JP2000087929A - プレートとボルトの固定構造および固定方法 - Google Patents

プレートとボルトの固定構造および固定方法

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JP2000087929A
JP2000087929A JP10261221A JP26122198A JP2000087929A JP 2000087929 A JP2000087929 A JP 2000087929A JP 10261221 A JP10261221 A JP 10261221A JP 26122198 A JP26122198 A JP 26122198A JP 2000087929 A JP2000087929 A JP 2000087929A
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JP
Japan
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bolt
plate
shaft
washer
head
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Toshiaki Enami
俊明 江波
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Enami Seiki Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接を用いることなくボルトをプレートに固
定する。 【解決手段】 プレート2に設けられた貫通孔2aにボ
ルト1の軸部1bを挿通し、該軸部1bにワッシャ3を
装着する。軸部1bを軸方向に圧縮して拡径部1cを形
成し、この拡径部1cとワッシャ3とを係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレートとボル
トの固定構造および固定方法に関し、より特定的には、
溶接を用いることなくプレートにボルトを固定した構造
およびその固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プレートにボルトを固定する
手法の一例として溶接は知られている。具体的には、空
調装置の室外機のベースプレートに、コンプレッサの位
置決め用ボルトを固定するのに溶接を採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにベースプレートにボルトを溶接で固定した場合、
後に塗装工程が必要となり、コストが増大するという問
題があった。
【0004】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものである。この発明の目的は、溶接を
用いることなくプレートとボルトとを固定することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプレート
とボルトの固定構造は、プレートと、ボルトと、挟持部
材とを備える。ボルトは、頭部と軸部とを有する。ボル
トの軸部には拡径部が設けられる。挟持部材は、ボルト
の頭部との間でプレートを挟持する部材である。そし
て、ボルトの拡径部と挟持部材とを係合させることによ
り、ボルトをプレートに固定する。なお、上記「拡径
部」には、積極的に拡径する場合のみならず、縮径部を
形成することにより結果としてその縮径部に対し径が大
きくなった部分も含むものと定義する。
【0006】上記のようにボルトに拡径部を設け、該拡
径部と挟持部材とを係合させることにより、ボルトをプ
レートに固定することができる。それにより、溶接を用
いることなくプレートにボルトを固定することができ
る。
【0007】上記プレートは、好ましくは、第1貫通孔
を有する。挟持部材は、好ましくは、第2貫通孔を有す
る座金を含む。軸部は、第1および第2貫通孔に挿通さ
れる。そして、ボルトの拡径部外面が、座金と係合す
る。なお、ボルトの根元にくびれ部を設け、このくびれ
部よりも軸部先端側に位置する部分と座金とを係合させ
てもよい。
【0008】挟持部材として座金を採用することがで
き、この場合には座金の内周近傍と拡径部の外面とを係
合させることにより、ボルトをプレートに固定すること
ができる。
