JP2000090574A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2000090574A
JP2000090574A JP10255746A JP25574698A JP2000090574A JP 2000090574 A JP2000090574 A JP 2000090574A JP 10255746 A JP10255746 A JP 10255746A JP 25574698 A JP25574698 A JP 25574698A JP 2000090574 A JP2000090574 A JP 2000090574A
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recording
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audio
audio signal
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Hiroaki Miura
啓彰 三浦
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数チャンネルでの同時録音および同時再生を
正確に行い得る記録再生装置を提供する。 【解決手段】システム制御部13の制御の下、複数の録
音再生ブロック10毎に、記録媒体に記録された音声デ
ータをデジタル信号処理部9、D/Aコンバータ5で音
声信号に変換し、アンプ7で増幅する。そして、信号レ
ベル検出回路21でチャンネル毎に音声信号の信号レベ
ルを検出し、該信号レベルがしきい値以下の場合にはミ
ュート回路22を動作させて当該チャンネルにかかる音
声信号の信号レベルを一定量減衰させるとともに、当該
チャンネルにかかる音声信号とその他のチャンネルにか
かる音声信号とを信号合成器8で合成して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置、詳
しくは、記録媒体に音声データを記録するあるいは記録
媒体に記録された音声データを再生する記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、裁判所等においては、裁判の進行
等を録音するために特殊な音声記録装置が用いられてい
る。この音声記録装置は、裁判進行等の録音という特殊
な用途に適するよう、多チャンネルで、且つ長時間にわ
たる録音が行い得るようになされている。そして、この
ような音声記録装置を使用する際は、チャンネル数に対
応して複数のマイクロホンを裁判官、検察側、弁護側、
証人席、陪審員席等に設置し、それぞれのマイクロホン
から入力される音声をチャンネル毎に録音する。
【0003】このような音声記録装置としては、従来、
磁気テープ等のテープ状記録媒体に上にチャンネル数分
の音声トラックを分けて録音する装置が知られている。
しかし、このような装置では多チャンネル化の難しさや
録音時間、及び長時間録音が可能な記録媒体の確保が困
難である等の理由から、近年、以下に示す如くデジタル
式音声記録装置が提案されるに至っている。
【0004】このデジタル式音声記録装置は、音声をデ
ジタルデータに変換して記録する装置であるが、長時間
記録を実現するためにデータ圧縮技術、特に、波形合成
符号化技術等の圧縮技術を用いている。
【0005】ところで、この波形合成符号化技術のよう
な音声圧縮は非常に高い圧縮率が得られるが、その反面
複数の人間が同時に音声を発した場合等にはその音声を
再現することが難しく、場合によっては判別することさ
え困難であることもある。このように、入力する複数チ
ャンネルの音声信号をアナログ的に合成してデジタル変
換し、圧縮することは実用上問題がある。加えて、トラ
ンスクリプションのために一人の音声だけを抽出するこ
とも困難を極めた。これらの理由から、各マイクロホン
から入力する音声データはチャンネル毎にデジタル信号
に変換され、別々に記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、裁判等
における意見陳述や証人喚問等は、多くの場合一人での
発言であり、マイクを向けられた人全てが同時に声を発
する機会はそれ程多くない。したがって、例えば、裁判
長のみが発言しているときは、裁判長に向けられたマイ
クのみに有効な音声が記録装置に入力され、その他のマ
イクからは周囲雑音が入力されているだけの状態となっ
ている。
【0007】尤も、各マイクから入力する信号をチャン
ネル毎に別ファイルに録音し、再生も別々に行うだけで
あればこのような状況においても特に問題は無いが、裁
