JP2000085129A - 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置

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JP2000085129A JP25696498A JP25696498A JP2000085129A JP 2000085129 A JP2000085129 A JP 2000085129A JP 25696498 A JP25696498 A JP 25696498A JP 25696498 A JP25696498 A JP 25696498A JP 2000085129 A JP2000085129 A JP 2000085129A
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動分離膜を平行に上下させ、連続吐出時に
おいても安定的に液体吐出を行う。 【解決手段】 初期状態では、強制流動手段によって発
泡液は案内路9から気泡発生領域7を通って案内路10
から排出される。発熱体2が発熱すると、発泡液に膜沸
騰による発泡が生じる。これが圧力波となって第2の液
流路4内の発泡液を伝搬し、可動分離膜5に作用して凹
部8が変形し、第1の液流路3内の吐出液が吐出され
る。気泡6の膨張により可動分離膜5の凹部8がさらに
変形すると、可動分離膜5の角部8a付近をのぞいた凹
部8全体が第1の液流路3内に入り込むまで変形し、吐
出口1からの吐出液の吐出が進む。気泡6が収縮する
と、変位しない角部8aの自己復元力等により、可動分
離膜5の凹部8は速やかに初期状態に戻るため、第1の
液流路3内のリフィルが促進される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱エネルギー等に
よる気泡の発生に伴う力によって、所望の液体を吐出す
る液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置に関し、特に、気
泡の発生を利用して変位する可動部材を用いる液体吐出
ヘッドおよび液体吐出装置に関する。
【0002】なお、この液体吐出装置は、紙、糸、繊
維、布、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミッ
クス等の記録媒体に対して記録を行うプリンター、複写
機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を
有するワードプロセッサ等の装置、さらには各種処理装
置と複合的に組み合わされた産業用記録装置に適用する
ことができるものである。そして、ここで述べる「記
録」とは、文字や図形等のように意味を持つ画像を記録
媒体に対して付与することだけでなく、パターン等のよ
うに意味を持たない画像を付与することをも意味するも
のである。
【0003】
【従来の技術】従来、液体吐出装置の一種として、液状
インクを吐出し記録媒体に付着させることによって画像
形成を行なうインクジェット記録装置が知られている。
このインクジェット記録装置は、高品位の画像を高速か
つ低騒音で形成することができる。その中でも、発熱体
によりインクを加熱して気泡を発生させて吐出エネルギ
ーを得る、いわゆるバブルジェット記録装置は、インク
を吐出するための吐出口の高密度配置が可能であり、小
型の装置で高解像度が得られ、またカラー画像形成も容
易であるなどの理由から、プリンター、複写機、ファク
シミリ等のオフィス機器をはじめ、捺染装置等の産業用
システムにも普及している。
【0004】しかし、このようなバブルジェット記録装
置においては、発熱体がインクに接した状態で加熱を繰
り返すため、発熱体表面にインクのこげによる堆積物が
発生する場合がある。また、インクとして、熱によって
劣化しやすい性質の液体や十分な発泡が得られにくい性
質の液体を採用すると、良好な吐出特性が得られない場
合があるため、インクとして使用する液体の選択に制限
がある。
【0005】そこで、特公昭61−59916号公報、
特開昭55−81172号公報、特開昭59−2627
0号公報等には、熱により気泡を発生させる液体(発泡
液)と吐出する液体(吐出液)とに種類の異なる液体を
用い、発泡液の発泡による圧力を吐出液に伝達すること
で吐出液を吐出する方法が開示されている。これらの方
法では、吐出液であるインクと発泡液とをシリコンゴム
などの可動分離膜で分離し、発熱体に吐出液が直接接し
ないようにするとともに、発泡液の発泡による圧力を加
撓性膜の変形によって吐出液に伝える構成をとってい
る。このような構成によって、発熱体表面の堆積物の防
止や吐出液の選択自由度の向上等を達成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者達は、可動分
離膜の変位領域に関して従来にはない新たな課題を見出
した。つまり、本発明の液体吐出ヘッドにおける分離膜
は、第1の液流路壁と第2の液流路壁に挟持されてお
り、各ノズル当たりの可動面積は液流路壁によって規制
される。すなわち、第1と第2の液流路壁は、膜の変位
を規制し、ヘッド特性に大きな影響を与えていることを
確認したのである。
【0007】これは結果的に吐出効率に影響を与え、膜
自体の復帰メカニズムにも影響を与える。そこで本発明
者達は、液流路壁でなく、膜自身が変位を規制し、膜の
変位をスムーズにすることで、常に信頼性の高い吐出性
能を持ち続けることが重要であるという結論に至った。
【0008】そこで、本発明者達は、分離膜の分離機能
による効果を生かしながら安定性及び耐久性に優れた液
体吐出ヘッドを提供すべく、鋭意研究を行った。その結
果、本発明者達は実質的に伸びない(メッシュ入りゴム
ホースやゴム製ガス管等のように変形可能な柔軟性を有
するが表面積が拡大するような伸縮性は実質ほとんどな
い)分離膜に凹部を設けることに着眼し、凹部の変位量
が吐出液の吐出量に相当することが重要であることを見
出した。つまり吐出量が分離膜の凹部の変位量に応じる
ため、凹部の変位量を最大変位時に伸縮することのない
よう規定することで、供給液体の種類に関係なく、安定
した吐出が得られる上に、分離膜の耐久性も向上するこ
とが判明した。さらには、凹部に変位のためのエネルギ
ーが付与されないときには自己復元力を発揮させ、吐出
液のリフィルも向上することが判明した。
【0009】そこで本発明の目的は、さらなる吐出の安
定性を目指し、連続吐出時においても安定的に液体吐出
が行なえる液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置を提供す
ることにあり、より具体的には、可動性膜により吐出液
と発泡液とを分離する構成において、発泡の圧力によっ
て生じた力で可動分離膜を変位させて吐出液に圧力を伝
達する際に、気泡発生領域の両方向から発泡液を供給
し、圧力を均等にすることにより、より確実に可動分離
膜を平行に上下させ、吐出安定性に優れた液体吐出ヘッ
ドおよび液体吐出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、液体を
吐出する吐出口に連通する第1の液流路と、液体に気泡
を発生させる気泡発生領域を具備する第2の液流路と、
前記第1の液流路と前記第2の液流路とを互いに常に実
質的に分離し前記気泡発生領域と面する部分に凹部を有
する可動分離膜とを少なくとも有し、前記凹部の支点
は、変位しない角部を有し、前記第2の液流路内の液体
が、基板に設けられた案内路内を流動するところにあ
る。
【0011】また、本発明のもうひとつの特徴は、液体
を吐出する吐出口に連通する第1の液流路と、液体に気
泡を発生させる気泡発生領域を具備する第2の液流路
と、前記第1の液流路と前記第2の液流路とを互いに常
に実質的に分離し前記気泡発生領域と面する部分に凹部
を有する可動分離膜とを少なくとも有し、前記凹部の静
止状態の容積をV1、最大変位時の容積をV2とすると
V2<V1であり、前記第2の液流路内の液体が、基板
に設けられた案内路内を流動するところにある。
【0012】このような構成によると、気泡発生領域の
上流、下流に案内路があるため、発泡・消泡時に、両方
向から発泡液を供給することが可能である。さらに案内
路の断面積を調整することにより、第2の液流路内の圧
力バランスを均等にすることが可能になり、可動分離膜
をより確実に安定的に平行に上下させることができる。
【0013】前記第2の液流路内の液体の流動が、強制
流動手段によって行われることが好ましい。
【0014】また、前記第2の液流路内の発熱体上へ均
等に液体を流動するために、全体の流路を数ブロックに
分割する案内路を有する構成であってもよい。この場
合、各第2の液流路に均等に液体を流動することができ
る。
【0015】前記第2の液流路の一部に気泡溜め部を有
することが好ましい。この場合、案内路から供給される
液体から気泡を除去して気泡混入の少ない液体を用いる
ことができる。
【0016】前記第1の液流路内の液体と、前記第2の
液流路内の液体とが、異なる種類の液体であることが好
ましい。この場合、第1の液流路の液体としては、例え
ば画像形成に適したインクなど吐出特性や吐出後の用途
に応じた液体を選択し、第2の液流路の液体としては、
耐熱性や発泡特性に優れた液体を選択して使用すること
ができる。
【0017】また、本発明の液体吐出装置は、前記した
いずれかの構成の液体吐出ヘッドを載置する部材を具備
している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について説
明するが、その前に本発明の基礎となる吐出の基本概念
について実施の形態を挙げて説明する。
【0019】図1は、本発明の液体吐出ヘッドの実施の
形態(吐出工程の途中から本発明の変位工程を有する場
合)を説明するための流路方向の断面図である。図2は
図1に示した可動分離膜の凹部部分の拡大断面図であ
る。図3は図1及び図2の液体吐出ヘッドの部分破断斜
視図である。
【0020】本実施形態は、図1に示すように、吐出口
1に連通した第1の液流路3内に、第1の共通液室14
3から供給される第1の液体(吐出液)が満たされてお
り、また、気泡発生領域7を有する第2の液流路4に、
発熱体2によって熱エネルギーを与えられることにより
発泡する第2の液体(発泡液)が満たされている。第1
の液流路3と第2の液流路4との間には、第1の液流路
3と第2の液流路4とを互いに分離する可動分離膜5が
設けられている。可動分離膜5の気泡発生領域7と面す
る部分には凹部8が設けられ、その凹部8の支点には角
部8aが設けられており、第1の液流路3にたるみが形
成される。すなわち、両角部8aから変曲部8cを介し
て底部8bにつながっている。後述するが、この凹部8
のうち、変極部8cが主に変形する。また、可動分離膜
5とオリフィスプレート39とは互いに密着固定され、
ここでもそれぞれの液流路内の液体が混ざり合うことは
ない。なお、第2の液流路4のうち、発熱体2の投影領
域近辺が気泡発生領域7である。
【0021】図3に示すように発熱体2は素子基板40
に複数個並んで設けられており、この素子基板40上に
第2の液流路4が各発熱体2に対応して複数配設されて
いる。また、可動分離膜5を支持する支持部材41が、
各々の第2の液流路4を区画形成する壁を兼ねている。
可動分離膜5には複数の凹部8が、各発熱体2の投影領
域近辺である気泡発生領域7に面して形成されている。
そして第1の液流路3は各々の凹部8を含むようにして
複数配設されている。但し、図3では各々の第1の液流
路3を区画形成する壁38が置かれる位置を点線で示し
ている。
【0022】本発明においては、可動分離膜5の動きに
着眼したものであって、可動分離膜5自体に凹部8を設
け、発熱体2表面に生じる気泡の成長により、可動分離
膜5の凹部8を第1の液流路3側に変位するようにし
た。
【0023】図1(a)及び図2(a)に示す初期状態
においては、第1の液流路3内の第1の液体(吐出液)
が毛細管力によって吐出口1近傍まで引き込まれてい
る。なお、本実施形態においては、吐出口1が発熱体2
の第1の液流路3への投影領域に対し、第1の液流路3
の液体流れ方向に関して下流側に位置している。
【0024】この状態において、発熱体2(本形態にお
いては、40μm×105μmの形状を有する発熱抵抗
体)にエネルギーが与えられると、発熱体2が急速に発
熱し、気泡発生領域7の第2の液体(発泡液)に接触す
る表面は第2の液体を加熱発泡させる(図1(b)及び
図2(b))。この加熱発泡により生じる気泡6は、米
国特許第4,723,129号に記載されているような
膜沸騰現象に基づく気泡であり、発熱体表面全域に一斉
にきわめて高い圧力を伴って発生するものである。この
ときに発生する圧力は、圧力波となって第2の液流路4
内の第2の液体(発泡液)を伝搬し、可動分離膜5に作
用して、それにより、可動分離膜5の凹部8が変形し
て、第1の液流路3内の第1の液体(吐出液)の吐出が
開始される。但し、凹部8の支点に形成された角部8a
は、変形に関与しない。
【0025】発熱体2の表面全体に発生した気泡6が急
速に成長していくと、膜状となる(図1(c)及び図2
(c))。発生初期のきわめて高い圧力による気泡6の
膨張は、可動分離膜5の凹部8をさらに変形せしめ、そ
れにより、吐出口1からの第1の液流路3内の第1の液
体(吐出液)の吐出が進む。
【0026】その後、さらに気泡6が成長すると、可動
分離膜5の角部8a付近をのぞいた凹部8全体が第1の
液流路3内に入り込むまで変形が進む(図1(d)及び
図2(d))。
【0027】その後、気泡6が収縮すると、可動分離膜
5の凹部8は変位前の位置に戻り始める(図1(e)及
び図2(e))。
【0028】その後可動分離膜5の凹部8は、気泡の収
縮とともに、変位しない角部8aがもたらす自己復元力
により、速やかに図1(f)及び図2(f)に示す初期
状態に戻るため、第1の液流路3内のリフィルが促進さ
れる。
【0029】また、消泡に伴い、可動分離膜5の凹部8
が第2の液流路4内に変位するため、第2の液流路4内
の空間は狭くなり、発泡液の充填量は少量になり、リフ
ィルは速やかに完了する。
【0030】また、凹部8の角部8aが、発泡による変
位直後のリバウンドを抑制する働きがあるため、凹部8
は変位後直ちに初期状態に戻るので、高速駆動が可能と
なる。
【0031】[実施例1]図4は、本発明の液体吐出ヘ
ッドの一実施例を示す断面図である。
【0032】本実施例の基本的動作原理は図1〜3で示
されるものと同様で、気泡発生領域7の上流側と下流側
とに液体の流動を可能とした案内路9、10が設けてあ
る点が異なる。
【0033】まず、図4(a)では、発熱体2による気
泡6の発生工程の事前において、発泡を安定させるため
に、不安定要因となる流路中に残留した気泡や極端に蓄
熱された液体などを後述する強制流動手段によって移動
せしめ、気泡発生領域7での発泡液を初期の安定状態に
している状態を示す。案内路9から供給される発泡液
は、気泡発生領域7を通って案内路10から排出される
ことで気泡発生領域7の状態を任意の時に初期安定状態
にできるため、長期放置した後や高デューティ駆動で蓄
熱や気泡が発生した時など、この動作によって初期状態
にすることで、安定吐出を得られる。
【0034】図4(b)〜(f)は発熱体2による気泡
発生領域7での気泡6の発生から消滅までの工程を示
す。
【0035】この状態において、発熱体2にエネルギー
が与えられると、発熱体2が第2の液体(発泡液)を加
熱して膜沸騰による発泡を生じさせる(図4(b))。
この加熱発泡に伴って発生する圧力は、圧力波となって
第2の液流路4内の第2の液体(発泡液)を伝搬し、可
動分離膜5に作用して、可動分離膜5の凹部8が変形し
て、第1の液流路3内の第1の液体(吐出液)の吐出が
開始される。
【0036】気泡6が急速に成長していくと膜状となる
(図4(c))。発生初期のきわめて高い圧力による気
泡6の膨張は、可動分離膜5の凹部8をさらに変形せし
め、それにより、吐出口1からの第1の液流路3内の第
1の液体(吐出液)の吐出が進む。さらに気泡6が成長
すると、可動分離膜5の角部8a付近をのぞいた凹部8
全体が第1の液流路3内に入り込むまで変形する(図4
(d))。
【0037】その後、気泡6が収縮すると、可動分離膜
5の凹部8は変位前の位置に戻り始める(図4
(e))。そして、気泡の収縮とともに、変位しない角
部8aの自己復元力により、可動分離膜5の凹部8は速
やかに図4(f)に示す初期状態に戻るため、第1の液
流路3内のリフィルが促進される。
【0038】本構成において、可動分離膜5は凹部8を
有する実質伸びない性質の膜であるため、吐出量安定化
が実現できる。しかし、この際特に重要なのは、気泡6
の最大体積に対し可動分離膜5の変位体積が小さいこと
で、気体体積変動に対して吐出量が安定することであ
る。この場合図4(d)で示す状態で表わされるが、気
泡6の最大体積に対する可動分離膜5の変位体積の差が
きわめて大きい場合、可動分離膜5への応力が非常に高
まり、耐久性上悪影響をひきおこす恐れがある。しかし
ながら本実施例の場合、気泡発生領域7の上流側と下流
側とに案内路9,10が設けてあるため、気泡6の余剰
体積を吸収するように案内路9,10から第2の液体
(発泡液)を排出でき、安定性と耐久性とを高いレベル
で実現できる。また、気泡収縮時において急峻な変化に
膜の変位が追従できない時に発生する耐久上の問題もこ
の案内路が圧力調整及び圧力緩和機能をはたすことによ
り解決され、安定動作と耐久性を実現できる。特に、本
実施例は案内路が上流側と下流側とで均等化され、可動
分離膜5がバランスよく均等変位するため、吐出安定性
が高い。
【0039】また、本実施例において、案内路9、10
との接続部に流路抵抗部11、12が設けてあり、不必
要に気泡発生領域7での圧力を案内路9,10に逃さな
いように調整可能にしている。
【0040】[実施例2]図5(a)〜(d)に第2の
実施例を示す。
【0041】本実施例は、実施例1と同様に設けられた
流路抵抗部を、上流側と下流側で差をつけたものであ
る。図5(d)は、図5(a)の気泡発生時の断面形状
を示したものである。
【0042】図5(a)では、流路抵抗部13,14が
下流方向に流れやすく上流方向に流れずらい形状になっ
ているため、発熱体2による気泡6の発生の際、気泡成
長工程では、上流側では気泡6は可動分離膜5を押し上
げる方向に、下流側では下流側案内路10方向に成長す
るため、結果的に可動分離膜5は上流側が大きく変位す
る(図5(d))。この場合、吐出する吐出液(第1の
液体)を上流側から下流側へ輸送するような流れを生じ
せしめるため、吐出液(第1の液体)のリフィル効率が
向上する。図5(b)、(c)も同様に、流路抵抗部1
5,16,17,18の流路抵抗のバランスに差をつけ
ることで吐出特性を向上させることができる。
【0043】図6,7は、本発明の液体吐出ヘッドの一
構成例を示す縦断面図である。図6,7に示すように、
素子基板19にある穴を含む第2の液流路20と、分離
壁となる可動分離膜5と第1の液流路3を構成する溝が
設けられている溝付部材21とが設けられている。基板
19に穴をあける方法としては、サンドブラスト、エッ
チング等が可能である。このように気泡発生部7の上流
側と下流側の基板にあけた穴を案内路22,23として
発泡液の流動を可能にしている。
【0044】また、図6,7は素子基板に穴をあけた時
の液体吐出ヘッドの全体構成例を示す。図6,7で示し
た案内路22,23は、本実施例では素子基板19を貼
り付けたベースプレート24に設けた第2の液流路20
に接続される。第2の液流路20に接続されたポンプ等
の強制流動手段(図示せず)によって発泡液は循環する
等、流動することができる。一方、第1の液体は可動分
離膜5を境に案内路22,23と反対側に設けられた第
1の液流路3で供給されるため、全体構成がシンプルで
かつ混液防止に関しても信頼性が高い。また液流路の断
面積は十分大きくとれるため案内路22,23からの圧
力が受容できる。
【0045】本実施例においては、発熱体2として、電
気信号に応じて発熱する抵抗層で構成された発熱部を有
するものを用いたが、本発明は、これに限られることな
く、吐出液を吐出させるのに十分な気泡を発泡液に生じ
させるものであればよい。例えば、発熱部として、レー
ザー等の光を受けることで発熱するような光熱変換体や
高周波を受けることで発熱するような発熱部を有する発
熱体でもよい。なお、前述の素子基板には、発熱部を構
成する電気抵抗層とこの電気抵抗層に電気信号を供給す
るための配線電極とで構成される電気熱変換体の他に、
この電気熱変換素子を選択的に駆動するためのトランジ
スタ、ダイオード、ラッチ、シフトレジスタなどの機能
素子が、一体的に半導体製造工程によって作り込まれて
いてもよい。
【0046】また、上述したような素子基板に設けられ
ている電気熱変換体の発熱部を駆動し、液体を吐出する
ためには、電気抵抗層に配線電極を介して矩形パルスを
印加し、配線電極間の電気抵抗層を急峻に発熱させれば
よい。
【0047】図8は、本発明の液体吐出ヘッドの一構成
例を示す模式図である。本実施例では、ヘッド内に第2
