JP2000096553A - 土の解砕混合方法およびその装置 - Google Patents

土の解砕混合方法およびその装置

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JP2000096553A
JP2000096553A JP11303628A JP30362899A JP2000096553A JP 2000096553 A JP2000096553 A JP 2000096553A JP 11303628 A JP11303628 A JP 11303628A JP 30362899 A JP30362899 A JP 30362899A JP 2000096553 A JP2000096553 A JP 2000096553A
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soil
crushing
mixing
rotary
crusher
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JP11303628A
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English (en)
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Yasuhiro Yoshida
泰弘 吉田
Yoichi Komoriya
洋一 小森谷
Taneaki Fujino
種明 藤野
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟弱地盤の土と石灰等の土質改良剤とを効率
良く、解砕混合する方法およびその装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 土と土質改良剤とを搬送するベルトコン
ベヤ8の排出側に配設し、かつ、上方に設けた回転カッ
タ13と下方に設けた回転打撃子10A,10B,10
Cとからなる解砕機7を備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋め立て作業や一
般土木作業等における軟弱な土および都市土木作業の上
下水道やガス管埋設工事等で掘削された粘性のある土を
再生利用するために土質改良を行う解砕混合方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、土木建築等の多くの構造物は、土
地利用の制約から埋め立て地などの軟弱地盤での建設が
避けられない状況にある。したがって、軟弱地盤に固化
剤を散布して脱水し、締め固めにより地盤を改良するこ
とが行われている。また、上下水道、ガス管埋設工事に
おいては、油圧ショベル等の建設機械により掘削した溝
に管を埋設した後、溝を埋め戻しするのが一般的である
が、その溝を掘削した土が水分の多い粘土や粘性のある
土質の場合は、油圧ショベル等の建設機械での掘削によ
るこね返しを行うために地盤の支持力を失い、埋め戻し
に使えない残土はダンプトラックにて搬出することにな
る。
【0003】このような問題を解決するために、例え
ば、特開昭54−58901号公報が出願されている。
同公報によれば、埋め戻しに使えない粘性のある残土を
一定量ずつ供給し、吸水硬化性のある適当な土壌改良剤
を所定の割合で添加して解砕混合する残土改良方法と、
埋戻しに使えない粘性のある残土を搬送する残土運搬装
置と、この運搬装置で搬送される残土を適当な位置で所
定の層厚に掻き均し余剰土を切り出す回転駆動式のカッ
トスクリューと、定量搬送される残土に吸水硬化性のあ
る適当な土壌改良剤を所定の割合で定量供給する添加装
置と、土壌改良剤を加えた残土を解砕混合する解砕混合
機とを備えたものが記載されている。
【0004】また、掘削土などの衝撃式混合機として、
例えば、特公平4−9586号公報が出願されている。
同公報によれば、回転打撃子および屈曲式解砕板を有す
る衝撃式混合機において、複数の解砕片を連接した屈曲
可能部材からなる屈曲式解砕板と、屈曲式解砕板の長さ
方向に設けた少くとも2組の弾性具と、弾性具の近傍の
それぞれの屈曲可能部材を結合する支持具をケーシング
に備えたものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、軟弱地盤に
固化剤を用いると乾いたときに埃が多くでるとの問題が
ある。また、作業現場が狭い場所の場合は固化剤を散布