判の様子を再現するために全チャンネルのファイルを同
時に再生した場合、例えば、5チャンネルで同時録音し
たファイルを同時再生すると、1チャンネルだけが音声
信号で、残り4チャンネルはノイズを再生している状態
となり得る。その上、4チャンネル分のノイズが合成さ
れて出力されるので、ノイズレベルが増大し、場合によ
っては聞きたい音声がノイズに埋もれてしまう可能性が
あった。
【0008】再生時のノイズを無くすという意味では、
録音時の入力信号レベルに応じて各チャンネルでミュー
トをかけることも考えられる。しかし、このミューティ
ングレベルの設定を誤ると、本来録音する必要のある会
話の録音を逃したり、あるいは小声の会話の録音ができ
ないという事態を招く虞があった。
【0009】また、再生時の音声信号レベルに応じてミ
ュートをかける操作でも、単一チャンネルのみの再生で
ミュート操作を行った場合には、突然スピーカから音が
出力されたり、あるいは急に無音になってしまうという
違和感が生じる虞もあった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、複数チャンネルでの同時録音および同時再生
を正確に行い得る記録再生装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の記録再生装置は、複数チャンネルで
音声データを入力する入力手段と、入力した音声データ
を記録するための記録媒体と、上記記録媒体にチャンネ
ル毎にデータを記録する記録手段と、上記記録媒体から
記録した音声データをチャンネル毎に読み出す読出手段
と、上記音声データをチャンネル毎に音声信号に変換す
る音声信号変換手段と、上記音声信号変換手段で変換さ
れた音声信号をチャンネル毎に増幅する増幅手段と、上
記増幅手段で増幅した音声信号の信号レベルをチャンネ
ル毎に検出する信号検出手段と、上記増幅手段で増幅し
た音声信号の信号レベルをチャンネル毎に一定量減衰す
る機能を備えるミュート手段と、上記増幅手段で増幅し
た音声信号を全チャンネル合成して出力する信号合成手
段と、上記信号検出手段でチャンネル毎に検出した音声
信号の信号レベルが所定しきい値以下の場合には、上記
ミュート手段を動作させて当該チャンネルにかかる音声
信号の信号レベルを一定量減衰させるとともに、当該チ
ャンネルにかかる音声信号とその他のチャンネルにかか
る音声信号とを合成して出力するよう上記信号合成手段
を制御する信号合成制御手段と、を具備することを特徴
とする。
【0012】上記の目的を達成するために本発明の第2
の記録再生装置は、上記第1の記録再生装置において、
上記ミュート手段の動作の可否を選択する信号レベルの
しきい値を任意に設定できることを特徴とする。
【0013】上記の目的を達成するために本発明の第3
の記録再生装置は、上記第1の記録再生装置において、
上記ミュート手段が動作するチャンネルを任意に選択で
きることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施形態であるデ
ジタル音声記録再生装置の構成を示したブロック図であ
る。
【0016】本実施形態のデジタル音声記録装置は、後
述するシステム制御部13の制御下に音声を入力し、所
定の音声データを得るとともに、該音声データに再生処
理を施す録音再生ブロック10を複数個備えている。こ
こで、この録音再生ブロック10について図2を参照し
て説明する。
【0017】図2に示すように、この録音再生ブロック
10は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を具
備し、該マイクロホン1からの音声出力は接続されたマ
イクアンプ(AMP)2によって増幅されるようになっ
ている。このマイクアンプ2の出力はローパスフィルタ
(LPF)3を介してA/Dコンバータ(A/D)4に
入力されるようになっており、マイクアンプ2で増幅さ
れたアナログの音声信号は、ローパスフィルタ3でエリ
アシングノイズの発生を防止するため不要な周波数帯域
をカットされ該A/Dコンバータ4に入力される。上記
A/Dコンバータ4においてアナログ信号である音声信
号はデジタル信号に変換された後、デジタル信号処理部
(DSP)9に入力されるようになっている。
【0018】上記デジタル信号処理部9は、システム制
御部13の制御下に、上記A/Dコンバータ4でデジタ
ル信号に変換された音声信号を、一定のフォーマットて
のデータに圧縮処理(符号化)しシステムバス18を介
してシステム制御部13に伝送する。一方、再生時に
は、上記デジタル信号処理部9は、システム制御部13
に制御されて該システム制御部13からのデータを伸長
