JP2000084998A - 押出成形品引取速度制御装置およびその制御方法 - Google Patents

押出成形品引取速度制御装置およびその制御方法

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JP2000084998A
JP2000084998A JP10256791A JP25679198A JP2000084998A JP 2000084998 A JP2000084998 A JP 2000084998A JP 10256791 A JP10256791 A JP 10256791A JP 25679198 A JP25679198 A JP 25679198A JP 2000084998 A JP2000084998 A JP 2000084998A
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Nobuyuki Kuriyaki
伸行 栗焼
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 押出成形品の引取速度の手動設定と自動設定
と増肉設定との切替えを成形押出機を停止させることな
く滑らかに実施でき、任意の位置で引取速度を減速して
増肉開始してもその切替速度変動による厚さ不良や長さ
不良の発生がなく、増肉後の切断位置を任意に設定及び
変更でき、操作性をも大幅に向上する。 【解決手段】 押出成形品Aの成形長を検出する成形長
検出機構7と、引取速度指令信号を手動入力する手動速
度設定入力機構を有する手動操作盤10と、上位コンピ
ュータ12で自動設定された引取速度指令信号を入力す
る自動速度設定入力機構を含む自動制御盤11とを備
え、該自動制御盤11に押出成形品Aの増肉設定パラメ
ータを設定入力する増肉入力機構と、前記手動、自動お
よび増肉の各制御モード切替機構と、前記成形長検出機
構7と連動して前記切断装置5へ所定長の切断開始指令
を出力する切断信号入出力機構とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂管などの
押出成形品の成形ライン内において、押出成形機の成形
金型から押し出される押出成形品の厚さおよび長さの成
形目安となる押出引き取り速度を安定制御するための押
出成形品引取速度制御装置およびその制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂材料やセラミックス材
料からなる押出成形品は、押出成形機の成形金型から押
し出された後、冷却水槽、引取装置、切断装置等で構成
される押出成形ラインの中で押出及び引き取り速度を制
御することによって、所定の厚さに成形され、さらに所
定の長さに切断された後、製品として払い出される。こ
のとき引取装置における引き取り速度は、押出成形機の
スクリュー回転数に同調させた引取速度制御をすること
によって、押出成形ラインスピードと押出成形品の成形
厚さを制御する重要な役割を持っている。
【0003】従来、この引取装置は、一定方向に回転す
る回転物が上下あるいは左右一対に配置された構造をし
ており、回転物が押出成形品を上下あるいは左右から挟
み込んで一定方向に回転することで引き取っているの
で、回転物の回転速度がそのまま引取速度として成形の
目安にされている。そして、押出成形時に引取装置の引
取速度を制御する目的としては、引取速度が押出成形機
のスクリュー回転数に対して遅い場合は、ラインスピー
ドが低下するため時間あたりの生産量が下がると共に、
押出成形品は成形ライン内で停滞ぎみとなるので肉厚が
厚くなり、更に著しく遅くなると成形困難となって成形
ライン内に材料が詰まることになる。また、引取速度が
押出成形機のスクリュー回転数に対して早い場合は、押
出成形品は押出成形機の材料供給速度より早く引き取ら
れるので肉厚が薄くなり、更に著しく早くなると成形困
難となりライン内で材料が切れることになる。このよう
な成形異常を回避し、更に希望する厚さの押出成形品を
効率良く生産するために、引取装置での引取速度は押出
成形機のスクリュー回転数に同調させて適宜制御する必
要がある。この引取装置の制御機器としては、主に速度
制御が可能なサーボモータやインバータモータが使用さ
れており、これらのモータの専用コントローラ(アン
プ)は引取装置制御盤内に設置されており、引取速度の
制御手段としては、モータの専用コントローラに対して
外部から速度指令信号を入力する方法が用いられてい
る。一般にこの速度指令信号は電圧信号(例:DC1〜
5V)又は電流信号(例:DC4〜20mA)が用いら
れており、手動設定時はスライド抵抗を利用したポテン
