JP2001173154A - 断熱鋼製根太 - Google Patents

断熱鋼製根太

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JP2001173154A
JP2001173154A JP36441999A JP36441999A JP2001173154A JP 2001173154 A JP2001173154 A JP 2001173154A JP 36441999 A JP36441999 A JP 36441999A JP 36441999 A JP36441999 A JP 36441999A JP 2001173154 A JP2001173154 A JP 2001173154A
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JP
Japan
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steel
heat insulating
insulating material
heat
joist
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JP36441999A
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Hikari Senda
光 千田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱性と防振性にすぐれた断熱鋼製根太を提
供する。 【解決手段】 断熱材1からなる芯材の上端側と下端側
にC形鋼2を互いに離して取り付けて形成する。また、
上下のC形鋼2,2間に熱伝導率が低くく、一定強度を
有する補強板4を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に住宅の床組
材として利用される断熱鋼製根太に関し、特に床の断熱
性と防振性にすぐれている。
【0002】
【従来の技術】これまで、床組を構成する大引きや根太
などの床組材としては、一般に木材が使用されている。
また、最近では溝形鋼などの形鋼も床組材として広く利
用されている。
【0003】ところで、木材は鋼材に比べて熱伝導率が
低く、断熱性にすぐれているが、根太などの床組材とし
て使用する場合でも、特に寒冷地などにおいては必要に
応じて断熱材が使用されている。また、床組材として溝
形鋼を使用する場合、対向する二枚のフランジを上下に
して設置され、木材の場合と同様に断熱材が使用されて
いる。
【0004】いずれの場合においても、多くの場合、断
熱材は隣接する根太材と根太材との間に充填されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、床組材として
木材を使用すると、一般に木材は品質が一定しないばか
りでなく、乾燥の度合いによって反りやねじれ等が生じ
やすく、しかも長期に渡って荷重を受け続けるとクリー
プ現象によりたわみが生じる等の課題がある。
【0006】一方、鋼材には木材でおこるような問題は
特にないが、床組材として、例えば溝形鋼を使用した場
合、溝形鋼の下方が外気に露出しているために溝形鋼が
熱の橋渡しの役をなし、断熱効果が損なわれてしまう等
の課題があった。この課題を解決する方法として、例え
ば図5に図示するように、鋼製根太20の下方に突出す
る部分20aを断熱材21で包み込むことで、鋼製根太
20の熱橋作用を遮断して床の断熱性を確保する方法が
知られている(特開昭10−102656号公報参
照)。
【0007】しかし、このような方法では、断熱材21
を鋼製根太20の下側部分に沿ってコの字状に形成する
必要があり、また全ての鋼製根太20に対して行う必要
があるため、断熱材21の加工および取り付けがきわめ
て面倒である等の課題があった。
【0008】さらに、鋼製根太20は曲げ強度がきわめ
て大きいものの、振動やたわみが発生しやすい等の課題
もあった。この発明は、以上の課題を解決するためにな
されたもので、特に断熱性と防振性にすぐれた断熱鋼製
根太を提供することを課題とするものであ。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として、この発明に係る断熱鋼製根太は、請求
項1として、断熱材からなる芯材の上端側と下端側に形
鋼を互いに離して取り付けて形成する。
【0010】請求項2として、請求項1の断熱鋼製根太
において、上下の形鋼間に熱伝導率の低い補強板を取り
付ける。請求項3として、請求項1または2の断熱鋼製
根太において、断熱材として発泡性断熱材を使用する。
【0011】請求項4として、請求項1,2または3の
断熱鋼製根太において、形鋼として軽量リップ溝形鋼を
使用する。請求項5として、請求項4の断熱鋼製根太に
おいて、軽量リップ溝形鋼のリップは連続する傾斜部と
鉛直部とから形成する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1(a)はこの発明の一例を示
し、図において、断熱材1を芯材とし、この断熱材1の
上端側と下端側に形鋼2をそれぞれ取り付けることによ
り、断面略矩形状の断熱鋼製根太3が形成されている。
【0013】断熱材1としては、例えば発泡性ポリウレ
タン等の発泡性断熱材が使用されている。発泡性断熱材
は発泡する際、それ自身が接着材として作用することか
ら、特に接着材を使用しないでも形鋼2を断熱材1の上
下両側に一体に固着することができる。
【0014】なお、断熱材1とて定形材を使用し、その
上下両側に形鋼2が接着材で固着されてもよい。形鋼2
としては、例えば軽量溝形鋼の断面の両端に、内側に水
平に突出したリップ2aを有する軽量リップ溝形鋼(以
下「C形鋼2」という)が使用されている。
【0015】C形鋼2は両端のリップ2aが断熱材1と
かみ合うことで、断熱材1とより確実に固着されてい
