JP2000087647A - パワーウインド装置 - Google Patents

パワーウインド装置

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JP2000087647A
JP2000087647A JP10294392A JP29439298A JP2000087647A JP 2000087647 A JP2000087647 A JP 2000087647A JP 10294392 A JP10294392 A JP 10294392A JP 29439298 A JP29439298 A JP 29439298A JP 2000087647 A JP2000087647 A JP 2000087647A
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JP
Japan
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window glass
motor
closing
block unit
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP10294392A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yurugi
務 万木
Masakazu Endo
正和 遠藤
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Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000087647A publication Critical patent/JP2000087647A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウインドガラスの閉方向駆動時におけるモー
タの回転に同期して生ずるパルス信号の周期にもとづい
て異物の挟み込み状態を検知するに際して、ウインドガ
ラス開閉駆動部における機械的障害などによるウインド
ガラスの瞬時のひっかかりなどによる誤検知を生ずるこ
となく、応答性良く異物の挟み込み状態を検知するよう
にする。 【構成】 パワーウインド装置において、所定のパルス
数をブロック単位として、そのブロック単位ごとにパル
ス周期の変化量を算出する手段と、その算出されたパル
ス周期の変化量が予め設定されたしきい値以上になった
ときにウインドガラスの閉方向駆動時における異物の挟
み込み状態を判定する手段とをとるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ操作に応じた
モータの正,逆転駆動をなして、車両のウインドガラス
の開,閉を行わせるパワーウインド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、運転席側の自動スイッチの全閉
操作によってウインドガラスが全閉状態になるまでウイ
ンドガラス開閉機構の駆動用モータの閉方向駆動を行わ
せるに際して、ウインドガラスの閉成時における異物の
挟み込み状態を検知して、モータの開方向駆動に切り換
えてウインドガラスを所定に開放させるようにしたパワ
ーウインド装置が開発されている。
【0003】従来、このようなパワーウインド装置にあ
って、ウインドガラスの閉成時における異物の挟み込み
状態を検知するに際して、ウインドガラスの閉方向駆動
時におけるモータの回転に同期して生ずるパルス信号ご
とに、そのパルス周期を正常動作時の周期に応じて設定
されたしきい値と比較して、パルス周期がしきい値以上
になったときに挟み込み状態に陥ったものと判定するよ
うにしている(特公平5−87632号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、ウインドガラスの閉方向駆動時におけるモータの
回転に同期して生ずるパルス信号の周期がしきい値以上
になったことをもって異物の挟み込み状態を検知するの
では、1パルス信号の周期しかみていないので、閉方向
駆動時にウインドガラス開閉駆動部における機械的障害
などによってウインドガラスが瞬時ひっかかってそのと
きのパルス信号の周期がしきい値以上になったときにも
異物の挟み込みと誤検知してしまうことである。
【0005】また、ウインドガラスの瞬時のひっかかり
による挟み込みの誤検知をなくすためにしきい値を高め
に設定するのでは、実際に異物の挟み込みを生じたとき
の検知のタイミングが遅れて応答性が悪くなってしまう
という問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウインドガラ
スの閉方向駆動時におけるモータの回転に同期して生ず
るパルス信号の周期にもとづいて異物の挟み込み状態を
検知するに際して、ウインドガラス開閉駆動部における
機械的障害などによるウインドガラスの瞬時のひっかか
りによる挟み込みの誤検知をなくすとともに、異物の挟
