JP2000087945A - 組合せ部品及びその製造方法 - Google Patents

組合せ部品及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000087945A
JP2000087945A JP10258846A JP25884698A JP2000087945A JP 2000087945 A JP2000087945 A JP 2000087945A JP 10258846 A JP10258846 A JP 10258846A JP 25884698 A JP25884698 A JP 25884698A JP 2000087945 A JP2000087945 A JP 2000087945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
spacer
combination
spacer portion
combined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10258846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4415399B2 (ja
Inventor
Kazuyo Akimoto
一世 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Packing Industry Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Packing Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Packing Industry Co Ltd filed Critical Sanwa Packing Industry Co Ltd
Priority to JP25884698A priority Critical patent/JP4415399B2/ja
Publication of JP2000087945A publication Critical patent/JP2000087945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4415399B2 publication Critical patent/JP4415399B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減すると共に使用時の作業性を
向上し、製造工数を削減する。 【解決手段】 組合せワッシャ21のワッシャ部材22
は、ワッシャ部29aと、ワッシャ部29aに対してほ
ぼ直立した円筒状のスペーサ部33aとを備える。スペ
ーサ部33aの遊端部付近には、半径方向外方が減肉さ
れた環状凹部34aが形成されている。ワッシャ部材2
3は、円板状のワッシャ部29bと、ワッシャ部29b
に対してほぼ直立した円筒状のスペーサ部33bとを備
える。スペーサ部33bの遊端部付近には、半径方向内
方側が減肉された環状凹部34bが形成されている。各
ワッシャ部材22、23を組み合わせて組合せワッシャ
21が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部材を組み
合わせて、スペーサやワッシャなどの用途に使用し得る
組合せ部品に関する。
【0002】
【従来の技術】例として、自動車の各部品をフレームな
どに取付ける際に、フレームなどからの振動が、該部品
に伝達されて性能の低下や特性の劣化などが進行するこ
とを防止するために、ゴムや金属メッシュなどの制振材
を介在して部品を締結するようにしている。このような
制振材を部品の取付に用いる場合、各種の締結用部品な
ど、複数の部材を組み合わせて用いる組合せ部品が用い
られる。
【0003】図19は、第1の従来技術の組合せ部品を
説明する分解断面図である。この従来技術では、車載部
品1をフレーム2に取付ける際に、前述したようなフレ
ーム2からの振動が車載部品1に直接伝達しないよう
に、例として金属メッシュなどを円筒状に形成した制振
材3を用いる。車載部品1の取付穴4に金属製筒状のス
ペーサ5を挿通し、車載部品1の両側のスペーサ5にそ
れぞれ制振材3を装着する。制振材3の軸線方向両側に
平板状のワッシャ6をそれぞれ配置し、これらにボルト
7を挿通する。ボルト7をフレーム2のネジ穴8にねじ
付けることにより、車載部品1がフレーム2に取付けら
れる。このとき、スペーサ5は、ボルト7のねじ付け時
に制振材3が押し潰されないようにしている。本従来技
術では、スペーサ5と一対のワッシャ6とが前記組合せ
部品を構成している。
【0004】図19の従来技術のスペーサ5やボルト7
に代えて、図20に示される締結用部品9が用いられる
ことがある。以下、図19を併せて参照する。締結用部
品9は、円柱状のスペーサ部10の両側にネジ部11が
それぞれ形成されている。図19の車載部品1の取付穴
4に締結用部品9を挿入してスペーサ部10を取付穴4
に位置させる。車載部品1の両側からスペーサ部10に
前記制振材3とワッシャ6をそれぞれ装着し、一方のネ
ジ部11をフレーム2のネジ穴8にねじ付け、他方のネ
ジ部11にナットをねじ付ける。これにより、車載部品
1は、フレーム2に取付けられる。
【0005】更に、図19の従来技術のスペーサ5やワ
ッシャ6に代えて、図21に示される締結用部品12が
用いられることがある。以下、図19を併せて参照す
る。締結用部品12は、スペーサ部材13とワッシャ1
4とから構成される。スペーサ部材13は、板状の座金
部15に円筒状のスリーブ16が一体に形成され、スリ
ーブ16の遊端部には、スリーブ16の径より小径の突
部17が形成されて、両者の間に段差部18が構成され
