JP2000091268A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2000091268A JP2000091268A JP10261914A JP26191498A JP2000091268A JP 2000091268 A JP2000091268 A JP 2000091268A JP 10261914 A JP10261914 A JP 10261914A JP 26191498 A JP26191498 A JP 26191498A JP 2000091268 A JP2000091268 A JP 2000091268A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリサイド形成プロセスにおけるシリサイド
膜の形成技術を改善する。 【解決手段】 半導体基板31上のシリサイド形成領域
を含む全面に薄い第1のチタン膜を形成し、低温の窒素
雰囲気での第1のRTA処理によりシリサイド形成領域
上に薄いC49構造の第1のチタンシリサイド膜を形成
した後に、シリサイド化未反応膜をエッチング除去す
る。続いて、前記薄いC49構造の第1のチタンシリサ
イド膜を含む全面に薄い膜厚の第2のチタン膜を形成
し、低温の窒素雰囲気での第2のRTA処理によりシリ
サイド形成領域上に薄いC49構造の第2のチタンシリ
サイド膜を形成した後に、シリサイド化未反応膜をエッ
チング除去する。更に、高温の窒素雰囲気での第3のR
TA処理により前記C49構造のチタンシリサイド膜を
C54構造のより安定なチタンシリサイド膜41に転移
する工程とを有することを特徴とする。
膜の形成技術を改善する。 【解決手段】 半導体基板31上のシリサイド形成領域
を含む全面に薄い第1のチタン膜を形成し、低温の窒素
雰囲気での第1のRTA処理によりシリサイド形成領域
上に薄いC49構造の第1のチタンシリサイド膜を形成
した後に、シリサイド化未反応膜をエッチング除去す
る。続いて、前記薄いC49構造の第1のチタンシリサ
イド膜を含む全面に薄い膜厚の第2のチタン膜を形成
し、低温の窒素雰囲気での第2のRTA処理によりシリ
サイド形成領域上に薄いC49構造の第2のチタンシリ
サイド膜を形成した後に、シリサイド化未反応膜をエッ
チング除去する。更に、高温の窒素雰囲気での第3のR
TA処理により前記C49構造のチタンシリサイド膜を
C54構造のより安定なチタンシリサイド膜41に転移
する工程とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、更に言えば半導体装置のシリサイド形成プ
ロセスにおけるシリサイド膜の形成技術に関する。
方法に関し、更に言えば半導体装置のシリサイド形成プ
ロセスにおけるシリサイド膜の形成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は従来のシリサイド膜、特
にチタンシリサイド形成プロセスにおけるチタンシリサ
イド膜の形成について説明する図である。
にチタンシリサイド形成プロセスにおけるチタンシリサ
イド膜の形成について説明する図である。
【0003】ここで、MOSトランジスタのポリシリコ
ンゲートとソース・ドレイン領域の表層に選択的、自己
整合的にシリサイド構造を形成することで、ポリシリコ
ンゲートの配線抵抗と、ソース・ドレイン領域の寄生抵
抗を減少させ、配線遅延とコンダクタンス劣化を抑制す
ることができる。
ンゲートとソース・ドレイン領域の表層に選択的、自己
整合的にシリサイド構造を形成することで、ポリシリコ
ンゲートの配線抵抗と、ソース・ドレイン領域の寄生抵
抗を減少させ、配線遅延とコンダクタンス劣化を抑制す
ることができる。
【0004】シリサイド形成方法は、先ず、図4Aに示
すように一導電型、例えばP型の半導体基板1に素子分
離膜2を形成し、活性領域上にポリシリコンゲート3を
形成し、該ポリシリコンゲート3に隣接するように基板
表層に逆導電型、例えばN−型のソース・ドレイン領域
4を形成した後に、ポリシリコンゲート3の側壁部に側
壁絶縁膜5を形成する。そして、前記側壁絶縁膜5に隣
接するように基板表層に逆導電型、例えばN+型のソー
ス・ドレイン領域6を形成してLDD(lightlydoped dr
ain)構造のソース・ドレイン領域を形成する。
すように一導電型、例えばP型の半導体基板1に素子分
離膜2を形成し、活性領域上にポリシリコンゲート3を
