JP2538976Y2 - 連結用ピン - Google Patents

連結用ピン

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JP2538976Y2 JP1990040639U JP4063990U JP2538976Y2 JP 2538976 Y2 JP2538976 Y2 JP 2538976Y2 JP 1990040639 U JP1990040639 U JP 1990040639U JP 4063990 U JP4063990 U JP 4063990U JP 2538976 Y2 JP2538976 Y2 JP 2538976Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、衣類,バッグ,履物,寝具その他の繊維製
品や皮革製品等、中空針を打ち込むことができる柔軟な
商品に値札を取付けたり、靴下や複数枚のハンカチのよ
うに複数の商品を一体とするための連結用ピンに関す
る。
〔従来の技術〕
商品に値札を取付けたり、履物等のような複数の商品
を一つに纏めるためために、合成樹脂製の連結用ピンが
使用されている。
この連結用ピンは、例えば特公昭52-20240号公報に示
すように、頭部とフイラメント部と横棒部から構成さ
れ、成形よりフイラメント部の延伸工程、更には梱包、
運搬、使用の便宜のために横棒部の中央部に連結部を介
して1本の連結棒上に連結して連結ピンの集合体とした
ものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、連結用ピンが合成樹脂によって頭部と
フイラメント部と横棒部及び連結棒が一体的に成形され
ている関係で、フイラメント部がかなり硬いブリッスル
状のものとなっている。従って、このような硬いフイラ
メント部を繊細で高価な繊維製品等の商品に打ち込んで
取付けると、この商品を損傷する恐れがある。また、繊
細な繊維製品に合成樹脂のフイラメント部、即ちブリッ
スルを貫通することは、軟らかい商品とブリッスルとの
間に違和感がある上に、その繊維製品の表面よりフイラ
メント部に支持された頭部が直立するようなことがあ
り、商品価値にも問題が生ずる。従ってこのような繊細
で高価な繊維製品に値札を取付ける場合には従来よりさ
れてきたように、糸やコヨリを使用しているのが現状で
ある。
更に、成形後のフイラメント部は太く、強度も高くな
いので、延伸して強度を高めると共に直径を減少させて
柔軟性を向上させている。この延伸に使用する装置は高
価なものである上に、成形工程に、更にこの延伸工程が
必要であるので、生産性からも問題がある。
また、フイラメント部の色を、商品の色に合わせて着
色することが望まれる場合があるが、このような場合に
は、一体成形したピンでは全く対応することができな
い。
本考案は、合成樹脂製の連結用ピンの所定の形状のも
のを大量に生産することができ、取付性に優れていると
いう利点と、糸条物の軟らかい感触を活かし、取付けら
れた状態で糸条物の場合の同様に商品に馴染むことがで
きる連結用ピンを提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案にかかる連結用ピン
は、合成樹脂製の頭部と、合成樹脂製の横棒部とこれら
の部材の間を結ぶフイラメント部からなり、このフィラ
メント部は柔軟性のある糸条物によって構成されてい
る。
本考案は、フイラメント部を頭部と横棒部との別の材
料である柔軟性のある糸条物を使用したものであって、
この糸条物は、通常の天然繊維の撚糸、合成繊維の撚
糸、天然繊維と合成繊維の混紡糸、前記繊維をベースと
して金糸や銀糸を絡ませた金銀糸、その他、値札を取付
ける繊維製品に使用されている糸と同種の、あるいはこ
れと類似の素材からなる糸条物等が使用される。
〔作用〕
本考案に係る連結用ピンは、頭部と横棒部とは合成樹
脂で成形され、そしてフイラメント部が、前記各部とは
材質の異なる柔軟な糸条物で形成されている。従って、
商品にこの連結用ピンを取付けた状態ではフイラメント
部がその商品よりピンと突出することがなく、更に、繊
維製品等の素材に類似した性質や色を持つ素材からなる
フイラメント部を使用することによってピンが取付けら
れたことによる違和感がない。また、成形工程で連結用
ピンが完成されるので高価な延伸装置を必要としない。
〔実施例〕
