JP2000089817A - 耐久試験装置 - Google Patents

耐久試験装置

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JP2000089817A
JP2000089817A JP25724398A JP25724398A JP2000089817A JP 2000089817 A JP2000089817 A JP 2000089817A JP 25724398 A JP25724398 A JP 25724398A JP 25724398 A JP25724398 A JP 25724398A JP 2000089817 A JP2000089817 A JP 2000089817A
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input signal
test
test apparatus
durability test
signal
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JP25724398A
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Takehiko Yamamura
武彦 山村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御装置の耐久試験を好適に行えるよう
にする。 【解決手段】 入力信号パターン発生部31はECU1
への入力信号パターンを発生させるもので、スイッチ部
32は入力信号パターンに従ってECU1の入力部13
〜15に入力される信号と同一の模擬入力信号を発生さ
せるもので、これらによって模擬入力信号発生手段が構
成される。監視手段34は模擬入力信号に応じてECU
1の出力部16,17から出力される動作信号により作
動するアクチュエータ部33の作動状態を監視し、模擬
入力信号に対して作動状態が正常であるか異常であるか
を判定する。CPU41は動作試験の実行毎にその回数
をカウントするとともに、監視手段34により作動状態
が異常であると判定されたときの動作試験の回数及び当
該動作信号の異常内容をCRT39に併記表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のアクチュエ
ータの動作を制御する電子制御装置の動作試験を繰り返
し行って正常動作を行うか否かの試験を行うための耐久
試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子制御装置、当該電子制御装置
に信号を入力するセンサ回路、当該センサ回路からの入
力信号に基づいて出力される電子制御装置からの出力信
号によって動作する各種のアクチュエータが、それぞれ
正常に機能するか否かを自動的に診断するようにした電
子部品診断装置が提案されている(実開昭64−151
78号参照)。この電子部品診断装置は、センサ回路と
同一の信号を電子制御装置に入力するセンサ擬似回路を
備え、このセンサ擬似回路からの入力信号によって電子
制御装置から各種のアクチュエータを動作させる信号が
正常に出力されるか否かを監視することによって、上記
電子制御装置が正常に機能するか否かを診断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子制御装置の信頼性
試験として、単に1回の動作で正否を判断するだけでな
く、多数回繰り返しても故障が生じないかどうかを判定
するための耐久試験を要する場合がある。この場合に
は、異常動作が生じたときの異常内容や回数などの情報
が必要になる。しかし、上記実開昭64−15178号
に記載の従来の電子部品診断装置では、そのような耐久
試験を行わせる機能及び必要情報を提供する機能がな
く、耐久試験に対応することは困難であった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、電
子制御装置の耐久試験を好適に行えるようにした耐久試
験装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力部への入
力信号に応じて出力部から動作信号をアクチュエータに
送出して当該アクチュエータの動作を制御する電子制御
装置の動作試験を繰り返し実行させる耐久試験装置であ
って、上記動作試験として模擬入力信号を上記入力部に
入力させる模擬入力信号発生手段と、上記模擬入力信号
に応じて上記出力部から出力される動作信号を監視し、
入力された上記模擬入力信号に対して上記動作信号が正
