JP2000087545A - 建築資材 - Google Patents
建築資材Info
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- JP2000087545A JP2000087545A JP10256847A JP25684798A JP2000087545A JP 2000087545 A JP2000087545 A JP 2000087545A JP 10256847 A JP10256847 A JP 10256847A JP 25684798 A JP25684798 A JP 25684798A JP 2000087545 A JP2000087545 A JP 2000087545A
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- wall
- building material
- ceiling
- jointer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付作業を容易に行うことが可能となる建築
資材を提供すること。 【解決手段】 底目地ジョイナー30は、裏面に凹部3
1Aが設けられている本体31と、この本体31の他端
から突出した断面L字形状のカバー部32と、本体31
の裏面から突出するとともに、本体31から切り離し可
能な位置決め突片33とを備える。位置決め突片33
は、その基部が本体31の裏面に設けた凹部31Aの底
面に設けられている。下地材と接する第1の位置に設け
る場合、位置決め突片33を折って切り離す。切り離し
跡は、凹部31A内に納まり、本体31の裏面から突出
するものが何ら残ることがない。これにより、第1の位
置に正確かつ容易に固定でき、底目地ジョイナー30の
取付作業を容易にできる。
資材を提供すること。 【解決手段】 底目地ジョイナー30は、裏面に凹部3
1Aが設けられている本体31と、この本体31の他端
から突出した断面L字形状のカバー部32と、本体31
の裏面から突出するとともに、本体31から切り離し可
能な位置決め突片33とを備える。位置決め突片33
は、その基部が本体31の裏面に設けた凹部31Aの底
面に設けられている。下地材と接する第1の位置に設け
る場合、位置決め突片33を折って切り離す。切り離し
跡は、凹部31A内に納まり、本体31の裏面から突出
するものが何ら残ることがない。これにより、第1の位
置に正確かつ容易に固定でき、底目地ジョイナー30の
取付作業を容易にできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裏面側に設けられ
る部材と接する第1の位置および所定間隔離れた第2の
位置の二つの位置のいずれかの位置に選択的に取り付け
可能となった建築資材に関するものである。
る部材と接する第1の位置および所定間隔離れた第2の
位置の二つの位置のいずれかの位置に選択的に取り付け
可能となった建築資材に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、天井と壁との境界部分には、こ
れらの天井と壁とを見切るために、廻り縁や底目地等が
設けられている。
れらの天井と壁とを見切るために、廻り縁や底目地等が
設けられている。
【0003】このうち、底目地は、天井と壁との境界に
沿って設けられた溝状の見切りである。この溝状の底目
地の内部には、天井の表面に貼り付けられた天井仕上げ
材の端縁および壁の表面に貼り付けられた壁仕上げ材の
端縁が納められている。このような底目地を形成するた
めに、底目地ジョイナーが用いられている(特開平8−
260610号公報等参照)。
沿って設けられた溝状の見切りである。この溝状の底目
地の内部には、天井の表面に貼り付けられた天井仕上げ
材の端縁および壁の表面に貼り付けられた壁仕上げ材の
端縁が納められている。このような底目地を形成するた
めに、底目地ジョイナーが用いられている(特開平8−
260610号公報等参照)。
【0004】図6には、従来の底目地を利用した底目地
構造が示されている。天井100と壁101との境界に
は、これらの境界線に沿って溝状に延びる底目地102
を形成するために、壁101の上端縁に沿った底目地ジ
ョイナー103が設けられている。底目地ジョイナー1
03は、一端が天井に当接する本体103Aと、この本
体103Aの他端から突出した断面L字形状のカバー部
103Bと、本体103Aの裏面の中間部分から突出す
るとともに、この本体103Aから切り離し可能な位置
