JP2000099824A - クリーニング物の引き渡しシステム - Google Patents

クリーニング物の引き渡しシステム

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JP2000099824A
JP2000099824A JP10283481A JP28348198A JP2000099824A JP 2000099824 A JP2000099824 A JP 2000099824A JP 10283481 A JP10283481 A JP 10283481A JP 28348198 A JP28348198 A JP 28348198A JP 2000099824 A JP2000099824 A JP 2000099824A
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Tomohiko Ota
與彦 太田
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者と当該利用者のクリーニング物との照
合を容易、かつ、確実に行うことのできるクリーニング
物の引き渡しシステムを提供する 【解決手段】 クリーニングされて利用者に引き渡す引
き渡し物に付されたデータキャリアTnから情報を読み
取る読取装置45と、該読取装置45が読み取った情報
のうち少なくとも利用者を特定する情報を印字ないし表
示する出力装置48とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクリーニング物の引
き渡しシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ランドリーボックス装置(ク
リーニング物の無人預け入れ装置)を用いたシステムが
開発されている(たとえば、特開平1−91298号、
同7−65231号公報参照)。このシステムは、コン
ビニエンスストアの店頭等にクリーニング物を投入する
ボックスを設置しておき、会員(利用者)が所持する磁
気カード(会員カード)を差し込むと投入口が開き、ク
リーニング物を投入すると、引換え券を印字して発行す
る。投入されたクリーニング物を所定時刻に業者が回収
し、クリーニングされた仕上り品(引き渡し物)を、所
定の時刻にストアに納品する。利用者が、引換え券をス
トアの店員に提示して、代金を支払うことにより、納品
された引き渡し物を受け取り、引き渡し物の引き渡しが
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、引き渡し時
に、引換え情報の記載された引換え券と引き渡し物との
照合を行う必要がある。しかし、該照合は、ストアの店
員が、引換え券と複数の引き渡し物に付された伝票とを
それぞれ順番に照らし合わせることで行われるので、煩
雑であり、かつ、照合間違いの生じるおそれがある。ま
た、利用者が引換え券を紛失した場合には、利用者と引
き渡し物との照合が難しい。したがって、本発明の目的
は、利用者ないし引換え情報と、当該利用者のクリーニ
ング物との照合を容易、かつ、確実に行うことのできる
クリーニング物の引き渡しシステムを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本第1発明のクリーニング物の引き渡しシステム
は、クリーニングされて利用者に引き渡す引き渡し物に
付されたデータキャリアから情報を読み取る読取装置
と、該読取装置が読み取った情報のうち少なくとも利用
者を特定する情報を印字ないし表示する出力装置とを備
えたことを特徴とする。
【0005】本第1発明によれば、引き渡し物に付され
たデータキャリアから利用者を特定する情報を読み取
り、出力装置に印字ないし表示させることができる。し
たがって、該印字ないし表示された情報に基づいて、ク
リーニング物と利用者本人との照合を行うことができ
る。
【0006】本明細書において、「引き渡し物」とは、
クリーニング物の他に、たとえば、当該クリーニング物
を収容するバッグや受付No. などが記入された伝票など
を含む。「データキャリア」とは、特定のデータを保持
し、所定の読取装置から当該データを読み取ることので
きる記録媒体をいう。「データキャリア」としては、た
とえば、バーコードや電磁誘導方式のIDタグなどを用
いることができる。「利用者を特定する情報」とは、利
用者を特定し得る情報をいい、一般に、利用者自体を特
定するための情報と、利用する店を特定する情報とが含
まれる。たとえば、会員コードおよび店舗コードにより
利用者を特定(識別)する。「出力装置」とは、所定の
