JPH07153425A - 放電ランプおよびその製造方法 - Google Patents
放電ランプおよびその製造方法Info
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- JPH07153425A JPH07153425A JP6235802A JP23580294A JPH07153425A JP H07153425 A JPH07153425 A JP H07153425A JP 6235802 A JP6235802 A JP 6235802A JP 23580294 A JP23580294 A JP 23580294A JP H07153425 A JPH07153425 A JP H07153425A
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- discharge lamp
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- lamp envelope
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- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
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- H01J61/523—Heating or cooling particular parts of the lamp
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- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/20—Manufacture of screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored; Applying coatings to the vessel
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- H01J61/30—Vessels; Containers
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- H01J61/327—"Compact"-lamps, i.e. lamps having a folded discharge path
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- H01J61/02—Details
- H01J61/30—Vessels; Containers
- H01J61/35—Vessels; Containers provided with coatings on the walls thereof; Selection of materials for the coatings
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温状態の発生時に放電ランプを停止させ、
停止時にランプエンベロープおよびベース部材内にエン
ベロープ充填材を実質的に維持するように作用する少な
くとも１つの封止端部を持つ放電ランプを提供する。 【構成】 放電ランプはベース部材２８内に配置されて
いる少なくとも１つの封止端部１６，１７をもつランプ
エンベロープ１０を有し、該封止端部はその大部分にわ
たって荒いテクスチャー２５，２６を有する。この荒い
テクスチャーの領域はグリットブラスティングにより形
成され、ランプエンベロープの残りの部分よりも構造的
に弱い。
停止時にランプエンベロープおよびベース部材内にエン
ベロープ充填材を実質的に維持するように作用する少な
くとも１つの封止端部を持つ放電ランプを提供する。 【構成】 放電ランプはベース部材２８内に配置されて
いる少なくとも１つの封止端部１６，１７をもつランプ
エンベロープ１０を有し、該封止端部はその大部分にわ
たって荒いテクスチャー２５，２６を有する。この荒い
テクスチャーの領域はグリットブラスティングにより形
成され、ランプエンベロープの残りの部分よりも構造的
