JP2000095126A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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JP2000095126A
JP2000095126A JP27283398A JP27283398A JP2000095126A JP 2000095126 A JP2000095126 A JP 2000095126A JP 27283398 A JP27283398 A JP 27283398A JP 27283398 A JP27283398 A JP 27283398A JP 2000095126 A JP2000095126 A JP 2000095126A
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Japan
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torque
output shaft
power steering
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input shaft
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JP27283398A
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Yoshimasa Iwata
吉雅 岩田
Masaki Shirai
正樹 白井
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク感応手段周りの構造を小形化し、動力
舵取装置全体の軽量化を図る。 【解決手段】 動力舵取装置に用いられるトルク感応手
段としてのロータリ型サーボバルブ周りの構成を、ステ
アリングハンドルにつながる入力軸2と、入力軸2に一
体的に形成される第一のトルク感応部材としてのロータ
21と、ロータ21と相対回転運動する第二のトルク感
応部材としてのバルブスリーブ1と、バルブスリーブ1
に機械的に連結されるものであってステアリングギヤ機
構を形成するピニオンギヤ55に一体的に連結される出
力軸5と、出力軸5と入力軸2との間を連結するトーシ
ョンバー3等から成るようにする。バルブスリーブ1の
一端部にスリット15を設ける。スリット15に係合す
るものであって出力軸5の一端部側に、ラジアル方向に
突出する形態からなるもの、あるいは軸線方向に突出す
る形態からなる係合突起51を、冷間鍛造手段にて出力
軸5と一体的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力舵取装置に関す
るものであり、特に、トルク感応手段を形成するトルク
感応部材と出力軸との間における回転運動伝達機構部
の、その構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばロータリ型サーボバルブをトルク
感応手段として有する動力舵取装置は、例えば、図6に
示す如く、ステアリングハンドル(S)につながる入力
軸20、当該入力軸20に設けられたロータ210、ピ
ニオンギヤに連結する出力軸50、当該出力軸50と一
体的に回転し、上記ロータ210との間にサーボバルブ
を形成するバルブスリーブ10、上記入力軸20と出力
軸50との間を連結するトーションバー30等からなる
ロータリ型サーボバルブを中心に形成されるようになっ
ているものである。そして、このような構成からなるも
のにおいて、上記バルブスリーブ10の一端部側であっ
て出力軸50とオーバラップするところには、所定幅の
スリット150が設けられるとともに、当該オーバラッ
プ部を形成する出力軸50側には突起状の係合ピン60
が設けられるようになっているものである。そして更
に、この係合ピン60が上記バルブスリーブ10に設け
られたスリット150に係合して、上記バルブスリーブ
10と出力軸50との間において、回転運動の伝達が成
され、これによってトーションバー30のねじれに応じ
た、すなわち操舵トルクに応じたサーボ機能が発揮され
るようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものにおいては、上記係合ピン60の設けられる出力軸
50の端部のところには、係合ピン60装着用の係合穴
550が設けられるようになっている。従って、この係
合穴550形成のための肉厚分だけ、上記出力軸50の
軸方向寸法を余分に採らなければならず、出力軸、延い
ては本サーボバルブを形成するバルブスリーブとの連結
部を長く採らざるを得ないと言う問題点がある。また、
この係合ピン60と係合するバルブスリーブ10側のス
リット150のところも、上記出力軸50の外側にオー
バラップ状に形成されるようになっているところから、
