JP2000100021A - 回転ヘッド式信号記録装置 - Google Patents
回転ヘッド式信号記録装置Info
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- JP2000100021A JP2000100021A JP10273437A JP27343798A JP2000100021A JP 2000100021 A JP2000100021 A JP 2000100021A JP 10273437 A JP10273437 A JP 10273437A JP 27343798 A JP27343798 A JP 27343798A JP 2000100021 A JP2000100021 A JP 2000100021A
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- capstan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転ヘッド式信号記録装置においてテープ移
送状態の安定化を図ることを目的とする。 【解決手段】 回転ヘッド式信号記録装置において、キ
ャプスタン及びピンチローラにより信号記録再生テープ
を所定の速度で移送する場合において、このキャプスタ
ンの回転方向をかえて信号記録再生テープの移送方向を
逆転した場合でも、この移送方向と交わる方向へのこの
テープの揺らぎ変動を抑え、常に安定したテープ移送状
態を保つことができるようにしたものである。
送状態の安定化を図ることを目的とする。 【解決手段】 回転ヘッド式信号記録装置において、キ
ャプスタン及びピンチローラにより信号記録再生テープ
を所定の速度で移送する場合において、このキャプスタ
ンの回転方向をかえて信号記録再生テープの移送方向を
逆転した場合でも、この移送方向と交わる方向へのこの
テープの揺らぎ変動を抑え、常に安定したテープ移送状
態を保つことができるようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ヘッド式信号
記録装置における信号記録テープのテンション制御に関
するものである。
記録装置における信号記録テープのテンション制御に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テープストリーマ等回転ヘッドを
用いて信号記録テープにデータを記録するデータレコー
ダ装置(以下の説明ではDR装置と称する)、或いはデ
ジタルビデオテープレコーダ等回転ヘッドを用いて信号
記録テープにビデオ信号を記録するビデオテープレコー
ダ装置(以下の説明ではVTR装置と称する)他各種の
回転ヘッド式信号記録装置が知られている。
用いて信号記録テープにデータを記録するデータレコー
ダ装置(以下の説明ではDR装置と称する)、或いはデ
ジタルビデオテープレコーダ等回転ヘッドを用いて信号
記録テープにビデオ信号を記録するビデオテープレコー
ダ装置(以下の説明ではVTR装置と称する)他各種の
回転ヘッド式信号記録装置が知られている。
【0003】先ず、この回転ヘッド式信号記録装置の従
来例としてDR装置の例を図6及び図7に示して説明す
る。尚、図6はDR装置の要部の構成を示した俯瞰図、
図7はこのDR装置のテープ案内部を構成するガイド等
の各部材の配列を示した側面図である。
来例としてDR装置の例を図6及び図7に示して説明す
る。尚、図6はDR装置の要部の構成を示した俯瞰図、
図7はこのDR装置のテープ案内部を構成するガイド等
の各部材の配列を示した側面図である。
【0004】図6において1はDR装置の要部全体を示
し、DR装置1はシャーシ2を具備し、シャーシ2上に
供給側リール3、巻取側リール5、供給リール側テープ
位置規制ガイド7、巻取リール側テープ位置規制ガイド
9、キャプスタン軸11、ピンチローラ13、入り口ガ
イド15、入り口傾斜ガイド17、回転ヘッドドラム部
19、出口ガイド傾斜ガイド21、出口ガイド23及び
テープテンション検出ピン25で構成する。
し、DR装置1はシャーシ2を具備し、シャーシ2上に
供給側リール3、巻取側リール5、供給リール側テープ
位置規制ガイド7、巻取リール側テープ位置規制ガイド
9、キャプスタン軸11、ピンチローラ13、入り口ガ
イド15、入り口傾斜ガイド17、回転ヘッドドラム部
19、出口ガイド傾斜ガイド21、出口ガイド23及び
テープテンション検出ピン25で構成する。
【0005】回転ヘッドドラム部19を上回転ヘッドド
ラム29及び下固定ドラム31で構成し、上回転ヘッド
ドラム29の下面部32に上回転ヘッドドラム29のテ
ープ案内周面27より僅かに突出させた状態で第1のヘ
ッドユニット33及び第2のヘッドユニット35を互い
に180度の間隔をおいて設置する。
ラム29及び下固定ドラム31で構成し、上回転ヘッド
ドラム29の下面部32に上回転ヘッドドラム29のテ
ープ案内周面27より僅かに突出させた状態で第1のヘ
ッドユニット33及び第2のヘッドユニット35を互い
に180度の間隔をおいて設置する。
【0006】第1のヘッドユニット33及び第2のヘッ
ドユニット35の夫々を記録/再生ヘッド37と再生ヘ
ッド39で構成し、第1のヘッドユニット33及び第2
のヘッドユニット35の夫々の記録/再生ヘッド37を
矢印45で示した上回転ヘッドドラム29の回転方向に
おいて再生ヘッド39よりも先行する位置に配設し、記
録/再生ヘッド37で記録再生テープ6上に記録したト
ラックをこの記録直後に再生できる位置に再生ヘッド3
9を配設してこれら第1のヘッドユニット33及び第2
のヘッドユニット35の夫々を構成する。
ドユニット35の夫々を記録/再生ヘッド37と再生ヘ
ッド39で構成し、第1のヘッドユニット33及び第2
のヘッドユニット35の夫々の記録/再生ヘッド37を
矢印45で示した上回転ヘッドドラム29の回転方向に
おいて再生ヘッド39よりも先行する位置に配設し、記
録/再生ヘッド37で記録再生テープ6上に記録したト
ラックをこの記録直後に再生できる位置に再生ヘッド3
9を配設してこれら第1のヘッドユニット33及び第2
のヘッドユニット35の夫々を構成する。
【0007】次に供給側リール3と巻取側リール5の間
に形成するテープパスについて説明する。
に形成するテープパスについて説明する。
【0008】供給側リール3から引き出した記録再生テ
ープ6を供給リール側テープ位置規制ガイド7に添わ
せ、供給リール3のテープ巻径の変化が供給リール側テ
ープ位置規制ガイド7と入り口ガイド15との間の記録
再生テープ6に現れないように規制して後、供給リール
側テープ位置規制ガイド7から入り口ガイド15に記録
再生テープ6を向かわせ、そして記録再生テープ6を入
り口ガイド15の所定範囲に巻き付け、回転ヘッドドラ
ム部19に対する記録再生テープ6の入り口側に配設し
た入り口傾斜ガイド17方向に向かうテープパスを形成
する。
ープ6を供給リール側テープ位置規制ガイド7に添わ
せ、供給リール3のテープ巻径の変化が供給リール側テ
ープ位置規制ガイド7と入り口ガイド15との間の記録
再生テープ6に現れないように規制して後、供給リール
側テープ位置規制ガイド7から入り口ガイド15に記録
再生テープ6を向かわせ、そして記録再生テープ6を入
り口ガイド15の所定範囲に巻き付け、回転ヘッドドラ
ム部19に対する記録再生テープ6の入り口側に配設し
た入り口傾斜ガイド17方向に向かうテープパスを形成
する。
【0009】この入り口傾斜ガイド17方向に向けた記
録再生テープ6を入り口傾斜ガイド17の所定の範囲に
巻き付けて捻りを与えて後、回転ヘッドドラム部19の
上回転ヘッドドラム29から下固定ドラム31に向かう
方向に回転ヘッドドラム部19の180度プラス数度の
角度範囲に渡って斜めに巻き付け、更に回転ヘッドドラ
ム部19に対する記録再生テープ6の出口側に配設した
出口傾斜ガイド21の所定の範囲にまきつけて入り口傾
斜ガイド17とは逆の捻りを与えて後出口ガイド23に
向い、そしてこの出口ガイド23によりキャプスタン軸
11とピンチローラ13の間の方向に進行方向を変更し
たテープパスを形成する。
録再生テープ6を入り口傾斜ガイド17の所定の範囲に
巻き付けて捻りを与えて後、回転ヘッドドラム部19の
上回転ヘッドドラム29から下固定ドラム31に向かう
方向に回転ヘッドドラム部19の180度プラス数度の