形成し、該ポリシリコンゲート3に隣接するように基板
表層に逆導電型、例えばN−型のソース・ドレイン領域
4を形成した後に、ポリシリコンゲート3の側壁部に側
壁絶縁膜5を形成する。そして、前記側壁絶縁膜5に隣
接するように基板表層に逆導電型、例えばN+型のソー
ス・ドレイン領域6を形成してLDD(lightlydoped dr
ain)構造のソース・ドレイン領域を形成する。
【0005】次に、図4Bに示すように全面に金属膜、
例えばチタン(Ti)膜7(尚、チタン膜とチタンナイ
トライド(TiN)膜等の積層膜でも良い。)をおよそ
300Å〜500Åの膜厚でスパッタ蒸着し熱処理(ラ
ピット・サーマル・アニール、以下RTAと称す。)し
て、前記ポリシリコンゲート3とソース・ドレイン領域
6の表層を選択的、自己整合的にシリサイド化する。
尚、RTA処理は、過剰なシリサイド膜化が進まないよ
うに2ステップで行っている。即ち、第1回目のRTA
処理をおよそ700℃の窒素(N2)雰囲気中で30秒
ほど行って、チタン膜表面にチタンナイトライド(Ti
N)膜を、そして界面側に準安定なC49相のチタンシ
リサイド(TiSi2)膜8Aを形成する。続いて、図
5Aに示すように絶縁膜上の前記チタンナイトライド膜
やチタン膜を選択エッチング除去した後に、第2回目の
RTA処理をおよそ800℃〜850℃の窒素雰囲気中
で30秒ほど行い、より低抵抗なC54相の安定なチタ
ンシリサイド(TiSi2)膜8を形成する。
例えばチタン(Ti)膜7(尚、チタン膜とチタンナイ
トライド(TiN)膜等の積層膜でも良い。)をおよそ
300Å〜500Åの膜厚でスパッタ蒸着し熱処理(ラ
ピット・サーマル・アニール、以下RTAと称す。)し
て、前記ポリシリコンゲート3とソース・ドレイン領域
6の表層を選択的、自己整合的にシリサイド化する。
尚、RTA処理は、過剰なシリサイド膜化が進まないよ
うに2ステップで行っている。即ち、第1回目のRTA
処理をおよそ700℃の窒素(N2)雰囲気中で30秒
ほど行って、チタン膜表面にチタンナイトライド(Ti
N)膜を、そして界面側に準安定なC49相のチタンシ
リサイド(TiSi2)膜8Aを形成する。続いて、図
5Aに示すように絶縁膜上の前記チタンナイトライド膜
やチタン膜を選択エッチング除去した後に、第2回目の
RTA処理をおよそ800℃〜850℃の窒素雰囲気中
で30秒ほど行い、より低抵抗なC54相の安定なチタ
ンシリサイド(TiSi2)膜8を形成する。
【0006】そして、図5Bに示すように全面に層間絶
縁膜9を形成した後に、前記ソース・ドレイン領域6上
にコンタクトするコンタクトホール10を形成し、ソー
ス・ドレイン領域6上にバリアメタル膜11(例えば、
チタン膜とチタンナイトライド(TiN)膜等の積層
膜)を介して金属(例えば、Al,Al合金等)配線1
2を形成している。尚、このようなシリサイド形成プロ
セスに関する記載が、特開平8−274045号公報等
に開示されている。
縁膜9を形成した後に、前記ソース・ドレイン領域6上
にコンタクトするコンタクトホール10を形成し、ソー
ス・ドレイン領域6上にバリアメタル膜11(例えば、
チタン膜とチタンナイトライド(TiN)膜等の積層
膜)を介して金属(例えば、Al,Al合金等)配線1
2を形成している。尚、このようなシリサイド形成プロ
セスに関する記載が、特開平8−274045号公報等
に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述したチタ
ンシリサイド形成プロセスにおいて、より低抵抗な層を
形成するには、チタンシリサイド(TiSi2)膜の膜
厚を厚くする必要がある。そして、チタンシリサイド
(TiSi2)膜の膜厚を厚くするには、前記第1回目
のRTA処理温度を高くするか、チタン膜の膜厚を厚く
する必要がある。
ンシリサイド形成プロセスにおいて、より低抵抗な層を
形成するには、チタンシリサイド(TiSi2)膜の膜
厚を厚くする必要がある。そして、チタンシリサイド
(TiSi2)膜の膜厚を厚くするには、前記第1回目
のRTA処理温度を高くするか、チタン膜の膜厚を厚く
する必要がある。
【0008】しかし、これを行うと、図6に示すように
素子分離膜2上や側壁絶縁膜5上等の不必要な箇所にも
チタンシリサイド(TiSi2)膜が這い上がり形成さ
れてしまい(図6の8B参照)、ショート不良の原因と
なる。
素子分離膜2上や側壁絶縁膜5上等の不必要な箇所にも
チタンシリサイド(TiSi2)膜が這い上がり形成さ