バルブスリーブを初めとしたロータリ型サーボバルブ
の、その径方向の寸度が大きくならざるを得ないという
問題点がある。なお、このようなことは、上記のように
ロータリ型サーボバルブをトルク感応手段として有する
動力舵取装置に限らず、例えば、実開平6−18935
号公報に記載のようなトルクセンサをトルク感応手段と
して用いる動力舵取装置についても言い得ることであ
る。このような問題点を解決するために、上記係合ピン
を出力軸と一体的に形成させるようにし、これによっ
て、全体的に小形化を図るようにした動力舵取装置を提
供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、ステア
リングハンドルにつながる入力軸と、当該入力軸に一体
的に設けられる第一のトルク感応部材と、当該第一のト
ルク感応部材と相対回転運動する第二のトルク感応部材
と、当該第二のトルク感応部材につながる出力軸と、当
該出力軸と上記入力軸との間を連結するトーションバー
等からなり、上記第一及び第二のトルク感応部材が操舵
トルクに応じて相対回転するトルク感応手段を有する動
力舵取装置に関して、上記第二のトルク感応部材または
出力軸のうちのいずれか一方の部材の一端部側に、軸方
向に伸びるスリットを設けるとともに、上記第二のトル
ク感応部材または出力軸のうちの他方の部材の一端部側
に、当該他方の部材と一体的に形成される係合突起を設
け、当該係合突起と上記スリットとを係合させることに
よって第二のトルク感応部材と出力軸とを一体回転運動
可能なように連結するようにした構成を採ることとし
た。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、従来のものにおいては、係合ピンの設けられ
る周りに、当該係合ピン装着用の係合穴形成のための肉
厚部が必要とされていた。これに対して本発明のものに
おいては、その余肉の部分が削除されることとなり、全
体的に小形化されることとなる。その結果、トルク感応
手段(トルク検出手段)周りの小形化、延いては動力舵
取装置全体の軽量化を図ることができるようになる。ま
た、第二のトルク感応部材または出力軸のうちの残りの
他方の部材には、従来のものにおけるような係合ピンに
代わって、係合突起を一体的に設けるようにしたので、
トルク感応手段を主に形成されるトルク検出手段周りの
組立精度の向上を図ることができるようになる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、トルク
感応手段をロータリ型サーボバルブからなるようにした
ことである。すなわち、請求項1記載の動力舵取装置に
おいて、上記第一のトルク感応部材をロータからなるよ
うにするとともに、上記第二のトルク感応部材をバルブ
スリーブからなるようにし、更に、これら各トルク感応
部材にてロータリ型サーボバルブが形成されるようにし
た構成を採ることとした。このような構成を採ることに
より、本発明のものにおいては、ロータリ型サーボバル
ブからなるトルク感応手段、すなわち、トルク検出手段
周りの小形化、延いては動力舵取装置全体の小形化及び
軽量化を図ることができるようになる。
【0007】また、バルブスリーブとロータとの間の円
周方向の組付精度、すなわち、中立時におけるバルブラ
ンド間の隙間精度が、比較的容易に確保されることとな
る。例えば、従来のものにおいては、ロータとバルブス
リーブとの間におけるバルブランド間隙間が左右均等な
値となるように、ロータ、バルブスリーブ、トーション
バー等を精度良く組付けたうえで、上記バルブスリーブ
のスリットと出力軸側に設けられる係合ピンの位置を、
中立位置を確保するように組付けねばならない。従っ
て、バルブスリーブとロータとの組付けの外に、出力軸
への係合ピンの装着についても、その精度管理が必要と
される等、煩雑な組付作業(組立作業)が必要とされて
いた。これに対して、本発明のものにおいては、上記係
合ピンのところが、出力軸と一体に形成される係合突起
となっていることより、この係合突起の円周方向の位置
精度を確保するようにすれば、あとは自動的に組付精度
が確保されることとなり、組付作業(組立作業)の簡略
化を図ることができるようになる。
【0008】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1または
請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、係合突起の形状に関する点である。すなわち、本
発明のものは、上記請求項1記載のものにおいて、上記
係合突起を、上記他方の部材の端部外周部のところに、
そのラジアル方向に突出するように設けることとした構
成を採ることとした。このような構成を採ることによ
り、出力軸とトルク感応手段を形成する第二のトルク感
応部材との間の連結部の構造を、その軸方向において、
長さを短くすることができるようになり、トルク感応手
段周りの構造を小形化できるとともに、本動力舵取装置