変換(復号化)する処理を行い、復号化されたデジタル
信号をD/Aコンバータ(D/A)5に伝送する。な
お、このD/Aコンバータ5は、音声ファイルに含まれ
るブロック単位の音声データをチャンネル毎にアナログ
信号に変換する音声信号変換手段としての役目を果た
す。
【0019】上記D/Aコンバータ5でアナログ信号に
変換された音声信号は、不要な周波数帯域をカットして
量子化雑音を軽減するローパスフィルタ(LPF)6を
介して、音声信号を増幅するアンプ(AMP)7に入力
される。なお、このアンプ7は、上記音声信号変換手段
で変換された音声信号をチャンネル毎に増幅する増幅手
段としての役目を果たす。
【0020】上記アンプ7で増幅された音声信号は、一
方で信号レベル検出回路21に入力される。この信号レ
ベル検出回路21は、アンプ7の出力音声信号の信号レ
ベルを検出し、その結果をシステム制御部13に伝達す
る機能を有する。システム制御部13は、この信号レベ
ル検出回路21からの検出結果と予め設定したしきい値
とを比較する機能を備える。
【0021】なお信号レベル検出回路21は、上記増幅
手段で増幅した音声信号の信号レベルをチャンネル毎に
検出する信号検出手段としての役目を果たす。
【0022】また、上記アンプ7で増幅された音声信号
は、他方でミュート回路22に入力される。このミュー
ト回路22は、所定の減衰量で入力する音声信号を減衰
させる機能を備える。なおこの減衰量は20dB〜60
dB程度、すなわち、入力する音声信号を充分減衰させ
る量に設定される。
【0023】このミュート回路22は、システム制御部
13によりその動作の可否が制御される。すなわち、シ
ステム制御部13は上記信号レベル検出回路21からの
検出結果と予め設定したしきい値との比較結果に基づき
該ミュート回路22の動作の可否を制御する。なお、詳
しくは後述する。
【0024】なおこのミュート回路22は、上記増幅手
段で増幅した音声信号の信号レベルをチャンネル毎に一
定量減衰する機能を備えるミュート手段としての役目を
果たす。
【0025】録音再生ブロック10はこのように構成さ
れるが、各録音再生ブロック10における上記ミュート
回路22の出力は一つの信号合成器8に接続されてい
る。この信号合成器8において上記複数の音声信号に所
定の合成演算が施されるが、詳しくは後述する。また、
該信号合成器8の出力端にはスピーカ11が接続されて
おり、アンプ7で増幅されミュート回路22を経、信号
合成器8で適宜合成された音声が発音される。なお、こ
の信号合成器8は、D/A変換手段(D/Aコンバータ
5)でチャンネル毎(録音再生ブロック10毎)に変換
されたアナログ信号を、さらに上記増幅手段(アンプ
7)で増幅した音声信号を全チャンネル合成して出力す
る信号合成手段としての役目を果たす。
【0026】ここで、上記信号合成器8の構成を、図3
を参照して説明する。図3に示すように、信号合成器8
は、各録音再生ブロック10の出力端にそれぞれ接続さ
れた複数の入力回路(コンデンサと抵抗により構成され
る)と、これら入力回路の出力信号をアナログ的に合成
して増幅する増幅部(アンプと出力コンデンサにより構
成される)とで構成される。そして、上記録音再生ブロ
ック10からの音声信号は、上記入力回路を経た後、合
成され、上記増幅部でスピーカ11を動作させるよう増
幅される。
【0027】上述したように、録音再生ブロック10は
複数個設けられており、複数チャンネルで音声データを
入力する入力手段としての役目を果たす。また、上記デ
ジタル信号処理部9は、入力した音声データをチャンネ
ル毎に所定長さのブロック単位の音声データに変換する
手段としての役目を果たす。
【0028】図1に戻って、本実施形態の音声記録再生
装置は、当該デジタル音声記録再生装置の各部の動作を
制御するシステム制御部13を備えている。このシステ
ム制御部13は、マイクロプロセッサ(CPU)で構成
され、上記各部の制御手段としての役目を果たすと共
に、記録媒体に記録した音声データをチャンネル毎に読
み出す読出手段、上記信号検出手段(信号レベル検出回
路21)でチャンネル毎に検出した音声信号の信号レベ
ルが所定しきい値以下の場合には、上記ミュート手段
(ミュート回路22)を動作させて当該チャンネルにか
かる音声信号の信号レベルを一定量減衰させるととも
に、当該チャンネルにかかる音声信号とその他のチャン
ネルにかかる音声信号とを合成して出力するよう上記信
号合成手段(信号合成器8)を制御する信号合成制御手
段としての役目を果たす。
【0029】上記システム制御部13には、上記複数の
録音再生ブロック10が接続されている他、たとえば光
磁気ディスク(MO)等のリムーバブル記録媒体30を
