JP2000094535A - スライドファスナー用連続エレメント列の製造方法及び製造装置 - Google Patents

スライドファスナー用連続エレメント列の製造方法及び製造装置

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JP2000094535A JP10268599A JP26859998A JP2000094535A JP 2000094535 A JP2000094535 A JP 2000094535A JP 10268599 A JP10268599 A JP 10268599A JP 26859998 A JP26859998 A JP 26859998A JP 2000094535 A JP2000094535 A JP 2000094535A
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    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速運転時であってもエレメント間の正確なピ
ッチを確保してマンドレル上を搬送され、しかも各エレ
メントの所定の部位に階段状の上脚部形態を正確に成形
することを可能にしたスライドファスナー用の螺旋状連
続エレメント列の製造方法とその装置を提供する。 【解決手段】連続する合成樹脂製のモノフィラメント
(4) から螺旋状のスライドファスナー用エレメント列を
連続的に製造するために、連続して供給されるモノフィ
ラメント(4) をマンドレル(21)に螺旋状に巻き付け、マ
ンドレル(21)に巻き付けられた前記モノフィラメント
(4) を対向するスクリュー(22)のスクリュー溝間にて保
持しながら搬送する。こうして前記マンドレル(21)上を
搬送される螺旋状のモノフィラメント(4) の噛合頭部に
該当する部位を 圧ローラ(23)により殴打して噛合頭部
(H) を成形したのち、螺旋状のモノフィラメント(4) の
上脚部該当部位を前記マンドレル(21)上の所定の位置で
回転ハンマー(25)により押圧して段差状の上脚部(L-1)
に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスライドファスナー
に適用されるコイル状の連続エレメント列の製造方法及
びその製造装置に関し、特に噛合頭部を有し、上下脚部
間を連結部をもって連結した多数のエレメント単位の上
脚部を順次押圧変形により段差状に屈曲成形するに適す
る合理的で且つ生産性に優れた連続するコイル状エレメ
ント列の製造方法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製のモノフィラメントをコイル
状に旋回させて製造されるスライドファスナー用の連続
エレメント列の各エレメント単位(以下、単にエレメン
トという。)は、エレメント列に対して垂直方向に延び
る噛合頭部と、同噛合頭部の端部からファスナーテープ
の幅方向に延びる上下脚部とを有し、隣り合うエレメン
ト同士は連結部により上下脚部間が連結されて連続エレ
メント列を構成する。
【0003】前記エレメント列を連結部で切断したとき
の側面から見たリング状のエレメント形状は多種多様で
ある。図9〜図12にはそれらの代表的な形状を示して
いる。図9は極めて一般的な形状を示しており、所謂
「卵型」を呈している。その内部空間にはエレメント列
方向に芯紐2が挿入される場合がある。図10は上下脚
部L−1,L−2が近接し、その間の間隙が極めて小さ
く、殆ど上下脚部L−1,L−2が接触した形態をもつ
エレメント形状を示している。これは、特に薄手の外衣
やアンダーウエアなどに使われる。また、図11は噛合
頭部Hに近い上下脚部L−1,L−2の部分が外側に膨
出し、両脚部L−1,L−2の連結部J寄りの部分が狭
窄されて間隙を殆どもたない、所謂「テニスラケット
型」と呼ばれる形状を呈している。かかる形態の螺旋状
のエレメントからなる連続エレメント列にあっても、そ
の中空部に芯紐2が挿入される場合がある。
【0004】図12に示すエレメント形状は、前記「テ
ニスラケット型」を変形させたものであるといえる。す
なわち、エレメントEの下脚部L−2を噛合頭部からほ
ぼ直線状に延出させると共に、その上脚部L−1を途中
から段差をもたせて下脚部L−2に近づけるように屈曲
変形させている。かかる形状から、ファスナーエレメン
ト列をファスナーテープの一側縁部に縫着するにあたっ
て、縫着糸は各エレメントEの前記上脚部L−1の段差
から連結部J寄りの上面部分に配される。そのため、縫