る。前記ワッシャ14の透孔19は上記突部17が嵌着
可能なサイズに形成される。
【0006】図19の車載部品1の取付穴4に、前記制
振材3が装着されたスペーサ部材13のスリーブ16を
挿入してスリーブ16を取付穴4に位置させる。取付穴
4から突出したスリーブ16に制振材3を装着し、スリ
ーブ16の突部17に前記ワッシャ14を装着する。こ
れらにボルト7を挿通して、フレーム2のネジ孔8にね
じ付ける。これにより、車載部品1は、フレーム2に取
付けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図19の従来技術
では、締結用部品として、スリーブ5、少なくとも2個
のワッシャ6及びボルト7が必要であり、部品点数が多
いという問題点がある。更に、ボルト7のスリーブ5へ
の挿入時にワッシャ6がスリーブ5から容易にずれ、或
いは脱落する。また、これにより制振材3も脱落するこ
とが多い。このため、車載部品1をフレーム2に取付け
る作業性が低いという問題点が有る。
【0008】上記図20の従来技術では、スリーブ5と
ボルト7に代えて、単一の締結用部品9を用いるので、
図19の従来技術と比較して部品点数は削減されている
が、車載部品1の取付時にはやはりワッシャが必要であ
り、この点でやはり部品点数が多く、また、上述したよ
うにワッシャが脱落する恐れがあり、上記取付作業の作
業性が低いという問題点がある。
【0009】更に、上記図21の従来技術では、スリー
ブ5と少なくとも一対のワッシャ6に代えて、締結用部
品12であるスペーサ部材13とワッシャ14とを用い
るので、部品点数は削減される。一方、車載部品1の取
付時にはやはりワッシャ14が必要であり、上記取付作
業の作業性が低い。また、使用される制振材3の厚さに
よっては、前記スリーブ16を比較的長く製造する必要
が有る。このようなスペーサ部材13は、機械的強度の
点から板厚t1=1mm以上などの鉄材を研削して製造
する。これは、上記板厚の鉄材は、プレスによる絞り加
工などではスリーブ16の長さに限界があるからであ
る。
【0010】このため、この従来技術では、締結用部品
12の製造工数が多く手間を要してコストアップを招く
という問題点がある。更に、前記ワッシャ14がスペー
サ部材13に着脱容易であるので、前述したように、ボ
ルト7のスペーサ部材13への挿入時にワッシャ14が
スリーブ16から容易にずれ、或いは脱落する。また、
これにより制振材3も脱落することが多い。このため、
車載部品1をフレーム2に取付ける作業性が低いという
問題点が有る。
【0011】本発明は、上記問題点を解決しようとして
成されたものであり、その目的は、部品点数が削減され
ると共に使用時の作業性が向上され、しかも製造工数を
削減することができる組合せ部品及びその製造方法を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の組合せ部品は、
第1部材と第2部材とを組み合わせてなる組合せ部品で
あって、該第1部材は、略円板状の第1座金部と、該第
1座金部の一方側に設けられた筒状の第1スペーサ部で
あって、先端部の半径方向外方側に係合凹部が形成され
ている第1スペーサ部とを備え、該第2部材は、略円板
状の第2座金部と、該第2座金部の一方側に設けられた
筒状の第2スペーサ部であって、先端部の半径方向内方
側に係合突部が形成されている第2スペーサ部とを備え
ている。本発明の組合せ部品の製造方法は、材料の金属
板に複数の透孔を打抜いた後、複数の透孔の周縁部の相
互に反対側表面にそれぞれ環状凹部をプレス加工で形成
し、各透孔の該環状凹部を含む範囲を絞り加工して、略
円板状の座金部と、該座金部の一方側に配置された筒状
のスペーサ部を有する複数の部材を得て、各部材を組み
合わせて組合せ部品を構成する。
【0013】本発明の組合せ部品は、第1部材と第2部
材とを組み合わせてなる組合せ部品であって、該第1部
材は、略円板状の第1座金部と、該第1座金部の一方側
に設けられ、第1係合部を有する筒状の第1スペーサ部
とを備え、該第2部材は、略円板状の第2座金部と、該
第2座金部の一方側に設けられ、該第1部材と第2部材
との組合せ時に該第1係合部と係合する第2係合部を有
する筒状の第2スペーサ部とを備えている。
【0014】本発明において、前記第1係合部は、基端
部から先端部にかけて先細のテーパ状に形成されている
第1スペーサ部の外周面であり、前記第2係合部は、基
端部から先端部にかけて拡径のテーパ状に形成されてい
る第2スペーサ部の外周面である場合がある。
【0015】本発明において、前記第1係合部は、前記
第1スペーサ部の先端部において半径方向内方側に突出
する第1突部であり、前記第2係合部は、前記第2スペ
ーサ部の先端部において半径方向外方側に突出する第2
突部である場合が有る。
【0016】本発明の組合せ部品の製造方法は、材料の
金属板に複数の透孔を打抜き、複数の透孔の周縁部をプ
レス加工で折り曲げて、係合部を有する筒状のスペーサ
部を形成し、該スペーサ部の基端部を含む範囲を打抜い
て、略円板状の座金部と、該座金部の一方側に設けられ
た該スペーサ部とを有する複数の部材を得て、複数の部
材の各スペーサ部を相互に半径方向に内外となるように
組み合わせ、半径方向内方の該スペーサ部をプレス加工
で拡径するように折り曲げて、各部材のスペーサ部の各
係合部を相互に係合させるようにしている。
【0017】
【作用】上記組合せ部品を構成する際には、材料の金属
板に複数の透孔を打抜いた後、複数の透孔の周縁部の相
互に反対側表面にそれぞれ環状凹部をプレス加工で形成
し、各透孔の該環状凹部を含む範囲を絞り加工して、略
円板状の座金部と、該座金部の一方側に配置された筒状
のスペーサ部を有する複数の部材を得て、各部材を組み
合わせて組合せ部品を構成する。
【0018】このようにして構成される組合せ部品は、
