JP2000096440A - 柔軟剤組成物 - Google Patents

柔軟剤組成物

Info

Publication number
JP2000096440A
JP2000096440A JP10266010A JP26601098A JP2000096440A JP 2000096440 A JP2000096440 A JP 2000096440A JP 10266010 A JP10266010 A JP 10266010A JP 26601098 A JP26601098 A JP 26601098A JP 2000096440 A JP2000096440 A JP 2000096440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
fatty acid
quaternary ammonium
ammonium salt
ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10266010A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaya Azuma
孝哉 東
Takayuki Inoue
貴之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP10266010A priority Critical patent/JP2000096440A/ja
Publication of JP2000096440A publication Critical patent/JP2000096440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類に対して優れた柔軟性を与えることがで
き、高濃度化しても初期の粘性が低く、かつ低温保存安
定性が良好な柔軟剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記のa)5〜40重量%およびb)
0.1〜10重量%を含有することを特徴とする柔軟剤
組成物。 a)4級アンモニウム塩 b)下記一般式(I)で示される化合物 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜30のアルキレン基であり、M
1、M2およびM3は水素原子、1価に相当する金属原
子、アンモニウム基または有機基置換アンモニウム基で
あり、それらは互いに同一であっても異なっていてもよ
い。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟剤組成物に関
し、詳しくは、衣類に対して優れた柔軟性を与えること
ができ、高濃度化しても初期の粘性が低く、かつ低温保
存安定性が良好な柔軟剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯後の衣類に柔軟性を与える目
的で各種の柔軟剤組成物が使用されており、1980年
代以降は包装経費および運搬経費の削減等の理由から、
柔軟剤基剤の配合量が高い濃縮型柔軟剤に対する要望が
強い。この濃縮型柔軟剤は柔軟性能を確保するため、ジ
アルキルジメチル4級アンモニウム塩を始め、水に難溶
の柔軟剤基剤が約10重量%を超えて配合されることが
多く、調製直後から著しい粘性を示す、あるいは低温保
存時に経時的に増粘するなど、柔軟剤組成物として種々
の不具合が生じやすい。これらの問題点を解決するた
め、さまざまな検討が行われてきた。たとえば、添加剤
を用いる方法としては、(1)塩化カルシウムや塩化カ
リウム等の水溶性無機塩を添加する方法、(2)尿素や
エチレングリコールを添加する方法、(3)水溶性の4
級アンモニウム塩を添加する方法、(4)高級アルコー
ルやアルキルフェノールのエチレンオキシド付加物を添
加する方法、などが知られている。(1)の方法は、柔
軟剤の初期の粘性の低下は認められるが、低温保存時の
経時的な増粘に対する抑制効果はほとんど認められな
い。また、無機塩の過剰な添加によって、4級アンモニ
ウム塩の分離が生じやすくなる。(2)〜(4)の場合
は、柔軟剤の初期の粘性の低下、低温保存時の経時的な
増粘に対する抑制効果がともに少ない。
【0003】また、製造方法の面では、4級アンモニウ
ム塩液状物を水中で噴霧分散する方法(特開昭55−8
837号公報)、4級アンモニウム塩液状物を撹拌槽ま
たはラインミキサーの撹拌羽根に近い位置に添加または
供給する方法(特開昭50−105997号公報、特開
昭57−5797号公報および特開昭57−10222
6号公報)、水が流通する配管内に備えたスリット弁の
直前に4級アンモニウム塩液状物を供給する方法(特開
昭59−160524号公報)、超音波を照射する方法
(特開昭62−11539号公報)、4級アンモニウム
塩、イソプロパノール、および水からなる予備混合物を
調整し、これを温水中に添加分散する方法(特開平1−
92476号公報)などが知られている。これらの方法
は、柔軟剤の初期の粘性の低下は認められるものの、低
温保存時での経時的な増粘に対する抑制効果に乏しく、
また、特別な製造設備を必要としたり、製造時の工程管
理が容易でない場合が多い。このため、柔軟剤基剤を高