決め突片103Cとを備えている。
構造が示されている。天井100と壁101との境界に
は、これらの境界線に沿って溝状に延びる底目地102
を形成するために、壁101の上端縁に沿った底目地ジ
ョイナー103が設けられている。底目地ジョイナー1
03は、一端が天井に当接する本体103Aと、この本
体103Aの他端から突出した断面L字形状のカバー部
103Bと、本体103Aの裏面の中間部分から突出す
るとともに、この本体103Aから切り離し可能な位置
決め突片103Cとを備えている。
【0005】本体103Aの裏面側には、下地材104
が設けられている。この下地材104は、本体103A
から所定間隔離れた位置に設けられている場合と、本体
103Aの裏面に接する位置に設けられている場合があ
る。下地材104が本体103Aから所定間隔離れた位
置に設けられている場合には、本体103Aを下地材1
04で直接位置決めができない。このため、位置決め突
片103Cの先端を下地材104に当接することで本体
103Aの位置決めを行っている。一方、本体103A
の裏面に接する位置に下地材104が設けられている場
合には、図7に示すように、位置決め突片103Cを基
部から折って切り離し、本体103Aを下地材104に
釘打ち等で固定している。
が設けられている。この下地材104は、本体103A
から所定間隔離れた位置に設けられている場合と、本体
103Aの裏面に接する位置に設けられている場合があ
る。下地材104が本体103Aから所定間隔離れた位
置に設けられている場合には、本体103Aを下地材1
04で直接位置決めができない。このため、位置決め突
片103Cの先端を下地材104に当接することで本体
103Aの位置決めを行っている。一方、本体103A
の裏面に接する位置に下地材104が設けられている場
合には、図7に示すように、位置決め突片103Cを基
部から折って切り離し、本体103Aを下地材104に
釘打ち等で固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(A)に示されるように、本体103Aに設けられてい
る位置決め突片103Cを、その基部を中心にして上下
に動かして折って位置決め突片103Cを切り離すと、
図8(B)に示されるように、本体103Aの裏面から
切り離し跡103Dが突出して残ってしまい、このまま
では下地材104に固定して位置決めを行うことが難し
い。このため、切り離し跡103Dを削って本体103
Aの裏面を平滑にしてから下地材104に固定しなけれ
ばならず、底目地ジョイナー103の取付作業が煩雑に
なるという問題がある。このため、二つの位置に選択的
に取り付けるために、位置決め突片103Cが切り離し
可能となっている建築資材としては、本体103Aの裏
面の位置決め突片103Cを切り離した後、裏面に突起
物が残らないものが要望されている。
(A)に示されるように、本体103Aに設けられてい
る位置決め突片103Cを、その基部を中心にして上下
に動かして折って位置決め突片103Cを切り離すと、
図8(B)に示されるように、本体103Aの裏面から
切り離し跡103Dが突出して残ってしまい、このまま
では下地材104に固定して位置決めを行うことが難し
い。このため、切り離し跡103Dを削って本体103
Aの裏面を平滑にしてから下地材104に固定しなけれ
ばならず、底目地ジョイナー103の取付作業が煩雑に
なるという問題がある。このため、二つの位置に選択的
に取り付けるために、位置決め突片103Cが切り離し
可能となっている建築資材としては、本体103Aの裏
面の位置決め突片103Cを切り離した後、裏面に突起
物が残らないものが要望されている。
【0007】本発明の目的は、取付作業を容易に行うこ
とが可能となる建築資材を提供することにある。
とが可能となる建築資材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、裏面側に設けられる部材と接する第1の
位置および所定間隔離れた第2の位置の二つの位置のい
ずれかの位置に選択的に取り付け可能となった建築資材
(例えば、底目地ジョイナー30)であって、裏面に凹
部31Aが設けられた本体31と、第2の位置に位置決
めするために本体31の裏面から突出するとともに、本
体31から切り離し可能な位置決め突片33とを備え、
本体31の裏面に設けた凹部31Aの底面に位置決め突
片33の基部が設けられていることを特徴とする。この
ような本発明によれば、建築資材を、裏面側に設けられ