第1部材と第2部材とを組み合わせてなり、該第1部材
は、略円板状の第1座金部と、該第1座金部の一方側に
設けられた筒状の第1スペーサ部であって、該第1スペ
ーサ部の先端部に、該先端部の半径方向外方側に係合凹
部が形成されている第1スペーサ部とを備え、該第2部
材は、略円板状の第2座金部と、該第2座金部の一方側
に設けられた筒状の第2スペーサ部であって、該第2ス
ペーサ部の先端部に、該先端部の半径方向内方側に係合
突部が形成されている第2スペーサ部とを備えている。
【0019】このような本発明の組合せ部品を一例とし
て締結用の部品やスペーサとして用いる場合、ボルトな
どの締結手段以外には、上記組合せ部品のみでよく、ス
リーブやワッシャなどを組合せて用いる必要が解消され
る。これにより、締結時に使用される部品の点数を削減
することができる。
【0020】本発明の組合せ部品の他の製造方法は、材
料の金属板に複数の透孔を打抜き、複数の透孔の周縁部
をプレス加工で折り曲げて、係合部を有する筒状のスペ
ーサ部を形成し、該スペーサ部の基端部を含む範囲を打
抜いて、略円板状の座金部と、該座金部の一方側に設け
られた該スペーサ部とを有する複数の部材を得て、複数
の部材の各スペーサ部を相互に半径方向に内外となるよ
うに組み合わせ、半径方向内方の該スペーサ部をプレス
加工で拡径するように折り曲げて、各部材のスペーサ部
の各係合部を相互に係合させるようにしている。
【0021】このようにして構成される組合せ部品は、
第1部材と第2部材とを組み合わせてなり、該第1部材
は、略円板状の第1座金部と、該第1座金部の一方側に
設けられ、第1係合部を有する筒状の第1スペーサ部と
を備え、該第2部材は、略円板状の第2座金部と、該第
2座金部の一方側に設けられ、該第1部材と第2部材と
の組合せ時に該第1係合部と係合する第2係合部を有す
る筒状の第2スペーサ部とを備えている。
【0022】本発明において、前記第1係合部は、基端
部から先端部にかけて先細のテーパ状に形成されている
第1スペーサ部の外周面であり、前記第2係合部は、基
端部から先端部にかけて拡径のテーパ状に形成されてい
る第2スペーサ部の外周面である場合がある。
【0023】本発明において、前記第1係合部は、前記
第1スペーサ部の先端部において半径方向内方側に突出
する第1突部であり、前記第2係合部は、前記第2スペ
ーサ部の先端部において半径方向外方側に突出する第2
突部である場合が有る。
【0024】このような組合せ部品が構成されると、前
記第1、第2部材は、第1係合部と第2係合部との相互
の係合により固定されるので、組合せ部品に所定の介在
材を装着して物品に取付ける際に、組合せ部品が相互に
分離して介在材が脱落することが防止される。従って、
介在材などを物品に取付ける際の作業性が格段に向上さ
れる。
【0025】また、本発明の組合せ部品は、前記一対の
部材を用いて構成されるので、必要とされる介在材の厚
さが大きくなっても、各締結用部品の前記筒状のスペー
サ部の軸線方向の長さは、介在材厚さ未満の長さでよ
い。従って、上記各締結用部品を研削加工以外のプレス
加工などの製法で製造することが可能になり、製造工数
を削減することができ、コストダウンを図ることができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を実施例について以下に説
明する。図1〜図8に本発明の第1の実施例を示す。図
1は本実施例の組合せ部品である組合せワッシャ21の
分解状態の正面図であり、図2はワッシャ部材23の平
面図であり、図3は組合せワッシャ21の断面図であ
り、図4は組合せワッシャ21の使用状態を説明する正
面図であり、図5は組合せワッシャ21の正面図であ
り、図6は組合せワッシャ21の変形例を示す断面図で
あり、図7は組合せワッシャ21の他の変形例を示す断
面図であり、図8は組合せワッシャ21に関連する構成
の分解斜視図である。
【0027】以下、図4を参照して、本実施例について
説明する。本実施例は、例として、自動車のエンジン2
4のシリンダブロック25に固定されているシリンダヘ
ッド26に連結されているエキゾーストマニホールド
(以下、エキマニ)27に関連して説明される。内部を
エンジン24からの高温の燃焼排ガスが通過しているエ
キマニ27には、遮熱カバー28が装着され、遮熱カバ
ー28に内蔵されている断熱材(図示せず)などが、エ
キマニ27からの輻射熱を遮断し、更に、エキマニ27
からの騒音を吸収するなどして、外部に放散される熱や
騒音を抑制する機能を実現している。
【0028】このような遮熱カバー28をエキマニ27
に取付ける際に、後述するような組合せワッシャ21を
用いる。以下、図5及び図8を併せて参照する。組合せ
ワッシャ21は、鉄板などの金属板を後述するようにプ
レス加工して形成される第1部材及び第2部材を含む複
数の部材であるワッシャ部材22、23を用い、これら
を相互に組み合わせることにより構成される。組合せワ
ッシャ21は、第1座金部及び第2座金部である一対の
ワッシャ部29a,29bと、これらと一体で長さL1
の円筒状のスペーサ部30とを備えている。
【0029】以下、図1〜図3を併せて参照する。ワッ
シャ部材22は、ボルトなどの挿通穴31aを有する円
板状の前記ワッシャ部29aと、挿通穴31aと連通す
る挿通穴32aを有し、ワッシャ部29aに対してほぼ
直立し、ワッシャ部29aと一体に形成される長さL2
の円筒状のスペーサ部33aとを備える。スペーサ部3
3aの遊端部付近には、図1及び図3に示されるよう
に、スペーサ部33aの半径方向外方が減肉された外径
L21の環状凹部34aが形成されている。
【0030】他方のワッシャ部材23は、ボルトなどの
挿通穴31bを有する円板状の前記ワッシャ部29b
と、挿通穴31bと連通する挿通穴32bを有し、ワッ
