JP2000083235A - テレビジョンにおいてビデオ信号を秘匿する方法および装置 - Google Patents

テレビジョンにおいてビデオ信号を秘匿する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】無許可での使用を防止するための改善された信
号の暗号化/暗号解読の方法/装置およびそれによる高
度のセキュリティー/情報の秘匿の提供。 【構成】ビデオ信号暗号化システムは、各々ラインの水
平同期とカラーバーストに影響せずに映像信号に時間シ
フトを含み、それによりセキュリティーと秘匿を提供す
る。セキュリティーは、デジタル的に発生された充満パ
ターンを用いて隣接映像信号を反復し合成したビデオ信
号で、映像信号の名目上と実際の始点間の隙間を満たす
ことにより、より強められる。また、ランダムノイズの
重畳で隙間位置が隠される。秘匿は、1か2の周波数で
水平同期の位置を時間上揺動かし、垂直同期位置をラン
ダムに変化することより提供される。符号器は色差と輝
度の2チャンネル化および色差安定のためのヘテロダイ
ン回路により簡単化され、符号化は色差chの使用により
通常失われる細部を与えることでより強められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ情報信号のよう
な時間域における電気信号の信号処理に関する。特に、
本発明は、無許可での使用を防止するような信号の暗号
化および暗号解読における改善、加えてセキュリティー
および秘匿(concealment )それぞれについての改善に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】19
91年10月15日に発行され、ジョン・ライアン(Jo
hn O. Ryan)に譲渡された(この明細書の中に参照文献
として取り込まれた)米国特許No.5,058,157において、
カラービデオ(テレビジョン)信号のように各々がライ
ンタイミング・リファレンスを有するラインを用いて、
連続するアクティブ情報のラインとして規則通りに並べ
られた情報信号の暗号化および暗号解読のための方法お
よび装置について開示されている。各々のラインのアク
ティブビデオ信号の部分は、所定の緩やかに変化する時
間シフト関数を用いて、そのラインの水平同期信号の部
分に関して時間シフトされる。時間シフト情報は、各々
のフィールドの始点で垂直帰線期間(blanking)の部分
の中に、時間シフト波形の瞬時値を符号化することによ
り暗号解読部に伝達される。合理的な最大時間シフト範
囲を与えるために、先行するラインのアクティブビデオ
信号の後部(trailing)エッジの部分および現ラインの
アクティブビデオ信号の前部(reading )エッジの部分
は捨てられる。暗号解読の間、初期のラインタイミング
およびカラーバースト信号は捨てられ、暗号化前の初期
量によってアクティブビデオ信号の部分から時間的に動
かされた新たな信号が生成される。これは、全てのビデ
オテープフォーマットおよび送信システムに適合可能な
安全な(secure)ビデオタイプの情報暗号化手法および
暗号解読手法を与える。そして、それは暗号化アルゴリ
ズムの相互作用により引き起こされる画面損傷を受けな
い、カラーヘテロダインレコーディングに使用される色
差信号連続ライン平均化システム(chrominance conse
cutive line averaging systems )である。
【0003】実行される時間シフトのタイプは、正弦波
信号または直線的に変化するランプ信号のような多くの
緩やかに変化する関数のうちのどの1つを含んでもよ
い。その信号における変化速度すなわちウォッブル(wo
bble)は、処理される入力信号のライン速度に比較する
と遅い。ビデオテープ信号においては、およそ20Hz
は越えない周波数を有する正弦波が用いられる。実行さ
れる時間シフトの絶対量は、好ましくは次のような最大
値に制限される。すなわち、NTSCビデオ信号の場
合、その最大値はトータルで4μsec(各々の方向に
ついて±2μsec)を越えない。
【0004】各々のフィールドの初めにおける時間シフ
ト関数の瞬時値は、代表的には垂直帰線期間の間にフィ
ールド情報と共に伝達される。例えば、正弦波時間シフ
ト関数に関して、1つの与えられたフィールド中の前記
波形の開始点振幅は、垂直帰線期間の間に、1バイトの
情報として伝達され、その情報は、別途提供されたオー
ソライゼイション・キーと結合したときに、暗号解読回
路が暗号波形関数を合成することを可能にする。暗号解
読は、水平同期信号(およびカラーバースト)と対応す
るラインのアクティブビデオ信号の部分との間の初期の
タイミング関係を復元することにより実行される。これ
は、暗号化の前の新規のラインタイミング・リファレン
ス信号が伝達するようなアクティブビデオ信号の部分に
対するタイミング関係を伝達する新しいラインタイミン
グ・リファレンス信号(水平同期信号およびカラーバー
スト)を生成することによりなされる。その結果、解読
された信号は、依然タイムベースエラーを含むが、これ
らのエラーは、後続のテレビジョン・モニター/受信機
の再現あるいは訂正範囲内にある。
【0005】図1および図2は、前述の米国特許No.5,0
58,157の図3Aおよび図3Bに対応し、暗号化された信
号が受信部すなわち暗号解読器において暗号解読される
方法を説明する。図1を参照すると、3つの連続するN
TSCビデオ信号のラインが、連続的にシフト量の増加
する時間シフトを受けたことが分かる。(図1および図
2における各々のラインのアクティブビデオ信号の部分
は、一部分のみ示されている。)最上段のラインは、ア
クティブビデオ信号の部分の端部と水平帰線期間の端部
との間に時間シフトを有しないラインNを表し、水平同
期信号の部分の始点とアクティブ部分の始点との間の時
間は、t1 として示される。次のラインN+1は、遅延
方向に時間シフトを受け、水平同期信号の部分の始点と
アクティブ部分の始点との間の時間はt2 であり、これ
はt1 より大きい。ラインN+2は、さらに遅延方向に
2 より大きいt3 と示される量の時間シフトを受け
る。これらの3つの連続するラインは、ラスターイメー
ジの上方部分からのラインを表す。ラインN、N+1お
よびN+2の各々のラインタイミング・リファレンス部
分は、全て図1に時間的に並べられている。各々のライ
ンの水平同期信号の部分の前部エッジは、正確に他のラ
インの水平同期信号の部分の前部エッジと共に並べられ
ている。カラーバースト部分(ハッチングされた領域)
の位置についても同様である。しかしながら、アクティ
ブビデオ信号の部分は、ラインNに関しては、故意にラ
インN+1およびN+2とは位置を変えてある。
【0006】図2は解読後の同じ3つのラインからの信
号を示す。この図から分かるように、3つのラインの水
平同期信号の部分の前部エッジは、もはや正確に並んで
はなく、むしろずれて配列されているが、水平同期信号
の部分の前部エッジとアクティブビデオ信号の部分との
間の間隔は3つのライン全てについて同じすなわち値t
1 である。同様に、3つのラインのカラーバースト部分
(ハッチングされた領域)は、もはや時間的には並んで
なく、むしろ水平同期信号の部分と同様にずれて配列さ
れている。3つのラインのアクティブビデオ信号の部分
の相対位置も同様である。
【0007】解読された信号は依然として相対的にずれ
て配列されているが、水平同期信号の部分の先頭エッジ
とアクティブビデオ信号の部分との間の正確なタイミン
グ関係t1 は、後続のテレビジョン受信機あるいはモニ
ターにより処理される情報の各々のラインが正確に表示
されるのを保証し、与えられた1つのラインのタイミン
グエラーがテレビジョン受信機あるいはモニターの合成
回路の再現範囲を越えないことを与える。暗号化中に原
信号に適用される時間シフトは、ビデオライン速度に比
較して相対的に遅い変化(NTSCのTVにおいては2
0Hz)である。
【0008】図3および図4は、前述の米国特許No.5,0
58,157の図4Aおよび図4Bと同じものである。これら
の図は、前述の暗号化を提供する暗号器システムを示す
ブロック図である。なお、図3は前記システムのブロッ
ク図の上側半分を示し、図4は前記システムの下側半分
を示す。図3および図4から分かるように、暗号化され
る入力ビデオ信号は、ビデオ信号入力プロセッサユニッ
ト12の入力端子11に連結される。プロセッサ12は
入力ビデオ信号をゲイン、DCオフセットおよびバンド
幅について正規化して、出力端子13に現れるビデオ信
号のための安定した低インピーダンスバッファを提供す
る。加えて、入力する垂直および水平同期信号の部分は
前記プロセッサユニット12により前記入力ビデオ信号
から分離され、同期/タイミング発生器およびフェイズ
ロックループ15に入力として供給される。
【0009】プロセッサユニット12からの出力端子1
3上の信号は、従来のNTSCデコーダおよびアンチエ
イリアスフィルタ16に連結され、そこで輝度成分Yお
よび色差直角位相(chrominance quadrature)成分I,
Qが、3チャンネルの並列デジタル処理のために分離さ
れる。ユニット16の出力Yは、アナログ・デジタル変
換器18に連結され、そこで輝度信号が、クロック入力
線19に供給される入力サンプルクロック信号により、
所定のクロック周波数で、アナログからデジタルに変換
される。前記変換器18の入力は、デュアルポートを有
する輝度信号メモリユニット20の入力部分に連結され
る。これは、YチャンネルD/A変換器22に接続され
たYチャンネルメモリである。メモリユニット20は、
メモリサイクルごとに、A/D変換器18からワードが
書き込まれるメモリとして配置され、ワードは、メモリ
サイクルごとに、メモリユニット20から、デジタル・
アナログ変換ユニット22に読み出される。
【0010】リード/ライト・コントロール信号および
マルチビットアドレス信号はメモリコントローラユニッ
ト24から輝度信号メモリユニット20へ与えられる。
輝度信号チャンネルメモリユニット20の出力はデジタ
ル・アナログ変換器22に連結され、そこでメモリ20
からのマルチビットデジタルワード出力はユニット15
からクロック入力線23に供給されるクロック信号によ
るクロック周波数で、アナログサンプルに変換される。
前記変換器ユニット22の出力はNTSCエンコーダお
よびローパスフィルタ25の入力に連結され、そこで輝
度信号はIおよびQ色差信号成分と結合され、バンド幅
およびDCオフセットに関して再度正規化される。I,
Q色差信号直角位相成分は前述の輝度成分Yについての
方法と本質的に同一の方法でそれぞれ前記ユニット1
8,20,22と同様の機能を有するユニット18′,
20′,22′および18″、20″、22″を用いて
それぞれ処理される。
【0011】同期タイミング回路15は、A/D変換ユ
ニット18のためのサンプルクロック、メモリユニット
20からのリード/ライト・クロック信号およびA/D
変換ユニット22のためのクロック信号を供給するため
に用いられる出力クロック信号を生成する。好ましく
は、ユニット15は離散位相検出器、多くのサンプリン
グゲートならびにエラー増幅器および水晶クロック発振
器を含んでもよい。
【0012】前述のユニットは,コントローラユニット
34および複数のコントロールレジスタ36を経由し
て、キーボードターミナルのようなユーザーインターフ
ェースデバイス32に連結される。
【0013】前述の装置および関連する暗号化方法はい
くつかの短所を有する。
【0014】第1に、前記装置は比較的高価であり、
Y,IおよびQ成分それぞれに対応するための3組のA
/D変換器および関連する(associated)メモリを含む
点で複雑である。従って、デジタル処理のための3つの
独立したチャンネルを必要とし、各々のチャンネルはそ
れぞれ高価な構成要素を要求するので、その暗号化装置
のコストおよび複雑さが増加する。
【0015】第2に、図1および図2に表される暗号化
方法は合理的な防衛手段(secure)である一方、図に示
されているようにビデオ信号のアクティブ部分を右に移
動する過程において水平同期信号の前部エッジおよび後
部エッジの両方ともに右に移動されるという潜在的な欠
陥を有する。この水平帰線期間内の通常良く知られた位
置の変位は、賢い侵害者(pirate)すなわち無許可のユ
ーザーにより、各々のラインのウォッブル量(時間変
位)を決定するために検知される可能性がある。前記侵
害者は、少なくとも理論的には、ウォッブル量を決定
し、処理の逆過程を実行するために、信号を暗号解読で
きるであろう。従って、彼等は、暗号解読した可視に供
する信号を得られるであろう。従って、図1および図2
に表される方法には、商業的な暗号化システムに要求さ
れる非常に高度なセキュリテーが欠如している。
【0016】前述の暗号化システムの他の短所は、セキ
