JP2000099773A - 自動改札装置と自動改札装置の回収方法 - Google Patents

自動改札装置と自動改札装置の回収方法

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JP2000099773A
JP2000099773A JP10264840A JP26484098A JP2000099773A JP 2000099773 A JP2000099773 A JP 2000099773A JP 10264840 A JP10264840 A JP 10264840A JP 26484098 A JP26484098 A JP 26484098A JP 2000099773 A JP2000099773 A JP 2000099773A
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Hitoshi Hotoda
仁 保戸田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、利用客が少ない閑散時間におい
て、券の取忘れを減少できる。 【解決手段】 この発明は、排出口に排出した券の取込
み時間を計時する検知タイマのタイマ値を次客の有無に
より変更するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、例え
ば、鉄道関係の駅において、利用者が投入する複数枚の
券を取込んで改札業務を行う自動改札装置と自動改札装
置の回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動改札装置では、取忘れ券を回
収するタイマは、取出口に券が放置され、旅客(利用
者)が自動改札装置を通過もしくは、通過しない場合
に、各々設定されている。
【0003】しかしながら、特に、乗換口などに設置さ
れている自動改札装置では、旅客の勘違い等で券の取忘
れが非常に多い。また、運用上、取忘れタイマ値を長く
することは、旅客の流れを悪くするため、利用客に迷惑
をかける恐れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、旅客の利
用頻度によって検知タイマのタイマ値を変更することに
より、取忘れ券として回収される券を削減することがで
きる自動改札装置を提供することを目的としている。
【0005】すなわち、次客が来ている際に、検知タイ
マのタイマ値を短く設定し、次客が来ていない際に、検
知タイマのタイマ値を長く設定することにより、旅客の
利用頻度が高い場合には、旅客の流れを悪化させず、旅
客の利用頻度が低い場合には、取出口に放置されている
券を旅客が受け取ることができ、装置内に取忘れ券とし
て回収される数を減少させることができる自動改札装置
と自動改札装置の回収方法を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の自動改札装置
は、投入口から投入され、取出口から排出される券を用
いて、改札処理を行うものにおいて、第1の利用者によ
り投入された第1の券が取出口に放出されている際に、
第2の利用者による第2の券が上記投入口から投入され
たか否か、あるいは第2の利用者が進入したか否かを判
断する判断手段、上記取出口に放出されている第1の券
の放出時間を検知する検知手段、および上記判断手段に
より第2の利用者による第2の券の投入、あるいは第2
の利用者の進入を判断した際に、上記検知手段による検
知時間が第1の時間経過した場合に、上記取出口に放出
されている第1の券を回収し、上記判断手段により第2
の利用者による第2の券が投入されずかつ第2の利用者
が進入していないと判断した際に、上記検知手段による
検知時間が第1の時間よりも長い第2の時間経過した場
合に、上記取出口に放出されている第1の券を回収する
回収手段から構成されている。
【0007】この発明の自動改札装置は、投入口から投
入され、取出口から排出される券を用いて、改札処理を
行うものにおいて、第1の利用者により投入された第1
の券が取出口に放出されている際に、第2の利用者によ
る第2の券が上記投入口から投入されたか否か、あるい
は第2の利用者が進入したか否かを判断する判断手段、
上記取出口に放出されている第1の券の放出時間を検知
する検知手段、第1の回収時間とこの第1の回収時間よ