情報を表示、印字ないし音声で出力する装置のことをい
う。
【0007】本第2発明のクリーニング物の引き渡しシ
ステムは、クリーニングされて利用者に引き渡す引き渡
し物に付されたデータキャリアからの情報を読み取る読
取装置と、該読取装置が読み取った情報と、クリーニン
グ物に関する引換え情報とを照らし合わせて照合する照
合手段を備えたことを特徴とする。
【0008】本第2発明によれば、データキャリアから
の情報と、引き換え情報とを照らし合わせて照合するの
で、クリーニング物と引換え情報との照合を容易、か
つ、確実に行うことができる。
【0009】本明細書において、「照合手段」とは、た
とえば、会員No. などの利用者を特定し得る情報を照ら
し合わせるCPUの機能のことをいう。「照合手段」が
照合する対象としては、一般に会員コードなどのような
利用者を特定する情報や、あるいは、受付No. などのよ
うに利用情報自体を特定する情報がある。「応じた」と
は、「一致している」、「一致していない」という表示
を行ってもよいが、一致する場合には、該一致した会員
No. や当該会員No. の会員の氏名などを表示し、不一致
の場合には、一致しない両方の会員No. や当該会員の氏
名などを表示してもよい。「符号化されたコード」と
は、コードリーダで情報を読み取ることができるコード
であればよく、「符号化されたコード」としては、バー
コードの他に、たとえば、コード情報が縦横に展開され
た二次元コードや、バーコードを直交する2方向に重ね
たマトリクス状に表示したバーコード(たとえば実開平
5−64967号の図1(B)参照)などの図形化され
たコードでもよい。また、OCR(光学的文字認識)に
よって読み取られる文字などであってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。本クリーニング物の引き渡しシ
ステムは、たとえば、24時間営業のコンビニエンスス
トア内に設置されたキャッシュレジスターを有してい
る。一方、図1(a)に示すように、たとえば、コンビ
ニエンスストアの店頭(店外)にランドリーボックス装
置1が配置される。本システムでは、各利用者がランド
リーボックス装置1にクリーニング物を預け入れ、予定
の仕上り日にコンビニエンスストアのキャッシュコーナ
でクリーニング物を受け取る。
【0011】クリーニング物の引き渡しシステムの説明
に先立ち、まず、ランドリーボックス装置1について説
明する。前記ランドリーボックス装置1の箱状の本体ケ
ース10には、第1表示器11、操作扉12および投入
扉13が設けてある。第1表示器11は、たとえば、バ
ックライト付の液晶表示器からなり、所定の操作手順等
を表示する。図1(b)に示すように、前記操作扉12
の奥には、引換え・実績発行装置16(図6)の発行口
17が設けられている。
【0012】図1(a)に示す前記投入扉13は、開閉
可能に前記本体ケース10に取り付けられていると共
に、ロック装置18によって、常時は施錠された状態と
なっている。該ロック装置18は、後述する所定のトリ
ガーで、投入扉13の施錠の解錠を行う。
【0013】前記本体ケース10内には、預け入れ部2
0および収容部21が設けられている。預け入れ部20
は、投入扉13の奥に設けられており、クリーニング物
を預け入れるための空間である。クリーニング物は、バ
ッグB内に収容された状態で、預け入れ部20に投入さ
れる。収容部21は、図2(a)のように預け入れ部2
0に投入されたクリーニング物を、図2(b)ないし図
2(c)のように収容する空間である。
【0014】図1(a)の前記バッグBは、クリーニン
グ伝票Dを収納するポケットPが、一方の側面に設けら
れている。図3に示すように、該クリーニング伝票Dに
は、会員No. 、氏名、クリーニング物の内容および数量
などが、クリーニングの預け入れ前に、利用者によって
書き込まれる。
【0015】図4(a)に示すように、前記バッグBの
他方の側面には、IDタグ(データキャリア)Tが付さ
れている。図4(b)に示すように、IDタグTは、た
とえば、円盤状で、図4(a)のように、バッグBの内
側から縫い付ける等の方法でバッグBの側面に付されて
いる。IDタグTには、図4(c)に示すように、後述
する方法で、店No. (店舗コード)および会員No. (会
員コード)からなる識別情報が記録されていると共に、
受付No. および受付日時が記憶される。
【0016】図1(a)の前記ランドリーボックス装置
1の本体ケース10の正面部10aには、本体ケース1
0の外側に向けて第1アンテナ14aが設けられている
と共に、ランドリーボックス装置1の本体ケース10内