ュリティーを提供するすなわち一般に無許可の使用を防
止するとはいえ、通常のテレビジョンセットに映される
暗号化された信号は、完全には秘匿されていないことで
ある。それは、視聴者が、水平方向に前後にずれたテレ
ビジョン画面を見ようと思えば、なおその番組を見るこ
とができ、何が進行しているかは少なくとも部分的には
理解することができる。これは、例えば子供達が暗号化
された画面を見ることさえも防止することを要求される
成人向きの素材の送信においては好ましくない。これは
特に問題である。なぜならば、特にそのような成人向き
の素材すなわち性行動の描写は、たとえその画面が暗号
化されていても、視聴者が容易にその画面を理解できる
ことが、実験により把握されているからである。これ
は、言い換えると、前記暗号化は、比較的暗号解読から
防衛されているといっても、全ての番組の素材にとって
十分なレベルの秘匿(consealment )を提供していない
ということである。
【0017】前述の装置に関する他の問題は、コンポジ
ットビデオ信号が1ライン分の遅延を被る櫛形NTSC
デコーダに共通するものである。遅延された信号と遅延
前の同じ信号とを単に加えることにより、2つの信号の
色差(chrominance )信号部分がキャンセルされ、輝度
信号のみが残される。同様にまた同時に、遅延されない
信号から遅延された信号を差し引くことにより(すなわ
ち逆に(vice versa))、輝度信号部分がキャンセルさ
れ、色差信号部分のみ残る。この問題は、暗号化装置の
みに特有のものではなく、NTSC復号を実行するビデ
オプロセッサにおいて典型的に遭遇するものであり、垂
直の細部を削減し、結果として画面の垂直端を不鮮明に
する。これは、Y,IおよびQ成分の2ラインの総和を
取る過程のためであり、それにおいて、コンポジットビ
デオ信号がデジタルに変換され、デジタル域で輝度信号
/色差信号分離が実行されるとき微細粒子画面の細部は
拡張され失われる。この問題は、アナログ域の入力コン
ポジットビデオ信号から、バンドパスフィルタあるいは
ハイパスフィルタを用いて、前記分離過程の前に色差信
号成分を分離する複雑で高価な回路により克服されるこ
とが知られたいる。前記バンドパスフィルタを通過した
信号は遅延され、減算過程を施される。そのバンドパス
フィルタリングは垂直輝度信号エッジを除去する。なぜ
ならば、それらは現実に低い周波数だからである。従っ
て、色差信号分離は高周波においてのみ実行され、これ
が成されており、結果として分離された色差信号は輝度
信号成分を有しない。結局、輝度信号は、入力コンポジ
ットビデオ信号から前記処理された高周波色差信号を差
し引くことにより分離され、垂直の細部にはロスはな
い。この過程は、デジタル処理された場合に2つのA/
D変換を要求すること以外は、効果的である。前記A/
D変換の1つは帯域通過(あるいは高域通過)された色
差信号のためのものであり、1つは広帯域コンポジット
ビデオ信号のためのものである。必要な構成要素を減少
し、信号処理の量を減少するために、この過程を削除し
または簡単にすることは好ましい。
【0018】従って、上述した特許により開示された方
法および装置は、目的に適うとはいえ、セキュリティ
ー、秘匿および複雑さの点において、重要な改善を受け
る。
【0019】上述した特許は本発明に帰されること、お
よび、上記説明は上述の特許において開示およびクレー
ムされた対象事項が本発明の開示およびクレームに関し
て必要な従来技術であることを承認しないことが理解で
きるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段、作用および効果】本発明
に従って、前述の特許において開示された方法および装
置の短所の欠点を克服し、改善されたセキュリティーお
よび秘匿ならびにさらなるフレキシビリティーすなわち
さらなる応用を与えるための暗号器および暗号解読器が
提供される。
【0021】本発明の見地に従って、同期(sync)ウィ
ッグル(wiggle)が、主要の時間シフトする暗号化シス
テムに対して重畳される秘匿として提供される。これ
は、さらなる変形により、認可されていない者が画面を
見ようと試みた場合、暗号解読する前に見える画面を覆
い隠すビデオ信号が、画面を暗号解読なしに認識できな
いようにできることを意味する。この重畳による秘匿
は、各々のラインにおける水平同期信号の位置を擬似ラ
ンダムに時間シフトする1つの実施例をもたらす。他の
実施例においては、同期信号の位置は、2つの固定して
いないすなわち純粋なランダムパターンによりもっと複
雑に揺り動かされ、それゆえ同期信号の位置はもっと複
雑に移動される。
【0022】また、他の形態においては、前記同期ウィ
ッグルは垂直同期ウィッグルをも含み、すなわち垂直帰
線期間における垂直同期信号の位置は、前記水平ウィッ
グルに加えて、擬似ランダムに揺り動かされ、従って、
テレビジョンスクリーンに映し出された場合の暗号化さ
れた画面の出現に対する垂直ローリング効果が加えられ
る。その結果得られるパターンは、画面を垂直に揺ら
し、画面を2つの方向に覆い隠すことに貢献する。ある
実施例では、第1のフィールドにおいて、垂直同期信号
が再び挿入され、前進される、すなわち時間軸の前方に
移動される4つのフィールドシーケンスにおいて、垂直
ウィッグルが遂行される。第2のフィールドにおいて、
垂直同期信号は再び移動される。第3のフィールドにお
いて、垂直同期信号は再び挿入され、後方にすなわちで
きるかぎり時間軸の右方向遠方に移動される。前記シー
ケンスの第4のフィールドにおいて、垂直同期信号は再
び移動される。このプロセスは、移動する垂直同期信号
の追跡を企図するラインカウンタを有する両者のより新
しいタイプのテレビジョンセットを混乱し、それゆえ混
乱された跳躍の開発をなし、また、同期パルスの欠如
が、制御できないローリングさらにまた完全な画面の覆
い隠しを引き起こす旧タイプのテレビジョンセットを混
乱させるであろう。
【0023】本発明の他の観点に従って、前述のNTS
Cデコーダにおける垂直の細部の喪失の問題は、事前に
存在する色差信号チャンネルから失った垂直の細部を回
復することにより克服される。これは、前述の2つの分
離された信号すなわち色差信号(色信号)および輝度信
号を提供することにより遂行される。色信号は、失った
輝度信号の垂直の細部をも含む。デジタル域における色
信号チャンネルデータは、ともかく、アナログ信号に変
換されるであろう。そして、垂直帰線期間の外側のビデ
オ画面のすべての部分において、色信号情報からはロー
パスフィルタにより色信号そのものが除去され、失われ
た垂直の細部の情報が残され、それは輝度アナログ信号
に単に加え戻される。これは、特別な手段すなわち高価
なデジタル処理あるいは異質のA/D変換ステップなし
に失われた垂直の細部を回復する。
【0024】本発明の他の観点に従って、予め決められ
た緩やかに変化する時間シフト関数(前記ウォッブル)
は、ランダムな周波数変調をうけた低周波の正弦波をデ
ジタル的に発生することにより提供される。これは、ラ
ンダムに変化するクロック源からのデジタルカウンタを
操作し、正弦波関数を保持するプログラマブルROM
(PROM)に対するアドレスとしてのカウンタの出力を適
用することによりなされる。従って、各々のステップに
おいて、前記PROMは前記正弦曲線における1つの点
を表現するデジタルワードを出力する。そして、このデ
ータはアナログ出力信号を提供するD/A変換器に適用
される。本発明に従って、前述の正弦は、多くの場合、
処理できない過度の情報量を提供する。それゆえ、本発
明に従って、その代わりに、前記正弦波はフィールドレ
イト(rate)すなわち60Hzにサンプル化され、その
サンプルのみ伝達される。そして、復号器は前記サンプ
ルデータより同一の正弦波に復元される。
【0025】前述のような予め決められた緩やかに変化
する時間シフト関数は、およそ20Hzあるいはサンプ
ルレート60Hzの半分より小さい周波数で変化し、そ
れによって、良く知られたサンプリング定理の要求に従
って原正弦波の完全な復元が許される。それゆえ、本発
明に従って、前記PROMからデジタル的に発生された
正弦波は、ビデオフィールドごとに一度すなわち60H
zで、ビデオフィールド全体の時間幅に渡り妥当な正確
性を持ったデジタルワードを保持するラッチ(latch )
にラッチされる。そして、各々のビデオフィールドにつ
き一度、前記データは前記ラッチから読み出され、D/
Aに適用され、それによってサンプル化された正弦波の
アナログ域の信号が発生される。この波形は従来のフィ
ルタにより滑らかにされ、出力ビデオ信号における画面
の位置を制御する回路に適用される。
【0026】同時に、ラッチされたデータはデコーダに
伝達され、そして前記デコーダは同じオーダー(order
)でデジタルワードの抽出、このワードのラッチ、そ
れの1つのビデオフィールドの間の保持およびそのデー
タのデジタルからアナログへの変換における類似の機能
を遂行する。そして、近似ステップは、RCフィルタを
通過して、エンコーダにおけるそれに対して滑らかにさ
れ、それによって、エンコーダにおけるそれに整合する
アナログの正弦波を回復する。そして、そのデコーダ
は、前記回復された/復元された正弦波に従って、単
に、水平同期信号、水平帰線消去信号(blanking)およ
びカラーバースト信号を生成し、それらを、受信された
暗号化されたビデオ波形に挿入し、暗号解読プロセスを
完了する。
【0027】本発明の他の観点に従って、供された(ネ
ットワークに接続できない)ビデオシステムを用いるた
めに、ラインのアクティブビデオ信号の部分の時間シフ
トの揺らぎ(wobbling)が許され、その結果狭い水平帰
線期間(blanking interval)をもたらす。これは、ア
クティブビデオ信号の全幅の保存を許し、従って、画面
のエッジの改善された画面を許す。そのようなシステム
は、例えば放送あるいはケーブルテレビジョンには適合
しないであろうが、それは、伝達が要求されず画面全体
の幅を保つことが要求されるビデオシネマのようなアプ
リケーションに供されるシステムの使用には適合するで
あろう。従って、それにより、ビデオ信号のアクティブ
の部分のための空間、すなわち信号のいかなる部分も失
うことなく、揺らぐ画面を与える水平帰線期間の幅を削
減することができる。それゆえ、もし水平帰線期間の幅
が削減されても、依然として、信号の適当な長さのカラ
ーバーストの部分を送信する必要がある。本発明に従っ
て、これは、水平帰線期間のフロントポーチ(front po
rch )上にカラーバーストを位置させ、カラーバースト
の残りの部分は、従来通り水平帰線期間のリアポーチ
(rear porch)上に位置させることにより遂行される。
ある変形例においては、カラーバーストはフロントポー
チ上において開始でき、同期パルスを通して継続するこ
とが許される。
【0028】また、本発明にしたがって、ビデオ信号の
反転画面の秘匿方法は、ランダムに反転されたすなわち
明るい部分は暗く、暗い部分は明るくされた画面のライ
ンごと(line-by-line)に基づいた(basis )特定のラ
インにおける点で提供される。ラインが反転されたり反
転されなかったりするパターンが、予め決められたレー
トでランダムに変化し、要求された程度の秘匿を提供す
る。侵害者がどのラインについても反転されたか否かを
リアルタイムで決定することは難しく、また、それゆえ
この秘匿技術を打開するのは難しいという意味におい
て、そのようなビデオ信号反転は、比較的安全(secur
e)である。
【0029】また、本発明に従って、予め記述された水
平ウォッブルと同様に、連続するビデオフィールド中の
緩やかに変化する垂直帰線期間の位置の時間移動の意味
において、アクティブビデオ信号における垂直ウォッブ
ルが提供される。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
【0031】1)暗号器の動作 以下の説明において、記述されるパラメータ(8ビッ
ト,10ビット,0−909カウンタなど)は、本発明
における好ましい実施例、特に副搬送波周波数の4倍の
周波数でサプリングされるNTSC標準のユニットの場
合に適用する。この中に記述された原理は、概してPA
Lのような他の標準に適用可能であり、また、当該技術
に精通したものに良く知られている原理に従って細部に
修正を加えることによる他のサンプリングレートに適用
可能である。
【0032】図5は本発明に係る暗号化装置における暗
号化の手順を示すフローチャートである。まず、ステッ
プ42より手順が開始され、入力アナログビデオ信号が
デジタル化され、従来のRAMに書き込まれる。同時
に、ステップ44で従来のランダム値発生器によりラン
ダムに変化する数値が生成される。そして、ステップ4
6で、ランダムに生成された数値はアナログ信号に変換