角度範囲に渡って斜めに巻き付け、更に回転ヘッドドラ
ム部19に対する記録再生テープ6の出口側に配設した
出口傾斜ガイド21の所定の範囲にまきつけて入り口傾
斜ガイド17とは逆の捻りを与えて後出口ガイド23に
向い、そしてこの出口ガイド23によりキャプスタン軸
11とピンチローラ13の間の方向に進行方向を変更し
たテープパスを形成する。
【0010】そして、キャプスタン軸11とピンチロー
ラ13の間を通った記録再生テープ6は巻取リール側テ
ープ位置規制ガイド9で位置規制されてから巻取側リー
ル5に巻き取られるテープパスを形成する。
ラ13の間を通った記録再生テープ6は巻取リール側テ
ープ位置規制ガイド9で位置規制されてから巻取側リー
ル5に巻き取られるテープパスを形成する。
【0011】また、25はテープテンション検出ピンで
あり、このテープテンション検出ピン25により供給リ
ール側テープ位置規制ガイド7と入り口ガイド15との
間に形成した記録再生テープ6のテープパスにおけるテ
ープテンションを検出し、このテープテンションの値に
基づき供給側リール3から記録再生テープ6に与えるテ
ープテンションの値を制御し、供給リール側テープ位置
規制ガイド7と入り口ガイド15との間に形成した記録
再生テープ6のこのテープパスにおけるテープテンショ
ンが所定の値に一定に保たれるように制御を行ってい
る。
あり、このテープテンション検出ピン25により供給リ
ール側テープ位置規制ガイド7と入り口ガイド15との
間に形成した記録再生テープ6のテープパスにおけるテ
ープテンションを検出し、このテープテンションの値に
基づき供給側リール3から記録再生テープ6に与えるテ
ープテンションの値を制御し、供給リール側テープ位置
規制ガイド7と入り口ガイド15との間に形成した記録
再生テープ6のこのテープパスにおけるテープテンショ
ンが所定の値に一定に保たれるように制御を行ってい
る。
【0012】そしてこのDR装置1は、キャプスタン軸
11及びピンチローラ13で挟んだ状態で、記録再生テ
ープ6に信号記録トラックを形成した際のテープ移送速
度と等しいテープ移送速度で記録再生テープ6を移送す
る回転数でキャプスタン軸11を反時計回りに回転し、
記録再生テープ6を矢印41で示す方向(以下の説明に
おいてはFWD方向と称する)に移送して、記録再生テ
ープ6上に記録したトラックの再生を行い、またこのよ
うに記録再生テープ6を挟んだ状態でキャプスタン軸1
1をこの回転数で時計回りに回転することにより、記録
再生テープ6を矢印43で示す方向(以下の説明におい
てはRVS方向と称する)にこの通常の再生状態とは逆
方向に移送し再生を行う、FWD方向とRVS方向の双
方向に再生可能であるように構成している。
11及びピンチローラ13で挟んだ状態で、記録再生テ
ープ6に信号記録トラックを形成した際のテープ移送速
度と等しいテープ移送速度で記録再生テープ6を移送す
る回転数でキャプスタン軸11を反時計回りに回転し、
記録再生テープ6を矢印41で示す方向(以下の説明に
おいてはFWD方向と称する)に移送して、記録再生テ
ープ6上に記録したトラックの再生を行い、またこのよ
うに記録再生テープ6を挟んだ状態でキャプスタン軸1
1をこの回転数で時計回りに回転することにより、記録
再生テープ6を矢印43で示す方向(以下の説明におい
てはRVS方向と称する)にこの通常の再生状態とは逆
方向に移送し再生を行う、FWD方向とRVS方向の双
方向に再生可能であるように構成している。
【0013】次に、DR装置1において記録再生テープ
6に記録した記録トラックを、このようにFWD方向及
びRVS方向の双方向に再生することが必要な理由につ
いて説明する。
6に記録した記録トラックを、このようにFWD方向及
びRVS方向の双方向に再生することが必要な理由につ
いて説明する。
【0014】DR装置1においてはデータの記録再生を
行うので、DR装置1に入力して記録したデータを少し
の誤りなく再生できることが必要である。
行うので、DR装置1に入力して記録したデータを少し
の誤りなく再生できることが必要である。
【0015】その為、第1のヘッドユニット33及び第
2のヘッドユニット35の夫々において、記録/再生ヘ
ッド37で記録再生テープ6上に記録したトラックを、
この記録直後に再生できる位置に再生ヘッド39を配設
してこの記録したトラックの再生信号を再生ヘッド39
で得、そしてこの再生信号の誤り訂正チェックを行い、
もしも誤り訂正不能な再生信号が含まれていた場合に
は、この誤り訂正不能な再生信号が含まれていた記録ト
ラックを再記録する機能を具備せしめている。
2のヘッドユニット35の夫々において、記録/再生ヘ
ッド37で記録再生テープ6上に記録したトラックを、
この記録直後に再生できる位置に再生ヘッド39を配設
してこの記録したトラックの再生信号を再生ヘッド39
で得、そしてこの再生信号の誤り訂正チェックを行い、
もしも誤り訂正不能な再生信号が含まれていた場合に
は、この誤り訂正不能な再生信号が含まれていた記録ト
ラックを再記録する機能を具備せしめている。
【0016】つまり従来のDR装置1においては、この
誤り訂正不能な再生信号が含まれていた記録トラックの
記録をやり直して誤りのない信号を再生できるようにす
るために、FWD方向に通常の再生状態で移送して記録
再生テープ6上に記録したトラックの再生を行い、また
記録再生テープ6をRVS方向に移送した状態で逆転再
生を行うことを繰り返すことによりこの誤り訂正不能な
再生信号が含まれていた記録トラックの頭出しをおこな
い、この頭出しをしたトラックの再記録を行うようにし
ている。
誤り訂正不能な再生信号が含まれていた記録トラックの
記録をやり直して誤りのない信号を再生できるようにす
るために、FWD方向に通常の再生状態で移送して記録
再生テープ6上に記録したトラックの再生を行い、また
記録再生テープ6をRVS方向に移送した状態で逆転再
生を行うことを繰り返すことによりこの誤り訂正不能な
再生信号が含まれていた記録トラックの頭出しをおこな
い、この頭出しをしたトラックの再記録を行うようにし
ている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】斯る従来のDR装置に
おいては、記録再生テープ6をこのようにFWD方向と
RVS方向に繰り返し再生してこの誤り訂正不能な再生
信号が含まれている記録トラックの頭出しを行い、この
頭出しをした記録トラックを再記録し、この再記録した
記録トラックを再生ヘッド39で再度再生し、この再生
した信号の誤りチェックを行って、誤り訂正不能な信号
がこの再生信号中に含まれていないことを確認するよう
にしている。
おいては、記録再生テープ6をこのようにFWD方向と
RVS方向に繰り返し再生してこの誤り訂正不能な再生
信号が含まれている記録トラックの頭出しを行い、この
頭出しをした記録トラックを再記録し、この再記録した
記録トラックを再生ヘッド39で再度再生し、この再生
した信号の誤りチェックを行って、誤り訂正不能な信号
がこの再生信号中に含まれていないことを確認するよう
にしている。
【0018】しかしながら、再記録をおこない誤り訂正
不能な再生信号が含まれていないことをこのようにして
確認したにもかかわらず、後日になってこの記録再生テ
ープ6をあらためて記録/再生ヘッド37で再生した際
に、誤り訂正不能な再生信号が含まれていないことを確
認した筈の記録トラックから誤り訂正不能な再生信号が
再生される場合があるという不都合があった。
不能な再生信号が含まれていないことをこのようにして
確認したにもかかわらず、後日になってこの記録再生テ
ープ6をあらためて記録/再生ヘッド37で再生した際
に、誤り訂正不能な再生信号が含まれていないことを確
認した筈の記録トラックから誤り訂正不能な再生信号が
再生される場合があるという不都合があった。
【0019】本発明は斯る点に鑑み、誤り訂正不能な再
生信号が含まれていないことを確認した記録再生テープ
であれば、後日再生した際に誤り訂正不能な再生信号が
含まれている記録トラックが存在することがないように
し、記録再生の信頼性の向上を図ることを目的とする。
生信号が含まれていないことを確認した記録再生テープ
であれば、後日再生した際に誤り訂正不能な再生信号が
含まれている記録トラックが存在することがないように