シャ部29bに対してほぼ直立し、ワッシャ部29bと
一体に形成される長さL3の円筒状のスペーサ部33b
とを備える。各長さL1、L2、L3の間には下式の関
係がある。
【0031】 L1=L2+L3 ・・・(1) スペーサ部33bの遊端部付近には、図1及び図3に示
されるように、スペーサ部33bの半径方向内方側が減
肉された内径L22の環状凹部34bが形成されてい
る。
【0032】前記環状凹部34aの外径L21は、環状
凹部34bの内径L22とほぼ同一のサイズか僅かに小
さく形成される。従って、各ワッシャ部材22、23
は、環状凹部34aを環状凹部34bに圧入することに
よって組み合わされる。これにより、ワッシャ部材2
2、23が組み合わされて構成される組合せワッシャ2
1において、各ワッシャ部材22、23が相互に機械的
に結合され、ワッシャ部材22、23が相互に離脱する
事態が防止される。このように、各ワッシャ部材22、
23を組み合わせることにより、各スペーサ部33a、
33bが前記スペーサ部30を構成する。
【0033】本実施例の組合せワッシャ21は、各ワッ
シャ部材22、23を、材料の金属板に複数の挿通穴3
1a、31b、32a、32bの穴径よりも小径の透孔
を打抜いた後、これらの透孔の周縁部の相互に反対側表
面に、前記それぞれ環状凹部34a、34bとなる減肉
部をプレス加工で形成する。この後に、各透孔の周囲の
環状凹部34a、34bを含む範囲を絞り加工して、前
記座金部29a、29bと、座金部29a、29bの一
方側に配置された筒状のスペーサ部33a、33bを有
するワッシャ部材22、23を得て、各ワッシャ部材2
2、23を組み合わせて組合せワッシャ21を構成す
る。
【0034】このとき、組合せワッシャ21が、前記絞
り加工などのプレス加工工程で製造可能なのは、組合せ
ワッシャ21の前記スペーサ部33a33bを、図7に
示す組合せワッシャ21のスペーサ部30の長さL1よ
り短い、絞り加工が可能な長さに選ばれているからであ
る。
【0035】以下、組合せワッシャ21の使用法につい
て説明する。図4及び図7に示されるように、前記ワッ
シャ部材22、23を準備する。前記遮熱カバー28の
ボルト穴42に対して、各ワッシャ部材22、23の遊
端部を対向させ、遮熱カバー28とワッシャ部材22、
23との間、少なくとも遮熱カバー28とエキマニ27
側のワッシャ部材22、23との間に、例としてワイヤ
メッシュなどからなり挿通穴を有する円環状の制振材4
1、42を挟み、各制振材41、42の間に遮熱カバー
28を挟む。これにより、組合せワッシャ21に制振材
41、42及び遮熱カバー28が挟まれた組立体が構成
される。この組立体にボルトを挿通して前記エキマニ2
7に遮熱カバー28を取り付ける。
【0036】このような組合せワッシャ21を用いる場
合、締結用の部品として必要なのは、ボルトなどの締結
手段以外には、上記組合せワッシャ21のみである。こ
のため、スリーブやワッシャなど他種の締結用部品を組
合せて用いる必要が解消される。これにより、締結時に
使用される部品の点数を削減することができる。
【0037】本実施例の変形例として、ワッシャ部材2
2のスペーサ部33aの遊端部を、例として図6に示さ
れるように、スペーサ部33aの半径方向外方側が先細
状に薄肉となるテーパ面である係合凹部34を有するよ
うに形成し、ワッシャ部材23のスペーサ部33bの遊
端部を、例として図6に示されるように、スペーサ部3
3bの半径方向内方側が先細状に薄肉となるテーパ面で
ある係合凹部35を有するように形成するようにしても
よい。
【0038】このような実施例においても、前述した実
施例で説明した作用効果と同様な作用効果を達成するこ
とができる。
【0039】本実施例の他の変形例として、ワッシャ部
材22のスペーサ部33aの遊端部を、例として図7に
示されるように、スペーサ部33aの遊端部を円弧状に
凸の突部36を構成し、ワッシャ部材23のスペーサ部
33bの遊端部を、例として図7に示されるように、ス
ペーサ部33bの遊端部を円弧状に凹状の凹部37を有
するように形成するようにしてもよい。
【0040】このような実施例においても、前述した実
施例で説明した作用効果と同様な作用効果を達成するこ
とができる。
【0041】図9〜図13は、本発明の第2実施例を示
す図である。図9は本実施例の組合せワッシャ50の分
解した状態の正面図であり、図10は組合せワッシャ5
0を構成するワッシャ部材51の平面図であり、図11
は組合せワッシャ50の組み合わされた状態の側面図で
あり、図12は組合せワッシャ50の使用法を説明する
正面図であり、図13は組合せワッシャ50に関連する
構成の分解斜視図である。
【0042】本実施例の組合せワッシャ50は、一例と
して、前記第1の実施例と同様に、図4を参照して説明
されたようなエキマニ27に遮熱カバー28を装着する
際に用いられる。本実施例の組合せワッシャ50は、一
対のワッシャ部材51、52を組み合わせて構成され
る。
【0043】ワッシャ部材51は、例として板厚1.6
mmの鉄板などから後述するように絞り加工で形成され
る。ワッシャ部材51は、前記第1の実施例の組合せワ
ッシャ21における座金部29a,29bが平板環状で
あったのに対して、平板環状の平板部53と、平板部5
3の外周縁部から立ち上がる外周壁部54とを含む深皿
状のワッシャ部55を備えている。また、ワッシャ部材
51は、平板部53と一体に形成される長さL4の円筒
状のスペーサ部56を備えている。スペーサ部56の遊
端部付近の形状は、第1実施例の場合と同様であり、例
として、スペーサ部56の半径方向外方が減肉された環
状凹部57が形成されている。
【0044】ワッシャ部材52は、ワッシャ部材51と
同様な材料から同様な加工法で形成される。ワッシャ部
材52は、平板環状の平板部58と、平板部58の外周
