JP2000085935A - 自動車車体搬送用スラットコンベア - Google Patents

自動車車体搬送用スラットコンベア

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JP2000085935A
JP2000085935A JP10253374A JP25337498A JP2000085935A JP 2000085935 A JP2000085935 A JP 2000085935A JP 10253374 A JP10253374 A JP 10253374A JP 25337498 A JP25337498 A JP 25337498A JP 2000085935 A JP2000085935 A JP 2000085935A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車車体を安定した状態に保持して搬送可
能で、かつ自動車車体の受け渡しを最適時に行う自動車
車体搬送用スラットコンベアを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 一列に配列されたスラット5を循環さ
せ、自動車車体Bを着座支持し搬送するスラットコンベ
ア1において、スラット5の上面に固設され、スラット
コンベア1の幅方向に移動自在な一対の受け部材16,
16,16' ,16' を配置し、前記受け部材で前記自
動車車体を着座支持する受け手段6,26と、前記受け
部材を前記スラットコンベアの幅方向の内方に移動させ
る第一操作手段30と、前記受け部材を前記スラットコ
ンベアの幅方向の外方に移動させる第二操作手段40と
を備え、前記第一操作手段で前記受け部材を前記スラッ
トの幅内に収納させるとともに、前記第二操作手段で前
記受け部材を前記スラットの幅より外方に突出させるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車車体を着座
支持し搬送するスラットコンベアに関し、特に、自動車
車体を安定した状態で搬送可能なスラットコンベアに関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立ラインにおいて、各工程に
自動車車体を搬送する場合、スラットコンベアがよく利
用されている。スラットコンベアは、エンドレスチェー
ン上に水平なスラット(子割板)が一列に配列されたコ
ンベアである。また、組立ラインでは作業者の通路等を
確保するため、作業域に入る前に作業者の頭上を搬送す
る場合がある。頭上を搬送している自動車車体をスラッ
トコンベアに受け渡すとき、自動車車体の下面を両側か
ら着座支持するとともに、自動車車体を昇降させる昇降
装置等が利用される。
【0003】図10は従来のスラットコンベア100
で、(a)平面図及び(b)正面図である。スラットコ
ンベア100は、複数個のスラット101の間隔を開け
て、搬送方向前後の2枚のスラット101,101上
に、一対の受け部材102,102,102,102が
各々配設されている。そして、スラットコンベア100
は、自動車車体Bの下面を4つの受け部材102,10
2,102,102で着座支持し搬送する。搬送中、作
業者は、自動車車体Bの外部からあるいは自動車車体B
の内部に入って作業を行う。なお、循環するスラットコ
ンベア100は、図10(b)に示す如く上方側を各工
程の作業を行う作業部100a、下方側を作業を行わな
い帰還部100bとする。
【0004】また、頭上から搬送されてきた自動車車体
Bをスラットコンベア100に受け渡す昇降手段105
は、スラットコンベア100の両側に配置される昇降部
材103,103、昇降部材103に連結されるチェー
ン104、駆動源のモータ(図示せず)及び昇降部材1
03を支持する支柱(図示せず)等によって構成されて
いる。昇降部材103,103は、自動車車体Bの下面
を着座支持するとともに、モータおよびチェーン104
を介して上昇または下降する。それによって、昇降手段
105は、昇降部材103,103から自動車車体Bを
受け部材102,102,102,102に着座させた
り、あるいは受け部材102,102,102,102
から自動車車体Bを受け取ったりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】1枚のスラット101
に配設されている受け部材102,102の最外間の長
さL(水平面内で、搬送方向に対して垂直方向の一対の
受け部材102,102の最外間の長さ)は、スラット
101の幅W(水平面内で、搬送方向に対して垂直方向
のスラット101の長さ)以下にしなければならない。
その理由は、スラットコンベア100の帰還部100b
においてはスラットコンベア100の支柱106等が障
害となるためである。したがって、自動車車体Bの車幅
BWより受け部材間の長さLが小さいので、自動車車体
Bの支持は、下面の中央よりの位置に限定される。特
に、旧型のスラットコンベアを継続して使用している場
合、近年の車幅BWの広い自動車車体Bを支持して作業