には、第1コントローラボックス14bが設けられてい
る。該第1アンテナ14aおよび第1コントローラボッ
クス14bは、第1リード・ライト装置14を構成して
おり、第1アンテナ14aの近傍にあるバッグBに付さ
れたIDタグTの識別情報を後述する方法で読み取る。
【0017】前記預け入れ部20の側壁板20aには、
第2アンテナ15aが設けられていると共に、ランドリ
ーボックス装置1の本体ケース10内には、第2コント
ローラボックス15bが設けられている。第2アンテナ
15aおよび第2コントローラボックス15bは第2リ
ード・ライト装置15を構成しており、預け入れ部20
内のバッグBに付されたIDタグTの識別情報を読み取
ると共に、IDタグTに受付No. および受付日時を記録
する。なお、第1リード・ライト装置14および第2リ
ード・ライト装置15は、後述するように、同様な機器
構成からなる。
【0018】つぎに、本実施形態で用いる前記リード・
ライト装置14,15および前記IDタグTについて簡
単に説明する。図5に示すように、コントローラボック
ス14b,15b内に設けたアンテナコントローラ10
0は、IDタグTに記録された情報(識別情報)を一定
周期で読み出すコマンドを発振回路101に送信する。
IDタグTが所定のエリア内に存在していると、アンテ
ナ14a,15aの送信コイルL1とIDタグTの送受
信コイルL3との間に生じる電磁誘導作用により、ID
タグTの制御回路110がEEPROM111内の情報を読み
出す。IDタグTの制御回路110は、当該情報に応じ
た残響を送受信コイルL3に出力する。一方、該送受信
コイルL3と、アンテナ14a,15aの受信コイルL
2との間の電磁誘導作用により、前記残響が受信回路1
02で受信されると、該受信した残響が復調回路103
で復調され、アンテナコントローラ100に出力され
る。アンテナコントローラ100は、前記復調された情
報を第1マイコン30に出力する。
【0019】前記IDタグTに情報(受付No. 、受付日
時)を記録させる場合には、アンテナコントローラ10
0がIDタグTに記録させる情報と、IDタグTに当該
情報を記録させるコマンドとを送信する。該情報および
コマンドは、送信コイルL1と送受信コイルL3との間
に生じる電磁誘導作用により送信され、IDタグTの制
御回路がEEPROM111に当該情報を記録させる。
【0020】なお、かかる電磁誘導方式のIDタグT、
アンテナ14a,14aおよびコントローラボックス1
4b,15bは、たとえば特開平10−75879号公
報の段落番号〔0013〕ないし〔0014〕に開示さ
れており、たとえば、オムロン(株)製のV700シリ
ーズを採用することができる。
【0021】つぎに、クリーニング物の預け入れシステ
ムの構成について説明する。図6に示すように、ランド
リーボックス装置1は、情報処理および制御装置として
の第1マイコン30を有している。
【0022】前記第1マイコン30には、前記第1リー
ド・ライト装置14、第2リード・ライト装置15、第
1表示器11および引換え・実績発行装置16が、図示
しないインターフェイスを介して接続されている。引換
え・実績発行装置16は、図9に示す引換え券Eや図1
0に示す預かり実績票Sを発行する。引換え券Eには、
クリーニング物の受付日時、該クリーニング物の仕上り
日時、利用者の会員No. 、該利用者の氏名、該クリーニ
ング物の受付No. および該受付店名などが印字される。
一方、引換え券Eには、該クリーニング物の受付No. 、
会員No. および店No. に対応するバーコードが印字され
る。第1リード・ライト装置14は、IDタグTに記憶
された識別情報(図4(c))を、前述のように読み出
して図6の第1マイコン30に出力する。第2リード・
ライト装置15は、IDタグTに記憶された識別情報を
読み出して第1マイコン30に出力すると共に、該識別
情報が予め登録された所定の識別情報である場合には、
受付No. および受付日時をIDタグTに書き込む。
【0023】第1マイコン30は、第1CPU31、第
1計時手段32、第1ROM33および第1RAM34
を備えている。第1計時手段32は、現在の年月日時を
第1CPU31に送信する。前記第1RAM34には、
第1会員情報ファイル34aおよび受付ファイル34b
が記憶されている。図7(a)に示すように、第1会員
情報ファイル34aには、会員No. 、当該会員の氏名、
住所および電話番号などからなる会員情報が互いに関連
づけられて記憶(登録)されている。図7(b)に示す
ように、受付ファイル34bには、クリーニング物の受
付No. と、当該クリーニング物を預けた会員の会員No.
