JP2000090879A - メタルハライドランプ - Google Patents

メタルハライドランプ

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JP2000090879A
JP2000090879A JP10260630A JP26063098A JP2000090879A JP 2000090879 A JP2000090879 A JP 2000090879A JP 10260630 A JP10260630 A JP 10260630A JP 26063098 A JP26063098 A JP 26063098A JP 2000090879 A JP2000090879 A JP 2000090879A
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JP
Japan
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tube
arc tube
metal halide
halide lamp
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JP10260630A
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Akihiro Kanda
明浩 神田
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OSURAMU MELCO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高ワット(250W以上)で下面開放型の照
明器具にて使用可能な高演色(Ra80以上)のメタル
ハライドランプを提供する。 【解決手段】 ジスプロシウムとタリウムのハロゲン化
物とアルゴンを発光管に封入し、始動パルス電圧の高さ
が3〜5kVを必要とし、フッ素樹脂膜を塗布した楕円
型外管バルブを有するメタルハライドランプにおいて、
発光管の周囲に中空筒(保温管、外管バルブへの遮熱
管、発光管破裂の際の防爆管)を有し、外管封入窒素圧
を常温(非点灯時)で100〜300Torrとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高演色形のメタ
ルハライドランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のメタルハライドランプを
示す図である。10は、外管バルブであり、外管バルブ
は空気を遮断し、酸化を防ぐとともに保温して発光管の
温度を高める。11は、発光管であり、石英製で放電を
して光を出す。12は、ゲッターであり、点灯中、不純
ガス(水素)を取り除く役目をする。13は、枠線であ
り、発光管を保持すると同時に発光管に電気を供給す
る。14は、グローランプであり、蛍光ランプのグロー
ランプと同じ原理でパルスを発生する。15は、口金で
ある。16は、フッ素樹脂膜である。
【0003】メタルハライドランプにおいて演色性の向
上のため発光管内に封入した希土類金属ハロゲン化物の
蒸気圧を高くするため、発光管の温度を高温に保たなけ
ればならず、外管バルブ内を真空にして発光管からの熱
伝導による放熱を防いでいる。
【0004】しかし、この場合、発光管の破損により発
光管内に封入した始動ガス(主にアルゴン)が外管バル
ブ内にリークする恐れがある。外管バルブ内の発光管の
マウント部材の異極間で安定器の始動パルス電圧の印加
によりグロー放電が発生する恐れがある。特に250W
以上のランプの場合、安定器により流される電流が25
0W以下のランプに比べ多いため、放電や放電の際の熱
による外管バルブ内のマウント部材の溶断や外管バルブ
の破損を引き起こす可能性がある。特に天井に取り付け
られた下面開放型の照明器具にて使用した場合、破損部
品が飛散し落下する恐れがある。
【0005】外管バルブ内での放電を防止するため外管
バルブ内に約760Torrの窒素を封入する場合があ
る。窒素の封入圧力が高いほど放電を抑制する効果があ
るが、窒素を介して熱が外管バルブに伝わってしまい、
発光管の保温が十分にできなくなり演色性が低下する欠
点がある。
【0006】また、窒素の封入圧力が高いほど発光管の
熱を外管バルブに伝達しやすくなり、外管バルブの表面
温度が上昇するので、飛散防止用のフッ素樹脂膜を塗布
した外管バルブの場合、フッ素樹脂膜の使用限度温度で
ある260℃を越えてしまう恐れがある。また、点灯方
向を口金鉛直方向のみに限定しなければならない欠点が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、外管バルブ
を使用し演色性を向上させるメタルハライドランプの場
合、演色性の向上と外管バルブ内に封入した窒素圧と外
管バルブ表面温度を最適化しなければすべての欠点をな
くすことができない。
【0008】この発明は、メタルハライドランプの演色
性の向上を目的とする。また、この発明は、メタルハラ
イドランプの破損防止を目的とする。特に、発明は高ワ
ット(250W以上)で下面開放型の照明器具にて使用
可能なメタルハライドランプ特有の高効率を維持しつ
つ、高演色(Ra80以上)であるメタルハライドラン
プを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のメタルハライ
ドランプは、希土類金属形ハロゲン化物とアルゴンを封
入した発光管と、発光管を内包するとともに、窒素を封
入し、外表面にフッ素樹脂膜を塗布した外管バルブと、
発光管と外管バルブの間に設けられた中空筒とを備え、
窒素の封入圧を常温で100Torr〜300Torr
とすることを特徴とする。
【0010】この発明のメタルハライドランプは、ラン
プ電力が20W以上であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