を行うと、安定性が悪く、かつ作業性が低下する。
【0006】また、受け部材102,102,102,
102をスラットコンベア100の両側に突出させて、
車幅BWに対して充分な受け部材間の長さLを確保した
場合、受け部材102,102,102,102と昇降
台103,103が、自動車車体Bの下面の同一のフラ
ンジ部を受けるようになる。そのため、自動車車体Bを
受け渡す時、昇降部材103,103が、前後の受け部
材102,102,102,102間を昇降しなければ
ならない。その結果、昇降部材103,103を昇降さ
せるタイミングを、受け部材102,102,102,
102と昇降部材103,103の位置関係によって調
整する必要が生じる。
【0007】そこで、本発明の課題は、自動車車体を安
定した状態に保持して搬送可能で、かつ自動車車体の受
け渡しを最適時に行う自動車車体搬送用スラットコンベ
アを提供することとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係る自動車車体搬送用スラットコンベアは、一列に
配列されたスラットを循環させ、自動車車体を着座支持
し搬送するスラットコンベアにおいて、前記スラットの
上面に固設され、前記スラットコンベアの幅方向に移動
自在な一対の受け部材を配置し、前記受け部材で前記自
動車車体を着座支持する受け手段と、前記受け部材を前
記スラットコンベアの幅方向の内方に移動させる第一操
作手段と、前記受け部材を前記スラットコンベアの幅方
向の外方に移動させる第二操作手段とを備え、前記第一
操作手段で前記受け部材を前記スラットの幅内に収納さ
せるとともに、前記第二操作手段で前記受け部材を前記
スラットの幅より外方に突出させることを特徴とする。
前記自動車車体搬送用スラットコンベアは、各作業工程
において、受け部材間の長さを自動車車体の車幅に対し
て充分確保できるので、安定した状態で作業が可能であ
る。また、帰還部において、受け部材をスラット幅内に
収納できるので、受け部材が搬送の障害になることがな
い。
【0009】さらに、前記自動車車体搬送用スラットコ
ンベアにおいて、前記受け部材で、前記自動車車体のジ
ャッキアップポイントを着座支持することを特徴とす
る。自動車車体の中でも強度のあるジャッキアップポイ
ントを支持するので、自動車車体をより安定した状態で
支持するとともに、自動車車体に損傷等を与えない。
【0010】また、本発明に係る自動車車体搬送用スラ
ットコンベアは、一列に配列されたスラットを循環さ
せ、自動車車体を着座支持し搬送するスラットコンベア
において、前記スラットコンベアの搬送方向に所定間隔
開いて前記スラット上に配置され、前記スラットコンベ
アの幅方向の両外方に突出し、自動車車体を着座支持す
る複数の受け部材と、前記スラットコンベアの両側に配
置された昇降部材で前記自動車車体を着座支持するとと
もに、前記受け部材の前後間に前記昇降部材が位置した
時に昇降移動し、前記自動車車体を前記スラットコンベ
アに受け渡す昇降手段と、前記昇降部材が前記受け部材
の高さ位置を通過して昇降する最適時を、前記スラット
中の特定のスラットが所定位置を通過した時を基準とし
て、前記スラットコンベアの搬送速度から算出するとと
もに、前記昇降手段に昇降作動を指令する制御手段を備
えることを特徴とする。前記自動車車体搬送用スラット
コンベアは、昇降部材の昇降タイミングを制御手段で常
時管理しているので、受け部材と昇降部材が干渉せず
に、昇降部材を前後の受け部材間を通過させて昇降させ
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る自動車車体搬
送用スラットコンベアの実施の形態を添付の図面を参照
して説明する。図1は自動車車体搬送用スラットコンベ
ア1の斜視図、図2は自動車車体搬送用スラットコンベ
ア1の半平面図、図3は自動車車体搬送用スラットコン
ベア1の正面図、図4は自動車車体搬送用スラットコン
ベア1の受け部材の移動機構の平面図及び正面図、図5
は自動車車体搬送用スラットコンベア1の全体構成の概
略図、図6は自動車車体搬送用スラットコンベア1の受
け部材の突出時の作用図、図7は自動車車体搬送用スラ
ットコンベア1の受け部材の収納時の作用図、図8は自
動車車体搬送用スラットコンベア1に自動車車体Bを移
載する時の作用図、図9は自動車車体搬送用スラットコ
ンベア1から自動車車体Bを移載する時の作用図であ
る。
【0012】まず、自動車車体搬送用スラットコンベア
1(以下、スラットコンベア1と記載する)の全体構成
について説明する(図5参照)。スラットコンベア1
は、駆動源であるモータ2を、チェーン3を介して、摺
動自在な上流側の端部回動部材4に連結する。端部回動
部材4,4間に張架されたエンドレスチェーン(図示せ
ず)上に、一列に配列された複数個のスラット5を並設
する。スラット5は、端部回動部材4,4間を循環す
る。また、2個のスラット5,5の上面には、自動車車
体Bを着座支持する前部受け手段6及び後部受け手段2
6を配設する。前部受け手段6及び後部受け手段26
