JP2003025165A - スプリングの取付方法及び取付装置 - Google Patents

スプリングの取付方法及び取付装置

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JP2003025165A
JP2003025165A JP2001210673A JP2001210673A JP2003025165A JP 2003025165 A JP2003025165 A JP 2003025165A JP 2001210673 A JP2001210673 A JP 2001210673A JP 2001210673 A JP2001210673 A JP 2001210673A JP 2003025165 A JP2003025165 A JP 2003025165A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した強固なスプリングの取り付けが可能
であると共に、工具の折損や磨耗に有利であるスプリン
グの取付方法及び取付装置を提供する。 【解決手段】 間隔を隔てて対向する第1及び第2基板
の間に介挿するスプリングを取り付ける方法であって、
第2基板に形成された所定の開口部の周囲に設けられた
突起部に第1基板に取り付けられたスプリングをはめ合
わせ、第1基板に形成された開口部の内径よりも小さ
く、第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外
径を有するパンチを第1基板側から挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリングの取付
方法及び取付装置に関する。詳しくは、第2基板に形成
された開口部の内径よりも大きな外径を有するパンチを
第1基板側から挿入することによって、安定した強固な
スプリングの取り付けを可能とするスプリングの取付方
法及び取付装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】基板にスプリングを取り付ける方法とし
ては、特開平6−226559号公報に記載されている
方法が知られている。以下、従来のスプリングの取付方
法を図10、図11及び図12を用いて説明する。
【0003】図10は、従来のスプリングの取付方法を
説明するための断面図であり、第1基板101には開口
部102が形成されており、開口部の周辺には突起部1
03が設けられている。なお、第1基板と同様に第2基
板104にも開口部が形成されており、開口部の周辺に
は突起部が設けられている。ここで、開口部の外径はス
プリング105の内径よりも小さく形成してあり、開口
部の周囲に形成された突起部がスプリングの内側部と係
合する如き構成となっている。
【0004】また、縦割りパンチ106の外径は第1基
板に形成された開口部の内径よりも小さく形成され、先
端部に割り溝107を有し、先端部はこの割り溝によっ
て分割されており、先端部は径方向に弾性的に拡開し得
る様に構成されている。また、縦割りパンチの先端部に
はテーパー部108が形成されており、割り溝にピンを
円滑的に受け入れることが可能である様に形成されてい
る。更に、ピン109は第2基板に形成された開口部の
内径と略同一の外径を有し、その先端部にはテーパー部
に係合する尖塔部110が形成されている。
【0005】従来のスプリングの取付方法では、先ず、
かしめ作業を施すことにより、第1基板にスプリングの
取り付けを行う。続いて、かしめ作業を施すべき第2基
板に形成された開口部の周辺に設けた突起部にピンを挿
入すると共に、既にかしめられた第1基板の開口部を貫
通して縦割りパンチを挿入する。
【0006】縦割りパンチとピンとが接近し、ピンの先
端部に形成された尖塔部が縦割りパンチの先端部に形成
されたテーパー部と係合すると、図11に示す様に割り
溝によって分割された先端部が径方向に拡開し、第2基
板に形成された開口部の周辺部に設けられた突起部にか
しめ作業を施すことによって、第2基板へのスプリング
の取り付けを行う。
【0007】なお、図12に示す様に、かしめ作業を施
すべき第2基板に形成された開口部の周辺に設けた突起
部に縦割りパンチを挿入すると共に、既にかしめられた
第1基板の開口部を貫通してピンを挿入することによっ