着糸はファスナーエレメント列の表面から突出せず、ス
ライドファスナーの使用中に他の部材との接触による損
傷が防止される。また、スライダーによるスライドファ
スナーの開閉操作にあたっても、スライダーの摺動によ
る磨耗を防ぐことができ、ファスナーエレメント列がフ
ァスナーテープから脱落することも防げる。一方、ファ
スナーテープ表面に接触する下脚部L−2がほぼ直線状
であるため、その全体をファスナーテープに密着して固
定することができ、所要の固着強度を得やすくなると共
に固定姿勢を安定化させる。
【0005】図11に示す「テニスラケット型」及びそ
の変形形態を備えた図12に示すコイル状のエレメント
列は、例えば実公昭42−14901号公報、特公昭5
4−20895号公報、或いは特公昭49−23874
号公報などに開示された方法により製造される。
【0006】前記実公昭42−14901号公報によれ
ば、連続するモノフィラメントをマンドレルに螺旋状に
巻き付けると共に、巻き付けられたモノフィラメントを
マンドレルを挟んで対設された一対のスクリューにより
移送すると同時に、その上下脚部に相当する部分を、前
記一対のスクリューの螺旋溝の底面により押し潰して狭
窄状に形成する。すなわち、各エレメントの上下脚部が
連結部に向かって漸次接近する「テニスラケット型」の
形態となる。
【0007】上記特公昭54−20895号公報及び特
公昭49−23874号公報に開示されたエレメント形
態は図11に示す前記「テニスラケット型」が変形され
たものであって、特に特公昭49−23874号公報で
は連続するモノフィラメントをマンドレルに螺旋状に巻
き付けると共に、巻き付けられたモノフィラメントをマ
ンドレルを挟んで対設された一対の押圧ローラの一つで
噛合頭部を押圧形成し、他の一つで上脚部の連結部寄り
を下脚部に向かい段差を介して狭窄状に押圧して上脚部
を階段状に屈曲成形するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記実公昭
42−14901号公報によれば、連続するモノフィラ
メントをマンドレルに螺旋状に巻き付けると共に、巻き
付けられたモノフィラメントをマンドレルを挟んで対設
された一対のスクリューにより移送すると同時に、その
上下脚部に相当する部分を、前記一対のスクリューの螺
旋溝の底面により押し潰して狭窄状に形成する。そのた
め、マンドレルに螺旋状に巻き付けられたコイル状モノ
フィラメントの上下脚部に相当する部分において対向す
る一対の螺旋溝の底面にて狭窄状に確実に押圧変形させ
るには、前記スクリューの螺旋溝の底面の形状(溝深
さ)を漸次浅くするなど煩雑な切削加工が必要となる。
【0009】一方、上記特公昭54−20895号公報
によるファスナーエレメント列の製造方法によれば、マ
ンドレルに巻回された各エレメントの噛合頭部と上脚部
とを一対の押圧ローラにより押圧して変形するものであ
るが、ファスナーエレメント列の前記押圧が回転ローラ
によりなされるに過ぎないため、マンドレル上で搬送さ
れるエレメントはマンドレルの滑り抵抗や各ローラによ
る押圧力の変動などの影響を受けやすく、隣接するエレ
メント間のピッチが変動しやすい。
【0010】本発明はこれらの課題を解決すべくなされ
たものであり、具体的には高速運転時であってもマンド
レル上を搬送されるエレメント間の正確なピッチが確保
され、しかも各エレメントの所定の部位に正確な上脚部
形態を成形することが可能なスライドファスナー用のコ
イル状連続エレメント列の製造方法とその装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用効果】かかる目的
は、以下に述べるごとく本件請求項1〜請求項7に係る
発明により達成される。本件請求項1に係る発明は、連
続する合成樹脂製のモノフィラメントから螺旋状のスラ
イドファスナー用エレメント列を連続的に製造するため
の方法であって、連続する前記モノフィラメントをマン
ドレルに螺旋状に巻き付ける工程と、マンドレルに巻き
付けられた前記モノフィラメントを対向するスクリュー
の間にて保持しながら搬送する工程と、搬送される螺旋
状のモノフィラメントを前記マンドレルの所定の位置で
押圧して噛合頭部を成形する工程と、噛合頭部が形成さ
れた螺旋状のモノフィラメントの上脚部に該当する部位
を同じく前記マンドレルの所定の位置で押圧して段差状
の上脚部に成形する工程とを備えてなることを特徴とし
ている。
【0012】例えば、大型スプールに巻き取られた連続
する合成樹脂製のモノフィラメントが同スプールから引