され、その波形を用いてステップ46のビデオ信号の暗
号化のために揺らぐ(wobbling)タイムベースが作られ
る。
【0033】ステップ46では、揺らぐタイムベースを
作るために用いられる、ランダムな周波数により変調さ
れた正弦波に関してアナログ波形が生成される。他の実
施例では、デジタル暗号解読器(後述する図19)のた
めに記述されたプロセスと同じく、揺らぐタイムベース
はデジタル的に生成されてもよい。そこで参照される図
19の1:1880のカウンタ588は、正確に要求さ
れたアドレスバスを提供する。ステップ48において、
予めメモリに書き込まれたデジタル化されたビデオ信号
のために、輝度信号Yは加算および減算のプロセスによ
り色差信号Cから分離され、信号Y,C共に同じランダ
ムに揺らぐタイミングに従ってメモリから読み出され
る。揺らぐ輝度信号および色差信号の両方を与える。本
質的に、このステップ48の分離プロセスには1ライン
分の遅延が存在するので、暗号化されるのではなく輝度
信号および色差信号とタイミングを合わせる必要がある
垂直帰線期間ビデオ信号は、ステップ50で1ライン分
遅延され、そのタイミングは前記信号の輝度信号および
色差信号に合ったタイミングが保たれる。
【0034】これは、輝度信号、色差信号および垂直帰
線期間信号(interval)の3つの信号を与える。輝度信
号は揺らいでおり、色差信号は揺らいでおり、垂直帰線
期間信号は時間に関しては安定している。そして、ステ
ップ52のヘテロダインプロセスにおいてなされるよう
に、色信号の位相の安定化が回復される。そして、ステ
ップ60で、色信号を輝度信号の上に戻し、再び帰線期
間が付与され、同期信号が生成されることにより、コン
ポジットビデオ信号は再び構築される。従って、揺らぐ
輝度信号および安定した位相を有するヘテロダイン処理
された揺らぐ色信号は結合され、垂直帰線期間において
その出力信号はステップ54からの安定した垂直帰線期
間出力信号と入れ替えられる。水平帰線期間において
は、秘匿のために、揺れ動く同期パルスを合成する必要
がある。これは、ステップ58においてなされ、ここで
は重畳による秘匿のために位置変調された水平同期信号
が合成される。そして、ステップ60において、この合
成された同期信号はコンポジットビデオ信号の中に加え
られる。
【0035】また、デコーダ装置(図示せず)のための
暗号解読に必要な情報を送信する必要がある。従って、
ステップ44で得られるランダムに変化する数値は、ス
テップ56で垂直帰線期間の1つのラインの中にラッチ
される。このデータは、侵害者(認可を受けていない
者)がそのランダムに変化する数値を抽出できないよう
に、本質的には従来の手段により暗号化される。
【0036】図6は、図5のプロセスのための暗号器の
ブロック図である。図6の上部左手の部分から開始し、
従来の入力ビデオ信号はフレーム入力バッファ66に入
力される。従来のクランププロセスおよびAGC(自動
利得制御)プロセスは、ブロック72により実行され
る。ブロック68において、入力ビデオ信号の従来の同
期結合(ゲンロック)が、入力カラーバースト信号に対
してフェイズロックされた副搬送波周波数の4倍の周波
数の水晶発振器を動作させることにより実行される。そ
して、同期結合回路68の出力は、ライト(write )ク
ロック信号となる。入力ビデオ信号はビデオ信号A/D
変換器74に与えられ、前記A/D変換器74はデジタ
ルビデオ信号を出力する。
【0037】そして、前記デジタルビデオ信号はビデオ
信号のライン1本分の遅延を与える1つの水平ラインバ
ッファ76を含むデジタルシステムに与えられる。前記
バッファ76の入力および出力は両方とも加算器ブロッ
ク78に与えられ、その中でデジタル的に和が取られ
る。前記加算器ブロック78の出力は輝度信号Yとな
る。同様に、前記バッファ76の入力および出力には減
算器ブロック80において減算が施され、その出力は色
差信号Cとなる。このようにして、入力ビデオ信号は2
チャンネルの信号すなわち色差信号および輝度信号に分
離される。加算器78および減算器80の出力は、時間
に関しては依然として安定している。加算器78の出力
は、同じくビデオ信号のライン1本分の長さのバッファ
82に与えられる。減算器80の出力(すなわち色差信
号)は、同じくビデオ信号のライン1本分の長さのバッ
ファ84に与えられる。
【0038】前記バッファ76,82,84の各々は、
いわゆるピンポンRAM(ping pong RAM's )すなわち
ダブルバッファを与えるデュアルバンクのRAMであ
る。従って、これらバッファは、各々2つのRAMバン
クを有する。まず、ビデオ信号のラインが前記バンクの
1つに書き込まれ、それが読み出される間に、次のビデ
オ信号のラインがもう1つのバンクの1つに書き込まれ
る。また、前記RAMの代わりに、適当なリアルタイム
FIFOタイプのメモリあるいはシフトレジスタが使用
されてもよい。
【0039】ライト(write )アドレスブロック70
は、前記同期結合回路68からのライトクロック信号を
受ける。それゆえ、前記ライトアドレスブロック70
は、入力ライトクロック信号に対して時間的にロックさ
れ、それにより入力ビデオ信号に対して時間的にロック
される。そのライトクロック信号は副搬送波周波数の4
倍の周波数を有し、また、輝度信号および色差信号が安
定した同期により前記バッファ82,84へそれぞれ書
き込まれるように安定している。
【0040】前記バッファ82,84へ書き込むため
に、3つのステップが取られる。第1に、書き込みに必
要な信号データを与えることが必要である。第2に、デ
ータが書き込まれるバッファの位置のアドレスを与える
ことが必要である。第3に、書き込みが発生するときに
バッファにそれを伝える必要がある。従って、前記ライ
トアドレスブロック70は、書き込みのタイミングをも
提供する。前記ライトアドレスブロック70からの10
ビット幅のアドレスバスがあり、ブロック70からバッ
ファ82,84それぞれに対して接続されているクロッ
ク線がある。前記ライトアドレスシステムすなわちアド
レスバスおよび前記クロックは、両方とも入力ビデオ信
号に関しては安定している。リード(read)アドレス回
路94により提供されるリードアドレスおよびそれに対
応するクロック信号は後述するように時間に関して揺ら
いでいる。
【0041】従って、前記輝度信号バッファ82および
前記色差信号バッファ84の内容は、リードアドレス回
路94からの揺らぐアドレス信号により出力され、その
結果、揺らぐビデオ信号が得られる。この点において、
前記バッファ82,84それぞれからの輝度信号および
色差信号は、デジタル域で時間的に揺らいでいる。これ
ら2つの信号はそれぞれ、前記整合するクロック信号お
よび前記アドレスバスと共に、輝度信号D/A変換器1
04および色信号D/A変換器98に与えられる。従っ
て、前記色信号D/A変換器98および前記輝度信号D
/A変換器104の出力は、アナログ信号である。
【0042】前記色信号D/A変換器98による色信号
出力は、位相の安定化を達成するためヘテロダインにか
けられる。この機能は、後で詳述するようなヘテロダイ
ンブロック100において実行される。
【0043】ここで、図6の中央左手の部分を参照する
と、ランダム数値発生器88により、ランダムに変化す
る数値が生成され、前記ランダム数値発生器88はデジ
タル域で周波数変調された正弦波を出力する。それはビ
デオフィールドごとにラッチされ、データD/A変換器
90に与えられ、前記データD/A変換器90は正弦波
の階段状の(stepped )近似波形を与える。この正弦波
の階段状の近似波形は平滑化され、そして、それがフェ
イズロックループ(以下PLL)92を駆動して、その
出力から与えられる周波数が前記正弦波を追跡するよう
にすなわち前記PLLの位相を追跡できるようにし、そ
れにより、時間に関する揺らぎを有するリードクロック
信号を発生する。そして、このリードクロック信号は、
リードアドレスブロック94のカウンタに与えられる。
このリードアドレスブロック94は、前述のバッファ8
2,84に与えられるランニング(running )アドレス
バスを出力する。リードアドレスブロック94は、本質
的にカウンタである。従って、前記ブロック94からの
リードアドレス信号は、時間において揺らいでおり、そ
れと異なり、前記ブロック70からのライトアドレス信
号は、時間に関しては安定している。前記ライトアドレ
スブロック70およびリードアドレスブロック94の両
方の出力は、10ビット幅のバス上にあり、これら2つ
のカウンタ70,94の出力信号は、ランプすなわちカ
ウントアップされる。
【0044】従って、データは、バッファ82およびバ
ッファ84の両方に同時に書き込まれ、バッファ82お
よびバッファ84の両方から同時に読み出される。前記
ライトアドレスブロック70により与えられるライトア
ドレスバス信号は、10ビット幅のバス上にあり、前記
データすなわち前記アドレスは、4Fscのサンプリング
レートを有するNTSCシステムにおいて従来通り1つ
のラインに割り当てられたデジタル長である0から90
9までカウントアップされている。同様に、前記リード
アドレスカウンタ94からのリードアドレスは、0から
909までカウントされているが、前記タイミングにつ
いては、+2μsecかr−2μsecまで標準的に変
化する揺らぎの量により、前記ライトアドレスに関して
変化する。従って、前記揺らぎを記述する他の方法は、
値“0Fh “を有する前記ライトアドレスが検出された
ときに、同時に前記リードアドレスが異なる値を有し、
2μsec遅くあるいはおよそ2μsec早く、値“0
h “に到達しないことである。
【0045】従って、前記ブロック98からのアナログ
色信号および前記ブロック104からのアナログ輝度信
号は、それぞれバッファ84およびバッファ82からデ
ジタル的に読み出されるときに、時間的に揺らいでい
る。前述のように、前記ブロック98からのアナログ色
信号は、その相対的位相を保つためにヘテロダインが施
される必要がある。色信号のカラーバーストに関して相
対的位相の安定性を保つことが要求されるが、振幅およ
び位相変調の包絡線が揺らぐことは許される。これは、
前述のようにまたさらに後で詳述するように、色信号の
ウォッブルと同一のウォッブルを有する前記PLL92
からのリードクロック信号を用いてなされ、前記リード
クロック信号はヘテロダイン回路100の二重平衡(do
uble valanced )変調回路に与えられる。そして、前記
2つの信号に違いが発生すると、前記リードクロック信
号におけるウォッブルが、前記色信号におけるウォッブ
ルより減じられ、その結果、包絡線に影響を受けずに色
信号の位相が安定化される。
【0046】また、バッファ76からのデジタルビデオ
信号出力も1ライン分の遅延を受け、水平帰線期間信号
D/A変換器106に与えられる。その水平帰線期間信
号のデータは、揺らいではなく安定している。従って、
垂直および水平帰線期間は、垂直帰線期間および水平帰
線期間再生器により再生される。
【0047】そして、ブロック100,104,108
からの3つのすべての信号は、ビデオ信号加算器102
において結合され、正規の時間の間に挿入された垂直帰
線期間を有するコンポジットビデオ信号が再形成され
る。また、暗号データブロック96からの暗号データが
挿入される。そのデータは、標準的には、前記垂直帰線
期間のライン20の領域に挿入される。そして、前記ビ
デオ信号加算器102の出力は、図6のようにアナログ
ビデオ信号出力を提供する従来の増幅器である出力ドラ
イバ110に与えられる。
【0048】本発明に係る図6に示される暗号化装置の
各種のブロックは、従来のICを含む各種のプリント回
路基板または個別部品を配置された回路素子により、具
体化される。好ましい実施例においては、前記暗号化装
置は4つのそのようなプリント回路基板を含む。第1の
基板は、入力バッファ66、同期結合回路68、クラン
プ/AGC回路72、およびビデオ信号A/D変換器7
4を含む入力ボードであり、第2の基板は、バッファ7
6、加算器78、減算器80、バッファ82、およびバ
ッファ84を含むRAMボードであり、第3の基板は、
ライトアドレス回路70、ランダムに変化する数値の発
生器88、データD/A変換器90、PLL92、リー
ドアドレス回路94および暗号化回路96を含む制御ボ
ードであり、第4の基板は、色信号D/A変換器98、
ヘテロダイン回路100、ビデオ信号加算器102、輝
度信号D/A変換器104、VBID/A変換器10
6、VBI/HBI再生器108および出力ドライバ1
10を含む出力ボードである。これらの各々のボード
は、以下でより詳細に検討される。
【0049】図7は、エッジフィルに加えられた秘匿を
提供する前述のランダムノイズ重畳(overlay )発生回
路を示す。完全なセキュリティーのためにタンダム化さ
