JP2003047506A - スライドファスナー - Google Patents

スライドファスナー

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JP2003047506A
JP2003047506A JP2001239304A JP2001239304A JP2003047506A JP 2003047506 A JP2003047506 A JP 2003047506A JP 2001239304 A JP2001239304 A JP 2001239304A JP 2001239304 A JP2001239304 A JP 2001239304A JP 2003047506 A JP2003047506 A JP 2003047506A
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JP2001239304A
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English (en)
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Yoshiharu Yamaguchi
義治 山口
Mitsuo Horikawa
光雄 堀川
Kazuki Kumade
一樹 熊手
Yoshio Matsuda
義雄 松田
Toshiaki Inamura
利明 稲村
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】格別の加工や処理をすることなく、芯材に変形
を生じさせてコイル状連続ファスナーエレメント列のピ
ッチの安定化を図り、同時に強固な噛合強度が得られる
スライドファスナーを提供する。 【解決手段】コイル状の連続ファスナーエレメント列(1
3)の上下脚部(14b,14b) 間に芯材(15)を挿通し、同連続
ファスナーエレメント列(13)をファスナーテープ(12)の
長手方向側縁部に沿って縫糸により取着した合成樹脂製
のスライドファスナーの、前記芯材(15)の構成材料の融
点及び熱収縮率が、前記連続ファスナーエレメント列(1
3)の構成材料の融点よりも低く且つその熱収縮率よりも
高く設定する。その好適な例は、前記連続ファスナーエ
レメント列(13)に、前記芯材(15)であるポリプロピレン
樹脂材料より融点よりも高く且つその熱収縮率よりも低
いポリエステル樹脂材料により構成されする。芯材(15)
の連続ファスナーエレメント列(13)の周面に倣った変形
は、その熱収縮差により生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製のコイ
ル状の連続ファスナーエレメント列が取着されたスライ
ドファスナーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の連続ファスナーエレメント列は
合成樹脂材料からなるモノフィラメントを略楕円形や卵
形のコイル状に捲回しながら、各エレメントのコイル方
向に見て、その長径方向一端部に噛合頭部を成形するこ
とにより得られる。各エレメントは、前記噛合頭部と、
同噛合頭部を挟んで接続される隣り合うエレメントの上
下脚部と、各脚部の先端部で隣り合うエレメント間を連
結する連結部とを有している。
【0003】コイル状の前記連続ファスナーエレメント
列をファスナーテープの長手方向一側縁部に沿って縫着
により取着するには、連続ファスナーエレメント列の連
結部側に偏在させて芯材を挿通し、縫糸を各エレメント
の上脚部を跨がらせて芯材に沿ってファスナーテープに
縫着して一体化する。通常、芯材をコイル状エレメント
列に挿通させるのは、連続ファスナーエレメント列の成
形と同時になされる。このとき、連続ファスナーエレメ
ント列の内部に挿通される芯材を各エレメントの上下脚
部により挟着するだけでは、各エレメントが芯材の長手
方向に沿って移動して、各エレメント間のピッチが変動
する可能性がある。
【0004】このエレメント間のピッチ変動を防ぐた
め、例えば実公昭53−25610号公報のように、芯
材をエレメントの上下脚部及び連結部間で陥没状態で圧
