JP2000087505A - フレーム材及び建物 - Google Patents

フレーム材及び建物

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JP2000087505A
JP2000087505A JP10256815A JP25681598A JP2000087505A JP 2000087505 A JP2000087505 A JP 2000087505A JP 10256815 A JP10256815 A JP 10256815A JP 25681598 A JP25681598 A JP 25681598A JP 2000087505 A JP2000087505 A JP 2000087505A
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JP
Japan
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wall
sectional area
cross
building
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JP10256815A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nohara
和宏 野原
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、壁材等の固定が確実にでき、熱伝
導性が小さく、しかも費用のかからないフレーム材及び
建物を提供することを目的とする。 【解決手段】 フランジ部とウェブ部を有するフレーム
材であって、フランジ部近傍のウェブ部の横断面積に比
べて中間のウェブ部の横断面積を小さくして熱伝導を少
なくしたことを特徴とするフレーム材、及び、このフレ
ーム材が、壁体内の壁体支持材や屋根下地の支持材な
ど、建物の支持材として用いられていることを特徴とす
る建物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱伝導の少ないフ
レーム材及び建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱伝導の良い鋼製フレーム材等を
使う場合、図4に示すように、鋼製フレーム材1Bの外
側に、熱伝導を防ぐために、木レンガ4等で、壁面材2
との間にスペースを設け、断熱材5等で断熱を施してい
た。上記従来の軽量形鋼などの鋼製フレーム材1Bで
は、同じ厚みの鋼材を屈曲成形してフレーム材1Bを形
成していたので、そのフランジ部とウェブ部が同じ厚み
であった。すなわち、フランジ部近傍のウェブ部の横断
面積と中間のウェブ部の横断面積が同じであった。
【0003】このため、フレーム材1Bのフランジ部に
熱や冷熱が達すると、ウェブ部に熱や冷熱が伝わり、ウ
ェブ部でも熱伝導性が良いためにこの熱や冷熱を簡単に
反対側のフランジ部に伝えてしまう。このため、熱伝導
の防止のために、上記のように、別途木レンガ4や断熱
材5を介する必要があった。
【0004】また、上記の木レンガ4等に代わりフレー
ム材のフランジ部自身に切り起こし片を形成し、壁材等
との接触面積を小さくして、熱伝導を少なくした壁体構
成用軽量形鋼が、特公昭60−24268号公報に記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図4に示す従来の
鋼製フレーム材1Bでは、ウェブ部の熱伝導性が良いた
めに、壁材から伝わったフランジ部の熱や冷熱を簡単に
反対側のフランジ部に伝えてしまうので、別途木レンガ
4や断熱材5を介する必要が生じ、その分費用のかかる
問題があった。
【0006】また、特公昭60−24268号公報に記
載の技術では、軽量形鋼のフランジ部に切り起こし片を
設けているので、フランジ部で壁材等をしっかりと固定
できない問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであって、壁材等の固定が確実にで
き、熱伝導性が小さく、しかも費用のかからないフレー
ム材及び建物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フランジ部とウェブ部を有するフレーム材であって、フ
ランジ部近傍のウェブ部の横断面積に比べて中間のウェ
ブ部の横断面積を小さくして熱伝導を少なくしたことを
特徴とするフレーム材である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
レーム材が、壁体内の壁体支持材や屋根下地の支持材な
ど、建物の支持材として用いられていることを特徴とす
る建物である。
【0010】上記本発明においてフレーム材としては、
鉄やアルミニウムなどの金属が一般に用いられ、その形
状は両側のフランジ部をウェブ部で連結した形状、例え
ば略リップ溝形鋼、軽量溝形鋼、リップZ溝形鋼、軽量
角形鋼、I形鋼、H形鋼、などの形状を有するものが用
いられる。
【0011】上記本発明においては、上記フレーム材の
フランジ部近傍のウェブ部の横断面積に比べて中間のウ
ェブ部の横断面積を小さくしている。本発明でいう横断
面積とは、フランジ部に平行にウェブ部を切断したとき
の切断面におけるウェブ材料の占める面積のことであ
る。中間のウェブ部の横断面積を小さくする手段として
は、ウェブ部の中間の板厚みを薄くしたり、ウェブ部の
中間を網目状にしたり、ウェブ部の中間に多数の孔をあ
けたり、ウェブ部の中間の板厚みを薄くし且つ網目状に
したり、などの手段がある。
【0012】フレーム材のフランジ部近傍のウェブ部の
横断面積に比べて、中間のウェブ部の横断面積を5分の
1から20分の1の範囲で小さくするのが好ましい。横
断面積があまり小さくないと、熱伝導を少なくする効果
が少なくなり、横断面積をあまり小さくし過ぎると、フ
レーム材の強度が小さくなってしまう。
【0013】すなわち、本発明においては、フレーム材
のフランジ部近傍のウェブ部の熱伝導性に比べて、中間
のウェブ部の熱伝導性を小さくしているのである。
【0014】(作用)請求項1記載のフレーム材は、フ
ランジ部近傍のウェブ部の横断面積に比べて中間のウェ
ブ部の横断面積を小さくして熱伝導を少なくしたから、
フランジ部に伝わる熱や冷熱が、熱伝導の少ない中間の
ウェブ部のために、反対側のフランジ部などに伝わりに
くいものとなる。すなわち、ウェブ部が熱橋や冷橋にな
らないものとなっている。また、フレーム材は、フラン
ジ部近傍のウェブ部の横断面積を小さくしないから、曲
げ強度に必要な部分の厚みが確保され、強度も十分ある
ものである。
【0015】請求項2記載の建物は、請求項1記載のフ
レーム材が、壁体内の壁体支持材や屋根下地の支持材な