の液流路の循環構成を設け、その間に強制流動手段とし
てのポンプ25を設けることで、発泡液循環装置として
いる。本実施例では、第2の液流路26の上流側に気泡
溜め部27を設けることにより、第2の液体(発泡液)
中に含まれることがある泡等を取り除くことができ、発
泡が安定して、吐出状態も安定的になる。
【0048】図9(a)は、本発明の液体吐出ヘッドの
一構成例を示す模式図であり、図9(b)は、図9
(a)の拡大図である。本実施例では、素子基板31に
設けられた第2の液流路28を10ノズル単位で分割す
ることによりヘッドの両端及び中央において、第2の液
体(発泡液)の流量に差がなく、均一に第2の液体を流
動させることができる。第2の液流路28を流れた液体
が各ノズル部に均一に流れるために、供給口(案内路2
9)から各ノズル部の入口までの流路抵抗R1と入口部
の流路抵抗R2とについて、各ノズル部のR1+R2が一
定になるような構成になっている。図9(c)は、2つ
の発熱体2および第2の液流路32に対して、排出口
(案内路30)が1つの場合の実施例である。このよう
にして、各ノズルに対する流路抵抗が均等でノズル間の
特性バラツキの少ないヘッドが実現されている。
【0049】[液体吐出装置]図10は、前述の液体吐
出ヘッドを搭載した液体吐出装置の概略構成を示してい
る。本実施例では、特に吐出液体としてインクを用いた
インク吐出記録装置を用いて説明する。液体吐出装置の
キャリッジHCは、インクを収容する液体タンク部90
と、液体吐出ヘッド部200とが着脱可能なヘッドカー
トリッジを搭載しており、被記録媒体搬送手段で搬送さ
れる記録紙等の被記録媒体150の幅方向に往復移動す
る。
【0050】不図示の駆動信号供給手段からキャリッジ
上の液体吐出手段に駆動信号が供給されると、この信号
に応じて液体吐出ヘッドから被記録媒体に対して記録用
液体が吐出される。
【0051】また、本実施例の液体吐出装置において
は、被記録媒体搬送手段とキャリッジを駆動するための
駆動源としてのモータ111、駆動源からの動力をキャ
リッジに伝えるためのギア112、113、キャリッジ
軸85等を有している。さらに、ヘッドに液体を送出す
ると共に、ヘッドから液体を受け取ることで、液体を循
環させるための循環ポンプ114が設けられており、ヘ
ッドの前述した案内路に接続された液流路にチューブ1
15で接続されている。この記録装置およびこの記録装
置で行う液体吐出方法によって、各種の被記録媒体に対
して液体を吐出することで良好な画像の記録物を得るこ
とができた。
【0052】
【発明の効果】本発明によると、発泡・消泡時に案内路
から発泡液を供給することが可能である。さらに案内路
の断面積を調整することにより、第2の液流路内の圧力
バランスを均等にすることが可能になり、可動分離膜を
より確実に安定的に平行に上下させることができる。
【0053】また、全体の流路を数ブロックに分割する
案内路を有する構成とした場合には、各第2の液流路に
均等に液体を流動することができる。
【0054】前記第2の液流路の一部に気泡溜め部を有
する構成とした場合には、案内路から供給される液体か
ら気泡を除去して気泡混入の少ない液体を用いることが
でき、所望の液体吐出特性が得られやすくなる。
【0055】第1の液流路の液体と第2の液流路の液体と
に、それぞれの用途に応じた異なる液体を用いる場合に
は、液体の選択の自由度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体吐出ヘッドの実施の形態を説明す
るための流路方向の断面図である。
【図2】図1に示す液体吐出ヘッドの可動分離膜の凹部
周辺の拡大断面図である。
【図3】図1及び図2に示す液体吐出ヘッドの部分破断
斜視図である。
【図4】本発明の液体吐出ヘッドの実施例1を説明する
ための流路方向の断面図である。
【図5】本発明の液体吐出ヘッドの実施例2の第2の液
流路の例を示す平面図および断面図である。
【図6】本発明の液体吐出ヘッドの他の例を示す要部断
面図である。
【図7】図6に示す液体吐出ヘッドの全体を示す断面図
である。
【図8】本発明の液体吐出ヘッドの他の例を示す断面図
である。
【図9】(a)は本発明の液体吐出ヘッドの他の例の素