は、受け部材16,16及び受け部材16' ,16' が
第一操作手段30及び第二操作手段40によってスラッ
トコンベア1の幅方向に移動自在な構造を有する(図1
参照)。さらに、スラットコンベア1は、他の搬送装置
との間で自動車車体Bを受け渡すために、上流昇降手段
50及び下流昇降手段60を備える。各昇降手段50,
60は、光センサ56,66で検出される時刻を基準と
して制御手段58によって、昇降テーブル52,62を
昇降するタイミングが指令される。なお、搬送方向にお
いて、搬送元を上流、搬送先を下流とする。また、スラ
ットコンベア1の幅方向とは、水平面内において、搬送
方向に対して垂直方向とする。
【0013】次に、受け手段6,26について説明する
(図1乃至図4参照)。なお、前部受け手段6と後部受
け手段26は同一の構成を有するとともに、各部材の形
状において一部異なるのみなので、主として、前部受け
手段6について説明する。
【0014】前部受け手段6と後部受け手段26は、所
定個数のスラット5の間隔を開けて、2個のスラット
5,5の上面に各々配設する。なお、開けるスラット5
の個数は、自動車車体Bの前後のジャッキアップポイン
トBJを前部受け手段6及び後部受け手段26で着座支
持できる間隔に相当する個数とする。
【0015】前部受け手段6では、補強用基板7をスラ
ット5の上面に長手方向に沿って配置し、ボルト締め固
定する。補強用基板7は、長方形の板材で、長手方向を
スラット5の長手方向と略同一長さとする。なお、長手
方向は、水平面内で、搬送方向に対して垂直方向とす
る。補強用基板7の上面の長手部の両側で、上流側にス
ライドガイド8が立設し、下流側にスライドガイド9が
立設する。スライドガイド8,9は、上部に切欠部8
a,9aを有する。切欠部8a,9aには、中心軸Cを
対象軸としてシンメトリーな状態で、一対のスライダ1
1,12が嵌合する。さらに、スライドガイド8,9の
上面には、スライダ11,12の長手方向の両側の端部
を覆って、押さえ部材13,13をボルト締め固定す
る。その結果、スライダ11,12は、切欠部8a,9
aと押さえ部材13,13間でスライド自在に支持され
る。
【0016】スライダ11,12の上面には、スラット
コンベア1の中心軸Cから外方に伸びる受け部材16,
16を各々配設する。また、スライド11,12の上面
には、摺動用ローラ17,17を設ける。摺動用ローラ
17は、スライダ11(または12)に、鉛直方向に回
転軸17aで軸着する。摺動用ローラ17は、円柱形状
で、回動自在であり、第二操作手段40に押圧される部
分である。
【0017】受け部材16は、略L字形状を有し、垂直
面16aの端部をスライダ11(または12)に固設す
る(図4(b))。そして、垂直面16aには補強部材
16c,16cが付設され、垂直面16aの立設強度を
補助する(図2)。また、水平面16bの上面に受け部
15を固着する(図4(b))。受け部15は、自動車
車体BのジャッキアップポイントBJを直接受ける部分
である。さらに、水平面16bの外方端部の下面側に、
摺動用ローラ18を設ける。摺動用ローラ18は、水平
面16bに、鉛直方向に回転軸18aで軸着する。摺動
用ローラ18は、円柱形状で、回動自在であり、第一操
作手段30に押圧される部分である。
【0018】また、下流側のスライドガイド9の内壁に
は、長手方向に沿って両側に一対のロック用案内部材1
4,14を固設する。ロック用案内部材14,14は、
スラットコンベア1の中心軸C付近からスライドガイド
9の各両端部までの長さを有する。さらに、各ロック用
案内部材14は、各々内方に向かって(搬送方向の逆方
向)、両端部付近にくの字状の切欠部14a,14aを
形成する(図4(a))。切欠部14a,14aは、後
述するロック用案内ローラ23をロックし、ひいてはス
ライダ11(または12)の位置決めを行う。なお、切
欠部14a,14aを形成する位置は、自動車車体Bの
車幅BW、スラット5の幅W及び受け部材16(受け部
15)の形状(特に、水平面内で、搬送方向に対して垂
直方向の長さ)等によって決定する。
【0019】さらに、スライダ11,12の下面には、
案内部材19,19を固設する。各案内部材19には、
2つの貫通孔19a,19aを形成する(図4
(a))。貫通孔19a,19aには、2個の円柱状の
スライドガイド20,20が挿通し、スライド自在であ
る。さらに、案内部材19には、中心部に規制部材21
が嵌合する。また、スライドガイド20,20および規
制部材21の他端に、ブラケット22を固設する。ブラ
ケット22のロック用案内部材14側には、回転軸23
aにより鉛直方向にロック案内ローラ23が軸着する。
なお、スライドガイド20,20、規制部材21、ブラ
ケット22およびロック用案内ローラ23は、搬送方向
にスライド自在である。また、案内部材19、スライド
ガイド20,20、規制部材21、ブラケット22およ
びロック用案内ローラ23は、スライダ11とともにス
ラットコンベア1の幅方向に移動自在である。
【0020】しかも、スライドガイド20,20の外周
