JP2000084050A - ゼラチンカプセルの製造方法並びにその製造装置 - Google Patents
ゼラチンカプセルの製造方法並びにその製造装置Info
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- JP2000084050A JP2000084050A JP10257218A JP25721898A JP2000084050A JP 2000084050 A JP2000084050 A JP 2000084050A JP 10257218 A JP10257218 A JP 10257218A JP 25721898 A JP25721898 A JP 25721898A JP 2000084050 A JP2000084050 A JP 2000084050A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粉粒体等の内包体の飛散を最小限に止め、ゼ
ラチンシートをほぼ完璧に縫合し得る新規な製造方法並
びにその製造装置を提供する。 【解決手段】 本発明のゼラチンカプセルの製造装置1
は、二枚のゼラチンシートSを拝み合わせ状態に接合す
る一対のダイロール44と、このゼラチンシートSに対
して内包体Mの一例である粉粒体を供給するノズルセグ
メント90とを具えて成り、ノズルセグメント90が、
内包体Mを二股に分離しながらゼラチンシートSに形成
されたポケット部Pに供給することを特徴とする。また
ノズルセグメント90は、ほぼ全周にトリテトラフッ化
エチレン(商品名テフロン:デュポン社の登録商標)の
コーティング処理が施されるとともに、三本のヒータ9
4を内蔵し、その中の一つは、ゼラチンシートSの縫合
部と、二股に分離形成された供給口92とによって囲ま
れる部位に設けられることを特徴とする。
ラチンシートをほぼ完璧に縫合し得る新規な製造方法並
びにその製造装置を提供する。 【解決手段】 本発明のゼラチンカプセルの製造装置1
は、二枚のゼラチンシートSを拝み合わせ状態に接合す
る一対のダイロール44と、このゼラチンシートSに対
して内包体Mの一例である粉粒体を供給するノズルセグ
メント90とを具えて成り、ノズルセグメント90が、
内包体Mを二股に分離しながらゼラチンシートSに形成
されたポケット部Pに供給することを特徴とする。また
ノズルセグメント90は、ほぼ全周にトリテトラフッ化
エチレン(商品名テフロン:デュポン社の登録商標)の
コーティング処理が施されるとともに、三本のヒータ9
4を内蔵し、その中の一つは、ゼラチンシートSの縫合
部と、二股に分離形成された供給口92とによって囲ま
れる部位に設けられることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬剤等を内包したソ
フトタイプのゼラチンカプセルを製造する手法に関する
ものであって、特に内包体として粉粒体を適用した際
に、この粉粒体の飛散を最小限に抑えることによってゼ
ラチンシートの縫合がほぼ完璧に行える新規な製造方法
並びにその製造装置に係るものである。
フトタイプのゼラチンカプセルを製造する手法に関する
ものであって、特に内包体として粉粒体を適用した際
に、この粉粒体の飛散を最小限に抑えることによってゼ
ラチンシートの縫合がほぼ完璧に行える新規な製造方法
並びにその製造装置に係るものである。
【0002】
【発明の背景】薬剤や栄養剤等を柔軟なゼラチンによっ
てカプセル状に包み、服用しやすくした各種のソフトタ
イプのゼラチンカプセルが市販されている。このような
ゼラチンカプセル(以下本明細書中においてゼラチンカ
プセルはソフトカプセルを指称するものである)の製造
にあたっては、溶融したゼラチンをまずシート状に成形
し、このシート状に成形されたゼラチンシートを一対の
ダイロール間に拝み合わせ状態に送り込む。そしてその
間に上方等から薬剤等の内包体を供給し、内包体によっ
てゼラチンシートを、ダイロールにおける成形突起内周
部になじむように押し広げて、ポケット部を形成し、こ
のポケット部において内包体を包み込むように、成形突
起によって内包体の周囲を融着状態に縫合しゼラチンカ
プセルを製造するものである。
てカプセル状に包み、服用しやすくした各種のソフトタ
イプのゼラチンカプセルが市販されている。このような
ゼラチンカプセル(以下本明細書中においてゼラチンカ
プセルはソフトカプセルを指称するものである)の製造
にあたっては、溶融したゼラチンをまずシート状に成形
し、このシート状に成形されたゼラチンシートを一対の
ダイロール間に拝み合わせ状態に送り込む。そしてその
間に上方等から薬剤等の内包体を供給し、内包体によっ
てゼラチンシートを、ダイロールにおける成形突起内周
部になじむように押し広げて、ポケット部を形成し、こ
のポケット部において内包体を包み込むように、成形突
起によって内包体の周囲を融着状態に縫合しゼラチンカ
プセルを製造するものである。
【0003】そして本出願人は、このようなゼラチンカ
プセルを効率的且つ衛生的に製造する手法の開発を種々
試み、例えば「ゼラチンカプセルの製造装置におけるゼ
ラチンシート成型装置」(特公平5−88143号:特
許第1876976号)や「ゼラチンカプセルの製造装
置における調整装置」(特公平5−88144号:特許
第1876977号)あるいは「ゼラチンカプセルの製
造装置におけるカプセル取出装置」(特公平5−881
45号:特許第1876978号)等の特許取得に至っ
ている。
プセルを効率的且つ衛生的に製造する手法の開発を種々
試み、例えば「ゼラチンカプセルの製造装置におけるゼ
ラチンシート成型装置」(特公平5−88143号:特
許第1876976号)や「ゼラチンカプセルの製造装
置における調整装置」(特公平5−88144号:特許
第1876977号)あるいは「ゼラチンカプセルの製
造装置におけるカプセル取出装置」(特公平5−881
45号:特許第1876978号)等の特許取得に至っ
ている。
【0004】ところで一般に、この種のゼラチンカプセ
ルの内包体としては専ら液体もしくは液体に粉体を混合
させ、見かけ上液体状となった粉体含有懸濁液が適用さ
れ、紛状あるいは粒状の粉粒体が内包されることはほと
んどなかった。これは内包体が粉粒体であると粉粒体に
よるゼラチンシートの押し広げ作用が期待できずその
上、一対のゼラチンシートが接近して粉粒体周辺の空間
が狭められると、それに影響されて粉粒体が飛散し、ゼ
ラチンシートの縫合面に付着して縫合を不可能にしてし
まう等の問題があったためである。このようなことから
本出願人は、上記問題点を解決すべく粉粒体をゼラチン
カプセルに内包する際には、粉粒体を内包する前の段階
までに例えばゼラチンシートを吸引し、あらかじめポケ
ット部を形成しておき、このポケット部において粉粒体
を包み込む開発を試み、特開平10−211257号
「粉粒体を内包したゼラチンカプセル並びにその製造方
法並びにその製造装置」の特許出願に至っている。
ルの内包体としては専ら液体もしくは液体に粉体を混合
させ、見かけ上液体状となった粉体含有懸濁液が適用さ
れ、紛状あるいは粒状の粉粒体が内包されることはほと
んどなかった。これは内包体が粉粒体であると粉粒体に
よるゼラチンシートの押し広げ作用が期待できずその
上、一対のゼラチンシートが接近して粉粒体周辺の空間
が狭められると、それに影響されて粉粒体が飛散し、ゼ
ラチンシートの縫合面に付着して縫合を不可能にしてし
まう等の問題があったためである。このようなことから
本出願人は、上記問題点を解決すべく粉粒体をゼラチン
カプセルに内包する際には、粉粒体を内包する前の段階
までに例えばゼラチンシートを吸引し、あらかじめポケ
ット部を形成しておき、このポケット部において粉粒体
を包み込む開発を試み、特開平10−211257号
「粉粒体を内包したゼラチンカプセル並びにその製造方
法並びにその製造装置」の特許出願に至っている。
【0005】しかしながらこのような手法においても以
下述べるような点においてまだ改良の余地が残されてい
た。すなわち上述した手法は、ゼラチンシートにあらか
じめポケット部を形成し、このポケット部において粉粒
体を包み込むようにするため内包体として粉粒体を適用
することを具体的に可能としたものの、粉粒体の供給口
そのものが、ゼラチンシートを接合する部位の上方に一
カ所設けられているため押し出された粉粒体が、縫合完
了部位に跳ね返される等して、上部等の未縫合部分に飛
散し、縫合を阻害する状態は完全には払拭できず、未縫
合不良となるゼラチンカプセルを少なからず発生させる
場合があった。
下述べるような点においてまだ改良の余地が残されてい
た。すなわち上述した手法は、ゼラチンシートにあらか
じめポケット部を形成し、このポケット部において粉粒
体を包み込むようにするため内包体として粉粒体を適用
することを具体的に可能としたものの、粉粒体の供給口
そのものが、ゼラチンシートを接合する部位の上方に一
カ所設けられているため押し出された粉粒体が、縫合完
了部位に跳ね返される等して、上部等の未縫合部分に飛
散し、縫合を阻害する状態は完全には払拭できず、未縫
合不良となるゼラチンカプセルを少なからず発生させる
場合があった。
【0006】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、粉粒体等の内包体の供
給口を二股に分離するとともに、ポケット部が形成され
たゼラチンシートに対して、一つの供給口から一カプセ
ルのほぼ半分の量の内包体を各々供給することによっ
て、内包体の飛散を最小限に止め、ゼラチンシートをほ
ぼ完璧に縫合し得る新規な製造方法並びにその製造装置
の開発を試みたものである。
認識してなされたものであって、粉粒体等の内包体の供
給口を二股に分離するとともに、ポケット部が形成され