に弱い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テクスチャード（ｔｅ
ｘｔｕｒｅｄ）封止領域を備えたランプエンベロープを
有する放電ランプに関する。更に詳しくは、本発明は、
過大な温度状態の場合にランプの破損を制御するテクス
チャード封止領域を有し、ある過大な温度状態の際に放
電ランプのベース部材内にエンベロープ充填物を封じ込
めることにより環境に有益なランプエンベロープに関す
る。
ｘｔｕｒｅｄ）封止領域を備えたランプエンベロープを
有する放電ランプに関する。更に詳しくは、本発明は、
過大な温度状態の場合にランプの破損を制御するテクス
チャード封止領域を有し、ある過大な温度状態の際に放
電ランプのベース部材内にエンベロープ充填物を封じ込
めることにより環境に有益なランプエンベロープに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】コンパクトな蛍光灯の設計の目的は、白
熱電球に匹敵し得るレベルの光出力を生じながら白熱電
球に比べて大幅なエネルギ節約を達成することである。
また、このようなコンパクトな蛍光灯が通常の白熱電球
によりもかなり長い寿命を有することも重要な利点であ
る。
熱電球に匹敵し得るレベルの光出力を生じながら白熱電
球に比べて大幅なエネルギ節約を達成することである。
また、このようなコンパクトな蛍光灯が通常の白熱電球
によりもかなり長い寿命を有することも重要な利点であ
る。
【０００３】このような蛍光灯、すなわち低圧放電ラン
プのほとんどは、安全回路を設けて、放電ランプを点灯
するために使用される電流信号を調整することが必要で
ある。典型的な安定回路を利用したコンパクトな蛍光灯
の例が、米国特許第４，４８１，４４２号明細書に記載
されている。この特許に記載されているコンパクトな蛍
光灯は水銀ガスを封入した折り曲げられたランプエンベ
ロープ（放電管）で構成されている。更に、この特許に
記載されている安定回路は電磁型の安定器、すなわち電
流信号を調整するために磁心変圧器の使用を必要とする
安定器を用いている。このような安定器は６０Ｈｚの電
力線電流周波数で動作し、その結果ランプがちらつくこ
とがあるので、ランプのちらつきまたは光の変動の発生
を取り除く電子式の高周波安定器が好ましいものと判っ
ている。ガス放電ランプ用の高周波電子式安定器の一例
が特願平４−２５１７６２号明細書に記載されている。
プのほとんどは、安全回路を設けて、放電ランプを点灯
するために使用される電流信号を調整することが必要で
ある。典型的な安定回路を利用したコンパクトな蛍光灯
の例が、米国特許第４，４８１，４４２号明細書に記載
されている。この特許に記載されているコンパクトな蛍
光灯は水銀ガスを封入した折り曲げられたランプエンベ
ロープ（放電管）で構成されている。更に、この特許に
記載されている安定回路は電磁型の安定器、すなわち電
流信号を調整するために磁心変圧器の使用を必要とする
安定器を用いている。このような安定器は６０Ｈｚの電
力線電流周波数で動作し、その結果ランプがちらつくこ
とがあるので、ランプのちらつきまたは光の変動の発生
を取り除く電子式の高周波安定器が好ましいものと判っ
ている。ガス放電ランプ用の高周波電子式安定器の一例
が特願平４−２５１７６２号明細書に記載されている。
【０００４】安定器は、典型的にはベース部材内に収容
され、またこのようなベース部材は管状ランプエンベロ
ープの外側端部のピンチ封止部を取り囲んでいる上側キ
ャップ部を有している。この構成は低周波回路で使用す
る場合に簡単で信頼性があることがわかっているが、高
周波電子式安定回路を利用する場合には別のハウジング
／ランプエンベロープ構造を利用する必要がある。例え
ば、高周波電子式安定器では、動的損失が潜在的に発生
する。この「動的損失」という用語は、ランプの励起に
よって光に変換されない回路のエネルギの量と考えら
れ、放熱の形で失われるものである。従って、熱暴走状
態、すなわち放電エンベロープが意図したよりも高い温
度で動作する状態を防止するために、ランプまたはラン
プベースの損傷を回避するように動作温度状態を管理で
きれば有益である。過熱状態を回避する１つの方法は、
入力エネルギから光出力への変換を最大にするように安