常であるか異常であるかを判定する監視手段と、表示手
段と、動作試験の実行毎にその回数をカウントするカウ
ント手段と、上記監視手段により上記動作信号が異常で
あると判定されたときの上記動作試験の回数及び当該動
作信号の異常内容を上記表示手段に表示させる異常表示
制御手段とを備えたものである。
【0006】この構成によれば、上記動作試験として模
擬入力信号が電子制御装置の入力部に入力され、この模
擬入力信号に応じて電子制御装置の出力部から出力され
る動作信号が監視され、入力された模擬入力信号に対し
て動作信号が正常であるか異常であるかが判定される。
一方、動作試験の実行毎にその回数がカウントされてお
り、監視手段により動作信号が異常であると判定された
ときの動作試験の回数及び当該動作信号の異常内容が表
示手段に表示されることにより、耐久試験結果が明確に
されることとなる。
【0007】また、更に、上記動作試験を実行すべき回
数を予め設定する回数設定手段と、上記監視手段により
上記動作信号が異常であると判定されないうちは、設定
された回数に達するまで上記動作試験を反復させ、上記
監視手段により上記動作信号が異常であると判定された
時点で上記動作試験を停止させる試験制御手段とを備え
たものであるとしてもよい。
【0008】この構成によれば、動作試験を実行すべき
回数が予め設定され、正常な動作信号が続くと設定され
た回数に達するまで動作試験が反復されることにより、
耐久試験の実行が確実に行われ、一方、動作信号が異常
であると判定された時点で動作試験が停止されることに
より、異常発生に直ぐに対応することが可能になる。
【0009】また、更に、上記動作試験を実行すべき回
数を予め設定する回数設定手段と、設定された回数だけ
上記動作試験を行わせる試験制御手段とを備えたもので
あるとしてもよい。
【0010】この構成によれば、動作試験を実行すべき
回数が予め設定され、設定された回数だけ動作試験が行
われることにより、動作信号が異常であると判定された
ときの回数及び異常内容が表示されるので、設定回数内
で異常が発生した時点や異常発生の頻度が容易に分かる
こととなる。
【0011】また、更に、実行中の上記動作試験の回数
を表示する回数表示手段を備えたものであるとすること
により、耐久試験の進行状況が明確に示される。
【0012】また、上記模擬入力信号発生手段は、1回
の動作試験として上記電子制御装置が有する複数の入力
部に各入力信号の全ての組合せパターンが入力されるよ
うに上記模擬入力信号を発生させるものであるとしても
よい。この構成によれば、1回の動作試験として電子制
御装置の複数の入力部に各入力信号の全ての組合せパタ
ーンが入力されるように模擬入力信号が発生されること
により、電子制御装置の動作試験が漏れなく行われるこ
ととなり、これによって耐久試験が更に一層好適に行わ
れる。
【0013】また、上記模擬入力信号発生手段は、記憶
された入力信号パターンに従って上記模擬入力信号を発
生させるメモリを備えたものであるとしてもよい。この
構成によれば、異なる入力信号パターンを記憶するメモ
リに変更したり、メモリの記憶内容を変更することによ
り、入力信号パターンの変更が容易に可能になり、異な
る動作仕様の電子制御装置の耐久試験にも容易に対応可
能になる。
【0014】また、更に、メモリ書換え手段を備え、上
記模擬入力信号発生手段のメモリは、記憶内容が書換え
可能なもので、上記メモリ書換え手段は、上記メモリの
記憶内容を書き換えることにより上記模擬入力信号の入
力信号パターンを変更するものであるとしてもよい。こ
の構成によれば、メモリの記憶内容を書き換えることに
より模擬入力信号の入力信号パターンが容易に変更可能
になり、異なる動作仕様の電子制御装置の耐久試験にも
容易に対応可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る耐久試験装置
の一実施形態の構成を示すブロック図、図2は入力信号
パターン発生部31の構成を示すブロック図、図3は同
耐久試験装置の試験対象である電子制御装置1の一例を
示すブロック図、図4(a)(b)は耐久試験結果の表
示例を示す図である。
【0016】電子制御装置(ECU)1は、本実施形態で
は自動車に用いられるもので、図3に示すように、制御
部10及び駆動部11,12を備え、バッテリ2を電源
として、入力部13,14,15にそれぞれ接続された
イグニションスイッチ21、テールスイッチ22及びド
アスイッチ23のオンオフに応じて、出力部16,17
にそれぞれ接続されたテールランプ24及びブザー25
の作動、停止を制御するものである。
【0017】すなわち、制御部10は、テールスイッチ