接して、この状態で熱処理加工を行い芯材の形態を固定
したり、或いは実公昭52−45363号公報のよう
に、連続ファスナーエレメント列の成形時に挿通される
合成樹脂製モノフィラメントからなる芯材の径を連続フ
ァスナーエレメント列の各上下脚部間の間隙よりも大き
くしておき、前記芯材を各エレメントの連結部側に偏在
させ、連続ファスナーエレメント列成形時或いは連続フ
ァスナーエレメント列縫着時に上脚部の一部を内方に変
形させて、エレメントの移動などを防止している。更
に、実公昭53−32721号公報では、芯材を管状に
形成して連続ファスナーエレメント列の成形時に、その
成形形状に順応して断面を変形させて、各エレメントの
連結部の内周面に密接させるものであって、スライダー
の操作が円滑であり、エレメント同志の噛合が安定して
なされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記実公昭
53−25610号公報では、エレメントの上下脚部及
び連結部により芯材を変形するまで圧接させる工程及び
熱固定するための熱処理工程の2工程が必要であり、上
記実公昭52−45363号公報では、連続ファスナー
エレメント列の成形時における芯材の挿通が円滑になさ
れるという保障はなく、また挿通前又は挿通後に上脚部
を変形させる必要もあって、製造が非能率的であり、上
記実公昭53−32721号公報は特殊形状の芯材を用
いるとともに、連続ファスナーエレメント列の上脚部の
一部を変形させる必要があり、やはり能率的な製造を阻
害する。
【0006】更に、この種の芯材を挿通したコイル状の
連続ファスナーエレメント列を縫着によりファスナーテ
ープの一側縁部に取着したスライドファスナー、特に芯
材を各エレメントの上下脚部間に圧着変形させて、エレ
メントのピッチ変動を防止するようにしているスライド
ファスナーにあっては、例えば芯材と連続ファスナーエ
レメント列を同一素材であるポリエステル樹脂材料によ
り構成している。そのため,上述の各公報のごとく、そ
の芯材の変形のため様々な加工を余儀なくされている。
【0007】本発明は、こうした課題を解決すべく開発
されたものであり、その具体的な目的は格別の加工や処
理をすることなく、芯材の変形を生じさせてコイル状の
連続ファスナーエレメント列のピッチの安定化を図り、
同時に強固な噛合強度が得られるスライドファスナーを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明の主
要な構成は、モノフィラメントから形成されるコイル状
の連続ファスナーエレメント列の上下脚部間に芯材を挿
通し、同連続ファスナーエレメント列をファスナーテー
プの長手方向側縁部に沿って縫糸により取着してなる合
成樹脂製のスライドファスナーであって、前記芯材の構
成材料の融点及び熱収縮率が、前記連続ファスナーエレ
メント列の構成材料の融点よりも低く且つ熱収縮率より
も高いことを特徴とするスライドファスナーにある。
【0009】本発明によれば、例えばコイル状の連続フ
ァスナーエレメント列の成形時の加熱を利用して、同フ
ァスナーエレメント列の成形と同時に芯材を軟化させる
と共に熱収縮させて、芯材の一部を各エレメントの間の
間隙から外側に向けて膨出変形させる。その結果、芯材
を各エレメントの上下脚部及び連結部の内周面に沿って
密接して抱持するようになり、前記膨出変形した部分に
よりエレメントが芯材の長手方向に移動することがなく
なり、ファスナーテープに取着させたのちにも連続エレ
メントエレメント列のピッチが安定化して、エレメント
間の噛合と分離とが円滑になされるようになる。
【0010】芯材と連続ファスナーエレメント列の材質
としては、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂などの熱可塑性樹脂のうち、芯材に使用する樹脂
の乾熱収縮率が連続ファスナーエレメント列に使用する
樹脂の乾熱収縮率よりも大きく、前者の融点が後者の融
点よりも低い樹脂を組み合わせて使用する。
【0011】請求項2に係る発明は、上記熱可塑性樹脂
のうち典型的な組合せを規定するものであり、前記連続
ファスナーエレメント列がポリエステル樹脂材料により
