JP2000106430A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JP2000106430A
JP2000106430A JP10273544A JP27354498A JP2000106430A JP 2000106430 A JP2000106430 A JP 2000106430A JP 10273544 A JP10273544 A JP 10273544A JP 27354498 A JP27354498 A JP 27354498A JP 2000106430 A JP2000106430 A JP 2000106430A
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JP
Japan
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film
gate electrode
drain region
forming
semiconductor device
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JP10273544A
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English (en)
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Kyoichi Kajima
恭一 鹿島
Toshimitsu Taniguchi
敏光 谷口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDD構造を有する半導体装置におけるホッ
トキャリア寿命の向上を図る。 【解決手段】 本発明のLDD構造を有する半導体装置
は、P型の半導体基板1上に形成されたゲート電極3
上,N−型ソース・ドレイン領域5上及びN+型ソース
・ドレイン領域7上にチタンシリサイド膜9が形成され
ていること特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、更に言えばLDD(lightly dopeddrain)
構造を有する半導体装置におけるホットキャリア寿命の
向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置として、いわゆるLD
D(lightly doped drain)構造を有する半導体装置が
ある。
【0003】これは、図7に示すように一導電型、例え
ばP型の半導体基板上にゲート酸化膜52を介してゲー
ト電極53が形成され、そのゲート電極53の側壁部に
はサイドウォールスペーサ膜54が形成されている。そ
して、前記ゲート電極53に隣接するように基板表層に
逆導電型のN−型ソース・ドレイン領域55が形成さ
れ、サイドウォールスペーサ膜54に隣接するように基
板表層にN+型ソース・ドレイン領域56が形成される
ことで、LDD構造が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなNチャネル型MOSトランジスタにおいて、前記サ
イドウォールスペーサ膜54にホットキャリア(電子)
が飛び込み、トラップされることによって、サイドウォ
ールスペーサ膜54下部のN−型ソース・ドレイン領域
55の電子が逃げ、この部分の抵抗値が上がり、電流増
幅率等の特性を劣化させてしまう。これが、ホットキャ
リアの寿命を短くする1つの要因と考えられる。
【0005】従って、本発明では、LDD構造を有する
半導体装置におけるホットキャリア寿命の向上を図るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の半導体
装置は、図6に示すようにP型の半導体基板1上に形成
したゲート電極3上,N−型ソース・ドレイン領域5上
及びN+型ソース・ドレイン領域7上にチタンシリサイ
ド膜9が形成されていること特徴とするものである。
【0007】また、その製造方法は、P型の半導体基板
1上にゲート酸化膜2を介してゲート電極3を形成し、
該ゲート電極3を被覆するように酸化膜4を形成した後
に、該ゲート電極3に隣接するように基板表層にN−型
ソース・ドレイン領域5を形成する。次に、前記ゲート
電極3の側壁部に前記酸化膜4を介してサイドウォール
スペーサ膜6を形成した後に、該サイドウォールスペー
サ膜6に隣接するように基板表層にN+型ソース・ドレ
イン領域7を形成する。続いて、前記サイドウォールス
ペーサ膜7を除去した後に、前記酸化膜4を異方性エッ
チングして前記ゲート電極3上,N−型ソース・ドレイ
ン領域5上及びN+型ソース・ドレイン領域7上の酸化
膜4を除去してシリコン面を露出させる。そして、全面
にチタン膜8を形成した後に、該チタン膜8を熱処理し
て前記ゲート電極3上,N−型ソース・ドレイン領域5