る芯材等の部材と所定間隔離れた第2の位置に取り付け
る場合には、本体を部材に当接させて直接位置決めがで
きなくとも、位置決め突片の先端を部材に当接させ、本
体の位置決めを行った状態で建築資材が部材に固定可能
となっている。また、建築資材を、裏面側に設けられる
芯材等の部材と接する第1の位置に取り付ける場合に
は、位置決め突片を折って本体から切り離し、本体を部
材に当接させ、位置決めを行った状態で建築資材が部材
に固定可能となっている。この際、本体の裏面に設けた
凹部の底面に位置決め突片の基部を設けたので、位置決
め突片を折って本体から切り離しても、その切り離し跡
が凹部内に納まり、本体の裏面から突出するものが何ら
残らず、第1の位置に正確かつ容易に固定することがで
き、切り離し跡を削って本体の裏面を平滑にしてから部
材に固定していた従来に比べて、建築資材の取付作業が
容易になる。
て説明すると、裏面側に設けられる部材と接する第1の
位置および所定間隔離れた第2の位置の二つの位置のい
ずれかの位置に選択的に取り付け可能となった建築資材
(例えば、底目地ジョイナー30)であって、裏面に凹
部31Aが設けられた本体31と、第2の位置に位置決
めするために本体31の裏面から突出するとともに、本
体31から切り離し可能な位置決め突片33とを備え、
本体31の裏面に設けた凹部31Aの底面に位置決め突
片33の基部が設けられていることを特徴とする。この
ような本発明によれば、建築資材を、裏面側に設けられ
る芯材等の部材と所定間隔離れた第2の位置に取り付け
る場合には、本体を部材に当接させて直接位置決めがで
きなくとも、位置決め突片の先端を部材に当接させ、本
体の位置決めを行った状態で建築資材が部材に固定可能
となっている。また、建築資材を、裏面側に設けられる
芯材等の部材と接する第1の位置に取り付ける場合に
は、位置決め突片を折って本体から切り離し、本体を部
材に当接させ、位置決めを行った状態で建築資材が部材
に固定可能となっている。この際、本体の裏面に設けた
凹部の底面に位置決め突片の基部を設けたので、位置決
め突片を折って本体から切り離しても、その切り離し跡
が凹部内に納まり、本体の裏面から突出するものが何ら
残らず、第1の位置に正確かつ容易に固定することがで
き、切り離し跡を削って本体の裏面を平滑にしてから部
材に固定していた従来に比べて、建築資材の取付作業が
容易になる。
【0009】以上において、建築資材は、天井10と壁
20との境界線に沿って溝状に延びる底目地50を形成
するための底目地ジョイナー30となっていることが好
ましい。底目地ジョイナーは、裏面側に設けられている
部材である下地材に対して、接する位置および所定間隔
離れた位置の二つの位置に選択的に設けられるものであ
る。このような底目地ジョイナーに本発明を適用すれ
ば、前述した作用・効果により、底目地ジョイナーの取
付作業が容易になる。
20との境界線に沿って溝状に延びる底目地50を形成
するための底目地ジョイナー30となっていることが好
ましい。底目地ジョイナーは、裏面側に設けられている
部材である下地材に対して、接する位置および所定間隔
離れた位置の二つの位置に選択的に設けられるものであ
る。このような底目地ジョイナーに本発明を適用すれ
ば、前述した作用・効果により、底目地ジョイナーの取
付作業が容易になる。
【0010】また、天井10の表面に貼り付けられる天
井仕上げ材11および壁20の表面に貼り付けられる壁
仕上げ材21の両方の端縁が底目地50内に納められ、
これらの端縁同士が突き合わされた天井仕上げ材11お
よび壁仕上げ材21の継ぎ目60は、底目地50の下方
の入隅に沿って形成されていることが望ましい。このよ
うにすれば、底目地の下方の入隅は、通常、人間が上方
を見上げて底目地を見ようとしても、死角となる部分な
ので、天井仕上げ材および壁仕上げ材の継ぎ目が見えに
くくなり、底目地の外観を向上することが可能となる。
井仕上げ材11および壁20の表面に貼り付けられる壁
仕上げ材21の両方の端縁が底目地50内に納められ、
これらの端縁同士が突き合わされた天井仕上げ材11お
よび壁仕上げ材21の継ぎ目60は、底目地50の下方
の入隅に沿って形成されていることが望ましい。このよ
うにすれば、底目地の下方の入隅は、通常、人間が上方
を見上げて底目地を見ようとしても、死角となる部分な
ので、天井仕上げ材および壁仕上げ材の継ぎ目が見えに
くくなり、底目地の外観を向上することが可能となる。
【0011】さらに、底目地ジョイナー30は、壁20
の側端から当該壁20に沿って下方に延びる下方延出部