濃度に配合した組成物を調製しにくく、初期の粘性が低
く、低温保存安定性が良好な柔軟剤組成物はこれまで得
られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、衣類に対し
て優れた柔軟性を与えることができ、高濃度化しても初
期の粘性が低く、かつ低温保存安定性が良好な柔軟剤組
成物に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねたところ、4級アンモニ
ウム塩と一般式(I)で表される化合物を特定量配合す
ることにより、目的の柔軟剤組成物を得るに至った。す
なわち本発明は、 下記のa)5〜40重量%およびb)0.1〜10重
量%を含有することを特徴とする柔軟剤組成物である。 a)4級アンモニウム塩 b)下記一般式(I)で示される化合物
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Rは炭素数1〜30のアルキレン
基であり、M1、M2およびM3は水素原子、1価に相当
する金属原子、アンモニウム基または有機基置換アンモ
ニウム基であり、それらは互いに同一であっても異なっ
ていてもよい。) a)成分が、脂肪酸とアルカノールアミンからなるエ
ステルを4級化して得られるエステル型4級アンモニウ
ム塩であり、さらに、c)脂肪酸、多価アルコール脂肪
酸エステル、アルコール、アルキルフェノール、アミン
およびアルカノールアミドから選ばれる1種または2種
以上の化合物にエチレンオキシドを平均10〜50モル
付加した非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%含有
する記載の柔軟剤組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いるa)成分は、4級
アンモニウム塩であり、例えば次に挙げる1種または2
種以上が用いられる。
【0009】
【化3】
【0010】{式中、R1、R2およびR11:炭素数8〜
22のアルキル基、アルケニル基またはヒドロキシアル
キル基、R3、R4、R9、R10、R12およびR17:炭素
数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基または−
(CH2CH2O)n−H(nは1〜10の整数)、R5
6、R13およびR14:炭素数8〜22のアシル基、
7、R8、R18:炭素数1〜3のアルキレン基、R15
よびR16:R14OR18、炭素数1〜3のアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基または−(CH2CH2O)n−H
(nは1〜10の整数)、X:ハロゲン、CH3SO4
たはC25SO4} a)成分の配合量は5〜40重量%、好ましくは12〜
30重量%である。5重量%未満の場合は、衣類に対し
て充分な柔軟性を与えられない。40重量%を超える場
合は、初期の粘性が高く、またゲル化が起こりやすい。
【0011】本発明で用いるb)成分は、一般式(I)
で示されるカルボキシアルキルチオコハク酸またはその
塩である。一般式(I)において、Rは炭素数1〜30
のアルキレン基であり、好ましくは炭素数1〜18のア
ルキレン基である。Rで表されるアルキレン基は、直鎖
状または分岐状のいずれでもよい。このようなアルキレ
ン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン基、イ
ソプロピレン基、ブチレン基、イソブチレン基、ペンチ
レン基、ヘキシレン基、イソヘキシレン基、オクチレン
基、ノニレン基、デシレン基、ウンデシレン基、ドデシ
レン基、トリデシレン基、テトラデシレン基、ペンタデ
シレン基、ヘキサデシレン基、ヘプタデシレン基、オク
タデシレン基、ノナデシレン基、アイコシレン基、ヘン
イコシレン基、ドコシレン基、トリコシレン基、テトラ
コシレン基、ペンタコシレン基、ヘキサコシレン基、オ
クタコシレン基、ノナコシレン基、トリアコンチレン基
などを挙げることができる。
【0012】一般式(I)において、M1、M2およびM
3は水素原子、ナトリウム、カリウムなどの一価に相当
する金属原子、アンモニウム基または有機基置換アンモ
ニウム基が挙げられる。これら有機基置換アンモニウム
基としては、有機基が1個置換したアンモニウム基、有
機基が2個置換したアンモニウム基、または有機基が3
個置換したアンモニウム基である。有機基置換アンモニ
ウム基の有機基としては、炭素数1〜18の炭化水素基
が好ましく、炭素数1〜4の脂肪族基もしくは炭素数2
〜4のヒドロキシアルキル基がより好ましい。また、有
機基が2個以上置換している場合は、複数の有機基はた
がいに同一であってもよく、異なっていてもよく、さら
にたがいに結合して環構造を形成していてもよい。この
ような有機基置換アンモニウム基を形成する有機アミン
としては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチル
アミンなどの脂肪族アミン、エタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノー
ルアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパ
ノールアミンなどのアルカノールアミン、アニリンなど
の芳香族アミン、モルホリン、ピリジン、ピロリジン、
ピペリジンなどの複素環式アミンなどを挙げることがで
きるが、これらの中で、アルカノールアミンが特に好ま
しい。
【0013】本発明に用いられる一般式(I)で表され
る化合物の製造方法については特に制限はなく、任意の
公知の方法によって製造することができる。例えば、無
水マレイン酸にメルカプトカルボン酸またはその塩を付
加することにより、カルボキシアルキルチオ無水コハク
酸またはカルボキシアルキルチオ無水コハク酸塩を製造
したのち加水分解し、そのまま、あるいは適当な塩基性
化合物でさらに中和して塩とすることにより、一般式
(I)で表される化合物を得ることができる。b)成分
の配合量は0.1〜10重量%、好ましくは1〜7重量
%である。0.1重量%未満の場合は、低温保存時の経
時的な増粘に対する抑制効果が認められない。また、1
0重量%を超える場合は、初期粘度が高くゲル化が起こ
りやすい。
【0014】さらに、本発明の柔軟剤組成物は、より低
温保存安定性が良好な組成物を得る目的で、a)成分と
して、脂肪酸とアルカノールアミンからなるエステルを
4級化して得られるエステル型4級アンモニウム塩を用
い、c)成分として脂肪酸、多価アルコール脂肪酸エス
テル、アルコール、アミンおよびアルカノールアミドか
ら選ばれる化合物にエチレンオキシドを、平均10〜5
0モル付加した非イオン性界面活性剤を0.1〜10重
量%添加することにより、さらに低温保存安定性が向上
する。
【0015】a)成分として用いるエステル型4級アン
モニウム塩は、脂肪酸とアルカノールアミンのエステル
を4級化させることによって得られる。脂肪酸は炭素数
12〜22の脂肪酸を用いるのが好ましく、たとえば、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、アラキドン酸、ベヘニン酸などの飽和脂肪酸、パル
ミトオレイン酸、オレイン酸、エライジン酸などのモノ
不飽和脂肪酸、リノール酸、リノレン酸などの多価不飽
和脂肪酸などが挙げられる。これらは通常、牛脂、豚
脂、パーム油、大豆油、ヒマワリ油、オリーブ油等の天
然油脂を分解、精製あるいは硬化して得られるが、これ
らの中でも特に大豆油、ヒマワリ油、オリーブ油を原料
油脂として、分解、部分水添などを組み合わせて得られ
る脂肪酸を用いることが工業的に好ましい。アルカノー
ルアミンは、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ンなどが挙げられる。
【0016】c)成分として用いる非イオン性界面活性
剤は、脂肪酸、多価アルコール脂肪酸エステル、アルコ
ール、アルキルフェノール、アミンおよびアルカノール
アミドから選ばれる化合物に、エチレンオキシドを平均
10〜50モル付加した化合物である。エチレンオキシ
ドが付加する化合物として好ましくは脂肪酸、多価アル
コール脂肪酸エステルおよびアルコールが、さらに好ま
しくはアルコールが挙げられる。
【0017】脂肪酸としては、炭素数12〜22の脂肪
酸を用いるのが好ましく、たとえば、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキドン
酸、ベヘニン酸などの飽和脂肪酸、パルミトレイン酸、
オレイン酸、エライジン酸などのモノエン不飽和脂肪
酸、リノール酸、リノレン酸などのポリエン不飽和脂肪
酸などが挙げられ、1種または2種以上を組合わせて用
いる。多価アルコール脂肪酸エステルとしては、例えば
グリセリン、ショ糖、ソルビタン、ソルビトールなどの
多価アルコールと上記脂肪酸とのエステルが挙げられ
る。アルコールとしては、たとえば、ラウリルアルコー
ル、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコ
ールなどが挙げられる。
【0018】アルキルフェノールとしてはオクチルフェ
ノール、ノニルフェノールなどが挙げられる。アミンと
しては、炭素数12〜22のアミンが使用でき、たとえ
ば、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パルミチルア
ミン、ステアリルアミン、オレイルアミンなどが挙げら
れる。アルカノールアミドとしては、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、モノイソパノールアミン、
ジイソパノールアミンなどのアルカノールアミンと上記
の脂肪酸より得られるアルカノールアミドが挙げられ
る。
【0019】非イオン性界面活性剤としては、脂肪酸に
エチレンオキシドを付加した化合物としてポリオキシエ
チレンアルキルエステルまたはポリオキシエチレンアル
ケニルエステル、多価アルコール脂肪酸エステルにエチ
レンオキシドを付加した化合物としてポリオキシソルビ
タンアルキルエステル、アルコールにエチレンオキシド
を付加した化合物としてポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルまたはポリオキシエチレンアルケニルエーテル、