および該クリーニング物の受付日時および仕上り日時を
含む利用内容とが互いに関連づけられて記憶される。
【0024】つぎに、クリーニング物の無人預け入れ装
置の運用について説明する。まず、会員登録について説
明する。利用者は、予め、申し込み用紙に氏名、住所、
電話番号などの項目を記入してコンビニエンスストア
(受付店)に提出する。クリーニング業者およびストア
の店員は、それぞれ、当該申し込み用紙に記入された会
員情報を、図6の第1マイコン30の第1会員情報ファ
イル34aおよび後述する店内のキャッシュレジスター
に登録する。後日、店員は、利用者の該識別情報などを
記録させたIDタグTを付したバッグBを利用者に渡
す。
【0025】つぎに、登録後のクリーニング物の無人受
付方法について説明する。利用者は、洗濯対象のクリー
ニング物をバッグBに収容する。利用者は、図3に示す
クリーニング伝票Dに当該利用者の氏名および会員No.
と共に、クリーニング物の内容および数量(「ワイシャ
ツ:2」、「ジャケット:1」など)を書き込んで、図
1のバッグBのポケットPに該クリーニング伝票Dを収
納する。その後、以下に説明する手順で、ランドリーボ
ックス装置1にクリーニング物の預け入れを行う。
【0026】図8のフローチャートに示すように、前記
ランドリーボックス装置1の電源が投入されると、ステ
ップS1で、前記第1CPU31は第1表示器11に、
「バッグをランドリーボックスの前に近づけて下さ
い。」という操作ガイドを表示させると共に、第1リー
ド・ライト装置14が、IDタグTに記録された識別情
報を読み出すコマンドを送信する。利用者が図1のラン
ドリーボックス装置1の正面部10aの第1リード・ラ
イト装置14にバッグBを近付けると、第1リード・ラ
イト装置14がIDタグTから識別情報(店No. および
会員No. )を読み取り、図6の第1マイコン30に当該
識別情報を出力する。第1マイコン30は該識別情報の
店No. を照合すると共に、第1会員情報ファイル34a
の予め登録された会員No. を検索し、該識別情報の会員
No. が第1会員情報ファイル34aに存在する場合に
は、図8のステップS2に進む。
【0027】ステップS2では、第1マイコン30から
の指令で、図1のロック装置18が投入扉13の施錠を
解除すると共に、第1表示器11に「扉を開き、クリー
ニングバッグを1つ入れて扉を閉めて下さい。」という
表示を行い、ステップS3に進む。利用者は、投入扉1
3を開き、バッグBを預け入れ部20に投入する。ステ
ップS3(図8)で、第1マイコン30は、投入扉13
が閉められたか否かの判別を行い、ステップS4に進
む。
【0028】ステップS4では、図2(a)の預け入れ
部20内のバッグBのIDタグTから記録された識別情
報を、図6の第2リード・ライト装置15が読み取り、
第1マイコン30に当該識別情報を出力する。第1CP
U31は該識別情報の店No.を照合すると共に、第1会
員情報ファイル34aから、該識別情報の会員No. に対
応する会員No. を検索し、該識別情報に対応する会員N
o. が第1会員情報ファイル34aに存在する場合に
は、ステップS5に進んで、ロック装置18(図1)に
施錠を行わせると共に、前記第1計時手段32から現在
の年月日時(受付日時)を受け取る。その他の場合は、
ステップS2に戻る。
【0029】前記第1CPU31は、現在の年月日時に
所定の時間を加えて仕上り日時を算出する。第1CPU
31は、当該会員No. 、受付日時(現在の日時)および
仕上り日時と受付No. とを互いに関連させて受付ファイ
ル34bに記憶させる。一方、第2リード・ライト装置
15がIDタグTに受付No. および受付日時を記録させ
て、図8のステップS6に進む。
【0030】ステップS6では、図2(b)および
(c)に示すように、預け入れ部20内のバッグBを収
容部21に収容させてステップS7に進む。ステップS
7では、引換え・実績発行装置16に引換え券E(図
9)を発行させると共に、第1表示器11に、「ありが
とうございました。引換え券をお受け取り下さい。」と
いう表示を行う。
【0031】つぎに、クリーニング物の集配について簡
単に説明する。クリーニング物の集荷員は、ランドリー
ボックス装置1に預けられたクリーニング物の集荷を行
うと共に、所定の操作を行い、前記引換え・実績発行装
置16に図10の預かり実績票Sを発行させる。クリー
ニング工場において、前記IDタグT、預かり実績票S
およびクリーニング伝票Dに基づいてクリーニング物を