32Bを備えていることが好ましい。このように、底目
地ジョイナーに、壁に沿って下方に延びる下方延出部を
設ければ、壁を構成する壁材の高さ寸法に誤差があって
も、当該壁材の上端縁が下方延出部の裏面側に配置され
る範囲内であれば、底目地ジョイナーで前述の壁材上端
縁を納めることが可能となり、壁材の高さ寸法誤差が許
容されるようになる。
の側端から当該壁20に沿って下方に延びる下方延出部
32Bを備えていることが好ましい。このように、底目
地ジョイナーに、壁に沿って下方に延びる下方延出部を
設ければ、壁を構成する壁材の高さ寸法に誤差があって
も、当該壁材の上端縁が下方延出部の裏面側に配置され
る範囲内であれば、底目地ジョイナーで前述の壁材上端
縁を納めることが可能となり、壁材の高さ寸法誤差が許
容されるようになる。
【0012】また、下方延出部32Bを壁20の表面に
両面テープで固着することが望ましい。このように、下
方延出部を壁の表面に両面テープで固着すれば、例え
ば、底目地ジョイナーを取り付ける毎に、下方延出部を
釘打ち等で壁に固定する場合に比べて、簡単に取り付け
ることが可能となるので、下方延出部の取付作業、ひい
ては、底目地ジョイナーの取付作業を容易に行うことが
可能となる。
両面テープで固着することが望ましい。このように、下
方延出部を壁の表面に両面テープで固着すれば、例え
ば、底目地ジョイナーを取り付ける毎に、下方延出部を
釘打ち等で壁に固定する場合に比べて、簡単に取り付け
ることが可能となるので、下方延出部の取付作業、ひい
ては、底目地ジョイナーの取付作業を容易に行うことが
可能となる。
【0013】さらに、下方延出部32Bは、基端側から
先端側に向かって薄くなっている断面略テーパ状に形成
されていることが好ましい。このように、下方延出部を
断面略テーパ状に形成すれば、その厚みが一定に形成さ
れている場合に比べて、仕上げ材を貼る際に、下方延出
部の先端と壁との段差を、パテ盛り等によって段差処理
を行う必要がなく、そのまま壁に取り付けて、その上か
ら仕上げ材を貼れば、下方延出部の先端と壁との境界線
が目立たなくなり、外観が容易に良好とされる。
先端側に向かって薄くなっている断面略テーパ状に形成
されていることが好ましい。このように、下方延出部を
断面略テーパ状に形成すれば、その厚みが一定に形成さ
れている場合に比べて、仕上げ材を貼る際に、下方延出
部の先端と壁との段差を、パテ盛り等によって段差処理
を行う必要がなく、そのまま壁に取り付けて、その上か
ら仕上げ材を貼れば、下方延出部の先端と壁との境界線
が目立たなくなり、外観が容易に良好とされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態
に係る天井を構成する天井面材10と壁を構成する壁材
20との交差部分1が示されている。この交差部分1に
は、天井面材10と壁材20との境界線に沿って溝状に
延びる底目地50を形成するために、壁材20の上端縁
に沿って建築資材である底目地ジョイナー30が設けら
れている。底目地ジョイナー30の裏面側には、壁材2
0の位置決めを行うための下地材40が天井面材10に
沿って配置されている。
に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態
に係る天井を構成する天井面材10と壁を構成する壁材
20との交差部分1が示されている。この交差部分1に
は、天井面材10と壁材20との境界線に沿って溝状に
延びる底目地50を形成するために、壁材20の上端縁
に沿って建築資材である底目地ジョイナー30が設けら
れている。底目地ジョイナー30の裏面側には、壁材2
0の位置決めを行うための下地材40が天井面材10に
沿って配置されている。
【0015】この底目地ジョイナー30は、下地材40
を基準にして相対的に異なる第1の位置および第2の位
置に設けられる。すなわち、下地材40から所定間隔離
れた第2の位置に取り付けられている場合と、裏面側が
下地材40に接する第1の位置に取り付けられている場
合がある。まず、底目地ジョイナー30が、第2の位置
に取り付けられている場合について説明する。
を基準にして相対的に異なる第1の位置および第2の位
置に設けられる。すなわち、下地材40から所定間隔離
れた第2の位置に取り付けられている場合と、裏面側が
下地材40に接する第1の位置に取り付けられている場
合がある。まず、底目地ジョイナー30が、第2の位置
に取り付けられている場合について説明する。
【0016】底目地ジョイナー30は、図2および図3