し、記録再生の信頼性の向上を図ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による回転ヘッド
式信号記録装置は、この回転ヘッド装置に巻き付けられ
た記録再生テープをキャプスタン及びピンチローラによ
り移送せしめるようにした回転ヘッド式信号記録装置に
おいて、この移送する方向にみてキャプスタンよりも上
流側となる部分のテープテンションの値をこのキャプス
タンよりも下流側となる部分のテープテンションの値よ
り大となるように保つ手段を設けた。
式信号記録装置は、この回転ヘッド装置に巻き付けられ
た記録再生テープをキャプスタン及びピンチローラによ
り移送せしめるようにした回転ヘッド式信号記録装置に
おいて、この移送する方向にみてキャプスタンよりも上
流側となる部分のテープテンションの値をこのキャプス
タンよりも下流側となる部分のテープテンションの値よ
り大となるように保つ手段を設けた。
【0021】
【発明の実施の形態】図6及び図7と同一の部分には同
一の符号を付与して詳細な説明を省略し、図1〜図5を
参照して本発明の回転ヘッド式信号記録装置の実施の形
態の一例について説明する。
一の符号を付与して詳細な説明を省略し、図1〜図5を
参照して本発明の回転ヘッド式信号記録装置の実施の形
態の一例について説明する。
【0022】本出願人がこの誤り訂正不能な再生信号が
含まれている記録トラックを記録/再生ヘッド37で再
生した再生RF信号の再生エンべロープの波形を観察し
たところ、本来であればこの生成波形は回転ヘッドドラ
ム部19に対する記録再生テープ6の入り口側での立ち
上がり波形及び出口側での立ち下がり波形の部分で傾斜
をもった台形波波形に近い波形になるべきところが、回
転ヘッドドラム部19に対する記録再生テープ6の入り
口側で立ち上りそして略々平坦な特性に落ち着いた再生
RF信号波形のレベルが、記録/再生ヘッド37がこの
出口に向かうにつれて低下する、通常の再生信号波形と
は異なる減衰波形特性を示すために、この通常の再生信
号波形とは異なる減衰波形特性を示している部分で再生
ヘッド37による記録トラックの再生が不能になってい
ることが分かった。
含まれている記録トラックを記録/再生ヘッド37で再
生した再生RF信号の再生エンべロープの波形を観察し
たところ、本来であればこの生成波形は回転ヘッドドラ
ム部19に対する記録再生テープ6の入り口側での立ち
上がり波形及び出口側での立ち下がり波形の部分で傾斜
をもった台形波波形に近い波形になるべきところが、回
転ヘッドドラム部19に対する記録再生テープ6の入り
口側で立ち上りそして略々平坦な特性に落ち着いた再生
RF信号波形のレベルが、記録/再生ヘッド37がこの
出口に向かうにつれて低下する、通常の再生信号波形と
は異なる減衰波形特性を示すために、この通常の再生信
号波形とは異なる減衰波形特性を示している部分で再生
ヘッド37による記録トラックの再生が不能になってい
ることが分かった。
【0023】その為、本出願人がこの部分の信号記録パ
ターンを分析した結果では、この部分の記録トラックの
軌跡が曲がっており、記録トラックの直線性が悪化して
いることが分かった。
ターンを分析した結果では、この部分の記録トラックの
軌跡が曲がっており、記録トラックの直線性が悪化して
いることが分かった。
【0024】さらに、図7に示して説明した記録再生テ
ープ6のテープパスを本出願人が詳細に検討した結果に
よれば、この誤り訂正不能な再生信号が含まれていた記
録トラックの頭出しの為、記録再生テープ6をFWD方
向に移送して記録再生テープ6上に記録したトラックの
再生を行い、また記録再生テープ6をRVS方向に移送
し逆転再生を行うことを繰り返してこの誤り訂正不能な
再生信号が含まれていたトラックの頭出しをおこなって
いるうちに、図3に2点鎖線で示した如く、キャプスタ
ン軸11とピンチローラ13との間で記録再生テープ6
がずり落ちる現象が発生し、このずり落ちる現象の影響
が回転ヘッドドラム部19に対してテーパガイド面部3
0で案内されている部分の記録再生テープ6におよび、
記録トラックの記録軌跡にこの曲がり現象が生じること
が分かった。
ープ6のテープパスを本出願人が詳細に検討した結果に
よれば、この誤り訂正不能な再生信号が含まれていた記
録トラックの頭出しの為、記録再生テープ6をFWD方
向に移送して記録再生テープ6上に記録したトラックの
再生を行い、また記録再生テープ6をRVS方向に移送
し逆転再生を行うことを繰り返してこの誤り訂正不能な
再生信号が含まれていたトラックの頭出しをおこなって
いるうちに、図3に2点鎖線で示した如く、キャプスタ
ン軸11とピンチローラ13との間で記録再生テープ6
がずり落ちる現象が発生し、このずり落ちる現象の影響
が回転ヘッドドラム部19に対してテーパガイド面部3
0で案内されている部分の記録再生テープ6におよび、
記録トラックの記録軌跡にこの曲がり現象が生じること
が分かった。
【0025】尚、図3においてこのずり落ちる現象を示
した2点鎖線の位置は、この現象を分かり易くする為に
誇張して示しており、テーパガイド面部30で案内され
ている部分の記録再生テープ6の部分において発生した
このずり落ちる量は、実際には1トラックピッチ分(例
として10ミクロン)程度であった。
した2点鎖線の位置は、この現象を分かり易くする為に
誇張して示しており、テーパガイド面部30で案内され
ている部分の記録再生テープ6の部分において発生した
このずり落ちる量は、実際には1トラックピッチ分(例
として10ミクロン)程度であった。
【0026】また、第1のヘッドユニット33及び第2
のヘッドユニット35の夫々においては、記録再生テー
プ6上に記録/再生ヘッド37で記録したトラックをこ
の記録直後において再生できる位置に再生ヘッド39を
配設しているので、このように記録トラックの曲がり現
象が発生している場合においても再生ヘッド39でこの
記録トラックを再生可能であるため、再生ヘッド39か
らの再生出力信号には記録トラックの直線性の悪化によ
るこの再生不能現象は発生しないため、再生不能である
ことを検出できないことが分かった。
のヘッドユニット35の夫々においては、記録再生テー
プ6上に記録/再生ヘッド37で記録したトラックをこ
の記録直後において再生できる位置に再生ヘッド39を
配設しているので、このように記録トラックの曲がり現
象が発生している場合においても再生ヘッド39でこの
記録トラックを再生可能であるため、再生ヘッド39か
らの再生出力信号には記録トラックの直線性の悪化によ
るこの再生不能現象は発生しないため、再生不能である
ことを検出できないことが分かった。
【0027】そこで本出願人は、キャプスタン軸11と
ピンチローラ13で移送中の状態にある記録再生テープ
6のキャプスタン軸11前後におけるテープテンション
の値に注目し、このキャプスタン軸11前後のテープテ
ンションの値を測定調査してみた。
ピンチローラ13で移送中の状態にある記録再生テープ
6のキャプスタン軸11前後におけるテープテンション
の値に注目し、このキャプスタン軸11前後のテープテ
ンションの値を測定調査してみた。
【0028】尚、この測定に使用した記録再生テープ6
は、例として100%コバルト蒸着の8ミリ幅磁気テー
プ使用のデータカートリッジテープ(型式:SDXーT
3C)である。また、キャプスタン軸11と巻取リール
5の間のテープテンションをFWD時9グラム、RVS
時10グラム、供給リール側テープ位置規制ガイド7と
入り口ガイド15の間のテープテンションをFWD時
4.8グラム、RVS時11グラムとDR装置1の本出
願人で標準としている基準値に設定した。
は、例として100%コバルト蒸着の8ミリ幅磁気テー
プ使用のデータカートリッジテープ(型式:SDXーT
3C)である。また、キャプスタン軸11と巻取リール
5の間のテープテンションをFWD時9グラム、RVS
時10グラム、供給リール側テープ位置規制ガイド7と
入り口ガイド15の間のテープテンションをFWD時
4.8グラム、RVS時11グラムとDR装置1の本出
願人で標準としている基準値に設定した。
【0029】そしてこのような基準値に合わせて設定し
た状態において測定した結果によれば、出口ガイド23
とキャプスタン軸11の間のテープテンションの値は、
各ガイド17〜23及び回転ヘッドドラム部19の夫々
と記録再生テープ6の間の走行摩擦値の変動によりFW
D時は9.6グラム〜14.4グラム、RVS時は3.