構成され、前記芯材がポリプロピレン樹脂材料により構
成されてなることを特徴としている。因みに、連続ファ
スナーエレメント列を構成するポリエステル樹脂からな
るモノフィラメントの融点は255〜260℃、軟化温
度238〜240℃であり、その乾熱収縮率7.64
%、沸水収縮率1.70%である一方、芯材を構成する
ポリプロピレン繊維の融点は165〜173℃、軟化温
度140〜160℃、その撚糸の乾熱収縮率は11%、
沸水収縮率8.85%である。
【0012】通常、コイル状の連続ファスナーエレメン
ト列を成形するには、得ようとする連続ファスナーエレ
メント列のコイル形状に合わせた外形断面を有し、その
断面の一部が切欠されて芯材の挿通口が形成されたロッ
ド状のマンドレルの周面に順次モノフィラメントをコイ
ル状に巻き付け、更にその巻き付けられたモノフィラメ
ントの一部を外側から押圧変形させて噛合頭部を形成す
る。
【0013】このとき、連続ファスナーエレメント列の
成形装置は、モノフィラメントを変形させるに十分な温
度まで加熱されている。その成形温度は、通常は130
〜150℃である。この温度で成形されると、ポリプロ
ピレン繊維から構成される芯材は熱収縮すると同時に軟
化に近い状態となり、連続ファスナーエレメント列の各
エレメント間で外側に膨出するように変形する。
【0014】また、スライドファスナー作成するには、
既述したとおり、ファスナーテープ上に前述のようにし
て成形された連続ファスナーエレメント列を芯材ととも
に縫着してファスナーストリンガーを作成したのち、一
対のファスナーストリンガーの各連続ファスナーエレメ
ント列を噛合させて得られるファスナーチェーンを染色
工程や熱セット工程を通過させる。このときの加熱によ
り、連続ファスナーエレメント列及び芯材は更に熱収縮
され、上述の膨出形態が大きくなり、エレメント間のピ
ッチが更に安定化する。
【0015】請求項3に係る発明は、前記縫糸が上下縫
糸により構成され、上縫糸がポリエステル繊維材料から
なり、下縫糸がポリプロピレン繊維材料からなることを
特徴としている。ファスナーテープに対する連続ファス
ナーエレメント列の縫着は、通常、上下の縫糸を使った
二重環縫いによってなされる。この二重環縫いでは、フ
ァスナーテープに刺し通される上縫糸であるニードル糸
により下縫糸であるルーパ糸が連続ファスナーエレメン
ト列の各エレメントをファスナーテープに強く締めつけ
るようにして縫い付けられる。
【0016】しかるに、前述のごとく強い締め付け力を
もって縫製しようとすると、縫製の円滑性が阻害される
可能性が高い。そこで、本発明にあっては上縫糸と下縫
糸の材質を上述のように規定している。ポリプロピレン
繊維の熱収縮率がポリエステル繊維のそれより大きいこ
とは上述のとおりであるが、更に前者のヤング率は後者
のそれよりも小さい。本発明によれば、通常以上の引き
締め力で円滑に縫製がなされ、以降の多様な熱処理工程
を通過するとき、下縫糸が収縮して上縫糸及び下縫糸間
に必要な引き締め力を生じさせる。このとき、同時に曲
げにくく安定しにくい形態の上縫糸の折り曲げ部分が引
っ張られ、所望の縫い目形態が得られる。
【0017】請求項4に係る発明は、更に前記ファスナ
ーテープがポリプロピレン繊維材料から構成されている
ことを特徴としている。上述のごとくして縫製により連
続ファスナーエレメント列をファスナーテープに取着す
ると、一般に、連続ファスナーエレメント列が取着され
たファスナーテープの側縁部が反対側の側縁部よりも短
くなって弓状に湾曲する。前述のごとく、ファスナース
トリンガーが作成されたのちに、様々な熱処理工程を経
る。この熱処理工程を経るたびにファスナーテープも収
縮する。この収縮により、ファスナーストリンガーが直
線状に戻るようにすべく、ファスナーテープの材質を連
続ファスナーエレメント列よりも熱収縮率が高いポリプ
ロピレン繊維を構成材料としている。
【0018】請求項5に係る発明は、ポリプロピレン樹
脂材料及びポリプロピレン繊維材料には予め着色剤が添
加されていることを特徴としている。ポリプロピレンは
染色しにくい材料であり、専用の染料が開発されてはい
るものの、特に、ポリエステルに対する染料により同時
に染色することは難しい。そこで、本発明ではポリプロ