たゼラチンシートに対して、一つの供給口から一カプセ
ルのほぼ半分の量の内包体を各々供給することによっ
て、内包体の飛散を最小限に止め、ゼラチンシートをほ
ぼ完璧に縫合し得る新規な製造方法並びにその製造装置
の開発を試みたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
ゼラチンカプセルの製造方法は、一対のダイロールに対
して二枚のゼラチンシートを供給するとともに、このゼ
ラチンシートに対して内包体を包み込むポケット部を形
成し、このポケット部にノズルセグメントから内包体を
供給した後、ポケット部を拝み合わせ状態に接合するよ
うに両側のゼラチンシートを縫合してゼラチンカプセル
を製造する方法において、前記内包体の供給は、ノズル
セグメントから内包体を二股に分離しながら行われるこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、内
包体がノズルセグメントから二股に分散して供給される
ため内包体の飛散を最小限に抑え、ゼラチンシートの縫
合がより確実に行え、ゼラチンカプセルの製造を飛躍的
に向上させ得る。また内包体として液体、粉粒体等種々
のものが適用できる。
ゼラチンカプセルの製造方法は、一対のダイロールに対
して二枚のゼラチンシートを供給するとともに、このゼ
ラチンシートに対して内包体を包み込むポケット部を形
成し、このポケット部にノズルセグメントから内包体を
供給した後、ポケット部を拝み合わせ状態に接合するよ
うに両側のゼラチンシートを縫合してゼラチンカプセル
を製造する方法において、前記内包体の供給は、ノズル
セグメントから内包体を二股に分離しながら行われるこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、内
包体がノズルセグメントから二股に分散して供給される
ため内包体の飛散を最小限に抑え、ゼラチンシートの縫
合がより確実に行え、ゼラチンカプセルの製造を飛躍的
に向上させ得る。また内包体として液体、粉粒体等種々
のものが適用できる。
【0008】また請求項2記載のゼラチンカプセルの製
造方法は、前記請求項1記載の要件に加え、前記内包体
は、粉粒体が適用されることを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、粉粒体を内包したゼラチンカプ
セルの縫合がほぼ完璧に行えるとともに効率的に製造で
きる。
造方法は、前記請求項1記載の要件に加え、前記内包体
は、粉粒体が適用されることを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、粉粒体を内包したゼラチンカプ
セルの縫合がほぼ完璧に行えるとともに効率的に製造で
きる。
【0009】更にまた請求項3記載のゼラチンカプセル
の製造方法は、前記請求項1または2記載の要件に加
え、前記ノズルセグメントは、ほぼ全周にトリテトラフ
ッ化エチレン(商品名テフロン:デュポン社の登録商
標)のコーティング処理が施されていることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、ノズルセグメン
トにおける供給口での内包体の詰まりやダイロールに沿
った面でのゼラチンシートの張り付き等をより効果的に
防止できる。
の製造方法は、前記請求項1または2記載の要件に加
え、前記ノズルセグメントは、ほぼ全周にトリテトラフ
ッ化エチレン(商品名テフロン:デュポン社の登録商
標)のコーティング処理が施されていることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、ノズルセグメン
トにおける供給口での内包体の詰まりやダイロールに沿
った面でのゼラチンシートの張り付き等をより効果的に
防止できる。
【0010】更にまた請求項4記載のゼラチンカプセル
の製造方法は、前記請求項1、2または3記載の要件に
加え、前記ノズルセグメントは、三本のヒータを内蔵す
ることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、ゼラチンシートを比較的広い範囲で適宜の温度以上
に保温できるためゼラチンシートを必要以上に冷却させ
ることがない。またゼラチンシートにポケット部を形成
する場合においても吸引等が行いやすい。
の製造方法は、前記請求項1、2または3記載の要件に
加え、前記ノズルセグメントは、三本のヒータを内蔵す
ることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、ゼラチンシートを比較的広い範囲で適宜の温度以上
に保温できるためゼラチンシートを必要以上に冷却させ
ることがない。またゼラチンシートにポケット部を形成
する場合においても吸引等が行いやすい。
【0011】更にまた請求項5記載のゼラチンカプセル
の製造方法は、前記請求項1、2、3または4記載の要
件に加え、前記三本のヒータの中の一つは、ゼラチンシ
ートの縫合部と、二股に分離形成された供給口とによっ
て囲まれる部位に設けられることを特徴として成るもの
である。この発明によれば、ゼラチンシートの吸引から
縫合までの一連の製造がスムーズに行える。
の製造方法は、前記請求項1、2、3または4記載の要
件に加え、前記三本のヒータの中の一つは、ゼラチンシ
ートの縫合部と、二股に分離形成された供給口とによっ
て囲まれる部位に設けられることを特徴として成るもの
である。この発明によれば、ゼラチンシートの吸引から
縫合までの一連の製造がスムーズに行える。
【0012】更にまた請求項6記載のゼラチンカプセル
の製造装置は、二枚のゼラチンシートが供給されるとと
もにこのゼラチンシートを拝み合わせ状態に接合する一
対のダイロールと、前記ゼラチンシートを接合する前の
段階までにこのゼラチンシートに対して内包体を供給す
るノズルセグメントとを具えて成り、前記内包体を包み
込むポケット部が形成された後このポケット部に内包体
を供給し、両側のゼラチンシートを縫合してゼラチンカ
プセルを製造する装置において、前記ノズルセグメント
は、内包体を二股に分離しながらポケット部に供給する
ように構成されることを特徴として成るものである。こ
の発明によれば、内包体がノズルセグメントから二股に
分散して供給されるため内包体の飛散を最小限に抑え、
ゼラチンシートの縫合がより確実に行え、ゼラチンカプ
セルの製造を飛躍的に向上させ得る。また内包体として
液体、粉粒体等種々のものが適用できる。
の製造装置は、二枚のゼラチンシートが供給されるとと
もにこのゼラチンシートを拝み合わせ状態に接合する一
対のダイロールと、前記ゼラチンシートを接合する前の
段階までにこのゼラチンシートに対して内包体を供給す
るノズルセグメントとを具えて成り、前記内包体を包み
込むポケット部が形成された後このポケット部に内包体
を供給し、両側のゼラチンシートを縫合してゼラチンカ
プセルを製造する装置において、前記ノズルセグメント
は、内包体を二股に分離しながらポケット部に供給する
ように構成されることを特徴として成るものである。こ
の発明によれば、内包体がノズルセグメントから二股に
分散して供給されるため内包体の飛散を最小限に抑え、
ゼラチンシートの縫合がより確実に行え、ゼラチンカプ
セルの製造を飛躍的に向上させ得る。また内包体として
液体、粉粒体等種々のものが適用できる。
【0013】更にまた請求項7記載のゼラチンカプセル
の製造装置は、前記請求項6記載の要件に加え、前記内
包体は、粉粒体が適用されることを特徴として成るもの
である。この発明によれば、粉粒体を内包したゼラチン
カプセルの縫合がほぼ完璧に行えるとともに効率的に製
造できる。
の製造装置は、前記請求項6記載の要件に加え、前記内
包体は、粉粒体が適用されることを特徴として成るもの
である。この発明によれば、粉粒体を内包したゼラチン
カプセルの縫合がほぼ完璧に行えるとともに効率的に製
造できる。
【0014】更にまた請求項8記載のゼラチンカプセル
の製造装置は、前記請求項6または7記載の要件に加
え、前記ノズルセグメントは、ほぼ全周にトリテトラフ
ッ化エチレン(商品名テフロン:デュポン社の登録商
標)のコーティング処理が施されていることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、ノズルセグメン
トにおける供給口での内包体の詰まりやダイロールに沿
った面でのゼラチンシートの張り付き等をより効果的に
防止できる。
の製造装置は、前記請求項6または7記載の要件に加
え、前記ノズルセグメントは、ほぼ全周にトリテトラフ
ッ化エチレン(商品名テフロン:デュポン社の登録商
標)のコーティング処理が施されていることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、ノズルセグメン
トにおける供給口での内包体の詰まりやダイロールに沿
った面でのゼラチンシートの張り付き等をより効果的に
防止できる。
【0015】更にまた請求項9記載のゼラチンカプセル
の製造装置は、前記請求項6、7または8記載の要件に
加え、前記ノズルセグメントは、三本のヒータを内蔵す
ることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、ゼラチンシートを比較的広い範囲で適宜の温度以上
に保温できるためゼラチンシートを必要以上に冷却させ
ることがない。またゼラチンシートにポケット部を形成
する場合においても吸引等が行いやすい。
の製造装置は、前記請求項6、7または8記載の要件に
加え、前記ノズルセグメントは、三本のヒータを内蔵す
ることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、ゼラチンシートを比較的広い範囲で適宜の温度以上