れるエッジフィル領域において、次の4つの異なるパラ
メータが存在する。すなわち、(1)輝度信号Y(2)
平行位相(inphase )を有する色差信号成分I(3)直
角位相(quadrature)を有する色差成分Qおよび(4)
挿入されたノイズアンサンブル(ensemble)の包絡線あ
るいはタイミングである。これらのいずれかあるいはす
べてが、簡単化のために省かれてもよいが、セキュリテ
ィーは低下することが指摘される。その代わりに、図7
に示す4つの独立したノイズ発生器より少ない数の発生
器(すなわち分割ノイズ発生器)により全体のシステム
が遂行されてもよいが、やはり効果は削減される。
【0050】図7に示すように、第1のランダムノイズ
発生器122および2MHzのLPF124はランダム
な輝度信号を生成する。第2のランダムノイズ発生器1
38およびそれに連結された平衡変調器140はランダ
ムな色信号成分Iを発生し、第3のランダムノイズ発生
器128、90度移相器136および関連する平衡変調
器130はランダムな色信号成分Qを発生し、それら2
つの信号成分は第1の総和ステージで結合され、バンド
パスフィルタ134によりフィルタリングが施され、全
体のランダム色信号が形成される。ランダム輝度信号お
よびランダム色信号は第2の総和ステージ126におい
て結合され、ノイズゲート118の開閉動作が施され、
概してフレームのエッジフィル領域を満たす。フレーム
の右側および左側において、エッジフィルノイズから基
準ビデオへ推移しまた戻るとうい変化は、検出を可能に
するために、時間的に十分にランダムであり、振幅的に
緩やかである必要がある。そして、最後に、第4のラン
ダムノイズ発生器112はタイミング発生器114を用
いて、ランダムタイミング関数を生成し、それは200
nsecシェイピングフィルタ116によりフィルタリ
ングが施され、前記ノイズゲート118に与えられる。
ゲート波形のエッジは前記200nsecシェイピング
フィルタ116により和らげられ、ゲート関数自身の検
出能を無効にし、その結果、開閉制御された(gated )
コンポジットノイズ波形は、揺れ動かされた(ウォッブ
ルされた)ビデオ信号に対して適当に低いレベルで、単
に線形的にノイズインジェクタ120に加えられる。図
7の回路の出力は、前記ビデオ信号出力ボード(後で説
明する図12参照)のある適当な点、例えば輝度信号帰
線消去スイッチステージ414中に与えられる。
【0051】前述のフィルタ特性は、他の遮断周波数、
バンド幅および立上がり時間が、そのアプリケーション
において要求されるように用いられることができるとい
うことのみ指示していることに注意すべきである。
【0052】2)暗号器の入力ボード 図8は、入力バッファ66、同期結合回路68、クラン
プ/AGC回路72、およびビデオ信号A/D変換器7
4を含む(図6を用いて説明された)入力ボードでの詳
細を示す。図8の入力ボード回路素子における各々のブ
ロックはビデオ領域において良く知られた従来のもので
ある。図6のクランプ/AGC回路72は、図8では従
来のAGC回路140、増幅器144、第1のバックポ
ーチクランプ146、前記AGC回路140のための第
2のバックポーチクランプ142、同期チップ(tip )
AGC回路148、白色ピークAGC回路150および
5MHz・LPF154を含む形で示されている。処理
されたビデオ信号は、後述のRAMボードへデジタルビ
デオ信号を出力する副搬送波の4倍の周波数のA/D変
換器74に与えられる。また、同期結合回路は、副搬送
波の4倍の周波数の電圧制御水晶発振器158を含む。
そして、この副搬送波の4倍の周波数は分周器160に
より4分周され、ドライバ160からの出力周波数を増
幅器144からの入力信号のカラーバーストに対して比
較する副搬送波位相検出器152に与えられる。従っ
て、これは、前記電圧制御発振器158が入力カラーバ
ーストにより正確に同期を操作することを保証する。
【0053】従って、電圧制御発振器158の出力は基
準周波数となり、それは副搬送波の4倍の周波数であ
る。また、前記出力ドライバ160の出力は基準周波数
副搬送波信号である。また、前記入力ボードの一部を構
成する水平タイミングワンショット(one shots )16
4は、従来のものであり、各種の内部タイミングを取る
ためのものである。
【0054】図8の下方部分は、各種の内部タイミング
すなわちハウスキーピング(housekeeping)のための垂
直タイミングに加えて、後述のRAMボードに与えられ
る水平リセット信号のためのタイミングパルスを生成す
るためのデジタル回路を示す。3)暗号器の制御ボード 図9は、ライトアドレス回路70、ランダムに変化する
数値の発生器88、データD/A変換器90、PLL9
2、リードアドレス回路94および暗号化回路96を含
む制御ボード(図6参照)である。図9の上方左側の部
分から開始し、前記副搬送波の4倍の周波数の基準周波
数および水平リセット信号は図8の入力ボードから受信
される。そして、これら入力信号は図のように10ビッ
トの安定した(揺らぎのない)ライトアドレスを発生す
るライトカウンタ200に与えられる。前記ライトカウ
ンタ200の出力は、ビデオラインの正規の点において
EPROM202に書き込まれ、前記EPROM202
はビデオラインの正規の点において、カウンタ200か
らのカウントに応答して、同期ゲート、バーストゲー
ト、ライン20ゲートを発生するためのおよびカウンタ
自身をリセットするためのそれぞれの信号を出力する。
【0055】また、前記EPROM202の出力は初期
の同期合わせのためのリードカウンタ204に与えられ
る。前記リードカウンタ204は前記リードPROM2
06にカウントを出力し、それに応答して前記リードP
ROM206はPLLゲーティングパルスを発生する。
ブロック230を通過し、ブロック258を含むブロッ
ク208は、暗号化のために、後述のRAMボードによ
り用いられる揺り動かされたリードアドレス(RAD
R)を発生する。
【0056】図9の回路ブロックの下方の列は、重畳に
よる秘匿の同期関数すなわち固定された擬似ランダムパ
ターンとしての揺り動かされた同期信号を与える。出力
CSはコンポジット同期を表わす。図9の最下部の左側
部分から開始して、その入力信号は垂直帰線期間パルス
である。この信号は、WBOL比較器210から来るラ
イン書き込み開始(WBOL)命令により増加されるラ
インカウンタ262をリセットするために用いられる。
【0057】この実施例においては前記同期ウィッグル
は、各々のビデオフィールドの各種ライン上に固定され
た擬似ランダムパターンにより与えられるので、前記ラ
インカウンタ262が使用される。従って、それは、同
期パターンEPROM264に対して提供されるライン
レートアドレスカウントを実行し、ラインごとに前記同
期パターンEPROM264は、オフセットすなわち各
々のライン中の水平同期パルスに要求されるウィッグル
量を表わす。前記EPROM264からのオフセット値
は同期/バースト論理および実際の同期パルスを発生す
るためのワンショット266に適用される。また、回路
266は、2つのスイッチにより制御される。1つのス
イッチは、同期重畳(sysc overlay)が機能するか否か
を決定する同期重畳スイッチであり、もう1つは、挿入
された同期信号の幅が名目値より小さいか否かを決定す
る同期幅スイッチである。前記ブロック266のワンシ
ョットの出力は、前述の出力ボードに与えられるCS
(コンポジット信号)であり、前記カラーバーストをア
ンバンク(unblank )するために帰線消去(blkg)/反
転ロジックの帰線期間(blanking)の部分に対して与え
られるバーストゲート信号である。回路266に接続さ
れている前記同期幅スイッチは、同期ウィッグルを調節
するために、水平同期信号の幅の削減を許す。それゆ
え、これは、ネットワークに適合しないビデオすなわち
標準テレビジョンセットを含むほとんどのビデオ機器に
より実際に好適に用いられるNTSC標準でないビデオ
であるが、各種の送信機器により覆されあるいは影響を
受けてもよい。
【0058】前記帰線消去および反転論理270は、付
された反転スイッチの制御下において、さらなる秘匿の
ためのビデオの反転を実行するために、前記同期/バー
スト論理ワンショット266からの出力信号を受信す
る。従って、ブロック270の1つの出力である反転ラ
インは、与えられたビデオラインが反転されているか否
かを指示する。CBは、ブランクを与える場合および与
えない場合を決定するための前記出力ボードに対する制
御線として提供されるコンポジット帰線期間を指示す
る。ブロック270に示されるビデオ反転のための論理
は、カラーバーストはそのまま反転されないことが要求
される反転プロセスにおいて、侵害者に対するビデオ反
転の存在の手掛かりを回避するためである。従って、反
転されたラインは、水平帰線期間の間、その反転されな
い位置に存在しなければならない。従って、ブロック2
70は、垂直帰線期間および水平帰線期間パルスの両方
によりゲートされる。
【0059】重畳を用いた秘匿に関して、前記同期/バ
ースト論理およびワンショット266は、図の同期重畳
スイッチにより制御される。(図7を参照して前述し
た)ランダム値発生器により、このスイッチの駆動が可
能となり、従って、ランダムな同期秘匿が提供される。
この同期ウィッグルは、330Hzにおいて好適に動作
することが分かる。もちろん、いかなる場合において
も、これは、各々の帰線期間のための新しい同期を変わ
らずに発生する暗号解読器による、同じ移動における問
題を与えることはない。また、本発明に従ったさらなる
変形は、図7のさらなる秘匿を提供するための2つの異
なる周波数を用いて、水平同期信号をダブルウィッグル
(double-wiggle )することである。さらに、同時に、
垂直同期信号の位置を変化させること、すなわちさらな
る秘匿を付加する垂直同期信号ウィッグルが可能であ
る。
【0060】図9の回路ブロックの最後から2番目の列
は、(ライトアドレス信号に応答して)周波数変調カウ
ンタ242に対しランダム値を提供するランダムクロッ
ク発生器240から始まり、そして、前記カウンタ24
2は、垂直ラッチ246に対する8ビットデータワード
を出力するサイン(sine)EPROM244を引き起こ
す。前記EPROM244を可能(enable)あるいは無
能(disable )にし、それにより前記ベーシック(basi
c )ウォッブルをオンさせたりオフさせたりするスイッ
チPKにより、前記正弦EPROM244は制御され
る。また、前記正弦EPROM244からの8ビットデ
ータワードは、暗号器271により暗号化され、並列/
直列変換器272に対してパラレルに与えられる。従っ
て、前記正弦EPROM244による8ビットワード出
力は、直列に変換され、暗号解読のために、暗号解読器
へ伝達するための各々のビデオフィールドの垂直帰線期
間のデータライン20あるいはその辺りのアプリケーシ
ョンが示すところに挿入される。そして、(前述のよう
な)前記暗号解読器は、8ビットデータを除去し、それ
らを暗号解読し、暗号解読のために同じ回路セットに対
してそれらを適応させる。
【0061】サインEPROM244に適用される周波
数変調カウンタ242は、標準的には3−15Hzの領
域において、ランダムなFM変調された正弦波出力を生
成する。VBIのライン19で可能(enable)にされた
とき、前記垂直ラッチ246の出力は、10μsecの
オーダーの時定数を有する従来のRCローパスフィルタ
250により平滑にされたアナログ信号を出力するため
のD/A変換器248に与えられ、比較器252に与え
られ、それの第2の入力は、ライトアドレス7ラインに
応答して、水平周波数の4倍のレートのランプ(ramp)
あるいは滑らかな波形を与えるランプ発生器に連結され
る。
【0062】従って、比較器252は、前記揺らぎのあ
る画面のために要求されるような正確な時間において、
移動するムービングエッジのセットを発生する。4H位
相検出器254は、前記EPROM206からのこれら
のムービングエッジをPLLゲート信号に対して比較
し、それにより、エラー増幅器256によるこれらのエ
ッジに対するリードアドレスおよびライトアドレスをロ
ックする。前記エラー増幅器256の出力は、リード
(read)発振器として表された電圧制御水晶発振器25
8に対して与えられる位相検出器254の増幅された出
力であり、副搬送波周波数の4倍の周波数(fsc)にお
いて動作している。前記電圧制御水晶発振器258の出
力は、前記リードクロック(RDCK)である。それゆ
え、このリードクロック信号は、揺り動かされすなわち
正確に副搬送波周波数の4倍の周波数で動作している
が、最後にランダム値発生器240の動作により制御さ
れ、±2μsecまでのその名目値からの変位を受け
る。
【0063】従って、前記リード発振器258は、揺り