に示すように、一端が天井面材10に当接し、かつ、裏
面に凹部31Aが設けられている板状の本体31と、こ
の本体31の他端から突出した断面L字形状のカバー部
32と、本体31の裏面から突出するとともに、本体3
1から切り離し可能な板状の位置決め突片33とを備え
ている。
に示すように、一端が天井面材10に当接し、かつ、裏
面に凹部31Aが設けられている板状の本体31と、こ
の本体31の他端から突出した断面L字形状のカバー部
32と、本体31の裏面から突出するとともに、本体3
1から切り離し可能な板状の位置決め突片33とを備え
ている。
【0017】位置決め突片33は、その基部が本体31
の裏面に設けた凹部31Aの底面に設けられているとと
もに、先端が下地材40に当接している。カバー部32
は、壁材20の上方に設けられ、天井面材10および壁
材20の境界線に沿って水平に延びる板状の水平部32
Aと、壁材20の側端から当該壁材20に沿って下方に
延びる下方延出部32Bとを備えている。下方延出部3
2Bは、基端側から先端側に向かって薄くなっている断
面略テーパ状に形成され、壁材20の表面に両面テープ
で固着されている。
の裏面に設けた凹部31Aの底面に設けられているとと
もに、先端が下地材40に当接している。カバー部32
は、壁材20の上方に設けられ、天井面材10および壁
材20の境界線に沿って水平に延びる板状の水平部32
Aと、壁材20の側端から当該壁材20に沿って下方に
延びる下方延出部32Bとを備えている。下方延出部3
2Bは、基端側から先端側に向かって薄くなっている断
面略テーパ状に形成され、壁材20の表面に両面テープ
で固着されている。
【0018】天井面材10の表面および壁材20の表面
には、それぞれ天井仕上げ材11および壁仕上げ材21
が貼り付けられている。天井仕上げ材11および壁仕上
げ材21の端縁は、溝状の底目地50の内部に納められ
ている。これらの端縁同士が突き合わされた天井仕上げ
材11および壁仕上げ材21の継ぎ目60は、底目地5
0の下方の入隅に沿って形成されている。
には、それぞれ天井仕上げ材11および壁仕上げ材21
が貼り付けられている。天井仕上げ材11および壁仕上
げ材21の端縁は、溝状の底目地50の内部に納められ
ている。これらの端縁同士が突き合わされた天井仕上げ
材11および壁仕上げ材21の継ぎ目60は、底目地5
0の下方の入隅に沿って形成されている。
【0019】このような底目地ジョイナー30が、この
本体31の裏面側に設けられる下地材40と所定間隔離
れた第2の位置に取り付けられている場合には、位置決
め突片33の先端を下地材40に当接させ、本体31の
位置決めを行った状態で、下方延出部32Bを壁材20
の表面に固着し、底目地ジョイナー30を下地材40に
固定するようになっている。
本体31の裏面側に設けられる下地材40と所定間隔離
れた第2の位置に取り付けられている場合には、位置決
め突片33の先端を下地材40に当接させ、本体31の
位置決めを行った状態で、下方延出部32Bを壁材20
の表面に固着し、底目地ジョイナー30を下地材40に
固定するようになっている。
【0020】次に、底目地ジョイナー30が、第1の位
置に取り付けられている場合について説明する。この場
合には、図4(A)に示されるように、底目地ジョイナ
ー30から位置決め突片33を、その基部を中心にして
上下に動かして折って、図4(B)に示されるように、
位置決め突片33が切り離された底目地ジョイナー30
を採用する。この底目地ジョイナー30は、図5の天井
面材10と壁材20との交差部分2に示されるように、
そのまま本体31の裏面を下地材40に当接させ、位置
決めを行った状態で両面テープで固定し、下地材40に
固定するようになっている。この際、位置決め突片33
を本体31から切り離した後の本体31に残る切り離し
跡は、凹部31Aの内部に納まっており、本体31の裏
面から何ら突出していない状態となっている。これによ
り、一つの底目地ジョイナー30で二つの位置に選択的
に取り付けられるようになっている。
置に取り付けられている場合について説明する。この場
合には、図4(A)に示されるように、底目地ジョイナ
ー30から位置決め突片33を、その基部を中心にして
上下に動かして折って、図4(B)に示されるように、
位置決め突片33が切り離された底目地ジョイナー30
を採用する。この底目地ジョイナー30は、図5の天井
面材10と壁材20との交差部分2に示されるように、
そのまま本体31の裏面を下地材40に当接させ、位置
決めを行った状態で両面テープで固定し、下地材40に