に保温できるためゼラチンシートを必要以上に冷却させ
ることがない。またゼラチンシートにポケット部を形成
する場合においても吸引等が行いやすい。
【0016】更にまた請求項10記載のゼラチンカプセ
ルの製造装置は、前記請求項6、7、8または9記載の
要件に加え、前記三本のヒータの中の一つは、ゼラチン
シートの縫合部と、二股に分離形成された供給口とによ
って囲まれる部位に設けられることを特徴として成るも
のである。この発明によれば、ゼラチンシートの吸引か
ら縫合までの一連の製造がスムーズに行える。
ルの製造装置は、前記請求項6、7、8または9記載の
要件に加え、前記三本のヒータの中の一つは、ゼラチン
シートの縫合部と、二股に分離形成された供給口とによ
って囲まれる部位に設けられることを特徴として成るも
のである。この発明によれば、ゼラチンシートの吸引か
ら縫合までの一連の製造がスムーズに行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて説明する。説明にあたっては、本発明の製造装
置1によって製造されるゼラチンカプセルAについて概
略的に説明した後、次いでこの製造装置1について説明
し、その後この装置の作動態様を説明しながら併せて本
発明の製造方法について説明する。まずゼラチンカプセ
ルAは、図11に示すように完成状態ではゼラチンシー
トSを出発材料としてカプセル外皮部Gと、これにより
包み込まれる内包体Mとによって構成されるものであ
る。カプセル外皮部Gは、後述するように出発材料たる
ゼラチンシートSが一対、対向的に供給されながら最中
状に拝み合わされた後、融着して形成される。また内包
体Mには一例として医薬品、栄養剤、健康食品エキス、
調味料、嗜好品等適宜の粉粒体が適用されるものである
が、この他にも従来のような液体等を適用することもも
ちろん可能である。
基づいて説明する。説明にあたっては、本発明の製造装
置1によって製造されるゼラチンカプセルAについて概
略的に説明した後、次いでこの製造装置1について説明
し、その後この装置の作動態様を説明しながら併せて本
発明の製造方法について説明する。まずゼラチンカプセ
ルAは、図11に示すように完成状態ではゼラチンシー
トSを出発材料としてカプセル外皮部Gと、これにより
包み込まれる内包体Mとによって構成されるものであ
る。カプセル外皮部Gは、後述するように出発材料たる
ゼラチンシートSが一対、対向的に供給されながら最中
状に拝み合わされた後、融着して形成される。また内包
体Mには一例として医薬品、栄養剤、健康食品エキス、
調味料、嗜好品等適宜の粉粒体が適用されるものである
が、この他にも従来のような液体等を適用することもも
ちろん可能である。
【0018】次にゼラチンカプセルの製造装置1につい
て説明する。このものは図1に示すように大別してシー
ト成形部2と、カプセル成形部3とを具えて成るもので
あって、これら各部材がフレームFに対し組み付けられ
て成るものである。まずシート成形部2について概略的
に説明する。このものは、カプセル外皮部Gの出発材料
たるゼラチンシートSを成形する部位であり、成形され
た二枚のゼラチンシートSを前記カプセル成形部3に対
して拝み合わせ状態に供給するため、一例としてカプセ
ル成形部3を挟んでフレームFの左右に一対設けられ
る。しかしながらこのような形態の他にも例えば一基の
シート成形部2によってゼラチンシートSを成形し、こ
れをカプセル成形部3に至らせる間に二枚に切断し、対
向的にカプセル成形部3に供給する形態等が採り得る。
て説明する。このものは図1に示すように大別してシー
ト成形部2と、カプセル成形部3とを具えて成るもので
あって、これら各部材がフレームFに対し組み付けられ
て成るものである。まずシート成形部2について概略的
に説明する。このものは、カプセル外皮部Gの出発材料
たるゼラチンシートSを成形する部位であり、成形され
た二枚のゼラチンシートSを前記カプセル成形部3に対
して拝み合わせ状態に供給するため、一例としてカプセ
ル成形部3を挟んでフレームFの左右に一対設けられ
る。しかしながらこのような形態の他にも例えば一基の
シート成形部2によってゼラチンシートSを成形し、こ
れをカプセル成形部3に至らせる間に二枚に切断し、対
向的にカプセル成形部3に供給する形態等が採り得る。
【0019】そして前記シート成形部2の上方には、溶
融したゼラチンを収納するためのゼラチンタンク5を設
けるとともに、このゼラチンタンク5から供給ホース6
を下方に引き出し、その途中にバルブ7を具えるもので
ある。ゼラチンタンク5内にはゼラチンの溶融状態を確
保するためにヒータを設けるものであり、このゼラチン
タンク5内において溶融状態となったゼラチンは、供給
ホース6を介してその下方のスプレダーボックス10に
供給される。その後ゼラチンは、スプレダーボックス1
0の下方に設けられた冷却ドラム30に送り込まれ、こ
こで適宜の温度に冷却されながら適宜の厚さのゼラチン
シートSに成形される。なおシート成形部2の上述した
以上の詳細についてはここでは省略し、前記特開平10
−211257号「粉粒体を内包したゼラチンカプセル
並びにその製造方法並びにその製造装置」中の記載内容
を援用する。
融したゼラチンを収納するためのゼラチンタンク5を設
けるとともに、このゼラチンタンク5から供給ホース6
を下方に引き出し、その途中にバルブ7を具えるもので
ある。ゼラチンタンク5内にはゼラチンの溶融状態を確
保するためにヒータを設けるものであり、このゼラチン
タンク5内において溶融状態となったゼラチンは、供給
ホース6を介してその下方のスプレダーボックス10に
供給される。その後ゼラチンは、スプレダーボックス1
0の下方に設けられた冷却ドラム30に送り込まれ、こ
こで適宜の温度に冷却されながら適宜の厚さのゼラチン
シートSに成形される。なおシート成形部2の上述した
以上の詳細についてはここでは省略し、前記特開平10
−211257号「粉粒体を内包したゼラチンカプセル
並びにその製造方法並びにその製造装置」中の記載内容
を援用する。
【0020】次にカプセル成形部3について説明する。
このものは、以上のように構成されたシート成形部2の
後段、すなわちゼラチンシートSが供給されてゆく側に
設けられるものであり、各成形部を中継するようにフィ
ードロール40が形成されている。このためゼラチンシ
ートSは、冷却ドラム30を巡って適宜の温度に冷却さ
れた後、複数のフィードロール40の間をジグザグ状に
通過しながらカプセル成形部3に投入される。なおフィ
ードロール40の近傍にはカプセル成形部3に投入され
るゼラチンシートSの厚さを計測する厚さセンサ410
が設けられる。この厚さセンサ410についての詳細は
ここでは省略し、本出願人の出願に係る特開平8−18
2744号「ゼラチンカプセルの製造装置におけるゼラ
チンシートの厚さ監視装置」中の記載内容を援用する。
このものは、以上のように構成されたシート成形部2の
後段、すなわちゼラチンシートSが供給されてゆく側に
設けられるものであり、各成形部を中継するようにフィ
ードロール40が形成されている。このためゼラチンシ
ートSは、冷却ドラム30を巡って適宜の温度に冷却さ
れた後、複数のフィードロール40の間をジグザグ状に
通過しながらカプセル成形部3に投入される。なおフィ
ードロール40の近傍にはカプセル成形部3に投入され
るゼラチンシートSの厚さを計測する厚さセンサ410
が設けられる。この厚さセンサ410についての詳細は
ここでは省略し、本出願人の出願に係る特開平8−18
2744号「ゼラチンカプセルの製造装置におけるゼラ
チンシートの厚さ監視装置」中の記載内容を援用する。
【0021】そしてカプセル成形部3は、図5、6、7
に示すようにダイロールフレーム43に対し一対のダイ
ロール44を設けて成るダイヘッド42を主要部材とし
て構成される。この一対のダイロール44は、一方が固
定され、他方がこの固定されたダイロール44に対し接
近自在に構成されるものであって、両者を区別して表示
する必要がある場合には一方を固定側ダイロール44
a、他方を可調側ダイロール44bとして区別する。
に示すようにダイロールフレーム43に対し一対のダイ
ロール44を設けて成るダイヘッド42を主要部材とし
て構成される。この一対のダイロール44は、一方が固
定され、他方がこの固定されたダイロール44に対し接
近自在に構成されるものであって、両者を区別して表示
する必要がある場合には一方を固定側ダイロール44
a、他方を可調側ダイロール44bとして区別する。
【0022】また各ダイロール44には、その表面に適
宜の成形突起45が形成されるものであって、例えばほ
ぼ紡錘状を呈するゼラチンカプセルAを形成する場合に
は、中央部が凹陥した長円状の形状を有するものであ
り、更に各成形突起45の内周部に、供給されてくるゼ
ラチンシートSを吸引するための吸引孔45aが形成さ
れる。このものは図6に示すように各吸引孔45aの底
部に形成された吸引道45bに通じるように構成され、
吸引道45bはダイロールフレーム43側端面から吸引
孔45aまで延びるように形成されている。なおこの実
施の形態では、一つの吸引道45bに通じる吸引孔45
aの数が一つのものと二つのものがあるが、ゼラチンシ
ートSを成形突起45の内周部に均一に付着させるのが
難しい場合等には、ダイロール44の幅方向に形成され
る成形突起45の数を一定にし、一つの吸引道45bに
通じる吸引孔45aの数を常に一定とすることが可能で
ある。
宜の成形突起45が形成されるものであって、例えばほ
ぼ紡錘状を呈するゼラチンカプセルAを形成する場合に
は、中央部が凹陥した長円状の形状を有するものであ
り、更に各成形突起45の内周部に、供給されてくるゼ
ラチンシートSを吸引するための吸引孔45aが形成さ
れる。このものは図6に示すように各吸引孔45aの底