りも長い第2の回収時間を記憶する記憶手段、および上
記判断手段により第2の利用者による第2の券の投入、
あるいは第2の利用者の進入を判断した際に、上記検知
手段による検知時間が上記記憶手段に記憶されている第
1の回収時間となった場合に、上記取出口に放出されて
いる第1の券を回収し、上記判断手段により第2の利用
者による第2の券が投入されずかつ第2の利用者が進入
していないと判断した際に、上記検知手段による検知時
間が上記記憶手段に記憶されている第2の回収時間とな
った場合に、上記取出口に放出されている第1の券を回
収する回収手段から構成されている。
【0008】この発明の自動改札装置は、利用者により
投入口から投入され、乗車情報が記録されている券を受
入れる受入手段、この受入手段により受入れた券を搬送
する搬送手段、この搬送手段上に設けられ、上記受入手
段により受入れた券の乗車情報を読取る読取手段、この
読取手段により読取った乗車情報により改札処理を行
い、上記券を取出口から排出する改札手段、第1の利用
者により投入された第1の券が上記取出口に放出されて
いる際に、第2の利用者による券が上記投入口から投入
されたか否か、あるいは第2の利用者が進入したか否か
を判断する判断手段、上記取出口に放出されている放出
時間を検知する検知手段、および上記判断手段により第
2の利用者による第2の券の投入、あるいは第2の利用
者の進入を判断した際に、上記検知手段による検知時間
が第1の時間経過した場合に、上記取出口に放出されて
いる第1の券を回収し、上記判断手段により第2の利用
者による第2の券が投入されてずかつ第2の利用者が進
入していないと判断した際に、上記検知手段による検知
時間が第1の時間よりも長い第2の時間経過した場合
に、上記取出口に放出されている第1の券を回収する回
収手段から構成されている。
【0009】この発明の自動改札装置は、投入口から投
入され、取出口から排出される種々の券を用いて、改札
処理を行うものにおいて、第1の利用者により投入され
た第1の券が取出口に放出されている際に、第2の利用
者による第2の券が上記投入口から投入されたか否か、
あるいは第2の利用者が進入したか否かを判断する判断
手段、上記取出口に放出されている放出時間を検知する
検知手段、種々の券ごとに異る第1の回収時間とこれら
の第1の回収時間よりも長い第2の回収時間を記憶する
記憶手段、および上記判断手段により第2の利用者によ
る第2の券の投入、あるいは第2の利用者の進入を判断
した際に、上記検知手段による検知時間が上記記憶手段
に記憶されている上記第1の券の種類に対応した第1の
回収時間となった場合に、上記取出口に放出されている
第1の券を回収し、上記判断手段により第2の利用者に
よる第2の券が投入されずかつ第2の利用者が進入して
いないと判断した際に、上記検知手段による検知時間が
上記記憶手段に記憶されている第2の回収時間となった
場合に、上記取出口に放出されている第1の券を回収す
る回収手段から構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この実施の形態
に係る鉄道関係の駅に設置される入場業務や出場業務を
行う自動改札装置の外観構成を概略的に示すものであ
る。上記自動改札装置としては、専用改札機、専用集札
機、乗換(連絡用)改札機、乗換集札機等がある。上記
自動改札装置は、通常、2台1組として駅の改札口など
に設置され、両者の間に通行者が通行する通路が形成さ
れる。
【0011】すなわち、入場業務や出場業務を行う自動
改札装置の本体1によって構成されている。この本体1
には、駅の改札口内つまり構内への入場時、あるいは駅
の改札口内つまり構内からの出場時に、乗車券(普通乗
車券、定期乗車券、SFカード)等が投入される投入口
2、この投入口2で受け入れた乗車券等を排出する排出
口(取出口)3がそれぞれ設けられている。投入口2の
近傍には、乗車券等の投入を阻止するためのシャッタ
(図示しない)が設けられている。
【0012】本体1上の投入口2と排出口3の前方に
は、それぞれ通行者や駅員などに対して案内を行うため
の案内表示部4が設けられている。本体1の通路側の側
面の両端部には、それぞれ通行者の通行を制御する開閉
動作可能なドア5、5が設けられており、通行可否の判
定結果に基づき、このドア5、5が開閉制御されるよう
になっている。
【0013】本体1の上部には、通行者の通路を定義す
るための枠状のポール部(枠体)6が立設されている。