22がオンのときは、駆動部11を介してテールランプ
24を点灯させる。また、イグニションスイッチ21が
オフのときに、テールスイッチ22がオン、かつドアス
イッチ23がオン(ドア開)のときは、駆動部12を介
してブザー25を作動させる。
【0018】図1において、耐久試験装置3は、ECU
1の動作試験を繰り返し実行させることにより耐久試験
を行うもので、入力信号パターン発生部31、スイッチ
部32、アクチュエータ部33、監視手段34、回数設
定部(回数設定手段)35、カウンタ表示部(回数表示
手段)36、スタートスイッチ37、ストップスイッチ
38、CRT(表示手段)39、プリンタ40及びCP
U41を備えている。
【0019】入力信号パターン発生部31は、ECU1
に模擬入力信号を入力させるべく入力信号パターンを発
生するもので、図2に示すように、基本クロックパルス
発生回路51及び1/2分周回路52,53から構成さ
れている。そして、基本クロックパルス発生回路51の
出力信号をドアスイッチ23の入力信号、この信号を1
/2分周した1/2分周回路52の出力信号をテールス
イッチ22の入力信号、この信号を更に1/2分周した
1/2分周回路53の出力信号をイグニションスイッチ
21の入力信号とする。この構成によって、ECU1へ
の複数(図3では3個)の入力信号の全てのパターンが
発生するようになされている。
【0020】スイッチ部32は、トランジスタなどで構
成され、図3に示す各スイッチ21〜23からECU1
に入力される信号と同一の模擬入力信号を発生するもの
で、入力信号パターン発生部31で発生される入力信号
パターンによりトランジスタのスイッチ動作を行って、
ハイレベル信号又はローレベル信号をECU1に入力す
るものである。
【0021】入力信号パターン発生部31及びスイッチ
部32により、模擬入力信号発生手段を構成している。
【0022】アクチュエータ部33は、トランジスタな
どで構成され、ECU1から出力される動作信号、すな
わちハイレベル信号又はローレベル信号によってオンオ
フ動作を行うものである。
【0023】監視手段34は、アクチュエータ部33の
作動状態を監視し、入力信号パターン発生部31の入力
信号パターンと上記作動状態とを比較して、正常又は異
常を判定するものである。また、監視手段34は、正常
である旨又は異常の内容を示すコード(後述)をCPU
39に送出する。
【0024】回数設定部35は、例えばテンキーを備
え、動作試験を実行すべき回数を予め設定するものであ
る。カウンタ表示部36は、LCDなどからなり、実行
中の動作試験の回数を表示するためのものである。スタ
ートスイッチ37は、耐久試験を開始させるためのもの
で、ストップスイッチ38は、耐久試験を停止させるた
めのものである。CRT39及びプリンタ40は、耐久
試験結果などを表示したり記録するためのものである。
【0025】CPU41は、各部の動作を制御するもの
で、以下の機能を有している。 (1) スタートスイッチ37が操作されると、入力信号パ
ターン発生を開始させるトリガ信号を入力信号パターン
発生部31に送出して耐久試験を開始させ、回数設定部
35により設定された回数だけ動作試験を行わせるとと
もに、ストップスイッチ38が操作されると、入力信号
パターン発生を停止させるトリガ信号を入力信号パター
ン発生部31に送出して耐久試験を停止させる動作制御
手段としての機能。
【0026】(2) 動作試験の1サイクルの実行毎にその
回数をカウントアップするカウント手段としての機能。
【0027】(3) 実行中の動作試験の回数をカウンタ表
示部36に表示させる回数表示制御手段としての機能。
【0028】(4) 監視手段34により異常判定があった
ときは、そのときの動作試験の回数及び異常内容を、図
4(a)に示すようにCRT39に併記表示させる異常
表示制御手段としての機能。
【0029】(5) 耐久試験が正常に終了したときは、そ
の旨及び動作試験の実行回数を、図4(b)に示すよう
にCRT39に併記表示させる正常表示制御手段として
の機能。
【0030】(6) 監視手段34によりアクチュエータ部
33の作動状態が異常であると判定されないうちは、回
数設定部35により設定された回数に達するまで動作試
験を反復させ、監視手段34によりアクチュエータ部3
3の作動状態が異常であると判定された時点で動作試験
を停止させる試験制御手段としての機能。
【0031】(7) CRT39の表示と同一内容をプリン
タ40に記録させる記録制御手段としての機能。
【0032】次に、図5、図6を用いてECU1の耐久
試験について説明する。図5は入力信号パターン発生部
31で発生する入力信号パターン及びアクチュエータ部