部に形成された吸引道45bに通じるように構成され、
吸引道45bはダイロールフレーム43側端面から吸引
孔45aまで延びるように形成されている。なおこの実
施の形態では、一つの吸引道45bに通じる吸引孔45
aの数が一つのものと二つのものがあるが、ゼラチンシ
ートSを成形突起45の内周部に均一に付着させるのが
難しい場合等には、ダイロール44の幅方向に形成され
る成形突起45の数を一定にし、一つの吸引道45bに
通じる吸引孔45aの数を常に一定とすることが可能で
ある。
【0023】またダイロール44とダイロールフレーム
43との間にシート吸引機構70が構成され、このもの
はダイロール44とともに回転するダイロール受け71
と、ダイロールフレーム43に固定的に取り付けられる
吸引本体72とを具えて成るものである。
43との間にシート吸引機構70が構成され、このもの
はダイロール44とともに回転するダイロール受け71
と、ダイロールフレーム43に固定的に取り付けられる
吸引本体72とを具えて成るものである。
【0024】ダイロール受け71は、ダイロール44に
内嵌めされ、ボルト等によってダイロール44に固定さ
れるものであり、ダイロール44の外周とほぼ同程度の
周縁部が形成される。そしてこの周縁部にはダイロール
44の吸引道45bと同寸法で同数の連通穴71aが形
成される。なおこの実施の形態ではダイロール44とダ
イロール受け71を別体で形成しているが、一体で形成
することも可能である。
内嵌めされ、ボルト等によってダイロール44に固定さ
れるものであり、ダイロール44の外周とほぼ同程度の
周縁部が形成される。そしてこの周縁部にはダイロール
44の吸引道45bと同寸法で同数の連通穴71aが形
成される。なおこの実施の形態ではダイロール44とダ
イロール受け71を別体で形成しているが、一体で形成
することも可能である。
【0025】一方、吸引本体72にはダイロール受け7
1側の面上に上部からゼラチンシートSの引込側にかけ
て90°の範囲で吸引溝72aが形成され、更に吸引溝
72aの上部は吸引本体72頂部に形成されたバキュー
ム孔72bに続くように形成されている。そしてバキュ
ーム孔72bから吸引が開始されると、その吸引作用
は、ダイロール受け71を介して回転しているダイロー
ル44の吸引道45bに伝達されることになり、吸引本
体72の吸引溝72aに対応して吸引孔45aが上部か
ら90°回転する範囲内でゼラチンシートSを成形突起
45の内周部になじんだ形状に変形させ、ポケット部P
が形成される。なおこのシート吸引機構70とダイロー
ル44の吸引孔45a及び吸引道45b等を含め、実質
的に前記ポケット部Pの形成に寄与する機構をポケット
部形成機構と総称する。
1側の面上に上部からゼラチンシートSの引込側にかけ
て90°の範囲で吸引溝72aが形成され、更に吸引溝
72aの上部は吸引本体72頂部に形成されたバキュー
ム孔72bに続くように形成されている。そしてバキュ
ーム孔72bから吸引が開始されると、その吸引作用
は、ダイロール受け71を介して回転しているダイロー
ル44の吸引道45bに伝達されることになり、吸引本
体72の吸引溝72aに対応して吸引孔45aが上部か
ら90°回転する範囲内でゼラチンシートSを成形突起
45の内周部になじんだ形状に変形させ、ポケット部P
が形成される。なおこのシート吸引機構70とダイロー
ル44の吸引孔45a及び吸引道45b等を含め、実質
的に前記ポケット部Pの形成に寄与する機構をポケット
部形成機構と総称する。
【0026】次にこのダイロール44の接触圧力の調整
機構について説明する。図5、7に示すように可調側ダ
イロール44bの軸受部46はダイロールフレーム43
に対して他の固定側ダイロール44a側に摺動自在に形
成されているものであって、この軸受部46に対して押
圧用の前後一対の板バネ47、48が作用するように構
成されている。すなわち一対の板バネ47、48は中央
が突出した中央接触部49によって互いに接触しあい、
且つ軸受部46に近い側の板バネ47はその両端を軸受
部46に接触させることにより軸受部46を固定側ダイ
ロール44a側に押し込むように作用している。
機構について説明する。図5、7に示すように可調側ダ
イロール44bの軸受部46はダイロールフレーム43
に対して他の固定側ダイロール44a側に摺動自在に形
成されているものであって、この軸受部46に対して押
圧用の前後一対の板バネ47、48が作用するように構
成されている。すなわち一対の板バネ47、48は中央
が突出した中央接触部49によって互いに接触しあい、
且つ軸受部46に近い側の板バネ47はその両端を軸受
部46に接触させることにより軸受部46を固定側ダイ
ロール44a側に押し込むように作用している。
【0027】そして他方の板バネ48の両端には調整プ
ッシュロッド51が当接するものであって、この調整プ
ッシュロッド51はダイロールフレーム43に対し螺合
するように構成されており、その操作端に調整ダイヤル
52を有しこの調整プッシュロッド51の捻じ込みをき
つくした場合により強い接触圧が得られるように構成す
る。そしてこの接触圧は押圧力ゲージ53によって数値
的に検出されるように構成されている。
ッシュロッド51が当接するものであって、この調整プ
ッシュロッド51はダイロールフレーム43に対し螺合
するように構成されており、その操作端に調整ダイヤル
52を有しこの調整プッシュロッド51の捻じ込みをき
つくした場合により強い接触圧が得られるように構成す
る。そしてこの接触圧は押圧力ゲージ53によって数値
的に検出されるように構成されている。
【0028】更に前記一対のダイロール44を含むカプ
セル成形部3にはダイロール44の周方向の位置ズレの
発生を検知する位置ズレ検出機構441が設けられる。
この位置ズレ検出機構441についての詳細もここでは
省略し、本出願人の出願に係る特開平8−182743
号「ゼラチンカプセルの製造装置におけるダイロールの
位置ズレ監視装置」中の記載内容を援用する。
セル成形部3にはダイロール44の周方向の位置ズレの
発生を検知する位置ズレ検出機構441が設けられる。
この位置ズレ検出機構441についての詳細もここでは
省略し、本出願人の出願に係る特開平8−182743
号「ゼラチンカプセルの製造装置におけるダイロールの
位置ズレ監視装置」中の記載内容を援用する。
【0029】次に内包体供給部80について説明する。
このものは、上述したポケット部形成機構によってポケ
ット部Pが形成されたゼラチンシートSに対して、一カ
プセル分に内包する内包体Mをほぼ等分量に分離して供
給するものであって、一例として図2、3に示すように
内包体Mを適宜の供給量に計量するための計量機構81
と、計量後の内包体Mを供給部まで案内する案内機構8
2と、最終的に内包体Mを押し出す押出し機構83とを
具えて成るものである。以下各構成機構について説明す
る。
このものは、上述したポケット部形成機構によってポケ
ット部Pが形成されたゼラチンシートSに対して、一カ
プセル分に内包する内包体Mをほぼ等分量に分離して供
給するものであって、一例として図2、3に示すように
内包体Mを適宜の供給量に計量するための計量機構81
と、計量後の内包体Mを供給部まで案内する案内機構8
2と、最終的に内包体Mを押し出す押出し機構83とを
具えて成るものである。以下各構成機構について説明す
る。
【0030】まず計量機構81について説明する。この
ものは、粉粒体等の内包体Mを貯留するホッパー84
と、ホッパー84の下部に固定状態に設けられるトップ
プレート85と、トッププレート85の下部に前後方向
にスライド自在に設定されるスライダープレート86と
を具えて成るものである。トッププレート85には、一
例として装置中央部分に四カ所、幾分離れた側方部分に
二カ所、合計六カ所に上部のホッパー84に常時連通し
ている連通孔が形成されている。なおこの連通孔を中央
部分のものと、側方部分のものとに分けて表示する場合
には、中央部分のものを連通孔85a、側方部分のもの
を連通孔85bとして区別する。
ものは、粉粒体等の内包体Mを貯留するホッパー84
と、ホッパー84の下部に固定状態に設けられるトップ
プレート85と、トッププレート85の下部に前後方向
にスライド自在に設定されるスライダープレート86と
を具えて成るものである。トッププレート85には、一
例として装置中央部分に四カ所、幾分離れた側方部分に
二カ所、合計六カ所に上部のホッパー84に常時連通し
ている連通孔が形成されている。なおこの連通孔を中央
部分のものと、側方部分のものとに分けて表示する場合
には、中央部分のものを連通孔85a、側方部分のもの
を連通孔85bとして区別する。
【0031】スライダープレート86は、実質的に内包
体Mの計量を行う部材であり、側部に設けられたシリン
ダ87の摺動子87aが伸縮することによって前後方向
にスライド自在に設定される。なおスライダープレート
86にも一例として装置中央部分に四カ所、幾分離れた
側方部分に二カ所、合計六カ所に計量孔が形成されてお
り、中央部分のものを計量孔86a、側方部分のものを
計量孔86bと符号を付し、区別するものである。また
上述した連通孔85a及び計量孔86aは、ダイロール
44の幅方向に対して二カ所形成される成形突起45に
作用するものであり、一方連通孔85b及び計量孔86
bが、ダイロール44の幅方向に対して一カ所形成され
る成形突起45に作用するものである。なおこれについ
ての説明は作動態様において後述する。
体Mの計量を行う部材であり、側部に設けられたシリン
ダ87の摺動子87aが伸縮することによって前後方向
にスライド自在に設定される。なおスライダープレート
86にも一例として装置中央部分に四カ所、幾分離れた
側方部分に二カ所、合計六カ所に計量孔が形成されてお