縁部から立ち上がる外周壁部59とを含む深皿状のワッ
シャ部60を備えている。また、ワッシャ部材52は、
平板部58と一体に形成される長さL5の円筒状のスペ
ーサ部61を備えている。スペーサ部61の遊端部付近
の形状は、第1実施例の場合と同様であり、スペーサ部
61の半径方向内方が減肉された環状凹部62が形成さ
れている。
【0045】このようなワッシャ部材51、52を組み
合わせることにより、図11に示されるような、スペー
サ部56、61が組み合わされてなる長さL6 L6=L4+L5 ・・・(2) のスペーサ部63と、ワッシャ部55、60とを有しボ
ルトなどの挿通穴64、65を有する組合せワッシャ5
0が構成される。
【0046】このような組合せワッシャ50は、以下の
ようにして形成される。例として、板厚1.6mmの鉄
板などの金属板を、前記ワッシャ部55、60の外形に
対応する形状に切断し、スペーサ部56、61の挿通穴
64、65に対応する形状の穴を形成する外形加工処理
(ブランキング)を施す。次に、圧縮加工などで金属板
の両面に前記環状凹部57、62を構成すべく減肉部を
形成する。次に、絞り加工などでワッシャ部55、60
からスペーサ部56、61を立ち上げ、平板部53、5
8から外周壁部54、59を立ち上げるように変形加工
する。このようにして、組合せワッシャ50が形成され
る。このとき、組合せワッシャ50が、前記絞り加工な
どのプレス加工工程で製造可能なのは、組合せワッシャ
50のワッシャ部材51、52の前記スペーサ部56、
61を、図11に示す組合せワッシャ50のスペーサ部
63の長さL6より短い、絞り加工が可能な長さに選ば
れているからである。
【0047】以下、組合せワッシャ50の使用法につい
て説明する。図4を併せて参照する。本実施例では、一
対のワッシャ部材51、52を含む複数組の組合せワッ
シャ50を準備する。前記遮熱カバー28のボルト穴4
2に対して、各組合せワッシャ50のスペーサ部56、
61を対向させ、遮熱カバー28と各ワッシャ部材5
1、52のワッシャ部55、59との間、少なくとも遮
熱カバー28とエキマニ27側のワッシャ部55、59
との間に、例としてワイヤメッシュなどからなり挿通穴
69を有する円筒状で軸線方向の長さL7(>L6/
2)の制振材70を挟み、各ワッシャ部材51、52の
各環状凹部57、62を相互に噛み合わせる。
【0048】このようにして、内部に制振材70が保持
された前記組合せワッシャ50が構成される。図13に
示されるように、遮熱カバー28に装着された組合せワ
ッシャ50にボルト66を挿通し、このボルト66をエ
キマニ27のボス部67のボルト穴68にねじ付ける。
このようにして、組合せワッシャ50を用いて、遮熱カ
バー28をエキマニ27に取り付ける。
【0049】このような実施例においても、前記第1の
実施例において説明した作用効果と同様な作用効果が達
成されるのは明らかである。更に、本実施例の組合せワ
ッシャ50では、ワッシャ部材51、52の各ワッシャ
部55、60が深皿状に形成されているので、一対のワ
ッシャ部材51、52で挟まれた制振材70が確実に保
持され、制振材70の半径方向の位置ずれや振動を抑制
することができるという作用効果も併せて達成される。
【0050】また、本発明では、制振材70として、前
記ワイヤメッシュに限定されず、例として、ガラスクロ
スやセラミック繊維などの無機繊維やゴムなどの材料を
用いることが可能である。このような材料を用いた場
合、無機繊維やゴムなどは経時変化で表面から剥離を生
じることがある。本実施例の組合せワッシャ50では、
前記深皿状のワッシャ部55、60によって剥離する材
料を外部に脱落することなく保持することができ、剥離
による制振材70の減少による制振作用の低下を防止す
ることができる。また、この制振作用の低下防止の点
で、組合せワッシャ50を構成する一対のワッシャ部材
51、52の外周壁部54、59の先端部が実質的に相
互に接触するように、組合せワッシャ50を形成するよ
うにしてもよい。
【0051】また、このような組合せワッシャ50を構
成するワッシャ部材51、52は、上記組合せワッシャ
50を構成するために用いられるに限らず、単一個の部
品としても用いられる。即ち、通常の座金(ワッシャ)
に代えて用いることなどが可能である。これにより、通
常の座金の機能に加え、各実施例の組合せワッシャ2
1,50の前記スペーサ部33a、33b,56、61
のスペーサ機能を利用して、座金とスペーサとが組み合
わされて達成される機能を、単一個の組合せワッシャ2
1,50で達成することができる。
【0052】図14は本発明の第3実施例の組合せワッ
シャ71の断面図である。以下、図14を参照して、本
実施例について説明する。本実施例の組合せワッシャ7
1は、前記第1実施例の組合せワッシャ21と類似した
構成と製造法を有し、本実施例において、第1実施例の
組合せワッシャ21と対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0053】本実施例の特徴は、第1実施例においてワ
ッシャ部材22、23のスペーサ部33a、33bがワ
ッシャ部29a、29bに対してほぼ直立した状態に形
成され、しかも、その遊端部に環状凹所34a、34b
が形成されていたのに対し、各ワッシャ部材72、73
の各スペーサ部74、75をワッシャ部76、77に対
してそれぞれ傾斜させたテーパ部として形成し、さら
に、各スペーサ部74、75の遊端部に第1実施例にお
ける環状凹所34a、34bが形成されていない点にあ
る。
【0054】本実施例において、一例として、ワッシャ
部材72のスペーサ部74は、ワッシャ部76から離反
するに従い拡径するテーパ状に形成され、ワッシャ部材
73のスペーサ部75は、ワッシャ部77から離反する
に従い縮径するテーパ状に形成される。