き出されて、水平軸回りに回転する円盤状ガイドの周縁
部に形成されたフィラメント通過孔を通り、前記水平軸
と同心上に延設されたマンドレルに螺旋状に巻き付けら
れる。マンドレルに巻き付けられたモノフィラメント
は、マンドレルに平行に且つ同マンドレルを挟んで互い
に対向して延設された一対の同一方向に回転するスクリ
ューのスクリュー溝に螺旋状に嵌合されて前方へと搬送
される。
【0013】マンドレルの前半部には、例えば対向する
前記一対のスクリューの間にあって、マンドレルに対向
する方向に配された押圧ローラとマンドレルを挟んで前
記押圧ローラに相対して配されたブロック状の受け体と
からなる噛合頭部成形部を有しており、一対のスクリュ
ーにより搬送される螺旋状モノフィラメントの噛合頭部
該当部位を前記押圧ローラの周面をもって順次押圧し
て、螺旋状のスライドファスナー用エレメント列の各エ
レメントごとに噛合頭部を成形する。この場合、前記螺
旋状モノフィラメントの噛合頭部該当部位を搬送中に塑
性変形し得る程度に加熱軟化させることが好ましい。勿
論、常温でも押圧成形することは可能である。
【0014】こうして、螺旋状モノフィラメントの噛合
頭部該当部位に噛合頭部が成形されたのち、螺旋状モノ
フィラメントはスクリューによってマンドレル上を次工
程である上脚部成形部へと搬送される。上脚部成形部
は、例えば螺旋状のスライドファスナー用エレメント列
の上脚部該当部位に対向して配された押圧体を有してお
り、同押圧体により前記上脚部該当部位を順次押圧し
て、上脚部の途中から段差を介して下脚部側に狭窄状の
形態となるよう屈曲成形する。そのため、前記押圧体の
押圧面は略く字状に屈曲した形態に形成されると共に、
前記マンドレルの上脚部成形部では同マンドレルの断面
が略L字状に形成され、同マンドレルの屈曲面に沿って
前記押圧体の押圧面を配して、同押圧面とマンドレルの
屈曲面との間でモノフィラメントの上脚部のみを前述の
屈曲形態となるように押圧して成形する。
【0015】このように、本発明によれば直線状のモノ
フィラメントから連続的に螺旋状のスライドファスナー
用エレメント列が製造されることは勿論として、マンド
レルに螺旋状に巻き付けられたモノフィラメントはスク
リューにより搬送されるため、その巻き付けピッチが一
定となり、しかも噛合頭部及び上脚部の押圧成形にあた
っても、例えば噛合頭部の押圧力を受け体により受け、
上脚部の押圧力はマンドレルが受けるため、所望の形態
を正確に且つ効率的に成形することができる。
【0016】前記巻き付けピッチの固定は、マンドレル
上にあって成形後のスライドファスナー用エレメント列
の形態が確定した段階で加熱などによりなされることが
望ましい。
【0017】請求項2に係る発明は、前述の螺旋状のス
ライドファスナー用エレメント列を連続的に製造するの
に適した装置であって、長手方向に並列して配され、同
一方向に回転する一対のスクリューと、対向するスクリ
ューの間に平行に延設される略矩形断面又は長円形断面
を有するマンドレルと、一対のスクリューの間にあっ
て、前記マンドレルを挟んで配され、一方に受け体、他
方にエレメントの噛合頭部成形用押圧体を有する噛合頭
部成形部と、前記マンドレルの先端側であって前記噛合
頭部成形部と直交して配される上脚部成形部とを備えて
なり、前記上脚部成形部が配される前記マンドレルの先
端側は断面が略L字状をなす薄肉部に形成され、前記上
脚部成形部は、前記薄肉部と同薄肉部に巻きかけられた
モノフィラメントの内周縁との間に形成される空間を無
くすように、前記薄肉部のほぼ内面に沿って前記モノフ
ィラメントを段差状に押圧変形させる上脚部成形用押圧
体を有してなることを特徴としている。
【0018】請求項3に係る発明にあっては、前記マン
ドレルが、その基端部から薄肉部にかけて芯紐案内用の
案内溝が連続して形成されており、上述のようにして螺
旋状のスライドファスナー用エレメント列を製造される
とき、同時に芯紐案内用の案内溝に芯紐が挿通される。
従って、上記モノフィラメントはマンドレルとその全長
にかけて形成された前記案内溝に挿通された芯紐との回
りに巻き付けられ、内部に芯紐が挿通された状態で螺旋
状のスライドファスナー用エレメント列が成形されるこ
とになる。前記案内溝は断面が略L字状の薄肉部にあっ
て、その屈曲面とは反対側表面に形成される。
【0019】請求項4に係る発明は、前記上脚部成形部
が、一方のスクリューと同スクリューの谷部に対向して
配される押圧ローラとからなる。すなわち、一対のスク
リューのうち前記押圧ローラを配置する部分をスクリュ