装着可能な記録媒体ドライブ装置12と、符号化された
データを一時的に記憶するデータバッファ19と、使用
者により操作される外部入力装置15とが接続され、さ
らに、動作モード等を表示する表示器17が駆動回路1
6を介して接続されている。
【0030】さらに、上記システム制御部13には、当
該デジタル音声記録再生装置全体に電源電圧を供給する
電池(図示せず)を制御する電源制御部14が接続され
ており、該電源を制御するようになっている。
【0031】なお、上記複数の録音再生ブロック10、
信号合成器8、記録媒体ドライブ装置12、電源制御部
14、外部入力装置15、駆動回路16、データバッフ
ァ19とシステム制御部13との間は、何れもシステム
バス18が接続されている。
【0032】また、上記記録媒体ドライブ装置12に
は、デジタル信号処理部9で変換(符号化)された信号
を記録するためのリムーバブル記録媒体30が装着可能
となっている。
【0033】上記データバッファ19は、システム制御
部13の制御下に、所定のタイミングでデジタル信号処
理部9において符号化された音声データを、あるいは記
録媒体30に記録された音声データを一時的に記憶する
バッファ手段としての役目を果たす。
【0034】上記外部入力装置15は、使用者に操作さ
れ得るキーボードで構成され、チャンネル毎に音声デー
タの記録開始あるいは停止のタイミング信号を与える信
号供給手段としての役目を果たす。
【0035】また、システム制御部13には、図示しな
いアドレス制御回路が接続されており、外部入力装置1
5の操作に応じて、該アドレス制御回路に適当なアドレ
ス信号を与え、デジタル信号処理部9からの(あるいは
データバッファ19に記録された)音声データのほか、
録音日時、インデックス情報等を所定のフォーマットに
基づいて記録媒体30に記録するようになっている。
【0036】次に、このような構成をなす本実施形態の
音声記録再生装置の作用を図4乃至図6に示すフローチ
ャートを参照して説明する。図4は、本実施形態の音声
記録再生装置における録音、再生動作を選択するルーチ
ンを示したフローチャートである。
【0037】本実施形態の音声記録再生装置の電源がオ
ンされると、システム制御部13は当該音声記録再生装
置における諸回路の初期設定を行い、さらに、表示器1
7にその旨を表示する(ステップS1)。この後、外部
入力装置15から録音あるいは再生動作の指示を待つ
(ステップS2、ステップS4)。そして、外部入力装
置15の図示しない録音ボタンRECが押されると、シ
ステム制御部13は録音処理のサブルーチンを行う(ス
テップS3)。一方、外部入力装置15の図示しない再
生ボタンPLAYが押されると、システム制御部13は
再生処理のサブルーチンを行う(ステップS5)。
【0038】以下、上記録音処理、再生処理動作につい
て説明する。図5は、本実施形態の音声記録再生装置に
おける録音処理のサブルーチンを示したフローチャート
である。
【0039】外部入力装置15の録音ボタンの操作(図
4、ステップS2)を受けてシステム制御部13は、図
5に示す録音処理を実行する。また、この録音処理に先
立って使用者は外部入力装置15を操作して当該録音で
使用する録音再生ブロック10(チャンネル)を指定す
る。システム制御部13は、この操作を受けて同時録音
動作に使用する録音再生ブロック10を選択して(ステ
ップS6)、該録音再生ブロック10に録音開始の指示
を行う。この指示により録音再生ブロック10は録音状
態となる(ステップS7)。
【0040】そして、マイクロホン1より入力されたア
ナログ信号は増幅器(AMP)2で増幅され、ローパス
フィルタ(LPF)3で不要な高周波成分を除去され、
A/Dコンバータ4でデジタル信号に変換された後、デ
ジタル信号処理部(DSP)9に入力される。このデジ
タル信号処理部9では一定時間毎にデジタル音声データ
を圧縮処理し、ブロック単位の音声データとしてシステ
ム制御部13へ送る。
【0041】システム制御部13は一定間隔(ステップ
S8)で、各録音再生ブロック10から順番にブロック
単位の音声データを受け取り、その音声データに各ブロ
ックのチャンネル属性情報を加えて、各チャンネル毎に
音声データをデータバッファ19に記録する(ステップ
S8〜S11)。
【0042】次にシステム制御部13は、各チャンネル
毎に記録した音声データが一定量以上蓄積されたか否か
を判定し(ステップS12)、一定量以上となった場合
は、当該チャンネルの音声データをMO等の記録媒体3
0に記録する(ステップS13)。
【0043】この処理は、外部入力装置15における図
示しない停止ボタンSTOPが押されるまで(ステップ