ても、第2基板へのスプリングの取り付けが行われてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縦割り
パンチの先端部が割り溝によって分割されているため
に、先端部の強度が乏しく、縦割りパンチに折損や磨耗
が生じ易いという問題があった。また、縦割りパンチの
先端部が径方向に拡開することによってかしめ作業を施
しているのであるが、縦割りパンチの先端部が拡開する
ことによるかしめ作業では、開口部の周辺に設けた突起
部の3、4点のみしかかしめられず、かしめ力が弱いと
いう問題点もあった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑みて創案されたも
のであって、安定した強固なスプリングの取り付けが可
能であると共に、工具の折損や磨耗に有利であるスプリ
ングの取付方法及び取付装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るスプリングの取付方法は、間隔を隔
てて対向する第1及び第2基板の間に介挿するスプリン
グを取り付ける方法であって、前記第2基板に形成され
た所定の開口部の周囲に設けられた突起部に前記第1基
板に取り付けられたスプリングをはめ合わせる工程と、
前記第1基板に形成された開口部の内径よりも小さく、
前記第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外
径を有するパンチを第1基板側から挿入する工程とを備
えることを特徴とする。
【0011】ここで、第1基板に形成された開口部の内
径よりも小さく、第2基板に形成された開口部の内径よ
りも大きな外径を有するパンチを第1基板側から挿入す
ることによって、第2基板に形成された開口部の周囲に
設けられた突起部を押し広げ、スプリングを第2基板に
取り付けている。
【0012】また、本発明に係るスプリングの取付方法
は、間隔を隔てて対向する第1及び第2基板の間に介挿
するスプリングを取り付ける方法であって、前記第1基
板に形成された所定の開口部の周囲に設けられた突起部
にスプリングをはめ合わせる工程と、前記スプリングの
内径よりも小さく、前記第1基板に形成された開口部の
内径よりも大きな外径を有するパンチをスプリング側か
ら挿入する工程と、前記第2基板に形成された所定の開
口部の周囲に設けられた突起部に前記第1基板に取り付
けられた前記スプリングをはめ合わせる工程と、前記第
1基板に形成された開口部の内径よりも小さく、前記第
2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外径を有
するパンチを前記第1基板側から挿入する工程とを備え
ることを特徴とする。
【0013】ここで、スプリングの内径よりも小さく、
第1基板に形成された開口部の内径よりも大きな外径を
有するパンチをスプリング側から挿入することによっ
て、第1基板に形成された開口部の周囲に設けられた突
起部を押し広げ、スプリングを第1基板に取り付けてい
る。また、第1基板に形成された開口部の内径よりも小
さく、第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな
外径を有するパンチを第1基板側から挿入することによ
って、第2基板に形成された開口部の周囲に設けられた
突起部を押し広げ、スプリングを第2基板に取り付けて
いる。
【0014】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係るスプリング取付装置は、間隔を隔てて対向する
第1及び第2基板の間に介挿するスプリングを取り付け
る装置であって、前記第2基板に形成された所定の開口
部の周囲に設けられた突起部に前記第1基板に取り付け
られたスプリングをはめ合わせるはめ合わせ手段と、前
記第1基板に形成された開口部の内径よりも小さく、前
記第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外径
を有するパンチを第1基板側から挿入する挿入手段とを
備えることを特徴とする。
【0015】ここで、挿入手段によって、第2基板に形
成された開口部の周囲に設けられた突起部を押し広げ、
スプリングを第2基板に取り付けている。
【0016】また、本発明に係るスプリング取付装置
は、間隔を隔てて対向する第1及び第2基板の間に介挿