一実施の形態による、メタルハライドランプを示す図で
ある。図1は希土類金属として、ジスプロシウムとタリ
ウムのハロゲン化物とアルゴンを発光管11に封入し、
始動パルス電圧が3〜5kVを必要とし、フッ素樹脂膜
16を塗布した楕円型外管バルブ10を有するメタルハ
ライドランプを示している。20は、円筒形の中空筒で
ある。中空筒20は透明又は透光性のあるアルミナ管又
は石英ガラス管であり、枠線13により固定されてい
る。発光管11の周囲の中空筒は、発光管の保温管、外
管バルブへの遮熱管、発光管破裂の際の防爆管として機
能する。図2を用いて外管封入窒素圧について説明す
る。外管封入窒素圧を常温(非点灯時)で100〜30
0Torrとする。外管封入窒素圧の下限値100To
rrは、発光管からアルゴンがリークした際、最大5k
Vのパルス電圧で外管内の異電位部材間の最小間隔を5
mmとしたとき、流出したアルゴンによる寿命9000
時間中の外管割れの発生率が0となることによる(図2
の△印)。外管封入窒素圧の上限値300Torrは、
外管バルブの最大表面温度が裸鉛直方向点灯で220℃
以下に保つことができ平均演色評価数Ra80以上が得
られることによる(図2の□印)。中空筒の内径を発光
管外径の1.5〜2倍、中空筒の厚さを1〜3mm、中
空筒の長さを発光管と同じ長さとする。中空筒の保温作
用により窒素を封入した際の発光管からの熱損失を減少
させ、さらに中空筒の遮熱作用により外管バルブに対す
る発光管からの熱伝導を減少させることができる。中空
筒の内径の下限値1.5倍は発光管の負荷を上げた場
合、寿命中における電極の消耗等による発光管の機能の
低下を抑制できることによる。図2の×印により、中空
筒の内径の下限値1.5倍と演色性の特性を示す。中空
筒の内径の上限値2倍は発光管の負荷を下げた場合、演
色性(Ra80以上)を維持できることによる。図2の
○印により、中空筒の内径の上限値2倍と演色性の特性
を示す。中空筒の厚さ1〜3mmは発光管が破裂した
際、十分な防爆性をもつ厚さ1mm以上で厚さによる演
色性に対する影響が少ない範囲のものとする。即ち、3
mm以上では、エネルギーが中空筒により奪われ、図2
の演色性が得られない。なお、中空筒20を円筒形とし
たが、角筒形でも良い。また、中空筒20の端部が解放
されておらず密封されていても良い。
【0012】メタルハライドランプに中空筒を設けるこ
とは、特開平7−296771,特開平7−5769
9,特開平6−20646,特開平6−295708に
示されている。しかし、上記公報には、封入窒素圧につ
いて言及したものはない。本発明は、中空筒を用いる場
合の演色性の向上と外管バルブに内に封入した窒素圧と
外管バルブ表面温度との最適化を図るものであり、従来
技術から容易に考えられるものではない。
【0013】なお、封入金属ハロゲン化物は、希土類を
含むものに限定される。なぜならば、他の金属ハロゲン
では、高効率と高演色性の両方を実現できなかったから
である。例えば、Sc−Na系では演色性が十分でな
く、また、Sn系では効率が十分ではなかった。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、メタ
ルハライドランプの演色性の向上が図れる。また、メタ
ルハライドランプの破損防止が図れる。また、高ワット
(250W以上)で下面開放型の照明器具にて使用可能
な高効率高演色(Ra80以上)のメタルハライドラン
プが得られる。また、口金鉛直方向だけでなく任意の方
向で点灯が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるメタルハライ
ドランプを示す図である。
【図2】 この発明の外管封入窒素圧に対する特性を示
す図である。
【図3】 従来のメタルハライドランプを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 外管バルブ、11 発光管、12 ゲッター、1
3 枠線、14 グローランプ、15 口金、16 フ
ッ素樹脂膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類金属系ハロゲン化物とアルゴンを
    封入した発光管と、 発光管を内包するとともに、窒素を封入し、外表面にフ
    ッ素樹脂膜を塗布した外管バルブと、 発光管と外管バルブの間に設けられ、発光管の外径の
    1.5倍〜2倍の内径を有し厚さ1〜3mmの中空筒と
    を備え、 窒素の封入圧を常温で100Torr〜300Torr
    とすることを特徴とするメタルハライドランプ。
  2. 【請求項2】 ランプ電力が20W以上であることを特
    徴とする請求項1記載のメタルハライドランプ。
JP10260630A 1998-09-14 1998-09-14 メタルハライドランプ Pending JP2000090879A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003100256A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Toshiba Lighting & Technology Corp 高圧金属蒸気放電ランプおよび照明器具
JP2005183247A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd メタルハライドランプ、および照明装置
JP2006080078A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh 高圧放電ランプ
JP2013004286A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Iwasaki Electric Co Ltd セラミックメタルハライドランプ照明装置

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