には、コイルスプリング24,24を常時収縮した状態
で各々装着する(図4(a))。そのため、常時、ロッ
ク用案内ローラ23が、ロック用案内部材14の側面に
押圧する。その結果、ロック用案内ローラ23が、ロッ
ク用切欠き部14a,14aに嵌合し、案内部材19が
固設したスライダ11(または12)を位置決め固定す
る。
【0021】なお、後部受け手段26は、前部受け手段
6と同一の構成を有し、各部材の形状等が一部異なる。
後部受け手段26は、前部受け手段6に比較して、スラ
イダ11' 、12' の搬送方向の幅が広い。それにとも
なって、下流側のスライドガイド9' の形状が異なる。
また、自動車車体Bを着座支持する受け部15' ,1
5' および受け部材16' ,16' の形状が異なる。
【0022】上記前部受け手段6および後部受け手段2
6が、自動車車体Bの4箇所のジャッキアップポイント
BJを着座支持する。ジャッキアップポイントBJは、
ジャッキアップ時の負荷に耐える補強構造となっている
ため、自動車車体Bを支持するのに最適である。また、
支持箇所として利用することによって、自動車車体Bの
重量等によって損傷を受けることもない。
【0023】次に、第一操作手段30について説明する
(図1参照)。第一操作手段30は、スラットコンベア
1の下流に配設され、自動車車体Bのスラットコンベア
1上での作業終了後に、受け部材16,16、16' ,
16'をスラットコンベア1の幅方向の内方(中心軸C
に対して近接する方向)にスライド移動させる。
【0024】第一操作手段30は、スラットコンベア1
の両側部に、基台31,31を有する。基台31,31
は、角材によって直方体に骨組みされ、上面を長方形状
の平板31a,31aで覆っている。平板31a,31
aの上面には、シリンダ32,32を配設する。なお、
シリンダ32,32の配置は、各ピストンロッド32
a,32aがスラットコンベア1の幅方向の内方(中心
軸Cに対して近接する方向)に向く位置とする。その結
果、ピストンロッド32a,32aが、スラットコンベ
ア1の幅方向で進退可能となる。なお、シリンダ32の
駆動源は、油圧、水圧等、特に限定しない。
【0025】さらに、ピストンロッド32a,32a内
方側の先端には、押し部材34,34を各々固設する。
押し部材34,34は、鉛直方向に平行な平面を有し、
受け手段16,16(または16' ,16' )の摺動用
ローラ18,18(または18' 、18' )を内方に押
圧する。また、押し部材34,34においてピストンロ
ッド32a,32aが固設された面の両側には、円柱状
のスライド案内ビーム35,35,35,35を各々配
設する。なお、スライド案内ビーム35,35,35,
35は、各々2個ずつの保持部材36,36に挿通し、
支持される。その結果、スライド案内ビーム35,3
5,35,35は、ピストンロッド32a,32aと平
行に保持されスライド自在となり、押し部材34,34
のスライド移動を安定させる。
【0026】次に、第二操作手段40について説明する
(図1参照)。第二操作手段40は、スラットコンベア
1の上流に配設され、自動車車体Bのスラットコンベア
1上での作業前に、受け部材16,16、16' ,1
6' をスラットコンベア1の幅方向の外方(中心軸Cに
対して遠ざかる方向)にスライド移動させる。
【0027】第二操作手段40は、スラットコンベア1
の両側部に、基台41,41を有する。基台41,41
は、角材で、上端がスラットコンベア1の上方まで達す
る。基台41,41の上面には、シリンダ42,42を
配設する。なお、シリンダ42,42の配置は、各ピス
トンロッド42a,42aがスラットコンベア1の幅方
向の内方(中心軸Cに対して近接する方向)に向く位置
とする。その結果、各ピストンロッド42a,42a
が、スラットコンベア1の幅方向で進退自在となる。な
お、シリンダ42の駆動源は、油圧、水圧等、特に限定
しない。
【0028】さらに、ピストンロッド42a,42aの
内方側の先端は、ベース部材43,43の上端に固設さ
れる。ベース部材43,43は、略L字状で、下面に押
し部材44,44を固設する。押し部材44,44は、
鉛直方向に平行な平面を有し、スライド11,12(ま
たは11' ,12' )の摺動用ローラ17,17(また
は17' 、17' )を外方に押圧する。また、ベース部
材43,43の下端に貫通させて、一本の円柱状のスラ
イド案内ビーム45を設ける。なお、スライド案内ビー
ム45は、基台41に固定された保持部材46,46に
両端を各々挿入し、支持される。その結果、スライド案
内ビーム45は、ピストンロッド42a,42aと平行
に保持されスライド自在となり、押し部材44,44の
スライド移動を安定させる。
【0029】次に、上流昇降手段50および下流昇降手
段60について説明する(図1、図5参照)。なお、上
流昇降手段50と下流昇降手段60は同一の構成を有す
るので、主として、上流昇降手段50について説明す
る。
【0030】上流昇降手段50(または下流昇降手段6
0)は、スラットコンベア1の上流に設けられ、他の搬