上及びN+型ソース・ドレイン領域7上にチタンシリサ
イド膜9を形成する工程とを具備したこと特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置とその
製造方法に係る一実施形態について図面を参照しながら
説明する。
【0009】図1において、一導電型、例えばP型の半
導体基板1の活性領域上にゲート酸化膜2を形成し、該
ゲート酸化膜2上に導電膜としてポリシリコン膜を形成
し、該ポリシリコン膜をパターニングしてゲート電極3
を形成する。
【0010】図2において、前記ゲート電極3を被覆す
るように熱酸化して成る酸化膜4を形成し、ゲート電極
3をマスクにして前記基板1に、例えば、リンイオンを
注入してゲート電極3に隣接するように基板表層に逆導
電型、例えばN−型のソース・ドレイン領域5を形成す
る。
【0011】図3において、全面にシリコン窒化膜を形
成した後に、該シリコン窒化膜を異方性エッチングして
前記ゲート電極3の側壁部にサイドウォールスペーサ膜
6を形成する。そして、前記ゲート電極3及びサイドウ
ォールスペーサ6をマスクにして前記基板1に、例え
ば、ヒ素イオンを注入して前記サイドウォールスペーサ
6に隣接するように基板表層に逆導電型、例えば、N+
型のソース・ドレイン領域7を形成してLDD(lightly
doped drain)構造のソース・ドレイン領域を形成す
る。
【0012】図4において、前記サイドウォールスペー
サ膜6をエッチング除去した後に、前記酸化膜4を異方
性エッチングしてゲート電極3上と基板表層上の酸化膜
4を取り除いて、シリコン面を露出させる。尚、4Aは
ゲート電極3の側壁部に残膜した酸化膜である。
【0013】図5において、全面に被シリサイド化膜と
しての金属膜、例えばチタン(Ti)膜8をおよそ30
0Å〜500Åの膜厚でスパッタ蒸着する。
【0014】そして、図6に示すように前記チタン膜8
を熱処理することで、前記ゲート電極3上と基板表層
(ソース・ドレイン5,7)上にシリサイド化膜として
のチタンシリサイド(TiSi2)膜9を形成する。
【0015】尚、前記チタンシリサイド(TiSi2)
膜9の形成工程では、過剰なチタンシリサイド(TiS
i2)膜の形成を抑制するため、熱処理工程を2ステッ
プで行っている。即ち、先ず、前記チタン膜8をおよそ
650℃〜750℃の窒素(N2)雰囲気中で30秒ほ
ど、第1回目の熱処理(ラピット・サーマル・アニー
ル、以下RTAと称す。)を行い、チタン膜表面にチタ
ンナイトライド(TiN)膜を、そして界面側に準安定
なC49相のチタンシリサイド(TiSi2)膜を形成
して、前記ゲート電極3上と基板表層(ソース・ドレイ
ン5,7)上に選択的に第1のチタンシリサイド(Ti
Si2)膜を形成する。
【0016】続いて、基板上の未反応なチタン膜やチタ
ンナイトライド(TiN)膜を除去するためのエッチン
グを行う。ここで、エッチング液としては、硫酸と過酸
化水素水やアンモニアと過酸化水素水を用いる。
【0017】そして、第2回目のRTA処理をおよそ8
00℃〜850℃の窒素雰囲気中で30秒ほど行い、前
記第1のチタンシリサイド(TiSi2)膜をより低抵
抗なC54相のより安定な状態に転移させて、前述した
チタンシリサイド(TiSi2)膜9を形成する。
【0018】以下、特に図示した説明は省略するが、全
面に層間絶縁膜を形成した後に、前記ソース・ドレイン
領域上にコンタクトするコンタクトホールを形成し、ソ
ース・ドレイン領域上にバリアメタル膜(例えば、チタ
ン膜とチタンナイトライド(TiN)膜等の積層膜)を
介して金属(例えば、Al,Al合金等)配線を形成す
る。
【0019】以上説明したように、本発明の半導体装置
では、低濃度のN−型ソース・ドレイン領域5上にも電
子密度の高いチタンシリサイド膜が形成されているた
め、従来と同様にゲート電極3の側壁部に形成された酸
化膜4Aにホットキャリア(電子)がトラップされたと
しても、このホットキャリアによる特性劣化の発生を抑
制でき、ホットキャリア寿命が延びる。尚、このように
本発明の半導体装置は、従来のサリサイド構造の半導体
装置に比してソース・ドレイン抵抗がさらに下がるの
で、高周波用アナログMOSトランジスタに適用する良
い。
【0020】また、本発明の半導体装置の製造方法で
は、LDD形成用のサイドウォールスペーサ膜6を除去
する工程が1工程増えることになるが、低濃度のN−型
ソース・ドレイン領域5上にも電子密度の高いチタンシ
リサイド膜を形成することができ、ホットキャリア寿命
が延びる。
【0021】また、前記金属膜としてのチタン膜の代わ
りにチタン膜及びチタンナイトライド(TiN)膜から
成る積層膜を用いても良く、この場合のチタンナイトラ
イド膜はチタン膜の酸化防止材としても働く。
【0022】尚、本発明の適用においては、例えばN型
の領域内に形成したP型(特にP−型)のソース・ドレ
イン領域にシリサイド化膜を形成するもの、また、CM