【0009】上記プレートは、好ましくは、貫通孔を有
する。ボルトは、頭部上面に開口し拡径部の内部にまで
達する凹部を有する。この場合、挟持部材として、頭部
と軸部とを有するピンを採用する。このピンの頭部とボ
ルトの頭部とでプレートを挟持する。ピンの軸部は、貫
通孔を通して凹部内に嵌挿され、凹部内で拡径部を有す
る。そして、ピンの拡径部の外面と、ボルトの拡径部の
内面とが係合する。
【0010】このように、凹部内に嵌挿されたピンの軸
部における拡径部の外面と、ボルトの拡径部の内面とを
係合した場合にも、プレートにボルトを固定することが
できる。
【0011】この発明に係るプレートとボルトの固定方
法は、1つの局面では、下記の各工程を備える。貫通孔
を有するプレートの該貫通孔にボルトの軸部を挿通す
る。ボルトの頭部との間にプレートを挟むように座金を
ボルトの軸部に装着する。軸部に軸方向の圧縮力を付加
することにより、座金と係合する拡径部を軸部に形成す
る。
【0012】上記のように、プレートの貫通孔にボルト
の軸部を挿通した後に該軸部に座金を装着することによ
り、ボルトの頭部と座金とでプレートを挟持可能な状態
とすることができる。この状態でボルトの軸部に軸方向
の圧縮力を付加することにより、座金と係合する拡径部
をボルトの軸部に形成することができる。それにより、
ボルトをプレートに固定することができる。
【0013】この発明に係るプレートとボルトの固定方
法は、他の局面では、軸部の根元にくびれ部のあるボル
トと、座金とを用いるものであり、下記の各工程を備え
る。貫通孔を有するプレートの該貫通孔にボルトの軸部
を挿通する。ボルトの頭部との間にプレートを挟むよう
に座金を軸部に装着する。座金を変形させることによ
り、座金の一部をくびれ部に入り込ませる。なお、内周
面近傍に厚肉部を有する座金を用いてもよい。この場合
には、厚肉部に押圧力を付加して座金を変形させてくび
れ部に入り込ませてもよい。
【0014】このように、予めボルトの軸部の根元にく
びれ部を設け、座金を変形させてくびれ部に入り込ませ
た場合にも、くびれ部を設けることによって結果として
形成されたボルトの軸部先端側における相対的に径の大
きな部分と座金とを係合させることができる。それによ
り、ボルトをプレートに固定することができる。
【0015】この発明に係るプレートとボルトの固定方
法は、さらに他の局面では、頭部上面に開口し軸部内に
延在する凹部を有するボルトと、軸方向の長さがボルト
に設けられた凹部の深さよりも大きい軸部と頭部とを有
するピンとを用いるものであり、下記の各工程を備え
る。貫通孔を有するプレートの該貫通孔とボルトの凹部
開口とを位置合わせし、貫通孔を通して凹部内にピンの
軸部を挿入する。ピンの頭部に押圧力を付加することに
より、凹部内でピンの軸部を拡径するとともにボルトの
軸部をも拡径する。なお、ピンの頭部を、その周縁部に
向かうにつれてピンの軸部側に傾斜させてもよい。
【0016】上記のように、プレートの貫通孔を通して
ボルトの凹部内にピンの軸部を挿入することにより、ピ
ンの頭部とボルトの頭部とでプレートを挟持可能な状態
となる。このとき、ピンの軸部の長さがボルトの凹部の
深さよりも大きいので、ピンの頭部とプレートとの間に
は隙間が存在する。この状態のピンの頭部の押圧力を付
加することにより、ピンの軸部に軸方向の圧縮力を付与
することができる。それにより、ボルトの凹部内でピン
の軸部を拡径させることができる。このようにピンの軸
部がボルトの凹部内で拡径することにより、ボルトの軸
部も拡径される。その結果、ボルトの軸部に形成された
拡径部の内面と、ピンの軸部に形成された拡径部の外面
とが係合することとなり、ボルトをプレートに固定する
ことができる。また、ピンの頭部を、その周縁部に向か
うにつれてピンの軸部側に傾斜させることにより、ピン
の取付後にピンの頭部の周縁部を確実にプレートに当接
させることができる。それにより、ピンの抜ピけを抑制
できるばかりでなく、シールが必要な場合にはシール性
を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を用いて、こ
の発明の実施の形態について説明する。
【0018】(実施の形態1)まず、図1〜図3を用い
て、この発明の実施の形態1について説明する。図1
は、この発明の実施の形態1におけるプレート2とボル