動かされたリードクロック信号RDCKを提供し、前記
クロック信号は、副搬送波周波数の4倍の周波数の基準
信号の安定した基準信号を提供するアナログ発振器15
8と対照をなす。従って、これら2つの発振器158,
258すなわち安定している一方(158)および揺ら
いでいる他方(258)は、図9の前記ライトカウンタ
200および前記リードカウンタ204のそれぞれに適
用されるタイミング信号を提供する。(NTSCビデオ
ラインあたり副搬送波周波数の4倍の周波数の910サ
イクルが存在するので)カウンタ200,204は、両
方とも910カウンタにより分周される。従って、カウ
ンタ200,204は、両方ともビデオラインレートで
動作する。これは、前記リードカウンタ204が揺らい
でいること以外は、従来通りである。前記カウンタ20
0,204の出力は、安定している前記ライトアドレス
バスWADRおよび揺り動かされた前記リードアドレス
バスRADRに対してそれぞれ与えられる。これらの各
々のバスは、図のように10ビット幅のバスである。
【0064】図9に示される回路素子の残りの部分に関
しては、前述のように、各々のラインにおけるビデオの
アクティブ部分が右方に移動される場合、満たされるべ
き左のエッジにおいて、ギャップが発生する。従って、
各々のビデオラインの左のエッジの時間において、重要
な2つの時点が存在する。第1の重要な時点は、(ギャ
ップの開始点において)ビデオを有する必要がある時点
であり、第2の時点は、(ギャップの終点において)ビ
デオが使用できるであろう時点である。それらの2つの
定義された時点の間において、前記アクティブビデオ信
号を擬するエッジフィル信号を与える必要がある。これ
ら2つの時点は、各々がライトサイクルのためのアクテ
ィブラインの開始点およびリードサイクルのためのアク
ティブラインの開始点に対応することが分かる。また、
前記画面が左方に移動される場合、前記画面の右側にお
いても同じ状況が発生することが分かる。この場合、2
つの重要な時点は、(a)リードビデオが排出された場
合、および(b)前記ビデオ信号がもはや要求されない
場合である。これら2つの時点は、それぞれリードサイ
クルのためのアクティブラインの終点およびライトサイ
クルのためのアクティブラインの終点に対応することが
分かる。
【0065】問題は、リードシステムおよびライトシス
テムは非同期であることであり、それは、それらが正確
な時間関係を留めることはできないことを意味する。従
って、1つのインターフェースが提供され、その中にお
いて、1つのあるいは複数のアドレスは、前記ラインの
要求された開始点および終点すなわちライトシステムお
よびリードシステムが定義されるためのBOLおよびE
OLである。そして、ラインのライトエンド(WREO
L)比較器208、ラインのリードエンド(RDEO
L)比較器209、ラインのライトビギニング(WRB
OL)比較器210、ラインのリードビギニング(RD
BOL)比較器212は、前記リードカウンタ204お
よび前記ライトカウンタ200から出力する実際のアド
レスを、要求されたRDBOL,WRBOL,RDEO
LおよびWREOLに対応する前もってセットされた数
値に対して比較する。これらのアドレスが、前もってセ
ットされた数値と整合する場合は、各々のカウンタが、
前記アクティブビデオにおけるフィリング(filling )
を開始することが要求される時点に到達されたことを、
そうでない場合は、各々のカウンタが、前記ビデオにお
いてフィリングをもはや継続する必要のない時点に到達
されたことを意味する。それは、実際のビデオ信号は
(左のエッジにおいて)提供されており、水平帰線期間
の開始点は(右のエッジにおいて)到達されたからであ
る。
【0066】ブロック218はフィル・エンドオブライ
ン(fill end-of-line)ワンショット回路であり、その
下方にあるのが、フィル・ビギニングオブライン(fill
beginnig-of-line)ワンショット回路222である。左
のエッジにおいて、WRBOL比較器210は、フィリ
ングプロセスの開始が要求されるとき、アクティブビデ
オの左端を定義する。RDBOL比較器212は、前記
フィリングすなわちエッジフィリングプロセスの終了が
要求されるときを決定する。従って、両方の比較器21
0,212の出力は、前記フィル・ビギニングオブライ
ン・ワンショット222に対して提供され、ワンショッ
ト222の出力は、ラインの左端を満たすことが必要な
ときにのみ高いパルスである。従って、そのパルスの端
部は、揺らぎを持って移動している。平均的には、半分
の時間はそのパルスが与えられていない。なぜならば、
前記画面が右の代わりに左に移動したためにそのライン
の左端においてフィリングが必要ないからである。
【0067】前記画面の右端において、ラインワンショ
ット218のフィルエンドは、同様に、前記WREOL
比較器208およびRDEOL比較器209に制御され
ており、各々のビデオの端部あるいはアクティブの部分
を探すためのアナログ出力信号を提供する。従って、フ
ィル・エンドオブライン・ワンショット218は、ライ
ンの端部を満たすことが必要なときにのみ高い信号パル
スを発生する。前記ワンショット回路218および前記
ワンショット回路222の出力は、水平帰線期間の幅に
よって、お互いから変位を受ける。すなわち、形式上
(formal)の帰線期間の端部に対応する内部エッジおよ
びビデオの移動するアクティブ部分の端部に対応する外
部エッジである。
【0068】前記2つのパルスの間の部分は、本質的に
揺らいでいるリードサイクルの結果生じるムービング
(moving)カラーバーストに対し振幅および位相が整合
する安定したカラーバーストが発生されなければならな
い領域である。フィルバースト・フリップフロップ22
0は、前記EOLパルスの後端部によりセットされ、前
記BOLパルスの前端部によりリセットさる。アドレス
を見るEOLトライステイト(tri-state )228は、
リードEOL(end-of-the-line )(すなわち、右側の
ギャップピリオドを満たすのに用いられるアドレス)と
して定義し、また同様に、BOLトライステイト224
は、左側のギャップのために、アナログ信号を与える。
フィルバースト領域において、用いられる前記アドレス
は、カラーバーストの中心のそれである。従って、前記
ワンショット218,222からの命令信号の制御下
で、ラインの終点、カラーバーストの中央のアドレスあ
るいはラインの開始点のアドレスのいずれにおいても与
えられ、それらは8ビットMSBリードアドレス選択回
路230に接続されているバス上に与えられたものであ
る。
【0069】注意すべき点は、10ビットアドレスシス
テムの2ビットのLSBは(前述のように)動作するこ
とが許されるので、図9の中央部のすべてのバスはただ
8ビットの幅を有することである。従って、前記選択回
路230は、ラインの終点、カラーバーストおよびライ
ンの開始点に対応する3つの固定されたアドレスの間を
選択する。示されるようにバースト(カラーバースト)
トライステート226は、前記フィルバースト・フリッ
プフロップ220およびバーストアドレスにより制御さ
れている。カラーバーストの中央部に対応するアドレス
に対するアドレスバスの8ビットのMSBをセットする
効果は、揺らぎのある状態にもかかわらず入力カラーバ
ーストに正確にマッチする継続する正弦波を有する完全
なリードサイクルHBIを満たすことである。そして、
要求された出力カラーバーストは単にゲートアウトされ
得る。従って、リードアドレスバスRADR上に提供さ
れる選択アドレスは、前記リードカウンタ204からの
実際の動作するアドレスおよび選択回路230の出力で
ある定常状態の間を切り替え、それは通常アクティブビ
デオの間動作するが、ラインの終点あるいはラインの開
始点およびバーストの中央部において凍結される。従っ
て、10ビットリードアドレスは揺り動かされており、
要求された期間において前記フィルプロセスを実行する
ために停止する。
【0070】図9の副搬送波の4倍の周波数の電圧制御
水晶発振器258は、この明細書の中に参照文献として
取り込まれた“広帯域周波数偏移電圧制御水晶発振器
(Wide Frequency Deviation Voltage Controlled Crys
tal Oscillator, inventor Ronald Quan,attony
docket no. M-1854 )“という表題の、継続中であり共
有されたシリアル番号07/860,643の米国特許
において他の実施例を用いて記述されている。本開示の
図10は、広帯域周波数偏移(deviation )電圧制御水
晶発振器の1つの実施例である。図10において、出力
信号(OUT)は図9の揺り動かされたリードクロック
(RDCK)に対応し、電圧制御入力(VCONTROL )は
図9のエラー増幅器256の出力に対応する。
【0071】図10を参照すると、第1の水晶313
は、抵抗312に直列に接続されている。水晶313お
よび抵抗312の直列結合は、第1の駆動トランジスタ
325により駆動される。電流供給源327,328
は、トランジスタ325,326のエミッタを負電源電
圧VEEに結合させ、トランジスタ325のコレクタは、
正電源電圧VCCに結合される。位相制御回路は、キャパ
シタ321,322に連なったバラクタ(電圧制御可変
容量)ダイオード320およびインダクタ324を含
む。前記位相制御回路により強いられた位相は、バラク
タダイオード320の容量に変化を与えるVCONTROL
調整することにより変化される。ダイオード329,3
29´は、前記回路において発振の振幅に制限を与え
る。
【0072】第2のトランジスタ325´、第2の水晶
313´、および抵抗312´はコモンベース増幅トラ
ンジスタ326、エミッタトランジスタ325、第1の
水晶313および第1の抵抗312に結合されている。
トランジスタ325´のエミッタは、電流源327´を
通して負電源電圧VEEに接続されており、トランジスタ
325´のコレクタは、正電源電圧VCCに接続されてい
る。水晶313、313´は、お互いに同位相で駆動さ
れている。バラクタダイオード320は、最小容量に対
して相対的に低い比率(すなわち2:1)の最大値を有
する。
【0073】水晶313、313´の共振周波数は、そ
れぞれ予め決定された間隔(例えば3KHz)離れたも
のが選択される。抵抗312,312´の値は、標準的
には、およそ150〜300Ωである。ユニティー・ゲ
イン(unity-gain)バッファ330は、出力信号を与え
る。
【0074】4)暗号器のRAMボード 図11は、バッファ76、加算器78、減算器80、バ
ッファ82、およびCバッファ84を含む図6のあるブ
ロックを含むRAMボードの詳細を表す。図11に示す
ように、入力ボードからビデオ信号を受信し、それをピ
ンポンRAMバッファ342,344に与える入力ラッ
チ340(図4には示されていない)が存在する。図1
1に示すように、加算器78および減算器80は、図6
と同じものである。図11に置ける図4の輝度Yチャン
ネルのためのバッファ82は、各々1つの水平ライン
(1H)長のデュアルRAMバンク350,352を含
むピンポンRAMとして示される。同様に、図6の色チ
ャンネルのためのバッファ84は、ピンポンRAM36
0,362として示される。
【0075】ライトアドレスおよびライトクロックすな
わちWADRおよびWRCKは入力としては安定してい
るが、リードアドレスRADRおよびリードクロックR
DCKは共に安定しているので、揺り動かされることが
要求される輝度チャンネルおよび色チャンネルの両方と
も、ライトアドレスシステムからリードアドレスシステ
ムへ切り替える必要がある。前記選択回路354,36
4は、クロックおよびアドレスバスをそれぞれ輝度チャ
ンネルおよび色チャンネルのために操縦し、与えられた
ビデオラインにおいて、バッファ350,352および
360,362の各々の組における1つのバッファは書
き込みを実行しており、他のバッファは読み出しを実行
している。水平帰線期間リセット信号は、選択回路35
4の制御のために1Hフリップフロップに与えられ、バ
ッファの組みは、読み出および書き込みを適当に交互に
実行する。
【0076】5)暗号器の出力ボード 図6のブロック図の出力ボードの部分は、色信号D/A
変換器98、輝度信号D/A変換器104、VBID/
A変換器106、ヘテロダイン回路100、ビデオ信号
加算器102、出力ドライバ110およびVBI/HB
I再生器108を含む。
【0077】出力ボードを示す図12により分かるよう
に、輝度DAC(D/A変換器)104、VBI DA
C106および出力ドライバ110は図6と同じブロッ
クである。また、図12は、前述のように図9の制御ボ
ードから輝度帰線消去スイッチ414のために与えられ
るライン20インジェクト回路400へ与えられる図の