ーの軸部を残して欠落させると共に、前記押圧ローラの
配設位置に対向して他方のスクリューのスクリュー溝を
配するようにしているため、上脚部が上述のごとく押圧
体により押圧されるとき、その押圧力を前記下脚部を嵌
合する前記スクリュー溝の部分で受け、上脚部の正確な
屈曲成形がなされるようになる。
【0020】請求項5に係る発明は、前記押圧ローラの
形態と配置の仕方を規定している。すなわち、前記押圧
ローラが裁頭円錐台形状の円板からなり、同押圧ローラ
を、その回転軸の軸線が前記一対のスクリューの回転中
心間を結ぶ直線の延長線上で鋭角に交わるように配して
いる。押圧ローラのかかる形態により、その傾斜周面を
前記上脚部に対向させることにより、回転軸が一対のス
クリューのうち一方に干渉するだけとなり、同スクリュ
ーの干渉部分を回転軸を残して欠落させることで干渉が
回避されると共に、他方のスクリューの対向するスクリ
ュー溝によって下脚部を介して前述のごとく上脚部を十
分に支持できるため、上脚部に作用する押圧ローラの押
圧力が屈曲成形に効果的に伝達される。
【0021】請求項6に係る発明にあっては、前記噛合
頭部成形用押圧体に、回転ハンマーを使うことを規定し
ている。回転ハンマーは、周面を、例えば平坦面と外側
に膨出する円弧面とを交互に配した多角形状の円板から
なり、前記円弧面をもって螺旋状のモノフィラメントの
噛合頭部に該当する部分を順次殴打しながら噛合頭部を
成形する。回転ハンマー及びスクリューの回転速度を同
調させることにより、効率的な噛合頭部の連続成形を可
能にする。
【0022】請求項7に係る発明は、前記押圧ローラ及
び前記回転ハンマーの押圧面をなす周縁部を、その回転
軸方向に見て多角形状に形成することを規定し、効率的
で且つ連続的なファスナー用エレメントの成形を実現す
る。
【0023】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態を
図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
に係るスライドファスナー用のコイル状連続エレメント
列の製造装置を概略で示す全体の構成図である。同図に
示すように、本発明のコイル状連続エレメント列の製造
装置は、モノフィラメント供給部1と、芯紐2を中心部
に挿入しながらマンドレル3にモノフィラメント4をコ
イル状に巻回するための巻線部5と、マンドレル3に巻
回されたモノフィラメント4にエレメントの噛合頭部及
び上下脚部を所定の形態に成形するエレメント成形部6
とを備えている。
【0024】前記モノフィラメント供給部1は、モノフ
ィラメント4が巻き取られ、その巻管を垂直にして床面
7に載置固定された大型のスプール8と、同スプール8
の巻管の上端に同巻芯を中心として水平面内を回転自在
に支持され、スプール8から巻き戻されるモノフィラメ
ント4を前記巻芯の軸線上に導くフライヤー9と、前記
巻管の上方に配され、垂直上方に引き出されるモノフィ
ラメント4を水平方向に方向転換させるガイドローラ1
0とを有している。
【0025】前記巻線部5は、基台11と、同基台11
の上方に設置された中空方形状フレーム12と、同フレ
ーム12の前後壁部の外壁面に互いに同調して回転する
ように設置されたモノフィラメント案内孔13a,14
aを有する一対の回転体13,14と、前記フレーム1
2の前後壁部の内壁面にあって、前記各回転体13,1
4と一体に回転するモノフィラメント案内体15,16
と、後方モノフィラメント案内体16の軸心に着脱自在
に固定した芯紐用ボビン17と、同芯紐用ボビン17か
ら引き出される芯紐2を前方モノフィラメント案内体1
5及び前方回転体13の軸心中空部に案内するように自
由回転する芯紐引出体18と、上記ガイドローラ10と
前記フレーム12との間に立設された案内支柱19と、
前記前部回転体13の軸心に固設されたマンドレルホル
ダー20と同マンドレルホルダー20から前方に向けて
水平に延出するロッド状のマンドレル21とを有してい
る。
【0026】前記前後回転体13,14は図示せぬ駆動
源により互いに同調して駆動回転される。前記案内支柱
19の上端にはモノフィラメント4を案内する案内孔1
9aが形成され、また前後の各モノフィラメント案内体
15,16の相対する外周端部には、前後の各回転体1
3,14のそれぞれに設けられたモノフィラメント案内
孔13a,14aにそれぞれ連通するモノフィラメント
案内孔15a,16aが形成されている。そして、前後
の各回転体13,14が回転することにより、モノフィ