33の作動状態を示すタイミングチャート、図6は図5
をビットデータで表わした図である。
【0033】本実施形態では、図5に示すように、EC
U1の3個の入力部13〜15への入力信号について、
全ての入力信号パターンの組合せを実現すべく、動作試
験の1サイクルを第0タイミング〜第7タイミングの8
個の動作タイミングで構成している。ここで、第0タイ
ミング〜第7タイミングを、「0000」〜「011
1」の4ビットデータで表わしている。
【0034】そして、ドアスイッチ用入力部15への入
力信号は、各動作タイミングでオフオンを繰り返し、テ
ールスイッチ用入力部14への入力信号は、動作タイミ
ング2個毎にオフオンを繰り返し、イグニションスイッ
チ用入力部13への入力信号は、動作タイミング4個毎
にオフオンとしている。このような入力信号パターンに
よって、8個の動作タイミングからなる1サイクルで全
ての入力信号の組合せを実現している。
【0035】このような入力信号パターンがECU1の
入力部13〜15に入力されたときに、ECU1の2個
の出力部16,17から正常な動作信号が出力される
と、アクチュエータ部33の作動状態は図5に示すもの
になる。すなわち、テールスイッチ用入力部14への入
力信号がオンのときに、テールランプ用アクチュエータ
が作動する。また、イグニションスイッチ用入力部13
への入力信号がオフのときに、テールスイッチ用入力部
14への入力信号がオン、かつドアスイッチ用入力部1
5への入力信号がオンのときは、ブザー用アクチュエー
タが作動する。
【0036】図5のタイミングチャートをビットデータ
で表わしたものが図6である。すなわち、ビット2を入
力部13、ビット1を入力部14、ビット0を入力部1
5への入力信号として、入力部13,14,15への入
力信号パターンを3ビットデータで表わすと、図6の左
欄に示すように「000」〜「111」になる。
【0037】そして、上位4ビットを動作タイミング、
ビット1をテールランプ用アクチュエータ、ビット0を
ブザー用アクチュエータとして、アクチュエータ部33
の作動状態を6ビットデータで表わすと、図6の右欄に
示すようになる。但し、各信号のオンを「1」に、オフ
を「0」に対応させている。
【0038】次に、図7、図8を用いて監視手段34か
らCPU41に送出されるデータについて説明する。図
7(a)(b)(c)は同データの一例を示す図、図8
は同データを構成するコードの一例を示す図である。監
視手段34からCPU41には、模擬入力信号に応じて
ECU1から出力される動作信号によって作動するアク
チュエータ部33の作動状態の監視結果を表わすデータ
が、動作タイミング毎に送出される。このデータは、図
7(a)に示すように、第0タイミング〜第7タイミン
グの動作タイミングを示す4ビットのデータと、アクチ
ュエータ部33の作動状態が正常である旨又は異常の内
容を表わすコードからなる4ビットのデータとからなる
8ビットのデータで構成されている。
【0039】動作タイミングを示す4ビットのデータ
は、上記図5で説明したように、「0000」〜「01
11」であり、1サイクル中の動作タイミングを表わす
データにされる。また、アクチュエータ部33の作動状
態を表わすコードは、図8に示すように、正常であれば
「1111」のコード、異常であれば、その内容によっ
て「0111」、「1011」、「1101」又は「1
110」のコードにされる。
【0040】例えば、1サイクル中の第1タイミングに
おいてアクチュエータ部33の作動状態が正常であれ
ば、図7(b)に示すように、「00011111」の
データが監視手段34からCPU41に送出される。ま
た、1サイクル中の第3タイミングにおいてアクチュエ
ータ部33のブザー用アクチュエータが作動しなけれ
ば、図7(c)に示すように、「00111101」の
データが監視手段34からCPU41に送出される。
【0041】次に、図9のフローチャートを用いて本実
施形態における耐久試験の動作手順について説明する。
【0042】まず、試験回数が設定されたか否かが判別
され(ステップS10)、試験回数が設定されると(ス
テップS10でYES)、スタートスイッチがオンにさ
れたか否かが判別され(ステップS20)、スタートス
イッチがオンにされると(ステップS20でYES)、
入力信号パターンの発生が開始されて耐久試験が開始さ
れる(ステップS30)。
【0043】そして、動作タイミング毎にアクチュエー
タ部33の作動状態に異常があるか否かが判定され(ス
テップS40)、異常がなければ(ステップS40でN
O)、動作試験の1サイクルが終了したか否かが判別さ