定回路の効率を増大することである。このように高効率
の安定回路は典型的なコンパクトな蛍光灯のランプおよ
びベース構造で動作するように設計することであるが、
しかしながらこのようなランプはコストの増大および複
雑さのために商業的に好ましくないものとなっている。
代わりとして、熱をより容易に放散する場所に伝達する
ヒートシンク構造を開発することができる。しかしなが
ら、この代わりの構造では、ハウジングのベース部分が
多くの熱を放散することができないモールド成形された
プラスチック材料で構成されていることを理解しなけれ
ばならないし、更に照明器具内においてベース部を上向
き及び下向きの両方の向きに出来るようにしなければな
らず、ハウジングのベース部分内の放熱装置を複雑にす
る。
され、またこのようなベース部材は管状ランプエンベロ
ープの外側端部のピンチ封止部を取り囲んでいる上側キ
ャップ部を有している。この構成は低周波回路で使用す
る場合に簡単で信頼性があることがわかっているが、高
周波電子式安定回路を利用する場合には別のハウジング
／ランプエンベロープ構造を利用する必要がある。例え
ば、高周波電子式安定器では、動的損失が潜在的に発生
する。この「動的損失」という用語は、ランプの励起に
よって光に変換されない回路のエネルギの量と考えら
れ、放熱の形で失われるものである。従って、熱暴走状
態、すなわち放電エンベロープが意図したよりも高い温
度で動作する状態を防止するために、ランプまたはラン
プベースの損傷を回避するように動作温度状態を管理で
きれば有益である。過熱状態を回避する１つの方法は、
入力エネルギから光出力への変換を最大にするように安
定回路の効率を増大することである。このように高効率
の安定回路は典型的なコンパクトな蛍光灯のランプおよ
びベース構造で動作するように設計することであるが、
しかしながらこのようなランプはコストの増大および複
雑さのために商業的に好ましくないものとなっている。
代わりとして、熱をより容易に放散する場所に伝達する
ヒートシンク構造を開発することができる。しかしなが
ら、この代わりの構造では、ハウジングのベース部分が
多くの熱を放散することができないモールド成形された
プラスチック材料で構成されていることを理解しなけれ
ばならないし、更に照明器具内においてベース部を上向
き及び下向きの両方の向きに出来るようにしなければな
らず、ハウジングのベース部分内の放熱装置を複雑にす
る。
【０００５】ランプの安定器およびベースハウジング構
造における過熱状態の発生は、非常に極端な状況（すな
わち、過度に高いライン電圧）および／または誤使用と
よく言われる状態（すなわち、換気が不適正な器具）に
おいてのみ生じるということが観察されている。従っ
て、過熱状態の発生する可能性が小さい場合、（製品全
体のコストの増大を招くが）部品を追加する代わりの方
法により、破損を制御できれば有利である。従って、所
定のレベルを越える熱的状態が発生した場合にランプの
破損を制御する機構を設けることが望ましい。
造における過熱状態の発生は、非常に極端な状況（すな
わち、過度に高いライン電圧）および／または誤使用と
よく言われる状態（すなわち、換気が不適正な器具）に
おいてのみ生じるということが観察されている。従っ
て、過熱状態の発生する可能性が小さい場合、（製品全
体のコストの増大を招くが）部品を追加する代わりの方
法により、破損を制御できれば有利である。従って、所
定のレベルを越える熱的状態が発生した場合にランプの
破損を制御する機構を設けることが望ましい。
【０００６】更に、ありそうもない過熱状態が発生した
時に、ベース部材および／またはランプエンベロープが
潜在的に損傷されることがありうる。しかしながら、破
損が制御されれば、ベースハウジング部材は損傷されず
に残り、制御された領域において重大なランプエンベロ
ープの破損が発生したときに、充填物はベース部材内に
ほぼ閉じ込めることができよう。従って、所定のレベル
を越える熱的状態が発生した時に、ベース部材内にエン
ベロープの充填物を保つことが望ましい。
時に、ベース部材および／またはランプエンベロープが
潜在的に損傷されることがありうる。しかしながら、破
損が制御されれば、ベースハウジング部材は損傷されず
に残り、制御された領域において重大なランプエンベロ
ープの破損が発生したときに、充填物はベース部材内に