6グラム〜5.5グラムの間の値となることがわかっ
た。
た状態において測定した結果によれば、出口ガイド23
とキャプスタン軸11の間のテープテンションの値は、
各ガイド17〜23及び回転ヘッドドラム部19の夫々
と記録再生テープ6の間の走行摩擦値の変動によりFW
D時は9.6グラム〜14.4グラム、RVS時は3.
6グラム〜5.5グラムの間の値となることがわかっ
た。
【0030】よってこの測定の結果によれば、FWD方
向の再生時のキャプスタン軸11前後のテープテンショ
ン差のマージンは0.6グラム〜5.4グラムとなり最
悪の場合は0.6グラムしかこのマージンがとれていな
いことが確かめられた。
向の再生時のキャプスタン軸11前後のテープテンショ
ン差のマージンは0.6グラム〜5.4グラムとなり最
悪の場合は0.6グラムしかこのマージンがとれていな
いことが確かめられた。
【0031】このようにキャプスタン軸11前後のテー
プテンション差のマージンが充分にとれていないという
ことは、キャプスタン軸11を駆動しているキャプスタ
ン駆動源側からみると負荷が軽すぎることになり、この
ように負荷が軽い状態では記録再生テープ6の起動時及
び再生時の定常速度でのキャプスタン軸11駆動時とも
にこの駆動源側の駆動状態に安定性を欠き、特にテープ
6の起動時にキャプスタン軸11の回転状態にハンチン
グが発生してテープの走行が揺さぶられることによりテ
ープの走行にキャプスタン軸11の回転の追従が充分で
なくなることに加え、記録再生テープ6を幅方向にみた
テンションの値が均一でなくテープの下エッジ側にテン
ションの偏りがある場合等の悪条件が重なると、このキ
ャプスタン軸11の部分での記録再生テープ6のずり落
が発生しやすいことが分かった。
プテンション差のマージンが充分にとれていないという
ことは、キャプスタン軸11を駆動しているキャプスタ
ン駆動源側からみると負荷が軽すぎることになり、この
ように負荷が軽い状態では記録再生テープ6の起動時及
び再生時の定常速度でのキャプスタン軸11駆動時とも
にこの駆動源側の駆動状態に安定性を欠き、特にテープ
6の起動時にキャプスタン軸11の回転状態にハンチン
グが発生してテープの走行が揺さぶられることによりテ
ープの走行にキャプスタン軸11の回転の追従が充分で
なくなることに加え、記録再生テープ6を幅方向にみた
テンションの値が均一でなくテープの下エッジ側にテン
ションの偏りがある場合等の悪条件が重なると、このキ
ャプスタン軸11の部分での記録再生テープ6のずり落
が発生しやすいことが分かった。
【0032】そこで本出願人は、キャプスタン軸11と
巻取リール5の間のテープテンションを、FWD時9グ
ラムであったものを6グラムに設定し、キャプスタン軸
11前後のテープテンション差(以下の説明ではマージ
ンと称する)を大きくし、キャプスタン軸11にかかる
負荷を増加することにより効果を確かめてみた。
巻取リール5の間のテープテンションを、FWD時9グ
ラムであったものを6グラムに設定し、キャプスタン軸
11前後のテープテンション差(以下の説明ではマージ
ンと称する)を大きくし、キャプスタン軸11にかかる
負荷を増加することにより効果を確かめてみた。
【0033】そしてこの効果を確かめた結果を、現状の
マージンが少ない場合におけるキャプスタン軸11の駆
動トルクの変動を表しているモータの駆動電圧Vsの変
動を図4Aに示し、マージンを大きくとるように改善し
た場合のこのモータの駆動電圧Vsの変動を図4Bに示
して説明する。
マージンが少ない場合におけるキャプスタン軸11の駆
動トルクの変動を表しているモータの駆動電圧Vsの変
動を図4Aに示し、マージンを大きくとるように改善し
た場合のこのモータの駆動電圧Vsの変動を図4Bに示
して説明する。
【0034】図4Aに示したこのモータの駆動電圧Vs
の変化には約0.7Secの周期でゆらぐ変動が顕著に
みれれるのに対して、図4Bではこのようなゆらぎ変動
はほとんどみられずキャプスタン軸11による記録再生
テープ6の移送状態が安定しており、キャプスタン軸1
1と巻取リール5の間のテープテンションをFWD方向
への走行時に6グラムに設定しこのマージンを大きくし
た効果が得られることが確かめられた。
の変化には約0.7Secの周期でゆらぐ変動が顕著に
みれれるのに対して、図4Bではこのようなゆらぎ変動
はほとんどみられずキャプスタン軸11による記録再生
テープ6の移送状態が安定しており、キャプスタン軸1
1と巻取リール5の間のテープテンションをFWD方向
への走行時に6グラムに設定しこのマージンを大きくし
た効果が得られることが確かめられた。
【0035】またキャプスタン軸11と巻取リール5の
間のテープテンションをFWD時9グラムに設定した現
状でのキャプスタン軸11の回転ジッタの偏差値を図5
Aに、これと同じ部分のテープテンションをFWD時6
グラムに設定しこのマージンを大きくした改善後のキャ
プスタン軸11の回転ジッタの偏差値を図5Bに何れも
ヒストグラムで示した。これらの図からも、このマージ
ンを大きくした改善後のキャプスタン軸11の回転ジッ
タが改善されていることが分かり、このマージンを大き
くした効果が得られることが確かめられた。
間のテープテンションをFWD時9グラムに設定した現
状でのキャプスタン軸11の回転ジッタの偏差値を図5
Aに、これと同じ部分のテープテンションをFWD時6
グラムに設定しこのマージンを大きくした改善後のキャ
プスタン軸11の回転ジッタの偏差値を図5Bに何れも
ヒストグラムで示した。これらの図からも、このマージ
ンを大きくした改善後のキャプスタン軸11の回転ジッ
タが改善されていることが分かり、このマージンを大き
くした効果が得られることが確かめられた。
【0036】即ち、キャプスタン軸11と巻取リール5
の間のテープテンションをFWD時6グラムに設定しこ
のマージンを大きくしたことにより、測定の対象とした
DR装置1においてテープ走行状態が安定になり、信号
記録再生テープ6がキャプスタン軸11とピンチローラ
13の間でずり落ちる現象の発生をくいとめることがで
きることが確かめられた。
の間のテープテンションをFWD時6グラムに設定しこ
のマージンを大きくしたことにより、測定の対象とした
DR装置1においてテープ走行状態が安定になり、信号
記録再生テープ6がキャプスタン軸11とピンチローラ
13の間でずり落ちる現象の発生をくいとめることがで
きることが確かめられた。
【0037】次に、このように改善効果が得られたDR
装置1のキャプスタン回転制御部及び巻取リール回転制
御部の構成について図1を参照しながら説明する。
装置1のキャプスタン回転制御部及び巻取リール回転制
御部の構成について図1を参照しながら説明する。
【0038】50はキャプスタン回転制御部で、キャプ
スタン回転制御部50をキャプスタンモータ101、キ
ャプスタン回転周波数検出器103、キャプスタン回転
周波数信号増幅器107、第1のシステム制御CPU1
11、ローパスフィルタ117、DC/DCコンバータ
121及びキャプスタンモータドライバ125で構成
し、第1のシステム制御CPU111を1チップCPU
で構成し、キャプスタンモータ101としてU,V,W
の三相の捲き線を有する誘導モータを使用する。
スタン回転制御部50をキャプスタンモータ101、キ
ャプスタン回転周波数検出器103、キャプスタン回転
周波数信号増幅器107、第1のシステム制御CPU1
11、ローパスフィルタ117、DC/DCコンバータ
121及びキャプスタンモータドライバ125で構成
し、第1のシステム制御CPU111を1チップCPU
で構成し、キャプスタンモータ101としてU,V,W