固定するようになっている。この際、位置決め突片33
を本体31から切り離した後の本体31に残る切り離し
跡は、凹部31Aの内部に納まっており、本体31の裏
面から何ら突出していない状態となっている。これによ
り、一つの底目地ジョイナー30で二つの位置に選択的
に取り付けられるようになっている。
【0021】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、本体31の裏面に設けた
凹部31Aの底面に位置決め突片33の基部を設けたの
で、位置決め突片33を折って本体31から切り離して
も、その切り離し跡が凹部31A内に納まり、本体31
の裏面から突出するものが何ら残ることがない。これに
より、第1の位置に正確かつ容易に固定することがで
き、切り離し跡を削って本体の裏面を平滑にしてから下
地材に固定していた従来に比べて、底目地ジョイナー3
0の取付作業を容易にできる。
な効果が得られる。すなわち、本体31の裏面に設けた
凹部31Aの底面に位置決め突片33の基部を設けたの
で、位置決め突片33を折って本体31から切り離して
も、その切り離し跡が凹部31A内に納まり、本体31
の裏面から突出するものが何ら残ることがない。これに
より、第1の位置に正確かつ容易に固定することがで
き、切り離し跡を削って本体の裏面を平滑にしてから下
地材に固定していた従来に比べて、底目地ジョイナー3
0の取付作業を容易にできる。
【0022】さらに、天井仕上げ材11および壁仕上げ
材21の継ぎ目60を、底目地50の下方の入隅に沿っ
て形成すれば、底目地50の下方の入隅は、通常、人間
が上方を見上げて底目地50を見ようとしても、死角と
なる部分なので、天井仕上げ材11および壁仕上げ材2
1の継ぎ目60が見えにくくなり、底目地50の外観を
向上できる。
材21の継ぎ目60を、底目地50の下方の入隅に沿っ
て形成すれば、底目地50の下方の入隅は、通常、人間
が上方を見上げて底目地50を見ようとしても、死角と
なる部分なので、天井仕上げ材11および壁仕上げ材2
1の継ぎ目60が見えにくくなり、底目地50の外観を
向上できる。
【0023】また、底目地ジョイナー30に、壁材20
に沿って下方に延びる下方延出部32Bが設けられてい
るので、壁を構成する壁材20の高さ寸法に誤差があっ
ても、当該壁材20の上端縁が下方延出部32Bの裏面
側に配置される範囲内であれば、底目地ジョイナー30
で前述の壁材20上端縁を納めることができ、壁材20
の高さ寸法誤差を許容することができる。
に沿って下方に延びる下方延出部32Bが設けられてい
るので、壁を構成する壁材20の高さ寸法に誤差があっ
ても、当該壁材20の上端縁が下方延出部32Bの裏面
側に配置される範囲内であれば、底目地ジョイナー30
で前述の壁材20上端縁を納めることができ、壁材20
の高さ寸法誤差を許容することができる。
【0024】さらに、下方延出部32Bを壁材20の表
面に両面テープで固着したので、例えば、底目地ジョイ
ナー30を取り付ける毎に、下方延出部32Bを釘打ち
等で壁材20に固定する場合に比べて、簡単に取り付け
ることができる。これにより、下方延出部32Bの取付
作業、ひいては、底目地ジョイナー30の取付作業を容
易に行うことができる。
面に両面テープで固着したので、例えば、底目地ジョイ
ナー30を取り付ける毎に、下方延出部32Bを釘打ち
等で壁材20に固定する場合に比べて、簡単に取り付け
ることができる。これにより、下方延出部32Bの取付
作業、ひいては、底目地ジョイナー30の取付作業を容
易に行うことができる。
【0025】また、下方延出部32Bを断面略テーパ状
に形成したので、その厚みが一定に形成されている場合
に比べて、壁仕上げ材21を貼る際に、下方延出部32
Bの先端と壁材20との段差を、パテ盛り等によって段
差処理を行う必要がない。つまり、壁仕上げ材21をそ
のまま壁材20に取り付けて、その上から仕上げ材を貼
れば、下方延出部32Bの先端と壁材20との境界線が
目立たなくなるので、外観を容易に良好にできる。
に形成したので、その厚みが一定に形成されている場合
に比べて、壁仕上げ材21を貼る際に、下方延出部32
Bの先端と壁材20との段差を、パテ盛り等によって段
差処理を行う必要がない。つまり、壁仕上げ材21をそ
のまま壁材20に取り付けて、その上から仕上げ材を貼
れば、下方延出部32Bの先端と壁材20との境界線が
目立たなくなるので、外観を容易に良好にできる。
【0026】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、下方延出部32Bは、断面