送装置(図示せず)から自動車車体Bをスラットコンベ
ア1に移載する。上流昇降手段50(または下流昇降手
段60)は、スラットコンベア1の両側に昇降台51,
51(または61,61)を備える。昇降台51,51
(または61,61)は、図示しない2本の支柱で両側
端を各々支持され、鉛直方向に移動自在である。また、
昇降台51,51(または61,61)は、長方形状の
板状で、上面のスラットコンベア1側の端部に昇降部材
である昇降テーブル52,52(または62,62)を
各々固着する。昇降テーブル52,52(または62,
62)は、長方形状の板状で、搬送方向の長さを前部受
け手段6の受け部材16と後部受け手段26の受け部材
16' 間隔ΔL(図2参照)より若干短い長さとする。
昇降テーブル52,52(または62,62)は、前部
受け手段6および後部受け手段26と同一の自動車車体
Bのフランジ部BFを着座支持する(図3)。
【0031】そして、昇降台51,51(または61,
61)のスラットコンベア1の反対側の端部には、モー
タ55(または65)に連結されたチェーン54,54
(または64,64)を各々張設する。その結果、昇降
台51,51(または61,61)は、モータ55(ま
たは65)を駆動源として、鉛直方向に移動可能とな
る。
【0032】さらに、モータ55(または65)は、制
御手段58によって、起動、停止および速度調整等が行
われる。制御手段58には、上流の光センサ56および
下流の光センサ66の検出信号が入力される。光センサ
56,66は、前部受け手段6の通過時刻を計測するた
めに、スラットコンベア1の上面の側部に配設されると
ともに、検知部を内方(スラットコンベア1の中止軸C
方向)に向ける。なお、上流の光センサ56の設置する
位置は、上流昇降手段50より若干上流側の位置とす
る。下流の光センサ66の設置する位置は、下流昇降手
段60より若干上流側の位置とする。
【0033】また、制御手段58は、モータ55,6
5、光センサ56,66およびモータ2のエンコーダ
(図示せず)と接続する。制御手段58は、モータ2の
エンコーダの値から、モータ2の送り速度ひいてはスラ
ット5の搬送速度を算出する。さらに、光センサ56,
66の検出時刻を基準として、前部受け手段6と後部受
け手段26の定位置到達時刻を算出する。そして、モー
タ55,65の駆動を制御し、さらには昇降台51,6
1(昇降テーブル52,62)の昇降を制御する。
【0034】なお、上流昇降手段50は、昇降テーブル
52,52を、受け部材16,16,16' ,16' よ
り若干上方で停止させるとともに、若干下方に停止させ
ることが可能である。また、下流昇降手段60は、昇降
テーブル62,62を、受け部材16,16,16' ,
16' より若干下方で停止させることが可能である。
【0035】次に、スラットコンベア1の作用について
説明する。スラットコンベア1の作用は、第一操作手段
30および第二操作手段40による受け部材6,26の
受け手段16,16、16' ,16' の突出および収納
と、上流昇降手段50および下流昇降手段60による自
動車車体Bの受け渡しがある。
【0036】スラットコンベア1は、自動車の部品組み
立て工程における搬送手段であり、最上流位置で例えば
塗装工程等が終了した自動車車体Bを上流昇降手段50
で下降させるとともに、受け部材6,26で着座支持し
て搬送する。そして、自動車車体Bに部品を組み付けな
がら下流に搬送し、最下流位置で他の搬送手段(図示せ
ず)に移載するために自動車車体Bを下流昇降手段60
で上昇させる。なお、スラットコンベア1は、受け手段
6,26の受け部材16,16,16' ,16' を、ス
ラットコンベア1に他の搬送装置から移載する前に第二
操作手段40で突出させ、またスラットコンベア1での
全工程終了後、かつ他の搬送手段に移載する前に第一操
作手段30で収納させる。
【0037】まず、スラットコンベア1の受け部材1
6,16(または16' ,16' )の突出時の作用につ
いて説明する(図1、図6参照)。ここでは、前部受け
手段6の受け部材16,16を突出させる作用について
説明する。なお、後部受け手段26の受け部材16' ,
16' の突出作用は、前部受け手段6と同様の作用のた
め、説明を省略する。受け部材16,16,16'、1
6' は、スラットコンベア1の作業部1aで自動車車体
Bを着座支持するために、スラット5の幅Wより突出さ
せる。
【0038】スラットコンベア1は、帰還部1bで収納
されていた受け部材16,16を、第二操作手段40で
スラットコンベア1の幅方向の外方(スラットコンベア
1の中心軸Cから遠ざかる方向)に突出させる。搬送
中、前部受け手段6が、第二操作手段40の押し部材4
4,44等の下方を通過する。そのとき、第二操作手段
40のシリンダ42,42にピストンロッド42a,4
2aが進入を開始し、前部受け手段6の摺動用ローラ1
7,17に押し部材44,44が当接する(図6
(a))。
【0039】そして、ピストンロッド42a,42aが
進入を継続し、押し部材44,44が摺動用ローラ1
7,17をスラットコンベア1の幅方向の外方(スラッ
