JP2000096620A - 建設機械用エアコン装置 - Google Patents

建設機械用エアコン装置

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JP2000096620A
JP2000096620A JP10270967A JP27096798A JP2000096620A JP 2000096620 A JP2000096620 A JP 2000096620A JP 10270967 A JP10270967 A JP 10270967A JP 27096798 A JP27096798 A JP 27096798A JP 2000096620 A JP2000096620 A JP 2000096620A
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JP
Japan
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air
air conditioner
temperature
controller
construction machine
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Application number
JP10270967A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Takahashi
重明 高橋
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷時には冷風を吹き出さないように制御し
た建設機械用のエアコン装置を提供することを課題とし
ている。 【解決手段】 エアコン用コントローラの入力端を車両
コントローラの出力側に接続し、エアコンコントローラ
の出力端にブロワーモータの入力端及びエアミックスダ
ンパーのコントロールモータの入力端を接続し、エアコ
ンコントローラは車両コントローラからのエンジン冷却
水の温度信号を受け、該温度信号が所定温度信号の場合
はブロワーモータを停止するように制御したことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械のエア
コン装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の運転室キャブにおける環境を
良くするために、従来からエアコン装置(エアコンデシ
ョナー、以下エアコン装置という)が取り付けられてい
る。従来の建設機械のエアコン装置は図5に示すよう
に、暖房と冷房の双方を行っている。暖房はヒータコア
12と通風空気との熱交換で行う。即ち、エンジン10
の図示されていない熱交換部(ケーシング等)で加熱さ
れた温水をホース11でヒータコア12に導き、ヒータ
コア12で冷却された温水をホース13でエンジン10
の熱交換部に戻し、循環させている。一方、冷房はエバ
ポレータ16との通風空気の熱交換で行う。即ち、コン
デンサ15からの冷媒をエバポレータ16に導き、エバ
ポレータ16によって通風空気を冷却し、気化した冷媒
は再度コンデンサ15に戻している。
【0003】エアコン装置20はケース21と、ブロワ
ー22及びヒータコア12、エバポレータ16等から構
成されている。エアコン装置20はキャブ内又はキャブ
外から空気をブロワー22により吸入し、ケース21、
ヒータコア16を通過させて好適な温度にし、ケース2
1に接続されている空気吹出口(図示省略)より空気を
吹き出してキャブ内の温度調節を図っている。
【0004】また、エンジン10のオーバ一ヒートを防
止するために、温度センサー23がエンジン10に設け
られており、温度センサー23の出力端は図示されてい
ない車両コントローラの入力側に接続され、その温度は
図示省略の車両モニタに表示されてエンジンのヒート状
態を監視できるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンの
スタート直後はエンジン10は未だ冷えているためホー
ス11には温水ではなく冷水が流れる。従って、寒冷時
に温風を吹き出させたい場合にもエアコン装置20は冷
風を吹き出してしまうという欠点があった。また、自動
制御したオートエアコンでは温度制御が不能となり、冷
風をそのまま吹き出してしまうという課題があった。
【0006】この発明は、上述のような背景の下になさ
れたもので、寒冷時には冷風を吹き出さないように制御
した建設機械用のエアコン装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を採用している。即ち、請求項1
記載の発明は、エアコン用コントローラの入力端を車両
コントローラの出力側に接続し、エアコンコントローラ
の出力端にブロワーモータの入力端及びエアミックスダ
ンパーのコントロールモータの入力端を接続し、エアコ
ンコントローラは車両コントローラからのエンジン冷却
水の温度信号を受け、該温度信号が所定温度以下の信号
の場合はブロワーモータを停止するように制御したこと
を特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
装置において、前記所定温度は約摂氏30度とし、前記
温度信号は冷却水温度により複数のクラスに分類したパ
ルス幅信号としたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施形態】図1は本発明の実施形態における制
御系の回路構成を示し、図2はエアコン装置自体の構成
を示す。図3はエアコン用コントローラが車両用コント
ローラから受け取る温度信号の例を示す。以下、図面を
参照してこの発明の実施形態について説明する。なお、
従来装置(図5)で説明したものと同じ構成要素につい
ては同じ番号を付して詳細な説明は省略する。
【0010】図1において、エアコン用コントローラ3
0は車両コントローラ29に配線31により接続されて
おり、温度信号を受け取ることができる。車両コントロ
ーラ29は建設機械に搭載されている種々の装置を制御
するコントローラで、いわゆるホストコンピュータとし
て構成されている。車両コントローラ29の入力側には
ヒータコア12に温水を供給するホース11内を流れる
冷却水の水温(以下、冷却水温度という)を測る温度セ
ンサ23の出力端が接続されている。車両コントローラ
29は温度センサ23の温度に基づいて図示省略の車両
モニタにその冷却水温度を表示すると共に、図3に示す
様な信号をエアコン用コントローラに出力する。
【0011】即ち、冷却水温度が所定温度、例えば摂氏
30度以下の場合は1周期長さが250秒で、オン時間