ピレン繊維を製造する前の樹脂原料に予め顔料又は染料
を加えて混合し、これを紡糸するようにしている。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1〜図3は、本発明
に係るスライドファスナーの中間製品であるファスナー
チェーンの構成を模式的に示す部分説明図である。
【0020】ファスナーチェーン10は左右一対のファ
スナーストリンガー11,11から構成され、各ファス
ナーストリンガー11,11は、左右一対のファスナー
テープ12,12の相対する側縁部に沿って、コイル状
の連続ファスナーエレメント列13,13が、それぞれ
縫製により取着されている。コイル状の連続ファスナー
エレメント列13,13は、熱可塑性合成樹脂製のモノ
フィラメント112から後述する連続ファスナーエレメ
ント列の成形装置100によりコイル状に連続する個々
のエレメント14,14……を成形することにより製造
される。個々のエレメント14は、連続ファスナーエレ
メント列方向の前後に膨出する噛合頭部14aと、同噛
合頭部14aの端部からファスナーテープ12の幅方向
に延びる上下脚部14bを有し、隣り合うエレメント1
4同士は連結部14cにより上下脚部間で連結されて連
続ファスナーエレメント列13を構成する。
【0021】連続ファスナーエレメント列13の上下脚
部14b間には芯材15が挿通されている。この芯材1
5は連続ファスナーエレメント列13の成形時に同時に
挿入される。図4〜図6は芯材15を連続ファスナーエ
レメント列13に挿通しながら連続ファスナーエレメン
ト列13を連続的に成形するときの機構を示している。
【0022】前記実施形態におけるコイル状の連続ファ
スナーエレメント列13の成形装置100は、図示せぬ
モノフィラメント供給部と、芯材15を中心部に挿入し
ながらマンドレル111にモノフィラメント112をコ
イル状に巻回するための巻線部110と、マンドレル1
11に巻回されたモノフィラメント112にエレメント
14の噛合頭部14a及び上下脚部14bを所定の形態
に成形するエレメント成形部120とを備えている。
【0023】図示しないが、前記モノフィラメント供給
部は、床面に軸線を垂直にして載置固定され、モノフィ
ラメント112が巻き取られた大型のスプールから巻き
戻されるモノフィラメント112を前記スプールの軸線
上に導くフライヤーと、前記スプールの上方に配され、
垂直上方に引き出されるモノフィラメント112を水平
方向に方向転換させるガイドローラとを有している。
【0024】前記巻線部110は、同じく図示せぬフレ
ームの外壁面に互いに同調して回転するように設置され
たモノフィラメント112を案内する回転体と一体に回
転するモノフィラメント案内体と、同じく図示せぬ芯材
用ボビンから引き出される芯材15を前記モノフィラメ
ント案内体に案内するように自由回転する芯材引出体
と、前記回転体の軸心に固設されたマンドレルホルダー
113と、同マンドレルホルダー113から前方に向け
て水平に延出するロッド状のマンドレル111とを備え
ている。芯材引出体から引き出される芯材15は、マン
ドレルホルダー113の中心部を通って、その先端部か
ら前方へと引き出される。
【0025】前記回転体が回転することにより、スプー
ルより繰り出されるモノフィラメント112は、マンド
レルホルダー113の中心から前方に延出するマンドレ
ル111の周囲にコイル状に連続して巻回される。前記
マンドレル111には、全長にわたって芯材15を嵌着
して摺動案内する芯材案内溝111a( 図5及び図6参
照)が形成されており、芯材15は前記芯紐案内溝11
1aに順次挿入される。前記マンドレル111は、前記
芯材案内溝111aを含んで全体が略矩形状断面に形成
されている。
【0026】上記エレメント成形部120は、前記マン
ドレル111を挟んで左右に配された一対のスクリュー
121,121と、図6に示すように、前記マンドレル
111の基端部側を挟んで上下に配された噛合頭部成形
用のダイ122及びパンチ123とを有している。ダイ
122及びパンチ123は、マンドレル111との間に
それぞれエレメント14の連結部14cの保持空間及び