れてしまい(図6の8B参照)、ショート不良の原因と
なる。
【0009】また、このようなショート不良を防ぐため
に不必要な箇所に形成されたチタンシリサイド(TiS
i2)膜を除去するには、多めのエッチングが必要にな
り、必要な箇所のチタンシリサイド(TiSi2)膜も
削り取ることになり、最終的には低抵抗な層の形成が出
来なくなるといった問題や、素子分離膜の膜減りによる
素子分離能力の低下といった問題があり、特に微細化が
進み、低段差の幅の狭い素子分離膜上への這い上がり形
成によるショート不良が顕著であった。
に不必要な箇所に形成されたチタンシリサイド(TiS
i2)膜を除去するには、多めのエッチングが必要にな
り、必要な箇所のチタンシリサイド(TiSi2)膜も
削り取ることになり、最終的には低抵抗な層の形成が出
来なくなるといった問題や、素子分離膜の膜減りによる
素子分離能力の低下といった問題があり、特に微細化が
進み、低段差の幅の狭い素子分離膜上への這い上がり形
成によるショート不良が顕著であった。
【0010】そして、チタンシリサイド(TiSi2)
膜の低抵抗化と這い上がり不良の発生は相反するもので
あり、これを両立させるには、細かなプロセス調整が必
要であった。
膜の低抵抗化と這い上がり不良の発生は相反するもので
あり、これを両立させるには、細かなプロセス調整が必
要であった。
【0011】従って、本発明では、シリサイド形成プロ
セスにおけるシリサイド膜の形成技術を改善する半導体
装置の製造方法を提供することを目的とする。
セスにおけるシリサイド膜の形成技術を改善する半導体
装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はシリサ
イド形成プロセス構造の半導体装置の製造方法におい
て、半導体基板31上のシリサイド形成領域を含む全面
に通常(およそ300Å〜500Åの膜厚)より薄い
(およそ200Å〜300Å程度)膜厚の第1のチタン
膜37を形成し、低温(およそ660℃〜680℃)の
窒素雰囲気での第1のRTA処理によりシリサイド形成
領域上に薄いC49構造の第1のチタンシリサイド膜3
8を形成した後に、シリサイド化未反応なチタン膜やチ
タンナイトライド膜をエッチング除去する。続いて、前
記薄いC49構造の第1のチタンシリサイド膜38を含
む全面に薄い(およそ200Å〜300Å程度)膜厚の
第2のチタン膜39を形成し、低温(およそ660℃〜
680℃)の窒素雰囲気での第2のRTA処理によりシ
リサイド形成領域上に薄いC49構造の第2のチタンシ
リサイド膜40を形成した後に、シリサイド化未反応な
チタン膜やチタンナイトライド膜をエッチング除去す
る。更に、高温(およそ800℃〜850℃)の窒素雰
囲気での第3のRTA処理により前記C49構造のチタ
ンシリサイド膜40をC54構造のより安定なチタンシ
リサイド膜41に転移する工程とを有することを特徴と
するものである。
イド形成プロセス構造の半導体装置の製造方法におい
て、半導体基板31上のシリサイド形成領域を含む全面
に通常(およそ300Å〜500Åの膜厚)より薄い
(およそ200Å〜300Å程度)膜厚の第1のチタン
膜37を形成し、低温(およそ660℃〜680℃)の
窒素雰囲気での第1のRTA処理によりシリサイド形成
領域上に薄いC49構造の第1のチタンシリサイド膜3
8を形成した後に、シリサイド化未反応なチタン膜やチ
タンナイトライド膜をエッチング除去する。続いて、前
記薄いC49構造の第1のチタンシリサイド膜38を含
む全面に薄い(およそ200Å〜300Å程度)膜厚の
第2のチタン膜39を形成し、低温(およそ660℃〜
680℃)の窒素雰囲気での第2のRTA処理によりシ
リサイド形成領域上に薄いC49構造の第2のチタンシ
リサイド膜40を形成した後に、シリサイド化未反応な
チタン膜やチタンナイトライド膜をエッチング除去す
る。更に、高温(およそ800℃〜850℃)の窒素雰
囲気での第3のRTA処理により前記C49構造のチタ
ンシリサイド膜40をC54構造のより安定なチタンシ
リサイド膜41に転移する工程とを有することを特徴と
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の製造
方法に係る一実施形態について図面を参照しながら説明
する。
方法に係る一実施形態について図面を参照しながら説明
する。
【0014】図1(A)において、一導電型、例えばP
型の半導体基板31に素子分離膜32を形成し、活性領