全体の小形化及び軽量化を図ることができるようにな
る。
【0009】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1または
請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、係合突起の形状に関する点である。すなわち、本
発明のものは、上記請求項1記載のものにおいて、上記
係合突起を、上記他方の部材の外周部端部のところに、
その軸方向に突出するように設けることとした構成を採
ることとした。このような構成を採ることにより、出力
軸とトルク感応手段を形成する第二のトルク感応部材と
の間の連結部の構造を、その径方向において小さくする
ことができるようになり、トルク感応手段周りの構造を
小形化することができるとともに、本動力舵取装置全体
の小形化及び軽量化を図ることができるようになる。
【0010】次に、請求項5記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1ないし
請求項4記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、係合突起の構成についてである。すなわち、本発
明のものにおいては、請求項1ないし請求項4記載のも
のにおいて、上記係合突起を、上記他方の部材とともに
冷間鍛造手段にて一体的に形成するようにした構成を採
ることとした。このような構成を採ることにより、本発
明のものにおいては、係合突起を含めた出力軸全体を塑
性加工手段にて形成することができるようになり、出力
軸を含めた本動力舵取装置全体の製造コストの低減化を
図ることができるようになる。また、係合突起の位置等
に関する精度も確保されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図5を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、ステアリングハン
ドル(S)につながる入力軸2と、当該入力軸2に一体
的に形成される第一のトルク感応部材としてのロータ2
1と、当該ロータ21と相対回転運動する第二のトルク
感応部材としてのバルブスリーブ1と、当該バルブスリ
ーブ1に機械的に連結されるものであってステアリング
ギヤ機構を形成するピニオンギヤ55に一体的に連結さ
れる出力軸5と、当該出力軸5と上記入力軸2との間を
連結するトーションバー3等からなるものであり、これ
ら構成部品によりトルク感応手段としてのロータリ型サ
ーボバルブが形成されるようになっているものである。
【0012】このような構成からなるものにおいて、ロ
ータリ型サーボバルブを形成するバルブスリーブ1の一
端部側には、スリット15が設けられるようになってい
るとともに、上記出力軸5のスリット15に対応する一
端部側のところには、図2及び図3に示すような係合突
起51が、出力軸5と一体的に設けられるようになって
いるものである。そして、これら係合突起51と上記ス
リット15とが係合してサーボ機構を形成するようにな
っているものである。なお、このような係合突起51の
出力軸5との一体的形成手段としては、冷間鍛造手段等
の塑性加工手段が採られるようになっている。そして、
この係合突起51のうちの一つとして、例えば図2に示
す如く、出力軸5の一端部側のところに設けられるもの
であって、出力軸5のラジアル方向に突出するように設
けられるようになっているものがある。このものは、従
来の係合ピン方式のものに較べて、係合ピン挿入用穴の
肉厚部分(図2のW)を削除することができるようにな
り、これによって、出力軸5の軸方向長さを短くするこ
とができるようになる。その結果、出力軸5の小形化を
図ることができるようになり、延いてはロータリ型サー
ボバルブ周りの小形化、更には動力舵取装置全体の小形
化及び軽量化を図ることができるようになる。
【0013】また、このような出力軸5の一端部側に設
けられる係合突起51の他の例としては、例えば図3に
示すようなものが挙げられる。このものは、上記係合突
起51が出力軸5のバルブスリーブ1側の端部から軸方
向に突出して設けられるようになっているものであっ
て、このような係合突起51がバルブスリーブ1の一端
部側に設けられたスリット15と係合するようになって
いるものである。このような構成を採ることにより、出
力軸5を含むロータリ型サーボバルブ周りの形状が、そ
の半径方向において小形化され、ロータリ型サーボバル
ブを含む動力舵取装置全体のスリム化及び軽量化を図る
ことができるようになる。
【0014】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。本
実施の形態のものにおいては、まず、ステアリングハン
ドル(S)が操作され入力軸2が回転すると、トーショ
ンバー3を介して出力軸5に回転運動が伝達される。一
方、出力軸5には、転舵車輪が路面から受ける抵抗力が