噛合頭部14aの成形空間を残して配されている。前記
ダイ122は図示せぬ支持フレームなどに固設され、エ
レメント14の連結部14cをマンドレル111との間
で挟持すると共に、前記パンチ123によるエレメント
14の噛合頭部14aの成形時にその押圧力を受けるに
十分な剛性を備えている。
【0027】以上の構成を備えた連続ファスナーエレメ
ント列の成形装置100によれば、左右一対のスクリュ
ー121,121を図示せぬ駆動装置により駆動回転さ
せると同時に、上記巻線部110の図示せぬ回転体、ダ
イ122及びパンチ123が同調して駆動される。
【0028】この駆動により図示せぬモノフィラメント
供給部のスプールから垂直上方に引き出されるモノフィ
ラメント112は、図示せぬガイドローラを介して水平
方向に転向し、高速で回転する上記回転体に案内され
て、マンドレルホルダー113から前方に延出するマン
ドレル111に巻き付けられる。ここで、前記スプール
から垂直上方に引き出されるモノフィラメント112
は、スプールに巻かれた状態では僅かに一方向の撚りが
かかっているが、これが垂直上方に引き出されるとき解
撚されて、前記ガイドローラを通してマンドレル111
に巻き付けられる段階では殆ど無撚の状態となる。
【0029】マンドレル111に巻き付けられたモノフ
ィラメント112は、同マンドレル111に沿って配設
された左右のスクリュー121,121の回転により所
定のピッチをもってコイル状のまま前方へ移送される。
コイル状のモノフィラメント112の移送の途中で、上
記ダイ122及びパンチ123の間を通過するとき、前
記コイル状のモノフィラメント112の各コイル部分ご
とに噛合頭部14aが成形されてエレメント14とな
り、連続ファスナーエレメント列13が連続して成形さ
れる。
【0030】この連続ファスナーエレメント列13の成
形時には、成形に必要な所要の温度に加熱される。その
成形加熱温度は連続ファスナーエレメント列13の材質
により異なるが、一般に同材質の軟化温度よりも低くパ
ンチ等の機械的操作により塑性変形のしやすい温度に加
熱される。本実施形態にあっては、強度、染色性、耐光
性、硬度などの点から、連続ファスナーエレメント列と
して好適な材質であるポリエステル樹脂を採用してい
る。そのため、前記加熱温度は軟化温度である238〜
240℃よりも低い成形に適した120〜150℃の成
形温度に設定している。このとき、マンドレル111の
芯材案内溝111aに挿通される芯材15は同芯材案内
溝111aの開口側から外側に膨出しており、マンドレ
ル111に巻き付けられるときに上脚部14bの内面に
より間欠的に押し付けられて、凹状部を形成する。
【0031】一方、本発明にあっては、上記芯材15
に、前記連続ファスナーエレメント列13の構成素材で
あるポリエステル樹脂からなるモノフィラメントより
も、熱収縮性が大きく且つ融点の低い材質を採用するこ
とが肝心である。すなわち、芯材15に連続ファスナー
エレメント列13と同一の材質を採用した場合には、連
続ファスナーエレメント列13の成形、或いは以降の各
種熱処理によっても、連続ファスナーエレメント列13
と芯材15との間に相対的に異なった変形をもたらすこ
とがない。
【0032】そのため、連続ファスナーエレメント列1
3と芯材15が同一材質である場合には、連続ファスナ
ーエレメント列13の各エレメント14が芯材15に沿
って移動しやすく、そのピッチ変動が生じやすくなり、
最終製品であるスライドファスナーの噛合強度が確保で
きず、或いはスライダー操作によるファスナーの開閉が
円滑性を欠く場合の生じる虞れがある。そこで本実施形
態では、芯材15の構成繊維として、ポリプロピレン繊
維を採用している。
【0033】このポリプロピレン繊維は専用の分散染料
が開発されたため、単独の染色については染色が可能と
なったが、相変わらず他の繊維材料との同時染色は難し
い。また、ポリプロピレン繊維とポリエステル繊維との
間で強度の差は殆どないが、ガラス転移点が異なるので
ヤング率では前者が後者の略1/2と小さい。融点、軟
化温度及び熱収縮率についてみると、ポリプロピレンの
融点及び軟化温度はポリエステルの80〜90℃も低
く、熱収縮率はポリプロピレン繊維の乾熱収縮率は11