上部左手の部分におけるライン20のデータを示す。さ
らに、図9の下部右手の部分に示された前記ビデオ挿入
信号は、図12の上部左手の部分に示される前記RAM
出力バスから輝度デジタル信号を受ける輝度DAC10
4に対して与えられる。さらに、(時間的に安定してい
る)前記RAMボードからのデジタル化された垂直帰線
期間信号は、前記VBI/DAC106に与えられ、前
記RAMボードからの色デジタル信号は、色DAC98
に与えられる。前記色DACは輝度DACのように原ビ
デオ挿入信号により制御される。
【0078】VBI信号により制御されるVBIスイッ
チ406は、信号の適当な部分で要求される垂直帰線期
間において切り替え動作を実行する。そして、VBIス
イッチ406の出力は、サンプリングにより削減された
高周波のうねりを保証するための従来の逆サイン X/
Xのタイプのフィルタにより、フィルタリングが施され
る。そして、前記フィルタ410の出力は、加算(summ
ing )増幅器412に与えられる。前記加算(summing
)増幅器412の出力は、輝度帰線消去スイッチ41
4に与えられる。フィルバースト動作は、RAMボード
出力における継続するバーストを用いて完全なHBI信
号を置き換える。輝度帰線消去スイッチの動作は、H帰
線消去およびH同期を再び挿入し、予期されたカラーバ
ーストから継続するバーストを得るためであり、それに
より、要求されたHBIフォーマットを発生する。そし
て、前記輝度帰線消去スイッチの出力414は、およそ
5MHz以上の外部からのサンプリング・サイドバンド
周波数を除去するためのローパスフィルタ416により
フィルタリングが施される。そして、前記ローパスフィ
ルタ416の出力は、出力ドライバ増幅器110に与え
られる。
【0079】同様に、色DAC98の出力は、垂直帰線
期間の間に色信号を切り替えて出力するための垂直帰線
期間スイッチ420に与えられる。そして、前記垂直帰
線期間スイッチ420の出力は、およそ2MHz以上の
色周波数を除去するためのローパスフィルタ422の原
因であり、ブラッククリッパ412の原因であり、それ
ゆえ、輝度DACのための前述と同様の経路をフォロー
する。
【0080】色チャンネル出力からの垂直の細部の抑制
に関しては、これは図12の出力回路により実行され
る。示されるように、これは、垂直帰線期間の間に色信
号をスイッチアウトする垂直帰線期間スイッチ420の
制御下において、垂直帰線期間を除いて生じる。ライン
のアクティブビデオ部分の間に、この色信号はローパス
フィルタ422によりフィルタリングサれ、加算フィル
タ412においてブラッククリップされ、輝度信号と結
合され、それゆえ、失った垂直の細部が復元される。こ
れは、色チャンネルに前記失った垂直の細部が存在し、
ローパスフィルタが色成分を除去し、垂直の細部のみが
残され、それを前記輝度チャンネルに足し戻すことで前
記失った垂直の細部が復元されるからである。同期シェ
イパ426および帰線消去シェイパ428は、論理レベ
ルCS(composite sync)およびCB(composite blan
king)信号を要求されたレベルであり標準の立上がり時
間および立ち下がり時間すなわちNTSCでは140μ
secを有するアナログ信号に変換する。
【0081】図12の下方部分は、図6のへテロダイン
回路100である。示されるように、色DAC98から
のアナログ色データは、A/Dにおけるサンプリングお
よびホールディングによる高周波におけるロスを復元す
るための逆サイン X/Xフィルタ424に与えられ
る。しかしながら、(時間的に揺らいでいる)このフィ
ルタリングされた色信号は、名目上の副搬送波周波数
3.58MHzではない。従って、この信号は、さらな
るプロセスのために、平衡変調器438に与えられる。
【0082】副搬送波周波数電圧制御水晶発振器450
は、副搬送波位相検知器446を含むループの一部分で
あり、前記ループは、エラー増幅器448を駆動し、エ
ラー増幅器448は、前記周波数電圧制御振器450を
駆動する。前記周波数電圧制御発振器450の出力は、
分周器452により2つに分周され、副搬送波周波数の
半分の周波数が与えられる。前記ドライバ452の出力
は、2つのバンドパスフィルタ436,454に与えら
れる。ここで、第1のフィルタ436は、前記副搬送波
周波数の半分の周波数の第5高調波すなわち5/2FSC
のみ通過させる。第2のフィルタ454は、前記副搬送
波周波数の半分の周波数の第3高調波すなわち3/2F
SCのみ通過させる。そして、バンドパスフィルタ454
は、これを、揺らいでおり副搬送波の4倍の周波数の4
分の一に等しい4分周された(devided-by-4)リードク
ロック信号(RDCK)と混合させる平衡変調器456
に適応される安定したキャリア3/2FSC信号を出力す
る。
【0083】このRDCK信号は、ドライバ458で4
分周され、揺り動かされた副搬送波周波数を出力し、そ
の周波数において、平衡変調器456は副搬送波周波数
の3/2周波数を用いて変調される。そして、前記平衡
変調器456の出力は、バンドパスフィルタ460にお
いてフィルタリングされ、揺り動かされた副搬送波周波
数を含む副搬送波周波数の5/2の周波数(上部側波
帯)が選択される。図において、これはウォッブルされ
たキャリアと記述されており、平衡変調器442に与え
られる。
【0084】示されるヘテロダイン回路の上部の部分
は、バンドパスフィルタ436により2分周された安定
した副搬送波周波数の第5高調波を受け、それを平衡変
調器438においてフィルタ424からの揺り動かされ
た色信号を用いて変調する。そして、前記平衡変調器4
38の出力は副搬送波周波数の7/2の周波数を選択す
るためのおよそ3MHzの通過帯域幅を有するバンドパ
スフィルタ440によりフィルタリングされる。そし
て、前記バンドパスフィルタ440の出力は、揺り動か
された色信号を含む副搬送波周波数の7/2の周波数
(上部側波帯)であり、そのとき平衡変調器442にお
いて揺り動かされたキャリアを用いて混合された前記色
信号は、平衡変調器442の下部側波帯出力を経由し
て、色帰線消去スイッチ430に対して安定した色信号
を与える。
【0085】このヘテロダイン回路の目的は、ビデオラ
インのウォッブル(ジッタ)量を、マスタークロックお
よびリードクロック(RDCK)により、既知にするこ
とである。すなわち、このマスタークロック信号は、実
際に、暗号化された色周波数すなわちウォッブリング
(wobbling)における変化に比例した周波数変化に固定
される。従って、このリードクロック信号周波数は、周
波数に関して、色信号からウォッブリングを除去するた
めに、キャンセルの形状として用いられる。示されるよ
うに、副搬送波周波数位相検出器446の制御を助ける
バースト信号は、出力ビデオ信号からのカラーバースト
信号である。それゆえ、ビデオ出力カラーバーストは、
入力部ビデオ原カラーバーストに整合する。
【0086】このヘテロダイン回路の動作は図13
(a)から図13(e)の周波数スペクトラムをさらに
参照することにより示される。まず、図13(a)にお
いて、(暗号化の前の)入力プログラム色信号は、中心
周波数3.58MHz(すなわち副搬送波周波数)の周
波数分布を有するスペクトラムとして示される。図13
(b)の暗号化において、色DAC98から与えられる
揺れ動く色信号は、図のようにΔFで揺れ動いており、
3.58MHz±ΔFの中心周波数を有する。同時に、
マスタークロックも、正確に副搬送波周波数の4倍の周
波数で同じ量だけすなわち14.32MHzを中心にΔ
Fの4倍のジッタで揺らいでいる。これは、色信号にお
けるウォッブルは、正確にマスタークロックの1/4で
あることによる。
【0087】図13(d)のように、バンドパスフィル
タによるフィルタリングにより、ヘテロダイン回路は揺
れ動く色信号を形成する副搬送波周波数の7/2の周波
数および5/2の周波数を選択し、両方の周波数は同じ
ウォッブル量すなわち±ΔFを有する。
【0088】従って、副搬送波周波数の5/2の周波数
の色信号(変調され選択された下部側波帯)から副搬送
波周波数の7/2の周波数(両者ともΔFのウォッブリ
ングを有する)を減ずることにより、安定した3.58
MHzのローパスフィルタの出力において1つが到達
し、それは要求された安定した色信号である。
【0089】図14は、前述の暗号化システムに適用さ
れる本発明に係るヘテロダイン回路の異なる実施例であ
る。示されるように、マスタークロックは、ビデオ信号
において要求されたウォッブリングを引き起こしそれに
よりビデオを暗号化するために、暗号化プロセスにより
周波数においてΔFの±4倍の量だけ変化する。プログ
ラミングビデオはブロック470のA/D変換器により
デジタル化され、輝度信号Yチャンネルおよび色差信号
Cチャンネルに分離され、各々のチャンネルは、マスタ
ークロックにより±4ΔFの量だけ揺り動かされるプロ
セスが施される。マスタークロックがY成分およびC成
分を両方とも変化させる後すなわち時間的な変化により
それらを揺り動かす後、前記色差成分Cは要求されない
安定しない色差周波数を有する。従って、ヘテロダイン
回路の目的は、暗号化された色差成分の周波数を安定化
し、テレビジョン受信機が簡単で安価な暗号解読装置を
用いてカラー信号を見えるようにすることである。
【0090】マスタークロックが副搬送波周波数の4倍
の周波数±4ΔFであることは分かっている。示される
ように、デジタル処理の後、Y信号およびC信号は、両
方ともブロック470におけるD/A変換器によりアナ
ログに戻され、従って、望まれない不安定なキャリア周
波数を有するいわゆるジッタ(jittered)をうけたY信
号およびジッタをうけたC信号を出力する。図の下方左
手部分にあるヘテロダイン回路は、分周器474におい
て4分周された(RDCK信号により表される)マスタ
ークロックを用い、それは平衡変調器476により安定
した副搬送波の4倍の周波数を乗じられる。ここで、副
搬送波周波数は、3.58MHzである。平衡変調器4
76の出力の上部側波帯は、副搬送波周波数の3/2の
周波数および副搬送波周波数±ΔFの和を得るために、
バンドパスフィルタ478により選択される。同時に、
副搬送波周波数±ΔFの周波数を有するC´(揺り動か
された色信号)成分が、まず図12の逆サイン X/X
フィルタ424によりバンドパスフィルタ482におい
てフィルタリングされる。そして、前記バンドパスフィ
ルタ482の出力は、変調器484において安定した副
搬送波周波数の5/2の周波数を有する信号が乗じら
れ、前記変調器484の出力は、副搬送波周波数の7/
2の周波数±ΔFの周波数を与えるために上部側波帯を
通過させるためにバンドパスフィルタ486においてフ
ィルタリングされる。
【0091】以上に注意すると(図12参照)、安定し
た副搬送波の3/2の周波数および安定した副搬送波の
5/2の周波数は、入力カラービデオ周波数すなわち基
準副搬送波周波数に固定されたフェイズロック(phase-
locked)された電圧制御発振器から与えられる。バンド
パスフィルタ478,486の出力は、平衡変調器48
0により乗じられ、バンドパスフィルタ488によりフ
ィルタリングされ、下部側波帯出力は、±ΔFのウォッ
ブルから解放された周波数副搬送波における色信号であ
る。図12に示されるように(ただし図14には示され
ていない)、出力ローパスフィルタ432からのバース
ト信号は、入力ビデオカラー周波数に対する副搬送波周
波数電圧制御発振器450をフェイズロックするため
に、位相検出器446に送り戻される。そして、図14
において示されるように、バンドパスフィルタ488か
らの出力色信号は、ビデオ加算器により揺り動かされた
輝度信号Y´に加算され、その出力は、揺り動かされた
輝度信号および安定した副搬送波周波数を有する揺り動
かされた色信号を有する出力ビデオ信号を与えるため
に、ローパスフィルタ490によりフィルタリングされ
る。
【0092】従来のヘテロダインカラー安定化装置にお
いて、マスタークロック/4は、実際に入力ビデオ信号
からのカラーバーストである。これは、逆サイン X/
Xフィルタ424からの揺り動かされたカラーバースト
を得ることによる方法と同様の方法でなされてもよい
が、カラークロマ(color chroma)安定化装置は、同様
には効果的でなく、従って、色信号はより不安定であろ
う。最良の色信号の安定化のために、(このシステム独
特の)RDCKは、前述のように用いられる。
【0093】前述のヘテロダイン回路に関しては、その
適応性は、暗号化における使用に加えられる。例えば、
タイムベースエラーを有するようなビデオ信号処理での
使用に適している。
【0094】6)暗号解読器 図6の符号器あるいは暗号化回路からの揺り動かされた
ビデオ出力信号は、従来のように同軸ケーブル、衛星、
放送、テレビジョン、ケーブルテレビジョンあるいは他
の方法で暗号解読器(デコーダ)に伝えられる。前記暗
号解読器は、標準的には家庭に設置され、それの暗号解
読された信号は従来のホームテレビジョンセットあるい
はモニターに連結される。本発明の目的の1つは、高度
なセキュリティーを有し、適当な秘匿を提供し、依然低
コストで信頼性のあるデコーダに適合可能なシステムを
提供することである。これは、1,000あるいは1
0,000のデコーダが作られ使用され、従って、それ
らは家庭に設置されるので相対的に低コストで、サービ
スがほとんど要求されないことは本質的なことだからで
ある。ここで、これは、標準的にはヘッドエンド(head
-end)に設置され、どのテレビジョンシステムにおいて
も相対的にほとんど存在しない(TVチャンネルあたり
1つ)暗号解読器を用いる場合ではないことに注目すべ
きである。
【0095】図15は、暗号解読信号処理のフローチャ
ートである。ステップ500において、暗号化されたビ
デオ信号が受信され、(暗号解読の種である)暗号化さ
れたランダム値が抽出される。この抽出された値から、
ステップ502において、前記ランダム値は暗号解読さ
れ、アナログ波形に変換される。そして、ステップ50
4において、このアナログ波形は、入力ビデオを追跡す
るために、すなわちビデオ信号がどのように揺らぐかを
正確に指示するために必要な情報を含む揺らぐタイムベ
ースを発生する。そのデータから、ステップ506にお
いて、要求される揺らぐ水平同期信号、帰線期間および
カラーバーストを合成することが可能である。ステップ
508において、入力信号の完全な水平帰線期間は、ビ
デオ信号を追跡する合成された同期信号、帰線期間およ
びカラーバーストより作られた完全な合成された揺らぐ
水平帰線期間を用いて置き換えられ、従って、信号が従
来のテレビジョン受信機上で見られることが許される。
【0096】図16は、図15の処理を実行するための
デコーダの一実施例を示すブロック図である。上方左手
の部分において、暗号化された入力ビデオ信号は入力バ
ッファ520に与えられる。暗号解読のデータ経路にお
いて、前記データはデータ抽出器522により抽出さ
れ、そして、従来のように暗号解読器524により復号
される。ブロック526において、前記データはデジタ
ルからアナログに変換され、ローパスフィルタ528に
より平滑化され、コンパレータアレイ530に与えられ
る。
【0097】その間、アナログランプ発生器536を駆
動するために、PLL534は入力水平同期信号の水平
ラインレートに固定される。そして、前記コンパレータ
アレイ530は、水平ランプ信号を前記ローパスフィル
タ528から入力する変化するDC(直流)信号と比較
し、それらが交わる点における移動するエッジを与え
る、すなわち比較がなされる場所のエッジから水平帰線
期間のすべての要素を時間的に目盛ることが可能であ
る。
【0098】そして、この比較器のデータは、カラーバ
ースト発生器542およびビデオスイッチ548に適用
される水平帰線期間発生器544を用いて、バースト信
号、水平同期信号および帰線期間パルスを発生する。前
記ビデオスイッチ548は、暗号解読器により処理され
ないアクティブビデオと図16の下方部分の回路により
処理される水平帰線期間の間を切り替える。前記ビデオ
スイッチ548は、再発生された水平帰線期間信号によ
り駆動される。
【0099】前記バッファ520からの入力ビデオ信号
は、原ビデオ信号を復元するために、予め暗号器により
前記ビデオ信号が反転されたいずれの場所においてもそ
れが再び反転されるという範囲においてのみ、暗号解読
器により処理される。
【0100】この完全な反転されていないビデオ信号
は、ビデオスイッチ548に与えられ、それの出力信号
は、TV受信機あるいはモニタへのビデオ出力のための
出力ドライバ550に与えられる。前記アナログランプ
発生器536は、PLL534からの水平同期信号を用
いて計時される図17(a)に示されるようなランプ波
形の列を発生する。図17(a)に示されるように、各
々のランプはウォッブルを有する完全な再生されたHB
Iをカバーするのに十分な継続時間を有する。それは、
およそ20μsecである。従って、前記比較器は、前
記ランプを図17(a)で水平線として示された基準電
圧と比較する。前記比較器は、出力として、入力ビデオ
中に存在するウォッブルにより時間的に同期して各々が
揺らいでいる図17(b)に示される矩形パルスを与え
る。つまり、図17(b)において、各々の水平パルス
の前部エッジにおける水平の矢印により示されるごとく
である。
【0101】図17(b)において示されるように、各
々のビデオラインにおいて1つのそのような比較器の矩
形パルス出力が存在する。従って、このエッジは、前記
ウォッブルにより時間的に同期して移動する。そして、
図17(b)に示されるように、各々のラインのための
1つの揺らぐエッジを用いて、図17(c)において垂
直の矢印により示すように水平帰線期間を完全に復元す
ることが可能である。この6つのエッジは、図の左か
ら、(1)水平帰線期間の前部のエッジ(2)水平同期
パルスの前部のエッジ(3)水平同期パルスの後部のエ
ッジ(4)カラーバーストの前部のエッジ(5)カラー
バーストの後部のエッジ(6)水平帰線期間の終端であ
る。
【0102】本発明の一実施例により、これは、各々の
比較器が先行する比較器に対してオフセットを有する6
つの異なる比較器のアレイを提供することによりなされ
る。代わりに、1つの比較器が第1のエッジを生成し、
そして、計時されたワンショットの列が水平帰線期間の
他の5つのエッジを与えてもよい。
【0103】暗号解読器の主な仕事は、ビデオ信号のア
クティブ部分の反転の除去に加えて、ウォッブルの除去
された時間に正確に同期して動作する水平同期パルスお
よびカラーバーストを生成することである。同期パルス
の復元は比較的簡単であるが、図2の参照により示され
るように、カラーバーストの復元はより難しい。ライン
Nにおけるカラーバーストは、ラインN+1におけるカ
ラーバーストの位置に関して時間軸上前進され、ライン
N+2におけるカラーバーストは、ラインN+1におけ
るカラーバーストの位置に関して遅延する。従って、暗
号解読器は、ある特定のラインにおいてまだ発生してい
ないカラーバーストと振幅および位相が整合する正弦波
を提供する必要がある。
【0104】従って、前記回路は、特定のラインのカラ
ーバーストの位置を予期する必要がある。これは、一実
施例における暗号解読器において、図16のバースト再
生器542の水晶フィルタをリング(ring)するための
カラーバーストを用いることによりなされ、それで、前
記フィルタは完全なラインのための同じ振幅および位相
においてリングし、従って、カラーバーストと同じ振幅
および位相を有する継続波を発生する。これは、十分良
くリングする(十分高いQを有する)フィルタを提供す
るために、典型的に2つの直列に接続された発振する水
晶を要求し、前記出力は、前記ビデオラインの端部に先
立って、零に落ちることはない。
【0105】本発明に係るこれら2つの直列に接続され
た水晶の使用での1つの改善は、前記暗号器において前
記カラーバーストを2つあるいはそれ以上の部分に分割
し、標準でないカラーバーストのフォームを提供するこ
とである。図18(a)は、バックポーチにおいてカラ
ーバースト(図ではバースト)を有する従来のRS−1
70Aの水平帰線期間を示す。図18(b)は、本発明
により代わりに、前記バーストの最初の部分に、各々の
ビデオラインの水平帰線期間のフロントポーチにおいて
与えられたプリバースト部分が存在し、カラーバースト
の残存部分が、従来のようにHBIのバックポーチに位
置することを示す。従って、5μsec以上すなわち水
平帰線期間の全継続時間さえも水晶フィルタをリングさ
せる必要はない。これは、簡単で高価ではない暗号解読
器の使用を許す利点を有するが、プリバーストの設備の
ための必要により標準フォーマットではない。それゆ
え、これは、ネットワークに非透過(non-network tran
sparent )すなわち例えばビデオシネマに用いられるた
め適したNTSCに非適合のシステムである。
【0106】代わりのアプローチは(図18(c)参
照)、完全なHBIの上に継続するカラーバーストを重
畳することである。すなわち、帰線期間の開始点におい
てバーストを開始させ、同期パルスを線形に加算し、全
期間動作させることである。
【0107】7)HBIのデジタル合成を用いた暗号解
読器 前述の暗号解読プロセスは、ビデオウォッブルを追跡す
る水平同期信号、帰線期間信号およびカラーバーストの
合成(再発生)、ならびに安定した暗号解読された画面
を出現させるためにTV受信器が追跡できる一様にされ
たタイムベースの変化(前記ウォッブル)を有するビデ
オ信号を形成するための入力基準同期信号、帰線期間信
号、およびバーストの前記合成された信号への置き換え
を含む。
【0108】他の実施例においては、それらの同期信
号、帰線期間信号およびバースト信号は、暗号解読器に
おいて、デジタル的に発生される。その後のアナログ信
号への挿入およびすべてのビデオ信号処理(クランピン
グ、AGC、反転等)は、前述の図16におけるアナロ
グの実施例のように、アナログ域において残存する。
【0109】次の回路は、NTSCのためのものである
が、PALにおいても、当業者にとって明白な異なる数
値を用いて、同様に働く。各々のラインの水平帰線期間
(HBI)に要求される水平オフセットは、垂直帰線期
間に送られたフィールドレートのデータバイトからある
適当な補間アルゴリズムに基づいて数学的に計算され
る。そのオフセットは、副搬送波の8倍の周波数におい
て動作する1820分周(divide-by-1820)のカウンタ
に対するプリセットあるいはプリロードとして与えら
れ、名目上構成され、前記カウンタは全ラインをカウン
トする。すなわち、1820のカウントに63.555
μsecかかる。例えば、カウンタが数値10にプリセ
ットされているとき、そのようにプリセットされていな
いときに比較して349nsec早く1820までのカ
ウントを終了することがわかる。カウンタが実際に18
80までカウントするように設計された場合、プリロー
ドのために作られた設備は、0から120まで動作し、
正味の効果は、カウンタによりセットされたラインタイ
ムは、35nsecの増加において、±2μsecだけ
変化し得ることである。
【0110】実際には、本暗号化プロセスを用いて、ラ
イン長のラインごとの(line-to-line)変化は、10n
secに過ぎない。従って、前記カウンタは、0から2
まで動作するプリセットを用いて、1820±1あるい
は1821のカウントを遂行することのみ必要である。
(10nsec/ラインにおいて、1つのフレームにお
ける240ラインのタイムオフセットの累積は、2.4
μsecであることが分かる。) 図19のブロック図を参照すると、ブロックの最上部の
列は、図16の同様の数値が付された要素に対応するア
ナログビデオプロセッシングである。第2の列におい
て、8*FSCで動作する発振器578は、副搬送波PL
L576により、入力カラーバーストにフェイズロック
されている。その出力は、新しいカラーバーストを形成
するためにバーストゲーティング582によりゲートさ
れる3.58MHzの信号を作るために、分周器580
により8分周され、加えて1:1880カウンタ588
のためにクロックを提供する。
【0111】3番目の列において、入力信号から垂直帰
線期間におけるデータバイトが分離され、ブロック58
4で暗号解読され、ラインオフセット計算器(マイクロ
プロセッサ)586に与えられる。前記計算器586
は、垂直レートデータビットを適応させるのに要求され
るラインごとの(line-by-lyne)オフセットをリアルタ
イムで計算し、その数値を(リアルタイムで)前記18
80分周カウンタ588に与える。前記計算器586
は、せいぜい、正確に63.555μsecごとに、1
つの数値を8ビットに計算するのみであるので、前記計
算器586は、簡単でよい。さらに、それは概して、動
作するための少なくとも4つのライン(あるいは245
μsec)を具備するであろう。図20の他の実施例で
は(そうでなければ図19のそれのように)、時間分解
能の精細さを低下することなく要求されたクロック速度
を減少するために、システムは8*FSCの代わりに4*
SCで動作し、カウンタはオフセットワードのただ7ビ
ットのMSBを用いてプリロードされる。これは、シフ
トに、最小70nsecの増加の限界を与える。35n
secを定義する最後のビット(LSB)は、XORゲ
ート587においてクロックを反転するために用いられ
る。前記反転は、前部エッジの代わりに、後部エッジを
アクティブエッジにし、それはラッチ589に入力さ
れ、それにより、要求された35nsecをもってラッ
チ出力をシフトする。 図19および図20を参照する
と、カウンタ588の11ビットの出力は、従来のよう
に、要求された同期信号の前部エッジおよび後部エッ
ジ、帰線期間ならびにバーストゲートパルスに対応する
6つのタイミングエッジを与えるために、エッジカウン
タ590において復号される。これらのエッジは、カウ
ンタのためのプリセットを変化させるラインレートによ
り表されたウォッブルをもって、同時に移動することが
分かる。タイミングエッジは、従来通り、実際のパルス
を発生させるために3つのR−Sフリップフロップに与
えられる。実際に、加えられたハウスキーピング(hous
e-keeping )パルスは、同様に復号され、要求されるよ
うに形成される。
【0112】4番目の列では、同期ストリッパにおい
て、前記ビデオ信号から前記同期信号を分離し、さらに
分離ブロック596において、水平および垂直同期パル
スを分離する。前記水平同期信号は、前記1880カウ
ンタをリセットするために用いられる。前記垂直同期信
号は水平同期信号により計時され、各種ハウスキーピン
グ(house-keeping )の目的のために、特に、垂直帰線
期間の22ラインの間、ブロック544におけるHBI
再生プロセスを抑制するために、ラインナンバー復号ブ
ロック600において、フレーム中のラインをカウント
するために用いられる。
【0113】8)垂直同期信号時間シフト暗号化 この実施例の目的は、水平に加えて垂直における画面の
ウォッブルを引き起こすことである。その遂行は、ラン
ダムに21ラインのうちのいずれかの出力を選択するた
めの設備を用いて、前記RAMボードの加算器78およ
び減算器80を駆動する現存の1ラインメモリ(RA
M)が、21ラインのようなものに拡張されることのみ
要求する。そして、実際は、21のメモリステージのう
ちの11番目のビデオ出力と比較し、第1番目からのビ
デオは10ライン分進められ、最後からのビデオは、1
0ライン分遅延される。フィールドごとの240のライ
ンからの21ラインのピークトゥーピーク(peak-to-pe
ak)は、直接、52μsecのアクティブ画面幅からの
4μsecの水平動作に対し比較される。第2のランダ
ムに周波数変調されたデジタルの正弦波のような信号
(水平ウォッブルのためのリードアドレスを変化させる
それに類似している)は、Y/C分離のために加算器お
よび減算器に適用される1Hバッファの異なる組の出力
を選択するために用いられる。1Hメモリバッファの数
は異なるアプリケーションにより変化してもよいし、適
合する変化のレートが用いられてもよい。特に、前記変
化のレートは、図6のシステムの水平暗号化を用いてラ
ンダムに制御されてもよいし、その場合、データの第2
のバイトが、水平変化を表わすために用いられる第1の
バイトと類似に、垂直変化を表わすために垂直帰線期間
に加えられてもよい。もちろん、前記第2のバイトは、
第1のバイトのように暗号化されてもよい。
【0114】図21は、そのような5ラインの変化を用
いたシステムを示し、図6の1Hバッファと記されたブ
ロック76をそっくり置き換える。図21は、ビデオA
/D74、加算器7および減算器80を含む図12の回
路に対応する部分を示す。5つの1Hバッファ602,
604,606,608,610は、図6の1つの1H
バッファを置き換える。前記バッファ602,604,
606,608,610は、ランダム値発生器612に
より発生されるランダムに変化する数値にしたがって選
択され、前記ランダム値発生器612は、各々のビデオ
フィールドのために前記バッファのうちの1つを選択す
るための周波数変調されたデジタルの正弦波的な信号を
前述のように発生する。従って、垂直の時間シフト量
は、ランダムに変化する。ともかく、選択されたバッフ
ァにおいて、前記加算器78および減算器80は、図6
の回路と同様に、前記選択されたバッファの入力および
出力を用いて駆動される。従って、常に、正確に1つの
ライン(1H)と異なる2つのビデオ信号を用いて与え
られ、従って、Y−C分離は、抑圧されずに生じる。
【0115】暗号解読は、単に、垂直信号が前述の水平
ウォッブルと同様に画面と整合して揺り動かされる(wo
bbled )ことを要求する。ラインカウンティング(line
- counting)垂直偏向を使用するTVセット、モニタあ
るいはプロジェクタは、時間変化するラインカウントを
受けるために修正されてもよいし、一方、より古いマル
チバイブレータベースのTVユニットは、修正を要求し
ないであろう。
【0116】前述されたようなエッジフィル設備は、画
面が下方にシフトされた時のフレームの最上部および画
面が上方にシフトされた時のフレームの最下部を満たす
ための用いられる。前述のエッジフィル回路の小変形
が、これを実行する。
【0117】また、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。さらに、当業者であれば、この開示
および請求の範囲における権利を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】米国特許No.5,058,157において開
示された暗号化された信号を示す図である。
【図2】米国特許No.5,058,157において開
示された暗号解読された信号を示す図である。
【図3】米国特許No.5,058,157において開
示された暗号化ユニットを図4と連結して示すブロック
図である。
【図4】米国特許No.5,058,157において開
示された暗号化ユニットを図3と連結して示すブロック
図である。
【図5】本発明に係る暗号化プロセスのフローチャート
である。
【図6】本発明に係る暗号化装置を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明に係るランダムノイズ重畳回路を示すブ
ロック図である。
【図8】図6の回路の入力ボード部を示すブロック図で
ある。
【図9】図6の回路の制御ボード部を示すブロック図で
ある。
【図10】図9の回路の高帯域発振部を示すブロック図
である。
【図11】図6の回路のRAMボード部を示すブロック
図である。
【図12】図6の回路の出力ボード部を示すブロック図
である。
【図13】(a)は図12の回路によりなされるヘテロ
ダイン関数を表わすスペクトラムの図であり、(b)は
図12の回路によりなされるヘテロダイン関数を表わす
スペクトラムの図であり、(c)は図12の回路により
なされるヘテロダイン関数を表わすスペクトラムの図で
あり、(d)は図12の回路によりなされるヘテロダイ
ン関数を表わすスペクトラムの図であり、(e)は図1
2の回路によりなされるヘテロダイン関数を表わすスペ
クトラムの図である。
【図14】図12のヘテロダイン回路の他の型を示すブ
ロック図である。
【図15】本発明に係る暗号解読プロセスのフローチャ
ートである。
【図16】本発明に係る暗号解読装置を示すブロック図
である。
【図17】(a)は図16の暗号解読装置に関連する波
形を示す図であり、(b)は図16の暗号解読装置に関
連する波形を示す図であり、(c)は図16の暗号解読
装置に関連する波形を示す図である。
【図18】(a)は図6の暗号化装置におけるプリバー
ストの使用を示す図であり、(b)は図6の暗号化装置
におけるプリバーストの使用を示す図であり、(c)は
図6の暗号化装置におけるプリバーストの使用を示す図
である。
【図19】本発明に係るデジタルHBIシンセシスおよ
び補間を用いた暗号解読装置を示すブロック図である。
【図20】本発明に係るデジタルHBIシンセシスおよ
び補間を用いた暗号解読装置を示すブロック図である。
【図21】本発明に係る垂直ウォッブルすなわち暗号化
機能を示す図である。
【符号の説明】
66…入力バッファ、68…同期結合、70…アドレス
書き込み、72…クランプおよびAGC、74…ビデオ
A/D、76…1Hバッファ、78…加算器、80…減
算器、82,84…1Hバッファ、88…ランダムに変
化する数値、90…データD/A、92…PLL、94
…アドレス読み出し、96…暗号器、98…色差D/
A、100…ヘテロダイン、102…ビデオ加算器、1
04…色差D/A、106…色差D/A、108…VB
I/HBI再生器、110…出力ドライバ、520…入
力バッファ、522…データ抽出器、524…データ暗
号解読器、526…データD/A、528…ローパスフ
ィルタ、530…コンパレータ・アレイ、534…水平
PLL、536…アナログランプ発生器、540…ビデ
オインバータ、542…バースト再生器、544…HB
I再生器、548…ビデオスイッチ、550…出力ドラ
イバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・オー・ライアン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95014、キュパーテイノ、クリークサイ ド・コート 22015 (72)発明者 ロナルド・クアン アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95014、キュパーテイノ、ワンダーリッ チ・ドライブ 10910 (72)発明者 ジェームス・アール・ホルツグラフェ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 95037、モーガン・ヒル、トーマス・グレ ード・ロード 2710 (72)発明者 ピーター・ジェー・ウオンフォー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94018、エル・グラナダ、マラガ 962

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョンにおいて視覚に供される際
    に、コンポジットビデオ信号に関する同期ウィッグル秘
    匿を提供する方法において、 コンポジットビデオ信号の複数のラインの各々におい
    て、水平帰線消去期間の開始に関連する水平同期信号の
    位置を、固定の擬似ランダムパターンで変化する各々の
    連続するラインごとの時間シフト量で時間シフトするス
    テップを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】第2の固定の擬似ランダムパターンによ
    り、連続する各々のラインにおける時間シフト量がさら
    に変化するステップを有することを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】ビデオフィールドにおける垂直帰線消去期
    間の開始に関連する少くともいくつかの前記ビデオフィ
    ールドにおける垂直同期信号の位置を、予め決定された
    パターンで変化する各々の連続するフィールドごとの時
    間シフト量で時間シフトするステップをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記パターンは4つの連続するビデオフィ
    ールドであり、第1のフィールドにおいて垂直同期は前
    方に時間シフトされ、第2のフィールドにおいて前記垂
    直同期は除去され、第3のフィールドにおいて垂直同期
    は後方に時間シフトされ、第4のフィールドにおいて前
    記垂直同期は除去されることを特徴とする請求項3に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】テレビジョンにおいて視覚に供される際の
    コンポジットビデオ信号を同期ウィッグルにより秘匿す
    るための装置において、 前記コンポジットビデオ信号のフィールドのビデオライ
    ンを前記フィールドの垂直帰線消去期間からカウントす
    るためのラインカウンタと、 前記フィールドの各々のラインにおける前記ラインの水
    平帰線消去期間の開始に関連して時間シフトされた水平
    同期信号の予め決定された時間シフト量の組を保持し、
    前記ラインカウンタによりカウントされた各々のライン
    に応答して前記量の組のうちの1つの量を読出すための
    メモリと、 前記ラインに初めから存在する前記水平同期信号の代り
    に、各々のビデオラインの中への挿入するために、各々
    の読み出し量に応じて新しい水平同期パルスを発生する
    ための論理回路とを有することを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】前記新しい水平同期パルスの継続時間とし
    て名目値以外の値を設定するための同期幅制御手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項5に記載の装置。
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