れ(ステップS50)、1サイクルが終了していなけれ
ば(ステップS50でNO)、ステップS40に戻って
以上の手順が繰り返される。
【0044】動作試験の1サイクルが終了すると(ステ
ップS50でYES)、カウンタ表示部36の表示カウ
ンタが更新され(ステップS60)、サイクル数がステ
ップS10で設定された回数に達したか否かが判別され
(ステップS70)、設定回数に達していなければ(ス
テップS70でNO)、ステップS40に戻って以上の
手順が繰り返される。
【0045】一方、設定回数に達すると(ステップS7
0でYES)、正常に終了した旨がCRT39に表示さ
れて(ステップS80)、入力信号パターンの発生動作
が停止される(ステップS90)。
【0046】ステップS40において、異常ありのとき
は(ステップS40でYES)、異常内容及びその回数
がCRT39に表示されて(ステップS100)、入力
信号パターンの発生動作が停止される(ステップS9
0)。
【0047】このように、本実施形態によれば、ECU
1への入力信号と同一の模擬入力信号を入力信号パター
ン発生部31及びスイッチ部32により発生させてEC
U1の入力部に入力して動作試験を行い、回数設定部3
5で設定された回数だけ繰り返すようにしたので、EC
U1の耐久試験を自動的に行うことができる。
【0048】また、ECU1の出力部から出力される動
作信号により動作するアクチュエータ部33の作動状態
を監視手段34により監視して、模擬入力信号と比較し
て作動状態が正常であるか又は異常であるかを監視手段
34により監視して、異常であればCPU41により異
常内容及び異常が生じた回数をCRT39に表示するよ
うにしたので、耐久試験結果を明確にすることができ、
ECU1の耐久試験を好適に行うことができる。
【0049】また、入力信号パターン発生部31を基本
クロックパルス発生回路51及び1/2分周回路52,
53などのロジック回路で構成することにより、構成を
簡素化することができるとともに、入力信号パターンの
変更が不可能であるので、誤動作する虞れをなくすこと
ができる。従って、量産品のECU1の耐久試験を同時
に行うときに、多数の耐久試験装置を準備して対応する
のに好適である。
【0050】なお、本発明は、上記実施形態に限られ
ず、以下の変形形態を採用することができる。 (1)入力信号パターン発生部31は、図1に破線で示
すように、メモリ31aを備え、このメモリ31aの記
憶内容に従って入力信号パターンを発生するようにして
もよい。この場合、メモリ31aとして例えばPROM
を用いて差し替え可能に構成することにより、単にセッ
トするPROMを変更することのみによって発生する入
力信号パターンを容易に変更することができる。これに
よって、入力部及び出力部の仕様が同一で、入力部への
入力信号に対する出力部に接続されたアクチュエータの
動作仕様が異なるECU1の耐久試験にも、容易に対応
することができる。
【0051】(2)図1に破線で示すように、入力信号
パターン発生部31に、更に、メモリ書換え手段として
のパーソナルコンピュータ(PC)31bを接続するとと
もに、メモリ31aとして、RAM又はEEPROMを
用いて、パーソナルコンピュータ31bによりメモリ3
1aの記憶内容を書き換えるようにしてもよい。この形
態によれば、発生する入力信号パターンを容易に変更す
ることができ、これによって、入力部及び出力部の仕様
が同一で入力部への入力信号に対する出力部に接続され
たアクチュエータの動作仕様が異なるECU1の耐久試
験にも、容易に対応することができる。
【0052】なお、耐久試験は、通常、動作仕様の決定
したECU1に対して行うが、ECU1の動作仕様に変
更の可能性がある場合には、上記変形形態(1)、
(2)を採用することによって、仕様変更に容易に対応
することができる。
【0053】例えば、図10のタイミングチャートに示
すように、イグニションスイッチ21がオフ、テールス
イッチ22がオンの状態で、ドアスイッチ23をオンに
したときに、直ぐにブザー25を作動させず、所定時間
τだけ遅れてブザー25を作動させるような仕様に変更
した場合でも、上記変形形態(1)、(2)によれば容
易に対応することができる。
【0054】(3)上記実施形態では、図9に示したよ
うに、試験制御手段としてのCPU41は、アクチュエ
ータ部33の作動状態に異常が発生すると、その旨を表
示して動作試験を停止しているが、これに限られず、異
常が発生した場合でも、設定回数まで動作試験を続行す
るようにしてもよい。この形態によれば、CRT39に
各異常状況が表示されるので、異常発生時点や異常発生
頻度を容易に判別することができる。