ラメント4は一方でスプール8より繰り出され、他方で
マンドレル21の周囲にコイル状に連続して巻回され
る。前記案内支柱19の上端に形成されたモノフィラメ
ント案内孔19aの位置は、上記マンドレル21のほぼ
中心軸線上である。また、前記マンドレル21には、全
長にわたって芯紐2を嵌着して摺動案内する芯紐案内溝
21a( 図4参照)が形成されている。
【0027】図2は、本発明装置の最も特徴部をなすエ
レメント成形部6を概略的に示している。同エレメント
成形部6は、前記マンドレル21を挟んで左右に配され
た一対のスクリュー22(図3参照)と、前記マンドレ
ル21の基端部側を挟んで上下に配された噛合頭部成形
部23と、前記マンドレル21の中央に近い先端側の部
位に前記噛合頭部成形部23を横断する方向に周面を傾
斜させて配され、エレメントEの上脚部を段差状に屈曲
変形させる上脚部成形部24とからなる。なお、左右一
対の前記スクリュー22のうち、前記上脚部成形部24
が配設される側に設置されるスクリュー22は同脚部成
形部24と干渉しないように、同脚部成形部24の配設
部分をスクリュー軸22aを残してスクリュー部分を欠
落させている。
【0028】前記マンドレル21は、その基端部から前
記上脚部成形部24に到る間は、図4及び図5に示すよ
うに矩形状の芯紐案内溝21aを含んで全体が略矩形状
断面に形成されており、前記上脚部成形部24が対設さ
れた部位を含むそれ以降では、図6に示すように略L字
状断面をなすように形成される。図示例によれば、前記
芯紐案内溝21aは略L字状断面をなすマンドレル部分
の屈曲面とは反対側の表面に形成されている。
【0029】前記噛合頭部成形部23は、図5に示すよ
うにマンドレル21の上方に配されるダイ23aと、マ
ンドレル21の下方に配される本発明の噛合頭部用押圧
ローラである噛合頭部成形円板23bとを有しており、
両者はマンドレル21との間にそれぞれエレメントEの
連結部Jの保持空間及び噛合頭部Hの成形空間を残して
いる。前記ダイ23aは図示せぬ支持フレームなどに固
設され、エレメントEの連結部Jをマンドレル21との
間で挟持すると共に、前記噛合頭部成形円板23bによ
るエレメントEの噛合頭部Hの成形時にその押圧力を受
けるに十分な剛性を備えている。一方、前記噛合頭部成
形円板23bはその回転軸を中心に前記スクリュー22
の回転より僅かに遅く駆動回転され、図7に示すよう
に、その外周面は円弧部分23b−1と弦部分23b−
2とが周方向に交互に形成されており、それらの中心角
は同一とされているが、円弧部分23b−1の中心角を
弦部分23b−2の中心角よりも大きく設定してもよ
い。さすれば、1個の噛合頭部Hを成形するに際して、
前記円弧部分23b−1による押圧時間が多くなり、所
要の噛合頭部形態が確実に得られる。
【0030】なお、前記円弧部分23b−1の押圧面積
を噛合頭部Hの成形に必要な最小限と設定して、前記中
心角を微小にすると共に、スクリューのよる螺旋状フィ
ラメントの移送速度を、複数の円弧部分23b−1が噛
合頭部成形該当部分を複数回押圧し得る速度に調整すれ
ば、1個の噛合頭部Hの成形を1回の押圧により完了せ
ずに、複数回の押圧で完了させることができ、形態の安
定した噛合頭部Hの成形ができる。
【0031】前記上脚部成形部24は、図6に示すよう
に回転軸端に固着された裁頭円錐台状の回転ハンマー2
5を有しており、その傾斜周面25aがエレメントEの
上脚部L−1を押圧すべく回転軸を斜めにして配されて
いる。前記傾斜周面25aには、図8に示すように、そ
の円周方向に平面部分25a−1と円弧状に膨出する円
弧面部分25a−2とが交互に配されている。図示例で
はそれらの中心角は同一とされているが、上記噛合頭部
成形円板23bと同様に円弧面部分25a−2の中心角
を平面部分25a−1のそれより大きく設定することも
できる。また、前記中心角を押圧成形に必要な最小面積
を確保して微小に設定する場合には、前記上脚部L−1
の成形にあって、1回の押圧で上脚部L−1を完全に屈
曲成形せず、数回にわたって前記円弧面部分24a−2
をもって上脚部L−1の所要部位を押圧し、最終的な形
態を得るようにできる。
【0032】回転ハンマー25の形態を前述のごとく設
定し、その回転軸を一対のスクリューの中心を結ぶ直線
の延長線と鋭角に交差するように配設すると、同回転ハ
ンマー25と一対のスクリューのうち一方のスクリュー
のみと干渉するようにすることができ、この干渉を避け
るために図示例ではスクリュー軸部22aを残した状態
でスクリュー部分を切除している。また、前記回転ハン