そして、ポール部6および本体1の各通路側の側面に
は、通行者の通過を検知する複数の光学的なセンサとし
ての人間検知器7、…がそれぞれ設けられている。図1
の場合、受光器で、反対側に発光器がある。
【0014】また、ポール部6上には、この装置の動作
状態(小児券の投入、無効券の投入や機器の異常など)
を表示する状態表示部8が設けられている。次に、図2
を用いて本体1の内部機構の概略構成を説明する。すな
わち、投入口2と排出口3との間には、投入口2により
受け入れた乗車券等を排出口3(矢印a方向)に搬送す
る主搬送路11が形成されている。
【0015】主搬送路11の搬送路上には投入口2から
排出口3に沿い、分離部12、整理部13、磁気情報読
取部(磁気ヘッド;読取ヘッド)14、15、反転、保
留部16、磁気情報記録部(磁気ヘッド;書込ヘッド)
17、磁気情報読取部(磁気ヘッド;読取ヘッド)1
8、入鋏部19、振分部(振分ゲート)20、印刷部2
1、合流部(振分ゲート)22、一括プール部23、振
分部(振分ゲート)24が順に設けられている。
【0016】また、振分部20によって主搬送路11か
ら分岐される分岐搬送路25が設けられている。この分
岐搬送路25は、合流部22にて主搬送路11に合流さ
れる。
【0017】分岐搬送路25の搬送経路上には、穿孔部
26、印刷部27が順に設けられている。また、振分部
24によって主搬送路11から分岐される集札用搬送路
28は、回収する券を集札する集札部29a、29bの
方向へ振り分けるようになっている。この振分部24に
より集札部29a、29b側へ振り分けられた券は振分
部30により集札部29a、29bに選択的に集札され
るようになっている。
【0018】集札部29aは、区間が満了している乗車
券等が回収され、集札部29bは、排出口3での取忘れ
券が回収されるようになっている。上記分離部12は、
投入口2に投入された乗車券等の券(最大4枚まで)を
一括して受け入れ、1枚ずつに分離して整列部13に送
出するものである。
【0019】整列部13は、上記分離部12から送出さ
れてきた1枚ずつの券を整列して読取ヘッド14、15
へ送出するものである。上記読取ヘッド14、15は、
乗車券等の裏面の磁気記録層に記録されているエンコー
ド磁気情報を読み取るものである。上記読取ヘッド14
は、磁気記録層が上側で搬送された際に読み取るもので
あり、上記読取ヘッド15は、磁気記録層が下側で搬送
された際に読み取るものである。
【0020】上記反転、保留部16は、上記読取ヘッド
14、15を介して供給される券の表裏が正しい場合
(磁気記録層が下側の場合)、そのまま振分ゲート16
aを介して上記書込ヘッド17へ搬送し、上記読取ヘッ
ド14、15を介して供給される券の表裏が反転してい
る場合(磁気記録層が上側の場合)、振分ゲート16a
を用いて反転搬送路41に券を搬送した後、この反転搬
送路41から搬送路42を介して主搬送路11へ導くこ
とにより、券の表裏を反転して搬送するものである。
【0021】上記反転、保留部16には、保留部43、
44、45を有し、それぞれ振分ゲート16b、16
c、16dにより主搬送路11から券が導かれるように
なっている。また、反転搬送路41も保留部として用い
られるようになっている。上記保留部43、44、45
には、それぞれ保留用のストッパ43a、44a、45
aが設けられ、反転搬送路41には、保留用のストッパ
41aが設けられている。上記保留部43、44、4
5、反転搬送路41に保留されていた券は搬送路46、
振分ゲート16eを介して主搬送路11へ導くことによ
り、書込ヘッド17へ搬送するものである。
【0022】上記書込ヘッド17は、乗車券等の裏面の
磁気記録層に対してエンコード磁気情報を記録するもの
である。読取ヘッド18は、ベリファイ用のヘッドであ
り、上記書込ヘッド17で記録されたエンコード磁気情
報を読み取るものである。
【0023】入鋏部19は、主搬送路11によって搬送
されてきた乗車券等に入鋏としての穿孔を開けるもので
ある。印刷部21は、主搬送路11によって搬送されて
きた乗車券等に日付等を印刷(インクリボンを用いた印
刷)するものである。
【0024】穿孔部26は、分岐搬送路25によって搬
送されてきた乗車券等に穿孔を開けるものである。印刷
部27は、分岐搬送路25によって搬送されてきた乗車
券等に駅名や日付等を印刷(感熱記録)するものであ
る。