するスプリングを取り付ける装置であって、前記第1基
板に形成された所定の開口部の周囲に設けられた突起部
にスプリングをはめ合わせる第1はめ合わせ手段と、前
記スプリングの内径よりも小さく、前記第1基板に形成
された開口部の内径よりも大きな外径を有するパンチを
スプリング側から挿入する第1挿入手段と、前記第2基
板に形成された所定の開口部の周囲に設けられた突起部
に前記第1基板に取り付けられた前記スプリングをはめ
合わせる第2はめ合わせ手段と、前記第1基板に形成さ
れた開口部の内径よりも小さく、前記第2基板に形成さ
れた開口部の内径よりも大きな外径を有するパンチを前
記第1基板側から挿入する第2挿入手段とを備えること
を特徴とする。
【0017】ここで、第1挿入手段によって、第1基板
に形成された開口部の周囲に設けられた突起部を押し広
げ、スプリングを第1基板に取り付けている。また、第
2挿入手段によって、第2基板に形成された開口部の周
囲に設けられた突起部を押し広げ、スプリングを第2基
板に取り付けている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0019】図1は本発明を適用して製造されるミッシ
ョンリテーナ組立体の一構成例を示す斜視図であって、
ミッションリテーナ組立体1は、円環状に形成された第
1基板2及び同様に円環状に形成された第2基板3と、
第1及び第2基板を相互に連結する16個のコイルスプ
リング4とから構成されている。ここで第1及び第2基
板にはぞれぞれコイルスプリングと同数、即ち16個の
通し穴5が周方向に間隔を隔てて形成されている。
【0020】図2は図1に示すミッションリテーナ組立
体の製造に用いる第1基板の要部断面図であって、第1
基板に形成された通し穴の周囲にはバーリング加工によ
って形成された突起部6が設けられている。ここで、通
し穴の内径(図2中符号A)は4.9mmであり、通し
穴の外径(図2中符号B)は5.75mmである。ま
た、突起部の板厚(図2中符号C)は0.425mmで
ある。
【0021】ここで、通し穴の周囲に設けられた突起部
は、パンチを挿入することによってカーリングを施し、
コイルスプリングをかしめることが可能であれば充分で
あって、必ずしも突起部をバーリング加工によって形成
する必要は無い。また、通し穴の内径は(図2中符号
A)は、コイルスプリングをかしめる際にスプリング側
から挿入するパンチの外径よりも小さければ充分であ
り、4.9mmに限定されないのは勿論である。更に、
通し穴の外径(図2中符号B)は、はめ合わせるコイル
スプリングの内径よりも小さければ充分であり、5.7
5mmに限定されないのは勿論である。
【0022】図3は図1に示すミッションリテーナ組立
体の製造に用いる第2基板の要部断面図であって、第2
基板に形成された通し穴の周囲にはバーリング加工で形
成された突起部が設けられている。ここで、通し穴の内
径(図3中符号D)は4.3mmであり、通し穴の外径
(図3中符号E)は5.75mmである。また、突起部
の板厚(図3中符号F)は0.725mmである。
【0023】ここで、通し穴の周囲に設けられた突起部
は、パンチを挿入することによってカーリングを施し、
コイルスプリングをかしめることが可能であれば充分で
あって、必ずしも突起部バーリング加工によって形成す
る必要は無い。また、通し穴の内径(図3中符号D)
は、コイルスプリングをかしめる際に、第1基板側から
挿入するパンチの外径よりも小さければ充分であり、
4.3mmに限定されないのは勿論である。更に、通し
穴の外径(図3中符号E)は、はめ合わせるコイルスプ
リングの内径よりも小さければ充分であり、5.75m
mに限定されないのは勿論である。
【0024】以下、上記の図1に示すミッションリテー
ナ組立体の製造方法について説明する。図4に、本発明
を適用したスプリングの取付方法の一例を説明するため
の模式的な断面図を示す。ここで、第1パンチ7の外径
(図4中符号G)は5.7mmであり、第1パンチの先
端部には尖塔部8が形成されている。
【0025】ここで、第1パンチの外径(図4中符号
G)は、コイルスプリングの内径よりも小さく、第1基
板に形成した通し穴の内径よりも大きければ充分であ
り、5.7mmに限定されないのは勿論である。また、
第1パンチの外径を、コイルスプリングの内径よりも小
さく形成するのは、第1パンチをコイルスプリング側か