の三相の捲き線を有する誘導モータを使用する。
【0039】52は巻取リール回転制御部で、巻取リー
ル回転制御部52をこの第1のシステム制御CPU11
1、ローパスフィルタ135、DC/DCコンバータ1
39、リールモータドライバ143、巻取リールモータ
147、リール回転周波数検出器149及びリール回転
周波数信号増幅器157で構成し、巻取リールモータ1
47としてU,V,Wの三相の捲き線を有する誘導モー
タを使用する。
ル回転制御部52をこの第1のシステム制御CPU11
1、ローパスフィルタ135、DC/DCコンバータ1
39、リールモータドライバ143、巻取リールモータ
147、リール回転周波数検出器149及びリール回転
周波数信号増幅器157で構成し、巻取リールモータ1
47としてU,V,Wの三相の捲き線を有する誘導モー
タを使用する。
【0040】次にキャプスタン回転制御部50の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0041】キャプスタンモータ101をオンとし記録
再生テープ6をFWD方向に移送させる制御信号を、第
1のシステム制御信号入力端子113から第1のシステ
ム制御CPU111に入力する。第1のシステム制御C
PU111はこの制御信号に応じキャプスタンオン信号
129及びキャプスタン方向信号131としてFWD方
向を指示する信号をキャプスタンモータドライバ125
に入力する。
再生テープ6をFWD方向に移送させる制御信号を、第
1のシステム制御信号入力端子113から第1のシステ
ム制御CPU111に入力する。第1のシステム制御C
PU111はこの制御信号に応じキャプスタンオン信号
129及びキャプスタン方向信号131としてFWD方
向を指示する信号をキャプスタンモータドライバ125
に入力する。
【0042】キャプスタンモータドライバ125は、キ
ャプスタンオン信号129及びキャプスタン方向信号1
31がFWD方向であることに応じて、記録再生テープ
6をFWD方向に移送させる回転界磁を生じる三相駆動
信号127をキャプスタンモータ101に送り、キャプ
スタンモータ101を駆動状態にする。また同時に記録
再生テープ6をピンチローラ13でキャプスタン軸11
に圧着し、キャプスタン軸11とピンチローラ13によ
り記録再生テープ6をFWD方向に移送する状態とす
る。
ャプスタンオン信号129及びキャプスタン方向信号1
31がFWD方向であることに応じて、記録再生テープ
6をFWD方向に移送させる回転界磁を生じる三相駆動
信号127をキャプスタンモータ101に送り、キャプ
スタンモータ101を駆動状態にする。また同時に記録
再生テープ6をピンチローラ13でキャプスタン軸11
に圧着し、キャプスタン軸11とピンチローラ13によ
り記録再生テープ6をFWD方向に移送する状態とす
る。
【0043】この移送状態において、キャプスタン回転
周波数検出器103からキャプスタン軸11の回転数に
応じた周波数の信号105を得、この信号105をキャ
プスタン回転周波数信号増幅器107に供給して増幅し
キャプスタン回転周波数信号109を生成し、キャプス
タン回転周波数信号109を第1のシステム制御CPU
111に供給し、第1のシステム制御CPU111にお
いてキャプスタン回転周波数信号109をキャプスタン
回転基準周波数信号と比較して誤差信号を得、この誤差
信号の値に応じてパルス幅変調した第1のパルス幅変調
信号115を得る。
周波数検出器103からキャプスタン軸11の回転数に
応じた周波数の信号105を得、この信号105をキャ
プスタン回転周波数信号増幅器107に供給して増幅し
キャプスタン回転周波数信号109を生成し、キャプス
タン回転周波数信号109を第1のシステム制御CPU
111に供給し、第1のシステム制御CPU111にお
いてキャプスタン回転周波数信号109をキャプスタン
回転基準周波数信号と比較して誤差信号を得、この誤差
信号の値に応じてパルス幅変調した第1のパルス幅変調
信号115を得る。
【0044】このパルス幅変調信号115をローパスフ
ィルタ117に供給してこの誤差信号成分をレベル変動
値に変換した直流制御信号119を得て、直流制御信号
119をDC/DCコンバータ121に供給して直流制
御信号119をレベルシフトしたキャプスタンモータド
ライバ制御信号123を生成し、キャプスタンモータド
ライバ125で生成するキャプスタンモータ駆動信号1
27をキャプスタンモータドライバ制御信号123によ
りこの誤差信号成分を打ち消す方向に制御してキャプス
タン軸11がキャプスタン回転基準周波数信号に基づく
回転数で回転するように制御する閉ループサーボをおこ
なう。
ィルタ117に供給してこの誤差信号成分をレベル変動
値に変換した直流制御信号119を得て、直流制御信号
119をDC/DCコンバータ121に供給して直流制
御信号119をレベルシフトしたキャプスタンモータド
ライバ制御信号123を生成し、キャプスタンモータド
ライバ125で生成するキャプスタンモータ駆動信号1
27をキャプスタンモータドライバ制御信号123によ
りこの誤差信号成分を打ち消す方向に制御してキャプス
タン軸11がキャプスタン回転基準周波数信号に基づく
回転数で回転するように制御する閉ループサーボをおこ
なう。
【0045】また、記録再生テープ6をRVS方向に移
送し再生を行う状態とする場合には、キャプスタンモー
タ101をオンとし記録再生テープ6をRVS方向に移
送させる制御信号を、第1のシステム制御信号入力端子
113から第1のシステム制御CPU111に入力す
る。第1のシステム制御CPU111はこの制御信号に
応じキャプスタンオン信号129及びキャプスタン方向
信号131としてRVS方向を指示する信号をキャプス
タンモータドライバ125に入力する。
送し再生を行う状態とする場合には、キャプスタンモー
タ101をオンとし記録再生テープ6をRVS方向に移
送させる制御信号を、第1のシステム制御信号入力端子
113から第1のシステム制御CPU111に入力す
る。第1のシステム制御CPU111はこの制御信号に
応じキャプスタンオン信号129及びキャプスタン方向
信号131としてRVS方向を指示する信号をキャプス
タンモータドライバ125に入力する。
【0046】キャプスタンモータドライバ125は、こ
の入力に応じてキャプスタンオン信号129及びキャプ
スタン方向信号131に応じて記録再生テープ6をRV
S方向に移送させる回転界磁を生じる三相駆動信号12
7をキャプスタンモータ駆動信号としてキャプスタンモ
ータ101に送り、キャプスタンモータ101を駆動状
態にする。また同時にピンチローラ13で記録再生テー
プ6をキャプスタン軸11に圧着し、キャプスタン軸1
1とピンチローラ13により記録再生テープ6をRVS
方向に移送する状態とする。
の入力に応じてキャプスタンオン信号129及びキャプ
スタン方向信号131に応じて記録再生テープ6をRV
S方向に移送させる回転界磁を生じる三相駆動信号12
7をキャプスタンモータ駆動信号としてキャプスタンモ
ータ101に送り、キャプスタンモータ101を駆動状
態にする。また同時にピンチローラ13で記録再生テー
プ6をキャプスタン軸11に圧着し、キャプスタン軸1
1とピンチローラ13により記録再生テープ6をRVS
方向に移送する状態とする。
【0047】尚、記録再生テープ6をRVS方向に移送
する状態においてキャプスタン軸11がキャプスタン回
転基準周波数信号に基づく回転数で回転するように制御
するこの閉ループサーボの動作は、キャプスタン軸11
とピンチローラ13により記録再生テープ6をFWD方
向に移送する場合の閉ループサーボと同様である。