仕分けしてクリーニングを行う。クリーニングされたク
リーニング物およびバッグBは、受付No. ごとにまとめ
られ、利用者に引き渡す引き渡し物として、コンビニエ
ンスストアに納品される。
【0032】前記コンビニエンスストアでは、該引き渡
し物の検品後、図11(a)に示すように、たとえば、
キャッシュカウンターの奥に設けられた収容コーナHに
該引き渡し物を収容する。
【0033】つぎに、本クリーニング物の引き渡しシス
テムについて説明する。まず、コンビニエンスストア内
に設置されたキャッシュレジスターについて説明する。
図11(b)のキャッシュレジスター4は、情報処理お
よび制御手段としての第2マイコン40を有している。
第2マイコン40は、第2CPU41、第2計時手段4
2、第2ROM43および第2RAM44を備えてい
る。第2CPU41は、後述する照合手段41aを備え
ている。第2計時手段42は、現在の年月日時を第2C
PU41に送信する。第2RAM44には、第2会員情
報ファイル44aおよび引渡ファイル44bが設けられ
ている。
【0034】前記第2会員情報ファイル44aには、図
7(a)に示すように、前記第1会員情報ファイル34
aと同一内容の会員情報が記憶されている。前記引渡フ
ァイル44bには、図12に示すように、クリーニング
物の入荷No. 、前記受付No. 、当該クリーニング物を預
けた会員の会員No. 、該クリーニング物の受付日時、内
容、数量および価格などからなるクリーニング物のデー
タが互いに関連付けられて記憶されている。該クリーニ
ング物のデータは、たとえば、図示しない納品伝票に印
字されたバーコードやIDタグTなどから、納品時に入
力されたデータである。一方、引渡ファイル44bに
は、クリーニング物を利用者に引き渡した際に、引渡日
時が、当該クリーニング物のデータに関連付けられて記
憶される。
【0035】図11(b)の第2マイコン40には、第
3リード・ライト装置(読取装置の一例)45、バーコ
ードリーダ(入力装置)46、第2表示器(出力装置の
一例)48およびレシート発行部49が図示しないイン
ターフェイスを介して接続されている。
【0036】図11(a)に示すように、前記第3リー
ド・ライト装置45は、コンビニエンスストアの店員が
手に持って移動することのできるアンテナ45aと、キ
ャッシュコーナー奥の壁面に設けられたコントローラボ
ックス45bとによって構成されている。アンテナ45
aは、ブザー45cを備えている。該ブザー45cは、
第2CPU41からの信号によって、ブザー音を出力す
るものである。第3リード・ライト装置45の他の構成
は、第1および第2読取書込装置14,15と同様な構
成であり、その説明を省略する。第3リード・ライト装
置45は、IDタグTに記憶された識別情報(店No. お
よび会員No. )、受付No. および受付日時を読み出し
て、図11(b)の第2マイコン40に出力する。
【0037】前記バーコードリーダ46は、引換え券E
(図9)に印字されたバーコードから、会員No. 、受付
No. および店No. からなる当該クリーニング物に関する
引換え情報を読み取り、該引換え情報を第2マイコン4
0に入力する入力装置を構成している。第2表示器48
は、たとえば、バックライト付きの液晶表示器からな
り、図13に示すように、利用者を特定する情報などを
表示する出力装置を構成している。図11(b)のレシ
ート発行部49は、代金支払い時にレシート(領収書)
を印字して発行する。
【0038】前記照合手段41aは、引換え券Eのバー
コードから読み取られた受付No. とIDタグTから読み
出された受付No. とを照らし合わせて照合する。該照合
の結果、両受付No. が一致する場合には、第2CPU4
1が、図11(a)のブザー45cを鳴らすと共に、図
13(c)に示すような表示画面を第2表示器48に表
示させる。
【0039】つぎに、クリーニング物の引き渡しシステ
ムの運用について説明する。利用者は、図9の引換え券
に印字された仕上り日時以降にコンビニエンスストア
(受付店)に出向き、当該引換え券Eをストアの店員に
渡す。店員は、図11(b)のバーコードリーダ46を
用いて、該引換え券Eのバーコードに記録された引換え
情報(会員No. 、受付No. および店No. )を読み取らせ
る。
【0040】前記第2CPU41は、該店No. を照合す
ると共に、該受付No. に基づいて、引渡ファイル44b
(図12)から、クリーニング物のデータ(該受付No.