OS構造のものへの適用を妨げるものではない。
【0023】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、低濃度の
N−型ソース・ドレイン領域上にも電子密度の高いチタ
ンシリサイド膜が形成されているため、ゲート電極の側
壁部に形成された酸化膜にトラップされたホットキャリ
ア(電子)による特性劣化の発生を抑制でき、ホットキ
ャリア寿命を延ばすことができる。
【0024】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、LDD形成用のサイドウォールスペーサ膜を除去
する工程が1工程増えることになるが、低濃度のN−型
ソース・ドレイン領域上にも電子密度の高いチタンシリ
サイド膜を形成することができ、ホットキャリア寿命の
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
【図6】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す断面図である。
【図7】従来の半導体装置を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB14 BB25 CC01 CC05 DD02 FF14 FF16 GG09 5F040 DA17 DC01 EC01 EC07 EF02 FB02 FC19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板上に形成されたゲ
    ート電極と、該ゲート電極に隣接するように基板表層に
    形成された低濃度の逆導電型ソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールス
    ペーサ膜と、該サイドウォールスペーサ膜に隣接するよ
    うに基板表層に形成された高濃度の逆導電型ソース・ド
    レイン領域とを具備する半導体装置において、 前記ゲート電極上,低濃度の逆導電型ソース・ドレイン
    領域上及び高濃度の逆導電型ソース・ドレイン領域上に
    シリサイド化膜が形成されていること特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記シリサイド化膜が、チタンシリサイ
    ド膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 一導電型の半導体基板上にゲート酸化膜
    を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極を被覆するように酸化膜を形成した後に
    該ゲート電極に隣接するように基板表層に低濃度の逆導
    電型ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 前記ゲート電極の側壁部に前記酸化膜を介してサイドウ
    ォールスペーサ膜を形成した後に該サイドウォールスペ
    ーサ膜に隣接するように基板表層に高濃度の逆導電型ソ
    ース・ドレイン領域を形成する工程と、 前記サイドウォールスペーサ膜を除去した後に前記酸化
    膜を異方性エッチングして前記ゲート電極上,低濃度の
    逆導電型ソース・ドレイン領域上及び高濃度の逆導電型
    ソース・ドレイン領域上の酸化膜を除去する工程と、 全面に被シリサイド化膜を形成した後に該被シリサイド
    化膜を熱処理して前記ゲート電極上,低濃度の逆導電型
    ソース・ドレイン領域上及び高濃度の逆導電型ソース・
    ドレイン領域上にシリサイド化膜を形成する工程とを具
    備したこと特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記被シリサイド化膜がチタン膜で、前
    記シリサイド化膜がチタンシリサイド膜であることを特
    徴とする請求項3に記載の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476887B1 (ko) * 2002-03-28 2005-03-17 삼성전자주식회사 소오스 및 드레인 영역의 실리사이드층이 확장된 모스트랜지스터 및 그 제조방법
WO2008081753A1 (ja) * 2007-01-05 2008-07-10 Nec Corporation Mis型電界効果トランジスタおよびその製造方法
US7514744B2 (en) 2005-01-05 2009-04-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device including carrier accumulation layers

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