【0055】以下、組合せワッシャ71の製造法の一例
を説明する。鉄板などの金属板に各ワッシャ部材72、
73の挿通穴78、79に相当する透孔をプレスによる
穴あけ工程で形成した後、ワッシャ部材72を形成する
金属板に対して、図14に二点鎖線で示すようにスペー
サ部74をワッシャ部76からほぼ直立するように形成
する。一方、ワッシャ部材73を形成する金属板に対し
て、スペーサ部75をワッシャ部76から離反するに従
い縮径するようにテーパ状に形成する。このとき、直円
筒状のスペーサ部74の外径L8は、スペーサ部75の
先端部の内径L9よりも小さく形成される。
【0056】この後、ワッシャ部材72、73の間に、
前記実施例における制振材などを挟んで直円筒状のスペ
ーサ部74をスペーサ部75内に挿入し、ワッシャ部材
73側からスペーサ部74の内径よりも大径の治具を挿
入してプレスしスペーサ部74を前述のようにテーパ状
に塑性変形させる。
【0057】このようにして、スペーサ部74に図14
の二点鎖線で示されるスペーサ部75が係合する。ワッ
シャ部材72、73が相互に離反しようとすると、スペ
ーサ部74、75が相互に係合し、ワッシャ部材72、
73の離反が阻止される。
【0058】このようにして、例として遮熱カバー28
のボルト穴42に制振材を挟んで装着された組合せワッ
シャ71は、ワッシャ部材72、73が相互に結合され
た状態を保持することができ、ワッシャ部材72、73
の遮熱カバー28からの脱落が防止され、また、挟まれ
ている制振材が脱落することが防止される。これによ
り、遮熱カバー28をエキマニ27に装着する工程が格
段に簡略化される。
【0059】図15は本発明の第4実施例の組合せワッ
シャ81の断面図であり、図16〜図18は本実施例の
組合せワッシャ81の製造工程を説明する断面図であ
る。以下、図15を参照して、本実施例の組合せワッシ
ャ81の構成について説明する。
【0060】本実施例の特徴は、組合せワッシャ81の
各ワッシャ部材82、83の各スペーサ部84、85を
ワッシャ部86、87に対してほぼ直立した勅円筒状に
それぞれ形成し、さらに、スペーサ部84の遊端部に半
径方向外方に突出する環状突起88を形成し、スペーサ
部85の遊端部に半径方向内方に突出する環状突起89
を形成したことである。
【0061】このとき、環状突起88の外径L10は、
環状突起89が形成する透孔90の穴径L11よりも大
きく、スペーサ部85の内径L12程度かそれよりも小
さく選ばれる。また、前記透孔90の穴径L11は、ス
ペーサ部84の外径L13程度かそれよりも小さく形成
される。従って、スペーサ部84に対してスペーサ部8
5が図15の二点鎖線で示すように組み合わされた状態
で、環状突起88、89がスペーサ部85の内周面及び
スペーサ部84の外周面にそれぞれ当接してワッシャ部
材82、83が相互に結合される。また、仮に、ワッシ
ャ部材82、83が相互に軸線方向にずれた場合でも、
環状突起988、89が相互に係合してワッシャ部材8
2、83が相互に離脱する事態が防止される。
【0062】以下、図16〜図18を併せて参照して、
組合せワッシャ81の製造法の一例を説明する。鉄板な
どの金属板に各ワッシャ部材82、83の挿通穴91、
92に相当する透孔をプレスによる穴あけ工程で形成し
た後、ワッシャ部材83を形成する金属板に対して、プ
レスによる絞り加工で環状突起89を形成する。ワッシ
ャ部材83を形成する金属板の環状突起89を囲む領域
を環状突起89の突出方向と逆方向に絞り、スペーサ部
85を形成する。
【0063】一方、ワッシャ部材82を形成する図16
に示す金属板93に対して、プレスによる絞り加工で環
状突起88aを形成する。金属板93の環状突起88a
を囲む領域を環状突起88aの突出方向と同一方向に絞
り、スペーサ部85となる先細状の台形突起94を形成
する。図17に示すように、台形突起94をスペーサ部
85の挿通穴92内に挿入し、治具95を用いて台形突
起94を金属板93に対してほぼ直立させる。これによ
り、図18に示されるように、環状突起8、89が相互
に係合した状態になる。
【0064】このような実施例でも、前記第3実施例で
説明した作用効果と同様な作用効果を実現できるのは明
らかである。
【0065】本発明は、前記各実施例に限定されるもの
はなく、本発明の精神を逸脱しない範囲で広範な変形例
を含むものである。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、本発明の
組合せ部品を一例として締結用の部品やスペーサとして
用いる場合、ボルトなどの締結手段以外には、上記組合
せ部品のみでよく、スリーブやワッシャなどを組合せて
用いる必要が解消される。これにより、締結時に使用さ
れる部品の点数を削減することができる。
【0067】また、本発明において、第1係合部が、基
端部から先端部にかけて先細のテーパ状に形成されてい
る第1スペーサ部の外周面であり、第2係合部が、基端
部から先端部にかけて拡径のテーパ状に形成されている
第2スペーサ部の外周面である場合や、前記第1係合部
が、前記第1スペーサ部の先端部において半径方向内方
側に突出する第1突部であり、前記第2係合部が、前記
第2スペーサ部の先端部において半径方向外方側に突出
する第2突部である場合、組合せ部品が構成されると、
前記第1、第2部材は、第1係合部と第2係合部との相
互の係合により固定されるので、組合せ部品に所定の介
在材を装着して物品に取付ける際に、組合せ部品が相互
に分離して介在材が脱落することが防止される。従っ
て、介在材などを物品に取付ける際の作業性が格段に向
上される。
【0068】また、本発明の組合せ部品は、前記一対の
部材を用いて構成されるので、必要とされる介在材の厚
さが大きくなっても、各締結用部品の前記筒状のスペー