に対応するクリーニング物の受付日時、内容、数量およ
び価格など)を読み出す。一方、第2CPU41は、該
会員No. に基づいて、第2会員情報ファイル44a(図
7)から、該会員No. に対応する当該会員の氏名、住所
および電話番号を読み出し、該受付No. および該クリー
ニング物のデータと共に、図13(a)に示すように、
第2表示器48に表示させる。
【0041】前記引渡ファイル44bに当該受付No. に
対応する受付No. が存在しない場合には、図13(b)
に示すように、第2表示器48に「引換え券のクリーニ
ング物は、まだ仕上がっておりません。」という内容を
表示させる。
【0042】つぎに、店員は、図11に示すアンテナ4
5aを手に持ち、前記収容コーナHに収容された複数の
バッグBn(引き渡し物)のIDタグTnに該アンテナ
45aを順番に近付ける。第3リード・ライト装置45
はIDタグTnから識別情報(店No. および会員No.
)、受付No. および受付日時を読み出し、第2マイコ
ン40に出力する。照合手段41aは、該バーコードリ
ーダ46によって読み取られた受付No. と、IDタグT
から読み出された受付No. とを照らし合わせて照合す
る。IDタグTnからの読み出しおよび照合を繰り返
し、両受付No. が一致する場合には、第2CPU41
が、ブザー45cに「ピー」というブザー音を出力させ
ると共に、図13(c)の第2表示器48に、「このク
リーニング物です。」などの内容を表示させる。
【0043】このように、本発明によれば、照合手段4
1aが、引換え券Eのバーコードに記録された受付No.
と、IDタグTに記憶された受付No. とを照らし合わせ
て照合し、該照合結果に応じた出力を第2表示器48に
出力させるから、引換え券Eの引換え情報とクリーニン
グ物との照合を容易、かつ、確実に行うことができる。
【0044】その後、利用者が代金を支払うと、所定の
トリガーで、図11(b)のレシート発行部49からレ
シートが発行されると共に、第2CPU41が第2計時
手段42から現在の年月日時(引き渡し日時)を受け取
る。一方、第2CPU41は、図12の引渡ファイル4
4bに、該引き渡し日時を当該クリーニング物のデータ
(受付No. )に関連付けて記憶させる。
【0045】該記憶後、店員がアンテナ45aをバッグ
Bの当該IDタグTに近付けると、第3リード・ライト
装置45が該IDタグTの受付No. および受付日時に、
たとえば、「0」を記憶させることで、当該受付No. お
よび受付日時を消去させる。該消去後、引換え券Eと引
き換えに当該クリーニング物が利用者に引き渡される。
【0046】つぎに、利用者が引換え券Eを紛失した場
合について簡単に説明する。この場合には、まず、利用
者が当人の氏名および/または会員No. を店員に伝え
る。店員は、当該氏名または会員No. をキーとして第2
会員情報ファイル44a(図7(a))を第2マイコン
40に検索させる。すなわち、前記第2CPU41が、
引換え券Eを紛失した会員の氏名に対応する会員No. 、
氏名、住所および電話番号を第2会員情報ファイル44
a(図7(a))から読み出し、図14(a)のよう
に、当該情報を第2表示器48に表示させる。この読出
・表示後、第2CPU41は、引渡ファイル44bから
当該会員No. の利用者が預けたクリーニング物の受付N
o. を検索し、該当する情報があれば、図14(b)の
ような表示を第2表示器48に行わせる。
【0047】つぎに、店員がアンテナ45aを用いて、
IDタグTnの記憶内容を読み出し、照合手段41aが
前記受付No. とIDタグTから読み出された受付No. と
の照合を行う。両受付No. が一致する場合には、前述と
同様に図14(c)のような一致しているという表示を
第2表示器48に表示させる。その後、店員は、利用者
に住所等や預けた日時および内容等を問うて、該表示内
容と一致すれば、クリーニング物を引き渡す。
【0048】このように、本発明によれば、IDタグT
から受付No. を読み取り、該受付No. に対応するクリー
ニング物のデータなどの利用者を特定する情報が第2表
示器48に表示される。そのため、第2表示器48に表
示された情報に基づいて、クリーニング物と利用者本人
との照合を行うことができる。したがって、引換え券が
なくてもクリーニング物を引き渡すことができる。
【0049】なお、前記実施形態では、第2表示器48
に照合の結果を出力させるようにしたが、該照合結果を
レシート発行部49が印字してもよい。また、音声発生
装置などを第2マイコン40に接続し、該照合結果を音
声として出力させるようにしてもよい。また、本システ
ムでは、引換え券を発行しないこととしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本第1発明のクリ
ーニング物の引き渡しシステムによれば、引き渡し物に
付されたデータキャリアからの情報を読取装置で読み取
って、利用者を特定する情報を出力装置に印字ないし表
示させるので、引き換え情報の記録された引換え券など
を利用者が紛失しても、該表示された情報に基づいて、