ほぼ閉じ込めることができよう。従って、所定のレベル
を越える熱的状態が発生した時に、ベース部材内にエン
ベロープの充填物を保つことが望ましい。
【０００７】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、過度の高温度
状態に先立ってランプを効率的に停止するように調製さ
れたガラスエンベロープ端部を使用したピンチ封止領域
を設けることである。本発明の他の目的は、停止時にベ
ース部材内にエンベロープ充填材を保つように設計され
た環境的に有益な放電ランプを提供することにある。
状態に先立ってランプを効率的に停止するように調製さ
れたガラスエンベロープ端部を使用したピンチ封止領域
を設けることである。本発明の他の目的は、停止時にベ
ース部材内にエンベロープ充填材を保つように設計され
た環境的に有益な放電ランプを提供することにある。
【０００８】
【発明の概要】本発明は、少なくとも１つの封止端部に
改良されたテクスチャードピンチ封止領域を持つ多軸ラ
ンプエンベロープを有するコンパクトな蛍光灯を構成す
る放電ランプを提供する。この改良されたピンチ封止領
域は、テクスチャードガラスが封止領域の熱放射率を増
大してランプエンベロープをより冷たい状態に保つの
で、コンパクトな蛍光灯の作動手段として高周波電子式
安定器を使用できるようにし、従ってランプのちらつき
または光の変動を防止できるようにする。また、本発明
の改良されたピンチ封止領域は、ランプの温度が所定の
レベルを越えた場合にはランプを停止することができ
る。更に、改良されたピンチ封止領域はランプの停止を
達成すると共に、停止中に重大なランプの破壊が発生し
たときにはエンベロープ充填材をベース部材内に保持し
て、環境的に健全な放電ランプを提供する。
改良されたテクスチャードピンチ封止領域を持つ多軸ラ
ンプエンベロープを有するコンパクトな蛍光灯を構成す
る放電ランプを提供する。この改良されたピンチ封止領
域は、テクスチャードガラスが封止領域の熱放射率を増
大してランプエンベロープをより冷たい状態に保つの
で、コンパクトな蛍光灯の作動手段として高周波電子式
安定器を使用できるようにし、従ってランプのちらつき
または光の変動を防止できるようにする。また、本発明
の改良されたピンチ封止領域は、ランプの温度が所定の
レベルを越えた場合にはランプを停止することができ
る。更に、改良されたピンチ封止領域はランプの停止を
達成すると共に、停止中に重大なランプの破壊が発生し
たときにはエンベロープ充填材をベース部材内に保持し
て、環境的に健全な放電ランプを提供する。
【０００９】本発明の原理によれば、ランプエンベロー
プの少なくとも１つの封止端部がベース部材内に配置さ
れた放電ランプを提供する。放電ランプは、ランプエン
ベロープ内に配置され、十分な通電時に光出力を発生す
ることができる励起手段を有する。ランプを励起するた
めに必要な点灯手段はベース部材内に配置される。ラン
プエンベロープの封止端部は、その大部分にわたって荒
いテクスチャー（ｔｅｘｔｕｒｅ）を有する。封止領域
の荒いテクスチャーはランプエンベロープの残りの部分
よりも構造的に弱いものである。荒いテクスチャーの封
止領域は、所定のレベルより高い温度状態が発生した
時、放電ランプを停止させるように作用する。荒いテク
スチャーの封止領域は、放電チャンバに連結される点で
あり、ベース部材のスペース内に配置されることによ
り、停止時にベース部材内にエンベロープ充填物を保持
するのに有効である。
プの少なくとも１つの封止端部がベース部材内に配置さ
れた放電ランプを提供する。放電ランプは、ランプエン
ベロープ内に配置され、十分な通電時に光出力を発生す
ることができる励起手段を有する。ランプを励起するた
めに必要な点灯手段はベース部材内に配置される。ラン
プエンベロープの封止端部は、その大部分にわたって荒
いテクスチャー（ｔｅｘｔｕｒｅ）を有する。封止領域
の荒いテクスチャーはランプエンベロープの残りの部分
よりも構造的に弱いものである。荒いテクスチャーの封
止領域は、所定のレベルより高い温度状態が発生した
時、放電ランプを停止させるように作用する。荒いテク
スチャーの封止領域は、放電チャンバに連結される点で
あり、ベース部材のスペース内に配置されることによ
り、停止時にベース部材内にエンベロープ充填物を保持