ど、建物の支持材として用いられているから、支持材の
反対側に熱や冷熱が伝わりにくくなり、別途木レンガや
断熱材などを設ける必要がなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例のフレーム材の斜視図、図2は本発明のフレーム
材を建物の壁に用いた例を示す断面図、図3は本発明の
他の実施例のフレーム材の斜視図である。
【0017】図1におけるフレーム材1は、鋼材からな
り、略リップ溝形鋼状の形状になっており、両側のフラ
ンジ部11、11がウェブ部12で連結されている。フ
レーム材1の背は120mmになっており、フランジ部
11の厚みは2.3mmになっている。ウェブ部12は
そのフランジ部近傍部121が厚み2.3mmになって
おり、中間ウェブ部122は厚みが2.3mmであるが
多数の孔13、13・・が穿設されて網目状になってい
る。したがって、フランジ部近傍部121の横断面積に
比べて、中間ウェブ部122の横断面積は10分の1に
なっている。
【0018】このため、フレーム材1は、フランジ部1
1に伝わる熱や冷熱が、熱伝導の少ない中間ウェブ部1
22のために、反対側のフランジ部11に伝わる熱量
が、同じ厚みのままのものに比べて、10分の1とな
り、熱伝導性の小さいものとなっている。すなわち、ウ
ェブ部12が熱橋や冷橋にならないものとなっている。
【0019】このフレーム材1を、建物の壁に用いた場
合について説明する。図2に示すように、フレーム材1
を壁体支持材として、内壁材2と外壁材3とを両側のフ
ランジ部11、11に固定した壁を構成するのである。
内壁材2と外壁材3との間には必要に応じてグラスウー
ルなどの断熱材を充填する。
【0020】この建物の壁は、フレーム材1が、壁体支
持材として用いられているから、外壁材3が受ける熱や
冷熱がフランジ部11に伝わっても、中間ウェブ部12
2のために反対側のフランジ部11に熱や冷熱が伝わり
にくくなり、反対側の内壁材2は加熱や冷却されにくい
ものとなる。すなわち、ウェブ部12が熱橋や冷橋にな
らず、このため、この建物の壁では、別途木レンガや断
熱材などを設ける必要がなくなる。
【0021】次に、本発明のフレーム材の他の実施例を
説明する。図3に示すフレーム材1Aは、鋼材からな
り、略リップ溝形鋼状の形状になっており、両側のフラ
ンジ部11A、11Aがウェブ部12Aで連結されてい
る。フレーム材1Aの背は120mmになっており、フ
ランジ部11Aの厚みは2.3mmになっている。ウェ
ブ部12Aはそのフランジ部近傍部121Aが厚み2.
3mmになっており、中間ウェブ部122Aは厚みが
0.4mmになっている。したがって、フランジ部近傍
部121Aの横断面積に比べて、中間ウェブ部122A
の横断面積は5.75分の1になっている。
【0022】このため、フレーム材1Aは、フランジ部
11Aに伝わる熱や冷熱が、熱伝導の少ない中間ウェブ
部122Aのために、反対側のフランジ部11Aに伝わ
る熱量が、同じ厚みのままのものに比べて、約5分の1
となり、熱伝導性の小さいものとなっている。すなわ
ち、ウェブ部12Aが熱橋や冷橋にならないものとなっ
ている。
【0023】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更、方法変更等があっても
本発明に含まれる。例えば、フレーム材の中間ウェブ部
は屈曲部を形成して曲げ強度を向上させるようにしても
よい。また、フレーム材は、壁体用の支持材の他、屋根
下地の支持材、床の支持材、天井の支持材、間仕切の支
持材、などの支持材としても用いられる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載のフレーム材は、フランジ
部近傍のウェブ部の横断面積に比べて中間のウェブ部の
横断面積を小さくして熱伝導を少なくしたから、フラン
ジ部に伝わる熱や冷熱が、熱伝導の少ない中間のウェブ
部のために、反対側のフランジ部などに伝わりにくいも
のとなり、熱橋や冷橋にならず、熱伝導性の小さいもの
にできる。
【0025】請求項2記載の建物は、請求項1記載のフ
レーム材が、壁体内の壁体支持材や屋根下地の支持材な
ど、建物の支持材として用いられているから、支持材の
反対側に熱や冷熱が伝わりにくくなり、別途木レンガや
断熱材などを設ける必要がなくなり、費用、工数がかか
らず、安価に建築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例のフレーム材の斜視図で
ある。
【図2】図2は本発明のフレーム材を建物の壁に用いた
例を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の他の実施例のフレーム材の斜視
図である。
【図4】図4は従来の壁の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1A フレーム材 11、11A フランジ部 12、12A ウェブ部 121、121A フランジ部近傍部 122、122A 中間ウェブ部 2 内壁材 3 外壁材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部とウェブ部を有するフレーム
    材であって、フランジ部近傍のウェブ部の横断面積に比
    べて中間のウェブ部の横断面積を小さくして熱伝導を少
    なくしたことを特徴とするフレーム材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフレーム材が、壁体内の
    壁体支持材や屋根下地の支持材など、建物内の支持材と
    して用いられていることを特徴とする建物。
JP10256815A 1998-09-10 1998-09-10 フレーム材及び建物 Pending JP2000087505A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006249683A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nisshin Steel Co Ltd 低熱伝導性フレーム材
JP2006249682A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Nisshin Steel Co Ltd 建築構造物における構造部材の低熱伝導性取付け構造
JP2008106562A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Nisshin A & C Co Ltd 低熱伝導性フレーム材

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