定着剤が塗布される。
【0016】定着剤を塗布する方法は後述するように定
着剤を充填したインクカートリッジを装着したプリンタ
ヘッドから、任意デザインの印字と同一の内容を印字す
る方法、任意デザインの印字部分に定着剤を帯状に印字
塗布する方法、任意デザインとは無関係に追記型光ディ
スクのレーベル面全体に印字塗布する方法等が用いられ
る。尚、本発明は任意デザインの印字の後、または印字
と同時に印字に使用したインクジェットプリンタにより
定着剤を印字塗布することを特徴とするものであり、上
述の印字塗布の範囲は本発明を何ら限定するものではな
い。
【0017】尚、定着剤を塗布する方法として、一般の
防水スプレー、ラッカースプレーから直接ディスクへ塗
布することも考えられるが、この方法ではスプレーした
定着剤がレーベル面以外にも広がることを防止すること
が困難である。特に、上記簡易法により定着剤が追記型
光ディスクの記録面側に広がった場合、記録されたデー
タの読み取り不良が避けられず、追記型光ディスクの本
来の機能を妨げず、安定的に情報印字を行うことを目的
とした本発明とは本質的に異なるものである。
【0018】本発明は任意デザインの印字の後または同
時にインクジェットプリンタで定着剤を印字塗布するこ
とを特徴とするものであり、定着剤そのものは印字イン
クが湿度、水分により滲むことを防止する特性を持つも
のであれば特に限定されるものではないが、本発明者ら
が検討したところでは、透明ラッカー、フッ素含有化合
物等が防水、定着特性を有し、好適に使用することがで
きる。
【0019】本発明は追記型光ディスクの本来の機能を
妨げず、安定的な情報印字を行うための印字装置を含有
する。即ち、本発明の印字装置は、市販の追記型光ディ
スク用インクジェットプリンタの機能に加えて、印字イ
ンクの定着剤を噴出する印字ヘッドを具備することを特
徴とする印字装置である。
【0020】市販の追記型光ディスク用インクジェット
プリンタとは、シアン、マゼンタ、イエローの3原色に
黒色を加えた4色のインクを噴出する印字ヘッドを持
ち、更に、追記型光ディスクを上記印字ヘッド部分へ搬
送する機能を持つインクジェットプリンタであり、エキ
スパートマグネティック社のCP−1000、スーパー
イメージ社のmedia printer 500 等が例としてあげられ
る。
【0021】本発明の印字装置は上記追記型光ディスク
用インクジェットプリンタの機能に加え、上記印字ヘッ
ドと同等の機能を持ち、印字インクの安定剤を充填した
インクカートリッジを装着した1個以上の定着剤用印字
ヘッドを具備することを特徴とする。
【0022】インクカートリッジに充填する定着剤は印
字インクが湿度、水分により滲むことを防止する特性を
持ち、カートリッジに充填可能な性質(例えば、常温、
上圧近傍で液体である等)を備えていれば特に限定され
るものでは無いが、透明ラッカー、フッ素含有化合物等
が好適に使用できる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の実施の態様はこれにより限定されるもの
ではない。
【0024】実施例1 プリンタブルCD−Rディスク(三井化学製)に本発明
によるインクジェットプリンタを用いて、図2のように
印字を行った。その後、透明ラッカー(日本ペイント
製)を充填したインクカートリッジを装着した上記本発
明のプリンタを同じく用いて、図3のように印字部分周
辺を帯状に印字した。このディスクを温度50℃および
相対湿度90%の恒温恒湿器に24時間放置し、放置前
後の印字の滲みを比較した。その結果、本ディスクは放
置後も印字は放置前と同様の状態であった。
【0025】実施例2 定着剤の印字塗布部分を図4のようにレーベル面全体と
した以外は実施例1と同様な方法で印字ディスクを作成
し、実施例1と同様の放置試験を実施した。このディス
クも実施例1と同様に印字の滲みは発生しなかった。
【0026】比較例1実施例1と同様に図2のように印
字したディスクを定着剤を印字塗布することなくそのま
ま、実施例1と同様に、恒温恒湿器中に24時間放置し
た。放置後のディスクは文字が滲み、8ポイント以下の
文字の一部が判別できなかった。
【0027】
【発明の効果】実施例、比較例の結果からも明らかなよ
うに、本発明によれば、追記型光ディスクにその本来の
記録特性を保持しながら、レーベル面に明瞭かつ安定な
印字を施すことができ、追記型光ディスクおよびそのデ
ィスクに記録された情報に付加価値を付けることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用される追記型光ディスクの構造
を示す図である。
【図2】 本発明の実施例における印字テストパターン
を例示した図である。
【図3】 実施例1における定着剤の印字塗布方法を説
明するための図である。
【図4】 実施例2における定着剤の印字塗布方法を説
明するための図である。
【符号の説明】
1・・・透明基板 2・・・記録層 3・・・金属反射層 4・・・保護層 5・・・レーベル面 6・・・印字インク受容インク組成物印刷層 7・・・定着剤を印字塗布した部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリンタの印字インクを
    受容するインク組成物を印刷した追記型光ディスクのレ
    ーベル面に該インクジェットプリンタで情報を印字した
    のち/または同時に該インクジェットプリンタより、印
    字部分またはレーベル面全体に印字インクの定着剤を塗
    布することを特徴とする追記型光ディスクへの情報印字
    方法。
  2. 【請求項2】 印字インクの定着剤として透明ラッカー
    および/またはフッ素含有化合物を使用することを特徴
    とする請求項1記載の追記型光ディスクへの情報印字方
    法。
  3. 【請求項3】 インクジェットプリンタの印字インクを
    受容するインク組成物を印刷した追記型光ディスクのレ
    ーベル面に印字を行うインクジェットプリンタであり、
    印字インクを噴出する印字ヘッドに加えて、印字インク
    の定着剤を噴出する印字ヘッドを具備することを特徴と
    する追記型光ディスクへの情報印字装置。
  4. 【請求項4】 印字インクの定着剤として透明ラッカー
    および/またはフッ素含有化合物を使用することを特徴
    とする請求項3記載の追記型光ディスクへの情報印字装
    置。
JP10266453A 1998-09-21 1998-09-21 追記型光ディスクへの情報印字方法および印字装置 Pending JP2000100122A (ja)

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