S14)、繰り返される。上記ステップS14におい
て、停止操作がなされるとシステム制御部13は、当該
録音動作を終了し(ステップS15)、メインルーチン
(図4参照)に戻る。
【0044】次に、再生処理動作について説明する。図
6は、本実施形態の音声記録再生装置における再生処理
のサブルーチンを示したフローチャートである。
【0045】外部入力装置15の再生ボタンの操作(図
4、ステップS4)を受けてシステム制御部13は、図
6に示す再生処理を実行する。すなわち、システム制御
部13は該再生操作を受けると外部入力装置15の操作
により同時再生する録音再生ブロック10(チャンネ
ル)を選択する(ステップS16)。次いで、システム
制御部13は、外部入力装置15の操作によりミュート
処理を行う録音再生ブロック10(チャンネル)を選択
し(ステップS17)、さらに外部入力装置15の操作
等により、上記ミュート回路22を動作させるレベル
(しきい値)の設定を行う(ステップS17)。
【0046】この後、システム制御部13は録音再生ブ
ロック10に再生開始の指示を行う。この指示により録
音再生ブロック10の再生が開始され(ステップS1
8)、システム制御部13は記録媒体30(MO)上に
記録された音声データを読み出す最小単位、例えばクラ
スタ単位でデータを取り出し、一旦データバッファ19
に取り込む(ステップS19)。
【0047】システム制御部13は、データバッファ1
9に取り込んだ音声データを一定間隔毎に各チャンネル
の録音再生ブロック10に送る。そして、送られた音声
データはD/Aコンバータ5でアナログ信号の音声信号
に変換された後(ステップS20、S21)、ローパス
フィルタ(LPF)3で不要な高周波成分が除去され、
アンプ7で増幅される。
【0048】このアンプ7で増幅された音声信号は信号
レベル検出回路21に送られ、信号レベル検出回路21
で検出結果がシステム制御部13に送られる。システム
制御部13は、該音声信号の信号レベルが再生前に予め
設定された信号レベル(しきい値)に達しているかを判
定する(ステップS22)。この判定結果はシステム制
御部13により常時監視されることとなり、一定期間、
例えば1秒以上設定値以下の信号レベルが継続した場合
は、システム制御部13はミュート回路22を動作させ
て、そのチャンネルの音声信号を所定の減衰量ほど減衰
させる(ステップS23)。
【0049】なお、本実施形態においては、この減衰量
は上述したように当該チャンネルにかかる音声信号が他
のチャンネルにおける音声信号に比べて充分に小さくな
る量に設定されるが、無限大に近い値に設定しても良
い。
【0050】上記ステップS20〜ステップS23の処
理は、他の各チャンネルでも行われる(ステップS24
〜S31)。
【0051】この後、上記全ての録音再生ブロック10
からの音声信号、すなわちミュート回路22が動作する
チャンネルにかかる音声信号と、動作しないチャンネル
にかかる音声信号とが全て上記信号合成器8で合成され
る(ステップS32)。さらに、信号合成器8で合成さ
れた音声信号は、該信号合成器8内のアンプ(図3参
照)でさらに増幅され、スピーカ11より出力される。
【0052】上記処理は再生する音声データが終了する
まで続けられ(ステップS33)、SOP釦が押される
と(ステップS34)、この再生ルーチンを終了する
(ステップS35)。
【0053】次に、上記ミュート回路22の動作の可否
を選択するミュートレベル(しきい値)の設定方法につ
いて説明する。上述のような同時再生を行う場合、ミュ
ート機能を有効にして1チャンネルずつ再生を行う。音
声ファイル中に信号レベル判定の下限値となる基準の音
声を探して、外部入力装置15からその基準音声がミュ
ートされないギリギリのレベルにミュートレベルを設定
する。なおこの設定は、ミュート機能を利用したいチャ
ンネル全てに対して行う。あるいは、1チャンネルの設
定が全チャンネルに対し有効となっても良い。再生時に
はこのレベルを基準にミュートのON、OFFが判断さ
れる。
【0054】なお、本実施形態においては、記録媒体3
0として光磁気ディスク(MO)を採用したがこれに限
らず、光ディスク、相変化型光ディスク、磁気ディスク
等のディスク状記録媒体、DAT、8ミリテープ、VH
Sテープ、Cカセット等の磁気テープを使ったテープ状
記録媒体、半導体メモリ、ICカードなどを用いること
ができる。
【0055】テープ状の記録媒体では、その記録容量の
多さから数百時間乃至数千時間に及ぶ連続長時間録音が
可能となるので、メディアの変更回数を少なくしたい場
合に特に有効となる。
【0056】また、ディスク状の記録媒体では、テープ