する状態においてキャプスタン軸11がキャプスタン回
転基準周波数信号に基づく回転数で回転するように制御
するこの閉ループサーボの動作は、キャプスタン軸11
とピンチローラ13により記録再生テープ6をFWD方
向に移送する場合の閉ループサーボと同様である。
【0048】次に巻取側リール回転制御部52の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0049】キャプスタンモータ101をオンとし記録
再生テープ6をFWD方向に移送する状態となす制御信
号を第1のシステム制御信号入力端子113から第1の
システム制御CPU111に入力すると、第1のシステ
ム制御CPU111はこの制御信号に応じリールオン信
号151及びリール方向信号153としてFWD方向を
指示する信号をリールモータドライバ143に入力す
る。
再生テープ6をFWD方向に移送する状態となす制御信
号を第1のシステム制御信号入力端子113から第1の
システム制御CPU111に入力すると、第1のシステ
ム制御CPU111はこの制御信号に応じリールオン信
号151及びリール方向信号153としてFWD方向を
指示する信号をリールモータドライバ143に入力す
る。
【0050】リールモータドライバ143は、リールオ
ン信号151及びリール方向信号153がFWD方向で
あることに応じて記録再生テープ6をFWD方向に巻き
取る方向に回転界磁を生じる三相駆動信号145を巻取
リールモータ駆動信号として巻取リールモータ147に
送り巻取側リール5を駆動状態にする。
ン信号151及びリール方向信号153がFWD方向で
あることに応じて記録再生テープ6をFWD方向に巻き
取る方向に回転界磁を生じる三相駆動信号145を巻取
リールモータ駆動信号として巻取リールモータ147に
送り巻取側リール5を駆動状態にする。
【0051】この駆動状態に応じて、リール回転周波数
検出器149から巻取側リール5の回転数に応じた周波
数の信号159が得られ、この信号159をリール回転
周波数信号増幅器157に供給して増幅し、リール回転
周波数信号155を生成する。
検出器149から巻取側リール5の回転数に応じた周波
数の信号159が得られ、この信号159をリール回転
周波数信号増幅器157に供給して増幅し、リール回転
周波数信号155を生成する。
【0052】このリール回転周波数信号155を第1の
システム制御CPU111に供給し、第1のシステム制
御CPU111においてリール回転周波数信号155か
ら巻取側リール5に巻き取られている記録再生テープ6
の巻径値を演算し、さらにこの演算により得られた巻径
値のときに、巻取側リール5とキャプスタンキャプスタ
ン軸11の間の記録再生テープ6にこの6グラムのテー
プテンションを与えることのできる巻取リールモータ1
47の巻取トルクの所要値を演算し、この演算値に基づ
きこの巻取トルクを巻取リールモータ147に発生させ
ることのできるデューティの第2パルス幅変調信号13
3を生成する。
システム制御CPU111に供給し、第1のシステム制
御CPU111においてリール回転周波数信号155か
ら巻取側リール5に巻き取られている記録再生テープ6
の巻径値を演算し、さらにこの演算により得られた巻径
値のときに、巻取側リール5とキャプスタンキャプスタ
ン軸11の間の記録再生テープ6にこの6グラムのテー
プテンションを与えることのできる巻取リールモータ1
47の巻取トルクの所要値を演算し、この演算値に基づ
きこの巻取トルクを巻取リールモータ147に発生させ
ることのできるデューティの第2パルス幅変調信号13
3を生成する。
【0053】第2パルス幅変調信号133をローパスフ
ィルタ135に供給してこの第2パルス幅変調信号13
3の変調度に応じて信号レベルの変化する直流制御信号
137を得、直流制御信号137をDC/DCコンバー
タ139に供給して直流制御信号137の直流レベルを
レベルシフトしたリールモータドライバ制御信号141
を得て、リールモータドライバ143で生成するリール
モータ駆動信号145の回転位相をリールモータドライ
バ制御信号141のレベルにより制御し、巻取側リール
5のテープ巻径の変化に拘わらずこの6グラムのテープ
テンションをキャプスタンキャプスタン軸11と巻取側
リール5の間の記録再生テープ6に与えることのできる
閉ループサーボをおこなう。
ィルタ135に供給してこの第2パルス幅変調信号13
3の変調度に応じて信号レベルの変化する直流制御信号
137を得、直流制御信号137をDC/DCコンバー
タ139に供給して直流制御信号137の直流レベルを
レベルシフトしたリールモータドライバ制御信号141
を得て、リールモータドライバ143で生成するリール
モータ駆動信号145の回転位相をリールモータドライ
バ制御信号141のレベルにより制御し、巻取側リール
5のテープ巻径の変化に拘わらずこの6グラムのテープ
テンションをキャプスタンキャプスタン軸11と巻取側
リール5の間の記録再生テープ6に与えることのできる
閉ループサーボをおこなう。
【0054】また、記録再生テープ6をRVS方向に移
送し再生を行う状態とする場合には、先に説明した如
く、キャプスタンモータ101をオンとし記録再生テー
プ6をRVS方向に移送させる制御信号を第1のシステ
ム制御信号入力端子113から第1のシステム制御CP
U111に入力する。この制御信号に応じて第1のシス
テム制御CPU111はリールオン信号151及びリー
ル方向信号153としてRVS方向を指示する信号をリ
ールモータドライバ143に入力する。
送し再生を行う状態とする場合には、先に説明した如
く、キャプスタンモータ101をオンとし記録再生テー
プ6をRVS方向に移送させる制御信号を第1のシステ
ム制御信号入力端子113から第1のシステム制御CP
U111に入力する。この制御信号に応じて第1のシス
テム制御CPU111はリールオン信号151及びリー
ル方向信号153としてRVS方向を指示する信号をリ
ールモータドライバ143に入力する。
【0055】この場合リールモータドライバ143は、
リールオン信号151及びリール方向信号153がRV
S方向であるのに応じて記録再生テープ6をRVS方向
に送り出す方向に回転界磁を生じる三相駆動信号127
を巻取リールモータ駆動信号として巻取リールモータ1
47に送り、巻取側リール5を駆動状態にする。
リールオン信号151及びリール方向信号153がRV
S方向であるのに応じて記録再生テープ6をRVS方向
に送り出す方向に回転界磁を生じる三相駆動信号127
を巻取リールモータ駆動信号として巻取リールモータ1
47に送り、巻取側リール5を駆動状態にする。
【0056】尚、記録再生テープ6をRVS方向に送り
だす方向に巻取側リール5を駆動状態にする場合におい
て、巻取側リール5のテープ巻径の変化に拘わらず巻取
側リール5とキャプスタンキャプスタン軸11の間の記
録再生テープ6にこの7グラムのテープテンションを与
えることのできる閉ループサーボは、キャプスタン軸1
1とピンチローラ13により記録再生テープ6をFWD
方向に移送する状態の場合の巻取リールモータ147に
対する閉ループサーボと同様である。
だす方向に巻取側リール5を駆動状態にする場合におい
て、巻取側リール5のテープ巻径の変化に拘わらず巻取
側リール5とキャプスタンキャプスタン軸11の間の記
録再生テープ6にこの7グラムのテープテンションを与
えることのできる閉ループサーボは、キャプスタン軸1
1とピンチローラ13により記録再生テープ6をFWD
方向に移送する状態の場合の巻取リールモータ147に
対する閉ループサーボと同様である。