ションメータによる可変信号が用いられる。
【0004】従来の引取速度を制御する手段としては、
押出成形開始時やトラブル時など手動で引取速度の設定
をしたい場合は、作業者が引取装置制御盤のスイッチで
手動モードに切り替えた後、引取装置制御盤のポテンシ
ョンメータを回動させて任意の速度に設定する方法が採
用されていた。また、押出成形機側の原料供給量の変動
や、押出成形機のスクリュー回転数の変化に引取速度を
自動的に追従させたい場合は、作業者が引取装置制御盤
のスイッチで自動モードに切り替えることによって、押
出成形機側の原料供給量の変動や、押出成形機のスクリ
ュー回転数の変化を常時監視している上位コンピュータ
などから変化量に見合った速度指令信号を受け取り、自
動で速度制御する方法が採用されていた。更に、押出成
形品が合成樹脂管のような管状物の場合に、管状物を金
型出口付近で外径規制しながら引き取り任意の位置で引
取速度を減速して肉厚の厚い増肉部を成形するときは、
増肉開始位置・増肉厚さ(増肉率)・増肉長さ・切断長
さ等を制御する専用の増肉装置を押出成形ライン内に設
置して、作業者が希望する増肉部に見合った前記増肉制
御パラメータを予め設定した後で、引取装置制御盤のス
イッチで増肉モードに切り替えることによって、増肉装
置が増肉制御を開始して引取装置の速度指令信号を制御
する方法が採用されていた。例えば、押出成形品である
合成樹脂管の押出成形ラインでは、押出成形機から成形
金型を通過して押し出された成形直後の連続合成樹脂管
は、冷却水槽で冷やされて、引取装置で引き取られ、更
に切断装置で切断されて所定長の合成樹脂管になった
後、払い出し装置を介して製品台車に払い出される。こ
のとき、引取速度の制御は引取装置制御盤内に設置され
ているモータの専用コントローラで行うため、引取装置
制御盤前面には手動・自動・増肉の各モード切り替えス
イッチが設置されている。引取速度設定手段は、これら
の各モード別に必要であり、手動モード時は引取装置制
御盤前面に設置された速度設定用ポテンションメータに
よる引取速度指令、自動モード時は上位コンピュータに
よる引取速度指定、増肉モード時は引取装置近傍に設置
した市販品の増肉制御装置による引取速度指令が用いら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の制
御では、引取速度設定手段が各々独立した状態で設置さ
れており、各モード切り替え時に速度指令信号を滑らか
に切り替えることができないため、切り替え時の速度変
動による厚さ不良や、長さ不良の発生をなくすことがで
きなく品質低下となる欠点があった。また、手動モード
時の速度設定用ポテンションメータを引取装置本体から
遠く離れた押出成形機の成形金型付近に設置したほう
が、押出成形開始時やトラブル時に成形状態を確認しな
がら速度設定できてよいが、ポテンションメータが直接
アンプに入力されているので遠方に離すと制御信号が微
弱な電圧信号(又は電流信号)となって電磁ノイズの影
響を受けやすく、高精度な引取速度制御を行うために
は、引取モータの専用コントローラ近傍にポテンション
メータを設置せざるを得なかった。更に、押出成形品が
合成樹脂管のような管状物(ワーク)の場合に、管状物
を金型出口付近で外径規制しながら引き取り、任意の位
置で引取速度を減速して肉厚の厚い増肉部を成形すると
き、増肉専用の引取速度制御装置(増肉装置)を購入す
る必要があり、この増肉装置による増肉制御では、増肉
位置ずれが判明したときは、すでに押出成形ライン長分
のワークに対して増肉位置ずれが発生してしまい、切断
位置を自由自在に変更することができないため、押出成
形ライン長分のワークが増肉位置不良品となってしまう
という問題があった。本発明は、これら従来の欠点を排
除しようとするもので、押出成形品の引取速度の手動設
定と自動設定と増肉設定との切替えを成形押出機を停止
させることなく滑らかに実施でき、任意の位置で引取速
度を減速して増肉開始してもその切替速度変動による厚
さ不良や長さ不良の発生がなく、増肉後の切断位置をも
任意に設定及び変更することもでき、しかも各種制御は
タッチパネルで実施できるもので、操作性を良好にし、
製造業務の省力化に寄与できる有用な押出成形品引取速
度制御装置およびその制御方法を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、押出成形ライ
ン内の引取装置近傍に設置され、押出成形機の成形金型
から押出されたワークの長さをリアルタイムに検出する
成形長さ検出手段と、装置本体や装置本体から遠く離れ
た押出成形機の成形金型付近で手動設定された引取速度