%、沸水収縮率8.85%であるのに対して、ポリエス
テル繊維の乾熱収縮率7.64%、沸水収縮率1.70
%であって、いずれもポリプロピレン繊維の方が高い。
【0034】通常、コイル状の連続ファスナーエレメン
ト列13を成形するには、既述したように、得ようとす
る連続ファスナーエレメント列13のコイル形状に合わ
せた外形断面を有し、その断面の一部が切欠されて芯材
15の挿通口を連続して形成したロッド状のマンドレル
111の周面に順次モノフィラメント112をコイル状
に巻き付け、更にその巻き付けられたモノフィラメント
112の一部を外側から押圧変形させて噛合頭部14a
を形成する。
【0035】このとき、連続ファスナーエレメント列の
成形装置100は、ポリエステル樹脂からなるモノフィ
ラメント112を変形させるに十分な温度まで加熱され
ている。その成形温度は、通常は130〜150℃であ
る。この温度で成形されると、軟化温度が140〜16
0℃であるポリプロピレン繊維から構成される芯材15
は大きく熱収縮すると同時に軟化に近い状態となり、連
続ファスナーエレメント列13の各エレメント14間で
各エレメント14の内周面に密着しながら外側に膨出す
るように変形する。この変形は、成形装置100を通過
して冷却されると形態が固定する。
【0036】こうして、芯材15は熱収縮と加熱による
可塑変形とにより連続ファスナーエレメント列13の各
エレメント14間から外方に膨出する形態、すなわち図
2に模式的に示すように、芯材15と上脚部14bとの
密着部分において大きく凹部15aが形成されると共
に、下脚部14bとの密着部分も僅かに凹んだ状態でセ
ットされる。この芯材15の変形により、各エレメント
14が芯材15の長さ方向に移動することがなくなり、
各エレメント14間のピッチが安定化して、以降のファ
スナーテープ12に対する縫着工程においても安定した
縫製が可能となる。
【0037】更に、本実施形態にあっては、ポリプロピ
レン繊維から構成される芯材15ととポリエステル樹脂
からなる連続ファスナーエレメント列13との間の沸水
熱収縮率には更に大きな差があるため、以降の染色や仕
上げ時の多様な熱処理により芯材15が更に大きく収縮
し、最終製品であるスライドファスナーの製造終了後に
は、各エレメント14間のピッチがより安定化して、ス
ライダー操作の円滑性と、ファスナー閉鎖時における強
力な噛合強度とが得られる。
【0038】こうして成形される連続ファスナーエレメ
ント列13は、既述したとおり、左右一対が同時に成形
される。このとき、左右の各連続ファスナーエレメント
列13のエレメント14は1ピッチずらした状態で成形
され、その成形の途中で左右一対の連続ファスナーエレ
メント列13の取り合う噛合頭部14a同志が互いに噛
合して、次工程の縫製による連続ファスナーエレメント
列13の取着工程に移送される。取着工程に移送される
左右一対の芯材15を挿通した連続ファスナーエレメン
ト列13は、取着工程にて左右一対のファスナーテープ
12の対向側縁部に縫製により取着されて、図1〜図3
に示すように、ファスナーチェーン10が作成される。
【0039】ところで、上述のごとくポリエステル樹脂
とポリプロピレン繊維との間のごとく、特に両素材間の
上記熱的性質の違いを利用して、ファスナーテープ12
の構成素材と、同ファスナーテープ12に連続ファスナ
ーエレメント列13を取着させるときの使用縫糸素材と
を選定することは、高品質のスライドファスナーを製造
するうえで極めて有益である。本実施形態によれば、フ
ァスナーテープ12及び縫糸の一部の構成繊維としてポ
リプロピレンを採用している。
【0040】前記連続ファスナーエレメント列13をフ
ァスナーテープ12に取着させるには、図1〜図3に示
すように、上縫糸16及び下縫糸17による二重環縫い
によってなされるのが一般的である。すなわち、上縫糸
16であるニードル糸は、連続ファスナーエレメント列
13の各エレメント14間をファスナーテープ12の裏
面側から表面側へと芯材15と共に順次刺し通され、同
テープ12の表面側に配される各エレメント14の上脚
部14bを跨ぐ下縫糸17により形成される各ルーパ糸
に絡められて、連続ファスナーエレメント列13がファ