トコンベア1の中心軸Cから遠ざかる方向)に押圧す
る。その結果、摺動用ローラ17,17を軸着したスラ
イダ11,12がスライドし、受け部材16,16が外
方に移動する(図6(b))。摺動用ローラ17,17
は、スラットコンベア1が常時流動しているため、この
流動にそって回転する。
【0040】また、スライダ11,12の移動にともな
って、案内部材19等もロック用案内部材14に沿っ
て、スラットコンベア1の外方の切欠部14aにロック
用案内ローラ23がロックするまで移動する(図4
(a))。ロックされると、ピストンロッド42a,4
2aの進入が停止し、受け部材16,16が、自動車車
体Bを着座支持可能な位置にセットされた状態となる
(図6(c))。
【0041】最後に、シリンダ42,42からピストン
ロッド42a,42aが退出を開始し、押し部材44,
44がスラットコンベア1の中心軸C方向に移動する
(図6(d))。そして、第二操作手段40は、後部受
け手段26に作用するための作動開始位置に押し部材4
4,44を保持して待機状態となる。他方、第二操作手
段40は、後部受け手段26に作用した後には、次の前
部受け手段6に対する待機状態となる。
【0042】次に、スラットコンベア1の受け部材1
6,16(または16' ,16' )の収納時の作用につ
いて説明する(図1、図7参照)。ちなみに、前部受け
手段6の受け部材16,16を収納させる作用と後部受
け手段26の受け部材16' ,16' を収納させる作用
は同様の作用のため、ここでは、前部受け手段6の受け
部材16,16を収納させる作用のみ説明する。受け部
材16,16,16' ,16' は、スラットコンベア1
の帰還部1bで障害とならないように、スラット5の幅
W内に収納する。
【0043】スラットコンベア1は、作業部1aで突出
させていた受け部材16,16を、第一操作手段30で
スラットコンベア1の幅方向の内方(スラットコンベア
1の中心軸Cに近接する方向)に収納させる。搬送中、
前部受け手段6が、第一操作手段30の押し部材34,
34等の内方を通過する。そのとき、第一操作手段30
のシリンダ32,32からピストンロッド32a,32
aが退出を開始し、前部受け手段6の摺動用ローラ1
8,18に押し部材34,34が当接する(図7
(a))。
【0044】そして、ピストンロッド32a,32aが
退出を継続し、押し部材34,34が摺動用ローラ1
8,18をスラットコンベア1の幅方向の内方(スラッ
トコンベア1の中心軸Cに近接する方向)に押圧する。
その結果、摺動用ローラ18,18を軸着した受け部材
16,16がスライドし、受け部材16,16が内方に
移動する(図7(b))。なお、摺動用ローラ18,1
8は、スラットコンベア1が常時流動しているため、こ
の流動にそって回転する。
【0045】また、受け部材16,16が固設したスラ
イダ11,12の移動にともなって、案内部材19等も
ロック用案内部材14に沿って、スラットコンベア1の
内方の切欠部14aにロック用案内ローラ23がロック
するまで移動する(図4(a))。ロックされると、ピ
ストンロッド32a,32aの退出が停止し、受け部材
16,16の両最外部が、スラット5の幅W内に収納し
た状態となる(図7(c))。
【0046】最後に、シリンダ32,32にピストンロ
ッド32a,32aが進入を開始し、押し部材34,3
4がスラットコンベア1の側部外方に移動する(図7
(d))。そして、第一操作手段30は、後部受け手段
26に作用するための作動開始位置に押し部材34,3
4を保持し、待機状態となる。他方、第一操作手段30
は、後部受け手段26に作用した後には、次の前部受け
手段6に対する待機状態となる。
【0047】次に、スラットコンベア1に自動車車体B
を移載する時の作用について説明する(図1、図5、図
8参照)。他の搬送装置(図示せず)からスラットコン
ベア1に自動車車体Bを移載するとき、上流昇降手段5
0により行う。
【0048】まず、上流の光センサ56が、前部受け手
段6の通過を検知し、制御手段58に信号を送信する。
また、モータ2のエンコーダ(図示せず)から、制御手
段58に信号を送信する。そして、制御手段58は、モ
ータ2のエンコーダの値から、スラット5の搬送速度を
算出する。さらに、制御手段58は、光センサ56から
入力された時刻を基準として、スラット5の搬送速度か
ら、前部受け手段6が昇降テーブル52の位置を通過す
る時刻を算出する。
【0049】次に、制御手段58は、モータ55に信号
を送信し、昇降テーブル52の位置の通過時刻を基準と
して、通過時刻より若干前に昇降台51を下降させて、
自動車車体Bを着座支持した昇降テーブル52を下降さ
せる(図8(a))。そして制御手段58は、昇降テー
ブル52を、受け部材16,16' より若干上方に停止
させ、待機させる(図8(b))。待機させる理由は、
搬送中の前部受け手段6と後部受け手段26の間に昇降
テーブル52が位置する短時間中での移載を可能とする
ためである。
【0050】スラットコンベア1の搬送にともなって、