み込み状態の検知を応答性良く行わせるようにするべ
く、所定のパルス数をブロック単位として、そのブロッ
ク単位ごとにおけるパルス周期の変化量を算出して、そ
の算出されたパルス周期の変化量が予め設定されたしき
い値以上になったときに異物の挟み込み状態の判定を行
うようにしている。
【0007】
【実施例】図1はパワーウインド装置における電気系統
の構成例を示しており、ここではウインドガラス開閉機
構の駆動用モータMと、そのモータMの回転に同期して
パルス信号を発生するパルサPと、モータMが正転する
極性でもって+Vcc電源の投入,引外しを行う開方向
駆動用リレーRY1およびモータMが逆転する極性でも
って+Vcc電源の投入,引外しを行う閉方向駆動用リ
レーRY2と、運転席側に設けられたパワーウインド操
作用マスタースイッチM・SWの操作状態を読み込ん
で、開方向駆動用リレーRY1または閉方向駆動用リレ
ーRY2の付勢、消勢の制御を適宜行う制御ユニットE
CUとによって構成されている。
【0008】そして、マスタースイッチM・SWが開ま
たは閉方向に一段階押し込まれて手動位置Mに操作され
たときには、制御ユニットECUの制御下において、そ
の押し込みによる手動操作がなされているあいだ、開方
向の制御信号OCSまたは閉方向の制御信号CCSをそ
れまでのハイレベルからローレベルに切り換えることに
よって開方向駆動用リレーRY1または閉方向駆動用リ
レーRY2のリレーコイルを付勢して、モータMを正転
または逆転駆動してウインドガラスの開放または閉成が
行われるようになっている。
【0009】また、マスタースイッチM・SWが開また
は閉方向にさらに瞬時押し込まれて自動位置Aに操作さ
れたときには、制御ユニットECUの制御下において、
開方向の制御信号OCSまたは閉方向の制御信号CCS
をそれまでのハイレベルからローレベルに切り換えるこ
とによって開方向駆動用リレーRY1または閉方向駆動
用リレーRY2のリレーコイルを付勢してモータMの正
転または逆転の駆動を行わせる。そして、モータMの回
転にともないパルサPから発生するパルス信号PSを読
み込んで、ウインドガラスが全開または全閉状態になっ
てパルス信号PSが停止するまで開方向の制御信号OC
Sまたは閉方向の制御信号CCSをローレベル状態に保
持するようになっている。
【0010】このように構成されたものにあって、特に
本発明では、制御ユニットECUにおいて、所定のパル
ス数をブロック単位として、そのブロック単位ごとにパ
ルス周期の変化量を算出する手段と、その算出されたパ
ルス周期の変化量が予め設定されたしきい値以上になっ
たときにウインドガラスの閉方向駆動時における異物の
挟み込み状態を判定する手段とをとるようにしている。
【0011】そして、制御ユニットECUの制御下で、
ウインドガラスの閉方向駆動時に異物の挟み込み状態が
判定されたときに、モータMを強制的に停止させたうえ
で、その後直ちに一定期間のあいだモータMの正転駆動
を行わせてウインドガラスを所定量だけ開放させるよう
にする。
【0012】その際、手動操作時にはモータMの停止を
行わせるだけで、自動操作時にのみモータMの停止後に
直ちに一定期間のあいだモータMの正転駆動を行わせる
ようにしてもよい。
【0013】また、手動操作時に異物の挟み込み状態が
判定されてモータMの停止が行われたのち、スタースイ
ッチM・SWが閉方向にさらに瞬時押し込まれて自動位
置Aに操作されたときには、直ちに一定期間のあいだモ
ータMの正転駆動を行わせてウインドガラスを所定量だ
け開放させるようにする。
【0014】図2は、所定のパルス数からなる1ブロッ
ク単位を示している。
【0015】例えば、ウインドガラスを開閉させるとき
の全駆動パルス数が320程度の場合に、5〜30個程
度のパルス数によって1ブロック単位を構成するように
している。ここでは、6個のパルス数を1ブロック単位
としている。
【0016】このブロック単位における各パルス信号の
周期をt1〜t6としたとき、そのブロック単位内での
パルス周期の変化量ΔTを次式(1)によって算出す
る。
【0017】 ΔT=[{(t3+t4)/2}−{(t1+t2)/2}] +[{(t5+t6)/2}−{(t3+t4)/2}]…(1)
【0018】また、次式(2)は、ブロック単位内での
パルス周期の変化量ΔTを求めるための他の演算式を示
している。
【0019】 ΔT=[{(t2+t3)/2}−{(t1+t2)/2}] +[{(t3+t4)/2}−{(t2+t3)/2}]+… …+[{(t5+t6)/2}−{(t4+t5)/2}]…(2)
【0020】さらに、次式(3)は、ブロック単位内で
のパルス周期の変化量ΔTを求めるための他の演算式を
示している。
【0021】 ΔT={(t4+t5+t6)/3}−{(t1+t2+t3)/3}…(3)
【0022】また、本発明では、異物の挟み込み状態で
あるか否かを判別するためにブロック単位内で算出され
るパルス周期の変化量ΔTと比較されるしきい値を最適
に設定するべく、ブロック単位ごとにおけるモータの駆
動電圧の平均値を求めて、その求められた平均駆動電圧