マー25の前記傾斜周面25aに他方のスクリューのス
クリュー溝を対向させて配置すれば、回転ハンマー25
による上脚部L−1の押打力を対向する前記スクリュー
溝が下脚部L−2を介して確実に受けるため、安定した
脚部の成形を可能にする。
【0033】以上の構成を備えた本実施例によるスライ
ドファスナー用連続エレメントの製造装置によれば、左
右一対のスクリュー22を図示せぬ駆動装置により駆動
回転させると同時に、上記巻線部5の回転軸13、前記
噛合頭部成形部23の噛合頭部成形円板23b及び上脚
部成形部24の円錐台状の回転ハンマー25が同調して
回転を開始する。
【0034】この回転によりモノフィラメント供給部1
のスプール8から垂直上方に引き出されるモノフィラメ
ント4は、ガイドローラ10を介して水平方向に転向さ
れ高速で回転する前後方の回転体13,14の案内孔を
通って、前方に延出するマンドレル21に巻き付けられ
る。ここで、前記スプール8から垂直上方に引き出され
るモノフィラメント4は、スプール8に巻かれた状態で
は僅かに一方向の撚りがかかっているが、これが垂直上
方に引き出されるとき解撚されて、前記ガイドローラ1
0を通してマンドレル21に巻き付けられる段階では殆
ど無撚の状態となる。
【0035】マンドレル21に巻き付けられたモノフィ
ラメント4は、同マンドレル21に沿って配設された左
右のスクリュー22の回転により所定のピッチをもって
コイル状のまま前方へ移送される。この移送の間にスク
リュー溝に拘束されて次第にピッチが漸増して、図3に
示すように或る移送距離を通過するまでの間に各エレメ
ント単位が所要のピッチに配列される。コイル状のモノ
フィラメント4の移送の途中で、先ず上記噛合頭部成形
部23に到達し、そこで前記コイル状のモノフィラメン
ト4の各エレメントEごとに噛合頭部Hが成形される
(図5参照)。
【0036】次いで、噛合頭部Hを成形したコイル状の
モノフィラメント4は、更にスクリュー22により移送
され、スクリュー22が欠落した部位、すなわち上脚部
成形部24に達すると、既述したように裁頭円錐台状の
回転ハンマー25の円弧面部分25a−2がエレメント
Eの上脚部L−1の連結部J寄りを下脚部L−2の方向
に数回繰り返し殴打して、図6に示すように上脚部L−
1の途中から段差を介して下脚部L−2との間が狭窄状
に屈曲成形され、コイル状エレメント列の最終的なエレ
メント形態が成形される。
【0037】こうして、本発明によれば高速運転時であ
ってもマンドレル上を搬送されるエレメント間の正確な
ピッチが確保され、しかも同マンドレル上を搬送される
途中で各エレメント単位に噛合頭部を順次成形すると共
に、連結部側の上脚部の部分を段差を介して下脚部に対
して狭窄状に屈曲成形することが可能となり、高品質の
連続するコイル状エレメント列が効率的に製造できる。
なお、上記実施例は本発明の代表的な例を挙げたもので
あり、図示例に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドファスナー用の螺旋状連
続エレメント列の製造装置の一例を概略で示す全体の構
成図である。
【図2】同製造装置のエレメント成形部の一例を概略で
示す上面図である。
【図3】同製造装置に適用される一対のスクリューの配
置形態を局部的に示す側面図である。
【図4】同製造装置による螺旋状の連続エレメント列の
移送形態例を示す横断面図である。
【図5】同製造装置の噛合頭部成形部の部材配置例を示
す横断面図である。
【図6】同製造装置の上脚部成形部の部材配置例を示す
横断面図である。
【図7】前記噛合頭部成形部に適用される押圧ローラの
正面図である。
【図8】前記上脚部成形部に適用される回転ハンマーの
正面図である。
【図9】従来の典型的なファスナーエレメント形態例を
示す正面図である。
【図10】従来のファスナーエレメントの他の形態例を
示す正面図である。
【図11】従来のファスナーエレメントの更に他の形態
例を示す正面図である。
【図12】その変形形態をもつファスナーエレメントが
取り付けられたスライドファスナーの局部的断面図を示
す。
【符号の説明】