アルキルフェノールにエチレンオキシドを付加した化合
物としてポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテ
ル、アミンにエチレンオキシドを付加した化合物として
ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルカノールアミ
ドにエチレンオキシドを付加した化合物としてポリオキ
シエチレンアルキルエーテルアミドまたはポリオキシエ
チレンアルケニルアミドが挙げられ、これらから選ばれ
る1種または2種以上を用いる。これらのアルキル基ま
たはアルケニル基の炭素数は8〜24が好ましく、12
〜18がより好ましい。エチレンオキシドの平均付加モ
ル数は、15〜40モルが好ましい。c)成分として用
いられる非イオン性界面活性剤の配合量は、0.1〜1
0重量%、好ましくは1〜5重量%である。なお配合量
が0.1%未満、配合量が10%を超える場合は、低温
保存安定性の向上が少ない。
【0020】本発明の柔軟剤組成物には、成分a)、
b)およびc)の他に、本発明の効果を阻害しない範囲
で、塩化カルシウム、食塩、塩化アンモニウム等の粘度
調整剤、クエン酸、塩酸、水酸化ナトリウム等のpH調
整剤、エチレングリコール、プロピレングリコール、エ
チルアルコール等の溶剤、高重合メチルポリシロキサ
ン、ジメチルシロキサン、メチル(ポリオキシエチレ
ン)シロキサン重合体等のシリコーン誘導体、酸化防止
剤、香料、殺菌剤、色剤防腐剤などを配合することがで
きる。
【0021】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。以
下、%とあるのは重量%を意味する。 実施例1〜10 表1に示す成分および配合量で10種の柔軟剤組成物を
調製し、その特性を評価した。次に示す各成分を使用し
た。 <a成分>以下に示す4種の4級アンモニウム塩を用い
た。
【0022】
【化4】
【0023】<b成分>以下に示す2種のカルボキシチ
オコハク酸およびその塩を用いた。
【0024】
【化5】
【0025】<c成分>以下に示す6種類の非イオン性
界面活性剤を用いた。 <c−1成分>ポリオキシエチレン(20E.O.)モ
ノステアレート <c−2成分>ポリオキシエチレン(20E.O.)ソ
ルビタンモノラウレート <c−3成分>ポリオキシエチレン(30E.O.)ラ
ウリルエーテル <c−4成分>ポリオキシエチレン(30E.O.)ノ
ニルフェニルエーテル <c−5成分>ポリオキシエチレン(20E.O.)ス
テアリルアミン <c−6成分>ポリオキシエチレン(20E.O.)オ
レイン酸アミド <その他の成分>粘度調整剤として塩化カルシウムを、
溶剤としてエチレングリコール、イソプロピルアルコー
ルを配合し、柔軟剤組成物を調製した。
【0026】
【表1】
【0027】比較例1〜11 表2に示す配合量で、調整手順などについては実施例1
〜10と同様にして、比較用として11種の柔軟剤組成
物を調製し、その特性を評価した。その評価結果を合わ
せて示す。
【0028】
【表2】
【0029】表1〜表2中の評価項目を次に説明する。 (1)柔軟性評価 柔軟処理方法 市販の木綿タオルまたは木綿メリヤス肌着を市販の洗剤
(商品名「アタック」花王株式会社製)にて5回繰り返
し洗濯することによって、タオルに付着している洗剤を
除去した後、容量7リットルの小型洗濯機に柔軟剤組成
物の0.022%水溶液を調製し、25℃、浴比1/3
0で3分間撹拌処理を行った。 評価方法 上記方法で処理した布を室温下で自然乾燥後、25℃、
65%RHの恒温恒湿室に24時間放置した。これらの
布について柔軟性の評価を行った。20名の女性をパネ
ラーとし、柔軟処理後の木綿タオル3枚を重ねたものを
1サンプルとし、柔軟性について官能評価を行った。柔
軟性が十分認められると感じた場合を4点、柔軟性がや
や認められると感じた場合を3点、柔軟性がほとんど認
められないと感じた場合を2点、柔軟性が全く認められ
ないと感じた場合を1点として、20名の平均値を求め
て、平均値が3.0以上のものを柔軟性に優れた柔軟剤
組成物と評価した。
【0030】(2)初期の粘性評価 調製直後の柔軟剤組成物の25℃における粘度を、ブル
ックフィールド型粘度計を用い測定した。2号ローター
を用い、回転数60rpm、測定時間100secの測
定条件下で、100cps未満の粘度を示すものを初期
の粘性が低い柔軟剤組成物と評価した。 (3)低温保存安定性評価 柔軟剤組成物を−5℃の恒温槽に1か月間保存後、25
℃における粘度を初期の粘性評価と同様に測定した。低
温保存によって生じた粘度上昇を、以下の式から与えら
れる粘度上昇率として計算し、粘度上昇率が30%未満
のものを低温保存安定性が良好な柔軟剤組成物と評価し
た。
【0031】
【数1】
【0032】
【発明の効果】表1〜2から、本発明の柔軟剤組成物は
処理した衣類に対して優れた柔軟性を与えることがで
き、初期の粘性が低く、低温保存安定性も良好な柔軟剤
組成物であることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記のa)5〜40重量%およびb)