ト1との固定構造を示す断面図である。
【0019】図1を参照して、プレート2に設けられた
貫通孔2aに、ボルト1の軸部1bが挿通されている。
軸部1bには挟持部材としてのワッシャ(座金)3が装
着される。このワッシャ3と、ボルト1の頭部1aとで
プレート2が挟持される。
【0020】軸部1bには拡径部1cが設けられる。こ
の拡径部1cとワッシャ3の内周近傍とが係合する。そ
れにより、ボルト1をプレート2に固定することができ
る。
【0021】拡径部1cの最大径は、たとえば軸部1b
の径が10mmの場合、10.8〜11.0mm程度で
よいものと考えられる。なお、くびれ部1cの径は、こ
の値以上であってもよい。
【0022】本願の発明者は、本発明の効果を確認すべ
く、図1に示す固定構造を実際に作製し、ボルト1の軸
部1bの先端に軸方向荷重を加え、ボルト1がプレート
2から抜け落ちたときの荷重(ボルト抜け強度)と、該
軸方向荷重により0.3mmのガタが発生し始める荷重
(ガタ発生強度)とを計測した。その結果を下記の表1
に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1に示すように、ワッシャ3の厚みが4
mmの場合、ボルト抜け強度およびガタ発生強度の平均
値はそれぞれ2871kgf,1389kgfであり、
ワッシャ3の厚みが3mmの場合、ボルト抜け強度およ
びガタ発生強度の平均値がそれぞれ2631kgf,1
329kgfと大きな値を示しているのがわかる。
【0025】本願の発明者は、溶接によりプレート2に
ボルト1を固定した場合と比較すべく、ボルト1をプロ
ジェクション溶接でプレート2に固定した場合の抜け強
度を測定したところ、850kgfであった。
【0026】このことより、本発明によれば、従来例よ
りもボルト抜け強度を格段に向上することができると言
える。それに加え、本発明によれば、塗装鋼板に直接ボ
ルト1を固定することができ、ボルト1の固定後に塗装
工程を行なう必要がなくなる。
【0027】次に、図2および図3を用いて、本実施の
形態1におけるボルトの固定方法について説明する。
【0028】図2を参照して、プレート2の貫通孔2a
に軸部1bを挿通し、軸部1bにワッシャ3を装着す
る。次に、軸部1bを受入れる貫通孔を有する金型4
と、該貫通孔に挿入され軸部1bに軸方向の押圧力を付
与するためのパンチ5とを準備する。ワッシャ3を装着
した状態の軸部1bを金型4に設けられた上記の貫通孔
内に挿入し、ボルト1の頭部1aに矢印に従った力を付
与しつつパンチ5によって軸部1bの先端から軸部1b
に軸方向の圧縮力を付与する。
【0029】このとき、軸部1bの側面は金型4によっ
て挟持されているので、図3に示すように、ワッシャ3
の直下に拡径部1cを形成することができる。この拡径
部1cとワッシャ3とが係合することにより、ボルト1
がプレート2に固定される。以上の工程を経て図1に示
す固定構造が得られることとなる。
【0030】(実施の形態2)次に、図4〜図7を用い
て、この発明の実施の形態2について説明する。図4
は、この発明の実施の形態2における固定構造を示す断
面図である。
【0031】図4を参照して、本実施の形態2では、ボ
ルト1の軸部1bの根元にくびれ部1dを形成し、ワッ
シャ3の内周部近傍を変形させてくびれ部1d内に入り
込ませている。それにより、ワッシャ3とボルト1の軸
部1bとを係合させることができ、ボルト1をプレート
2に固定することができる。なお、本実施の形態2で
は、ボルト1の軸部1bにくびれ部1dを形成すること
により、結果としてくびれ部1dよりも先端側における
軸部1bの径がくびれ部1dの径よりも大きくなってい
る。
【0032】次に、図5〜図7を用いて、本実施の形態
2における固定方法について説明する。図5(a)およ
び(b)には、本実施の形態2において使用可能なボル
ト1およびワッシャ3の斜視図を示している。
【0033】図5(a)および(b)を参照して、軸部
1bの根元にくびれ部1dを有するボルト1と、内周部
近傍に厚肉部3bを有するワッシャ3とを準備する。な
お、ワッシャ3が所定以上の厚みを有していれば、厚肉
部3bは、必ずしも必要ではない。
【0034】次に、図6に示すように、プレート2の貫
通孔にボルト1の軸部1bを挿通した後、軸部1bにワ
ッシャ3を装着する。その後、凸部4aを有する金型4