【0057】次に、供給リール側テープ位置規制ガイド
7と入り口ガイド15の間に架張した記録再生テープ6
のテンションの値をFWD走行時4.8グラムに、また
RVS走行時に11グラムに調整する供給リール側テン
ション調整機構54の構成及び動作について図2を参照
しながら説明する。
7と入り口ガイド15の間に架張した記録再生テープ6
のテンションの値をFWD走行時4.8グラムに、また
RVS走行時に11グラムに調整する供給リール側テン
ション調整機構54の構成及び動作について図2を参照
しながら説明する。
【0058】供給リール側テンション調整機構54を、
テープテンション検出ピン25で検出したテープテンシ
ョン偏倚量を信号に変換する偏倚量信号出力部161、
偏倚量信号出力部161から出力した偏倚量信号値を所
定レベル値に増幅するテープテンション偏倚信号増幅器
165、1チップCPU構成の第2のシステム制御CP
U169、ローパスフィルタ175、DC/DCコンバ
ータ179、供給リールモータドライバ183及び供給
リールモータ187で構成する。
テープテンション検出ピン25で検出したテープテンシ
ョン偏倚量を信号に変換する偏倚量信号出力部161、
偏倚量信号出力部161から出力した偏倚量信号値を所
定レベル値に増幅するテープテンション偏倚信号増幅器
165、1チップCPU構成の第2のシステム制御CP
U169、ローパスフィルタ175、DC/DCコンバ
ータ179、供給リールモータドライバ183及び供給
リールモータ187で構成する。
【0059】第1のシステム制御信号入力端子113に
キャプスタンモータ101をオンとし記録再生テープ6
をFWD方向に移送させる制御信号を入力するときに
は、同時に第2のシステム制御信号入力端子171から
第2のシステム制御CPU169にこの制御信号を入力
する。
キャプスタンモータ101をオンとし記録再生テープ6
をFWD方向に移送させる制御信号を入力するときに
は、同時に第2のシステム制御信号入力端子171から
第2のシステム制御CPU169にこの制御信号を入力
する。
【0060】この制御信号の入力に応じて第2のシステ
ム制御CPU169はリールオン信号189及びリール
方向信号191としてFWD方向を指示する信号を供給
リールモータドライバ183に入力する。
ム制御CPU169はリールオン信号189及びリール
方向信号191としてFWD方向を指示する信号を供給
リールモータドライバ183に入力する。
【0061】供給リールモータドライバ183は、リー
ルオン信号189及びリール方向信号191がFWD方
向であるのに応じ、供給リールモータ187を記録再生
テープ6をFWD方向に送り出す駆動状態とする。
ルオン信号189及びリール方向信号191がFWD方
向であるのに応じ、供給リールモータ187を記録再生
テープ6をFWD方向に送り出す駆動状態とする。
【0062】この駆動状態において、テープテンション
検出ピン25の偏倚に応じテープテンション偏倚量を信
号に変換する偏倚量信号出力部161より、テープテン
ション偏倚量に応じた信号163が得られ、この信号1
63をテープテンション偏倚信号増幅器165に供給し
所定レベル値まで増幅してテープテンション偏倚量信号
167を生成する。
検出ピン25の偏倚に応じテープテンション偏倚量を信
号に変換する偏倚量信号出力部161より、テープテン
ション偏倚量に応じた信号163が得られ、この信号1
63をテープテンション偏倚信号増幅器165に供給し
所定レベル値まで増幅してテープテンション偏倚量信号
167を生成する。
【0063】このテープテンション偏倚量信号167を
第2のシステム制御CPU169に供給し、第2のシス
テム制御CPU169においてテープテンション偏倚量
信号167とFWD走行時の基準テンション量である
4.8グラムに対応したテープテンション量信号とを比
較演算してテープテンション誤差信号を生成し、さらに
このテープテンション誤差信号の値に応じてデューティ
が変化する第3のパルス幅変調信号173を生成する。
第2のシステム制御CPU169に供給し、第2のシス
テム制御CPU169においてテープテンション偏倚量
信号167とFWD走行時の基準テンション量である
4.8グラムに対応したテープテンション量信号とを比
較演算してテープテンション誤差信号を生成し、さらに
このテープテンション誤差信号の値に応じてデューティ
が変化する第3のパルス幅変調信号173を生成する。
【0064】この第3のパルス幅変調信号173をロー
パスフィルタ175に供給し、第3のパルス幅変調信号
173のデューティの変化に応じて信号レベルが変化す
る直流制御信号177を得、直流制御信号177をDC
/DCコンバータ179に供給し直流制御信号179の
直流レベルをレベルシフトしたリールモータドライバ制
御信号181を生成し、リールモータドライバ制御信号
181を供給リールモータドライバ183に供給し、供
給リールモータ駆動信号185をリールモータドライバ
制御信号181のこのレベル変化に応じて制御する。
パスフィルタ175に供給し、第3のパルス幅変調信号
173のデューティの変化に応じて信号レベルが変化す
る直流制御信号177を得、直流制御信号177をDC
/DCコンバータ179に供給し直流制御信号179の
直流レベルをレベルシフトしたリールモータドライバ制
御信号181を生成し、リールモータドライバ制御信号
181を供給リールモータドライバ183に供給し、供
給リールモータ駆動信号185をリールモータドライバ
制御信号181のこのレベル変化に応じて制御する。
【0065】そしてこの制御により供給リール側テープ
位置規制ガイド7と入り口ガイド15の間に架張した記
録再生テープ6のテンションの値がFWD走行時4.8
グラムを保つことができるように閉ループサーボをおこ
なう。
位置規制ガイド7と入り口ガイド15の間に架張した記
録再生テープ6のテンションの値がFWD走行時4.8
グラムを保つことができるように閉ループサーボをおこ
なう。
【0066】また、第1のシステム制御信号入力端子1
13にキャプスタンモータ101をオンとし記録再生テ
ープ6をRVS方向に移送させる制御信号を入力すると
きには、この制御信号を同時に第2のシステム制御信号
入力端子171から第2のシステム制御CPU169に
入力する。
13にキャプスタンモータ101をオンとし記録再生テ
ープ6をRVS方向に移送させる制御信号を入力すると
きには、この制御信号を同時に第2のシステム制御信号
入力端子171から第2のシステム制御CPU169に
入力する。
【0067】この制御信号の入力に応じて第2のシステ
ム制御CPU169はリールオン信号189及びリール
方向信号191としてRVS方向を指示する信号を供給
リールモータドライバ183に入力し、記録再生テープ
6を巻き取る方向に供給リールモータ187を駆動する
状態にする。
ム制御CPU169はリールオン信号189及びリール
方向信号191としてRVS方向を指示する信号を供給
リールモータドライバ183に入力し、記録再生テープ
6を巻き取る方向に供給リールモータ187を駆動する
状態にする。
【0068】尚、この駆動状態において、供給リール側
テープ位置規制ガイド7と入り口ガイド15の間に架張
した記録再生テープ6のテンションの値がRVS走行時
11.0グラムを保つことができるように制御する閉ル
ープサーボについては、記録再生テープ6をFWD方向
に移送する状態の場合のこの閉ループサーボと同様であ
る。
テープ位置規制ガイド7と入り口ガイド15の間に架張
した記録再生テープ6のテンションの値がRVS走行時
11.0グラムを保つことができるように制御する閉ル