スナーテープ12に縫着一体化される。ここで、上縫糸
16は下縫糸17のループに絡められて、各エレメント
14をファスナーテープ12に向けて引き締める。
【0041】このときの引き締め力は、連続ファスナー
エレメント列13をファスナーテープ12に不動状態で
固着するため、極めて大きな力が必要である。しかる
に、この縫製時に必要とされる前述のごとき過大な張力
をかけると、たとえ工業用ミシンであっても円滑な縫製
が難しく、また安定した縫い目が得られない場合があ
り、ときには縫糸が切断してしまうことがある。そこ
で、本発明にあっては上述のごとく縫糸の構成繊維の熱
的性質を利用する。
【0042】すなわち、縫糸の材質として縫製後の熱処
理による収縮を利用すれば、縫製時には過大な張力を与
えることなく、円滑な縫製ができ、以降の熱処理により
縫糸を収縮させて締め付け力を付与する。この場合、上
下の縫糸16,17を熱収縮率の大きい同一繊維から構
成すると、熱収縮率が大きすぎるため、縫製時の張力を
必要以上に小さくせざるを得なくなり、熱処理がなされ
る前に各エレメント14が縫糸の間を上下脚部14b,
14bの長手方向に移動しやすくなり、ファスナーテー
プ12の側縁から外側に突出する各噛合頭部14aの位
置が不揃いになって、スライドファスナーの確実な開閉
を不可能にする。
【0043】そこで、本発明にあっては上縫糸16と下
縫糸17の構成繊維の材質を異ならせている。すなわ
ち、本実施形態では上縫糸16に熱収縮性の小さいポリ
エステル繊維を採用すると共に、下縫糸17には熱収縮
性の大きいポリプロピレン繊維を採用している。このよ
うに上下の縫糸16,17の材質を決める理由は、熱収
縮性の違いだけでなく、更にヤング率の違いにも着目し
た結果である。
【0044】ポリプロピレン繊維とポリエステル繊維と
では、一般に見掛けのヤング率はポリエステル繊維の方
が大きい。このことは、ポリエステル繊維の方が曲げた
ときの弾性的な復帰性が高く、いわゆる曲げにくさの大
きいことを意味する。図1及び図2から、上縫糸16は
略90°と180°の屈曲部分を有しており、一方の下
縫糸17は一つのループが上縫糸及び次のループと絡み
合うため、多くの曲げ部分を有している。
【0045】この曲げ部分の数や形態に関わらずポリプ
ロピレン繊維から構成される下縫糸17は順応しやす
い。一方のポリエステル繊維から構成される上縫糸16
は、特に下縫糸17と絡まる180°屈曲する部分では
引き締め力が小さいと大きく膨らんでしまう。かかる物
性の違いからも、本実施形態のごとく、上縫糸16にポ
リエステル繊維を採用し、下縫糸17にはポリプロピレ
ン繊維を採用している。このように組み合わせることに
より、その熱収縮性の違いと相まって、熱処理後には、
ループを構成する下縫糸17が大きく収縮して、上縫糸
16の前記ループと絡まる屈曲部分を相互で引っ張り、
外側に膨らんだ形態を矯正して、適正な形態をもつ縫い
目を形成する。その結果、スライダーの円滑な摺動が保
障される。
【0046】更に、本実施形態にあっては、ファスナー
テープ12の構成繊維についても、その材質を熱収縮性
の高いポリプロピレンとしている。上述のごとくして縫
製により連続ファスナーエレメント列13をファスナー
テープ12に取着すると、一般に、連続ファスナーエレ
メント列13が取着されたファスナーテープ12の側縁
部が反対側の側縁部よりも短くなって弓状に湾曲する。
ファスナーストリンガー11が作成されたのちに、染色
工程や熱セット処理などの様々な熱処理工程を経る。こ
の熱処理工程を経るたびにファスナーテープ12も収縮
する。この収縮により、ファスナーストリンガー11が
直線状、或いは連続ファスナーエレメント列13が取着
された側が外側に反り返る形状となり、スライドファス
ナーを相手方製品に縫製するとき、美麗な縫着が可能と
なる。
【0047】ところで、ポリプロピレン樹脂材料を素材
とする上記芯材15、下縫糸17及びファスナーテープ
12と、ポリエステル樹脂材料を原料とする連続ファス
ナーエレメント列13とを同一染料を使って同時に染色
することは不可能である。一方、この種のスライドファ
スナーは色彩的な統一性が求められることが多く、連続
ファスナーエレメント列13のみを異色とすることは、