【0025】一括プール部23は、一括投入された乗車
券等を重ねて揃えるものである。この一括プール部23
の乗車券等はまとめて振分ゲート24を介して排出口3
から排出されるようになっている。
【0026】上記投入口2の近傍には、シャッタ2aが
設けられている。上記投入口2の近傍には、投入口2か
らの券の投入を検知する検知器51が設けられ、上記排
出口3の近傍には、排出口3からの券の取出しを検知す
る検知器52が設けられ、上記入鋏部19の近傍には、
搬送される券の通過を検知する検知器53が設けられ、
一括プール部23には、プールされている券の有無を検
知する検知器54が設けられている。
【0027】更に、上記各搬送経路上には、搬送される
券の通過を検知する検知器(図示しない)が設けられて
いる。図3は、図2のように構成された自動改札装置の
制御系統を概略的に示すものである。自動改札装置の制
御系統は、自動改札装置全体を制御するセントラル・プ
ロセッシング・ユニット(以下、CPUと略記する)6
0、CPU60の制御プログラムを記憶しているリード
・オンリー・メモリ61(以下、ROMと略記する)、
乗車券等から読み取った情報の記憶および制御プログラ
ムのバッファとして情報を記憶するランダム・アクセス
・メモリ62(以下、RAMと略記する)、排出口3で
の取忘れ券に対する種々のタイマ時間が記憶されている
取忘れ検知タイマメモリ70、入場駅(から設置駅ま
で)に対応した運賃情報を記憶している運賃メモリ6
3、読取ヘッド14、15を制御する読取回路64、書
込ヘッド17を制御する書込回路65、読取ヘッド18
を制御する読取回路66、振分ゲート16a、…16
e、20、22、24、30を制御する振分制御回路6
7、通過検知用の検知器53、…の出力により乗車券等
の搬送状態を検知する検知回路68、検知器51の出力
により投入口2での券の投入状態を検知する検知回路6
9、検知器54の出力により一括プール部23での券の
状態を検知する検知回路71、乗車券等を搬送する主搬
送路11、反転、保留部16の各搬送路、分岐搬送路2
5、集札用搬送路28を形成する搬送ベルトや搬送ロー
ラを正回転あるいは逆回転する搬送用モータ72を制御
する搬送制御回路73、上記人間検知器7、…の出力に
より乗車券等の投入者の通過(移動位置)を検知する通
過検知回路74、ドア5を駆動するドア開閉機構75を
制御するドア制御回路76、印刷部21、27を駆動す
る駆動回路77、入鋏部19、穿孔部26を制御する制
御回路78、自動改札装置を制御する図示しない制御盤
あるいはホストコンピュータ等との間で情報の伝達を行
う伝達制御回路79、シャッタ2aを駆動するシャッタ
開閉機構80を制御するシャッタ制御回路81、ストッ
パ41a、43a、44a、45aを駆動するストッパ
移動機構82を制御するストッパ制御回路83、音声に
て操作案内を行うスピーカ84を駆動する駆動回路8
5、上記案内表示部4、状態表示部8等から構成されて
いる。
【0028】上記取忘れ検知タイマメモリ70には、図
4に示すように、取忘れ検知タイマ1として、旅客通過
後、かつ次客による券が投入されている際における、取
込み時間(1秒あるいは3秒)が記憶され、取忘れ検知
タイマ2として、旅客通過前における、取込み時間(1
0秒)が記憶され、取忘れ検知タイマ3として、旅客通
過後、かつ次客による券が投入されていない際におけ
る、取込み時間(10秒)が記憶されている。
【0029】取忘れ検知タイマ1としては、自動改札装
置が専用改札機と乗換改札機の場合、入場券、定期券、
その他の券のいずれの場合も3秒であり、自動改札装置
が専用集札機の場合、定期券の場合3秒で、その他の券
の場合1秒であり、自動改札装置が乗換集札機の場合、
入場券、その他の券の場合1秒で、定期券の場合3秒で
ある。
【0030】上記CPU60は、上記検知器51、52
からの検知信号と、人間検知器7、…からの検知信号
と、上記取忘れ検知タイマメモリ70からのタイマ値と
に基づいて、上記排出口3の券(取忘れ券)を回収する
ものである。
【0031】すなわち、CPU60は、検知器52から
の検知信号が供給された後、人間検知器7、…からの検
知信号により旅客の通過が判断されず、かつ検知器52
からの検知信号が遮断されずに、取忘れ検知タイマ2に
よる10秒が経過した場合に、排出口3の券を取忘れ券
と判断し、回収処理を行い集札部29bに回収するよう
になっている。