略テーパ状に形成されていたが、これに限らず、例え
ば、一定の厚みで形成されていてもよい。
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、下方延出部32Bは、断面
略テーパ状に形成されていたが、これに限らず、例え
ば、一定の厚みで形成されていてもよい。
【0027】また、前記実施形態では、下方延出部32
Bや本体31は両面テープで固着されていたが、これに
限らず、例えば、釘打ち等で固定してもよい。
Bや本体31は両面テープで固着されていたが、これに
限らず、例えば、釘打ち等で固定してもよい。
【0028】さらに、前記実施形態では、底目地ジョイ
ナー30に下方延出部32Bが設けられていたが、これ
に限らず、例えば、壁材20の高さ寸法に誤差がなく、
壁材20の上端が底目地ジョイナー30の水平部32A
に当接していれば、下方延出部32Bはなくてもよい。
ナー30に下方延出部32Bが設けられていたが、これ
に限らず、例えば、壁材20の高さ寸法に誤差がなく、
壁材20の上端が底目地ジョイナー30の水平部32A
に当接していれば、下方延出部32Bはなくてもよい。
【0029】また、前記実施形態では、天井仕上げ材1
1および壁仕上げ材21の継ぎ目60は、底目地50の
下方の入隅に沿って形成されていたが、これに限らず、
例えば、底目地50の上方の入隅に沿って継ぎ目60を
形成してもよいし、底目地ジョイナー30の水平部32
A上に継ぎ目60を形成してもよい。
1および壁仕上げ材21の継ぎ目60は、底目地50の
下方の入隅に沿って形成されていたが、これに限らず、
例えば、底目地50の上方の入隅に沿って継ぎ目60を
形成してもよいし、底目地ジョイナー30の水平部32
A上に継ぎ目60を形成してもよい。
【0030】なお、本発明は、底目地ジョイナーに限ら
ず、例えば、天井と壁とを見切る廻り縁部材等の他の建
築資材にも適用できる。
ず、例えば、天井と壁とを見切る廻り縁部材等の他の建
築資材にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の建築資材
によれば、本体の裏面に凹部が設けられ、この凹部の底
面に切り離し可能な位置決め突片の基部が設けられてい
るので、取付作業を容易に行うことができるという効果
がある。
によれば、本体の裏面に凹部が設けられ、この凹部の底
面に切り離し可能な位置決め突片の基部が設けられてい
るので、取付作業を容易に行うことができるという効果
がある。
【図1】本発明の第1実施形態における交差部分を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】前記実施形態における底目地ジョイナーを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】前記実施形態における交差部分を示す拡大断面
図である。
図である。
【図4】本発明の第2実施形態における(A)位置決め
突片を切り離す前、(B)位置決め突片を切り離した後
を示す断面図である。
突片を切り離す前、(B)位置決め突片を切り離した後
を示す断面図である。
【図5】前記実施形態における交差部分を示す拡大断面
図である。
図である。
【図6】従来の交差部分を示す断面図である。
【図7】従来の他の交差部分を示す断面図である。
【図8】従来の(A)位置決め突片を切り離す前、
(B)位置決め突片を切り離した後を示す断面図であ
る。
(B)位置決め突片を切り離した後を示す断面図であ
る。
10 天井を構成する天井面材 11 天井仕上げ材 20 壁を構成する壁材 21 壁仕上げ材 30 建築資材である底目地ジョイナー 31 本体 31A 凹部 32B 下方延出部 33 位置決め突片 50 底目地 60 継ぎ目
Claims (6)
- 【請求項1】裏面側に設けられる部材と接する第1の位
置および所定間隔離れた第2の位置の二つの位置のいず
れかの位置に選択的に取り付け可能となった建築資材で
あって、裏面に凹部が設けられた本体と、前記第2の位
置に位置決めするために前記本体の裏面から突出すると
ともに、前記本体から切り離し可能な位置決め突片とを
備え、前記本体の裏面に設けた前記凹部の底面に前記位
置決め突片の基部が設けられていることを特徴とする建
築資材。 - 【請求項2】請求項1に記載の建築資材において、天井
と壁との境界線に沿って溝状に延びる底目地を形成する
ための底目地ジョイナーとなっていることを特徴とする