その要求に応えられないことになる。そこで、本実施形
態では芯材15、下縫糸17及びファスナーテープ12
の使用原料であるポリプロピレン樹脂に、連続ファスナ
ーエレメント列13と同色の顔料を予め添加している。
又は顔料を混練して色を濃縮した樹脂材料を予め添加し
てもよい。勿論、連続ファスナーエレメント列13との
色彩の統一性が不要なときは同色の顔料である必要はな
く、他の顔料を添加する。
【0048】以上の説明は、本発明の好適な実施形態に
ついてのものであり、本発明が上記実施形態に限定され
るものではないことは、例えば異なる材質の組合せにつ
いても、上記実施形態のごとくポリエステルとポリプロ
ピレンとの組合せに限定されず、既述したごとき多様な
熱可塑性合成樹脂材料を適宜組み合わせることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態を示すファスナーチ
ェーンの部分構成図である。
【図2】同要部断面である。
【図3】図1におけるIII-III 線の矢視断面図である。
【図4】上記ファスナーチェーンの連続ファスナーエレ
メント列の成形装置例の要部を示す部分側面図である。
【図5】前記連続ファスナーエレメント列のエレメント
成形部の要部断面図である。
【図6】同連続ファスナーエレメント列のエレメント成
形部における噛合頭部の形成を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 ファスナーチェーン 11 ファスナーストリンガー 12 ファスナーテープ 13 連続ファスナーエレメント列 14 エレメント 14a 噛合頭部 14b 上下脚部 14c 連結部 15 芯材 16 上縫糸 17 下縫糸 100 (連続ファスナーエレメント列
の)成形装置 110 巻線部 111 マンドレル 111a 芯材案内溝 112 モノフィラメント 113 マンドレルホルダー 120 エレメント成形部 121 スクリュー 122 ダイ 123 パンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 義雄 富山県下新川郡入善町上野1898 (72)発明者 稲村 利明 富山県下新川郡入善町袖沢124−4 Fターム(参考) 3B098 AA04 BB02 GB11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノフィラメント(112) から形成される
    コイル状の連続ファスナーエレメント列(13)の上下脚部
    (14b,14b) 間に芯材(15)を挿通し、同連続ファスナーエ
    レメント列(13)をファスナーテープ(12)の長手方向側縁
    部に沿って縫糸により取着してなる合成樹脂製のスライ
    ドファスナーであって、 前記芯材(15)の構成材料の融点及び熱収縮率が、前記連
    続ファスナーエレメント列(13)の構成材料の融点よりも
    低く且つその熱収縮率よりも高いことを特徴とするスラ
    イドファスナー。
  2. 【請求項2】 前記連続ファスナーエレメント列(13)が
    ポリエステル樹脂材料により構成され、 前記芯材(15)がポリプロピレン樹脂材料により構成され
    てなる、ことを特徴とする請求項1記載のスライドファ
    スナー。
  3. 【請求項3】 前記縫糸が上下縫糸(16,17) により構成
    され、上縫糸(16)がポリエステル繊維材料からなり、下
    縫糸(17)がポリプロピレン繊維材料からなることを特徴
    とする請求項1又は2記載のスライドファスナー。
  4. 【請求項4】 前記ファスナーテープ(12)がポリプロピ
    レン繊維材料から構成されてなることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のスライドファスナー。
  5. 【請求項5】 前記ポリプロピレン樹脂材料及びポリプ
    ロピレン繊維材料には予め着色剤が添加されてなること
    を特徴とする請求項4記載のスライドファスナー。
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