【0032】また、CPU60は、検知器52からの検
知信号が供給された後、人間検知器7、…からの検知信
号により旅客の通過が判断され、かつ検知器52からの
検知信号が遮断されずに、検知器51からの検知信号に
より次客の券の投入が判断され、取忘れ検知タイマ1に
よる1秒(入場券、その他の券)あるいは3秒(定期
券)が経過した場合に、排出口3の券を取忘れ券と判断
し、回収処理を行い集札部29bに回収するようになっ
ている。
【0033】また、CPU60は、検知器52からの検
知信号が供給された後、人間検知器7、…からの検知信
号により旅客の通過が判断され、検知器51からの検知
信号により次客の券の投入が判断されず、取忘れ検知タ
イマ3による10秒が経過した場合に、排出口3の券を
取忘れ券と判断し、回収処理を行い集札部29bに回収
するようになっている。
【0034】上記のような構成において、取忘れ回収処
理について説明する。すなわち、排出口3の券が取忘れ
券と判断された際に、搬送路11を逆方向に移動し、排
出口3の券を一括プール部23に戻した後、再び搬送路
11を正方向に移動し、振分部24、集札用搬送路2
8、振分部30を介して集札部29bへ回収される。
【0035】この回収処理時、CPU60は、スピーカ
84により、券の取忘れに対する音声案内「取忘れの
旨」も同時に行うようになっている。なお、上記音声案
内は、取忘れ検知タイマ3による取忘れ券の回収時にの
み行うようにしても良い。
【0036】次に、上記のような構成において、取忘れ
回収処理について、図5に示すフローチャートを参照し
つつ説明する。まず、上記自動改札装置は、使用モード
が図示しないディップスイッチ等により専用改札機、専
用集札機、乗換改札機、乗換集札機のいずれかに設定さ
れているものであり、たとえば乗換集札機に設定されて
いるものとする。
【0037】このような状態において、投入口2から投
入された券に対する改札処理を行った後、排出口3から
券が排出される(ST1)。すると、検知器52からの
検知信号がCPU60へ供給される。
【0038】これにより、CPU60は、検知器52か
らの検知信号が供給された後、人間検知器7、…からの
検知信号により旅客の通過が判断されず(ST2)、か
つ検知器52からの検知信号が遮断されずに(ST
3)、取忘れ検知タイマ2による10秒が経過した場合
に(ST4)、排出口3の券を取忘れ券と判断し、上述
した回収処理を行い集札部29bに回収する(ST
5)。
【0039】また、CPU60は、検知器52からの検
知信号が供給された後、人間検知器7、…からの検知信
号により旅客の通過が判断され(ST2)、かつ検知器
52からの検知信号が遮断されずに(ST6)、検知器
51からの検知信号により次客の券の投入が判断され、
あるいは人間検知器7、…からの検知信号により次客の
進入が判断され(ST7)、取忘れ検知タイマ1による
1秒(入場券、その他の券)あるいは3秒(定期券)が
経過した場合に(ST8)、排出口3の券を取忘れ券と
判断し、上述した回収処理を行い集札部29bに回収す
る(ST9)。
【0040】また、CPU60は、検知器52からの検
知信号が供給された後、人間検知器7、…からの検知信
号により旅客の通過が判断され(ST2)、かつ検知器
52からの検知信号が遮断されずに(ST6)、検知器
51からの検知信号により次客の券の投入が判断され
ず、かつ人間検知器7、…からの検知信号により次客の
進入が判断されず(ST7)、取忘れ検知タイマ3によ
る10秒が経過した場合に(ST10)、排出口3の券
を取忘れ券と判断し、上述した回収処理を行い集札部2
9bに回収する(ST11)。
【0041】なお、上記ステップ3およびステップ6に
おいて、検知器52からの検知信号が遮断された場合
は、処理を終了する。また、上記ステップ4において、
取忘れ検知タイマ2による10秒が経過していない場合
は、ステップ2に戻る。
【0042】また、上記ステップ8において、取忘れ検
知タイマ1による1秒あるいは3秒が経過していない場
合、および上記ステップ10において、取忘れ検知タイ
マ3による10秒が経過していない場合は、ステップ6
に戻る。
【0043】上記したように、利用客が少ないとき(次
客投入もしくは、次客検知がないとき)は、先行客が券
を取忘れ、また、自動改札装置を通過しても、10秒も
しくは次客が投入されるまで券の取忘れ回収をしない。
また音声案内も同時にする。これにより、利用客が少な