前部受け手段6と後部受け手段26が搬送方向に移動
し、前部受け手段6と後部受け手段26の間に昇降テー
ブル52が位置する状態となる(図8(c))。そのと
き、制御手段58は、モータ55を駆動させ、昇降テー
ブル52を急速に下降させる。その結果、昇降テーブル
52に着座支持されていた自動車車体Bが、前部受け手
段6および後部受け手段26に移載される(図8
(d))。そして、制御手段58は、昇降テーブル52
を受け部材16,16' より若干下方の位置に停止させ
る。その後、自動車車体bは、スラットコンベア1に搬
送されながら、部品の組み付け等が行われる。
【0051】次に、スラットコンベア1から自動車車体
Bを移載する時の作用について説明する(図1、図5、
図9参照)。スラットコンベア1から他の搬送装置(図
示せず)に自動車車体Bを移載するとき、下流昇降手段
60により行う。
【0052】まず、下流の光センサ66が、前部受け手
段6の通過を検知し、制御手段58に信号を送信する。
また、モータ2のエンコーダ(図示せず)から、制御手
段58に信号を送信する。そして、制御手段58は、モ
ータ2のエンコーダの値から、スラット5の搬送速度を
算出する。さらに、制御手段58は、光センサ66から
入力された時刻を基準として、スラット5の搬送速度か
ら、前部受け手段6が昇降テーブル62の位置を通過す
る時刻を算出する。
【0053】昇降テーブル62は、制御手段58からの
指令により受け部材16,16' より若干下方に停止
し、待機状態にある(図9(a))。待機させる理由
は、搬送中の前部受け手段6と後部受け手段26の間に
昇降テーブル62が位置する短時間中での移載を可能と
するためである。
【0054】スラットコンベア1の搬送にともなって、
前部受け手段6と後部受け手段26が搬送方向に移動
し、前部受け手段6と後部受け手段26の間に昇降テー
ブル62が位置する状態となる(図9(b))。そのと
き、制御手段58は、モータ65を駆動させ、昇降テー
ブル62を急速に上昇させる。その結果、受け部材1
6,16' に着座支持されていた自動車車体Bが、昇降
テーブル62に移載される(図9(c))。さらに、制
御手段58は、昇降テーブル62を上昇させ、他の搬送
装置(図示せず)に移載する。
【0055】上記構成のスラットコンベア1は、受け手
段6,26の受け部材16,16,16' ,16' をス
ラットコンベア1の幅方向に移動自在な構造とした。そ
のため、スラットコンベア1の作業部1aでは、受け部
材16,16,16' ,16' をスラット5の幅Wより
突出させ、自動車車体Bを安定して着座支持できる。ま
た、スラットコンベア1の帰還部1bでは、受け部材1
6,16,16' ,16' をスラット5の幅W内に収納
し、受け部材16,16,16' ,16' が搬送の障害
とならないようにする。さらに、支持する箇所として自
動車車体BのジャッキアップポイントBJとすることに
よって、自動車車体Bに損傷等を与えることもない。
【0056】さらに、他の搬送装置とスラットコンベア
1間で自動車車体Bを受け渡しをする際、昇降台51,
51(または61,61)の昇降を、光センサ56(ま
たは66)およびモータ2のエンコーダ等を利用して制
御手段58で昇降するタイミングを制御する。それによ
って、搬送中の前部の受け手段16、16と後部の受け
手段16' ,16' 間で、昇降テーブル52,52(ま
たは62,62)を昇降可能とした。
【0057】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ことなく、様々な形態で実施される。例えば、受け手段
のスライドを規制するロック用案内部材の切欠部を一種
類の自動車車体の車幅に対応するように設定してある
が、複数種の車幅に対応できるように切欠部を複数箇所
設けるようにしてもよい。例えば、前部受け手段の通過
する手段を光センサを利用したが、超音波センサ等の他
のセンサを利用してもよい。
【発明の効果】上記のように、本発明に係る自動車車体
搬送用スラットコンベアは、自動車車体を安定した状態
に保持して搬送可能であるとともに、帰還時にも受け部
材が搬送の障害にならない。しかも、ジャッキアップポ
イントを支持するので、さらに安定性が向上するととも
に、自動車車体も損傷させない。また、昇降部材を最適
時に昇降させることができるので、昇降部材と受け部材
が自動車車体の同一のフランジ部を支持することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アの斜視図である。
【図2】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アの半平面図である。
【図3】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アの正面図である。
【図4】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アの受け部材の移動機構を示し、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【図5】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アの全体構成の概略図である。