が50秒のパルス幅信号Dを送り、摂氏30度以上65
度以下の場合はオン時間が100秒のパルス幅信号Cを
送り、摂氏65度以上75度以下の場合はオン時間が1
50秒のパルス幅信号Bを送り、摂氏75度以上の場合
はオン時間が200秒のパルス幅信号Aを送出する。
【0012】また、エアコンコントローラ30の入力側
には温度設定器37が接続されており、温度設定器37
は切換により自動/手動の選択が可能になっている。更
に、キャブ室内の空気温度(又は、吹出口からの空気温
度)を計測する温度センサ38が接続されている。エア
コンコントローラ30の出力側にはヒータコア12を通
過する空気量を調節するミックスダンパー33の駆動制
御モータ34が接続されており、更に、ブロワー22を
駆動制御するブロワーモータ35が接続されている。エ
アコンコントローラ30は以下のように制御する。即
ち、パルス幅信号D(摂氏30度以下の場合)を受けた
ときはブロワーモータ35への出力電流u1はゼロに
し、空気吹き出し量をゼロにする。パルス幅信号A〜C
(摂氏30度以上の場合)を受けたときは制御モータ3
4への出力電流u2とブロワーモータ35へのを出力電
流u1を吹き出し空気の温度が最適になるように制御す
る。
【0013】例えばu1、u2は以下のように制御す
る。自動を選択した場合は図4に示すように、パルス幅
信号Aの場合はブロワー送風量が大きくなるように出力
電流u1を大きくして回転数を上げ、パルス幅信号が
B、Cとなるに従って出力電流u1を小さくし、回転数
を下げる。パルス幅信号がDの場合は出力電流u1はゼ
ロにしてブロワー風量をゼロにする。
【0014】また、ミックスダンパー33の開度は吹出
口からの空気温度θ1と設定温度θ2との差(dθ=θ
1ーθ2)に従って以下のように制御する。即ち、差d
θが正で大きければダンパー33の開度を小さくしてヒ
ータコア12を通過する空気量を少なくし、差dθが負
で絶対値が大きいときはダンパー33の開度を大きくし
てヒータコア12を通過する空気量を増やす。差dθが
ゼロに近いときはパルス幅信号A〜Cに応じた適宜の開
度に制御する。
【0015】以上述べたように、エアコン用コントロー
ラはパルス幅信号A〜Dと設定温度及び吹き出し空気温
度によってブロワー風量及びミックスダンパー開度を制
御している。パルス幅信号がDの場合はブロワー22を
停止し、冷たい空気の吹き出しを防止しており、パルス
幅信号がAになるに従って、ブロワー空気風量を増大さ
せ、吹き出し温度が設定温度に等しくなるように制御し
ている。
【0016】以上の実施形態及び実施例においてはエン
ジンのスタート開始後冷風の吹き出しを防止してオペレ
ータに不快感を与えないように制御し、エンジンが暖め
られた後は冷却水温度センサ23からのパルス幅信号及
び設定温度、吹き出し空気温度に基づいて吹き出し温度
が速やかに設定温度になるように制御すると共にパルス
幅信号を冷却水温度により大まかに(4区分に)分類し
て制御を簡単にしている。更に、従来装置ではエアコン
制御用にも冷却水温度センサーを設けていたが、本実施
形態においては車両コントローラ29からの信号を受け
るようにしたのでエアコン制御用の冷却水温度センサー
が不要になった。
【0017】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるがものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例え
ば、吹き出し空気温度の制御は上記した方法に限られ
ず、他の同様な方法を使用しても本発明に含まれる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、エンジンのスタート開始後冷風の吹き出しを防
止したのでオペレータに不快感を与えるのを防止できる
という効果が得られる。また、エアコン制御用の冷却水
温度センサをなくしたので製作コストを安価にすること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における制御の回路構成を
示す。
【図2】 エアコン装置自体の構成を示す。
【図3】 エアコン用コントローラが車両用コントロー
ラから受け取る温度信号の例を示す。
【図4】 本実施形態のブロワー風量の変化を示すテー
ブルである。
【図5】 従来の建設機械搭載のエアコン装置例を示
す。
【符号の説明】
12 ヒータコア 16 エバポレータ 22 ブロワー 23 冷却水温度センサ 29 車両コントローラ 30 エアコンコントローラ 34 ブロワー駆動モータ 35 ミックスダンパ開度制御モータ 37 温度設定器 38 空気温度センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月8日(1998.10.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0011】即ち、冷却水温度が所定温度、例えば摂氏
30度以下の場合は1周期長さが250ミリ秒で、オン
時間が50ミリ秒のパルス幅信号Dを送り、摂氏30度
以上65度以下の場合はオン時間が100ミリ秒のパル
ス幅信号Cを送り、摂氏65度以上75度以下の場合は
オン時間が150ミリ秒のパルス幅信号Bを送り、摂氏
75度以上の場合はオン時間が200ミリ秒のパルス幅
信号Aを送出する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアコン用コントローラの入力端を車両
    コントローラの出力側に接続し、エアコンコントローラ
    の出力端にブロワーモータの入力端及びエアミックスダ
    ンパーのコントロールモータの入力端を接続し、エアコ
    ンコントローラは車両コントローラからのエンジン冷却
    水の温度信号を受け、該温度信号が所定温度以下を示す
    信号の場合はブロワーモータを停止するように制御した
    ことを特徴とする建設機械用エアコン装置。
  2. 【請求項2】 前記所定温度は約摂氏30度とし、前記
    温度信号は冷却水温度により複数のクラスに分類したパ
    ルス幅信号としたことを特徴とする請求項1に記載の建
    設機械用エアコン装置。
JP10270967A 1998-09-25 1998-09-25 建設機械用エアコン装置 Pending JP2000096620A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106638754A (zh) * 2016-11-24 2017-05-10 江苏柳工机械有限公司 滑移装载机供暖系统

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