するのに有効である。
【００１０】以下に添付図面を参照して詳しく説明す
る。
る。
【００１１】
【実施例の記載】図１および２に示すように、ランプエ
ンベロープ１０は、Ｕ字形曲管部１２および２つの直管
部１３，１４を有し、直管部１３，１４は互いに平行に
配置され、Ｕ字形曲管部１２から封止端部１６，１７ま
で延在している。勿論、本発明の封止構造は任意の数の
軸（直管）を持つ構成に対して同様に有効であることを
理解されたい。ランプエンベロープ１０の内面には通常
の方法で蛍光体被膜が施されている。通常の電極および
リードワイヤ組立体１９，２０がピンチ封止領域２１，
２２によってランプエンベロープ１０の２つの端部１
６，１７に封止されている。封止端部の一方には先端を
切り取られた排気管２４が設けられている。充填物とし
て、ランプエンベロープ１０内には水銀ならびに起動ガ
スとしてのアルゴンが封入されている。ランプエンベロ
ープ１０のピンチ封止領域２１，２２は非シリカのグリ
ット（ｇｒｉｔ）を使用してグリットブラスティングが
施されて、ピンチ封止領域２１，２２の大部分にわたっ
て粗面化部または荒いテクスチャー２５，２６を形成し
ている。この封止領域の荒いテクスチャーは、ランプエ
ンベロープ１０のこの部分をランプエンベロープ１０の
残りの部分よりも構造的に弱くするのに有効である。
ンベロープ１０は、Ｕ字形曲管部１２および２つの直管
部１３，１４を有し、直管部１３，１４は互いに平行に
配置され、Ｕ字形曲管部１２から封止端部１６，１７ま
で延在している。勿論、本発明の封止構造は任意の数の
軸（直管）を持つ構成に対して同様に有効であることを
理解されたい。ランプエンベロープ１０の内面には通常
の方法で蛍光体被膜が施されている。通常の電極および
リードワイヤ組立体１９，２０がピンチ封止領域２１，
２２によってランプエンベロープ１０の２つの端部１
６，１７に封止されている。封止端部の一方には先端を
切り取られた排気管２４が設けられている。充填物とし
て、ランプエンベロープ１０内には水銀ならびに起動ガ
スとしてのアルゴンが封入されている。ランプエンベロ
ープ１０のピンチ封止領域２１，２２は非シリカのグリ
ット（ｇｒｉｔ）を使用してグリットブラスティングが
施されて、ピンチ封止領域２１，２２の大部分にわたっ
て粗面化部または荒いテクスチャー２５，２６を形成し
ている。この封止領域の荒いテクスチャーは、ランプエ
ンベロープ１０のこの部分をランプエンベロープ１０の
残りの部分よりも構造的に弱くするのに有効である。
【００１２】図２に示すように、ランプエンベロープ１
０の封止端部１６，１７は合成ベース部材２８内に収容
される。ベース部材２８の上面３０は開口部３２を介し
てエンベロープ管部１３，１４を受け入れ、ランプエン
ベロープ１０はセメントの接着剤によってベース部材に
固定されている。封止端部１６，１７の電極構造１９，
２０はベース部材２８に収容された点灯手段３４に連結
されている。点灯手段３４は典型的には上述した特願平
４−２５１７６２号明細書に記載されているような高周
波電子式安定器であり、プリント回路基板３４ｂ上に配
置された回路部品３４ａを有するものとして概略的に示
されている。図２の好適実施例において、合成ベース部
材２８は、ベース部材２８を受け入れるように一端４０
に開口部を有し、放電ランプを標準のランプソケットに
使用可能とするように他端に通常のねじ込み口金４２を
有するソケットアダプタ部材３８内に収容される。勿
論、本分野において通常のものであるような電磁式安定
器または同様な安定装置も点灯手段として使用すること
ができる。このような代わりの装置の１つが図３に示さ
れており、これは、通常の取付具５０の中にソケットア
ダプタ５２を有する点灯手段を収容し、該ソケットアダ
プタ５２がランプエンベロープ１０に通電するためのピ
ン１９ａ，２０ａを介してリードワイヤ組立体１９，２
０およびベース部材２８ａを受け入れるようにしたもの
である。内部にソケットアダプタが設けられた取付具用
に構成された蛍光灯は本技術分野で通常のものである。
０の封止端部１６，１７は合成ベース部材２８内に収容
される。ベース部材２８の上面３０は開口部３２を介し
てエンベロープ管部１３，１４を受け入れ、ランプエン
ベロープ１０はセメントの接着剤によってベース部材に