域上にゲート酸化膜を介してポリシリコンゲート33を
形成し、該ポリシリコンゲート33に隣接するように基
板表層に逆導電型、例えばN−型のソース・ドレイン領
域34を形成した後に、ポリシリコンゲート33の側壁
部に側壁絶縁膜35を形成する。そして、前記側壁絶縁
膜35に隣接するように基板表層に逆導電型、例えばN
+型のソース・ドレイン領域36を形成してLDD(lig
htly doped drain)構造のソース・ドレイン領域を形成
する。尚、N型の領域内にP型のソース・ドレイン領域
を形成するものでも良く、CMOS構造であっても良
い。
型の半導体基板31に素子分離膜32を形成し、活性領
域上にゲート酸化膜を介してポリシリコンゲート33を
形成し、該ポリシリコンゲート33に隣接するように基
板表層に逆導電型、例えばN−型のソース・ドレイン領
域34を形成した後に、ポリシリコンゲート33の側壁
部に側壁絶縁膜35を形成する。そして、前記側壁絶縁
膜35に隣接するように基板表層に逆導電型、例えばN
+型のソース・ドレイン領域36を形成してLDD(lig
htly doped drain)構造のソース・ドレイン領域を形成
する。尚、N型の領域内にP型のソース・ドレイン領域
を形成するものでも良く、CMOS構造であっても良
い。
【0015】次に、図1(B)に示すように全面に金属
膜、例えば第1のチタン(Ti)膜37を通常(およそ
300Å〜500Åの膜厚)より薄い膜厚であるおよそ
200Å〜300Åの膜厚でスパッタ蒸着する。
膜、例えば第1のチタン(Ti)膜37を通常(およそ
300Å〜500Åの膜厚)より薄い膜厚であるおよそ
200Å〜300Åの膜厚でスパッタ蒸着する。
【0016】更に、図2(A)に示すように前記チタン
膜37を通常(およそ680℃〜750℃)より低い温
度であるおよそ660℃〜680℃の窒素(N2)雰囲
気中で30秒ほど、第1回目の熱処理(ラピット・サー
マル・アニール、以下RTAと称す。)を行い、チタン
膜表面にチタンナイトライド(TiN)膜を、そして界
面側に準安定なC49相のチタンシリサイド(TiSi
2)膜を形成して、前記ポリシリコンゲート33とソー
ス・ドレイン領域36の表層を選択的に第1のチタンシリ
サイド(TiSi2)膜38を形成する。
膜37を通常(およそ680℃〜750℃)より低い温
度であるおよそ660℃〜680℃の窒素(N2)雰囲
気中で30秒ほど、第1回目の熱処理(ラピット・サー
マル・アニール、以下RTAと称す。)を行い、チタン
膜表面にチタンナイトライド(TiN)膜を、そして界
面側に準安定なC49相のチタンシリサイド(TiSi
2)膜を形成して、前記ポリシリコンゲート33とソー
ス・ドレイン領域36の表層を選択的に第1のチタンシリ
サイド(TiSi2)膜38を形成する。
【0017】続いて、基板上の未反応なチタン膜やチタ
ンナイトライド(TiN)膜を除去するためのエッチン
グを行う。ここで、エッチング液としては、硫酸と過酸
化水素水やアンモニアと過酸化水素水を用いる。尚、本
工程では、もともとのチタン膜37の膜厚が通常より薄
いため、除去しなければならない未反応なチタン膜やチ
タンナイトライド(TiN)膜の量も少ないため、通常
よりライトエッチングで良い。
ンナイトライド(TiN)膜を除去するためのエッチン
グを行う。ここで、エッチング液としては、硫酸と過酸
化水素水やアンモニアと過酸化水素水を用いる。尚、本
工程では、もともとのチタン膜37の膜厚が通常より薄
いため、除去しなければならない未反応なチタン膜やチ
タンナイトライド(TiN)膜の量も少ないため、通常
よりライトエッチングで良い。
【0018】また、図2(B)に示すように全面に前記
第1のチタン膜37と同程度の膜厚であるおよそ200
Å〜300Åの膜厚で、第2のチタン膜39をスパッタ
蒸着する。
第1のチタン膜37と同程度の膜厚であるおよそ200
Å〜300Åの膜厚で、第2のチタン膜39をスパッタ
蒸着する。
【0019】そして、図2(C)に示すようにおよそ6
60℃〜680℃の窒素(N2)雰囲気中で30秒ほ
ど、第2回目のRTA処理を行い、チタン膜表面にチタ
ンナイトライド(TiN)膜を、そして界面側に準安定
なC49相のチタンシリサイド(TiSi2)膜を形成
して、前記ポリシリコンゲート33とソース・ドレイン
領域36の表層に前記第1のチタンシリサイド(TiS
i2)膜38に積層する形で一体化する第2のチタンシ