する車両や締め固めに用いる振動ローラ等の多くの建設
機械が搬入できないとの問題がある。更に、従来の工法
では多くの建設機械を用いると作業コスト高となる問題
を抱えているのが実情である。
【0006】前記特開昭54−58901号公報に記載
されている残土と土質改良剤を1つの解砕用カッタで解
砕混合する装置では、残土と土質改良剤が十分に混合す
ることができないとの問題がある。
【0007】前記特公平4−9586号公報に記載され
ている衝撃式混合機では、粘性のある土の場合は変形す
るのみで、解砕混合することができないとの問題があ
る。
【0008】本発明は上記従来の問題点に着目して、軟
弱地盤等で掘削した土が水分の多い粘土や粘性のある土
および礫などが混在する土であっても、つまることな
く、石灰等の土質改良剤とを効率良く解砕混合する解砕
機を備えた土の解砕混合方法およびその装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の土の解砕混合方法は、土と土質改良剤とを
ホッパからベルトコンベヤで搬送し解砕機で混合する土
の解砕混合方法であって、ベルトコンベヤから搬出され
る前記土と土質改良剤とを第1次切削解砕混合した後
に、この切削解砕混合された土と土質改良剤とを第2次
打撃解砕混合する土の解砕混合方法としたものである。
【0010】また、上記方法において、前記ベルトコン
ベヤで搬送される土と土質改良剤とを回転カッタにより
第1次切削解砕混合した後に、この切削解砕混合された
土と土質改良剤とを回転打撃子により第2次打撃解砕混
合すると良い。
【0011】本発明の土の第1解砕混合装置は、車体に
配設し土と土質改良剤とを投入するホッパと、このホッ
パから排出される土と土質改良剤とを解砕混合する土の
解砕混合装置であって、前記土と土質改良剤とを搬送す
るベルトコンベヤ8と、このベルトコンベヤ8の排出側
に配設し、かつ、上方に設けた回転カッタ13と下方に
設けた回転打撃子10A,10B,10Cとからなる解
砕機7とを備えた構成としたものである。
【0012】また、上記構成において、前記解砕機7は
複数の回転打撃子10A,10B,10Cを備え、その
1つは解砕機7の後部枠体7Bに取着し、かつ、後部枠
体7Bを揺動自在とした構成としたものである。
【0013】更に、上記構成において、前記解砕機7の
複数の回転打撃子10A,10B,10Cは、土と土質
改良剤の投入方向に傾斜して配設した構成としたもので
ある。
【0014】また、上記構成において、前記解砕機7の
複数の回転打撃子10A,10B,10Cの刃体部11
は取着自在である構成としたものである。
【0015】更に、上記構成において、前記回転打撃子
10A,10B,10Cの刃体部11は、硬い刃先プレ
ート11a,11cと軟らかい刃先プレート11b,1
1dを交互に複数取着した構成としたものである。
【0016】また、上記構成において、前記回転打撃子
10A,10B,10Cの刃体部11は、凸部の硬い刃
先プレート11a,11c及び凹部の軟らかい刃先プレ
ート11b,11dを取着した構成としたものである。
【0017】更に、上記構成において、前記解砕機7の
上方に設けた回転カッタ13は上下に揺動自在に取着し
た構成としたものである。
【0018】また、上記構成において、前記ホッパから
排出される土と土質改良剤とを搬送するベルトコンベヤ
8排出側に回転カッタ13を配設した構成としたもので
ある。
【0019】そして、本発明の土の第2解砕混合装置
は、車体に配設し土と土質改良剤を投入するホッパと、
このホッパから排出される土と土質改良剤とを解砕混合
する土の解砕混合装置であって、前記土と土質改良剤と
を解砕混合する上方に設けた回転カッタ13と下方に設
けた回転打撃子10A,10B,10Cを収納する解砕
機7の内方に振動板12を配設した構成としたものであ
る。
【0020】
【作用】上記の本発明の土の解砕混合方法によれば、埋
め立て地等の軟弱地盤の土と、石灰等の土質改良剤とを
効率よく解砕混合して軟弱地盤の土を再生利用すること
ができるものである。この場合、粘性のある土と土質改
良剤とをベルトコンベヤで一定の速度で搬送しながら、
土と石灰等の土質改良剤とを第1次切削解砕混合するこ
とで、土をベルトコンベヤの速度に応じた厚さに切削解
砕混合することができる。また、ベルトコンベヤ速度を
遅くすることにより更に細かく切削解砕混合することが
できる。その後、第2次打撃解砕混合するようにしたの
で、土と土質改良剤とが均一に混ざり合って細かくする