固定されている。封止端部１６，１７の電極構造１９，
２０はベース部材２８に収容された点灯手段３４に連結
されている。点灯手段３４は典型的には上述した特願平
４−２５１７６２号明細書に記載されているような高周
波電子式安定器であり、プリント回路基板３４ｂ上に配
置された回路部品３４ａを有するものとして概略的に示
されている。図２の好適実施例において、合成ベース部
材２８は、ベース部材２８を受け入れるように一端４０
に開口部を有し、放電ランプを標準のランプソケットに
使用可能とするように他端に通常のねじ込み口金４２を
有するソケットアダプタ部材３８内に収容される。勿
論、本分野において通常のものであるような電磁式安定
器または同様な安定装置も点灯手段として使用すること
ができる。このような代わりの装置の１つが図３に示さ
れており、これは、通常の取付具５０の中にソケットア
ダプタ５２を有する点灯手段を収容し、該ソケットアダ
プタ５２がランプエンベロープ１０に通電するためのピ
ン１９ａ，２０ａを介してリードワイヤ組立体１９，２
０およびベース部材２８ａを受け入れるようにしたもの
である。内部にソケットアダプタが設けられた取付具用
に構成された蛍光灯は本技術分野で通常のものである。
【００１３】放電ランプ３６の典型的な商用用途では、
安定器は交流エネルギ源を利用して電極１９，２０を励
起し、この結果エンベロープ充填物の放電により紫外線
が放出され、この紫外線は蛍光体被膜１８によって可視
光に変換される。従来の放電ランプは６０Ｈｚの低い電
力線周波数を利用して、光出力を達成するのに有効であ
った。高周波安定器を利用した好適実施例は、低い電流
周波数での動作で経験するランプのちらつきおよびラン
プの変動を除去するのに必要な４０−２００ｋＨｚの共
振周波数で動作する。
安定器は交流エネルギ源を利用して電極１９，２０を励
起し、この結果エンベロープ充填物の放電により紫外線
が放出され、この紫外線は蛍光体被膜１８によって可視
光に変換される。従来の放電ランプは６０Ｈｚの低い電
力線周波数を利用して、光出力を達成するのに有効であ
った。高周波安定器を利用した好適実施例は、低い電流
周波数での動作で経験するランプのちらつきおよびラン
プの変動を除去するのに必要な４０−２００ｋＨｚの共
振周波数で動作する。
【００１４】ここで図２を参照すると、ランプエンベロ
ープ１０の残りの部分に比較して構造的にきずをつけら
れているピンチ封止領域２１，２２を有する放電ランプ
３６が提案されていることがわかる。ランプが動作して
いる場合には見られないランプエンベロープの一部にこ
のような「きずをつけた部分」を選択的に設けることに
より、過熱状態が回避されるのみならず、本発明はまた
光出力の低減を防止するとともに、この領域に制御され
た破損が生じたときに、ベース部材２８内に破片材料を
実質的に保持または閉じ込めるという利点を有する。潜
在的な過熱状態から生じる潜在的な損傷を制御するため
に、提案された放電ランプのピンチ封止領域の荒いテク
スチャー２５，２６は、破損がピンチ封止領域の外側か
ら開始して内部へ進み、結果としてベース部材２８を損
傷せずに放電ランプを自動的に停止させるようにランプ
エンベロープ１０の破損を制御する。更に、この制御さ
れた自動停止機能はベース部材を損傷しないので、エン
ベロープ充填材が停止後にベース部材２８および／また
はランプエンベロープ１０内に保たれ、これにより環境
上の利益を提供することを理解されたい。
ープ１０の残りの部分に比較して構造的にきずをつけら
れているピンチ封止領域２１，２２を有する放電ランプ
３６が提案されていることがわかる。ランプが動作して
いる場合には見られないランプエンベロープの一部にこ
のような「きずをつけた部分」を選択的に設けることに
より、過熱状態が回避されるのみならず、本発明はまた
光出力の低減を防止するとともに、この領域に制御され
た破損が生じたときに、ベース部材２８内に破片材料を
実質的に保持または閉じ込めるという利点を有する。潜
在的な過熱状態から生じる潜在的な損傷を制御するため
に、提案された放電ランプのピンチ封止領域の荒いテク
スチャー２５，２６は、破損がピンチ封止領域の外側か
ら開始して内部へ進み、結果としてベース部材２８を損
傷せずに放電ランプを自動的に停止させるようにランプ
エンベロープ１０の破損を制御する。更に、この制御さ