リサイド(TiSi2)膜40を形成する。
60℃〜680℃の窒素(N2)雰囲気中で30秒ほ
ど、第2回目のRTA処理を行い、チタン膜表面にチタ
ンナイトライド(TiN)膜を、そして界面側に準安定
なC49相のチタンシリサイド(TiSi2)膜を形成
して、前記ポリシリコンゲート33とソース・ドレイン
領域36の表層に前記第1のチタンシリサイド(TiS
i2)膜38に積層する形で一体化する第2のチタンシ
リサイド(TiSi2)膜40を形成する。
【0020】続いて、前述したように基板上の未反応な
チタン膜やチタンナイトライド(TiN)膜を除去する
ためのライトエッチングを行う。
チタン膜やチタンナイトライド(TiN)膜を除去する
ためのライトエッチングを行う。
【0021】そして、図3(A)に示すように第3回目
のRTA処理をおよそ800℃〜850℃の窒素雰囲気
中で30秒ほど行い、前記第2のチタンシリサイド(T
iSi2)膜40をより低抵抗なC54相の安定な状態
に転移させてチタンシリサイド(TiSi2)膜41を
形成する。
のRTA処理をおよそ800℃〜850℃の窒素雰囲気
中で30秒ほど行い、前記第2のチタンシリサイド(T
iSi2)膜40をより低抵抗なC54相の安定な状態
に転移させてチタンシリサイド(TiSi2)膜41を
形成する。
【0022】以上説明したように、本発明のチタンシリ
サイド膜の形成方法は、スパッタ蒸着されるチタン膜厚
の薄膜化及びC49相のチタンシリサイド(TiSi
2)形成のRTA処理の低温度化により、従来のような
素子分離膜や側壁絶縁膜等への這い上がり形成を抑止で
き、更に未反応なチタン膜やチタンナイトライド(Ti
N)膜等を除去するためのエッチング工程がライトエッ
チングで済むため、必要なチタンシリサイド膜の削り取
りによる膜厚の膜減りも抑止できる。また、チタン膜を
2回に分けてスパッタ蒸着させることで、最終的に形成
されるチタンシリサイド(TiSi2)膜41の膜厚も
厚くでき、低抵抗化が図れる。
サイド膜の形成方法は、スパッタ蒸着されるチタン膜厚
の薄膜化及びC49相のチタンシリサイド(TiSi
2)形成のRTA処理の低温度化により、従来のような
素子分離膜や側壁絶縁膜等への這い上がり形成を抑止で
き、更に未反応なチタン膜やチタンナイトライド(Ti
N)膜等を除去するためのエッチング工程がライトエッ
チングで済むため、必要なチタンシリサイド膜の削り取
りによる膜厚の膜減りも抑止できる。また、チタン膜を
2回に分けてスパッタ蒸着させることで、最終的に形成
されるチタンシリサイド(TiSi2)膜41の膜厚も
厚くでき、低抵抗化が図れる。
【0023】以下、図3(B)に示すように全面に層間
絶縁膜42を形成した後に、前記ソース・ドレイン領域
36上にコンタクトするコンタクトホール43を形成
し、ソース・ドレイン領域36上にバリアメタル膜(例
えば、チタン膜とチタンナイトライド(TiN)膜等の
積層膜)44を介して金属(例えば、Al,Al合金
等)配線45を形成する。
絶縁膜42を形成した後に、前記ソース・ドレイン領域
36上にコンタクトするコンタクトホール43を形成
し、ソース・ドレイン領域36上にバリアメタル膜(例
えば、チタン膜とチタンナイトライド(TiN)膜等の
積層膜)44を介して金属(例えば、Al,Al合金
等)配線45を形成する。
【0024】以上説明したように本発明では、チタンシ
リサイド形成プロセスにおいて、シリサイド化反応用の
チタン膜の膜厚を通常プロセスより薄くし、反応温度も
低温度化させることで、素子分離膜や側壁絶縁膜上への
チタンシリサイド膜の不必要な這い上がり形成を抑止
し、また、上記プロセスを繰り返すことで、低抵抗化に
必要な膜厚を確保している。
リサイド形成プロセスにおいて、シリサイド化反応用の
チタン膜の膜厚を通常プロセスより薄くし、反応温度も
低温度化させることで、素子分離膜や側壁絶縁膜上への
チタンシリサイド膜の不必要な這い上がり形成を抑止
し、また、上記プロセスを繰り返すことで、低抵抗化に
必要な膜厚を確保している。
【0025】更に、素子分離膜や側壁絶縁膜上へのシリ
サイド膜の不必要な這い上がり形成が抑止できるため、
従来のような不要領域に形成されたシリサイド膜を過剰
なエッチングで除去する必要が無くなるため、素子分離
膜の膜減りによる素子分離能力の低下を抑止できる。
サイド膜の不必要な這い上がり形成が抑止できるため、
従来のような不要領域に形成されたシリサイド膜を過剰
なエッチングで除去する必要が無くなるため、素子分離