【図6】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アの受け部材の突出時の作用図である。
【図7】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アの受け部材の収納時の作用図である。
【図8】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アに自動車車体を移載する時の作用図である。
【図9】本発明に係る自動車車体搬送用スラットコンベ
アから自動車車体を移載する時の作用図である。
【図10】従来の自動車搬送用スラットコンベアで、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1・・・自動車車体搬送用スラットコンベア 2・・・モータ 3・・・チェーン 4・・・端部回動部材 5・・・スラット 6・・・前部受け手段 7・・・補強用基板 8,9・・・スライドガイド 11,11' ,12,12' ・・・スライダ 13・・・押さえ部材 14・・・ロック用案内部材 15,15' ・・・受け部 16,16' ・・・受け部材 17,17' ,18,18' ・・・摺動用ローラ 19・・・案内部材 20・・・スライドガイド 21・・・規制部材 22・・・ブラケット 23・・・ロック用案内ローラ 24・・・コイルスプリング 26・・・後部受け手段 30・・・第一操作手段 31,41・・・基台 32,42・・・シリンダ 34,44・・・押し部材 35,45・・・スライド案内ビーム 36,46・・・保持部材 40・・・第二操作手段 43・・・ベース部材 50・・・上流昇降手段 51,61・・・昇降台 52,62・・・昇降テーブル 54,64・・・チェーン 55,65・・・モータ 56,66・・・光センサ 58・・・制御手段 60・・・下流昇降手段 B・・・自動車車体 BF・・・フランジ部 BJ・・・ジャッキアップポイント BW・・・車体幅 C・・・スライドガイド中心軸 L・・・受け部材間の長さ W・・・スラットの幅 ΔL・・・前後の受け部材の間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一列に配列されたスラットを循環させ、
    自動車車体を着座支持し搬送するスラットコンベアにお
    いて、 前記スラットの上面に固設され、前記スラットコンベア
    の幅方向に移動自在な一対の受け部材を配置し、前記受
    け部材で前記自動車車体を着座支持する受け手段と、 前記受け部材を前記スラットコンベアの幅方向の内方に
    移動させる第一操作手段と、 前記受け部材を前記スラットコンベアの幅方向の外方に
    移動させる第二操作手段とを備え、 前記第一操作手段で前記受け部材を前記スラットの幅内
    に収納させるとともに、前記第二操作手段で前記受け部
    材を前記スラットの幅より外方に突出させることを特徴
    とする自動車車体搬送用スラットコンベア。
  2. 【請求項2】 前記受け部材で、前記自動車車体のジャ
    ッキアップポイントを着座支持することを特徴とする請
    求項1に記載の自動車車体搬送用スラットコンベア。
  3. 【請求項3】 一列に配列されたスラットを循環させ、
    自動車車体を着座支持し搬送するスラットコンベアにお
    いて、 前記スラットコンベアの搬送方向に所定間隔開いて前記
    スラット上に配置され、前記スラットコンベアの幅方向
    の両外方に突出し、自動車車体を着座支持する複数の受
    け部材と、 前記スラットコンベアの両側に配置された昇降部材で前
    記自動車車体を着座支持するとともに、前記受け部材の
    前後間に前記昇降部材が位置した時に昇降移動し、前記
    自動車車体を前記スラットコンベアに受け渡す昇降手段
    と、 前記昇降部材が前記受け部材の高さ位置を通過して昇降
    する最適時を、前記スラット中の特定のスラットが所定
    位置を通過した時を基準として、前記スラットコンベア
    の搬送速度から算出するとともに、前記昇降手段に昇降
    作動を指令する制御手段を備えることを特徴とする自動
    車車体搬送用スラットコンベア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014133660A (ja) * 2014-04-25 2014-07-24 Daifuku Co Ltd スラットコンベヤ
RU2585946C2 (ru) * 2010-09-10 2016-06-10 Айзенманн Се Устройство для транспортировки автомобильных кузовов

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