り、中央部分のものを計量孔86a、側方部分のものを
計量孔86bと符号を付し、区別するものである。また
上述した連通孔85a及び計量孔86aは、ダイロール
44の幅方向に対して二カ所形成される成形突起45に
作用するものであり、一方連通孔85b及び計量孔86
bが、ダイロール44の幅方向に対して一カ所形成され
る成形突起45に作用するものである。なおこれについ
ての説明は作動態様において後述する。
【0032】次に案内機構82について説明する。この
ものは、スライダープレート86の下部に固定状態に設
けられるアンダープレート88及び案内ブロック89
と、一対のダイロール44の間に入り込むように設けら
れたノズルセグメント90とを具えて成るものである。
そしてアンダープレート88及び案内ブロック89も、
一例としてそれぞれ装置中央部分の前後左右位置に四カ
所、これより側方に幾分離れた位置に二カ所、合計六カ
所に案内孔が形成されており、中央部分の四カ所のもの
を案内孔88a及び案内孔89a、側方位置の二カ所の
ものを案内孔88b及び案内孔89bと符号を付すもの
であり、これら案内孔は常時接続されている。またアン
ダープレート88及び案内ブロック89には、後述する
プッシャー95の逃げ部PHが形成されている。更に案
内ブロック89は、その内部において図3に示すように
一つの案内孔89a、89bが一つの逃げ部PHにつな
がるように形成されている。因みに上述した案内孔88
a、89aは、ダイロール44の幅方向に対して二カ所
形成される成形突起45に作用するものであり、案内孔
88b、89bが、ダイロール44の幅方向に対して一
カ所形成される成形突起45に作用するものである。な
おこれについての説明は作動態様において後述する。
ものは、スライダープレート86の下部に固定状態に設
けられるアンダープレート88及び案内ブロック89
と、一対のダイロール44の間に入り込むように設けら
れたノズルセグメント90とを具えて成るものである。
そしてアンダープレート88及び案内ブロック89も、
一例としてそれぞれ装置中央部分の前後左右位置に四カ
所、これより側方に幾分離れた位置に二カ所、合計六カ
所に案内孔が形成されており、中央部分の四カ所のもの
を案内孔88a及び案内孔89a、側方位置の二カ所の
ものを案内孔88b及び案内孔89bと符号を付すもの
であり、これら案内孔は常時接続されている。またアン
ダープレート88及び案内ブロック89には、後述する
プッシャー95の逃げ部PHが形成されている。更に案
内ブロック89は、その内部において図3に示すように
一つの案内孔89a、89bが一つの逃げ部PHにつな
がるように形成されている。因みに上述した案内孔88
a、89aは、ダイロール44の幅方向に対して二カ所
形成される成形突起45に作用するものであり、案内孔
88b、89bが、ダイロール44の幅方向に対して一
カ所形成される成形突起45に作用するものである。な
おこれについての説明は作動態様において後述する。
【0033】ノズルセグメント90は、図4に示すよう
に先端部が一対のダイロール44の間に充分入り込むよ
うに突出した形状の本体部91と、最終的に内包体Mを
供給する供給口92とを具えて成り、更に本体部91の
内部には、実質的に内包体Mをガイドし、ダイロール4
4に向けて分散しながら供給する分散セグメント93が
組み込まれている。なおこの分散セグメント93におい
て形成される、内包体Mを分散させるためのテーパ面を
分散ガイド面93aと定義する。またノズルセグメント
90は、ほぼ全周にわたってトリテトラフッ化エチレン
(商品名テフロン:デュポン社の登録商標)等のコーテ
ィングが施され、粉粒体等の内包体Mの詰まりやゼラチ
ンシートSの張り付き等の防止作用を担っている。更に
また本体部91には、一例として三本のヒータ94が挿
入され、ゼラチンシートSを比較的広い範囲にわたって
適宜の温度以上に保温する作用を担っている。なお三本
のヒータ94の配置は、一例として図11に示すように
ノズルセグメント90の左右上部に各々一つ配され、も
う一つはゼラチンシートSを縫合する部位の直上部に配
される。これは内包体Mの供給口92を、二股に分散す
るために採り得る構造であって、このためにゼラチンシ
ートSが効果的に温められ、ダイロール44に供給され
てからポケット部Pを形成し、このポケット部Pに内包
体Mを包み込んだ後縫合される、一連の製造がスムーズ
に行えるものである。またヒータ94の数は、ダイロー
ル44やノズルセグメント90の大きさあるいは吸引作
用力の大きさ等種々の条件によって適宜変更可能であ
る。
に先端部が一対のダイロール44の間に充分入り込むよ
うに突出した形状の本体部91と、最終的に内包体Mを
供給する供給口92とを具えて成り、更に本体部91の
内部には、実質的に内包体Mをガイドし、ダイロール4
4に向けて分散しながら供給する分散セグメント93が
組み込まれている。なおこの分散セグメント93におい
て形成される、内包体Mを分散させるためのテーパ面を
分散ガイド面93aと定義する。またノズルセグメント
90は、ほぼ全周にわたってトリテトラフッ化エチレン
(商品名テフロン:デュポン社の登録商標)等のコーテ
ィングが施され、粉粒体等の内包体Mの詰まりやゼラチ
ンシートSの張り付き等の防止作用を担っている。更に
また本体部91には、一例として三本のヒータ94が挿
入され、ゼラチンシートSを比較的広い範囲にわたって
適宜の温度以上に保温する作用を担っている。なお三本
のヒータ94の配置は、一例として図11に示すように
ノズルセグメント90の左右上部に各々一つ配され、も
う一つはゼラチンシートSを縫合する部位の直上部に配
される。これは内包体Mの供給口92を、二股に分散す
るために採り得る構造であって、このためにゼラチンシ
ートSが効果的に温められ、ダイロール44に供給され
てからポケット部Pを形成し、このポケット部Pに内包
体Mを包み込んだ後縫合される、一連の製造がスムーズ
に行えるものである。またヒータ94の数は、ダイロー
ル44やノズルセグメント90の大きさあるいは吸引作
用力の大きさ等種々の条件によって適宜変更可能であ
る。
【0034】次に押出し機構83について説明する。こ
のものは図3に併せて示すように実質的に内包体Mを押
し出す複数のプッシャー95と、プッシャー95を所定
のタイミングで上下にスライドさせるシリンダ96と、
幾つかの組に分けられたプッシャー95を同調させるた
めの押しプレート97とを具えて成るものである。そし
てプッシャー95は、概ね四角形、円形等の断面形状を
有する柱状部材であり、一例として前部、センター部、
後部にそれぞれ二本ずつ合計六本設けられる。なおこの
左右二本ずつのプッシャー95が、一カプセルに内包さ
れる内包体Mのほぼ半分の量を同時に押し出すものであ
る。そして前後部の四本のプッシャー95が、ダイロー
ル44の幅方向に対して二カ所形成される成形突起45
に内包体Mを押し出すものであり、センター部の二本の
プッシャー95が、ダイロール44の幅方向に対して一
カ所形成される成形突起45に内包体Mを押し出すもの
である。ここで前後部四本のプッシャーを95a、セン
ター部の二本のプッシャーを95bと符号を付せば、プ
ッシャー95aは上述した連通孔85a、計量孔86
a、案内孔88a、89aに対応し、プッシャー95b
は、連通孔85b、計量孔86b、案内孔88b、89
bに対応する。
のものは図3に併せて示すように実質的に内包体Mを押
し出す複数のプッシャー95と、プッシャー95を所定
のタイミングで上下にスライドさせるシリンダ96と、
幾つかの組に分けられたプッシャー95を同調させるた
めの押しプレート97とを具えて成るものである。そし
てプッシャー95は、概ね四角形、円形等の断面形状を
有する柱状部材であり、一例として前部、センター部、
後部にそれぞれ二本ずつ合計六本設けられる。なおこの
左右二本ずつのプッシャー95が、一カプセルに内包さ
れる内包体Mのほぼ半分の量を同時に押し出すものであ
る。そして前後部の四本のプッシャー95が、ダイロー
ル44の幅方向に対して二カ所形成される成形突起45
に内包体Mを押し出すものであり、センター部の二本の
プッシャー95が、ダイロール44の幅方向に対して一
カ所形成される成形突起45に内包体Mを押し出すもの
である。ここで前後部四本のプッシャーを95a、セン
ター部の二本のプッシャーを95bと符号を付せば、プ
ッシャー95aは上述した連通孔85a、計量孔86
a、案内孔88a、89aに対応し、プッシャー95b
は、連通孔85b、計量孔86b、案内孔88b、89
bに対応する。
【0035】またシリンダ96及び押しプレート97
も、前後部四本のプッシャー95aに関与するものと、
センター部二本のプッシャー95bに関与するものとに
区別できるため、これらを各別に表示する場合、プッシ
ャー95aに関与するものをシリンダ96a、押しプレ
ート97aと符号を付し、プッシャー95bに関与する
ものをシリンダ96b、押しプレート97bと符号を付
し区別するものである。なおこの実施の形態では、ノズ
ルセグメント90における内包体Mの供給口92を六カ
所に形成しているため、上述した連通孔、計量孔、案内
孔、プッシャー95等を各々六カ所設ける形態を採るも
のであるが、これらの数はゼラチンカプセルAの大きさ
やダイロール44等、装置の大きさ等によって適宜変更
可能である。
も、前後部四本のプッシャー95aに関与するものと、
センター部二本のプッシャー95bに関与するものとに
区別できるため、これらを各別に表示する場合、プッシ
ャー95aに関与するものをシリンダ96a、押しプレ
ート97aと符号を付し、プッシャー95bに関与する
ものをシリンダ96b、押しプレート97bと符号を付
し区別するものである。なおこの実施の形態では、ノズ