サ部の軸線方向の長さは、介在材厚さ未満の長さでよ
い。従って、上記各締結用部品を研削加工以外のプレス
加工などの製法で製造することが可能になり、製造工数
を削減することができ、コストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の組合せワッシャ21の分
解状態の正面図である。
【図2】ワッシャ部材23の平面図である。
【図3】組合せワッシャ21の断面図である。
【図4】組合せワッシャ21の使用状態を説明する正面
図である。
【図5】組合せワッシャ21の正面図である。
【図6】組合せワッシャ21の変形例を示す断面図であ
る。
【図7】組合せワッシャ21の他の変形例を示す断面図
である。
【図8】組合せワッシャ21に関連する構成の分解斜視
図である。
【図9】本実施例の組合せワッシャ50の分解した状態
の正面図である。
【図10】組合せワッシャ50を構成するワッシャ部材
51の平面図である。
【図11】組合せワッシャ50の組み合わされた状態の
側面図である。
【図12】組合せワッシャ50の使用法を説明する正面
図である。
【図13】組合せワッシャ50に関連する構成の分解斜
視図である。
【図14】本発明の第3実施例の組合せワッシャ71の
断面図である。
【図15】本発明の第4実施例の組合せワッシャ81の
断面図である。
【図16】本実施例の組合せワッシャ81の製造工程を
説明する断面図である。
【図17】本実施例の組合せワッシャ81の製造工程を
説明する断面図である。
【図18】本実施例の組合せワッシャ81の製造工程を
説明する断面図である。
【図19】第1の従来技術の組合せ部品を説明する分解
断面図である。
【図20】第2の従来技術の締結用部品9の使用状態を
示す正面図である。
【図21】第3の従来技術の締結用部品12の分解斜視
図である。
【符号の説明】
21、51、71、81 組合せワッシャ 22、23、51、52 ワッシャ部材 29a、29b、55、60 ワッシャ部 27 エキマニ 28 遮熱カバー 33a、33b、56、61、74、75、84、85
スペーサ部 34、34a、34b、35、57、62 環状凹部 36 突部 37 凹部 42 ボルト穴 41、42、70 制振材 88、89 環状突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材と第2部材とを組み合わせてな
    る組合せ部品であって、 該第1部材は、 略円板状の第1座金部と、 該第1座金部の一方側に設けられた筒状の第1スペーサ
    部であって、先端部の半径方向外方側に係合凹部が形成
    されている第1スペーサ部とを備え、 該第2部材は、 略円板状の第2座金部と、 該第2座金部の一方側に設けられた筒状の第2スペーサ
    部であって、先端部の半径方向内方側に係合突部が形成
    されている第2スペーサ部とを備える組合せ部品。
  2. 【請求項2】 材料の金属板に複数の透孔を打抜いた
    後、複数の透孔の周縁部の相互に反対側表面にそれぞれ
    環状凹部をプレス加工で形成し、 各透孔の該環状凹部を含む範囲を絞り加工して、略円板
    状の座金部と、該座金部の一方側に配置された筒状のス
    ペーサ部を有する複数の部材を得て、各部材を組み合わ
    せて組合せ部品を構成する組合せ部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1部材と第2部材とを組み合わせてな
    る組合せ部品であって、 該第1部材は、略円板状の第1座金部と、該第1座金部
    の一方側に設けられ、第1係合部を有する筒状の第1ス
    ペーサ部とを備え、 該第2部材は、略円板状の第2座金部と、該第2座金部
    の一方側に設けられ、該第1部材と第2部材との組合せ
    時に該第1係合部と係合する第2係合部を有する筒状の
    第2スペーサ部とを備える組合せ部品。
  4. 【請求項4】 前記第1係合部は、基端部から先端部に
    かけて先細のテーパ状に形成されている第1スペーサ部
    の外周面であり、 前記第2係合部は、基端部から先端部にかけて拡径のテ
    ーパ状に形成されている第2スペーサ部の外周面である
    請求項3に記載の組合せ部品。
  5. 【請求項5】 前記第1係合部は、前記第1スペーサ部
    の先端部において半径方向内方側に突出する第1突部で
    あり、 前記第2係合部は、前記第2スペーサ部の先端部におい
    て半径方向外方側に突出する第2突部である請求項3に
    記載の組合せ部品。
  6. 【請求項6】 材料の金属板に複数の透孔を打抜き、 複数の透孔の周縁部をプレス加工で折り曲げて、係合部
    を有する筒状のスペーサ部を形成し、 該スペーサ部の基端部を含む範囲を打抜いて、略円板状
    の座金部と、該座金部の一方側に設けられた該スペーサ
    部とを有する複数の部材を得て、 複数の部材の各スペーサ部を相互に半径方向に内外とな
    るように組み合わせ、半径方向内方の該スペーサ部をプ
    レス加工で拡径するように折り曲げて、各部材のスペー
    サ部の各係合部を相互に係合させるようにした組合せ部
    品の製造方法。
JP25884698A 1998-09-11 1998-09-11 組合せ部品及びその製造方法 Expired - Lifetime JP4415399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25884698A JP4415399B2 (ja) 1998-09-11 1998-09-11 組合せ部品及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25884698A JP4415399B2 (ja) 1998-09-11 1998-09-11 組合せ部品及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000087945A true JP2000087945A (ja) 2000-03-28