子基板の平面図であり、(b)は(a)の要部拡大図、
(c)はさらに他の例の素子基板の要部拡大平面図であ
る。
【図10】本発明の液体吐出装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 吐出口 2 発熱体 3 第1の液流路 4 第2の液流路 5 可動分離膜 6 気泡 7 気泡発生領域 8 凹部 8a 角部 8b 底部 8c 変曲部 9,10 案内路 11,12,13,14,15,16,17,18
流路抵抗部 19 素子基板 20 第2の液流路 21 溝付部材 22,23 案内路 24 ベースプレート 25 ポンプ 26 第2の液流路 27 気泡溜め部 28 第2の液流路 29,30 案内路 31 素子基板 32 第2の液流路 38 壁 39 オリフィスプレート 40 素子基板 41 支持部材 85 キャリッジ軸 90 液体タンク部 111 モータ 112,113 ギア 114 循環ポンプ 115 チューブ 143 第1の共通液室 144 第2の共通液室 150 被記録媒体 200 液体吐出ヘッド部 HC キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉平 文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 工藤 清光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF06 AF23 AF80 AG31 AG46 AH03 AJ03 AJ04 BA03 BA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出する吐出口に連通する第1の
    液流路と、液体に気泡を発生させる気泡発生領域を具備
    する第2の液流路と、前記第1の液流路と前記第2の液
    流路とを互いに常に実質的に分離し前記気泡発生領域と
    面する部分に凹部を有する可動分離膜とを少なくとも有
    し、 前記凹部の支点は、変位しない角部を有し、 前記第2の液流路内の液体が、基板に設けられた案内路
    内を流動することを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 【請求項2】 液体を吐出する吐出口に連通する第1の
    液流路と、液体に気泡を発生させる気泡発生領域を具備
    する第2の液流路と、前記第1の液流路と前記第2の液
    流路とを互いに常に実質的に分離し前記気泡発生領域と
    面する部分に凹部を有する可動分離膜とを少なくとも有
    し、 前記凹部の静止状態の容積をV1、最大変位時の容積を
    V2とするとV2<V1であり、 前記第2の液流路内の液体が、基板に設けられた案内路
    内を流動することを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第2の液流路内の液体の流動が、強
    制流動手段によって行われる請求項1または2に記載の
    液体吐出ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    液体吐出ヘッドにおいて、 前記第2の液流路内の発熱体上へ均等に液体を流動する
    ために、全体の流路を数ブロックに分割する案内路を有
    することを特徴とする液体吐出ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    液体吐出ヘッドにおいて、 前記第2の液流路の一部に気泡溜め部を有することを特
    徴とする液体吐出ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    液体吐出ヘッドにおいて、 前記第1の液流路内の液体と、前記第2の液流路内の液
    体が異なる種類の液体である液体吐出ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載の液体吐出ヘッ
    ドを載置する部材を具備する液体吐出装置。
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