を図6における矢印に従って移動させ、凸部4aにより
厚肉部3bを変形させる。
【0035】それにより、図7に示すように、厚肉部3
bが変形し、ワッシャ3の一部をくびれ部1dに入り込
ませることができる。その結果、ワッシャ3の内周近傍
とボルト1の軸部1bにおける拡径部(くびれ部1d以
外の軸部1b)とを係合させることができ、ボルト1を
プレート2に固定することができる。
【0036】なお、上述の固定方法では、凸部4aと厚
肉部3bとの双方を設けた場合について説明したが、少
なくとも一方を設ければよい。すなわち、凸部4aを設
けた場合には、厚肉部3bを省略でき、厚肉部3bを設
けた場合には凸部4aを省略できる。
【0037】(実施の形態3)次に、図8〜図11を用
いて、この発明の実施の形態3について説明する。図8
は、この発明の実施の形態3における固定構造を示す断
面図である。
【0038】図8を参照して、本実施の形態3では、挟
持部材としてピン6を用いている。このピン6は、頭部
6aと軸部6bとを有し、軸部6bに拡径部6cが設け
られる。ボルト1には、ピン6の軸部6bを受入れる凹
部が設けられる。この凹部内に拡径部6cが設けられる
ことにより、ボルト1の軸部1bに拡径部1cが設けら
れる。このボルト1の拡径部1cの内面と、ピン6の拡
径部6cの外面とを係合させることにより、ボルト1を
プレート2に固定する。
【0039】次に、図9〜図11を用いて、本実施の形
態3における固定方法について説明する。図9(a)お
よび(b)は、本実施の形態3において使用可能なピン
6およびボルト1を示す部分断面斜視図である。
【0040】図9(a)を参照して、ピン6の頭部の6
aは、好ましくは、周縁部に向かうにつれて軸部6b側
に傾斜する。傾斜角θは任意に選択可能である。
【0041】図9(b)に示すように、ボルト1は、頭
部1a上面に開口し軸部1b内部に延在する凹部1eを
有する。この凹部1eの深さDは、ピン6の軸部6bの
長さLよりも小さくなるように設定される。
【0042】図10を参照して、ボルト1の凹部1eの
開口とプレート2に設けられた貫通孔2aとを位置合わ
せし、貫通孔2aを通してピン6の軸部6bを凹部1e
内に挿入する。このとき、軸部6bの長Lが凹部1eの
深さDよりも大きいため、頭部6aとプレート2間には
隙間が存在する。
【0043】貫通孔とその上端に設けられた凹部4bと
を有する金型4を準備し、貫通孔内にボルト1の軸部1
bを挿入する。この状態で、ピン6の頭部6aに押圧力
を付与する。
【0044】それにより、図11に示すように、軸部6
bを凹部1e内で軸方向に圧縮して拡径部6cを形成す
ることができる。この拡径部6cの形成により、ボルト
1の軸部1b自体も拡径し、凹部4b内に張出す拡径部
1cが形成される。その結果、ボルト1の拡径部1cの
内面と、ピン6の拡径部6cの外面とが係合する。それ
により、ボルト1をプレート2に固定することができ
る。
【0045】以上のようにこの発明の実施の形態につい
て説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1におけるプレートとボ
ルトの固定構造を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1におけるプレートとボ
ルトの固定方法の第1工程を示す断面図である。
【図3】この発明の実施の形態1におけるプレートとボ
ルトの固定方法の第2工程を示す断面図である。
【図4】この発明の実施の形態2におけるプレートとボ
ルトの固定構造を示す断面図である。
【図5】(a)は、実施の形態2で使用可能なボルトの
斜視図である。(b)は、実施の形態2で使用可能なワ
ッシャの斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態2におけるプレートとボ
ルトの固定方法の第1工程を示す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態2におけるプレートとボ
ルトの固定方法の第2工程を示す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態3におけるプレートとボ
ルトの固定構造を示す断面図である。
【図9】(a)は実施の形態3で使用可能なピンの部分
断面斜視図である。(b)は実施の形態3で使用可能な
