JP2000094320A - 砥石台 - Google Patents

砥石台

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JP2000094320A
JP2000094320A JP10270440A JP27044098A JP2000094320A JP 2000094320 A JP2000094320 A JP 2000094320A JP 10270440 A JP10270440 A JP 10270440A JP 27044098 A JP27044098 A JP 27044098A JP 2000094320 A JP2000094320 A JP 2000094320A
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JP
Japan
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grinding wheel
shaft
motor
wheel spindle
motor shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP10270440A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Sano
昭一 佐野
Hiroshi Hayashi
寛 林
Kikutoshi Okada
紀久利 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】砥石軸に対するモータの熱伝達を遮断し、かつ
砥石軸の固有振動数を低減し、モータの交換を容易にし
た。 【解決手段】砥石軸2と、この砥石軸2を回転駆動する
モータのモータ軸5とを分割し、この分割端面のそれぞ
れ対向する端面にモータ軸5には外歯部10凸部を、砥
石軸2には凹部11と内歯部12を形成したモータ軸5
の回転を砥石軸2に伝達する凹凸嵌合部を設け、この凹
凸嵌合部の嵌合間に弾性体13を介在した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削盤の砥石台に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】研削盤の砥石台には特表平9−5031
65号で開示されているように、一端に砥石車を取り付
けた砥石軸の他端にロータを直接固定したビルトインモ
ータによって砥石軸を回転駆動するようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にモータを定格動
力で回転させると、ロータ部において120度の発熱が
あり、この熱はロータから直接砥石軸に伝達されるた
め、砥石軸が熱膨張し、曲がりを生じる場合がある。前
記特表平9−503165号は、この発熱を抑えるため
にステータの外周を冷却ジャケットで囲み、この冷却ジ
ャケットにポンプでオイルを供給し、このオイルの戻し
流路に設けた冷却水による熱交換器によってオイルを冷
却するようにした冷却手段により放熱している。しかし
ながら、ステータにおける発熱は抑えることができる
が、砥石軸に直接接しているロータからの発熱を十分に
抑えることはできない。
【0004】また、砥石軸に直接モータのロータを取り
付けると、砥石軸の長さが長くなるため、砥石軸の固有
振動数を高くし、これが砥石の回転と共振して加工精度
に悪影響を及ぼす。さらには、モータを交換する場合に
は砥石軸ごと交換することになり、交換作業が容易では
なく、コスト高を招いている。
【0005】本発明の目的は、簡単な構造によって砥石
軸に対するモータの熱伝達を遮断し、かつ砥石軸の固有
振動数を低減した砥石台を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の砥石台は、一端に砥石車が取り付けられる砥
石軸と、この砥石軸を回転駆動するモータのモータ軸と
を分割し、この分割端面のそれぞれ対向する端面に前記
モータ軸の回転を前記砥石軸に伝達する凹凸嵌合部を形
成し、この凹凸嵌合部の嵌合間に弾性体を介在したこと
を特徴とするものである。
【0007】前記凹凸嵌合部は砥石軸とモータ軸の一方
に放射状に半径方向に拡がる外歯部と、他方に回転中心
に向かって延びる内歯部で形成され、この外歯部と内歯
部との互いに対面する歯面間に弾性体を介在したことを
特徴とするものである。
【0008】前記弾性体が円柱状であることを特徴とす
るものである。
【0009】前記前記弾性体が樹脂材であることを特徴
とするものである。
【0010】前記凹凸嵌合部は前記砥石軸に凹部を形成
し、前記モータ軸に凸部を形成して前記凹部の外周に軸
受を配置したことを特徴とするものである。
【0011】前記凹凸嵌合部は前記砥石軸に凹部を形成
し、前記モータ軸に凸部を形成して前記凹部の外周に軸
受を配置したことを特徴とするものである。
【0012】前記軸受が流体軸受であることを特徴とす
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1において、1は砥石軸頭であり、
この砥石軸頭1には一端(前端)に砥石車3が取り付け
られている砥石軸2が回転可能に軸承されいる。また、
前記砥石軸頭1の砥石車3側とは反対側の後端にはビル
トインモータ4が着脱可能に取り付けられている。本発
明は、前記砥石軸2と前記ビルトインモータ4のモータ
軸5とを分割し、この分割端面のそれぞれ対向する端
面、すなわち、前記砥石軸2の他端(後端)と前記ビル
トインモータ4のモータ軸5の前端とをビルトインモー
タ4の回転力を砥石軸2に伝達するカップリング6(凹
凸嵌合部)によって結合しているものである。
【0014】前記カップリング6の具体的な実施形態は
図2及び図3で示すように、モータ軸5に放射状に半径
方向に拡がる複数の外歯部10凸部を形成し、砥石軸2
には外歯部10が嵌入する凹部11と回転中心に向かっ
て延びる複数の内歯部12とを形成し、この外歯部10
凸部と内歯部12との互いに対面する歯面間に軸14に
よつてモータ軸5に取り付けた複数の弾性体13を介在