指令信号を入力する手動速度設定入力手段と、更に遠隔
の上位コンピュータで自動設定された引取速度指令信号
を入力する自動速度設定入力手段とを有し、前記押出成
形品が合成樹脂管のような管状物の場合、管状物を成形
金型出口付近で外径規制しながら引き取り任意の位置で
引取速度を減速して肉厚の厚い増肉部を成形するとき、
増肉開始位置・増肉厚さ(増肉率)・増肉長さ・切断長
さ等からなる増肉制御パラメータを設定入力する増肉設
定入力手段と、引取速度の手動設定/自動設定/増肉設
定を任意に選択して切り替えることができる制御モード
切り替え手段と、ワークの長さをリアルタイムに検出す
る成形長さ検出手段と連動して、切断装置へ所定長の切
断開始指令を出力する信号出力手段と、引取装置のモー
タの回転速度を制御しているモータ専用コントローラ
(アンプ)に対して、各制御モードに応じて最適化され
た速度指令信号を出力する速度設定出力手段を具備した
構成からなるもので、引取速度の設定変更を押出成形機
を停止せずに実施でき、手動・自動あるいは増肉といっ
た各制御モードの変更にともなう引取速度指令信号の変
化に対して引取装置への速度指令信号を滑らかに変化さ
せ、切り替え時の速度変動による厚さ不良や、長さ不良
の発生をなくすことができると共に、予め設定されてい
る切断長さごとに切断機に切断指令を出力することがで
きるので、例えば増肉制御においては、増肉後の切断位
置を任意に設定および変更することが可能であり、増肉
開始時や増肉位置ずれ発生時にも、厚さ不良や長さ不良
の発生を最小限にとどめることができる。
【0007】また、本発明の請求項2にかかる押出成形
品の引取速度制御方法では、押出成形品の押出成形ライ
ン内に設置した押出成形機の成形金型から押し出された
押出成形品を任意厚さで成形し、更に任意長さで切断す
るために引き取り速度制御を行う際に、押出成形品の引
取速度の設定を、制御モード切替によって装置本体の設
定手段のほか、装置本体から遠く離れた押出成形機の成
形金型付近で手動設定することができると共に、遠隔の
上位コンピュータからの指示で自動設定することもで
き、更に押出成形品を希望する厚さで成形できる増肉部
の設定ができ、更に前記引取速度の微調整を押出成形機
の成形金型付近に設けた手動操作盤で実行できるように
すると共に、前記各設定および調整をコンピュータから
の指示で自動設定および調整もできるようにしたもので
ある。
【0008】更に、押出成形品が合成樹脂管のような管
状物の場合に、管状物を成形金型出口付近で外径規制し
ながら引き取り、任意の位置で引取速度を減速して肉厚
の厚い増肉部を成形する制御ができ、これら手動・自動
・増肉の各制御切替えを滑らかに行えて速度変動による
厚さ不良や長さ不良の発生をなくすことができる。
【0009】
【作用】本発明の押出成形品の引取速度制御装置では、
押出成形ライン内の引取装置近傍に設置され、押出成形
ラインが稼働を開始して押出成形機の成形金型から低速
で押し出されたワークが引取装置に到達したとき、手動
制御または自動制御によって押出速度に同調させた速度
で引取装置を回転させてワークを引き取り始めることが
できる。このとき、引取速度設定が手動制御の場合は、
押出成形品引取速度制御装置で引取装置付近の状態を確
認しながら速度設定の変更ができると共に、装置本体か
ら遠く離れた押出成形機の成形金型付近で押し出されて
くるワークの状態を確認しながら速度設定の変更をする
こともできる。また、押出成形ラインが安定稼働に入っ
たときは、希望する厚さの押出成形品を効率良く生産す
るために、引取速度を押出成形機のスクリュー回転数に
同調させて適宜自動制御することができる。また、何ら
かの理由で任意に自動・手動の制御モードを切り替えた
とき、制御モード変更にともなう引取速度指令信号の変
化に対して引取装置への速度指令信号を滑らかに変化さ
せ、切替え時の速度変動による厚さ不良や長さ不良の発
生をなくすことができる。更に、上記押出成形品が合成
樹脂管のような管状物の場合、管状物を金型出口付近で
外径規制しながら引き取り任意の位置で引取速度を減速
して肉厚の厚い増肉部を成形するとき、増肉後の切断位
置を任意に設定および変更することが可能であり、増肉
開始時や増肉位置ずれ発生時にも、厚さ不良や長さ不良
の発生を最小限にとどめることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1に示すように、合成樹脂管の押出
成形ラインでは、押出成形機1の成形金型2から押し出
され、冷却水槽などの冷却部3を経た押出成形品Aを引
き取る成形品引取装置4と、該成形品引取装置4で引き
取られる押出成形品Aを所定長に切断する切断装置5と
に関連して設置された押出成形品Aの引取速度を制御す
る押出成形品引取速度制御装置6であって、押出成形品
Aの成形長を検出する成形長検出機構7を備え、引取速
度指令信号を手動入力する手動速度設定入力機構を含む
手動操作盤10と、上位コンピュータ12で自動設定さ
れた引取速度指令信号を入力する自動速度設定入力機構
を含む自動制御盤11とを備え、該自動制御盤11に押
出成形品Aの増肉開始、増肉厚さ、増肉長さ、切断長さ
の増肉設定パラメータを設定入力する増肉入力機構と、
前記引取速度の手動設定制御、自動設定制御或いは増肉
設定制御の各制御モード切替機構と、前記切断装置5か
らの切断開始及び切断完了の信号を入力すると共に、前
記成形長検出機構7と連動して前記切断装置5へ所定長
の切断開始指令を出力する切断信号入出力機構とを備え
てある。
【0011】そして、前記切断装置5で切断されて所定
長の合成樹脂管になった後に、押出成形品として払い出
し装置(図示せず)を介して製品台車等に払い出され
る。また、手動操作盤10は、押出成形直後の連続合成
樹脂管Aの状態が確認できる位置に設置されており、引
取速度設定を手動制御する場合に用いられるポテンショ
ンメータ等が取り付けられていて、このポテンションメ
ータの信号を変換器で電力出力に変えてコントローラに
指令として与えるようにしてある。
【0012】押出成形ラインの稼働を開始するとき、作
業者は、押出成形機1の成形金型2から低速で押し出さ
れた連続合成樹脂管が、成形品引取装置4に到達したと
きスムーズに引き取ることができるように、予め押出速
度に同調させた速度で成形品引取装置4を回転させてお
く。このとき、成形品引取装置4の手動速度設定に用い
られるが、図3に示す手動操作盤10に取り付けられて
いるポテンションメータであり、押出成形品引取速度制
御装置6はポテンションメータで手動設定された引取速
度指令信号をアンプに直接電圧指令で入力し、成形品引
取装置4のモータの回転速度を制御しているモータ専用
コントローラに対して、最適化された速度指令信号を出
力する。この手動操作盤10はポテンションメータ10
aと、引取速度表示部10b、表示ランプ10cのほ
か、引取モータ駆動スイッチ10dと停止スイッチ10
eが備えられている。
【0013】前記成形品引取装置4の手動速度設定は、
手動操作盤10に取り付けられているポテンションメー
タの他、図4に示す如く、押出成形品引取速度制御装置
6の自動制御盤11の前面に取り付けられているタッチ
パネル11aでも実施することができ、更に遠隔地にあ
る上位コンピュータ12によって押出成形ラインの自動
運転開始制御の一環として成形品引取装置4の自動速度
設定をすることもできる。これらの制御モードの切替え
は、全て押出成形品引取速度制御装置6の自動制御盤1
1の前面に取り付けられているタッチパネル11aで実
施する。そして、押出成形ラインが安定稼働に入ったと
きは、希望する厚さの押出成形品を効率良く生産するた
めに、遠隔地にある上位コンピュータ12によって、引
取速度を押出成形機1のスクリュー回転数に同調させて
適宜自動制御する。これにより、成形厚さの測定結果や
生産速度等の管理指標確認結果を素早く成形ラインにフ
ィードバックすることができる。
【0014】この場合、これら手動・自動の各モードに
おける引取速度設定を、成形品引取装置4のモータの回
転速度を制御しているモータ専用コントローラ(アン
プ)に対し最適化したインターフェイスをしているの
が、押出成形品引取速度制御装置6の自動制御盤11で
ある。この自動制御盤11の内部には、前記成形品引取
装置4本体から遠く離れた押出成形機1の成形金型2の
付近で引取速度を手動設定する手動操作盤10に取り付
けれているポテンションメータ10aからの信号と、デ
ジタル信号を取り込むことが可能な信号変換器、例えば
ディストリビュータ11a,11bと、信号変換器11
cのアナログ出力信号を取り込み、生産状況によって選
択される制御モードと、制御パラメータを自動的に判断
しながら、成形品引取装置4のモータ専用コントローラ
4a(アンプ)に速度指令信号を出力する手動速度設定
ループと、上位コンピュータ12からの信号を取り込む
ことが可能なディストリビュータ12bと信号変換器1
2cで成形品引取装置のモータ専用コントローラ4aに
速度指令信号を出力する自動速度設定ループを持った自
動演算制御装置が設置されている。(図2) この自動演算制御装置から出力される速度指令信号の仕
様は、引取装置のモータ専用コントローラ(アンプ)が
受け取ることが可能であれば、アナログ信号でもデジタ
ル信号でも良い。
【0015】なお、手動モードから自動モードに切替え