クリーニング物と利用者本人とを照合することができ
る。したがって、引換え券がなくてもクリーニング物を
引き渡すことができる。
【0051】また、本第2発明のクリーニング物の引き
渡しシステムによれば、データキャリアからの情報と引
換え情報とを照らし合わせて照合する照合手段を備えて
いるので、クリーニング物と引換え情報との照合を容
易、かつ、確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるランドリーボック
ス装置を示す斜視図である。
【図2】ランドリーボックス装置内部の構造を示す断面
図である。
【図3】クリーニング伝票を示す正面図である。
【図4】(a)はバッグを示す側面図、(b)はIDタ
グを示す斜視図、(c)はIDタグTの記録内容を示す
図表である。
【図5】リード・ライト装置およびIDタグを示す概略
構成図である。
【図6】ランドリーボックス装置を示す概略構成図であ
る。
【図7】会員情報ファイルおよび受付ファイルの記憶内
容を示す図表である。
【図8】ランドリーボックス装置の受付方法を示すフロ
ーチャートである
【図9】引換え券を示す正面図である。
【図10】預かり実績票を示す正面図である。
【図11】(a)はクリーニング物の引き渡しシステム
を示す概略側面図、(b)はキャッシュレジスターの概
略構成図である。
【図12】引渡ファイルの記憶内容を示す図表である。
【図13】引換え券がある場合の第2表示器の表示内容
を示す正面図である。
【図14】引換え券がない場合の第2表示器の表示内容
を示す正面図である。
【符号の説明】
41a:照合手段 45:第3リード・ライト装置(読取装置) 46:バーコードリーダ(入力装置) 48:第2表示器(出力装置) 49:レシート発行部(出力装置) T:IDタグ(データキャリア)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーニングされて利用者に引き渡す引
    き渡し物に付されたデータキャリアから情報を読み取る
    読取装置と、 該読取装置が読み取った情報のうち少なくとも利用者を
    特定する情報を印字ないし表示する出力装置とを備えた
    クリーニング物の引き渡しシステム。
  2. 【請求項2】 クリーニングされて利用者に引き渡す引
    き渡し物に付されたデータキャリアからの情報を読み取
    る読取装置と、 該読取装置が読み取った情報と、クリーニング物に関す
    る引換え情報とを照らし合わせて照合する照合手段を備
    えたクリーニング物の引き渡しシステム。
  3. 【請求項3】 クリーニングされて利用者に引き渡す引
    き渡し物に付されたデータキャリアからの情報を読み取
    る読取装置と、 クリーニング物に関する引換え情報を入力する入力装置
    と、 該入力装置から入力された情報と前記読取装置が読み取
    った情報とを照らし合わせて照合する照合手段とを備え
    たクリーニング物の引き渡しシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2もしくは3において、 前記照合手段による照合結果に応じた出力を行う出力装
    置を備えたクリーニング物の引き渡しシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3もしくは4において、 前記データキャリアが電磁誘導方式のIDタグであるこ
    とを特徴とするクリーニング物の引き渡しシステム。
  6. 【請求項6】 請求項2,3もしくは4において、 前記引き換え情報には、少なくとも利用者を特定する情
    報が符号化されたコードにより表示されているクリーニ
    ング物の引き渡しシステム。
  7. 【請求項7】 請求項3もしくは4において、 前記入力装置はコードを読み取るコードリーダであるク
    リーニング物の引き渡しシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1もしくは4において、 前記コードリーダから入力された情報に基づいてレシー
    トを発行するレシート発行部と、価格を表示する表示器
    とを備え、レシート発行部および/または表示器が前記
    出力装置を構成しているクリーニング物の引き渡しシス
    テム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030741A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 八洲産業株式会社 荷物管理方法及び荷物管理コンピュータシステム

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JP2020030741A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 八洲産業株式会社 荷物管理方法及び荷物管理コンピュータシステム

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