ら第1基板側(図4中符号H方向)への挿入を可能とす
るためである。更に、第1パンチの外径を、第1基板に
形成した通し穴の内径よりも大きく形成するのは、第1
パンチを挿入することにより第1基板に形成された通し
穴の周囲に設けられた突起部にカーリングを施すことに
よって、コイルスプリングをかしめるためである。
【0026】ここで、第1パンチはコイルスプリングを
かしめることが可能であれば充分であり、突起部にカー
リングを施す第1パンチの先端部の尖塔部が第1基板に
形成した通し穴の内径よりも大きければ良く、必ずしも
図4に示す様に、第1パンチ本体の外径が第1基板に形
成した通し穴の内径より大きい必要は無く、図5に示す
様に、第1パンチ本体の外径が第1基板に形成した通し
穴の内径よりも小さいものでも構わない。
【0027】本発明を適用したスプリングの取付方法の
一例では、先ず、第1基板に形成した通し穴の周囲に設
けた突起部の外側とコイルスプリングの内側とが係合す
るように、コイルスプリングを第1基板にはめ合わせ、
続いて、第1パンチをコイルスプリング側から第1基板
側(図4中符号H方向)への挿入を行う。
【0028】ここで、第1パンチをコイルスプリング側
から第1基板側へ挿入することによって、第1基板に形
成した通し穴の周囲に設けた突起部にカーリングを施
し、コイルスプリングをかしめることができるものであ
る。即ち、第1パンチを挿入することによって、図6に
示す様に、第1基板に形成した通し穴の周囲に設けた突
起部が第1パンチの先端部に形成された尖塔部の形状に
沿ってカーリングし、コイルスプリングをかしめること
ができるものである。また、第1パンチを挿入するの
は、第1基板に形成した通し穴の周囲に設けた突起部に
カーリングを施し、コイルスプリングをかしめるためで
あり、突起部にカーリングを施すことが可能であれば充
分であって、必ずしも第1パンチを移動させてカーリン
グを施す必要は無く、第1パンチは固定したままの状態
で、第1基板を第1パンチ方向(図4中符号I方向)へ
移動させることによって突起部にカーリングを施しても
構わない。
【0029】上記した第1パンチをコイルスプリング側
から第1基板側へ挿入することによって、コイルスプリ
ングがかしめられ、コイルスプリングを第1基板へ取り
付けることができる。
【0030】図7に、第2基板へのコイルスプリングの
取付方法を説明するための模式的な断面図を示す。ここ
で、第2パンチ9の外径(図7中符号J)は4.8mm
であり、第2パンチの先端部には尖塔部8が形成されて
いる。
【0031】ここで、第2パンチの外径(図7中符号
J)は、第1基板に形成した通し穴の内径よりも小さ
く、第2基板に形成した通し穴の内径よりも大きければ
充分であり、4.8mmに限定されないのは勿論であ
る。また、第2パンチの外径を、第1基板に形成した通
し穴の内径よりも小さく形成するのは、第2パンチを第
1基板側から第2基板側(図7中符号K方向)への挿入
を可能とするためである。更に、第2パンチの外径を、
第2基板に形成した通し穴の内径よりも大きく形成する
のは、第2パンチを挿入することにより第2基板に形成
された通し穴の周囲に設けられた突起部にカーリングを
施すことによって、コイルスプリングをかしめるためで
ある。
【0032】ここで、第2パンチはコイルスプリングを
かしめることが可能であれば充分であり、突起部にカー
リングを施す第2パンチの先端部の尖塔部が第2基板に
形成した通し穴の内径よりも大きければ良く、必ずしも
図7に示す様に、第2パンチ本体の外径が第2基板に形
成した通し穴の内径より大きい必要は無く、図8に示す
様に、第2パンチ本体の外径が第2基板に形成した通し
穴の内径より小さいものでも構わない。
【0033】本発明を適用したスプリングの取付方法の
一例では、第1パンチをコイルスプリング側から第1基
板側(図4中符号H方向)に挿入を行い、第1基板へコ
イルスプリングを取り付けた後、第1パンチをコイルス
プリング内から抜き出し、第2基板に形成した通し穴の
周囲に設けた突起部の外側と、第1基板に取り付けられ
たコイルスプリングの内側とが係合するように、コイル
スプリングを第2基板にはめ合わせ、続いて、第2パン
チを第1基板側から第2基板側(図7中符号K方向)へ
の挿入を行う。
【0034】ここで、第2パンチを第1基板側から第2