JP4415399B2 JP4415399B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=17325852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25884698A Expired - Lifetime JP4415399B2 (ja) 1998-09-11 1998-09-11 組合せ部品及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4415399B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138718A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Nishimura Kinzoku:Kk メガネフレームのツル折畳み継手及び蝶番並びにワッシャ
JP2010537124A (ja) * 2007-08-16 2010-12-02 アキュメント ゲーエムベーハー ウント コー オーハーゲー 合成樹脂部材を自動車の車体に固定するための装置
JP2020152182A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社小松製作所 フィルタ取付け体、および作業車両
JP2021017934A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 宮後工業株式会社 ねじ着脱時切粉落下防止構造とねじ着脱時切粉落下防止構造の形成方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138718A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Nishimura Kinzoku:Kk メガネフレームのツル折畳み継手及び蝶番並びにワッシャ
JP2010537124A (ja) * 2007-08-16 2010-12-02 アキュメント ゲーエムベーハー ウント コー オーハーゲー 合成樹脂部材を自動車の車体に固定するための装置
JP2020152182A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社小松製作所 フィルタ取付け体、および作業車両
WO2020189680A1 (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社小松製作所 フィルタ取付け体、および作業車両
JP7355510B2 (ja) 2019-03-19 2023-10-03 株式会社小松製作所 フィルタ取付け体、および作業車両
JP2021017934A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 宮後工業株式会社 ねじ着脱時切粉落下防止構造とねじ着脱時切粉落下防止構造の形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4415399B2 (ja) 2010-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6328513B1 (en) Vibration floating washer assembly and method of attaching the same to heat insulating plate
US5441456A (en) Press-formed pulley
JP2006220208A (ja) 防振ブッシュの取付け構造
US7155903B2 (en) Buffer washer member and vibration and heat insulating board having the same
JP2004144288A (ja) ダイナミックダンパ
JP2000087945A (ja) 組合せ部品及びその製造方法
JPH0733934Y2 (ja) 車両用パワープラントの結合構造
JP3004584B2 (ja) 防振装置の弾性ストッパ
JP2000291711A (ja) 緩衝ワッシャ及び緩衝構造
JPH1151034A (ja) 締結用部品およびそれを用いた組合せスペーサ
JP4005849B2 (ja) 部品固定具
EP1072499B1 (en) Mounting structure of thermal shield for oil pump
JP2579761Y2 (ja) 取付部材の振動遮断形取付構造
JP2002130375A (ja) 防振装置
JPH08326811A (ja) 防振装置
JP2000018326A (ja) 防振ゴム構造
JP3117518B2 (ja) カム軸
JP3523431B2 (ja) 自動車排気系用フレキシブルチューブとその製造方法
JPH0660765U (ja) エアクリーナの支持装置
JPH08226491A (ja) 防振マウント
JP3805608B2 (ja) 筒型防振装置
JP3324511B2 (ja) 電気接続箱の固定構造
JP2003262252A (ja) ダイナミックダンパ
JP2000356138A (ja) 排気管の遮熱カバー取付構造
KR100214645B1 (ko) 리니어 모터의 인너 라미네이션 고정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term