ことができる。また、第1次切削解砕混合に用いる回転
カッタは上下に揺動自在となっている。この回転カッタ
は、通常は自重により最も下の位置で切削解砕混合し、
礫混じりの土が搬送されたときは、回転カッタが上方に
持ち上がる。これにより、礫混じりの土は下方に配設し
てある回転打撃子により解砕混合されるので回転カッタ
の近傍でつまることはない。そして、第1次切削解砕混
合は、粘性のある土の上に石灰等の土質改良剤が被うっ
てベルトコンベヤで搬送されるので、このベルトコンベ
ヤの排出側にて掘削土と石灰等の土質改良剤とを切削解
砕混合し、その切削解砕混合された後に第2次打撃解砕
混合で土と土質改良剤とが均一に混合されるようにすれ
ば良い。この場合、ベルトコンベヤで搬送される土と土
質改良剤とを回転カッタを用いて所定の回転速度で第1
次切削解砕混合し、その切削解砕混合された土と土質改
良剤とを複数の回転打撃子により挟むようにして所定の
回転速度で第2次打撃解砕混合すると良い。
【0021】本発明の第1の土の解砕混合装置によれ
ば、土と土質改良剤とを搬送するベルトコンベヤの排出
側に配設された解砕機の回転カッタにより切削解砕混合
し、この切削解砕混合された土と土質改良剤とを更に回
転打撃子により打撃解砕混合すれば、土と土質改良剤と
を効率良く解砕混合することができる。
【0022】また、解砕機は複数の回転打撃子を備え、
その1つは解砕機の後部枠体に取着し、かつ、後部枠体
を揺動自在としたので、後部枠体をクレーンにより吊り
上げる、あるいは前部枠体に対して後部枠体をアクチュ
エータにより開閉自在とすれば点検整備が容易となる。
更に、解砕機に複数の回転打撃子を備えて、この複数の
回転打撃子により複数回の打撃が加えられるので土と土
質改良剤とを効率良く解砕混合することができる。
【0023】更に、解砕機の複数の回転打撃子をベルト
コンベヤで搬送される土と土質改良剤の投入方向に対し
て傾斜して配設し、回転打撃子10Aに対して回転打撃
子10Bを斜め下方に配設し、回転打撃子10Bの斜め
下方に回転打撃子10Cを配設したので、前記回転カッ
タにて切削解砕混合された土は、先ず回転打撃子10A
に、次いで回転打撃子10B,回転打撃子10Cとによ
り順次打撃解砕混合され細かく解砕混合される。
【0024】また、解砕機の複数の回転打撃子の刃体部
は取着自在とすれば、摩耗等による交換作業が容易であ
る。
【0025】更に、回転打撃子の刃体部は、硬い刃先プ
レートと軟らかい刃先プレートとを交互に複数取着すれ
ば、使用時間が経過しても硬い刃先プレートと軟らかい
刃先プレートとの摩耗状態が異なるので、いつも凹凸の
ある刃先部を維持できる。
【0026】また、回転打撃子の刃体部は、凸部の硬い
刃先プレートと凹部の軟らかい刃先プレートとを用いれ
ば上記と同様に、いつも凹凸のある刃先部を維持でき
る。
【0027】更に、ホッパから排出される土と土質改良
剤とを搬送するベルトコンベヤの排出側に回転カッタ配
設すれば、効率良く切削解砕混合できる。
【0028】そして、本発明の第2の土の解砕混合装置
によれば、土と土質改良剤とを切削解砕混合する上方に
設けた回転カッタと下方に設けた回転打撃子を収納する
解砕機の内方に振動板を配設したので、土と土質改良剤
とが解砕機の内壁に付着するのを防止することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る土の解砕混合
装置の実施例を図1乃至図5を参照して説明する。
【0030】軟弱地盤の粘土や粘性のある土を再生利用
するために、石灰等の土質改良剤と混合する土の解砕混
合装置について説明する。先ず、図1に示す、自走式土
質改良機1は、図示しない走行モータにより走行自在な
下部走行体2を設けている。この下部走行体2の上方に
車体3を配設している。車体3の前部には支持フレーム
4が一体的に固着されている。この支持フレーム4に第
1ホッパ5および第2ホッパ6が載置されて固着されて
いる。この第1ホッパ5および第2ホッパ6の下方に配
置するベルトコンベヤ8を車体3に配設している。この
ベルトコンベヤ8の排出側に配設する解砕混合機7(以
下、解砕機7と言う。)を車体3に配設している。この
解砕機7の下方に配置するベルトコンベヤ9を車体3に
配設している。前記第1ホッパ5の下方の後端部に、車
体3に設置された土砂排出補助装置5aを設けている。
前記第2ホッパ6の下部には土質改良剤を排出する排出
口6aを設けている。車体3の後部には、エンジンや油
圧機器等を収納するマシンキャブ4を配設している。