    0.1〜10重量%を含有することを特徴とする柔軟剤
    組成物。 a)4級アンモニウム塩 b)下記一般式(I)で示される化合物 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜30のアルキレン基であり、M
    1、M2およびM3は水素原子、1価に相当する金属原
    子、アンモニウム基または有機基置換アンモニウム基で
    あり、それらは互いに同一であっても異なっていてもよ
    い。)
  2. 【請求項2】 a)成分が、脂肪酸とアルカノールアミ
    ンからなるエステルを4級化して得られるエステル型4
    級アンモニウム塩であり、さらに、c)脂肪酸、多価ア
    ルコール脂肪酸エステル、アルコール、アルキルフェノ
    ール、アミンおよびアルカノールアミドから選ばれる1
    種または2種以上の化合物にエチレンオキシドを平均1
    0〜50モル付加した非イオン性界面活性剤0.1〜1
    0重量%含有する請求項1の柔軟剤組成物。
JP10266010A 1998-09-21 1998-09-21 柔軟剤組成物 Pending JP2000096440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10266010A JP2000096440A (ja) 1998-09-21 1998-09-21 柔軟剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10266010A JP2000096440A (ja) 1998-09-21 1998-09-21 柔軟剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000096440A true JP2000096440A (ja) 2000-04-04

Family

ID=17425129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10266010A Pending JP2000096440A (ja) 1998-09-21 1998-09-21 柔軟剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000096440A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535922A (ja) * 2016-12-22 2019-12-12 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニーThe Procter & Gamble Company 改善された凍結融解安定性を有する布地柔軟剤組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019535922A (ja) * 2016-12-22 2019-12-12 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニーThe Procter & Gamble Company 改善された凍結融解安定性を有する布地柔軟剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4016238B2 (ja) 洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物の製造方法
JP5073201B2 (ja) 衣料用液体洗浄剤組成物
JP4039750B2 (ja) 繊維製品用液体仕上げ剤組成物
JP3791117B2 (ja) 柔軟剤組成物
JPH0718571A (ja) 柔軟剤組成物
JP3566091B2 (ja) 繊維製品の洗浄方法
JP4467837B2 (ja) 繊維製品用柔軟剤組成物
JP2000096440A (ja) 柔軟剤組成物
JP6749199B2 (ja) 繊維製品用のテカリ発生抑制剤、繊維製品用のテカリ発生抑制用処理液、及び繊維製品のテカリ発生の抑制方法
JP5292606B2 (ja) 衣料用液体洗浄剤組成物
JP4215545B2 (ja) 柔軟剤組成物
JP2009179745A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP3703929B2 (ja) 衣料用柔軟仕上剤組成物
JP3398230B2 (ja) 液体柔軟仕上剤組成物
JP3210461B2 (ja) 柔軟仕上剤
JPH0718569A (ja) 柔軟剤組成物
JP2003096674A (ja) 変性シリコーンエマルジョン、衣料用柔軟仕上げ剤及びその製造方法
JPH0718570A (ja) 柔軟剤組成物
JP3195501B2 (ja) 液体柔軟仕上剤組成物
JP3164679B2 (ja) 液体柔軟仕上剤
JP2992417B2 (ja) 柔軟仕上剤
JPH04333666A (ja) 液体柔軟剤組成物
JPH11217585A (ja) 柔軟性液体洗浄剤組成物
JP2970975B2 (ja) 柔軟仕上剤
JP3379852B2 (ja) 液体柔軟仕上剤組成物