建築資材。 - 【請求項3】請求項2に記載の建築資材において、前記
天井の表面に貼り付けられる天井仕上げ材および前記壁
の表面に貼り付けられる壁仕上げ材の両方の端縁が前記
底目地内に納められ、これらの端縁同士が突き合わされ
た前記天井仕上げ材および前記壁仕上げ材の継ぎ目は、
前記底目地の下方の入隅に沿って形成されていることを
特徴とする建築資材。 - 【請求項4】請求項2または請求項3に記載の建築資材
において、前記底目地ジョイナーは、前記壁の側端から
当該壁に沿って下方に延びる下方延出部を備えているこ
とを特徴とする建築資材。 - 【請求項5】請求項4に記載の建築資材において、前記
下方延出部は、前記壁の表面に両面テープで固着されて
いることを特徴とする建築資材。 - 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の建築資材
において、前記下方延出部は、基端側から先端側に向か
って薄くなっている断面略テーパ状に形成されているこ
とを特徴とする建築資材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10256847A JP2000087545A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 建築資材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10256847A JP2000087545A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 建築資材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000087545A true JP2000087545A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17298248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10256847A Withdrawn JP2000087545A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 建築資材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000087545A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005290746A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sekisui House Ltd | 入巾木、並びにそれを用いた室内空間 |
JP2016191225A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社 サンキョウエポック | 巾木のコーナー部材 |
JP2021080813A (ja) * | 2019-11-24 | 2021-05-27 | 大建工業株式会社 | 幅木継ぎ目カバー、幅木構造体、幅木継ぎ目カバー装着方法、および、幅木構造体の施工方法 |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP10256847A patent/JP2000087545A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005290746A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sekisui House Ltd | 入巾木、並びにそれを用いた室内空間 |
JP2016191225A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社 サンキョウエポック | 巾木のコーナー部材 |
JP2021080813A (ja) * | 2019-11-24 | 2021-05-27 | 大建工業株式会社 | 幅木継ぎ目カバー、幅木構造体、幅木継ぎ目カバー装着方法、および、幅木構造体の施工方法 |
JP7152720B2 (ja) | 2019-11-24 | 2022-10-13 | 大建工業株式会社 | 幅木継ぎ目カバー、幅木構造体、幅木継ぎ目カバー装着方法、および、幅木構造体の施工方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |