JP2000085417A - 自動車用シート - Google Patents

自動車用シート

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JP2000085417A
JP2000085417A JP10254072A JP25407298A JP2000085417A JP 2000085417 A JP2000085417 A JP 2000085417A JP 10254072 A JP10254072 A JP 10254072A JP 25407298 A JP25407298 A JP 25407298A JP 2000085417 A JP2000085417 A JP 2000085417A
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seat
backrest
movable
seats
frame
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JP10254072A
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Isamu Chinomi
勇 知野見
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前側シートと後側シートとの間を容易に移動
可能にするウォークスルー用のスペースを必要に応じて
確保できる自動車用シートを提供する。 【解決手段】 シートが、車体フロア45に対し、左右
に略対に配置されると共に、その後方向側にも同じく設
置されている自動車用シートを対象にしている。そし
て、本発明は、前記対に配置されている左右のシート
3,4のうち、少なくとも一方側のシート4が、シート
クッション5及びシートバック6を有していると共に、
シートクッション5及びシートバック6をそれぞれ略中
間で分割した2つの座半体5a,5b及び2つの背凭れ
半体6a,6bにて構成されており、前記対に配置され
ている左右のシート3,4のうち、他方側のシート3と
隣接している内側の座半体5b及び背凭れ半体5bを可
動側に設定し、外側に位置する固定側の座半体5a及び
背凭れ半体6aに対しそれぞれ折り畳み移動可能に連結
することにより、左右のシート3,4の間に、可動側の
座半体5b及び背凭れ半体6bに相当したウォークスル
ース用のペース45を形成可能にした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シートに
関し、特にドライバー及びアシストシートの如く左右に
略対に設置されているような場合に好適な自動車用シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は一般的な自動車室内におけるシー
トの配置例を示している。このうち、図7(a)の場合
は、室内のシートが前側シート51Fと後側シート51
Bとに大別されて、前側シート51Fが中央のセンター
コンソール52を挟んで、一方の側にドライバーシート
53、他方の側にアシストシート54が配置されてい
る。この自動車の室内では、乗員が前側シート51Fと
後側シート51Bの間で移動したいときに、ドアを開け
て一度外に出て乗り換えるか、センターコンソール52
の上を通って移動することになる。これに対し、図7
(b)の場合は前側シート61Fと、後側シート61B
との間に配置された中間シート61Mを有している。前
側シート61Fはドライバーシート63とアシストシー
ト64である。中間シート61Mは共にセパレート型、
後側シート61Bはベンチ型からなる。この車室では、
乗員が前側シート61Fと中間シート61Mの間、中間
シート61Mと後側シート61Bの間を移動しようとす
るときにも、ドアを開けて一度外に出て乗り換えるか、
例えば、各左右シート同士の間に形成された間隔に片足
をおき、他方の足を左右の何れかのシートの上を乗り越
えて移動することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の構造
では、左右のシート間の間隔が制約されていることか
ら、前後のシート同士の間を移動する場合、移動し難く
なっており、例えば、図7((a)の如くドアを開けて
一度外に出て乗り換えるとなると、走行を一旦停止しな
くてはならず、雨天のときには濡れてしまうという不都
合がある。同様に、長尺な物品などを左右のシート間に
置こうとしても、十分なスペースを確保し難く、この点
から使い勝手が悪いという問題があった。
【0004】本発明は上記した背景に鑑みなされたもの
である。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的簡
単な構造で、かつ前側シートと後側シートとの間を容易
に移動可能にするウォークスルー用のスペースを必要に
応じて確保できる自動車用シートを提供することにあ
る。更に他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明
らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1から図6に例示される如く、シートが、
車体フロアに対し、左右に略対に配置されると共に、そ
の後方向側にも同じく設置されている自動車用シートに
おいて、前記対に配置されている左右のシートのうち、
少なくとも一方側のシートが、シートクッション及びシ
ートバックを有していると共に、前記シートクッション
及び前記シートバックをそれぞれ略中間で分割した2つ
の座半体及び2つの背凭れ半体にて構成されており、前
記対に配置されている左右のシートのうち、他方側のシ
ートと隣接している内側の前記座半体及び背凭れ半体を
可動側に設定し、外側に位置する固定側の前記座半体及
び背凭れ半体に対しそれぞれ折り畳み移動可能に連結す
ることにより、前記左右のシートの間に、前記可動側の
座半体及び背凭れ半体に相当したウォークスルース用の
ペースを形成可能にした構成である。
【0006】この構造では、乗員が前後のシート間を移
動したい場合、本発明を適用したシートについて、可動
側の座半体及び背凭れ半体を、固定側の座半体及び背凭
れ半体側にそれぞれ折り畳み操作すると、左右のシート
同士の間に、その折り畳んだ座半体及び背凭れ半体に相
当するスペースが、ウォークスルース用として確実に形
成確保できることになる。したがって、そのスペースを
利用して、前後のシート間を移動したり、長尺の荷物等
を載せることが可能になる。しかも、この構造では、例
えば、従来図7(b)に例示される中間シート65Mの
一方シートに適用することにより、左右のシート65,
67について、そのシート幅を大きくして左右シートの
間の間隔を小さくすることも可能になる。
【0007】以上の本発明は次のように具体化されるこ
とがより好ましい。第1に、前記対に配置された左右の
シートのうち、一方側のシートがアシストシートであ
り、他方側のシートがドライバーシートであり、両シー
トの間にセンターコンソールが設けられている構成であ
る。この構造では、従来図7(a)に例示されるような
シート配置、つまりアシストシートに適用することによ
り、センターコンソールを廃止したり、小さくしなくと
も、左右のシート同士の間に、ウォークスルース用のス
ペースが構造的に確保可能となり、従来の問題を一掃で
きる。
【0008】第2に、前記分割された座半体同士が共通
のカバー体又はフレーム上に配置されており、前記可動
側の座半体が前記カバー体又はフレーム側に設けられた
ロック部に係脱操作されると共に、前記固定側の座半体
上にヒンジ部を介し折り畳まれる構成である。この構造
では、シートクッションが2分割されても、共通のカバ
ー体又はフレーム上に配置されているので、一体感を付
与し易く、可動側の座半体をロック部を介し安定保持し
たり、折り畳み状態に切り換え易いものとなる。第3
に、前記固定側の背凭れ半体と前記移動側の背凭れ半体
との間がヒンジ部を介し連結されており、前記移動側の
背凭れ半体が前記カバー体又はフレームに突設した支持
部に係脱操作されると共に、前記固定側の背凭れ半体の
背面側に折り畳まれる構成である。この構造では、シー
トバックが2分割されても、共通のカバー体又はフレー
ム上に突設した支持部を利用して位置規制したり、折り
畳み状態に切り換え易いものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施
形態は、好適な具体例であり技術的に好ましい種々の限
定が付されているが、本発明の技術的範囲は、この実施
形態に限られるものではない。
【0010】図1は本発明シートを適用した自動車室内
の要部構成を模式的に示している。同図の車室内に装備
されたシートは、前側シート1Fと後側シート1Bとに
大別される。前側シート1Fは、中央のセンターコンソ
ール2を挟んで、一方側にドライバーシート3、他方側
にアシストシート4が配置されていると共に、各シート
3,4が車体フロア45上に不図示しのスライドアジャ
スタを介し前後方向にスライド位置調整可能にに設置さ
れている。このうち、本発明は、アシストシート4に適
用されているが、ドライバーシート3にも同様に適用し
てもよいものである。すなわち、アシストシート4は、
シートクッション5及びシートバック6から構成されて
おり、それらが略幅中間で左右にそれぞれ2分割されて
いる。換言すると、シートクッション体5及びシートバ
ック6は、2つの座半体5a,5bと2つの背凭れ半体
6a,6bによりそれぞれ一体的に組み合わせられてい
る。
【0011】図2乃至図6はアシストシート4の要部構
成を示している。そこで、図2乃至図6を加えて図1に
示したアシストシート4の構成を更に詳述する。アシス
トシート4は、スライドアジャスタを介して車体フロア
45に固定されているベースフレーム8と、ベースフレ
ーム8の略上面全体を覆って、ベースフレーム8上に固
定配置されているカバー体9を有し、カバー体9上に各
座半体5a,5b及び背凭れ半体6a,6bがそれぞれ
組み付けられている。また、背凭れ半体6aの上部には
ヘッドレスト40が取り付けられている。このヘッドレ
スト40は、中央に穴41を開口しており、後述するウ
ォークスルーに切り換える際に、その穴41の部分を片
手で把持し、他方の手で背凭れ半体6bを回動操作し易
いよう設計されている(図2参照)。
【0012】座半体5a,5bのうち、座半体5aは固
定側であり、カバー体9上の対応部に図示せぬ手段によ
り固定されている。ドライバーシート3と隣接する可動
側の座半体5bは、カバー体9の対応部に着脱可能で、
かつヒンジ部7を介して座半体5aの保持面側に略18
0度だけ反転可能になっている。また、座半体5bに
は、図5,6に示す如く、前側カギ止め部10が下面側
に設けられていると共に、後側カギ止め部11が背面側
に設けられている。前側カギ止め部10は、全体が略L
形状に折り曲げられていて、その垂直基部が座半体5b
内の不図示のフレームに固定され、水平先端側が座半体
5bの下面に沿って前方へ延びている。後側カギ止め部
11は、全体が略逆L形状に折り曲げられていて、その
水平基部が座半体5b内の不図示のフレームに固定さ
れ、水平先端側が座半体5bの背面に沿って下方へ突出
している。また、前記ヒンジ部7は、弾性に富む布材等
からなり、座半体5a,5b同士を互いの上縁部分で連
結している。このため、座半体5bは、座半体5aに対
し少し移動可能で、かつ反転できるようになっている。
【0013】カバー体9は硬質樹脂成形体であり、座半
体5a,5bに対応した大きさの略皿状をなしている。
そして、カバー体9には、座半体5bが配設される位置
に対応して、前側カギ止め部10が挿入されて裏面側で
係合される係合穴12と、座後側カギ止め部11が挿入
されるカギ穴13を有したロック部14が設けられてい
る。また、上面には、取付用支持部15が後端側部に位
置して上方に向かって突設されている。この支持部15
には、左右に貫通した穴16が設けられている。
【0014】前記ロック部14は、図5,図6に示す如
く、カギ穴13を上下方向に形成しているハウジング1
7と、そのカギ穴13を水平に横切る状態にしてハウジ
ング17に組み込まれた操作ノブ18a付きのロックピ
ン18と、ロックピン18の先端側に設けられた鍔部1
8bとハウジング17の対向内面との間に圧縮された状
態に配置された付勢バネ9等を有している。ロックピン
18は、通常、付勢バネ9の付勢圧によりカギ穴13内
を横切った状態に配置される「ロック位置」の方向に移
動されている。
【0015】そして、座半体5bをカバー体9上に取り
付けるには、先ず、図5中に矢印41で示すようにカバ
ー体9の係合穴12に対し前側カギ止め部10を挿入さ
せて、前側カギ止め部10をカバー体9の裏面側に抜け
止め状態に係合させる。次いで、操作ノブ18aを図5
中に矢印42で示す方向に引っ張って、ロックピン18
を付勢バネ19の力に抗して移動させ、ロックピン18
の先端がカギ穴13から退避された状態にする。また、
この状態で、後側カギ止め部11をカギ穴13内に挿入
させてカバー体9上に座半体5aを載せ、その後、操作
ノブ18aの引っ張り力を解放すると、付勢バネ19の
力でロックピン18が「ロック位置」に移動復帰し、そ
のロックピン18が後側カギ止め部11を抜け止め係止
する。図5は、このようにしてカバー体9上に座半体5
bが取り付けられた状態を示している。この状態では、
前側カギ止め部10に対するカバー体9の係合及び後側
カギ止め部11に対するロック部14の係合によって、
座半体5bがカバー体9上に位置規制されて固定されて
いる。逆に、座半体5bをカバー体9から外す場合は、
操作ノブ18aの引っ張り操作によりロックピン18を
図5中の矢印42方向に移動させて、後側カギ止め部1
1に対するロックピン18の係合を外し、以後、取り付
けるときの操作と逆の操作を行うと取り外すことができ
る。このように、座半体5bは、必要に応じてカバー体
9から簡単に取り外したり、取り付けることができ、取
り外した後、前記ヒンジ部7を介し座半体5aの保持面
側へ反転されることになる。
【0016】これに対し、背凭れ半体6a,6bのう
ち、背凭れ半体6aは図示せぬリクライニング機構を介
して前後方向に背凭れ半体6bと一体に傾動調整可能に
組み付けられており、ドライバーシート3と隣接する側
の背凭れ半体6bは背凭れ半体6aの背面側に折り畳み
可能になっている。すなわち、背凭れ半体6aと背凭れ
半体6bとの間は、図3及び図4に示す如く、背凭れ半
体6a側のフレーム20と背凭れ半体6b側のフレーム
21とが、上下のヒンジ部22を介して回動可能、かつ
連結部26を介し着脱可能に連結されている。また、背
凭れ半体6bとカバー体9との間は、ロック手段27を
介し係脱可能に連結されている。このうち、連結部26
は、フレーム20,21同士の対向端末を筒内に挿入し
て接合するものであり、フレーム20側を筒内に固定
し、フレーム21側を筒内に着脱する構成である。そし
て、フレーム21は、連結部26からその端末を引き抜
いて外されたときに、不用意に移動しないようヒンジ部
22により規制される。ヒンジ部22は、フレーム20
側から延ばされているヒンジ片22aと、フレーム21
側から延ばされているヒンジ片22bと、ヒンジ片22
aのガイド穴23a及びヒンジ片22bの取付穴23b
を上下に貫通して回動可能に連結している枢軸としての
ボルト24とナット25とで構成されている。ガイド穴
23aは、取付穴23bよりも長穴に設けられており、
その穴に沿ってヒンジ片22bを移動可能になってい
る。
【0017】前記ロック手段27は、カバー体9の支持
部15側に組み付けられているロック部材27Aと、フ
レーム21の対応部に組み付けられている被ロック部材
27Bとで構成されている。ロック部材27Aは、支持
部15の穴16を貫通して摺動自在に取り付けられてい
るロックピン28と、ロックピン28をフレーム21側
に付勢しているスプリング29と、穴16から外側へ貫
通したロックピン28の後端側に取り付けられて、ロッ
クピン28のフレーム21側への移動量を規制するナッ
ト30と、ロックピン28をスプリング29の付勢圧に
抗して図3中の矢印34の方向に強制的に移動させて、
ロックピン28によるロックを解除する操作レバー35
等で構成されている。被ロック部材27Bは、背凭れ半
体6bの「使用位置」において、支持部15と略平行と
なるようフレーム21の対応側部から下向きに延ばされ
ている係合片31と、係合片31に設けられてロックピ
ン28の先端を貫通して係脱する係合穴33と、フレー
ム21の対応部に固定されて、係合穴33から突出した
ロックピン28の先端を受けとめるブラケット32等で
構成されている。
【0018】そして、以上の構造では、背凭れ半体6b
が「使用位置」に配置されている状態において、ロック
ピン28が係合穴33を貫通してブラケット32と当接
されている。このとき、レーム21はフレーム20と連
結部26を介し一体化されていて、ヒンジ部22による
回動が阻止されている。これに対して、フレーム21
は、操作レバー35をスプリング29の付勢力に抗して
図3の矢印34の方向に移動操作すると、操作レバー3
5と一体にロックピン28が同方向に移動され、そのロ
ックピン28の先端が係合穴33から引き抜かれ、支持
部15に対する位置規制が解除される。これにより、背
凭れ半体6bは、上下のヒンジ部26を介し背凭れ半体
6aの背面側に回転させて折り畳んだ状態にすることが
できる。すなわち、背凭れ半体6bは、ヒンジ部22を
支点として後ろ側に回転操作されると、背凭れ半体6a
の背面側に、その両者の背面同志を密着する「折り畳み
位置」(図2参照)まで回転させて折り畳むことができ
る。また、背凭れ半体6bを再び「使用位置」に切り換
える場合は、背凭れ半体6bをヒンジ部22を介し「使
用位置」側へ回転操作(この過程で前記ロックピン28
を図3中の矢印34の方向に移動させる)した後、フレ
ーム21の各端末を連結部26の対応部に挿入し接合さ
せる(この過程では前記ヒンジ片22bがガイド穴23
aに沿って多少移動される)。そして、前記したロック
手段27によって、その「使用位置」で位置決め保持さ
れる。
【0019】したがって、以上の自動車用シートでは、
前側シート1Fと後側シート1Bの間で乗員が移動した
り、長尺のものを載せる場合、前述したように座半体5
bをカバー体9から取り外し、これをヒンジ部7を介し
座半体5aの上に載せて折り畳むと共に、操作レバー3
5を引っ張ってロック手段27のロックを解除し、背凭
れ半体6bをヒンジ部22を介し背凭れ半体6aの背面
側に回転させて折り畳む。これにより、図2に示す「折
り畳み態様」にすることができる。この「折り畳み態
様」では、座半体5b及び背凭れ半体6bが取り除かれ
たことによって、ドライバーシート3との間にウォーク
スルース用の比較的大きなペース36が作られる。した
がって、そのペース36を利用して乗員が前側シート5
1Fと後側シート51Bとの間を行き来したり、大きな
長尺物を載せることもできる。また、この切り換え操作
において、背凭れ半体6aの上部には穴41付きのヘッ
ドレスト40が設けられているので、乗員は片手で穴4
1の部分を把持し、他方の手で背凭れ半体6bを回動操
作したり、スペース36を移動する際にそのヘッドレス
ト40を把手として利用することもできる。
【0020】なお、上記実施形態において、「折り畳み
態様」としては、例えば、座半体5bをカバー体9から
取り外さずに、背凭れ半体6bだけをヒンジ部20を介
し座半体5aの背面側に回転させて折り畳むだけでも、
それなに便利なものとなる。また、本発明は、図7
(b)の中間シート61Mを構成している片側のシー
ト、あるいは両側のシートに適用しても同様な作用効果
が得られ、それに加えて片側あるしは両側のシート幅を
大きくしても不具合を生じないという利点もある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
本発明を適用したシートについて、可動側の座半体及び
背凭れ半体を、固定側の座半体及び背凭れ半体側にそれ
ぞれ折り畳み操作すると、左右のシート同士の間に、そ
の折り畳んだ座半体及び背凭れ半体に相当するスペース
が、ウォークスルース用として確保される。したがっ
て、本発明は、そのスペースを利用して、乗員が前後の
シート間を移動したり、長尺の荷物等を載せることがで
きることから、従来の不具合を構造的に解消して使い勝
手をより向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシートを用いた車室内を示す
概略斜視図である。
【図2】上記シートを折り畳んだ状態で示す概略斜視図
である。
【図3】上記シートのシートバックの要部構造を示す図
である。
【図4】上記シートのシートバックの要部を分解して示
す概略斜視図である。
【図5】上記シートのシートクッションの要部構造を示
す図である。
【図6】上記シートクッションの要部を分解して示す概
略斜視図である。
【図7】従来の自動車室内のシート配置構造を示す説明
図である。
【符号の説明】
1F…前側シート、1B…後側シート、2…センターコ
ンソール、3…ドライバーシート(シート)、4…アシ
ストシート(シート)、5…シートクッション、5a,
5b…座半体、6…シートバック、6a,6b…背凭れ
半体、7,22…ヒンジ部、8…フレーム、9…カバー
体、14…ロック部、15…支持部、36…ウォークス
ルー用スペース、45…車体フロア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが、車体フロアに対し、左右に略
    対に配置されると共に、その後方向側にも同じく設置さ
    れている自動車用シートにおいて、 前記対に配置されている左右のシートのうち、少なくと
    も一方側のシートが、シートクッション及びシートバッ
    クを有していると共に、前記シートクッション及び前記
    シートバックをそれぞれ略中間で分割した2つの座半体
    及び2つの背凭れ半体にて構成されており、 前記対に配置されている左右のシートのうち、他方側の
    シートと隣接している内側の前記座半体及び背凭れ半体
    を可動側に設定し、外側に位置する固定側の前記座半体
    及び背凭れ半体に対しそれぞれ折り畳み移動可能に連結
    することにより、 前記左右のシートの間に、前記可動側の座半体及び背凭
    れ半体に相当したウォークスルース用のペースを形成可
    能にした、ことを特徴とする自動車用シート。
  2. 【請求項2】 前記対に配置された左右のシートのう
    ち、一方側のシートがアシストシートであり、他方側の
    シートがドライバーシートであり、両シートの間にセン
    ターコンソールが設けられている請求項1に記載の自動
    車用シート。
  3. 【請求項3】 前記分割された座半体同士が共通のカバ
    ー体又はフレーム上に配置されており、前記可動側の座
    半体が前記カバー体又はフレーム側に設けられたロック
    部に係脱操作されると共に、前記固定側の座半体上にヒ
    ンジ部を介し折り畳まれる請求項1又は2に記載の自動
    車用シート。
  4. 【請求項4】 前記固定側の背凭れ半体と前記移動側の
    背凭れ半体との間がヒンジ部を介し連結されており、前
    記移動側の背凭れ半体が前記カバー体又はフレームに突
    設した支持部に係脱操作されると共に、前記固定側の背
    凭れ半体の背面側に折り畳まれる請求項1から3の何れ
    かに記載の自動車用シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6811200B2 (en) 2003-02-19 2004-11-02 Mazda Motor Corporation Seat device for vehicle
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CN108407674A (zh) * 2017-02-10 2018-08-17 本田技研工业株式会社 车辆用座椅装置

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