状記録媒体には劣るものの長時間記録が可能であり、更
に、ランダムアクセスが可能という利点もある。したが
って、目的とするファイルあるいは特定の会話位置に瞬
時にアクセスしたり、特定の部分をリピート再生する用
途に有効な媒体である。
【0057】また、本実施形態においては、当該記録再
生装置にオペレータからの命令を入力する装置としてキ
ーボードを採用しているが、タッチパネル等の対話式メ
ニューで行っても良い。あるいは数メートルの通信ケー
ブルや、数十メートルからそれ以上のLANケーブル等
でパーソナルコンピュータ等と接続し、外部の制御装置
から遠隔操作しても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数チャンネルでの同時録音および同時再生を正確に行い
得る記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるデジタル音声記録再生
装置の構成を示したブロック図である。
【図2】上記実施形態の音声記録再生装置における、録
音再生ブロックの構成を示したブロック図である。
【図3】上記実施形態の音声記録再生装置における信号
合成器の構成を示したブロック図である。
【図4】上記実施形態の音声記録再生装置におけるメイ
ンルーチンを示したフローチャートである。
【図5】上記実施形態の音声記録再生装置における録音
処理動作のサブルーチンを示したフローチャートであ
る。
【図6】上記実施形態の音声記録再生装置における再生
処理動作のサブルーチンを示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/Dコンバータ 5…D/Aコンバータ 7…アンプ 8…信号合成器 9…デジタル信号処理部 10…録音再生ブロック 11…スピーカ 13…システム制御部 15…外部入力装置 21…信号レベル検出回路 22…ミュート回路 30…記録媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルで音声データを入力する
    入力手段と、 入力した音声データを記録するための記録媒体と、 上記記録媒体にチャンネル毎にデータを記録する記録手
    段と、 上記記録媒体から記録した音声データをチャンネル毎に
    読み出す読出手段と、 上記音声データをチャンネル毎に音声信号に変換する音
    声信号変換手段と、 上記音声信号変換手段で変換された音声信号をチャンネ
    ル毎に増幅する増幅手段と、 上記増幅手段で増幅した音声信号の信号レベルをチャン
    ネル毎に検出する信号検出手段と、 上記増幅手段で増幅した音声信号の信号レベルをチャン
    ネル毎に一定量減衰する機能を備えるミュート手段と、 上記増幅手段で増幅した音声信号を全チャンネル合成し
    て出力する信号合成手段と、 上記信号検出手段でチャンネル毎に検出した音声信号の
    信号レベルが所定しきい値以下の場合には、上記ミュー
    ト手段を動作させて当該チャンネルにかかる音声信号の
    信号レベルを一定量減衰させるとともに、当該チャンネ
    ルにかかる音声信号とその他のチャンネルにかかる音声
    信号とを合成して出力するよう上記信号合成手段を制御
    する信号合成制御手段と、 を具備することを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記ミュート手段の動作の可否を選択す
    る信号レベルのしきい値を任意に設定できることを特徴
    とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記ミュート手段が動作するチャンネル
    を任意に選択できることを特徴とする請求項1に記載の
    記録再生装置。
JP10255746A 1998-09-09 1998-09-09 記録再生装置 Withdrawn JP2000090574A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011211727A (ja) * 2011-05-17 2011-10-20 Seiko Epson Corp 伝送装置、伝送システム、プログラムおよび情報記憶媒体

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JP2011211727A (ja) * 2011-05-17 2011-10-20 Seiko Epson Corp 伝送装置、伝送システム、プログラムおよび情報記憶媒体

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