膜の膜減りによる素子分離能力の低下を抑止できる。
【0026】また、前記チタン膜の代わりにチタン膜及
びチタンナイトライド(TiN)膜から成る積層膜を用
いても良く、この場合のチタンナイトライド膜はチタン
膜の酸化防止材としても働く。
びチタンナイトライド(TiN)膜から成る積層膜を用
いても良く、この場合のチタンナイトライド膜はチタン
膜の酸化防止材としても働く。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、シリサイド形成プロセ
スにおける素子分離膜や側壁絶縁膜上へのシリサイド膜
の不必要な這い上がり形成を抑止でき、ショート不良の
発生を抑止できる。
スにおける素子分離膜や側壁絶縁膜上へのシリサイド膜
の不必要な這い上がり形成を抑止でき、ショート不良の
発生を抑止できる。
【0028】また、厚いシリサイド膜を形成できるた
め、シリサイド膜のシート抵抗やコンタクト抵抗の低低
抵抗化が図れる。
め、シリサイド膜のシート抵抗やコンタクト抵抗の低低
抵抗化が図れる。
【0029】更に、素子分離膜や側壁絶縁膜上へのシリ
サイド膜の不必要な這い上がり形成が抑止できるため、
従来のような不要領域に形成されたシリサイド膜を過剰
なエッチングで除去する必要が無くなるため、素子分離
膜の膜減りによる素子分離能力の低下を抑止できる。
サイド膜の不必要な這い上がり形成が抑止できるため、
従来のような不要領域に形成されたシリサイド膜を過剰
なエッチングで除去する必要が無くなるため、素子分離
膜の膜減りによる素子分離能力の低下を抑止できる。
【図1】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図であ
る。
る。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図であ
る。
る。
【図6】従来の半導体装置の製造方法の問題点を示す断
面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリサイド形成プロセス構造の半導体装
置の製造方法において、 半導体基板上のシリサイド形成領域を含む全面に薄い第
1の被シリサイド化金属膜を形成し、低温の窒素雰囲気
での第1の急速熱処理によりシリサイド形成領域上に薄
い第1のC49構造のシリサイド膜を形成した後にシリ
サイド化未反応膜をエッチング除去する工程と、 前記薄い第1のC49構造のシリサイド膜を含む全面に
薄い第2の被シリサイド化金属膜を形成し、低温の窒素
雰囲気での第2の急速熱処理によりシリサイド形成領域
上に薄い第2のC49構造のシリサイド膜を形成した後
にシリサイド化未反応膜をエッチング除去する工程と、 高温の窒素雰囲気での第3の急速熱処理により前記C4
9構造のシリサイド膜をC54構造のより安定なシリサ
イド膜に転移する工程とを有することを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記被シリサイド化金属膜がチタン膜、
あるいはチタン膜及びチタンナイトライド膜の積層膜で
あることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261914A JP2000091268A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261914A JP2000091268A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000091268A true JP2000091268A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17368498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10261914A Pending JP2000091268A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000091268A (ja) |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10261914A patent/JP2000091268A/ja active Pending
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