い閑散時間には、券の取忘れが減少する。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、利用客が少ない閑散時間において、券の取忘れを減
少することができる自動改札装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動改札装置の構成を概略的に示す
外観図。
【図2】自動改札装置の内部構成を概略的に示す断面
図。
【図3】自動改札装置の内部構成を概略的に示すブロッ
ク図。
【図4】取忘れ検知タイマメモリに記憶されている種々
の取忘れ検知タイマ値を示す図。
【図5】取忘れ回収処理を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
2…投入口 3…取出口 7…人間検知器 29a…集札部 29b…別集札部 51…検知器 52…検知器 60…CPU 70…取忘れ検知タイマメモリ 84…スピーカ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口から投入され、取出口から排出さ
    れる券を用いて、改札処理を行う自動改札装置におい
    て、 第1の利用者により投入された第1の券が取出口に放出
    されている際に、第2の利用者による第2の券が上記投
    入口から投入されたか否か、あるいは第2の利用者が進
    入したか否かを判断する判断手段と、 上記取出口に放出されている第1の券の放出時間を検知
    する検知手段と、 上記判断手段により第2の利用者による第2の券の投
    入、あるいは第2の利用者の進入を判断した際に、上記
    検知手段による検知時間が第1の時間経過した場合に、
    上記取出口に放出されている第1の券を回収し、上記判
    断手段により第2の利用者による第2の券が投入されず
    かつ第2の利用者が進入していないと判断した際に、上
    記検知手段による検知時間が第1の時間よりも長い第2
    の時間経過した場合に、上記取出口に放出されている第
    1の券を回収する回収手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  2. 【請求項2】 投入口から投入され、取出口から排出さ
    れる券を用いて、改札処理を行う自動改札装置におい
    て、 第1の利用者により投入された第1の券が取出口に放出
    されている際に、第2の利用者による第2の券が上記投
    入口から投入されたか否か、あるいは第2の利用者が進
    入したか否かを判断する判断手段と、 上記取出口に放出されている第1の券の放出時間を検知
    する検知手段と、 第1の回収時間とこの第1の回収時間よりも長い第2の
    回収時間を記憶する記憶手段と、 上記判断手段により第2の利用者による第2の券の投
    入、あるいは第2の利用者の進入を判断した際に、上記
    検知手段による検知時間が上記記憶手段に記憶されてい
    る第1の回収時間となった場合に、上記取出口に放出さ
    れている第1の券を回収し、上記判断手段により第2の
    利用者による第2の券が投入されずかつ第2の利用者が
    進入していないと判断した際に、上記検知手段による検
    知時間が上記記憶手段に記憶されている第2の回収時間
    となった場合に、上記取出口に放出されている第1の券
    を回収する回収手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  3. 【請求項3】 投入口から投入され、取出口から排出さ
    れる券を用いて、改札処理を行う自動改札装置におい
    て、 第1の利用者により投入された第1の券が取出口に放出
    されている際に、第2の利用者による第2の券が上記投
    入口から投入されたか否か、あるいは第2の利用者が進
    入したか否かを判断し、 この判断により上記第2の利用者による第2の券の投
    入、あるいは第2の利用者の進入を判断した際に、上記
    取出口に放出されている第1の利用者による第1の券の
    放出時間が第1の時間経過した場合に、上記取出口に放
    出されている第1の券を回収し、 上記判断により上記第2の利用者による第2の券が投入
    されずかつ第2の利用者が進入していないと判断した際