【0031】次に、前記解砕機7について、図2乃至図
5により説明する。解砕機7は図5(a),(b)に示
す前部枠体7A,後部枠体7Bを設けている。この前部
枠体7Aおよび後部枠体7Bは、図2(a),(b)に
示す上部前面板7a,下部前面板7f,上面板7b,7
c,上部後面板7d,下部後面板7e,右前部側面板7
h,右後部側面板7j,左前部側面板7gおよび左後部
側面板7iからなる箱型形状となっている。この前部枠
体7Aと後部枠体7Bとは分離可能となっている。この
上部前面板7aと下部前面板7fとの間に開口部を設け
ている。この開口部にベルトコンベヤ8で土および石灰
等の土質改良剤が搬送される。図2(a)に示すよう
に、前記上部前面板7aに固着した支持部材13bは回
転カッタ13を支持している。この回転カッタ13は下
方へ自重で落下し、下方から作用する力に対しては上方
へ持ち上がり、揺動自在となっている。この回転カッタ
13のP部を図3により説明する。回転カッタ13の駆
動シャフト13aに複数の刃体部13cが固着されてい
る。また、駆動シャフト13aは図2(b)に示すよう
にモータ15,15により駆動される。図2(a)に示
す回転カッタ13の斜め下方に複数の回転打撃子10
A,10B,10Cを配設している。図2(a)の断面
A−Aである図2(b)に示すように、回転打撃子10
A,10B,10Cは、後左右の側面板7g,7h,7
i,7jに支持される水平軸10aに一体的に固着して
おり、この水平軸10aはモータ15により回転駆動さ
れる。
【0032】また、回転打撃子10AのQ部を図4によ
り説明する。図4(a)は刃体部11の斜視図を示して
おり、刃先のプレートは着脱自在となっている。この刃
先プレートについて3例を図4(b),(c),(d)
により説明する。図4(b)に示す刃先の凸部は硬いプ
レート11aを用いている。刃先の凹部は軟らかいプレ
ート11bを用いている。この硬いプレート11aと軟
らかいプレート11bを交互に複数取着し、2枚の硬い
プレート11aとの間に軟らかいプレート11bを挟着
するようにしている。図4(c)は、前記硬いプレート
11aと軟らかいプレート11bの厚さを大きくしたも
のであり、上記と同様に2枚の硬いプレート11c,1
1cとの間に軟らかいプレート11dを挟着するように
している。図4(d)は刃体部11に2枚の硬いプレー
ト11e,11fを離して配置したものである。
【0033】この解砕機7の開口部は、ベルトコンベヤ
8の排出側に配設している。これにより、ベルトコンベ
ヤ8で搬送される土および石灰等の土質改良剤が解砕機
7内にスムーズに送られる。この解砕機7の下方にベル
トコンベヤ9が配設されており、解砕機7で土および石
灰等の土質改良剤を解砕混合した土をベルトコンベヤ9
で車外へ排出するようになっている。
【0034】この解砕機7の内部の点検整備時につい
て、図5(a),(b)により説明する。図5(a)は
解砕機7の前部枠体7Aから切り離して後部枠体7Bを
クレーンにより吊り上げる状態を示している。図5
(b)は解砕機7の前部枠体7Aに対して後部枠体7B
を図示しないアクチュエータにより開閉可能としたもの
である。図5(a),(b)に示すように後部枠体7B
を着脱自在あるいは開閉可能とすることにより、解砕機
7の内部の点検整備が容易に行うことができる。
【0035】次に、図1乃至図5の作動について説明す
る。本発明の第1の土の解砕混合装置によれば、土と石
灰等の土質改良剤とを搬送するベルトコンベヤ8の排出
側に配設された解砕機7の回転カッタ13により切削解
砕混合し、この切削解砕混合された土と土質改良剤とを
更に回転打撃子10A,10B,10Cにより解砕混合
する。これにより、粘性のある土でも、土質改良剤と効
率良く解砕混合することができる。この場合、解砕機7
の複数の回転打撃子10A,10B,10Cをベルトコ
ンベヤ8で搬送される土と土質改良剤の投入方向に対し
て傾斜して配設してあるので、土と土質改良剤とが複数
の回転打撃子10A,10B,10Cにより打撃するこ
とにより解砕混合が容易となる。
【0036】また、解砕機7の前部枠体7Aに対して後
部枠体7Bを着脱自在あるいは開閉可能とすることによ
り、解砕機7の内部の点検整備が容易に行うことができ
る。
【0037】更に、解砕機の複数の回転打撃子10A,
10B,10Cの刃体部11は取着自在となっているの
で、摩耗等による交換作業が容易である。この回転打撃
子10の刃体部11は、硬い刃先プレート11aと軟ら
かい刃先プレート11bとを交互に複数取着すれば、使