ステアリングギヤ機構6を介して作用する。この抵抗力
によって生ずる操舵トルクに応じて前記トーションバー
3がねじられ、ロータ21とバルブスリーブ1との間に
相対回転運動が生じる。これにより、ロータリ型サーボ
バルブは操舵トルクに応じたサーボ機能を発揮し、本動
力舵取装置に所望の操舵補助力が与えられることとな
る。このような作動態様をするものにおいて、上記バル
ブスリーブ1のスリット15に係合するものであって出
力軸5に設けられる係合突起51は、冷間鍛造等の塑性
加工手段にて出力軸5と一体的に設けられるようになっ
ているので、係合突起51を含めた出力軸5の製造工程
が大幅に簡略化されることとなる。これによって、組付
作業(組立作業)を含めた製造コストの低減化を図るこ
とができるようになる。
【0015】従来のものにおいては、出力軸5の一端部
に係合ピン取付け用の係合穴を設けるとともに、この係
合穴のところに上記係合ピンを嵌め込まなければならな
い。そして、この係合穴の位置及びそこへの係合ピンの
取り付けは、精度良く行なわなければならないものであ
った。従って、これら各部品の組付作業(組立作業)も
含めて、本ロータリ型サーボバルブを有する動力舵取装
置全体の製造コストが嵩むこととなっていた。このよう
な点に関して、本実施の形態のものにおいては、上記係
合突起51を、冷間鍛造手段にて出力軸5と一体的に設
けるようにしたので、製造コストの低減化を図ることが
できるようになるとともに、上記一体成形化により、係
合突起51周りの構造を小形化あるいはスリム化するこ
とができるようになる。その結果、動力舵取装置全体の
小形化及び軽量化を図ることができるようになる。
【0016】なお、本発明の実施の形態においては、以
上述べたようなロータリ型サーボバルブを有する動力舵
取装置を主に説明してきたが、本発明はこのような動力
舵取装置に限定されるものでは無く、次のような実施の
形態のものについても、その適用が可能である。例え
ば、図4に示すものは、実開平6−18935号公報に
記載されているトルクセンサを有する動力舵取装置に本
発明を適用した例である。このものは、入力軸2に固定
された第一の円筒22及び第二の円筒23(第一のトル
ク感応部材)と、出力軸5に固定された第三の円筒11
(第二のトルク感応部材)と、これら円筒22、23、
11を包囲する図示しないコイルと、入力軸2と出力軸
5との間を連結するトーションバー3等からなるトルク
センサ(操舵トルク感応手段)を有しており、他の構成
は基本的に先の実施の形態のものと同じである。そし
て、トルクセンサが検出する操作トルクに応じて、図示
しない電気モータが制御され、所望の操舵補助力が得ら
れるようになっているものである。このようなものにお
いて、第三の円筒11の一端部側にはスリット15が設
けられ、当該スリット15に対応する出力軸5の一端部
側には、出力軸5のラジアル方向に突出する係合突起5
1が、出力軸51と一体的に設けられるようになってい
るものである。そして、このようなスリット15と係合
突起51とが係合することにより、第三の円筒11と出
力軸5とが一体的に回転するようになっているものであ
る。この係合突起51は、先の実施の形態のものと同
様、例えば冷間鍛造等の塑性加工手段にて形成させるこ
とも可能であり、また、出力軸5の軸方向に突出させる
ように設けることも可能である。更に、これに対する変
形例を挙げれば、上記各実施の形態においては、第二の
トルク感応部材(バルブスリーブ1,第三の円筒11)
にスリット15を設けるとともに、出力軸5に係合突起
51を設けるようにしているが、これとは逆に、例えば
図5に示すように、第二のトルク感応部材(バルブスリ
ーブ1,第三の円筒11)に係合突起51を設けるよう
にし、これに対して出力軸5にスリット15を設けるよ
うにすることもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ステアリングハンドル
につながる入力軸と、当該入力軸に一体的に設けられる
第一のトルク感応部材と、当該第一のトルク感応部材と
相対回転運動する第二のトルク感応部材と、当該第二の
トルク感応部材につながる出力軸と、当該出力軸と上記
入力軸との間を連結するトーションバー等からなり、上
記第一及び第二のトルク感応部材が操舵トルクに応じて
相対回転するトルク感応手段を有する動力舵取装置に関
して、上記第二のトルク感応部材または出力軸のうちの
いずれか一方の部材の一端部側に、軸方向に伸びるスリ
ットを設けるとともに、上記第二のトルク感応部材また
は出力軸のうちの他方の部材の一端部側に、当該他方の
部材と一体的に形成される係合突起を設け、当該係合突
起と上記スリットとを係合させることによって第二のト
ルク感応部材と出力軸とを一体回転運動可能なように連
結するようにした構成を採ることとしたので、トルク感
応手段の軸方向寸法を短くすることができ、トルク感応
手段周りのスリム化あるいは小形化を図ることができる