した構造である。前記弾性体13の形状は円柱状であ
り、樹脂材が適当であるが硬質ゴムでも良い。
【0015】さらに、本発明は、前記砥石軸2の凹部1
1の外周に軸受を配置したことである。この軸受はベア
リングでも良いが、図示のように、砥石軸2を流体軸承
するためにポンプ8から供給される油を利用した流体軸
受7が望ましい。尚、図中符号9は軸受油戻りタンクを
示す。
【0016】本発明は上記のように構成された砥石台で
あるから、ビルトインモータ4の回転力はモータ軸5の
外歯部10凸部から弾性体13を介して砥石軸2の内歯
部12に伝達され砥石軸2を回転駆動する。
【0017】そこで、本発明では、砥石軸2とモータ軸
5は分割されており、しかも、弾性体13を介して凹凸
嵌合部である上記凹部11、内歯部12および外歯部1
0凸部からなるカップリング6によって結合されている
ため、ビルトインモータ4の発熱は前記カップリング6
によって砥石軸2への熱伝達が遮断され、砥石軸2の熱
膨脹を低減するとともに、弾性体13によってビルトイ
ンモータ4の始動時における回転衝撃を吸収し、前記外
歯部10凸部と内歯部12との歯打ちを防止する。
【0018】また、砥石軸2とモータ軸5は分割されて
いるため、砥石軸2の長さが短くな鳴り、砥石軸2の固
有振動数を下げることができ、砥石軸2の固有振動数に
よる砥石の回転との共振を防止して加工精度を向上す
る。
【0019】さらに、砥石軸2とモータ軸5は分割され
ているため、ビルトインモータ4を交換する場合には、
砥石軸2からモータ軸5を取り外すのみで済むので、交
換作業が容易であり、かつコストの低減が図られる。
【0020】さらに加えて、カップリング6部位の砥石
軸2の外周に軸受を配置することにより、砥石軸2をさ
らに短くすることができるとともに、この軸受を流体軸
受7とすることにより、流体軸受7の減衰作用との相乗
効果によってさらに振動を軽減することができるもので
ある。
【0021】尚、上記の実施形態は、モータ軸5に放射
状に半径方向に拡がる複数の外歯部10凸部を形成し、
砥石軸2には外歯部10凸部が嵌入する凹部11と回転
中心に向かって延びる複数の内歯部12とを形成し、こ
の外歯部10凸部と内歯部12との互いに対面する歯面
間に軸14によつてモータ軸5に取り付けた複数の弾性
体13を介在した構造であるが、これとは逆に砥石軸2
に放射状に半径方向に拡がる複数の外歯部を形成し、モ
ータ軸5に外歯部10凸部が嵌入する凹部11と回転中
心に向かって延びる複数の内歯部12とを形成して砥石
軸2に複数の弾性体を取り付けた構造でも上記と同様な
作用効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、簡単
な構造によって砥石軸に対するモータの熱伝達を遮断し
て砥石軸の熱膨脹を低減するとともに、砥石軸の軸長が
短くなることで砥石軸の固有振動数を低減して加工精度
を向上する。また、モータ軸とは分割した砥石軸を軸受
で軸承させることにより、砥石軸の軸長を一層短くする
ことができ砥石軸の固有振動数をさらに低減し、この軸
受を流体軸受とすることにより流体軸受の減衰作用との
相乗効果によってさらに振動を軽減することができる。
さらに、モータの交換時にはモータ軸のみの交換で済む
ため、交換作業が容易であり、コストの低減が図られる
利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の砥石台の要部断面図。
【図2】砥石軸とモータ軸の結合部の縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 砥石軸頭 2 砥石軸 3 砥石車 4 ビルトインモータ 5 モーター軸 6 カップリング 7 流体軸受 8 ポンプ 9 タンク 10 外歯部(凸部) 11 凹部 12 内歯部 13 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 紀久利 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C034 AA20 BB02 BB22 DD20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に砥石車が取り付けられる砥石軸
    と、この砥石軸を回転駆動するモータのモータ軸とを分
    割し、この分割端面のそれぞれ対向する端面に前記モー
    タ軸の回転を前記砥石軸に伝達する凹凸嵌合部を形成
    し、この凹凸嵌合部の嵌合間に弾性体を介在したことを
    特徴とする砥石台。
  2. 【請求項2】 前記凹凸嵌合部は砥石軸とモータ軸の一
    方に放射状に半径方向に拡がる外歯部と、他方に回転中
    心に向かって延びる内歯部で形成され、この外歯部と内
    歯部との互いに対面する歯面間に弾性体を介在したこと
    を特徴とする請求項1に記載の砥石台。
  3. 【請求項3】 前記弾性体が円柱状であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の砥石台。
  4. 【請求項4】 前記前記弾性体が樹脂材であることを特
    徴とする請求項1乃至3に記載の砥石台。
  5. 【請求項5】 前記凹凸嵌合部は前記砥石軸に凹部を形
    成し、前記モータ軸に凸部を形成して前記凹部の外周に
    軸受を配置したことを特徴とする請求項1乃至4に記載
    の砥石台。
  6. 【請求項6】 前記軸受が流体軸受であることを特徴と
    する請求項1乃至5に記載の砥石台。
JP10270440A 1998-09-25 1998-09-25 砥石台 Pending JP2000094320A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162665A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Disco Abrasive Syst Ltd 加工装置

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