1 モノフィラメント供給部 2 芯紐 4 モノフィラメント 5 巻線部 6 エレメント成形部 7 床面 8 スプール 9 フライヤー 10 ガイドローラ 11 基台 12 フレーム 13,14 回転体 13a,14a モノフィラメント案内孔 15,16 モノフィラメント案内体 15a,16a モノフィラメント案内孔 17 芯紐用ボビン 18 芯紐引出体 19 案内支柱 19a モノフィラメント案内孔 20 マンドレルホルダー 21 マンドレル 21a 芯紐案内溝 22 スクリュー 22a スクリュー軸 23 噛合頭部成形部 23a ダイ 23b 噛合頭部成形円板 23b−1 円弧部分 23b−2 弦部分 24 上脚部成形部 25 回転ハンマー 25a 傾斜周面 25a−1 平面部分 25a−2 円弧面部分 E エレメント H 噛合頭部 L−1 上脚部 L−2 下脚部 J 連結部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月9日(1999.9.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項4に係る発明は、前記上脚部成形部
が、一方のスクリューと同スクリューの谷部に対向して
配される回転ハンマーとからなる。すなわち、一対のス
クリューのうち前記回転ハンマーを配置する部分をスク
リューの軸部を残して欠落させると共に、前記回転ハン
マーの配設位置に対向して他方のスクリューのスクリュ
ー溝を配するようにしているため、上脚部が上述のごと
く押圧体により押圧されるとき、その押圧力を前記下脚
部を嵌合する前記スクリュー溝の部分で受け、上脚部の
正確な屈曲成形がなされるようになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項5に係る発明は、前記回転ハンマー
の形態と配置の仕方を規定している。すなわち、前記
転ハンマーが裁頭円錐台形状の円板からなり、同回転ハ
ンマーを、その回転軸の軸線が前記一対のスクリューの
回転中心間を結ぶ直線の延長線上で鋭角に交わるように
配している。回転ハンマーのかかる形態により、その傾
斜周面を前記上脚部に対向させることにより、回転軸が
一対のスクリューのうち一方に干渉するだけとなり、同
スクリューの干渉部分を回転軸を残して欠落させること
で干渉が回避されると共に、他方のスクリューの対向す
るスクリュー溝によって下脚部を介して前述のごとく上
脚部を十分に支持できるため、上脚部に作用する回転ハ
ンマーの押圧力が屈曲成形に効果的に伝達される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項6に係る発明にあっては、前記噛合
頭部成形用押圧体に、押圧ローラを使うことを規定して
いる。押圧ローラは、周面を、例えば平坦面と外側に膨
出する円弧面とを交互に配した多角形状の円板からな
り、前記円弧面をもって螺旋状のモノフィラメントの噛
合頭部に該当する部分を順次殴打しながら噛合頭部を成
形する。押圧ローラ及びスクリューの回転速度を同調さ
せることにより、効率的な噛合頭部の連続成形を可能に
する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項7に係る発明は、前記回転ハンマー
又は前記押圧ローラの押圧面をなす周縁部を、その回転
軸方向に見て多角形状に形成することを規定し、効率的
で且つ連続的なファスナー用エレメントの成形を実現す
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態を
図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
に係るスライドファスナー用のコイル状連続エレメント
列の製造装置を概略で示す全体の構成図である。同図に
示すように、本発明のコイル状連続エレメント列の製造
装置は、モノフィラメント供給部1と、芯紐2を中心部
に挿入しながらマンドレル21にモノフィラメント4を
コイル状に巻回するための巻線部5と、マンドレル21
に巻回されたモノフィラメント4にエレメントの噛合頭
部及び上下脚部を所定の形態に成形するエレメント成形
部6とを備えている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】前記前後回転体13,14は図示せぬ駆動
源により互いに同調して駆動回転される。前記案内支柱
19の上端にはモノフィラメント4を案内する案内孔1
9aが形成され、また前後の各モノフィラメント案内体
15,16の相対する外周端部には、前後の各回転体1
3,14のそれぞれに設けられたモノフィラメント案内
孔13a,14aにそれぞれ連通するモノフィラメント
案内孔15a,16aが形成されている。そして、前後
の各回転体13,14が回転することにより、モノフィ
ラメント4は一方でスプール8より繰り出され、他方で
マンドレル21の周囲にコイル状に連続して巻回され
る。前記案内支柱19の上端に形成されたモノフィラメ