ボルトの部分断面斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態3におけるプレートと
ボルトの固定方法の第1工程を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態3におけるプレートと
ボルトの固定方法の第2工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボルト 1a,6a 頭部 1b,6b 軸部 1c,6c 拡径部 1d くびれ部 1e 凹部 2 プレート 2a,3a 貫通孔 3 ワッシャ(座金) 3b 厚肉部 4 金型 4a 凸部 4b 凹部 5 パンチ 6 ピン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートと、 頭部と、軸部とを有し、前記軸部に拡径部を設けたボル
    トと、 前記ボルトの頭部との間で前記プレートを挟持する挟持
    部材とを備え、 前記拡径部と前記挟持部材とを係合させることにより、
    前記ボルトを前記プレートに固定した、プレートとボル
    トの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記プレートは第1貫通孔を有し、 前記挟持部材は、第2貫通孔を有する座金を含み、 前記軸部は、前記第1および第2貫通孔に挿通され、 前記拡径部外面が前記座金と係合する、請求項1に記載
    のプレートとボルトの固定構造。
  3. 【請求項3】前記ボルトの軸部の根元にはくびれ部が設
    けられ、 前記くびれ部よりも前記軸部の先端側に位置する部分が
    前記拡径部となる、請求項2に記載のプレートとボルト
    の固定構造。
  4. 【請求項4】 前記プレートは貫通孔を有し、 前記ボルトは、前記頭部上面に開口し前記拡径部の内部
    にまで達する凹部を有し、 前記挟持部材は、頭部と軸部とを有するピンを含み、 前記ピンの頭部と前記ボルトの頭部とで前記プレートを
    挟持し、 前記ピンの軸部は、前記貫通孔を通して前記凹部内に嵌
    挿され、前記凹部内で拡径部を有し、 前記ピンの拡径部の外面と、前記ボルトの拡径部の内面
    とが係合する、請求項1に記載のプレートとボルトの固
    定構造。
  5. 【請求項5】 貫通孔を有するプレートの該貫通孔にボ
    ルトの軸部を挿通する工程と、 前記ボルトの頭部との間に前記プレートを挟むように座
    金を前記ボルトの軸部に装着する工程と、 前記軸部に軸方向の圧縮力を付加することにより、前記
    軸部に前記座金と係合する拡径部を形成する工程と、 を備えた、プレートとボルトの固定方法。
  6. 【請求項6】 軸部の根元にくびれ部のあるボルトと、
    座金とを用いて、貫通孔を有するプレートと前記ボルト
    とを固定する方法であって、 前記貫通孔に前記ボルトの軸部を挿通する工程と、 前記ボルトの頭部との間に前記プレートを挟むように前
    記座金を前記軸部に装着する工程と、 前記座金を変形させることにより、前記座金の一部を前
    記くびれ部に入り込ませる工程と、 を備えた、プレートとボルトの固定方法。
  7. 【請求項7】前記座金は、内周近傍に厚肉部を有し、該
    厚肉部に押圧力を付加して前記座金を変形させる、請求
    項6に記載のプレートとボルトの固定方法。
  8. 【請求項8】 頭部上面に開口し軸部内に延在する凹部
    を有するボルトと、軸方向の長さが前記凹部の深さより
    も大きい軸部と頭部とを有するピンとを用いて、貫通孔
    を有するプレートと前記ボルトとを固定する方法であっ
    て、 前記貫通孔と前記凹部開口とを位置合わせし、前記貫通
    孔を通して前記凹部内に前記ピンの軸部を挿入する工程
    と、 前記ピンの頭部に押圧力を付加することにより、前記凹
    部内で前記ピンの軸部を拡径するとともに前記ボルトの
    軸部をも拡径する工程と、 を備えた、プレートとボルトの固定方法。
  9. 【請求項9】前記ピンの頭部を、周縁部に向かうにつれ
    て前記ピンの軸部側に傾斜させる、請求項8に記載のプ
    レートとボルトの固定方法。
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