用時間が経過しても硬い刃先プレート11aと軟らかい
刃先プレート11bとの摩耗状態が異なるので、いつも
凹凸のある刃先部を維持できる。また、回転打撃子10
の刃体部11の刃先の凸部には厚さが大きく硬い刃先プ
レート11cを、刃先の凹部には厚さが大きく軟らかい
刃先プレート11dを用いても摩耗状態が異なるので、
いつも凹凸のある刃先部を維持できる。
【0038】更に、解砕機7の上部に設けた回転カッタ
13は上下に揺動自在となっているにしたので、礫混じ
りの土が搬送されたときは上方に持ち上がって回転カッ
タ13の近傍でつまることはなく、よって回転がスムー
ズに行われる。また、ホッパ5,6から排出される掘削
土と土質改良剤とを搬送するベルトコンベヤ8の排出側
に回転カッタ13を配設すれば、効率良く解砕混合でき
る。
【0039】また、本発明の第2の土の解砕混合装置に
よれば、土と土質改良剤とを解砕混合する上方に設けた
回転カッタ13と下方に設けた回転打撃子10A,10
B,10Cを収納する解砕機7の内方に振動板12を配
設し、この振動板12は図示しないモータにより回転駆
動される駆動軸12aと連結するリンク12bを介して
上下に振動するので、土と土質改良剤とが解砕機7の内
壁に付着するのを防止することができる。
【0040】そして、上記構成による本発明の土の解砕
混合方法によれば、土を油圧ショベル等で第1ホッパ5
に投入し、ベルトコンベヤ8に落下した粘性のある土の
塊りを車体3に設置された土砂排出補助装置5aにより
解砕してベルトコンベヤ8で搬送し、次いで第2ホッパ
6の排出口6aから一定量の土質改良剤をベルトコンベ
ヤ8に落下させて搬送し、掘削土と石灰等の土質改良剤
とを第1次切削解砕混合した後に、この切削解砕混合さ
れた土と土質改良剤とを第2次打撃解砕混合するように
したので、土と土質改良剤とが均一に混ざり合うことが
できる。この第1次切削解砕混合は、粘性のある土の上
に石灰等の土質改良剤が被うってベルトコンベヤ8で搬
送されるので、このベルトコンベヤ8の排出側にて土と
石灰等の土質改良剤とを切削解砕混合し、その切削解砕
混合された後に第2次打撃解砕混合により土と土質改良
剤とが均一に混合されるようにしている。この場合、ベ
ルトコンベヤ8で搬送される土と土質改良剤とを回転カ
ッタ13を用いて所定の回転速度で第1次切削解砕混合
し、この切削解砕混合された土と土質改良剤とを複数の
回転打撃子10A,10B,10Cにより挟むようにし
て所定の回転速度で第2次打撃解砕混合しているので、
効率良く解砕混合することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の土の解砕
混合方法およびその装置によれば、埋め立て地等の軟弱
地盤の土と、石灰等の土質改良剤とを効率よく、均一
に、かつ細かく解砕混合して軟弱地盤の土を改良土にす
ることにより解砕混合の作業性が向上すると共に、作業
コストを低減できる。
【0042】また、解砕機の複数の回転打撃子の刃体部
を取着自在としているので、刃体部の保守時の交換作業
が容易となる。この刃体部は、硬い刃先プレートと軟ら
かい刃先プレートとを交互に複数取着することにより、
使用時間が経過しても硬い刃先プレートと軟らかい刃先
プレートとの摩耗状態が異なるので、いつも凹凸のある
刃先部を維持できる。したがって、回転打撃子の刃体部
の使用時間が延びて、耐久性が向上する。
【0043】そして、解砕機の内方に振動板を配設した
ので、この振動板の振動により土と土質改良剤とが解砕
機の内壁に付着するのを防止でき、効率よく解砕混合す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自走式土質改良機の側面図であ
る。
【図2】同、(a)は解砕機の詳細図である。(b)は
断面A−A図である。
【図3】同、図2の回転カッタのP部詳細図である。
【図4】同、(a)は図2の回転打撃子のQ部詳細図で
ある。(b),(c),(d)は回転打撃子の刃体部の
刃先プレートの3例を示す図である。
【図5】同、(a)は解砕機の点検整備時に前部枠体か
ら後部枠体を切り離す状態を示し、(b)は前部枠体に
対して後部枠体を開閉自在とした説明図である。
【符号の説明】
1 自走式土質改良機 2 下部走行体 3 車体 4 支持フレーム 5 第1ホッパ 6 第2ホッパ 7 解砕機 7A 前部枠体 7B 後部枠体 8,9 ベルトコンベヤ 10A,10B,10C 回転打撃子 11 刃体部 12 振動板 13 回転カッタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B02C 18/14 B02C 18/14 Z 21/02 21/02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土と土質改良剤とをホッパからベルトコ