【0055】(4)上記実施形態では、監視手段34に
より異常判定があったときは、そのときの動作試験の回
数及び異常内容を、図4(a)に示すようにCRT39
に併記表示させ、耐久試験が正常に終了したときは、そ
の旨及び動作試験の実行回数を、図4(b)に示すよう
にCRT39に併記表示させているが、表示形態につい
ては、これに限られず、併記表示を行わずに、個別に表
示するようにしてもよい。例えば、操作スイッチを備え
ておき、その操作スイッチに対する操作に応じて、異常
判定があったときの動作試験の回数を表示したり、その
異常内容を表示するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動作試験として模擬入力信号を電子制御装置の入力部に
入力し、この模擬入力信号に応じて電子制御装置の出力
部から出力される動作信号を監視して、入力された模擬
入力信号に対して動作信号が正常であるか異常であるか
を判定し、動作試験の実行毎にその回数をカウントし
て、動作信号が異常であると判定されたときの動作試験
の回数及び当該動作信号の異常内容を表示手段に表示す
るようにしたので、耐久試験結果を明確にすることがで
き、耐久試験を好適に行うことができる。
【0057】また、動作試験を実行すべき回数を予め設
定し、正常な動作信号が継続されると設定された回数だ
け動作試験を行うことにより、耐久試験を確実に実行す
ることができ、一方、動作信号が異常であると判定され
たときは、動作試験を停止することにより、異常発生に
直ぐに対応することができる。
【0058】また、動作試験を実行すべき回数を予め設
定し、設定された回数だけ動作試験を行うことにより、
動作信号が異常であると判定されたときの回数及び異常
内容が表示されるので、設定回数内で異常が発生した時
点や異常発生の頻度を容易に判別することができる。
【0059】また、実行中の動作試験の回数を表示する
ことにより、耐久試験の進行状況を明確に示すことがで
きる。
【0060】また、1回の動作試験として電子制御装置
の複数の入力部に各入力信号の全ての組合せパターンが
入力されるように模擬入力信号を発生することにより、
電子制御装置の動作試験を漏れなく行うことができ、こ
れによって耐久試験を更に一層好適に行うことができ
る。
【0061】また、模擬入力信号発生手段は、記憶され
た入力信号パターンに従って模擬入力信号を発生させる
メモリを備えたものであるとすることにより、異なる入
力信号パターンを記憶するメモリに変更したり、メモリ
の記憶内容を変更することにより、入力信号パターンの
変更を容易に行うことができ、異なる動作仕様の電子制
御装置の耐久試験にも容易に対応することができる。
【0062】また、メモリ書換え手段を備え、模擬入力
信号発生手段のメモリは、記憶内容が書換え可能なもの
で、メモリ書換え手段は、メモリの記憶内容を書き換え
ることにより模擬入力信号の入力信号パターンを変更す
るものであるとすることにより、メモリの記憶内容を書
き換えることにより模擬入力信号の入力信号パターンを
容易に変更することができ、異なる動作仕様の電子制御
装置の耐久試験にも容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐久試験装置の一実施形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】入力信号パターン発生部の構成を示すブロック
図である。
【図3】同耐久試験装置の試験対象の一例を示す電子制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】(a)(b)は耐久試験結果の表示例を示す図
である。
【図5】入力信号パターン発生部の入力信号及びアクチ
ュエータ部の作動状態を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】図5をビットデータで表わした図である。
【図7】監視手段からCPUに送出されるデータの一例
を示す図である。
【図8】同データを構成するコードの一例を示す図であ
る。
【図9】本実施形態における耐久試験の動作手順を示す
フローチャートである。
【図10】異なる動作仕様を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ECU 3 耐久試験装置 31 入力信号パターン発生回路 31a メモリ 31b パーソナルコンピュータ 32 スイッチ部 33 アクチュエータ部 34 監視手段 35 回数設定部 36 カウンタ表示部 41 CPU