る。また、上下のC形鋼2は互いに離して取り付けられ
ていることで、熱が直接伝わらないようになっている。
図2は断熱鋼製根太の他の例を示し、特に荷重の大きさ
によって断熱材1がつぶれるおそれがある場合に備え
て、断熱材1の両側に補強板4がそれぞれ取り付けられ
ている。
【0016】補強板4としては、特に熱伝導率が低くか
つ一定の強度を備えた、例えばフレキシブルボード等で
形成されたものが使用されている。また、補強板4とし
て、断熱材1とC形鋼2の軸方向に連続して1本に形成
されたものが取り付けられていてもよく、または短めに
形成されたものが断熱材1とC形鋼2の軸方向に所定間
隔おきに取り付けられていてもよい。
【0017】図3(a)〜(c)は同じく、断熱鋼製根
太の他の例を示し、いずれの場合においても、形鋼2と
してリップのない軽量溝形鋼が使用されている。また、
特に図3(b)に図示するものは、補強板4の上下両端
が形鋼2のフランジ2bの内側に添え付けられ、図3
(c)に図示するものは、補強板4の上下両端がフラン
ジ2bの外側に添え付けられている。
【0018】いずれの例においても、形鋼2の径、板厚
などはスパンや荷重の大きさに応じて決められている。
図4は同じく、断熱鋼製根太の他の例を示し、特に2×
4工法への適用を想定して縦長の断面略矩形状に形成さ
れている。
【0019】また、大きな断面性能が必要な場合に備え
て、C形鋼2のリップ2aが内側に傾斜する傾斜部2c
とこの傾斜部2cの下端に垂下する鉛直部2dとから一
枚に連続して形成されている。また、上下のC形鋼2は
熱の伝達が直接おこらないように互い離して取り付けら
れている。
【0020】図4はこの発明に係る断熱鋼製根太3を用
いた床組の構造を示し、図において、断熱鋼製根太3は
C形鋼2が上下に位置するように設置されている。ま
た、断熱鋼製根太3の上に床下地材5が取り付けられて
いる。その際、床下地材5は上側のC形鋼2の上に直に
載置されている。また、特に床断熱をする場合には、隣
接する断熱鋼製根太3,3間に断熱材6が充填されてい
る。
【0021】このような構成において、床下の熱は断熱
鋼製根太3の下側のC形鋼2に伝えられる。しかし、下
側のC形鋼2と上側のC形鋼2間に断熱材1が介在され
ていることで、上下のC形鋼2は直接接していないた
め、下側のC形鋼2から上側のC形鋼2に熱は伝わらな
い。
【0022】このため、これまでのような根太を覆う断
熱材は省略できて、断熱工事が容易になるだけでなく、
床の断熱効果が大幅に向上する。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上説明した通りであり、断
熱材からなる芯材の上端側と下端側に形鋼を互いに離し
て取り付けて形成してあるので、上下の形鋼間で熱が伝
わりにくく、断熱性がきわめて大きい。また、断熱材の
減衰作用により床の振動が吸収され居住性も高い。
【0024】また、形鋼は断熱材の上端側と下端側の両
側に設置され、かつ断熱材で一体に拘束されているの
で、特に曲げ強度がきわめて大きく、このため木材と異
なり長期荷重によるクリープ現象を防止することができ
る。さらに、上下の形鋼間に補強板を取り付け、かつ形
鋼の板厚などを適当に変えることにより強度(曲げ剛性
や耐力等)を調節できるため、曲げ剛性および耐力とも
に木材よりも簡単に高めることができ、必要な強度の部
材を提供できる。
【0025】また、C形鋼にはもちろん、断熱材には木
材のような吸水性はほとんどないので、部材の膨張・収
縮がほとんどおこらず、このため木材のような反りやね
じれ等の心配もなく、品質が安定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、断熱鋼製根太の一例を示す
斜視図である。
【図2】(a),(b),(c)は、断熱鋼製根太の一
例を示す斜視図である。
【図3】断熱鋼製根太の一例を示す斜視図である。
【図4】断熱鋼製根太を利用した床の構造を示す断面図
である。
【図5】従来の床の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 断熱材 2 C形鋼(軽量溝形鋼) 2a リップ 2b フランジ 2c 傾斜りップ 2c 傾斜りップ 3 断熱鋼製根太 4 補強板 5 床下地材 6 断熱材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材からなる芯材の上端側と下端側に
    形鋼を互いに離して取り付けて形成してあることを特徴
    とする断熱鋼製根太。
  2. 【請求項2】 上下の形鋼間に熱伝導率の低い補強板が
    取り付けてあることを特徴とする請求項1記載の断熱鋼
    製根太。
  3. 【請求項3】 断熱材は発泡性断熱材であることを特徴
    とする請求項1または2記載の断熱鋼製根太。
  4. 【請求項4】 形鋼は軽量リップ溝形鋼であることを特
    徴とする請求項1,2または3記載の断熱鋼製根太。
  5. 【請求項5】 軽量リップ溝形鋼のリップは、連続する
    傾斜部と鉛直部とから形成してあることを特徴とする請
    求項4記載の断熱鋼製根太。
JP36441999A 1999-12-22 1999-12-22 断熱鋼製根太 Withdrawn JP2001173154A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2494305A (en) * 2011-09-02 2013-03-06 Keystone Lintels Ltd Elongate support structure such as a lintel
CN104018662A (zh) * 2014-06-25 2014-09-03 成都缘丰科技材料有限公司 一种中空复合建筑支撑结构件及其制造方法

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