れた自動停止機能はベース部材を損傷しないので、エン
ベロープ充填材が停止後にベース部材２８および／また
はランプエンベロープ１０内に保たれ、これにより環境
上の利益を提供することを理解されたい。
【００１５】本発明の上述した実施例は好適実施例であ
るが、特許請求の範囲に記載されている本発明の範囲か
ら逸脱することなく、様々な変更が可能であることを理
解されたい。
るが、特許請求の範囲に記載されている本発明の範囲か
ら逸脱することなく、様々な変更が可能であることを理
解されたい。
【図１】ベース端部を取り除いた状態でランプエンベロ
ープを示す側面図である。
ープを示す側面図である。
【図２】ベース端部を取り付けた状態で放電ランプを示
す側面図である。
す側面図である。
【図３】別のベース端部を有する放電ランプの側面図で
ある。
ある。
１０ ランプエンベロープ １２ Ｕ字形曲管部 １３，１４ 直管部 １６，１７ 封止端部 １８ 蛍光体被膜 １９，２０ リードワイヤ組立体 ２１，２２ ピンチ封止領域 ２５，２６ 荒いテクスチャー ２８ ベース部材 ３４ 点灯手段 ３６ 放電ランプ ３８ ソケットアダプタ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーウィン・ゲイル・ステンブレンナー アメリカ合衆国、オハイオ州、パルマ・ハ イツ、ブロッサム・アヴェニュー、10881 番 (72)発明者 アレクサンダー・ルイス・ガバ アメリカ合衆国、オハイオ州、サウス・ユ ークリッド、アルゴンヌ・ロード、1316番
Claims (11)
- 【請求項１】 少なくとも１つの封止端部を有するラン
プエンベロープと、 前記少なくとも１つの封止端部が配置されるベース部材
と、 前記ランプエンベロープ内に配置され、通電されたとき
に光出力を発生するように動作する励起手段とを有し、 前記ランプエンベロープの封止端部はその大部分にわた
って荒いテクスチャーを有し、前記封止端部は前記ラン
プエンベロープの残りの部分に比較して前記荒いテクス
チャーによって選択的に構造的にきずが形成されてお
り、この結果、所定の値を越える温度状態の発生時に前
記封止端部が制御された状態で破損することを特徴とす
る放電ランプ。 - 【請求項２】 前記放電ランプはコンパクトな蛍光灯で
あって、更に前記励起手段に給電する点灯手段を有し、
該点灯手段は前記ベース部材内に配置されている請求項
１記載の放電ランプ。 - 【請求項３】 前記ランプエンベロープおよび前記ベー
ス部材は、関連するソケットアダプタを有する取付具に
挿入し得るように構成されている請求項１記載の放電ラ
ンプ。 - 【請求項４】 前記ランプエンベロープは、少なくとも
１つの曲折部が形成されている多軸蛍光灯である請求項
１記載の放電ランプ。 - 【請求項５】 前記励起手段は水銀およびガス充填物で
ある請求項１記載の放電ランプ。 - 【請求項６】 前記点灯手段は高周波電子式安定器であ
る請求項１記載の放電ランプ。 - 【請求項７】 前記封止端部の荒いテクスチャーは複数
の細かいきずである請求項１記載の放電ランプ。 - 【請求項８】 前記制御された状態での破損が、前記封
止端部における前記ランプエンベロープの破断である請
求項１記載の放電ランプ。 - 【請求項９】 ベースハウジング部材に連結されたラン
プエンベロープを有する放電ランプを製造する方法であ
って、 管端部を通してランプエンベロープ内にガスを吹き込ん
で吹込成形を行い、 前記ランプエンベロープの内部に蛍光体被膜を塗布し、 ベースハウジング部材内に点灯手段を挿入し、 前記ランプエンベロープの端部を軟化温度まで加熱し
て、前記ベースハウジング部材の中へ延在する電極部材
の回りの前記端部をピンチ封止し、 前記ランプエンベロープを真空にし、洗浄し、充填し、 荒いテクスチャーが得られるまで、前記端部のピンチ封
止部にグリットブラスティングを施すステップを有する
放電ランプの製造方法。 - 【請求項１０】 前記点灯手段は高周波電子式安定器で
ある請求項９記載の方法。 - 【請求項１１】 前記グリットブラスティングは非シリ
カのグリットを使用して複数の細かいきずを付けるもの
である請求項９記載の方法。
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