るときは現在の引取速度を維持するので問題が少ない
が、自動モードから手動モード或いは増肉モードに切替
えるときには一旦手動速度指令或いは増肉速度指令に合
わせてその後順次変えて行く方法が用いられ、今まで実
行していた引取速度から変わる際には一旦速度差の指令
を出して偏差を少なく滑らかな変化が行えるように配慮
してある。
【0016】前記押出成形品引取速度制御装置6は、図
4に示すようにベース60上に立設したスタンド61上
にモード切換スイッチ(図示せず)を含むタッチパネル
11aのある自動制御盤11を備え、スタンド61に上
部サポート63a、取付治具63を介してエンコーダ6
2を設け、押出成形品A(ワーク)の長さ(距離)をカ
ウントさせると共に、該エンコーダ62に対向して回転
自在のワーク受けロール64が下部サポート65a、支
持具65で設けられた押出成形品Aの成形長検出機構7
を付設したものを用いる。
【0017】また、前記押出成形品引取装置4として
は、図5乃至図6の如く一定方向に回転する回転部材例
えば、駆動輪40およびベルト41或いはキャタピラが
左右または上下に一対配備された構成で、該ベルト41
が押出成形品Aを水平方向或いは上下方向から挟み込ん
で押出成形品Aを一定方向に移動して引き取り、該回転
部材の回転速度がそのまま引取速度として成形の目安に
したものである。なお、前記ベルト41は、駆動輪40
と共に、一方がクランプシリンダ42により他方に離間
移動できるようにして、挟持間隔の調整可能な構成と
し、また、他方のベルト41駆動輪40と共にその固定
位置が変えられるようにハンドル43の操作で摺動する
スライダ44に設けられていて押出成形品Aの寸法に対
応できるようになっている。該押出成形品Aは、ベルト
41,41間に挟持されて移動する際に回転自在の受け
ロール45をフレーム46の下方に対設して引き取り作
業が安定して行われるようになっている。
【0018】前記押出成形品引取速度制御装置6におい
ては、増肉する場合には増肉ON−OFFスイッチ切替
えによって、引取速度を一定サイクル(長さ)で減速し
て成形品(パイプ)に増肉部を成形させ、増肉部に一致
させるように、増肉後に切断する切断制御が行われる
が、この制御はパイプ上に置かれ当接しているエンコー
ダ62のディスク62bにより距離をカウントする長さ
設定により行われる。
【0019】また増肉の際には、あらかじめ装置にイン
プットされた引取速度減速設定値まで減速させて希望の
厚さになるように調整でき、例えば増肉しない長さ(L
A)と増肉する長さ(LB)の設定によりLA+LBの
合計長さで一定切断されるが、この切断位置調整も設定
距離を増減させて行なうことができる。即ち、現在の位
置よりX距離分手前側(遅くカット)にするときは、+
X距離に、またX距離分向こう側(早くカット)すると
きは、−X距離としてX距離分の長さを±した設定変更
をすればよい。なお、増肉作業の完了には増肉ON−O
FFスイッチをOFFとして減速量を0として最後に増
肉されたパイプ部分の切断後にエンコーダ62のディス
ク62bをパイプライン上から外し、普通の切断用エン
コーダに切替え通常のカウンタでの切断調整をしても良
いし、そのまま本装置のエンコーダで切断制御を継続す
ることもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明による押出成形品の引取速度制御
では、引取速度の設定変更を押出成形機を停止せずに実
施でき、手動・自動或いは増肉といった各制御モードの
変更にともなう引取速度指令信号の変化に対して引取装
置への速度指令信号を滑らかに変化でき、切替時の速度
変動による厚さ不良や長さ不良の発生をなくすことがで
きると共に、予め設定されている切断長さごとに切断機
に切断指令を出力することができるので、例えば増肉制
御においては、増肉後の切断位置を任意に設定および変
更することが可能であり、増肉開始時や増肉位置ずれ発
生時にも厚さ不良や長さ不良の発生を最小限にとどめる
ことができ、品質向上と生産効率の向上とに寄与でき
る。また、装置外部からの速度指令信号、特に装置本体
から離れた場所に設置してある手動操作盤にあるポテン
ションメータからの速度指令信号に対しては、信号の変
換とアイソレーションがなれており、電磁ノイズに影響
されることなく、誤作動の防止を確実に行うことができ
る。更に、手動モード、自動モード、増肉モードの各種
制御パラメータの設定や制御状態のモニターをすべてタ
ッチパネルで実施するので操作性が良く、製造業務の省
力化に多大の効果があると共に、1台の装置で引取速度
の手動設定/自動設定/増肉設定に対応することができ
るので、ラインスピードと押出成形品の成形厚さの制御