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部への入力信号に応じて出力部から
    動作信号をアクチュエータに送出して当該アクチュエー
    タの動作を制御する電子制御装置の動作試験を繰り返し
    実行させる耐久試験装置であって、 上記動作試験として模擬入力信号を上記入力部に入力さ
    せる模擬入力信号発生手段と、 上記模擬入力信号に応じて上記出力部から出力される動
    作信号を監視し、入力された上記模擬入力信号に対して
    上記動作信号が正常であるか異常であるかを判定する監
    視手段と、 表示手段と、 動作試験の実行毎にその回数をカウントするカウント手
    段と、 上記監視手段により上記動作信号が異常であると判定さ
    れたときの上記動作試験の回数及び当該動作信号の異常
    内容を上記表示手段に表示させる異常表示制御手段とを
    備えたことを特徴とする耐久試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の耐久試験装置において、
    更に、 上記動作試験を実行すべき回数を予め設定する回数設定
    手段と、 上記監視手段により上記動作信号が異常であると判定さ
    れないうちは、設定された回数に達するまで上記動作試
    験を反復させ、上記監視手段により上記動作信号が異常
    であると判定された時点で上記動作試験を停止させる試
    験制御手段とを備えたことを特徴とする耐久試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の耐久試験装置において、
    更に、 上記動作試験を実行すべき回数を予め設定する回数設定
    手段と、 設定された回数だけ上記動作試験を行わせる試験制御手
    段とを備えたことを特徴とする耐久試験装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の耐久試験装置にお
    いて、更に、実行中の上記動作試験の回数を表示する回
    数表示手段を備えたことを特徴とする耐久試験装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の耐久試
    験装置において、上記模擬入力信号発生手段は、1回の
    動作試験として上記電子制御装置が有する複数の入力部
    に各入力信号の全ての組合せパターンが入力されるよう
    に上記模擬入力信号を発生させるものであることを特徴
    とする耐久試験装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の耐久試
    験装置において、上記模擬入力信号発生手段は、記憶さ
    れた入力信号パターンに従って上記模擬入力信号を発生
    させるメモリを備えたものであることを特徴とする耐久
    試験装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の耐久試験装置において、
    更に、メモリ書換え手段を備え、上記模擬入力信号発生
    手段のメモリは、記憶内容が書換え可能なもので、上記
    メモリ書換え手段は、上記メモリの記憶内容を書き換え
    ることにより上記模擬入力信号の入力信号パターンを変
    更するものであることを特徴とする耐久試験装置。
JP25724398A 1998-09-10 1998-09-10 耐久試験装置 Withdrawn JP2000089817A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218141A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Denso Corp 耐久評価装置
JP2012073756A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Toshiba Corp 異常診断フィルタ生成装置
CN104122881A (zh) * 2013-04-24 2014-10-29 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种飞机告警控制盒试验器
JP2015510466A (ja) * 2012-01-12 2015-04-09 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 自動車のテスト装置及びテスト方法

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