基板側へ挿入することによって、第2基板に形成した通
し穴の周囲に設けた突起部にカーリングを施し、コイル
スプリングをかしめることができるものである。即ち、
第2パンチを挿入することによって、図9に示す様に、
第2基板に形成した通し穴の周囲に設けた突起部が第2
パンチの先端部に形成された尖塔部の形状に沿ってカー
リングし、コイルスプリングをかしめることができるも
のである。また、第2パンチを挿入するのは、第2基板
に形成した通し穴の周囲に設けた突起部にカーリングを
施し、コイルスプリングをかしめるためであり、突起部
にカーリングを施すことが可能であれば充分であって、
必ずしも第2パンチを移動させてカーリングを施す必要
は無く、第2パンチは固定したままの状態で、第2基板
を第2パンチ方向(図7中符号L方向)へ移動させるこ
とによって突起部にカーリングを施しても構わない。
【0035】上記した第2パンチを第1基板側から第2
基板側へ挿入することによって、コイルスプリングがか
しめられ、コイルスプリングを第2基板へ取り付けるこ
とができる。
【0036】本発明を適用したスプリングの取付方法で
は、バーリング加工で形成した通し穴の周囲に設けられ
た突起部全周をカーリングすることによってコイルスプ
リングにかしめ作業を施すために、コイルスプリングの
直角度が良好で、かしめ力が大きく、安定した強固なコ
イルスプリングの取り付けが可能である。
【0037】また、突起部全周をカーリングすることに
よってかしめ作業を施すことによって、かしめ作業自体
が無理な加工とならず、コイルスプリングを取り付ける
にあたって、かしめ部にきずや変形が生じない。
【0038】更に、本発明を適用したスプリングの取付
方法では、第1基板と第2基板に内径が異なる通し穴を
形成し、外径が異なるパンチを挿入することによりかし
め作業を施しており、かしめ作業に使用する工具は割り
ピン等の分割体では無く、剛体の一体形状であるため
に、工具の破損や磨耗に強いという効果を奏する。
【0039】また、第2パンチが、コイルスプリングを
取り付ける際の、第2基板とコイルスプリング相互の位
置決めに寄与するために、コイルスプリングの位置を固
定するための冶具等が不要となり、基板へのコイルスプ
リングの取り付け作業の効率化が図れるものである。
【0040】
【発明の効果】以上述べてきた如く、本発明のスプリン
グの取付方法及び取付装置によれば、スプリングを基板
に取り付けるに際し、安定した強固なスプリングの取り
付けが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して製造されるミッションリテー
ナ組立体の一構成例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すミッションリテーナ組立体の製造に
用いる第1基板の要部断面図である。
【図3】図1に示すミッションリテーナ組立体の製造に
用いる第2基板の要部断面図である。
【図4】本発明を適用したスプリングの取付方法の一例
を説明するための模式的な断面図である。
【図5】第1パンチの変形例を示す模式的な断面図であ
る。
【図6】第1基板にコイルスプリングを取り付けた状態
を説明するための模式的な断面図である。
【図7】第2基板にコイルスプリングを取り付ける工程
を説明するための模式的な断面図である。
【図8】第2パンチの変形例を示す模式的な断面図であ
る。
【図9】第2基板にコイルスプリングを取り付けた状態
を説明するための模式的な断面図である。
【図10】従来のスプリングの取付方法を説明するため
の模式的な断面図である。
【図11】図10に示す縦割りパンチの先端部に形成さ
れた割り溝が拡開した状態を示す模式的な断面図であ
る。
【図12】従来のスプリングの取付方法の他の例を説明
するための模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 ミッションリテーナ組立体 2 第1基板 3 第2基板 4 コイルスプリング 5 通し穴 6 突起部 7 第1パンチ 8 尖塔部 9 第2パンチ 101 第1基板 102 開口部 103 突起部 104 第2基板 105 スプリング 106 縦割りパンチ 107 割り溝 108 テーパー部 109 ピン 110 尖塔部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を隔てて対向する第1及び第2基板