ようになり、延いては動力舵取装置全体の小形化及び軽
量化を図ることができるようになった。
【0018】また、上記スリットと係合する係合突起
を、冷間鍛造手段にて上記他方の部材と一体的に設ける
ようにしたので、上記他方の部材単体の製造コストの低
減化を図ることができるようになるとともに、組立工程
の簡略化を図ることができるようになった。その結果、
本動力舵取装置全体の製造コストの低減化を図ることが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の主要部を成す係合突起についての、そ
の一実施形態を示す部分断面図である。
【図3】本発明の主要部を成す係合突起についての、他
の実施例を示す図である。
【図4】本発明の主要部を成す係合突起についての、そ
の実施形態の変形例を示す部分断面図である。
【図5】本発明の主要部を成す係合突起についての、そ
の実施形態の更に別の変形例を示す部分断面図である。
【図6】従来例の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 第二のトルク感応部材(バルブスリーブ) 11 第三の円筒 15 スリット 2 入力軸 21 第一のトルク感応部材(ロータ) 3 トーションバー 5 出力軸 51 係合突起 55 ピニオンギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F051 AA01 AB01 AB06 AC01 BA03 3D032 CC48 DA15 EB11 EC09 EC22 GG01 3D033 CA28 DB02 DB05 FD06 FD07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルにつながる入力軸
    と、当該入力軸に一体的に設けられる第一のトルク感応
    部材と、当該第一のトルク感応部材と相対回転運動する
    第二のトルク感応部材と、当該第二のトルク感応部材に
    つながる出力軸と、当該出力軸と上記入力軸との間を連
    結するトーションバー等からなり、上記第一及び第二の
    トルク感応部材が操舵トルクに応じて相対回転するトル
    ク感応手段を有する動力舵取装置において、上記第二の
    トルク感応部材または出力軸のうちのいずれか一方の部
    材の一端部側に、軸方向に伸びるスリットを設けるとと
    もに、上記第二のトルク感応部材または出力軸のうちの
    他方の部材の一端部側に、当該他方の部材と一体的に形
    成される係合突起を設け、当該係合突起と上記スリット
    とを係合させることによって第二のトルク感応部材と出
    力軸とを一体回転運動可能なように連結することとした
    構成からなることを特徴とする動力舵取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動力舵取装置において、
    上記第一のトルク感応部材がロータであり、上記第二の
    トルク感応部材がバルブスリーブであり、これらトルク
    感応部材にてロータリ型サーボバルブが形成されるよう
    にした構成からなることを特徴とする動力舵取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の動力舵取
    装置において、上記係合突起を、上記他方の部材の端部
    外周部のところに、そのラジアル方向に突出するように
    設けることとした構成からなることを特徴とする動力舵
    取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の動力舵取
    装置において、上記係合突起を、上記他方の部材の一端
    部側のところに、その軸方向に突出するように設けるこ
    ととした構成からなることを特徴とする動力舵取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の動力舵取
    装置において、上記係合突起を、上記他方の部材ととも
    に冷間鍛造手段にて形成するようにしたことを特徴とす
    る動力舵取装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015504021A (ja) * 2012-01-10 2015-02-05 テッドライブ ステアリング システムズ ゲーエムベーハー 角度差センサを有するパワーステアリング装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015504021A (ja) * 2012-01-10 2015-02-05 テッドライブ ステアリング システムズ ゲーエムベーハー 角度差センサを有するパワーステアリング装置

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