値に応じてパルス周期変化量のしきい値を可変に設定す
るようにしている。
【0022】具体的には、制御ユニットECUにおい
て、1ブロック単位内でのモータMの駆動電圧(端子電
圧)をA/D変換器(図示せず)を用いてサンプリング
することによって検出して、その間の平均電圧Vavを
求める。そして、予め内部メモリに登録されている平均
電圧Vavに対するしきい値Tsの特性から、そのとき
の平均電圧Vavに対応する所定のしきい値Tsをわり
出すようにする。
【0023】図3は、平均電圧Vavに対するしきい値
Tsの特性の一例を示している。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ウインドガラス
の閉方向駆動時におけるモータの回転に同期して生ずる
パルス信号の周期にもとづいて異物の挟み込み状態を検
知するに際して、所定のパルス数からなるブロック単位
内でのパルス周期の変化量を算出して、その変化量に応
じて予め最適設定されたしきい値以上になったときに異
物の挟み込み状態の判定を行わせるようにしているの
で、ウインドガラス開閉駆動部における機械的障害など
によるウインドガラスの瞬時のひっかかりなどによる誤
検知を生ずることなく、応答性良く異物の挟み込み状態
を検知することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーウインド装置における電気
系統の構成例を示す電気回路図である。
【図2】ブロック単位内でパルス周期の変化量を算出す
るための所定のパルス数からなる1ブロック単位を示す
図である。
【図3】平均電圧Vavに対するしきい値Tsの特性の
一例を示す図である。
【符号の説明】 M モータ P パルサ RY1 開方向駆動用リレー RY2 閉方向駆動用リレー M・SW パワーウインド操作用マスタースイッチ ECU 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 EB01 GA08 GA10 GB06 GC06 GD03 GD09 HA01 KA12 KA13 3D127 AA02 BB01 CB05 CC05 DF04 FF06 FF11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラス開閉機構の駆動用モータ
    と、そのモータの回転に同期してパルス信号を発生する
    パルサと、そのモータに正転用電源の投入,引外しを行
    う開方向駆動用リレーおよび逆転用電源の投入,引外し
    を行う閉方向駆動用リレーと、自動または手動の開閉ス
    イッチの操作状態に応じて、前記パルス信号を読み込み
    ながら、開方向駆動用リレーまたは閉方向駆動用リレー
    の制御を行う制御ユニットとによって構成されたパワー
    ウインド装置において、所定のパルス数をブロック単位
    として、そのブロック単位ごとにパルス周期の変化量を
    算出する手段と、その算出されたパルス周期の変化量が
    予め設定されたしきい値以上になったときにウインドガ
    ラスの閉方向駆動時における異物の挟み込み状態を判定
    する手段とをとるようにしたことを特徴とするパワーウ
    インド装置。
  2. 【請求項2】 ブロック単位ごとにおけるモータの駆動
    電圧の平均値を求めて、その求められた平均駆動電圧値
    に応じてパルス周期変化量のしきい値を可変に設定する
    ようにしたことを特徴とする請求項1の記載によるパワ
    ーウインド装置。
JP10294392A 1998-09-09 1998-09-09 パワーウインド装置 Pending JP2000087647A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6246194B1 (en) * 1999-09-07 2001-06-12 Meritor Light Vehicle Systems, Inc. Method and system for detecting an object in an automotive window
JP2002046468A (ja) * 2000-08-02 2002-02-12 Alps Electric Co Ltd パワーウインド装置
US6580242B2 (en) * 2000-08-30 2003-06-17 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Entrapment detection device of opening/closing member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002046468A (ja) * 2000-08-02 2002-02-12 Alps Electric Co Ltd パワーウインド装置
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