    の間に介挿するスプリングを取り付ける方法であって、 前記第2基板に形成された所定の開口部の周囲に設けら
    れた突起部に前記第1基板に取り付けられたスプリング
    をはめ合わせる工程と、 前記第1基板に形成された開口部の内径よりも小さく、
    前記第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外
    径を有するパンチを第1基板側から挿入する工程とを備
    えることを特徴とするスプリングの取付方法。
  2. 【請求項2】 前記第2基板に形成された開口部の周囲
    に設けられた突起部は、バーリング加工によって形成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載のスプリングの取
    付方法。
  3. 【請求項3】 間隔を隔てて対向する第1及び第2基板
    の間に介挿するスプリングを取り付ける方法であって、 前記第1基板に形成された所定の開口部の周囲に設けら
    れた突起部にスプリングをはめ合わせる工程と、 前記スプリングの内径よりも小さく、前記第1基板に形
    成された開口部の内径よりも大きな外径を有するパンチ
    をスプリング側から挿入する工程と、 前記第2基板に形成された所定の開口部の周囲に設けら
    れた突起部に前記第1基板に取り付けられた前記スプリ
    ングをはめ合わせる工程と、 前記第1基板に形成された開口部の内径よりも小さく、
    前記第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外
    径を有するパンチを前記第1基板側から挿入する工程と
    を備えることを特徴とするスプリングの取付方法。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2基板に形成された開口
    部の周囲に設けられた突起部は、バーリング加工によっ
    て形成されたことを特徴とする請求項3に記載のスプリ
    ングの取付方法。
  5. 【請求項5】 間隔を隔てて対向する第1及び第2基板
    の間に介挿するスプリングを取り付ける装置であって、 前記第2基板に形成された所定の開口部の周囲に設けら
    れた突起部に前記第1基板に取り付けられたスプリング
    をはめ合わせるはめ合わせ手段と、 前記第1基板に形成された開口部の内径よりも小さく、
    前記第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外
    径を有するパンチを第1基板側から挿入する挿入手段と
    を備えることを特徴とするスプリングの取付装置。
  6. 【請求項6】 前記第2基板に形成された開口部の周囲
    に設けられた突起部は、バーリング加工によって形成さ
    れたことを特徴とする請求項5に記載のスプリングの取
    付装置。
  7. 【請求項7】 間隔を隔てて対向する第1及び第2基板
    の間に介挿するスプリングを取り付ける装置であって、 前記第1基板に形成された所定の開口部の周囲に設けら
    れた突起部にスプリングをはめ合わせる第1はめ合わせ
    手段と、 前記スプリングの内径よりも小さく、前記第1基板に形
    成された開口部の内径よりも大きな外径を有するパンチ
    をスプリング側から挿入する第1挿入手段と、 前記第2基板に形成された所定の開口部の周囲に設けら
    れた突起部に前記第1基板に取り付けられた前記スプリ
    ングをはめ合わせる第2はめ合わせ手段と、 前記第1基板に形成された開口部の内径よりも小さく、
    前記第2基板に形成された開口部の内径よりも大きな外
    径を有するパンチを前記第1基板側から挿入する第2挿
    入手段とを備えることを特徴とするスプリングの取付装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2基板に形成された開口
    部の周囲に設けられた突起部は、バーリング加工によっ
    て形成されたことを特徴とする請求項3に記載のスプリ
    ングの取付装置。
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