ルセグメント90における内包体Mの供給口92を六カ
所に形成しているため、上述した連通孔、計量孔、案内
孔、プッシャー95等を各々六カ所設ける形態を採るも
のであるが、これらの数はゼラチンカプセルAの大きさ
やダイロール44等、装置の大きさ等によって適宜変更
可能である。
【0036】次にダイロール44の下方に設けられ、製
品たるゼラチンカプセルAの取り出し等に関与する部材
について説明する。図8に示すように符号61はゼラチ
ンカプセルAの取出トラフであって、ダイロール44の
下方から装置前面に引き出されるように構成されてい
る。
品たるゼラチンカプセルAの取り出し等に関与する部材
について説明する。図8に示すように符号61はゼラチ
ンカプセルAの取出トラフであって、ダイロール44の
下方から装置前面に引き出されるように構成されてい
る。
【0037】そしてダイロール44にはそれぞれダイロ
ール44の成形突起45の間に食い込んだままのゼラチ
ンカプセルAを取り出すためのダイロール用掻取ブラシ
63を接触させるようにする。更にゼラチンカプセルA
はゼラチンカプセルAが打ち抜かれたブランクシート
S′にも残留することが予想され、このブランクシート
S′からゼラチンカプセルAを取り外すブランクシート
用掻取ブラシ64をブランクシートS′を両側から挟む
ように対設する。
ール44の成形突起45の間に食い込んだままのゼラチ
ンカプセルAを取り出すためのダイロール用掻取ブラシ
63を接触させるようにする。更にゼラチンカプセルA
はゼラチンカプセルAが打ち抜かれたブランクシート
S′にも残留することが予想され、このブランクシート
S′からゼラチンカプセルAを取り外すブランクシート
用掻取ブラシ64をブランクシートS′を両側から挟む
ように対設する。
【0038】そして更にその下方にはブランクシート
S′を積極的に下方に引き込むブランクシート送りロー
ル65を設ける。そして本装置にあってはこのダイロー
ル用掻取ブラシ63とブランクシート用掻取ブラシ64
及びブランクシート送りロール65については他の駆動
系統とは別系統に駆動している。なおこの駆動系統につ
いての詳細もここでは省略し、前記特公平5−8814
5号(特許第1876978号)中の記載内容を援用す
る。
S′を積極的に下方に引き込むブランクシート送りロー
ル65を設ける。そして本装置にあってはこのダイロー
ル用掻取ブラシ63とブランクシート用掻取ブラシ64
及びブランクシート送りロール65については他の駆動
系統とは別系統に駆動している。なおこの駆動系統につ
いての詳細もここでは省略し、前記特公平5−8814
5号(特許第1876978号)中の記載内容を援用す
る。
【0039】次に以上のように構成されるゼラチンカプ
セルの製造装置1の作動態様について説明しながら実質
的に本発明のゼラチンカプセルの製造方法について説明
する。なお説明にあたってはポケット部形成機構によっ
てポケット部Pを形成し、ゼラチンカプセルAを製造す
る作動態様と、このポケット部Pに粉粒体等の内包体M
を供給する作動態様とに分けて説明する。また装置全体
の作動態様の説明もここでは省略し、前記特公平5−8
8145号(特許第1876978号)中の記載内容を
援用する。
セルの製造装置1の作動態様について説明しながら実質
的に本発明のゼラチンカプセルの製造方法について説明
する。なお説明にあたってはポケット部形成機構によっ
てポケット部Pを形成し、ゼラチンカプセルAを製造す
る作動態様と、このポケット部Pに粉粒体等の内包体M
を供給する作動態様とに分けて説明する。また装置全体
の作動態様の説明もここでは省略し、前記特公平5−8
8145号(特許第1876978号)中の記載内容を
援用する。
【0040】まずゼラチンシートSに対してポケット部
Pを形成し、ゼラチンカプセルAを製造する作動態様に
ついて説明する。 (1)吸引開始 まずシート成形部2において成形されたゼラチンシート
Sは、フィードロール40を経て徐々にダイロール44
に送り込まれる。そして図11に示すようにゼラチンシ
ートSが、ダイロール44のほぼ頂部に達すると同時
に、一方では成形突起45の内周部に形成された吸引孔
45aが、吸引本体72の吸引溝72aに達するため、
ゼラチンシートSの吸引が開始される。
Pを形成し、ゼラチンカプセルAを製造する作動態様に
ついて説明する。 (1)吸引開始 まずシート成形部2において成形されたゼラチンシート
Sは、フィードロール40を経て徐々にダイロール44
に送り込まれる。そして図11に示すようにゼラチンシ
ートSが、ダイロール44のほぼ頂部に達すると同時
に、一方では成形突起45の内周部に形成された吸引孔
45aが、吸引本体72の吸引溝72aに達するため、
ゼラチンシートSの吸引が開始される。
【0041】(2)ポケット部の形成 吸引が開始されるとゼラチンシートSは、吸引孔45a
に引き付けられ、成形突起45の内周面になじんだ形状
に変形し、ポケット部Pが形成される。なおこのポケッ
ト部Pに、一カプセルのほぼ半分の量の内包体Mが、左
右のダイロール44に向けて分散しながら供給される。
に引き付けられ、成形突起45の内周面になじんだ形状
に変形し、ポケット部Pが形成される。なおこのポケッ
ト部Pに、一カプセルのほぼ半分の量の内包体Mが、左
右のダイロール44に向けて分散しながら供給される。
【0042】(3)縫合部の形成 そしてダイロール44の回転によって、ゼラチンシート
Sが接触を始めると、この接触した部分から成形突起4
5の作用により縫合部gが形成される。その際左右のポ
ケット部Pは、ほぼ等分量の内包体Mを包み込んだま
ま、拝み合わせ状態に溶着され、縫合部gが下方から全
周に及び、カプセル外皮部Gが形成される。なお二股に
分散した供給口92から内包体Mを供給するため、縫合
部gの直上部にヒータ94を一つ配することが可能とな
り、これによってゼラチンシートSは、合計で三本のヒ
ータ94によって吸引開始からカプセル外皮部Gの形成
に至るまで、常時効果的に温められ、ゼラチンカプセル
Aの一連の製造がスムーズに行えるものである。
Sが接触を始めると、この接触した部分から成形突起4
5の作用により縫合部gが形成される。その際左右のポ
ケット部Pは、ほぼ等分量の内包体Mを包み込んだま
ま、拝み合わせ状態に溶着され、縫合部gが下方から全
周に及び、カプセル外皮部Gが形成される。なお二股に
分散した供給口92から内包体Mを供給するため、縫合
部gの直上部にヒータ94を一つ配することが可能とな
り、これによってゼラチンシートSは、合計で三本のヒ
ータ94によって吸引開始からカプセル外皮部Gの形成
に至るまで、常時効果的に温められ、ゼラチンカプセル
Aの一連の製造がスムーズに行えるものである。
【0043】(4)吸引解除 カプセル外皮部Gの形成終了とほぼ同時に、吸引孔45
aは上部から90°の回転位置に達するため吸引作用が
解除され、ゼラチンカプセルAが成形突起45の間から
取り外される。なおこの実施の形態では吸引本体72に
90°の範囲で吸引溝72aを形成し、その範囲内のみ
でゼラチンシートSを吸着する形態を採っているが、成
形突起45の数等に応じて適宜の角度が設定し得る。
aは上部から90°の回転位置に達するため吸引作用が
解除され、ゼラチンカプセルAが成形突起45の間から
取り外される。なおこの実施の形態では吸引本体72に
90°の範囲で吸引溝72aを形成し、その範囲内のみ
でゼラチンシートSを吸着する形態を採っているが、成
形突起45の数等に応じて適宜の角度が設定し得る。
【0044】次に内包体Mを供給する作動態様について
説明する。 (1)二カ所の計量孔の計量 以上のような作動態様に伴い粉粒体等の内包体Mの供給
が行われる。その際一例として図2、3に示すようにト
ッププレート85の二カ所の連通孔85bと、スライダ
ープレート86の二カ所の計量孔86bとが接続された
状態を初期状態として説明する。なおこの状態において
各々四カ所の連通孔85aと、計量孔86aとは非接続
状態であるため、二カ所の計量孔86bのみに内包体M
が充填される。因みにこの初期状態においてスライダー
プレート86の下方部では、四カ所の計量孔86aが、
更にその下方に設けられているアンダープレート88及
び案内ブロック89の案内孔88a、89aに接続され
た状態となり、その一方で二カ所の計量孔86bは、案
内孔88b及び89bとは非接続状態となっている。
説明する。 (1)二カ所の計量孔の計量 以上のような作動態様に伴い粉粒体等の内包体Mの供給
が行われる。その際一例として図2、3に示すようにト
ッププレート85の二カ所の連通孔85bと、スライダ
ープレート86の二カ所の計量孔86bとが接続された
状態を初期状態として説明する。なおこの状態において
各々四カ所の連通孔85aと、計量孔86aとは非接続
状態であるため、二カ所の計量孔86bのみに内包体M
が充填される。因みにこの初期状態においてスライダー
プレート86の下方部では、四カ所の計量孔86aが、
更にその下方に設けられているアンダープレート88及
び案内ブロック89の案内孔88a、89aに接続され
た状態となり、その一方で二カ所の計量孔86bは、案
内孔88b及び89bとは非接続状態となっている。
【0045】(2)二カ所の計量済内包体の落下及び押
し出し 二カ所の計量孔86bに対し、内包体Mが充填され、一
回分の供給量が計量されると、シリンダ87の摺動子8
7aが伸長され、スライダープレート86が幾分前方に
スライドされる。この状態は図9、10に示すようにス
ライダープレート86の下方部では、二カ所の計量孔8
6bが、アンダープレート88及び案内ブロック89の
案内孔88b、89bに接続され、四カ所の計量孔86
aが、案内孔88a、89aに対しては非接続状態とな
る。このため二カ所の計量孔86bに充填されていた内
包体Mは、案内孔88b、89bを通ってノズルセグメ
ント90内まで案内され、分散セグメント93の分散ガ
イド面93aに到達する。そして内包体Mは、分散ガイ
ド面93aにガイドされながら、センター部の二本のプ
ッシャー95bによってダイロール44の幅方向に対し
て一カ所形成されたポケット部Pに向けて押し出され
る。
し出し 二カ所の計量孔86bに対し、内包体Mが充填され、一
回分の供給量が計量されると、シリンダ87の摺動子8
7aが伸長され、スライダープレート86が幾分前方に
スライドされる。この状態は図9、10に示すようにス
ライダープレート86の下方部では、二カ所の計量孔8
6bが、アンダープレート88及び案内ブロック89の
案内孔88b、89bに接続され、四カ所の計量孔86
aが、案内孔88a、89aに対しては非接続状態とな
る。このため二カ所の計量孔86bに充填されていた内
包体Mは、案内孔88b、89bを通ってノズルセグメ
ント90内まで案内され、分散セグメント93の分散ガ
イド面93aに到達する。そして内包体Mは、分散ガイ
ド面93aにガイドされながら、センター部の二本のプ
ッシャー95bによってダイロール44の幅方向に対し
て一カ所形成されたポケット部Pに向けて押し出され
る。
【0046】(3)四カ所の計量孔の計量 このように二カ所の計量孔86bに存在していた内包体
Mがダイロール44に向けて押し出される一方で、スラ
イダープレート86の上方部では、四カ所の計量孔86
aが、トッププレート85の連通孔85aに接続された
状態となり、二カ所の計量孔86bが、連通孔85bに
対して非接続状態に設定されるため、四カ所の計量孔8
6aに内包体Mが充填され、計量が行われる。従って実
際にはスライダープレート86の下方部で、計量されて
いた内包体Mが落下すると同時にスライダープレート8
6の上方部で、新たに他の内包体Mが充填され、計量が
行われる。
Mがダイロール44に向けて押し出される一方で、スラ
イダープレート86の上方部では、四カ所の計量孔86
aが、トッププレート85の連通孔85aに接続された
状態となり、二カ所の計量孔86bが、連通孔85bに
対して非接続状態に設定されるため、四カ所の計量孔8
6aに内包体Mが充填され、計量が行われる。従って実
際にはスライダープレート86の下方部で、計量されて
いた内包体Mが落下すると同時にスライダープレート8
6の上方部で、新たに他の内包体Mが充填され、計量が
行われる。
【0047】(4)四カ所の計量済内包体の落下及び押
し出し このような状態から四カ所の計量孔86aに充填された
内包体Mを落下させる際には、今度はシリンダ87の摺
動子87aが収縮され、スライダープレート86が幾分
後方にスライドされる。なおこの後方にスライドした位
置は初期状態の位置であり、上述したように四カ所の計
量孔86aが、アンダープレート88及び案内ブロック
89の案内孔88a、89aに接続された状態となるた
め、四カ所の計量孔86aに充填されていた内包体M
は、案内孔88a、89aを通ってノズルセグメント9
0内まで案内され、分散セグメント93の分散ガイド面
93aに到達する。そして内包体Mは、分散ガイド面9
3aにガイドされながら、前後部の四本のプッシャー9
5aによってダイロール44の幅方向に対して二カ所形
成されたポケット部Pに向けて押し出される。なお上述
したようにこの状態で同時に二カ所の計量孔86bの計
量が行われ、このような作動が順次繰り返される。
し出し このような状態から四カ所の計量孔86aに充填された
内包体Mを落下させる際には、今度はシリンダ87の摺
動子87aが収縮され、スライダープレート86が幾分
後方にスライドされる。なおこの後方にスライドした位
置は初期状態の位置であり、上述したように四カ所の計
量孔86aが、アンダープレート88及び案内ブロック
89の案内孔88a、89aに接続された状態となるた
め、四カ所の計量孔86aに充填されていた内包体M
は、案内孔88a、89aを通ってノズルセグメント9
0内まで案内され、分散セグメント93の分散ガイド面
93aに到達する。そして内包体Mは、分散ガイド面9
3aにガイドされながら、前後部の四本のプッシャー9
5aによってダイロール44の幅方向に対して二カ所形
成されたポケット部Pに向けて押し出される。なお上述
したようにこの状態で同時に二カ所の計量孔86bの計
量が行われ、このような作動が順次繰り返される。
【0048】なおこの実施の形態では、ゼラチンシート
Sを吸引することによってポケット部Pを形成するもの
であるが、この他にも例えば金型等によるエンボス加工
やエアノズル等を用いて成形突起45上に供給されてき
たゼラチンシートSを押圧する形態等種々の形態が採り
得る。
Sを吸引することによってポケット部Pを形成するもの
であるが、この他にも例えば金型等によるエンボス加工
やエアノズル等を用いて成形突起45上に供給されてき
たゼラチンシートSを押圧する形態等種々の形態が採り
得る。
【0049】
【発明の効果】まず請求項1または6記載の発明によれ
ば、内包体Mがノズルセグメント90から二股に分散し
て供給されるため内包体Mの飛散を最小限に抑え、ゼラ
チンシートSの縫合がより確実に行え、ゼラチンカプセ
ルAの製造を飛躍的に向上させ得る。また内包体Mとし
て液体、粉粒体等種々のものが適用できる。
ば、内包体Mがノズルセグメント90から二股に分散し
て供給されるため内包体Mの飛散を最小限に抑え、ゼラ
チンシートSの縫合がより確実に行え、ゼラチンカプセ
ルAの製造を飛躍的に向上させ得る。また内包体Mとし
て液体、粉粒体等種々のものが適用できる。
【0050】また請求項2または7記載の発明によれ
ば、粉粒体を内包したゼラチンカプセルAの縫合がほぼ
完璧に行えるとともに効率的に製造できる。
ば、粉粒体を内包したゼラチンカプセルAの縫合がほぼ
完璧に行えるとともに効率的に製造できる。
【0051】更にまた請求項3または8記載の発明によ
れば、ノズルセグメント90における供給口92での内
包体Mの詰まりやダイロール44に沿った面でのゼラチ
ンシートSの張り付き等をより効果的に防止できる。
れば、ノズルセグメント90における供給口92での内
包体Mの詰まりやダイロール44に沿った面でのゼラチ
ンシートSの張り付き等をより効果的に防止できる。
【0052】更にまた請求項4または9記載の発明によ
れば、ゼラチンシートSを比較的広い範囲で適宜の温度
以上に保温できるためゼラチンシートSを必要以上に冷
却させることがない。またゼラチンシートSにポケット
部Pを形成する場合においても吸引等が行いやすい。
れば、ゼラチンシートSを比較的広い範囲で適宜の温度
以上に保温できるためゼラチンシートSを必要以上に冷
却させることがない。またゼラチンシートSにポケット
部Pを形成する場合においても吸引等が行いやすい。
【0053】更にまた請求項5または10記載の発明に
よれば、ゼラチンシートSの吸引から縫合までの一連の
製造がスムーズに行える。
よれば、ゼラチンシートSの吸引から縫合までの一連の
製造がスムーズに行える。
【図1】本発明のゼラチンカプセルの製造装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】内包体供給部を示す縦断正面図である。
【図3】同上分解斜視図である。
【図4】ノズルセグメントを示す斜視図である。
【図5】ダイヘッド周辺を拡大して示す横断平面図であ
る。
る。
【図6】ダイロールと吸引機構を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図7】図5の斜視図である。
【図8】ダイロール取出側に配される諸部材を示す正面
図である。
図である。
【図9】二カ所の計量孔に内包体を充填し計量を行う状
態を示す内包体供給部の縦断正面図である。
態を示す内包体供給部の縦断正面図である。
【図10】同上分解斜視図である。
【図11】ダイロールにおけるゼラチンカプセルの成形
状態を示す骨格的正面図である。
状態を示す骨格的正面図である。
1 製造装置 2 シート成形部 3 カプセル成形部 5 ゼラチンタンク 6 供給ホース 7 バルブ 10 スプレダーボックス 30 冷却ドラム 40 フィードロール 410 厚さセンサ 42 ダイヘッド 43 ダイロールフレーム 44 ダイロール 44a 固定側ダイロール 44b 可調側ダイロール 441 位置ズレ検出機構 45 成形突起 45a 吸引孔 45b 吸引道 46 軸受部 47 板バネ 48 板バネ 49 中央接触部 51 調整プッシュロッド 52 調整ダイヤル 53 押圧力ゲージ 61 取出トラフ 63 ダイロール用掻取ブラシ 64 ブランクシート用掻取ブラシ 65 ブランクシート送りロール 70 シート吸引機構 71 ダイロール受け 71a 連通穴 72 吸引本体 72a 吸引溝 72b バキューム孔 80 内包体供給部 81 計量機構 82 案内機構 83 押出し機構 84 ホッパー 85 トッププレート 85a 連通孔 85b 連通孔 86 スライダープレート 86a 計量孔 86b 計量孔 87 シリンダ 87a 摺動子 88 アンダープレート 88a 案内孔 88b 案内孔 89 案内ブロック 89a 案内孔 89b 案内孔 90 ノズルセグメント 91 本体部 92 供給口 93 分散セグメント 93a 分散ガイド面 94 ヒータ 95 プッシャー 95a プッシャー 95b プッシャー 96 シリンダ 96a シリンダ 96b シリンダ 97 押しプレート 97a 押しプレート 97b 押しプレート A ゼラチンカプセル F フレーム G カプセル外皮部 g 縫合部 M 内包体 P ポケット部 PH 逃げ部 S ゼラチンシート S′ ブランクシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁藤 利和 静岡県富士市大渕2362番地の1 株式会社 三協内 Fターム(参考) 4C076 AA56 AA57 EE42 GG11 GG37