ープサーボについては、記録再生テープ6をFWD方向
に移送する状態の場合のこの閉ループサーボと同様であ
る。
【0069】また本例においては、記録再生テープ6を
FWD方向或いはRVS方向に巻き取る方向に巻取側リ
ール5を駆動状態にする場合の閉ループサーボの制御
を、巻取側リールの回転数に基づいて行う場合を例とし
て説明したが、本例はこれに限定されることなく、巻取
リール側テープ位置規制ガイド9と11キャプスタン軸
11との間の記録再生テープ6のテープテンションをテ
ープテンション検出ピン25と同等な検出ピンを設けて
検出し、この検出値に基づいて巻取リール側に対するこ
の閉ループサーボの制御を行うようにしてもよい。
FWD方向或いはRVS方向に巻き取る方向に巻取側リ
ール5を駆動状態にする場合の閉ループサーボの制御
を、巻取側リールの回転数に基づいて行う場合を例とし
て説明したが、本例はこれに限定されることなく、巻取
リール側テープ位置規制ガイド9と11キャプスタン軸
11との間の記録再生テープ6のテープテンションをテ
ープテンション検出ピン25と同等な検出ピンを設けて
検出し、この検出値に基づいて巻取リール側に対するこ
の閉ループサーボの制御を行うようにしてもよい。
【0070】また本例においてはDR装置1を例として
説明したが、本例はDR装置1に限定されることなくV
TR装置等各種の回転ヘッド式信号記録装置に応用で
き、回転ヘッド式信号記録装置においてFWD方向およ
びRVS方向の双方向に再生を繰り返すような場合に、
キャプスタン軸11とピンチローラ13の間で記録再生
テープ6がずり落ちる現象が発生し、このずり落ちる現
象の影響が回転ヘッドドラム部19に対してテーパガイ
ド面部30で案内されている部分の記録再生テープ6に
波及して記録トラックの直線性が悪化することを確実に
防止することができ、あわせて、記録再生テープ6回転
ヘッドドラム部19のテーパガイド面部30により記録
再生テープ6のエッジ部分が損傷を受けることを防止す
ることができる。
説明したが、本例はDR装置1に限定されることなくV
TR装置等各種の回転ヘッド式信号記録装置に応用で
き、回転ヘッド式信号記録装置においてFWD方向およ
びRVS方向の双方向に再生を繰り返すような場合に、
キャプスタン軸11とピンチローラ13の間で記録再生
テープ6がずり落ちる現象が発生し、このずり落ちる現
象の影響が回転ヘッドドラム部19に対してテーパガイ
ド面部30で案内されている部分の記録再生テープ6に
波及して記録トラックの直線性が悪化することを確実に
防止することができ、あわせて、記録再生テープ6回転
ヘッドドラム部19のテーパガイド面部30により記録
再生テープ6のエッジ部分が損傷を受けることを防止す
ることができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、キャプスタン及びピン
チローラにより信号記録再生テープを所定の速度で移送
するようにした場合において、このキャプスタンの回転
方向をかえてこの信号記録再生テープの移送方向を逆転
するようにした場合でも、テープのこの移送方向と交わ
る方向への揺らぎ抑え、常に安定した移送状態に保つこ
とができる。
チローラにより信号記録再生テープを所定の速度で移送
するようにした場合において、このキャプスタンの回転
方向をかえてこの信号記録再生テープの移送方向を逆転
するようにした場合でも、テープのこの移送方向と交わ
る方向への揺らぎ抑え、常に安定した移送状態に保つこ
とができる。
【図1】本発明のキャプスタン及び巻取リールの回転制
御部を示すブロック図である。
御部を示すブロック図である。
【図2】本発明の供給リール側テンション調整部の回路
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】テープパスを説明するための機構図である
【図4】A テープ移送状態の変動を示す線図である。
B テープ移送状態の変動を示す他の線図である。
B テープ移送状態の変動を示す他の線図である。
【図5】A テープ移送状態のジッタ変動例を示す線図
である。B テープ移送状態のジッタ変動例を示す他の
線図である。
である。B テープ移送状態のジッタ変動例を示す他の
線図である。
【図6】従来のテープ駆動系を示す構成図である。
【図7】図6の説明の為の機構図である。
1‥‥DR装置、5‥‥巻取側リール、6‥‥記録再生
テープ、11‥‥キャプスタン軸、13‥‥ピンチロー
ラ、50‥‥キャプスタン回転制御部、52‥‥供給リ
ール回転制御部、147‥‥巻取リールモータ
テープ、11‥‥キャプスタン軸、13‥‥ピンチロー
ラ、50‥‥キャプスタン回転制御部、52‥‥供給リ
ール回転制御部、147‥‥巻取リールモータ
Claims (1)
- 【請求項1】 回転ヘッド装置に巻き付けられた記録再
生テープをキャプスタン及びピンチローラにより移送せ
しめるようにした回転ヘッド式信号記録装置において、
前記移送する方向にみて前記キャプスタンよりも上流側
となる部分の前記記録再生テープのテープテンションの
値を前記キャプスタンよりも下流側となる部分の前記記
録再生テープのテープテンションの値より大となるよう
に保つ手段を設けたことを特徴とする回転ヘッド式信号
記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10273437A JP2000100021A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 回転ヘッド式信号記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10273437A JP2000100021A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 回転ヘッド式信号記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000100021A true JP2000100021A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17527907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10273437A Pending JP2000100021A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 回転ヘッド式信号記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000100021A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6866140B2 (en) | 2001-09-26 | 2005-03-15 | Ishida Co., Ltd. | Conveyance apparatus and boxing system |
-
1998
- 1998-09-28 JP JP10273437A patent/JP2000100021A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6866140B2 (en) | 2001-09-26 | 2005-03-15 | Ishida Co., Ltd. | Conveyance apparatus and boxing system |
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