次に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
本考案に係る連結用ピンPは、第1図に示すように合
成樹脂製の頭部1と、糸条物からなるフイラメント部2
と、合成樹脂製の横棒部3より構成され、このフイラメ
ント部2は、第2図に示すように頭部1と横棒部3の中
央部を貫通2a,2bして取付けられている。
この連結用ピンPを使用して商品に値札を取付けるた
めには、取付機を使用してこれの先端に設けた中空針に
値札を挿入し、この中空針を商品の裏面まで突入させ、
レバーを操作して横棒部2を商品の裏面に突出させてこ
の商品の表面に値札を位置させて取付けたものであり、
この取付方法は従来のピンの場合と同様な方法を使用す
ることができる。
本考案は、特にフイラメント部2を頭部1等とは別の
材料によって構成することに特徴がるが、このフイラメ
ント部2の素材は、通常の縫製用の糸、刺繍用の糸、レ
ース、金・銀糸等の装飾用の糸等の柔軟な性質を持つ糸
条物が使用される。
次に、本考案に係る連結用ピンの集合体について説明
する。連結用ピンは単体では取付機に装填することが困
難である。そこで、製造や梱包や輸送、更には使用の便
宜のために、集合体とされている。
第3図は取付用ピン集合体5の正面図、第4図は同側
面図である。頭部1の側面の間に一体成形によって連結
部6を突出して設け、この連結部6によって頭部1同志
を連結している。また、横棒部3の少なくとも中央部は
連結部7によって連結されている。
前記連結部6は、比較的弱い連結であって取付時の手
操作によって捻り千切られる程度の強度である。一方、
横棒部3は連結用ピンPを一纏めにして集合状態として
保持する、基礎構造を形成する部分であって、横棒部3
は板状に連結部7を介して連結されている。この連結部
7は前記連結部6より強度が高く、取付機による取付け
操作時に内蔵されているナイフ等によって自動的に切断
できる強度とする。
第5図(a),(b)は横棒部3の連結部を示す平面
図と正面図であって、(a)図において2本の横棒部3
の間には薄いヒレ状(厚さが薄く、幅が狭く、長さが長
い)の連結部7が形成されている。そしてこの連結部7
は取付機内において切断されてその残部が横棒部3の表
面に残ったとしても商品を損傷することがない程度の厚
みに形成している。
第6図(a),(b)図は、横棒部3を平面的にその
肉の厚さを、両端に向かって次第に薄くしたものであっ
て全体は細長い、樽状をしており、2本の横棒部3の間
には鋭角的な三角形の間隙8が形成されている。
この構造の横棒部3は、この横棒部3自体で連結部7a
を形成したものである。前記のように横棒部3を先端に
向かって次第に薄肉とした理由は、間隙8を形成してこ
れによって切断用のナイフを案内し、前記連結部7aを切
断できるようにしたことと、この間隙8aによって金型に
十分な強度の壁を形成するためである。この間隙8の傾
斜角度は、合成樹脂の成形で一般に使用されている抜き
テーパーでは不十分であって、これよりかなり大きなも
のとなる。
第7図(a),(b)は、頭部1の平面図と側面図で
あって、2枚の頭部1の間を連結部6によって連結して
いる。この連結部6は前記のように連結用ピンPを取付
機によって取付ける際の手操作によって簡単に切断でき
るが、梱包や輸送、更には取付機にセットした程度では
分離することができない強度を有するものとする。
この連結部6の形状は断面が円形のフイラメント状の
ものが好ましいが、頭部1の間が比較的広い場合には、
(c)図のように頭部1の側面に半球状の突起を突出さ
せ、その中央部にフイラメント状の小さな連結部6を設
けたものであっても良い。
第8図ないし第10図は、横棒部3を貫通して延長され
る連結部10と、連結棒11を設けた一般型の連結用ピン5a
を示すものである。
第10図及び第11図に示すように、糸条物からなるフイ
ラメント部2は連結部10に沿って配置され、1本の連結
棒11の中央部を直交して横切って設けられている。
そしてフイラメント部2に感圧性接着剤を使用したテ
ープ12を接着してこのフイラメント部2がバラバラにな
ることを防止して取扱性を向上させたものである。この
テープ12は軽く接着されているので取付け操作には問題
がなく、取扱の際にフイラメント部3をしっかりと把持
して乱れを防止している。
更に別の構造として、第8図に示すように、頭部1の