    ンベヤで搬送し解砕機で混合する土の解砕混合方法にお
    いて、ベルトコンベヤから搬出される前記土と土質改良
    剤とを第1次切削解砕混合した後に、この切削解砕混合
    された土と土質改良剤とを第2次打撃解砕混合すること
    を特徴とする土の解砕混合方法。
  2. 【請求項2】 前記ベルトコンベヤで搬送される土と土
    質改良剤とを回転カッタにより第1次切削解砕混合した
    後に、この切削解砕混合された土と土質改良剤とを回転
    打撃子により第2次打撃解砕混合することを特徴とする
    請求項1記載の土の解砕混合方法。
  3. 【請求項3】 車体に配設し土と土質改良剤とを投入す
    るホッパと、このホッパから排出される土と土質改良剤
    とを解砕混合する土の解砕混合装置において、前記土と
    土質改良剤とを搬送するベルトコンベヤ(8) と、このベ
    ルトコンベヤ(8) の排出側に配設し、かつ、上方に設け
    た回転カッタ(13)と下方に設けた回転打撃子(10A,10B,1
    0C) とからなる解砕機(7) とを備えたことを特徴とする
    土の解砕混合装置。
  4. 【請求項4】 前記解砕機(7) は複数の回転打撃子(10
    A,10B,10C) を備え、その1つは解砕機(7) の後部枠体
    (7B)に取着し、かつ、後部枠体(7B)を揺動自在としたこ
    とを特徴とする請求項3記載の土の解砕混合装置。
  5. 【請求項5】 前記解砕機(7) の複数の回転打撃子(10
    A,10B,10C) は、土と土質改良剤の投入方向に傾斜して
    配設したことを特徴とする請求項3記載の土の解砕混合
    装置。
  6. 【請求項6】 前記解砕機(7) の複数の回転打撃子(10
    A,10B,10C) の刃体部(11)は取着自在であることを特徴
    とする請求項3乃至5のうちのいずれかに記載の土の解
    砕混合装置。
  7. 【請求項7】 前記回転打撃子(10A,10B,10C) の刃体部
    (11)は、硬い刃先プレート(11a,11c) と軟らかい刃先プ
    レート(11b,11d) を交互に複数取着したことを特徴とす
    る請求項6記載の土の解砕混合装置。
  8. 【請求項8】 前記回転打撃子(10A,10B,10C) の刃体部
    (11)は、凸部の硬い刃先プレート(11a,11c) 及び凹部の
    軟らかい刃先プレート(11b,11d) を取着したことを特徴
    とする請求項6記載の土の解砕混合装置。
  9. 【請求項9】 前記解砕機(7) の上方に設けた回転カッ
    タ(13)は上下に揺動自在に取着したことを特徴とする請
    求項3記載の土の解砕混合装置。
  10. 【請求項10】 前記ホッパから排出される土と土質改
    良剤とを搬送するベルトコンベヤ(8) 排出側に回転カッ
    タ(13)を配設したことを特徴とする請求項3記載の土の
    解砕混合装置。
  11. 【請求項11】 車体に配設し土と土質改良剤を投入す
    るホッパと、このホッパから排出される土と土質改良剤
    とを解砕混合する土の解砕混合装置において、前記土と
    土質改良剤とを解砕混合する上方に設けた回転カッタ(1
    3)と下方に設けた回転打撃子(10A,10B,10C) を収納する
    解砕機(7) の内方に振動板(12)を配設したことを特徴と
    する土の解砕混合装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002248331A (ja) * 2001-02-27 2002-09-03 Komatsu Ltd 混合機
JP2008136885A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Itaru Onishi 汚染土壌の処理システム及び処理方法
CN112871352A (zh) * 2021-01-15 2021-06-01 郭文静 一种土壤修复用土壤筛分装置

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