    に、上記取出口に放出されている第1の利用者による第
    1の券の放出時間が第1の時間よりも長い第2の時間経
    過した場合に、上記取出口に放出されている第1の券を
    回収することを特徴とする自動改札装置の回収方法。
  4. 【請求項4】 投入口から投入され、取出口から排出さ
    れる券を用いて、改札処理を行う自動改札装置におい
    て、 第1の利用者により投入された第1の券が取出口に放出
    されている際に、第2の利用者による第2の券が上記投
    入口から投入されたか否か、あるいは第2の利用者が進
    入したか否かを判断し、 上記取出口に放出されている放出時間を検知し、 第1の回収時間とこの第1の回収時間よりも長い第2の
    回収時間を記憶し、 上記判断により第2の利用者による第2の券の投入、あ
    るいは第2の利用者の進入を判断した際に、上記検知時
    間が上記記憶されている第1の回収時間となった場合
    に、上記取出口に放出されている第1の券を回収し、 上記判断により第2の利用者による第2の券が投入され
    ずかつ第2の利用者が進入していないと判断した際に、
    上記検知時間が上記記憶されている第2の回収時間とな
    った場合に、上記取出口に放出されている第1の券を回
    収する、 ことを特徴とする自動改札装置の回収方法。
  5. 【請求項5】 利用者により投入口から投入され、乗車
    情報が記録されている券を受入れる受入手段と、 この受入手段により受入れた券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段上に設けられ、上記受入手段により受入れ
    た券の乗車情報を読取る読取手段と、 この読取手段により読取った乗車情報により改札処理を
    行い、上記券を取出口から排出する改札手段と、 第1の利用者により投入された第1の券が上記取出口に
    放出されている際に、第2の利用者による券が上記投入
    口から投入されたか否か、あるいは第2の利用者が進入
    したか否かを判断する判断手段と、 上記取出口に放出されている放出時間を検知する検知手
    段と、 上記判断手段により第2の利用者による第2の券の投
    入、あるいは第2の利用者の進入を判断した際に、上記
    検知手段による検知時間が第1の時間経過した場合に、
    上記取出口に放出されている第1の券を回収し、上記判
    断手段により第2の利用者による第2の券が投入されて
    ずかつ第2の利用者が進入していないと判断した際に、
    上記検知手段による検知時間が第1の時間よりも長い第
    2の時間経過した場合に、上記取出口に放出されている
    第1の券を回収する回収手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  6. 【請求項6】 投入口から投入され、取出口から排出さ
    れる種々の券を用いて、改札処理を行う自動改札装置に
    おいて、 第1の利用者により投入された第1の券が取出口に放出
    されている際に、第2の利用者による第2の券が上記投
    入口から投入されたか否か、あるいは第2の利用者が進
    入したか否かを判断する判断手段と、 上記取出口に放出されている放出時間を検知する検知手
    段と、 種々の券ごとに異る第1の回収時間とこれらの第1の回
    収時間よりも長い第2の回収時間を記憶する記憶手段
    と、 上記判断手段により第2の利用者による第2の券の投
    入、あるいは第2の利用者の進入を判断した際に、上記
    検知手段による検知時間が上記記憶手段に記憶されてい
    る上記第1の券の種類に対応した第1の回収時間となっ
    た場合に、上記取出口に放出されている第1の券を回収
    し、上記判断手段により第2の利用者による第2の券が
    投入されずかつ第2の利用者が進入していないと判断し
    た際に、上記検知手段による検知時間が上記記憶手段に
    記憶されている第2の回収時間となった場合に、上記取
    出口に放出されている第1の券を回収する回収手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
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