Claims (10)
- 【請求項1】 一対のダイロールに対して二枚のゼラチ
ンシートを供給するとともに、このゼラチンシートに対
して内包体を包み込むポケット部を形成し、このポケッ
ト部にノズルセグメントから内包体を供給した後、ポケ
ット部を拝み合わせ状態に接合するように両側のゼラチ
ンシートを縫合してゼラチンカプセルを製造する方法に
おいて、前記内包体の供給は、ノズルセグメントから内
包体を二股に分離しながら行われることを特徴とするゼ
ラチンカプセルの製造方法。 - 【請求項2】 前記内包体は、粉粒体が適用されること
を特徴とする請求項1記載のゼラチンカプセルの製造方
法。 - 【請求項3】 前記ノズルセグメントは、ほぼ全周にト
リテトラフッ化エチレン(商品名テフロン:デュポン社
の登録商標)のコーティング処理が施されていることを
特徴とする請求項1または2記載のゼラチンカプセルの
製造方法。 - 【請求項4】 前記ノズルセグメントは、三本のヒータ
を内蔵することを特徴とする請求項1、2または3記載
のゼラチンカプセルの製造方法。 - 【請求項5】 前記三本のヒータの中の一つは、ゼラチ
ンシートの縫合部と、二股に分離形成された供給口とに
よって囲まれる部位に設けられることを特徴とする請求
項1、2、3または4記載のゼラチンカプセルの製造方
法。 - 【請求項6】 二枚のゼラチンシートが供給されるとと
もにこのゼラチンシートを拝み合わせ状態に接合する一
対のダイロールと、前記ゼラチンシートを接合する前の
段階までにこのゼラチンシートに対して内包体を供給す
るノズルセグメントとを具えて成り、前記内包体を包み
込むポケット部が形成された後このポケット部に内包体
を供給し、両側のゼラチンシートを縫合してゼラチンカ
プセルを製造する装置において、前記ノズルセグメント
は、内包体を二股に分離しながらポケット部に供給する
ように構成されることを特徴とするゼラチンカプセルの
製造装置。 - 【請求項7】 前記内包体は、粉粒体が適用されること
を特徴とする請求項6記載のゼラチンカプセルの製造装
置。 - 【請求項8】 前記ノズルセグメントは、ほぼ全周にト
リテトラフッ化エチレン(商品名テフロン:デュポン社
の登録商標)のコーティング処理が施されていることを
特徴とする請求項6または7記載のゼラチンカプセルの
製造装置。 - 【請求項9】 前記ノズルセグメントは、三本のヒータ
を内蔵することを特徴とする請求項6、7または8記載
のゼラチンカプセルの製造装置。 - 【請求項10】 前記三本のヒータの中の一つは、ゼラ
チンシートの縫合部と、二股に分離形成された供給口と
によって囲まれる部位に設けられることを特徴とする請
求項6、7、8または9記載のゼラチンカプセルの製造
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10257218A JP2000084050A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | ゼラチンカプセルの製造方法並びにその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10257218A JP2000084050A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | ゼラチンカプセルの製造方法並びにその製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084050A true JP2000084050A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17303316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10257218A Pending JP2000084050A (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | ゼラチンカプセルの製造方法並びにその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000084050A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005508265A (ja) * | 2001-11-02 | 2005-03-31 | アール.ピー. シェーラー テクノロジーズ インコーポレイテッド | カプセル製品を製造する装置および方法 |
WO2006035797A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Sankyo Co., Ltd. | 非動物由来のソフトカプセル外皮 並びにこれを有したソフトカプセル |
KR100946541B1 (ko) | 2008-01-14 | 2010-03-11 | 염창선 | 캡슐제조장치의 캡슐 시트 가이드 어셈블리 |
KR100949173B1 (ko) | 2009-04-14 | 2010-03-23 | 주식회사 보창 | 소프트 캡슐 제조 장치 |
KR100954227B1 (ko) | 2009-04-14 | 2010-04-21 | 주식회사 보창 | 유체 공급 장치, 성형 롤러 및 이를 포함하는 소프트 캡슐 제조 장치 |
KR100998078B1 (ko) | 2010-07-27 | 2010-12-03 | 주식회사 보창 | 캡슐 제조 장치 |
WO2012157933A3 (ko) * | 2011-05-18 | 2013-03-21 | 창성소프트젤 주식회사 | 식물성 젤라틴 캡슐 제조장치. |
KR101359469B1 (ko) | 2012-05-08 | 2014-02-13 | 창성소프트젤 주식회사 | 식물성 젤라틴 캡슐 제조장치 |
CN110072505A (zh) * | 2017-01-23 | 2019-07-30 | 崔寅奎 | 高速软胶囊成型机 |
KR20210000666A (ko) * | 2019-06-25 | 2021-01-05 | 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 | 반송 장치 및 정제 인쇄 장치 |
JP2021194518A (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-27 | スーヨン ジュン | 軟カプセル成形装置 |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP10257218A patent/JP2000084050A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005508265A (ja) * | 2001-11-02 | 2005-03-31 | アール.ピー. シェーラー テクノロジーズ インコーポレイテッド | カプセル製品を製造する装置および方法 |
WO2006035797A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Sankyo Co., Ltd. | 非動物由来のソフトカプセル外皮 並びにこれを有したソフトカプセル |
KR100946541B1 (ko) | 2008-01-14 | 2010-03-11 | 염창선 | 캡슐제조장치의 캡슐 시트 가이드 어셈블리 |
KR100949173B1 (ko) | 2009-04-14 | 2010-03-23 | 주식회사 보창 | 소프트 캡슐 제조 장치 |
KR100954227B1 (ko) | 2009-04-14 | 2010-04-21 | 주식회사 보창 | 유체 공급 장치, 성형 롤러 및 이를 포함하는 소프트 캡슐 제조 장치 |
KR100998078B1 (ko) | 2010-07-27 | 2010-12-03 | 주식회사 보창 | 캡슐 제조 장치 |
WO2012157933A3 (ko) * | 2011-05-18 | 2013-03-21 | 창성소프트젤 주식회사 | 식물성 젤라틴 캡슐 제조장치. |
KR101359469B1 (ko) | 2012-05-08 | 2014-02-13 | 창성소프트젤 주식회사 | 식물성 젤라틴 캡슐 제조장치 |
CN110072505A (zh) * | 2017-01-23 | 2019-07-30 | 崔寅奎 | 高速软胶囊成型机 |
KR20210000666A (ko) * | 2019-06-25 | 2021-01-05 | 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 | 반송 장치 및 정제 인쇄 장치 |
KR102469127B1 (ko) | 2019-06-25 | 2022-11-18 | 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 | 반송 장치 및 정제 인쇄 장치 |
JP2021194518A (ja) * | 2020-06-10 | 2021-12-27 | スーヨン ジュン | 軟カプセル成形装置 |
JP7044851B2 (ja) | 2020-06-10 | 2022-03-30 | スーヨン ジュン | 軟カプセル成形装置 |
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