に素早い対応ができ、合成樹脂管の肉厚管理を強化する
ことができるので、不良品発生防止で原材料を節約する
ことができる。また、本発明の押出成形品引取速度制御
装置では、電磁ノイズに起因する誤動作防止が確実にで
き、しかも任意の位置で引取速度を減速して増肉制御を
開始してもその切替速度変動による厚さ不良や長さ不良
の発生がなく、増肉後の切断位置を任意に設定及び変更
することもでき、しかも各種制御はタッチパネルで実施
できるもので、操作性を良好にし、製造業務の省力化に
寄与できるほか、押出成形品引取速度制御装置の設定も
既設成形ライン内ですみ、成形ラインを延長する必要も
なく対処でき、各種制御に関する制御パラメータの設定
や制御状態のモニターをすべてタッチパネルで実施でき
るので、操作性を大幅に簡便化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す押出成形ラインの全体側
面図である。
【図2】図1の例の引取速度制御装置のフローチャート
図である。
【図3】図1の例に用いられる手動操作盤を示し、
(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図4】図1の例に用いられる押出成形品の引取速度制
御装置の正面図である。
【図5】本発明装置で用いられる押出成形品の引取装置
の正面図である。
【図6】図5の例の引取装置の平面図である。
【図7】図5の例の引取装置の側面図である。
【符号の説明】
A 押出成形品 1 押出成形機 2 成形金型 3 冷却部 4 成形品引取装置 5 切断装置 6 押出成形品引取速度制御装置 7 成形長検出機構 9 A/D変換器 10 手動操作盤 11 自動制御盤 12 上位コンピュータ 40 駆動輪 41 ベルト 61 スタンド 62 エンコーダ 63 取付治具 64 ワーク受けロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形機の成形金型から押し出される
    押出成形品を引き取る成形品引取装置と、該成形品引取
    装置で引き取られる押出成形品を所定長に切断する切断
    装置とに関連して設置された押出成形品の引取速度を制
    御する押出成形品引取速度制御装置であって、押出成形
    品の成形長を検出する成形長検出機構と、引取速度指令
    信号を手動入力する手動速度設定入力機構を有する手動
    操作盤と、コンピュータで自動設定された引取速度指令
    信号を入力する自動速度設定入力機構を含む自動制御盤
    とを備え、該自動制御盤に押出成形品の増肉開始、増肉
    厚さ、増肉長さ、切断長さの増肉設定パラメータを設定
    入力する増肉入力機構と、前記引取速度の手動設定制
    御、自動設定制御、増肉設定制御の各制御モード切替機
    構と、前記成形長検出機構と連動して前記切断装置へ所
    定長の切断開始指令を出力する切断信号入出力機構とを
    備えたことを特徴とする押出成形品引取速度制御装置。
  2. 【請求項2】 押出成形機の成形金型から押し出される
    合成樹脂管を引取装置で引き取る際に、遠隔の上位コン
    ピュータで自動設定された引取速度指令信号を自動制御
    パラメータで設定入力し、更に合成樹脂管の外径規制し
    ながら引き取り任意位置で引取速度を減速して肉厚の厚
    い増肉部を成形できるように増肉開始位置、増肉厚さ、
    増肉長さ、切断長さからなる増肉制御パラメータを設定
    入力し、これら手動設定と、自動設定と増肉設定とを制
    御モード切替によって任意に選択して切り替え、合成樹
    脂管の長さをリアルタイムに検出する成形長検出手段と
    連動して切断装置へ所定長の切断開始指令を出力すると
    共に、前記各制御モードに応じて速度指令信号を出力し
    て合成樹脂管の引取速度を制御することを特徴とする押
    出成形品引取速度制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094054A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Meiji Rubber & Chem Co Ltd 発泡合成樹脂押出成形の引取速度制御装置
JP2010506770A (ja) * 2006-10-16 2010-03-04 ストランデクス コーポレーション 押出合成プラスティックウッド複合材料の寸法を監視する引抜装置速度制御装置

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