ント案内孔19aの位置は、上記マンドレル21のほぼ
中心軸線上である。また、前記マンドレル21には、全
長にわたって芯紐2を嵌着して摺動案内する芯紐案内溝
21a( 図参照)が形成されている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】この回転によりモノフィラメント供給部1
のスプール8から垂直上方に引き出されるモノフィラメ
ント4は、ガイドローラ10を介して水平方向に転向さ
れ高速で回転する前後方の回転体13,14の案内孔
3a,14aを通って、前方に延出するマンドレル21
に巻き付けられる。ここで、前記スプール8から垂直上
方に引き出されるモノフィラメント4は、スプール8に
巻かれた状態では僅かに一方向の撚りがかかっている
が、これが垂直上方に引き出されるとき解撚されて、前
記ガイドローラ10を通してマンドレル21に巻き付け
られる段階では殆ど無撚の状態となる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する合成樹脂製のモノフィラメント
    から螺旋状のスライドファスナー用エレメント列を連続
    的に製造するための方法であって、 連続する前記モノフィラメントをマンドレルに螺旋状に
    巻き付ける工程と、 マンドレルに巻き付けられた前記モノフィラメントを対
    向するスクリューの間にて保持しながら搬送する工程
    と、 搬送される螺旋状のモノフィラメントを前記マンドレル
    の所定の位置で押圧して噛合頭部を成形する工程と、 噛合頭部が形成された螺旋状のモノフィラメントの上脚
    部に相当する部位を同じく前記マンドレルの所定の位置
    で押圧して段差状の上脚部に成形する工程と、を備えて
    なることを特徴とするスライドファスナー用エレメント
    列の製造方法。
  2. 【請求項2】 連続する合成樹脂製のモノフィラメント
    から螺旋状のスライドファスナー用エレメント列を連続
    的に製造するための装置であって、 長手方向に並列して配され、同一方向に回転する一対の
    スクリューと、 対向するスクリューの間に平行に延設される略矩形断面
    又は長円形断面を有するマンドレルと、 一対のスクリューの間にあって、前記マンドレルを挟ん
    で配され、一方に受け体、他方にエレメントの噛合頭部
    成形用押圧体を有する噛合頭部成形部と、 前記マンドレルの先端側であって前記噛合頭部成形部と
    直交して配される上脚部成形部とを備えてなり、 前記上脚部成形部が配される前記マンドレルの先端側は
    断面が略L字状をなす薄肉部に形成され、 前記上脚部成形部は、前記薄肉部と同薄肉部に巻きかけ
    られたモノフィラメントの内周縁との間に形成される空
    間を無くすように、前記薄肉部のほぼ内面に沿って前記
    モノフィラメントを段差状に押圧変形させる上脚部成形
    用押圧体を有してなる、 ことを特徴とするスライドファスナー用エレメント列の
    製造装置。
  3. 【請求項3】 前記マンドレルは、その基端部から薄肉
    部にかけて形成された芯紐案内用の案内溝を有してなる
    請求項2記載のスライドファスナー用エレメント列の製
    造装置。
  4. 【請求項4】 前記上脚部成形部が、一方のスクリュー
    と同スクリューのスクリュー溝に対向して配される押圧
    ローラとからなる請求項2記載のスライドファスナー用
    エレメント列の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧ローラは、その回転軸の軸線が
    前記一対のスクリューの回転中心間を結ぶ直線の延長線
    上で鋭角に交わるように配されてなる請求項4記載のス
    ライドファスナー用エレメント列の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記噛合頭部成形用押圧体は、回転ハン
    マーである請求項2記載のスライドファスナー用エレメ
    ント列の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記押圧ローラ及び前記回転ハンマーの
    押圧面をなす周縁部は、その回転軸方向に見て多角形状
    に形成されてなる請求項4又は5記載のスライドファス
    ナー用エレメント列の製造装置。
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