頂面の中央部に連結部16を突出させてこれを連結棒15に
接続しておき、頭部1を纏める構造もある。この構造を
採用することによって連結棒15が樹脂の流路用のランナ
ーバーを構成している。そしてこの連結棒15によって頭
部1を纏めているので、テープ12の貼着操作が極めて容
易となる。
使用に際しては、取付機にピンの集合体5aを装填した
後で、連結棒15を剥ぎとることによって頭部1を自由な
状態として取付操作を容易にすることができる。勿論、
この連結棒15は集合体5aに取付けたままにしておくこと
もできるが、この場合は、取付け操作にしたがってピン
が取外されると、この連結棒15のみが残ることになる。
〔考案の効果〕
本考案に係る連結用ピンは、合成樹脂製の頭部と、合
成樹脂製の横棒部とこれらの部材の間を結ぶフイラメン
ト部からなり、このフィラメント部は柔軟性のある糸条
物によって構成されたものである。
従って、フイラメント部は通常の糸条物のように柔軟
で、商品にこのピンを取付けた後でも立つようなことが
なく、商品、特に繊維製品に沿って垂れ下がるので、繊
維製品に合成樹脂のものを取付けたような違和感がな
く、高級感を与えることができる。
また、フイラメント部は延伸工程を必要としないため
に、成形装置と、簡単な後処理装置によって連結用ピン
の集合体を製造することができ、効率的に生産すること
ができる。
また、従来のピンではフィラメント部の根元が商品を
通過するとき横棒部と平行にならずに湾曲した状態であ
るのでかなりの抵抗が生じるのに対し、本願ではフィラ
メント部が糸条物であるから、商品を通過するときフィ
ラメント部の根元が横棒部と平行になり抵抗が少ない。
また、通過後、横棒部にたいするフィラメント部の状態
が従来のピンでは起上がり不良もしく起上がり不良気味
になることもあるが、本願は糸条物であるから、そのよ
うなことは発生しない。
更に、フイラメント部は頭部及び横棒部とは異なった
素材で構成することができ、商品に応じて各種のものを
使用することができるので、優れた高級感と美観を与え
ることができ、かつ強度や風合いを大幅に変えることが
できる。
更にまた、フイラメント部は頭部と横棒部とは異なる
色に着色することが自由にできるのでピンの品質を向上
させることができる。
更にまた、フィラメント部が合成樹脂製である場合
は、溶融した合成樹脂が射出金型に形成された細いキャ
ビティを流れる長さに制限があるためフィラメント部の
長さに自ずと制約があり、かつ一定に設定する必要があ
るが、本考案においては、合成樹脂ではなく柔軟性のあ
る糸条物を採用したから、フィラメント部の長さを必要
に応じて長短を自由に変更することができる。
更にまた、柔軟性のある糸条物からなるフィラメント
部の両端にそれぞれ合成樹脂製の頭部と横棒部を設けた
連結用ピンであるから、ピン取付機を使用しその中空針
を商品に挿通し、中空針に連結用ピンの横棒部を打ち込
むことによって、商品への値札の取付けや、複数の商品
を1つに纏めることが、一瞬の内にワンタッチで極めて
簡単に、かつ連続的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の実施例を示すものであって、第1図は連
結用ピンの斜視図、第2図は同正面図である。 第3図は連結用ピンの集合体の正面図、第4図は同側面
図である。第5図(a),(b)図は横棒部の平面図と
側面図、第6図(a),(b)は別の平面形状をした横
棒部の平面図と側面図、第7図(a),(b)図は連結
された頭部の平面図と側面図、第7図(c)は別の形状
をした連結部の拡大図である。 第8図は連結部を介して連結棒上にピンを植立させた通
常型の連結用ピンの集合体の正面図、第9図は同側面
図、第10図(a),(b)は横棒部と連結棒の拡大図の
正断面図、側断面図である。 1……頭部、2……フイラメント部 3……横棒部、5……連結用ピン集合体 6,7,7a……連結部、8……間隙 10……連結部、11……連結棒。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の頭部と、合成樹脂製の横棒部
    と、これらの部材を結ぶフィラメント部からなり、この
    フィラメント部を柔軟性のある糸条物によって構成して
    なる連結用ピン。
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